JPH1124789A - 携帯型の電子機器用の据置装置及びその据置装置におけるロック方法 - Google Patents

携帯型の電子機器用の据置装置及びその据置装置におけるロック方法

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JPH1124789A
JPH1124789A JP9174176A JP17417697A JPH1124789A JP H1124789 A JPH1124789 A JP H1124789A JP 9174176 A JP9174176 A JP 9174176A JP 17417697 A JP17417697 A JP 17417697A JP H1124789 A JPH1124789 A JP H1124789A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 据置装置に設定された携帯型の電子機器を使
用している際に携帯型の電子機器を据置装置から離脱し
ようとする場合に、電子機器における処理を完了した後
に安全に離脱させることができる携帯型の電子機器用の
据置装置を提供すること。 【解決手段】 携帯型の電子機器700に係合する係合
部41,42を有し、位置決めされた携帯型の電子機器
700を係合部41,42を用いて保持するための操作
手段33と、操作手段33が携帯型の電子機器700を
係合部41,42を用いて保持している状態を維持する
アクチュエータ50と、携帯型の電子機器700からの
携帯型の電子機器700の取り外しに伴う処理が完了し
たことを示す指令により、アクチュエータによる携帯型
の電子機器700の保持状態を解除する解除手段440
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型の電子機器
を係脱可能にコネクタを用いて設定することで、携帯型
の電子機器を外部機器へ電気的に接続するための据置装
置及びその据置装置におけるロック方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】携帯型の電子機器として、例えば携帯型
のコンピュータを例に挙げると、この種の携帯型のコン
ピュータは、携帯性が重視されるために、内蔵できる外
部機器装置類や通信装置類には限りがある。そしてこの
種の携帯型のコンピュータを卓上で使用する際には、例
えばプリンタケーブル、モニタケーブル、通信ケーブル
等の各種ケーブルや交流電流(AC)用のアダプタとの
接続(Docking)を個別的に行うので極めて煩雑
である。従って、操作者(オペレータ)は、携帯型コン
ピュータの能力をサポートするための拡張ユニット(E
xpansionUint)あるいはドッキングステー
ション(Docking Station)とも呼ばれ
ている携帯型コンピュータ用の据置装置を使用すること
がある。
【0003】この種の据置装置としては、特開平8−6
668号公報に開示されている。図11は、この従来の
据置装置1100及び携帯型コンピュータ1006を示
しており、据置装置1100に対して、携帯型コンピュ
ータ1006がガイド1112に沿ってスライドするこ
とで据置装置1100のコネクタ1113と携帯型コン
ピュータ1006のコネクタ間の電気的接続を行うよう
になっている。この際に携帯型コンピュータ1006は
据置装置1100の支持部1111に沿ってスライドさ
れる。携帯型コンピュータを据置装置にロックするもの
としては、特開平6−14909号公報において、携帯
型コンピュータを据置装置に連結させて施錠するキー機
構が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の据
置装置に携帯型コンピュータを設定した状態で、携帯型
コンピュータを操作者が操作している場合に、誤って携
帯型コンピュータが据置装置から外れてしまうと、携帯
型コンピュータのコネクタと据置装置のコネクタの電気
的接続が外れてしまうことから、使用中の携帯型コンピ
ュータの処理作業が突然中断してしまうという事故が生
じる。そこで本発明は上記課題を解消し、据置装置に設
定された携帯型の電子機器を使用している際に携帯型の
電子機器を据置装置から離脱しようとする場合に、電子
機器における処理を完了した後に安全に離脱させること
ができる携帯型の電子機器用の据置装置及びその据置装
置におけるロック方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、携帯型の電子機器を係脱可能に設定すること
