JPH11246510A - 希土類錯体 - Google Patents

希土類錯体

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JPH11246510A
JPH11246510A JP7136198A JP7136198A JPH11246510A JP H11246510 A JPH11246510 A JP H11246510A JP 7136198 A JP7136198 A JP 7136198A JP 7136198 A JP7136198 A JP 7136198A JP H11246510 A JPH11246510 A JP H11246510A
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JP
Japan
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group
rare earth
complex
compound
perhalogenated
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Application number
JP7136198A
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English (en)
Inventor
Seiya Hasegawa
靖哉 長谷川
Kensaku Sogabe
健作 曽我部
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New Japan Chemical Co Ltd
Original Assignee
New Japan Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 希土類錯体、該錯体に用いる配位子、及び該
希土類錯体を含む光機能材料を提供する。 【構成】 一般式(1): 【化1】 〔式中、Mは希土類原子を示し、Xは-Rf1又は-ORf1
示し、Rf1又はRf2は同一又は異なって、水素原子を含ま
ない脂肪族基又は水素原子を含まない芳香族基を示し、
1は2又は3を示し、n2は2、3又は4を示す。〕で
表される希土類錯体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希土類錯体、該希
土類錯体を含む光機能材料及び該希土類錯体の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子材料の開発は目覚ましいが、最近オ
プトエレクトロニクス等、光機能材料の開発が多数行わ
れている。例えば、レーザー光線用電子デバイスとし
て、ネオジムを含むガラス等の無機の材料が実用化され
ているが(核融合研究、61巻、77頁、1989
年)、その製造が難しく、製造費が高いうえ、加工が困
難なため用途が限られている。溶液状態で使用できる色
素レーザーは、安価で加工及び冷却が容易であり、長時
間の連続使用が可能であるという優れた特徴を有してい
るが(オプトエレクトロニクス、9巻、11〜19ペー
ジ、1982年)、色素レーザーはレーザーの強度が弱
いため、用途は限定されている。
【0003】一方、米国特許第3562173号ではβ
−ジケトンと希土類金属とからなる錯体の溶液中での発
光方法が開示されている。しかしながら、この特許中、
ユーロピウムとβージケトンとの錯体は発光寿命が短く
発光有効性が小さい欠点がある。
【0004】一方、Nd3+に活性メチレンの水素を重水
素置換したヘキサフルオロアセチルアセトン(HFA)
を3分子配位させた錯体[NdIII(HFA)3]が、溶
液状態で発光することが知られている(S. Yanagida et
al., J. Phys. Chem., 100巻,10201ページ、
1996年)。該錯体は、β−ジケトンとユーロピウム
からなる希土類錯体と比べると発光強度は強くなってい
るが、無機の光機能材料と比べると未だ充分な発光強度
ではなく、より発光強度の強い錯体の開発が求められて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発光特性に
優れた希土類錯体、該希土類錯体を含む光機能材料、発
光方法及び希土類錯体の製造方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、希土類錯
体の発光特性につき鋭意検討の結果、特定の構造を有す
る配位子と希土類金属とからなる錯体が、文献未記載の
化合物であり、従来にない高い強度の発光特性を有する
