JPH11247891A - オートクラッチを備えた車両の異常発進警報装置 - Google Patents
オートクラッチを備えた車両の異常発進警報装置Info
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- JPH11247891A JPH11247891A JP10064142A JP6414298A JPH11247891A JP H11247891 A JPH11247891 A JP H11247891A JP 10064142 A JP10064142 A JP 10064142A JP 6414298 A JP6414298 A JP 6414298A JP H11247891 A JPH11247891 A JP H11247891A
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Abstract
状況検出手段の出力信号に基づきクラッチを断接するよ
う自動制御する車両において、不安全な条件下での車両
の発進を警報し得る異常発進警報装置を提供する。 【解決手段】運転状況を検出する各種検出手段の出力信
号に応じて電子制御されるアクチュエータ23により、
クラッチ1を断接する車両において、前記検出手段に含
まれるエンジン回転検出手段25、変速ギヤ位置検出手
段29並びに車速検出手段28を用い、且つ警報機構4
0を備え、前記検出手段の情報により、電子制御ユニッ
ト24がエンジン回転中であって変速ギヤが発進段以外
にあり且つ車速が0に近いと判断したとき、警報機構4
0を作動するよう構成したオートクラッチを備えた車両
の異常発進警報装置で、車両がマニュアルからオートク
ラッチに切り換えられた状態で、変速ギヤに例えば第3
速を選択し、そのまま急速に発進する等の不安全な事態
を未然に防止でき、また大きな車両抵抗によるエンジン
停止等を避けてスムーズな発進を促す。
Description
る各種検出手段の出力信号に応じて電子制御されるアク
チュエータにより、クラッチを接離する車両における異
常発進警報装置に関するものである。
作し、クラッチのみ、基本的に変速状態及び運転状態に
応じて自動的に(オートで)断接するものとし、これに
運転者の意志による、またはオート操作の不能のときの
手動(マニュアル)操作を可能とした図3に示すような
車両用オートクラッチ装置が考えられている。。
動し、一端が摩擦クラッチ1のレリーズベアリング2を
押す、クラッチレリーズフォーク3の他端に連結したス
レーブシリンダ4と、クラッチペダル5の踏み込みによ
り作動する、オイルタンク6を備えたマスタシリンダ7
との間に中間シリンダ8を配設し、その左端、右端を各
々管路9、10で前記スレーブシリンダ4及びマスタシ
リンダ7に連結するとともに、中間シリンダ8には、マ
スタシリンダ7側に両端に突起をもつ短い第1ピストン
11を、またスレーブシリンダ4側に、第1ピストン1
1と同形で長い第2ピストン12を内装して右側室8
a、左側室8bを形成し、、また中間シリンダ8には、
前記両ピストン11、12の常に中間にあるような位置
に開口して、これを管路13、14で、逆止弁15を介
してモータ16で回転する油圧ポンプ17の送油口17
aと、リリーフ弁18を介して吸入口17bへ各々連結
し、更に管路14をバイパスして設けたソレノイドバル
ブ19、19’を、管路20で中間シリンダ8の左側室
8bと接続したオイルタンク21に連結したものであ
る。なお、22はクラッチレリーズフォーク3の動きを
捉えるクラッチストローク検出手段である。そして、前
記オイルタンク21をもつ中間シリンダ8、モータ16
で回転する油圧ポンプ17、逆止弁15、リリーフ弁1
8、ソレノイドバルブ19、19’及び管路13、1
4、20によりクラッチ油圧アクチュエータ23を構成
する。
ッチ装置の制御システムを示す図であるが、図2におい
て、24はクラッチ自動制御ユニットで、該ユニットの
入力側には、前記クラッチストローク検出手段22のほ
か、エンジンENGの回転数はエンジン回転検出手段2
5、車速はトランスミッション回転センサ26、車速セ
ンサ27等の車速検出手段28、変速ギヤ位置は変速ギ
ヤ位置検出手段29、ニュートラルポジションはニュー
トラルスイッチ29’変速の意志、行動はシフトノブ3
0の把握を感知するシフトノブ把握検出手段31、クラ
ッチの自動化の意志はクラッチ自動化スイッチ32、オ
ートからマニュアルヘの切換えに使用され、足のせの検
出手段ともなるクラッチペダルスイッチ33、ブレーキ
を掛けたことはブレーキペダル34に取り付けたブレー
キ検出手段35、アクセルペダル踏んだこと及びその踏
み量はアクセルスイッチ36、アクセル開度検出手段3
6’パーキングブレーキを掛けたことはパーキングブレ
ーキ検出手段37等の各検出手段が、それぞれ接続され
ている。このほか、ドアの開きを検出する手段38も同
様に前記ユニット24の入力側に接続されている。
力側は、前記クラッチ油圧アクチュエータ23に接続さ
れるほか、各種状況を表示するインジケータランプ3
9、ブザー等の警報機構40、更にエンジンのコントロ
ーラ(図示せず)に連結されている。
放され前記摩擦クラッチ1が「接」となっている状態を
示すが、この状態から変速ギヤをニュートラルとした