で、携帯型の電子機器を外部機器へ電気的に接続するた
めの据置装置であり、携帯型の電子機器に係合する係合
部を有し、位置決めされた携帯型の電子機器を係合部を
用いて保持するための操作手段と、操作手段が携帯型の
電子機器を係合部を用いて保持している状態を維持する
アクチュエータと、携帯型の電子機器からの携帯型の電
子機器の取り外しに伴う処理が完了したことを示す指令
により、アクチュエータによる携帯型の電子機器の保持
状態を解除する解除手段と、を備えることを特徴とする
携帯型の電子機器用の据置装置により、達成される。
【0006】本発明では、操作手段は、携帯型の電子機
器を係合する係合部を有し位置決めされた携帯型の電子
機器を係合部を用いて保持することができる。アクチュ
エータは、操作手段が携帯型の電子機器を係合部を用い
て保持している状態を維持する。解除手段は、携帯型の
電子機器からの取り外しに伴う処理が完了したことを示
す指令によりアクチュエータによる携帯型の電子機器の
保持状態を解除する。これにより携帯型の電子機器から
の指令がないと、操作手段が携帯型の電子機器の係合部
を用いて保持している状態をアクチュエータが保持して
おり、携帯型の電子機器の処理が完了する前に電子機器
が据置装置から離脱してしまうような事故を防ぐことが
できる。
【0007】上記目的は、本発明にあっては、携帯型の
電子機器を係脱可能に設定することで、携帯型の電子機
器を外部機器へ電気的に接続するための据置装置であ
り、携帯型の電子機器に係合する係合部を有し、位置決
めされた携帯型の電子機器を係合部を用いて保持するた
めの操作手段と、操作手段が携帯型の電子機器を係合部
を用いて保持している状態を維持するアクチュエータ
と、操作者が操作手段を操作する際に生じる携帯型の電
子機器が携帯型の電子機器の取り外しに伴う処理が完了
したことを示す指令により、アクチュエータによる携帯
型の電子機器の保持状態を解除する解除手段と、を備え
ることを特徴とする携帯型の電子機器用の据置装置によ
り、達成される。
【0008】操作手段は、携帯型の電子機器を係合する
係合部を有し位置決めされた携帯型の電子機器を係合部
を用いて保持している。アクチュエータは、操作手段が
携帯型の電子機器を係合部を用いて保持している状態を
維持する。解除手段は、操作者が操作手段を操作する際
に生じる電子機器の取り外しに伴う処理が完了したこと
を示す指令により、アクチュエータによる携帯型の電子
機器の保持状態を解除する。これにより、操作者が操作
手段を操作した場合に電子機器での取り外しに伴う処理
が完了した後に、アクチュエータによる携帯型の電子機
器の保持状態を解除することができるので、突然携帯型
の電子機器が据置装置から離脱してしまい、携帯型の電
子機器の処理状況を中断してしまう事故を防ぐことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0010】図1は、本発明の携帯型の電子機器用の据
置装置1と、この据置装置1に設定される携帯型の電子
機器として、携帯型のコンピュータ700を示してい
る。携帯型のコンピュータ700は、本体2、表示手段
3、キーボード11等を有している。表示手段3は、例
えば液晶表示装置(LCD)を採用することができる。
この表示手段3は、本体2に対して開閉可能に取り付け
られている。また図1には示していないが、本体2には
ポインティング手段であるマウス等の外付け機器を設定
することもできる。
【0011】図2は、このコンピュータ700の本体2
内のシステム構成と、据置装置としてのドッキングステ
ーション1等を示している。本体2は、例えばハードデ
ィスクドライブ(HDD)85、CD−ROM(コンパ
クトディスクを利用した読出し専用メモリ)のドライブ
87、キーボード11の検出回路84、CPU(中央処
理装置)81、ROM(読出し専用メモリ)82、RA
M(ランダムアクセスメモリ)83及びコントローラ5
1a等を有している。
【0012】マウス6はコントローラ51aに接続され
ている。コントローラ51a、ROM82、RAM8
3、検出回路84、ハードディスクドライブ85、CD
−ROM88用のドライブ87は、バスBAを介してC
PU81に接続されている。CPU81は、ROM82
に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行
する。RAM83には、CPU81が各種の処理を実行
する上において必要なデータ、プログラム等が適宜記憶
されている。検出回路84は、キー11の操作を検出し