ことを見いだし、かかる知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
【0007】即ち、本発明は、下記の希土類錯体、該希
土類錯体を含む光機能材料及び該希土類錯体の製造法に
関する。
【0008】[希土類錯体] 一般式(1)
【化4】 [式中、Mは希土類原子を示し、Xは−ORf1又は−Rf1
を示し、Rf1又はRf2は同一又は異なって、水素原子を含
まない脂肪族基又は水素原子を含まない芳香族基を示
す。n1は2又は3を示し、n2は2、3又は4を示
す。]で表される希土類錯体。
【0009】[希土類錯体の製造法] 一般式(2)
【化5】 [式中、X、Rf1、Rf2は前記に同じ。Zは、水素原子、
アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム基を
表す。]で表される化合物と希土類金属化合物とを溶媒
中で混合することを特徴とする一般式(1)
【化6】 [式中、M、X、Rf1、Rf2、n1、及びn2は前記に同
じ。]で表される希土類錯体の製造法。
【0010】[発光方法]前項の希土類錯体を溶媒に溶
解し、該溶液に光を照射し励起を行うことを特徴とする
希土類錯体の発光方法。
【0011】[光機能材料]前項の希土類錯体を含む光
機能材料。
【0012】
【発明の実施の形態】[希土類錯体]の説明 本発明の希土類錯体は一般式(1)で表されることを特
徴とする。
【0013】一般式(1)中のMで表される希土類錯体
中の希土類原子としては、La、Ce、Pr、Nd、P
m、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb、Lu等が例示され、1種若しくは2種以上を
用いることができる。なかでも、Nd、Eu、Yb及び
Tbが、発光強度の点で好ましい。
【0014】本発明に係る一般式(1)又は一般式
(2)中のXは、−ORf1又はRf1であり、又、Rf1及び
/又はRf2で表される基としては、水素原子を含まない
脂肪族基又は水素原子を含まない芳香族基であり、具体
的には水素原子を含まないC1〜C22の脂肪族基、水素
原子を含まない芳香族基が例示できる。
【0015】水素原子を含まないC1〜C22の脂肪族基
としては、C1〜C22の直鎖状パーハロゲン化アルキル
基、C3〜C22の分岐鎖状パーハロゲン化アルキル基、
3〜C22の環状パーハロゲン化アルキル基、C2〜C22
のパーハロゲン化アルケニル基及びC2〜C22のパーハ
ロゲン化アルキニル基が例示され、ハロゲン原子として
は、フッ素、塩素、臭素等が例示できる。
【0016】C1〜C22の直鎖状パーハロゲン化アルキ
ル基としては、トリクロロメチル基、トリフルオロメチ
ル基、ペンタクロロエチル基、ペンタフルオロエチル
基、ヘプタクロロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル
基、ノナクロロブチル基、ノナフルオロブチル基、ウン
デカクロロペンチル基、ウンデカフルオロペンチル基、
トリデカクロロヘキシル基、トリデカフルオロヘキシル
基、ペンタデカクロロヘプチル基、ペンタデカフルオロ
ヘプチル基、ヘプタデカクロロオクチル基、ヘプタデカ
フルオロオクチル基、ノナデカクロロノニル基、ノカデ
カフルオロノニル基、ヘンイコサクロロデシル基、ヘン
イコサフルオロデシル基、トリコサクロロウンデシル
基、トリコサフルオロウンデシル基、ペンタコサクロロ
ドデシル基、ペンタコサフルオロドデシル基、ヘプタコ
サクロロトリデシル基、ヘプタコサフルオロトリデシル
基等の各基が例示される。
【0017】C3〜C22の分岐鎖状パーハロゲン化アル
キル基としては、ヘプタクロロイソプロピル基、ヘプタ
フルオロイソプロピル基、ノナクロロイソブチル基、ノ
ナフルオロイソブチル基、ウンデカクロロイソペンチル
基、ウンデカフルオロイソペンチル基、トリデカクロロ
イソヘキシル基、トリデカフルオロイソヘキシル基、ペ
ンタデカクロロイソヘプチル基、ペンタデカフルオロイ
ソヘプチル基、ヘプタデカクロロイソオクチル基、ヘプ
タデカフルオロイソオクチル基、ノナデカクロロイソノ
ニル基、ノカデカフルオロイソノニル基、ヘンイコサク
ロロイソデシル基、ヘンイコサフルオロイソデシル基、
トリコサクロロイソウンデシル基、トリコサフルオロイ
ソウンデシル基、ペンタコサクロロイソドデシル基、ペ
ンタコサフルオロイソドデシル基、ヘプタコサクロロイ
ソトリデシル基、ヘプタコサフルオロイソトリデシル基
等の各基が例示される。
【0018】C3〜C22の環状パーハロゲン化アルキル
基としては、ペンタクロロシクロプロピル基、ペンタフ
ルオロシクロプロピル基、ペプタクロロシクロブチル
基、ヘプタフルオロシクロブチル基、ノナクロロシクロ
ペンチル基、ノナフルオロシクロペンチル基、ウンデカ