上、エンジンを始動し、且つクラッチ自動化スイッチ3
2をONとし、更にシフトノブ30を握ってシフトノブ
把握検出手段31をONしつつ、変速すれば、前記モー
タ16によって油圧ポンプ17を回転し、油圧を上げて
オイルを逆止弁15を開けて管路13で中間シリンダ8
の中間室8cに送る。これによって第2ピストン12は
左側室8b側に押され、左側室8b内のオイルは管路9
でスレーブシリンダ4に送られるから、ピストン4aを
介して前記クラッチレリーズフォーク3を支点aを中心
に反時計方向へ回動し、前記レリーズベアリング2を左
へ押して摩擦クラッチ1を「断」とする。前記ピストン
4aが所定ストローク移動したことを、クラッチストロ
ーク検出手段22で検出したら、モータ16への電源を
切って油圧ポンプ17の回転を停止する。前記クラッチ
1が「接」から「断」になる過程において、油圧ポンプ
16から中間シリンダ8の中間室8cに送られるオイル
は、前記第2ピストン12を押圧した余剰分が管路14
によりソレノイドバルブ19、19’を介して管路20
でオイルタンク21に送られる。
17を停止した後、作動油の戻り速度を調節するためソ
レノイドバルブ19、19’を制御しつつ開けば、スレ
ーブシリンダ4内のオイルは、摩擦クラッチ1内のばね
による前記レリーズベアリング2、クラッチレリーズフ
ォーク3を介してのピストン4aの図3左への戻りによ
って、前記管路9内を移動し、中間シリンダ8の左側室
8bに入って、左側にあった第2ピストン12をばねと
ともに図3の位置まで右へ押し、これにより中間室8c
内のオイルは、管路14によりソレノイドバルブ19、
19’を経て管路20でオイルタンク21に戻される
が、この際、ソレノイドバルブ19、19’が例えばデ
ューティ制御されて、これにより第2ピストン12の戻
り速度が制御されつつ摩擦クラッチ1は「接」となる。
踏み込むと、マスタシリンダ7内のオイルがピストン7
aによって図3で左に押されて管路10で中間シリンダ
8の右側室8aに入って第1ピストン11を押す。これ
によって、第1ピストン11はその突起で第2ピストン
12を図で左に押し、第2ピストン12は左側室8bの
オイルを管路9で前記スレーブシリンダ4に送り、ピス
トン4aを介して前記クラッチレリーズフォーク3を支
点aを中心に反時計方向へ回動し、前記レリーズベアリ
ング2を左へ押して摩擦クラッチ1を「断」とする。前
記クラッチ1が「接」から「断」になる過程において、
中間シリンダ8の中間室8c内のオイルは、管路14に
よりソレノイドバルブ19、19’を経て管路20でオ
イルタンク21に戻される。
ダ7内のピストン7aは該シリンダ7内のばねによって
図3において右方向へ戻り、同時に、摩擦クラッチ1内
のばねによる前記レリーズベアリング2、クラッチレリ
ーズフォーク3を介してのピストン4aの戻りによっ
て、スレーブシリンダ4内のオイルは前記管路9を経て
中間シリンダ8の左側室8bに戻り、第2ピストン12
がばねの力も借りて第1ピストン11を図3で右に移動
させ、右側室8a内のオイルを管路10でマスタシリン
ダ7に戻し、これにより摩擦クラッチ1は「接」とな
る。
クラッチ自動制御ユニットを備え、前記各種の状況検出
手段の出力信号に基づきクラッチを車両の運転状況に応
じて断接するよう自動制御する車両において、該車両が
前記の如く容易にオートクラッチ化できる状況に鑑み、
不安全な条件下での車両の発進を警報し得る異常発進警
報装置を提供することを課題として、案出されたもので
ある。
の本発明オートクラッチを備えた車両の異常発進警報装
置は、運転状況を検出する各種検出手段の出力信号に応
じて電子制御されるアクチュエータにより、クラッチを
断接する車両において、前記検出手段に含まれるエンジ
ン回転検出手段、変速ギヤ位置検出手段並びに車速検出
手段を用い、且つ警報機構を備え、前記検出手段の情報
により、電子制御ユニットがエンジン回転中であって変
速ギヤが発進段以外にあり且つ車速が0に近いと判断し
たとき、前記警報機構を作動せしめるよう構成したもの
である。
2により詳細に説明する。本発明のオートクラッチを備
えた車両の異常発進警報装置では、運転状況を検出す
る、図2に示し前述した各種検出手段の出力信号に応じ
て電子制御されるクラッチ油圧アクチュエータ23によ
り、クラッチ1を断接する車両において、前記検出手段
に含まれるエンジン回転検出手段25、変速ギヤ位置検
出手段29並びに車速検出手段28を用い、且つ警報機
構40を備え、前記検出手段25、29、28の情報に
より、電子制御ユニット24が、エンジンENGが回転
中であって変速ギヤが発進段、第1速、第2速又は後進
以外にあり、且つ車速が0に近いと判断したとき、前記
警報機構40を作動せしめるよう構成したものである。
には、次のようなロジックが組込まれている。即ち図1
に示すように、ステップP1で、エンジン回転検出手段
25の出力信号によってエンジンENGが回転中である
か否かを判断し、これがYES(Y)であればステップ
P2に進んで、変速ギヤ位置検出手段29の出力信号に
て変速機TM中の変速ギヤが発進段、即ち第1速、第2
速又は後退にあるかを判断し、これがNO(N)であれ
ば、ステップP3に進む。ステップP3では車速検出手段
28の出力信号にて車速がほぼ0キロメートル/時であ