て、その検出信号をCPU81に出力する。
【0013】ハードディスクドライブ85は、CPU8
1が処理するプログラム、データ等を適宜記憶してい
る。CPU81は、例えばROM82に記憶されている
ポインタのような図形データ等を読出して、表示手段3
に出力して表示させることができる。次に、ドッキング
ステーション1について説明する。図1及び図2に示す
ドッキングステーション1は、携帯型のコンピュータ7
00用の据置装置で、携帯型のコンピュータ700が小
型故に装備可能なデバイスの大きさや個数に限りがある
点をサポートするために用いられるもので、拡張ユニッ
ト等とも呼ばれている。
【0014】ドッキングステーション1は、図2に例示
するように、コンピュータ700と、外付けの例えばフ
ロッピーディスクドライブ300、外部のキーボード3
01、ステレオマイクロフォン302、ビデオテープレ
コーダ303等のような外部機器を電気的に増設して接
続することができるものである。ドッキングステーショ
ン1は、例えば図1に示すように搭載面部31、2つの
位置決め手段32,32及び1つの操作手段33等を有
している。搭載面部31の上には、図1に示すコンピュ
ータ700が係脱可能に設定することができる。
【0015】このコンピュータ700を搭載面部31に
係脱可能に搭載する場合には、コンピュータ700を搭
載面部31に載せて、しかも矢印R方向に沿って搭載面
部31の上をコンピュータ700を移動することで、コ
ンピュータ700は据置装置1に対してコネクタ36,
35を用いて電気的に接続することができる。搭載面部
31は、ドッキングステーション1の底面31aに対し
て、好ましくは所定角度θ、例えば7.5度程度の角度
で傾斜している。このようにするのは、コンピュータ7
00を据置装置1の搭載面部31に搭載した時点で、コ
ンピュータ700の表示手段700を人間工学的に操作
者が見やすいようにするからである。
【0016】位置決め手段32,32は、コンピュータ
700の後端部705の第1部分701と第2部分70
2に対応するようにして配置されている。つまり位置決
め手段32,32はドッキングステーション1の突出部
34の左右両端位置にそれぞれ位置されており、突出部
34の中央部には、ドッキングステーション1側の例え
ばメス型のコネクタ35が配置されている。これに対し
て、コンピュータ700の後端部705の中央には、オ
ス型のコネクタ36が配置されている。オス型のコネク
タ36は、ドッキングステーション1のコネクタ35と
接続することにより、コンピュータ700とドッキング
ステーション1側を電気的に接続することができる。
【0017】位置決め手段32,32は、操作者がコン
ピュータ700を搭載面部31の端部31bに載せた状
態で、矢印R方向に移動していくと、コンピュータ70
0の後端部705が突出部34に近づいた時に、位置決
め手段32,32のガイド32a,32aが、コンピュ
ータ700の第1部分701の穴701aと第2部分7
02の穴702aにはまり込むようになっている。この
ようにすることで、コンピュータ700はドッキングス
テーション1の左右方向T方向に関して位置ずれせず、
T方向と直角の上下方向Zに関して位置ずれしないで、
コネクタ36,35の接続時の位置合わせを正確に行う
ことができる。図1と図7に示すように、ドッキングス
テーション1の端部31bの中央部には突起部31cが
上方に突出るように設けられている。突起部31cは、
断面で見てほぼT字型をしており、この突起部31c
は、コンピュータ700の本体2の底面2a側に形成さ
れた位置決め穴39にかみ合うようになっている。
【0018】図1及び図2に示す操作手段33は、1つ
の手動操作用の操作レバー40、第1係合部材41(係
合部)と、第2係合部材42(係合部)及び連結部材4
3等を有している。操作レバー40は、第1係合部材4
1と第2係合部材42をZ方向に引き戻すためのもので
ある。この操作レバー40をZ方向に移動すると、第1
係合部材41ばかりでなく、連結部材43を介して第2
係合部材42もZ方向に引き戻すことができる。尚、Z
方向はR方向と平行である。図2と図6に示すように第
1係合部材41は、コンピュータ700の本体2の底面
2aに形成された穴44に係合できるようになってい
る。同様に第2係合部材42は本体2の底面に形成され
た穴45に係合できるものである。図2では、上述した
ように本体2がコネクタ36を備え、ドッキングステー
ション1側はコネクタ35を備えている。
【0019】図3は、図1と図2に示すドッキングステ
ーション1の内部構造の一例を示す斜視図である。図3