クロロシクロヘキシル基、ウンデカフルオロシクロヘキ
シル基、トリデカクロロシクロヘプチル基、トリデカフ
ルオロシクロヘプチル基、ペンタデカクロロシクロオク
チル基、ペンタデカフルオロシクロオクチル基等が例示
される。
【0019】C2〜C22のパーハロゲン化アルケニル基
としては、トリフルオロエチレン基、トリクロロエチニ
ル基、ペンタフルオロプロペニル基、ペンタクロロプロ
ペニル基、ヘプタフルオロブテニル基、ヘプタクロロブ
テニル基等の各基が例示できる。
【0020】C2〜C22のパーハロゲン化アルキニル基
としては、C2〜C22のパークロロアルキニル基、C2
22のパーフルオロアルキニル基が例示される。
【0021】又、パーハロゲン化アルキル基、パーハロ
ゲン化アルケニル基、パーハロゲン化アルキニル基等の
任意の位置のC−C単結合の間に−O−、−COO−、
−CO−を1個又は複数個介在させて、エーテル、エス
テル又はケトン構造としてもよい。
【0022】更に、パーハロゲン化アルキル基、パーハ
ロゲン化アルケニル基、パーハロゲン化アルキニル基等
の任意の位置に、水素原子を含まない基、例えば、CF
3、CCl3、NO2基、水素原子を含まない芳香族基等
の置換基を有していても差し支えない。
【0023】水素原子を含まない芳香族基としては、フ
ェニル、ナフチル、アントラニル、フェナントリル、ピ
レニル、ピリジル、チエニル、ピロリル、ピリミジニ
ル、キノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベ
ンゾピラニル、インドリル、ベンゾフラニル、イミダゾ
リル、ピラゾリル及びビフェニルなどのヘテロ原子を含
んでいてもよい芳香族基が例示され、該芳香族基の全て
の部位は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子などのハロ
ゲン原子、ニトロ基、C1〜C4のパーハロゲン化アルキ
ル基(トリフルオロメチル等)、C1〜C4のパーハロゲ
ン化アルコキシ基(トリフルオロメトキシ等)、C2
5のパーハロゲン化アルキルカルボニル基(トリフル
オロアセチル等)、C1〜C4のパーハロゲン化アルキレ
ンジオキシ基(ジフルオロメチレンジオキシ等)、C2
〜C5のパーハロゲン化アルケニル基(パーハロゲン化
ビニル等)、パーハロゲン化フェノキシ基又はC2〜C
20パーハロゲン化アルキルカルボニルオキシなどの水素
原子を含まない置換基で置換されている。
【0024】水素原子を含まない芳香族基の具体例とし
ては、パーフルオロフェニル基、パークロロフェニル
基、パーフルオロナフチル基、パークロロナフチル基、
パーフルオロアントラニル基、パークロロアントラニル
基、パーフルオロフェナントリル基、パークロロフェナ
ントリル基、パーハロゲン化2−ピリジル基などのパー
ハロゲン化芳香族基、ニトロ基、パーハロゲン化ビニル
基、トリフルオロアセチル基などの置換基を1又は2個
有するパーハロゲン化芳香族基が挙げられる。
【0025】本発明に係る一般式(1)で表される希土
類錯体中、Rf1及び/又はRf2が水素原子を含まない脂肪
族基である推奨される化合物としては、パーハロゲン化
アルキル化合物としてCn2n+1SO2NHCOCm
2m+1、CnCl2n+1SO2NHCOCm2m+1、Cn2n+1
SO2NHCOCmCl2m+1、CnCl2n+1SO2NHCO
mCl2m+1(n、m=1〜22)等の直鎖状又は分岐
鎖状のパーハロゲン化アルキル化合物のNd、Eu、Y
b及びTb錯体が例示され、水素原子を含まないアルケ
ニル基化合物としてCn2n-1SO2NHCOC
m2m-1、CnCl2n-1SO2NHCOCm2m-1、Cn
2n-1SO2NHCOCmCl2m-1、CnCl2n-1SO2NH
COCmCl2m-1(n、m=2〜22)である化合物の
Nd、Eu、Yb及びTb錯体、パーハロゲン化アルキ
ニル基化合物としてCn2n-3SO2NHCOC
m2m- 3、CnCl2n-3SO2NHCOCm2m-3、Cn
2n-3SO2NHCOCmCl2m-3、CnCl2n-3SO2NH
COCmCl2m-3(n、m=2〜22)等である化合物
のNd、Eu、Yb及びTb錯体等が例示される。
【0026】更に、Rf1及び/又はRf2がパーフルオロシ
クロアルキル基(Cn2n-1;n=3〜22)、パーク
ロロシクロアルキル基(CnCl2n-1;n=3〜22)な
どのC3〜C22ハーハロゲン化シクロアルキル基、(パ
ーフルオロシクロペンチル基、パーフルオロシクロヘキ
シル基等)、パークロロシクロアルケニル基などのC3
〜C22パーハロゲン化シクロアルケニル基である化合物
のNd、Eu、Yb及びTb錯体も推奨される化合物で
ある。