るか否かが判断され、これがYESであればステップP
4に進んで、電子制御ユニット24は警報機構40にこ
れを作動するよう出力する。なお、前記過程において、
ステップP1でNO、P2でYES、またP3でNOと判
断されたときは、すべてSTARTに戻ってステップP
1、P2、P3を繰り返す。
たオートクラッチを備えた車両で、停止中にエンジンを
始動後、これを発進させようとして変速ギヤをうっかり
第3速に変速したときは、前記ステップP1⇒P2⇒P3
⇒P4と進んで警報出力があり、警報機構40が作動し
て運転者に注意を喚起する。これによって、運転者は変
速ギヤを正規の発進段、例えば第1速に切換えれば、ス
テップP4に進まずに前記警報は停止され、車両はスム
ーズに且つ安全に発進できる。
常発進警報装置は、運転状況を検出する各種検出手段の
出力信号に応じて電子制御されるアクチュエータによ
り、クラッチを断接する車両において、前記検出手段に
含まれるエンジン回転検出手段、変速ギヤ位置検出手段
並びに車速検出手段を用い、且つ警報機構を備え、前記
検出手段の情報により、電子制御ユニットがエンジン回
転中であって変速ギヤが発進段以外にあり且つ車速が0
に近いと判断したとき、前記警報機構を作動せしめるよ
う構成したので、車両がマニュアルからオートクラッチ
に切り換えられた状態において変速ギヤに例えば第3速
を選択し、そのまま急速に発進するなどの不安全な事態
を未然に防止することができ、また大きな車両抵抗によ
るエンジン停止等を避けてスムーズな発進を促す効果も
ある。
警報装置におけるフローチャート図。
警報装置を適用すべき車両における制御システム図。
図。
ーズフォーク 4 スレーブシリンダ 5 クラッチペダル 6、
21 オイルタンク 7 マスタシリンダ 8 中間シリンダ 9、10、13、14、20 管路 11 第1ピス
トン 12 第2ピストン 15 逆止弁 16 モータ
17 油圧ポンプ 18 リリーフ弁 19、19’ ソレノイドバルブ 22 クラッチストローク検出手段 23 クラッチ
油圧アクチュエータ 24 クラッチ自動制御ユニット 25 エンジン回
転検出手段 26 トランスミッション回転センサ 27 車速セ
ンサ 28 車速検出手段 29 変速ギヤ位置検出手段 29’ ニュートラルスイッチ 30 シフトノブ 31 シフトノブ把握検出手段 32 クラッチ自動
化スイッチ 33 クラッチペダルスイッチ 34 ブレーキペダ
ル 35 ブレーキ検出手段 36 アクセルスイッチ 36’ アクセル開度検出手段 37 パーキングブ
レーキ検出手段 38 ドア開き状態検出手段 39 インジケータラ
ンプ 40 警報機構。
Claims (1)
- 【請求項1】運転状況を検出する各種検出手段の出力信
号に応じて電子制御されるアクチュエータにより、クラ
ッチを断接する車両において、前記検出手段に含まれる
エンジン回転検出手段、変速ギヤ位置検出手段並びに車
速検出手段を用い、且つ警報機構を備え、前記検出手段
の情報により、電子制御ユニットがエンジン回転中であ
って変速ギヤが発進段以外にあり且つ車速が0に近いと
判断したとき、前記警報機構を作動せしめるよう構成し
たことを特徴とするオートクラッチを備えた車両の異常
発進警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10064142A JPH11247891A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | オートクラッチを備えた車両の異常発進警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10064142A JPH11247891A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | オートクラッチを備えた車両の異常発進警報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11247891A true JPH11247891A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13249543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10064142A Pending JPH11247891A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | オートクラッチを備えた車両の異常発進警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11247891A (ja) |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10064142A patent/JPH11247891A/ja active Pending
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A521 | Written amendment |
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