には、連結部材43、位置決め手段32,32、搭載面
部31、ソレノイド50、部材55,55a等が示され
ている。ドッキングステーション1は、図2と図3に示
すソレノイド50とこのソレノイドに指令を与えるCP
U(中央処理装置)51を有している。このCPU51
はコネクタ35に電気的に接続されている。ソレノイド
50がオンすることで、操作レバー40は、図4に示す
ように保持位置(ホールド、ロック位置)から解除位置
(リリース位置)への移動を強制的に止める力を発揮す
る。
【0020】図4は図1と図2に示す操作手段33の操
作レバー40及び位置決め手段32、第1係合部材41
及び第2係合部材42、連結部材43、部材55,55
a等を示している。操作レバー40はホールド位置(ロ
ック位置)HPとリリース位置Pの間を、操作者が手動
でS1又はS2方向に移動させることができる。操作レ
バー40の係合部40aは、部材55の穴56にかみ合
うようになっている。操作レバー40をリリース位置P
からホールド位置HP側にS1に沿って移動すると、図
4〜図6に示すように第1係合部材41と第2係合部材
42は、連結部材43を介して同時にD1方向に持ち上
がるようになっている。
【0021】このように第1係合部材41と第2係合部
材42がD1方向に持上ると、図6(A)〜(D)に示
すように本体2の穴44,45にそれぞれはまり込む。
このはまり込んだ状態で、図4に示すソレノイド50が
オンすると、図4のソレノイド50の移動金具61が部
材55の突起57を係合してロックするので、このロッ
ク状態では部材55は、S2方向へは回転中心CPを中
心としては回転することができない。ソレノイド50の
移動金具61がU方向に突出した状態、すなわち操作レ
バー40がホールド位置HPにある場合には、部材55
はS2方向には移動できず、第1係合部材41,42
は、図6(D)のD1方向に沿って上昇位置に位置決め
された状態になる。この状態では第1係合部材41と第
2係合部材42は、図2に示す本体2の穴44,45に
それぞれはまり込んだ状態にある。操作レバー40がホ
ールド位置HPに位置された状態では、図1のコンピュ
ータ700がドッキングステーション1に対して完全に
固定されてコネクタ35,36が電気的に接続されてい
る状態では、ソレノイド50の作動により図4の部材5
5がS2方向には動けないので、第1係合部材41と第
2係合部材42は、それぞれコンピュータ700の穴4
4,45に確実にはまり込んだ状態に保持できる。従っ
てコンピュータ700は確実にドッキングステーション
1に対して固定できるものである。
【0022】ソレノイド50はこのように第1係合部材
41と第2係合部材42が動かないようにするためのア
クチュエータの役割を果たし、操作手段33が携帯型コ
ンピュータを保持している状態をロックして維持するこ
とができる。
【0023】次に、図6以降を参照して、図1及び図2
の位置決め手段32、操作手段33に関連してコンピュ
ータ700のドッキングステーション1に対する設定操
作について図6と図7を参照して説明する。図6(A)
〜図6(D)は、図1のドッキングステーション1の載
置面部31に対してコンピュータ700を載せてR方向
にスライドし、そしてコンピュータ700のコネクタ3
6とドッキングステーション1のコネクタ35を電気的
に確実に接続する手順を示している。
【0024】図6(A)と図8では、載置面部31の上
にはコンピュータ700の本体2が載せてある。このよ
うな状態ではドッキングステーション1の突出部34の
中からは、本体2側に向けて位置決め手段32,32の
ガイド32a,32aが突出した状態にある。そして第
1係合部材41と第2係合部材42は、載置面部31か
ら下側にD2の方向に退出した状態にある。図6(A)
のようにコンピュータ700の本体2を載置面部31の
上に載せた状態では、図1の突起部31cはコンピュー
タ700の本体2の底面2aに形成された位置決め穴3
9にはめ込まれる。図7は、突起部31cと本体2の底
面2aの位置決め穴39の一例を示している。位置決め
穴39は幅広部39aと幅の狭い部分39bを有してお
り、図6(A)、(B)及び(C)に示すような本体2
が載置面部31に位置されている状態では、突起部31
cは位置決め穴39の幅広部39aに位置されている
が、図6(D)のように本体2がドッキングステーショ
ン1の突出部34側に完全に位置決めしてロックして保
持された状態、すなわち完全にドッキングステーション
1に対してコンピュータ7が据え置かれた状態では、突