【0027】本発明に係る一般式(1)で表される希土
類錯体中、Rf1及び/又はRf2が「水素原子を含まない芳
香族基」である推奨される化合物としては、Rf1及び/
又はRf2が、パーフルオロフェニル基、パークロロフェ
ニル基、パーフルオロナフチル基、パークロロナフチル
基、パーフルオロアントラニル基、パークロロアントラ
ニル基、パーフルオロフェナントリル基、パークロロフ
ェナントリル基、パーハロゲン化2−ピリジル基などの
パーハロゲン化芳香族基を有する化合物のNd、Eu、
Yb及びTb錯体等が挙げられる。
【0028】更に、上記希土類錯体の中でもより好まし
い化合物としては、表1の組み合わせの希土類錯体が挙
げられる。
【0029】
【表1】
【0030】[希土類錯体の製造法]の説明 本発明に係る一般式(1)で表される希土類錯体は、一
般式(2)で表される化合物と、希土類金属酸化物、希
土類金属水酸化物、希土類金属アルコキシド、希土類金
属アミド及び希土類金属塩からなる群から選ばれる少な
くとも1種の希土類金属化合物を、例えば溶媒中で混合
して調製することができる。
【0031】本発明に係る一般式(2)中のZとして
は、具体的には、水素原子、ピリジン又はN(R)3(3
個のRは、互いに同一又は異なって、水素又は炭素数1
〜6のアルキル基を表す。)で表されるアミン、アルカ
リ金属、アルカリ土類金属等が例示され、Zが水素原子
以外の場合は塩を形成し、アンモニム塩、アルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩となっている。
【0032】本発明で用いる一般式(2)の化合物(X
=Rf1の場合)は、例えば特願平9−273668号に記
載の方法に従い合成できる。具体的な合成法の一例を以
下に示す。
【0033】非プロトン性溶媒中、Rf1SO2NH2(以
下、アミド成分と呼ぶ)を塩基性触媒の存在下、Rf2
OCl(以下、ハロゲン化成分と呼ぶ)とイミド化反応
させて、一般式(2)の化合物を得る。反応は、アミド
成分1モルに対し、ハロゲン化成分を1モル〜3モル程
度、塩基性触媒を1モル〜過剰量用い、−78℃から溶
媒の還流する温度下に1〜24時間イミド化反応させ
る。塩基性触媒としては、トリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、ピリジン、アルカリ金属塩又はアルカリ土類
金属塩等が用いられ、溶媒としては、THF、エーテル
等のエーテル系溶媒、DMF、DMSO、ホルムアミド
などが挙げられる。反応終了後、液-液抽出、蒸留等の
公知の手段にて精製を行い、一般式(2)で表される化
合物を得る。
【0034】本発明に係る一般式(2)で表される化合
物のX、Rf1及びRf2は前記の一般式(1)で例示したも
のと同一である。
【0035】本発明に係る一般式(1)で表される希土
類錯体中、Rf1及び/又はRf2が水素原子を含まない脂肪
族基である推奨される化合物としては、パーハロゲン化
アルキル化合物としてCn2n+1SO2NHCOCm
2m+1、CnCl2n+1SO2NHCOCm2m+1、Cn2n+1
SO2NHCOCmCl2m+1、CnCl2n+1SO2NHCO
mCl2m+1(n、m=1〜22)等の直鎖状又は分岐
鎖状のパーハロゲン化アルキル化合物及びそれらのトリ
エチルアミン塩、ピリジン塩等が例示され、パーハロゲ
ン化アルケニル化合物としてはCn2n-1SO2NHCO
m2m-1、CnCl2n -1SO2NHCOCm2m-1、Cn
2n-1SO2NHCOCmCl2m-1、CnCl2n-1SO2
HCOCmCl2m-1(n、m=2〜22)及びそれらの
トリエチルアミン塩、ピリジン塩等が例示され、パーハ
ロゲン化アルキニル化合物としてCn2n- 3SO2NHC
OCm2m-3、CnCl2n-3SO2NHCOCm2m-3、C
n2n-3SO2NHCOCmCl2m-3、CnCl2n-3SO2
NHCOCmCl2m-3(n、m=2〜22)等及びそれ
らのトリエチルアミン塩、ピリジン塩等が例示される。
【0036】更に、Rf1及び/又はRf2がパーフルオロシ
クロアルキル基(Cn2n-1;n=3〜22)、パーク
ロロシクロアルキル基(CnCl2n-1;n=3〜22)な
どのC3〜C22ハーハロゲン化シクロアルキル基、(パ
ーフルオロシクロペンチル基、パーフルオロシクロヘキ
シル基等)、パークロロシクロアルケニル基などのC3
〜C22パーハロゲン化シクロアルケニル基である化合物
も推奨される化合物として例示され、又、Rf1及び/又
はRf2がパーフルオロベンジル基、パーフルオロフェネ
チル基などのC7〜C22パーハロゲン化アラルキル基等
であっても差し支えない。
【0037】本発明に係る一般式(2)で表される化合