起部31cは幅の狭い部分39bに対して完全にはまり
込んで保持できるようになっている。
【0025】図6(A)に戻り、操作者が本体2をZ方
向に沿って載置面部31上を移動し始めると、この時に
好ましくは突起部31cが図7に示す位置決め穴39の
幅広部39aに沿ってガイドされ、図6(A)から図6
(B)に示すように本体2の穴701a,702aに対
して、突起状のガイド32a,32aがそれぞれしっか
りとはめ込まれる。このようにして、本体2は2本のガ
イド32a,32a及び載置面部31側の突起部31c
により3点でR方向に沿って載置面部31上を案内でき
ることになる。
【0026】次に、図6(C)のように、さらに操作者
が本体2をZ方向に押していくと、位置決め手段32が
図示しない付勢手段の力に抗して突出部34の中に押さ
れて入っていき、これとともに第1係合部材41、第2
係合部材42はD1方向に徐々に持ち上がる。図6
(D)のように、本体2の後端部705が突出部34の
前端面にほぼ密着した状態になると、第1係合部材41
と第2係合部材42は、本体2の穴44,45にしっか
りとはまり込む。これと同時に、図7に示す載置面部3
1側の突起部31cが本体2の位置決め穴39の幅の狭
い部分39bに完全にはまり込む。このようなことか
ら、本体2は第1係合部材41と第2係合部材42及び
突起部31cの3点でしっかりとドッキングステーショ
ン1側に位置決めして固定された状態(ロック状)を維
持することができる。逆に、図6(D)から図6(A)
に進むことで、本体2はドッキングステーション1の載
置面部31からR1方向に取り外すことが可能である。
【0027】次に、携帯型の電子機器用の据置装置にお
けるロック状態から離脱することについて説明する。図
6(A)〜(D)に示したように、本体2はドッキング
ステーション1に対して保持された状態(ロック状態)
を維持することができるが、次のような場合には携帯型
のコンピュータ700の取りはずす際に“この取りはず
しに伴なう処理”が完了するまでの間、ロックが解除さ
れないようにして、取りはずしに伴なう処理が完了した
ら本体2はドッキングステーション1から離脱すること
ができるようにする。なぜなら、このようにしないと、
コンピュータ700における処理が中断してしまうから
である。ケース(1) 操作者が携帯型のコンピュータ700に
おいてコンピュータ700の取りはずしに伴なう処理の
完了の指示を与えることで、携帯型のコンピュータ70
0からの指令により、コンピュータ700の動作に影響
を与えずに本体2をドッキングステーション1から離脱
させることで、図1のコネクタ36,35の電気的な接
続を解除する。ケース(2) コンピュータ700の操作中に、誤って
操作者が図1の操作手段33の操作レバー40に触れて
しまった場合に、コンピュータ700側の表示手段の画
面に終了処理を表示してコンピュータ700の動作を終
了処理を行った後で、コンピュータ700の動作に影響
を与えずに本体2をドッキングステーション1から離脱
させることで、コネクタ36,35の電気的接続を解除
する。
【0028】本発明における携帯型の電子機器用の据置
装置におけるロック状態の解除手段440は、図2及び
図4に示しており、この離脱手段440は、操作手段3
3、アクチュエータとしてのソレノイド50、スイッチ
77及びCPU51等から構成されている。スイッチ7
7は、例えば図4に示すように部材55の付近であっ
て、ドッキングステーション1に対して設定されてい
る。このスイッチ77は例えば図2に示すようにCPU
51に接続されている。図4の部材55がS2方向に移
動してスイッチ77をオフさせると、その信号がCPU
51に到達し、CPU51はソレノイド50の作動を解
除してソレノイド50をオフさせる。ソレノイド50が
オフすると、図4の移動金具61が部材55を保持して
いる状態を解除するので、これにより第1係合部材4
1、第2係合部材42は、連結部材43を介して、同時
にD2の方向に退出する。これにより第1係合部材41
及び第2係合部材42は、図6(D)、(C)、(B)
に示すように本体2の穴44,45から退出できる。
【0029】図9のフローチャートは、上述したケース
(1)において、操作者がコンピュータ700をドッキ
ングステーション1から取り出したいという場合を示し
ている。図9のステップST1では、例えば図1のコン
ピュータ700のキーボード11の専用キーあるいは複
数のキーを組合せて押して、操作者がドッキングステー
ション1からコンピュータ700を取り外したいという