物中、Rf1及び/又はRf2が「水素原子を含まない芳香族
基」である推奨される化合物としては、Rf1及び/又はR
f2が、パーフルオロフェニル基、パークロロフェニル
基、パーフルオロナフチル基、パークロロナフチル基、
パーフルオロアントラニル基、パークロロアントラニル
基、パーフルオロフェナントリル基、パークロロフェナ
ントリル基、パーハロゲン化2−ピリジル基などのパー
ハロゲン化芳香族基、ニトロ基、パーハロゲン化ビニル
基、トリフルオロアセチルなどの置換基を1又は2個有
するパーハロゲン化芳香族基を有する化合物、そのトリ
エチルアミン塩、ピリジン塩等が挙げられる。
【0038】一般式(1)で表される希土類錯体の具体
的な製造方法は以下の通りである。即ち、一般式(2)
で表される化合物を溶媒に溶かし、希土類金属化合物の
水溶液(溶解する程度の水)又は粉末を加え、室温〜1
00℃の温度下、1時間〜100時間程度撹拌する。次
いで生成物を晶析或いは液-液抽出等の精製手段を行う
ことにより希土類錯体を得ることができる。更に、クロ
ロホルム、メタノール等の溶媒を用いて再結晶を行って
も差し支えない。
【0039】本発明に用いる希土類金属化合物として
は、希土類金属酸化物、希土類金属塩が例示される。希
土類金属酸化物としては、3価であるM23(Mは希土
類原子を示す。)が例示されるが、MO、M47等の他
の形態の酸化物を使用してもよい。同様に希土類金属水
酸化物としてはM(OH)n1が例示され;希土類金属ア
ルコキシドとしては、M(OR1)n(R1は、アルキル
基)が例示され;希土類金属アミドとしては、M(NR
ab3(Ra及びRbは同一又は異なって水素、アルキ
ル、フェニル)が例示され;希土類金属塩としてはMn+
(Z)n(Zは塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
ン、フッ素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、酢酸イオ
ン等のモノカルボン酸イオン、シュウ酸イオン、コハク
酸イオン、マロン酸イオンなどのジカルボン酸イオン、
クエン酸などのトリカルボン酸イオン、リン酸イオン等
の陰イオン)が例示される(n1は前記に定義された通
りである)。
【0040】希土類金属化合物の形態としては、特に限
定されず、粉末状、顆粒状、タブレット状のものを使用
することが可能である。
【0041】希土類錯体を調製するに際し用いられる希
土類金属化合物の量としては、一般式(2)で表される
化合物1当量に対し1.05〜10当量であり、好まし
くは1.05〜3当量である。
【0042】本発明の希土類錯体を製造するに際し用い
る溶媒としては、特に限定されず、いずれの溶媒でも用
いることが可能であり、具体的にはプロトン性溶媒、非
プロトン性溶媒が挙げられる。プロトン性溶媒として
は、水、メタノール、エタノール等のアルコール性溶媒
が例示され、又、非プロトン性溶媒としてはアセトン、
メチルエチルケトン等のケトン系溶媒、エーテル、テト
ラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、クロロホルム、塩
化メチレン等のハロゲン系溶媒、DMSO、DMF等の
1種若しくは2種以上が例示される。これらの溶媒の中
でもアセトン、エーテル等が推奨される。
【0043】又、用いる溶媒の量としては一般式(2)
で表される化合物と希土類金属化合物の総量(1重量部
とする)に対して1〜100重量部が例示され、好まし
くは1〜20重量部である。
【0044】上記方法により得られた希土類錯体が配位
水を含む場合、例えば該錯体のサンプルにMeODを加
え、サンプル/MeODを凍結させて真空状態に保ち、
次いで室温で24時間程度放置し、更に、メタノールを
留去して配位しているH2OをD2Oに変換する。
【0045】本発明の錯体には、配位子が2分子(n=
2)、3分子(n=3)又は4分子(n=4)配位可能
であるが、4分子配位した錯体は、少量成分であり、2
分子又は3分子の配位子が配位した錯体が主要な成分で
ある。
【0046】Rf1及び/又はRf2がパーフルオロアルケニ
ル基である一般式(1)の希土類錯体を、必要に応じてテ
トラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレンなど
の炭素数1〜20のパーフルオロオレフィンと重合させ
て高分子希土類錯体としてもよい。
【0047】[発光方法]の説明 本発明の希土類錯体の発光方法としては、一般式(1)
で表される希土類錯体を溶媒に溶解し、該溶媒に光を照
射し励起を行うことにより可能となる。
【0048】具体例としては、本発明の希土類錯体を、