信号を、図2のCPU81とドッキングステーション1
のCPU51に与える。これにより、ステップST2の
ようにコンピュータ700では解除処理(OS(オペレ
ーションシステム)の終了処理)が開始する。これによ
り、ドッキングステーション1のCPU51は、ソレノ
イド50をオフにして、操作者が手動で図4の操作レバ
ーをホールド位置(ロック位置ともいう)HPからリリ
ース位置Pまで移動できるようにする。(ステップST
3)操作者は図1及び図4の操作レバー40をS2の方
向に移動することで操作レバー40はホールド位置HP
からリリース位置Pに移動し、これにより図6(D)か
ら(B)に示すように第1係合部材41、第2係合部材
42を本体2の穴44,45からD2の方向に退出させ
ることができる。(ステップST4)
【0030】操作者は、コンピュータ700のドッキン
グステーション1における係合を外して、図1のR方向
とは逆のR1方向にずらすことで移動することができ
る。この場合に、人間工学上の見地から図1の操作面部
31は傾斜しているが、突起部31cが本体2の位置決
め穴39をガイドしており、しかも突起部31cが位置
決め穴39の端部に当たるので、コンピュータ700の
本体2の全体が載置面部31から滑り落ちてしまうよう
な恐れはなくなる。
【0031】次に、図10のフローチャートは、作業中
に操作者(オペレータ)が操作レバーのロックを誤って
解除した場合を示している。例えば操作者が図4の操作
レバー40に触れて操作レバー40をホールド位置HP
からリリース位置Pに誤ってわずかに動かそうとした場
合(ステップST10)である。この場合には例えば図
4のスイッチ77が部材55の少しの移動によりオフに
なるので、CPU51はスイッチ77のオフにより本体
2のCPU81に指令を伝えることで、ステップST1
0〜ステップST11に示すように、コンピュータ70
0の表示手段3の表示画面には、終了処理の表示を行
う。そしてステップST12のように操作者はコンピュ
ータ700上では終了処理を続行し、ステータST13
のようにコンピュータ700は終了モードになる。これ
によりコンピュータ700の処理が終了した後に、コン
ピュータ700はドッキングステーション1から取り外
すことができる。このようなことから操作者がコンピュ
ータ700をドッキングステーション1から取り外した
い場合やあるいは誤って操作レバーを触れてしまった場
合であっても、コンピュータ700の処理作業に大きな
影響を与えることがなくなる。
【0032】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。上述した実施の形態では、携帯型の電子機器と
していわゆる携帯型のコンピュータを例に挙げている
が、これに限らず他の種類の機器、例えば情報端末やビ
デオオーディオ装置あるいはその他の種類の電子機器を
も含むものである。図4と図5に示すように第1係合部
材41及び第2係合部材42は、連結部材43で機械的
に連結する構成となっているが、これに限らず、第1連
結部材41と第2連結部材42をそれぞれ図4に示すよ
うな操作レバー40を配置して別々に係合を解除するよ
うにしてもよい。また第1係合部材41及び第2係合部
材42の係合状態の保持を、アクチュエータとしてソレ
ノイド50を用いるばかりでなく、他の種類のアクチュ
エータを採用することも勿論可能である。また図1に示
すようにドッキングステーション1の載置面部31は底
面31aに対してθで傾斜しているが、これに限らず載
置面部31が水平状態のものも採用できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
据置装置に設定された携帯型の電子機器を使用している
際に携帯型の電子機器を据置装置から離脱しようとする
場合に、電子機器における処理を完了した後に安全に離
脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型の電子機器用の載置装置及び携
帯型の電子機器の実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の携帯型の電子機器及び据置装置の構成例
を示す図。
【図3】本発明の載置装置の内部構造の一例を示す分解
斜視図。
【図4】本発明の載置装置における操作手段、位置決め
手段及びロック状態の離脱手段の一例を上下位置を逆に
して示す斜視図。
【図5】図4に示す第1係合部材及び第2係合部材と連
結部材の一例を示す斜視図。
【図6】コンピュータの本体を載置装置に対して装着し
ようとする状態を順次示す図。