濃度(0.00001〜1mol/リットル、好ましくは0.0
05〜0.5mol/リットル、より好ましくは0.01〜
0.3mol/リットル程度)、温度(−50℃〜室温)の条
件下に、溶媒に溶解、分散又は懸濁状態にて発光を行
う。
【0049】本発明に係る希土類錯体を発光させるため
に溶解させる溶媒としては、溶解可能な溶媒であれば特
に制限されず、水、ハロゲン化炭化水素、DMF、DM
SO、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、メ
タノール、エタノール等の低級アルコール系溶媒等が挙
げられ、より好ましくは、水素原子を含まない溶媒、例
えば重水素置換された溶媒、即ち、重DMSO(d−
6)、重アセトン(d−6)、重メタノール(d−
4)、重テトラヒドロフラン(d−8)、重DMF(d
−7)、更に四塩化炭素等が例示される。重水素置換さ
れた溶媒を用いた場合発光強度が強くなる傾向にある。
【0050】本発明に係る希土類錯体を発光させるため
に照射する光としては、配位する希土類金属原子によっ
ても異なるが、紫外光〜赤外光、特に紫外光〜可視光が
例示される。Nd元素の場合を例にとると585nm近
傍、532nm近傍及び800nm近傍の波長の光が好
ましい。
【0051】本発明にかかる希土類錯体は、1種もしく
は2種以上の配位子を用いて作成することが可能であ
り、さらに、錯体を形成する希土類原子は1種もしくは
2種以上の化合物を用いて差し支えない。
【0052】一方、希土類錯体のうちRf1及び/又はRf2
に芳香環を有する希土類錯体は、光が芳香環から希土類
原子へとエネルギー転移するためアルキル基又はアルケ
ニル基を側鎖に有する希土類錯体とは異なったメカニズ
ムにより発光する。
【0053】本発明の錯体を有する光機能材料の溶液
は、発光性を有する色素系化合物又はC66、C66
6Cl6などの水素を含まない芳香族化合物を加えること
もできる。
【0054】本発明の希土類錯体に発光性を有する色素
系化合物を併用する場合、その色素が希土類錯体に更に
配位することにより発光強度を増長する効果が発現する
場合があり効果的である。
【0055】色素系化合物としては、フェナントロリ
ン、ポルフィリン、クマリン、キナクリドン、キナゾリ
ン、キノリン等が例示される。
【0056】[光機能材料]の説明 本発明の錯体は、上記の如く液体状態で発光させ、液体
レーザー用の光機能材料として用いることができるが、
錯体を溶媒に懸濁させた状態或いは分散させた状態にて
発光材料として用いることも可能である。更に、ポリマ
ー中に溶融・分散させるなどの固体状態で光機能材料と
して用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】本発明の錯体は、光の発光強度が高く、
新規なレーザー材料として有用であり、CDプレーヤ
ー、光ディスク、ファクシミリ、リモコン、コピー機
器、レーザープリンター、大型ディスプレイ、医療用レ
ーザー、レーザー加工計測、印刷関連などの光機器に使
用でき、具体的には、レーザー素子、発光ダイオード、
液晶、光ファイバー、光検知器、太陽電池などへの応用
が可能である。
【0058】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づきより詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0059】19F-NMR、13C-NMRは、日本電子NMR E
X−270を用いて測定した。
【0060】吸収特性、発光特性、発光量子収率は日本
分光SS−25を用いて測定を行った。
【0061】製造例1 冷却管付きの3つ口フラスコ(100ml)中に、窒素
気流下で、THF30mlを加え、引き続き、CF3
ONH2(6.44g、57mmol)(和光純薬社
製)、及びトリエチルアミン(11.5g、114mm
ol)を溶解し、65℃にて1時間撹拌した。引き続
き、C49SO2F(17.2g、57mmol)(東
京化成社製)を滴下し、常圧下、30時間還流を行っ
た。続いて、減圧下、THFを留去したのち、残査をエ
ーテルに溶解し、イオン交換水にてエーテル層を洗浄し
た。更に、硫酸マグネシウム上でエーテルを乾燥した
後、エーテルを減圧下で留去した。引き続き、減圧蒸留
(220℃、3mmHg)することにより、淡黄色液体
状の[C49SO2NCOCF3- Et3NH+、(以
下、TBSAと略す)を(24.6g、87%収率)得
た。
【0062】IR(塗りつけ):3110、2822、
1668、1326、1236、1197、1141c
-1
【0063】19F−NMR(アセトン−d6、標準化合
物 ヘキサフルオロベンゼン、δ、ppm):−74.
20(3F)、−79.37(3F)、−112.42
(2F)、−119.23(2F)、−124.19
(2F)
【0064】1H−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):1.4(3Hx3)、3.5(2Hx3)、8.
0(NH)
【0065】13C−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):108〜124(C3F8)、141.26(C
F2)、137.46(CF2)、162.78(C
O)
【0066】 元素分析値 C12163212S:理論値(%)C:29.03、H:3.2 6、N:5.64 実測値(%)C:28.89、H:3.35、N:5.81
【0067】UV(λmax):334nm(アセトン)
【0068】製造例2 冷却管付きの3つ口フラスコ(100ml)中に、窒素
気流下で、THF30mlを加え、引き続き、C49
2F(17.2g、57mmol)(本品は、D.DesMa
rteauら、Inorganic Chem.1984年、23巻、3720〜
3723頁記載の方法にて調製)、及びトリエチルアミ
ン(11.5g、114mmol)を溶解し、室温にて
1時間撹拌した。引き続き、C37CONH2(11.
86g、57mmol)(東京化成社製)を滴下し、常
圧下、30時間室温にて撹拌を行った。続いて、減圧
下、THFを留去したのち、残査をエーテルに溶解し、
イオン交換水にてエーテル層を洗浄した。更に、硫酸マ
グネシウム上でエーテルを乾燥した後、エーテルを減圧
下で留去した。引き続き、減圧蒸留(260℃、3mm
Hg)することにより、淡黄色液体状の[C49SO2
NCOC37- Et3NH+を(22.75g、81%
収率)得た。
【0069】IR(塗りつけ):3102、2821、
1667、1325、1217、1139cm-1
【0070】19F−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):−79.29(3F、3F)、−112.50
(2F)、−115.75(2F)、−119.10
(2F)、−124.15(2F)、−124.73
(2F)
【0071】1H−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):1.4(3Hx3)、3.4(2Hx3)、7.
8(NH)
【0072】UV(λmax):334nm(アセトン)
【0073】実施例1 Nd錯体の合成 製造例1で得られたTBSA(10.2g,25.6mmol)を、硝酸ネオシ゛
ム六水和物(2.8g,6.4mmol)のアセトン溶液(20ml)に加え、室
温で3日間激しく攪拌した。続いて、減圧下アセトンを留去
した後に残渣をエーテルに溶解し、イオン交換水にてエーテル層
を洗浄した。エーテルを減圧下で留去した後、残渣にクロロホルム
・ヘキサン溶液を加えて沈殿させることにより目的の錯体(N
d(TBSA)3:青紫色固体,180mg,0.14mmol,収率2.2%)を得
た。
【0074】IR(KBr):1626(C=O)、1
317(S=O)、1234(C−F)、1202(C
−F)、1166(C−F)cm-1
【0075】19F−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):−73.67(t,3F,CF3)、−79.4
0(t,3F,CF3)、−112.86(t,2F,
CF2)、−119.49(br,2F,CF2)、−1
24.35(br,2F,CF2
【0076】13C−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):108〜127(C38)、141.15(CF
2)、137.21(CF2)、167.67(C=O)
【0077】吸光特性 0.05mol dm-3のNd(TBSA)3のDMSO-d6中での吸収スヘ゜クトルの
測定結果を図1に示す。図1に示されるように、可視か
ら近赤外領域にかけてNd3+イオンのf-f電子遷移に帰因する
吸収が見られる。
【0078】発光特性 0.05mol dm-3のNd(TBSA)3のDMSO-d6中での発光スヘ゜クトルの
測定結果を図2に示す。図2に示されるように、Nd(TBS
A)3の可視光(λ=585nm)励起時のNd3+イオンの発光スヘ゜クトルか
ら、近赤外領域におけるNd3+イオンのf-f電子遷移に帰因す
る発光が見られ、1054nmの4F3/24I11/2遷移が最も高
い発光を示した。またこの溶液の発光量子収率は6.4%
となり、現在報告されているNd3+溶液の中で最高値を示
した。
【0079】発光量子収率:6.4%
【0080】実施例2 製造例2で得られたHBSB(2.92g,4.9mmol)を、硝酸ネオシ゛ム
六水和物(0.80g,1.8mmol)のアセトン溶液(8ml)に加え、室温
で3日間激しく攪拌した。続いて、減圧下アセトンを留去し
た後に残渣をエーテルに溶解し、イオン交換水にてエーテル層を
洗浄した。エーテルを減圧下で留去した後に残渣にクロロホルム・
ヘキサン溶液を加えて沈殿させることにより目的の錯体(Nd
(HBSB)3:青紫色固体,60mg,0.04mmol,収率2.3%)を得
た。
【0081】19F−NMR(アセトン−d6、δ、pp
m):−79.13(t,3F,CF3)、−79.4
2(t,3F,CF3)、−112.88(br,2