【図7】ドッキングステーションの突起部と、コンピュ
ータ側の位置決め穴の一例を示す斜視図。
【図8】第1係合部材と本体側の穴を示す斜視図。
【図9】操作者がコンピュータを取り出したいというキ
ーを押した場合のコンピュータのロック状態の解除操作
例を示すフロー図。
【図10】離脱装置に関し、操作者が作業中に操作レバ
ーのロックを誤って解除してしまった場合のコンピュー
タのロック状態の解除操作例を示すフロー図。
【図11】従来の携帯型コンピュータの据置装置を示す
斜視図。
【符号の説明】
1・・・ドッキングステーション(据置装置)、31・
・・載置面部、31c・・・突起部、32・・・位置決
め手段、33・・・操作手段、41・・・第1係合部材
(係合部)、42・・・第2係合部材(係合部)、43
・・・連結部材、50・・・ソレノイド(アクチュエー
タ)、77・・・スイッチ、440・・・解除手段、7
00・・・コンピュータ(携帯型の電子機器)、701
・・・コンピュータの第1部分、702・・・コンピュ
ータの第2部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型の電子機器を係脱可能に設定する
    ことで、携帯型の電子機器を外部機器へ電気的に接続す
    るための据置装置であり、 携帯型の電子機器に係合する係合部を有し、位置決めさ
    れた携帯型の電子機器を係合部を用いて保持するための
    操作手段と、 操作手段が携帯型の電子機器を係合部を用いて保持して
    いる状態を維持するアクチュエータと、 携帯型の電子機器からの携帯型の電子機器の取り外しに
    伴う処理が完了したことを示す指令により、アクチュエ
    ータによる携帯型の電子機器の保持状態を解除する解除
    手段と、 を備えることを特徴とする携帯型の電子機器用の据置装
    置。
  2. 【請求項2】 携帯型の電子機器は、携帯型のコンピュ
    ータである請求項1に記載の携帯型の電子機器用の据置
    装置。
  3. 【請求項3】 携帯型の電子機器を係脱可能に設定する
    ことで、携帯型の電子機器を外部機器へ電気的に接続す
    るための据置装置であり、 携帯型の電子機器に係合する係合部を有し、位置決めさ
    れた携帯型の電子機器を係合部を用いて保持するための
    操作手段と、 操作手段が携帯型の電子機器を係合部を用いて保持して
    いる状態を維持するアクチュエータと、 操作者が操作手段を操作する際に生じる、携帯型の電子
    機器が携帯型の電子機器の取り外しに伴う処理が完了し
    たことを示す指令により、アクチュエータによる携帯型
    の電子機器の保持状態を解除する解除手段と、 を備えることを特徴とする携帯型の電子機器用の据置装
    置。
  4. 【請求項4】 携帯型の電子機器は、携帯型のコンピュ
    ータである請求項3に記載の携帯型の電子機器用の据置
    装置における保持装置。
  5. 【請求項5】 携帯型の電子機器を係脱可能に設定する
    ことで、携帯型の電子機器を外部機器へ電気的に接続す
    るための据置装置において携帯型の電子機器をロックす
    る方法であり、 位置決めされた携帯型の電子機器を、操作手段により係
    合部を用いて保持し、 操作手段が携帯型の電子機器を係合部を用いて保持して
    いる状態をアクチュエータの作動により維持して、 携帯型の電子機器からの携帯型の電子機器の取り外しに
    伴う処理が完了したことを示す指令により、アクチュエ
    ータによる携帯型の電子機器の保持状態を解除する、こ
    とを特徴とする携帯型の電子機器用の据置装置における
    ロック方法。
  6. 【請求項6】 携帯型の電子機器を係脱可能に設定する
    ことで、携帯型の電子機器を外部機器へ電気的に接続す
    るための据置装置において携帯型の電子機器をロックす
    る方法であり、 位置決めされた携帯型の電子機器を、操作手段により係
    合部を用いて保持し、 操作手段が携帯型の電子機器を係合部を用いて保持して
    いる状態をアクチュエータの作動により維持して、 操作者が操作手段を操作する際に生じる、携帯型の電子
    機器が携帯型の電子機器の取り外しに伴う処理が完了し
    たことを示す指令により、携帯型の電子機器の保持状態
    を解除する、ことを特徴とする携帯型の電子機器用の据
    置装置におけるロック方法。
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