F,CF2)、−115.58(br,2F,CF2)、
−119.93(br,2F,CF2)、−124.3
9(t,2F,CF2)、−124.62(t,2F,
CF2
【0082】発光量子収率:6.4%
【0083】実施例3 Eu錯体の合成 製造例1で得られたTBSA(6.9g,13.9mmol)を、硝酸ユーロヒ゜
ウム六水和物(2.1g,4.6mmol)のアセトン溶液(10ml)に加え、室
温で3日間激しく攪拌した。続いて、減圧下アセトンを留去
した後に残渣をエーテルに溶解し、イオン交換水にてエーテル層
を洗浄した。エーテルを減圧下で留去した後に残渣にクロロホルム
・ヘキサン溶液を加えて沈殿させることにより目的の錯体(E
u(TBSA)3:白色固体,240mg,0.18mmol,収率10.2%)を得
た。
【0084】19F−NMR(アセトン−d6、δ、pp
):−74.20(t,3F,CF3)、−79.3
1(t,3F,CF3)、−112.21(t,2F,
CF2)、−118.92(br,2F,CF2)、−1
24.11(br,2F,CF2
【0085】吸光特性:0.05mol dm-3のEu(TBSA)3のア
セトン−d6中での吸収スヘ゜クトルの測定結果を図3に示
す。
【0086】図3に示されるように、紫外から可視領域
にかけてEu3+イオンのf-f電子遷移に帰因する吸収が見ら
れ、394nmの5L67F0遷移が最も高い吸収を示した。350
nm以下の吸収は配位子による吸収である。
【0087】発光量子収率:72%
【0088】以上の結果から、本発明の錯体は、強発光
が得られることが明らかになった。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】0.05mol dm-3 のNd(TBSA)3のDMSO−d6中での
吸収スペクトルを示す図である。
【図2】0.05mol dm-3 のNd(TBSA)3のDMSO−d6中での
発光スペクトルを示す図である。
【図3】0.05mol dm-3 のEu(TBSA)3のアセトン−d6
での吸収スペクトルを示す図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [式中、Mは希土類原子を示し、Xは−ORf1又は−Rf1
    を示し、Rf1又はRf2は同一又は異なって、水素原子を含
    まない脂肪族基又は水素原子を含まない芳香族基を示
    す。n1は2又は3を示し、n2は2、3又は4を示
    す。]で表される希土類錯体。
  2. 【請求項2】 希土類原子が、Nd、Eu、Yb及びT
    bの群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記
    載の希土類錯体。
  3. 【請求項3】 Xが−Rf1であり、Rf1又はRf2が、炭素
    数1〜22のパーハロゲン化アルキル基、炭素数2〜2
    2のパーハロゲン化アルケニル基又はパーハロゲン化芳
    香族基である請求項1又は請求項2に記載の希土類錯
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの請求項に記載
    の希土類錯体を溶媒に溶解し、該溶液に光を照射し励起
    を行うことを特徴とする希土類錯体の発光方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかの請求項に記載
    の希土類錯体を含む光機能材料。
  6. 【請求項6】 一般式(2) 【化2】 [式中、X、Rf1、Rf2は前記に同じ。Zは、水素原子、
    アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム基を
    表す。]で表される化合物と希土類金属化合物とを溶媒
    中で混合することを特徴とする一般式(1) 【化3】 [式中、M、X、Rf1、Rf2、n1及びn2は前記に同
    じ。]で表される希土類錯体の製造法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007111098A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及びその製造方法
WO2007111074A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及び透明バリア性シートの製造方法
WO2007111092A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シートおよび透明バリア性シートの製造方法
WO2007111075A1 (ja) 2006-03-24 2007-10-04 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 透明バリア性シート及び透明バリア性シートの製造方法
EP2017901A1 (en) 2001-09-03 2009-01-21 Panasonic Corporation Semiconductor light emitting device, light emitting apparatus and production method for semiconductor light emitting DEV

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