JPH1124592A - 格納自在ディスプレイ装置 - Google Patents

格納自在ディスプレイ装置

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Publication number
JPH1124592A
JPH1124592A JP17269797A JP17269797A JPH1124592A JP H1124592 A JPH1124592 A JP H1124592A JP 17269797 A JP17269797 A JP 17269797A JP 17269797 A JP17269797 A JP 17269797A JP H1124592 A JPH1124592 A JP H1124592A
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JP
Japan
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display unit
display device
lock pin
stopper
retractable
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JP17269797A
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English (en)
Inventor
Kazunori Niki
一範 仁木
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納自在ディスプレイ装置の画面の大型化を
図ろうとした時、その格納引出し機構やロック機構が占
有する体積のために、充分な横幅や奥行きを確保するこ
とが困難となっていた。 【解決手段】 上記課題を解決するために、ディスプレ
イユニット11が、格納ケース13から所定量引出され
ると、ガイドレール12に設けられた引出規制孔14に
係止して引出しを規制するストッパ15を有するととも
に、所定量引出し後ディスプレイユニット11の回転起
立に連動してスライドし、ストッパ20に設けられた離
脱防止溝6に係合してこのストッパ20が引出規制孔1
4から離脱するのを防止するロックアーム17を設けた
格納自在ディスプレイ装置10を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は格納自在ディスプレ
イ装置に関し、特に液晶表示装置やプラズマディスプレ
イ装置、ELディスプレイ装置等の平面ディスプレイを
格納することができる大画面用の液晶モニタユニットを
用いた格納自在ディスプレイ装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】近年液晶モニタ等の薄型のディスプレイ
が車載用として利用されることが多くなってきている。
例えば車載用のテレビやGPSの表示装置等に用いられ
ている。また、自動車内で用いるパーソナルコンピュー
タ等も実現しはじめており、自動車等の移動体内で液晶
モニタを用いる機会が非常に多くなってきている。そし
てこの液晶モニタ等の格納自在ディスプレイ装置も開発
されてきている。これは液晶モニタ等の平面ディスプレ
イを常時自動車内等の移動体空間内で露呈しておくより
はこれを収納しておくことにより、狭い移動体内の空間
の有効利用を図ることが可能だからである。
【0004】図9に示すものは、従来の格納自在ディス
プレイ装置80の斜視図であり、例えば自動車内に取り
付ける場合には図13に示すように自動車のコンソール
部分120に取り付けられる場合が多い。図9を用いて
従来の格納自在ディスプレイ装置80を簡単に説明すれ
ば、ディスプレイユニット81は格納ケース82の中に
滑り台83を用いて格納することが可能となっている。
このディスプレイユニット81は滑り台83の略先端部
に取り付けられたディスプレイユニット固定金具84で
作動時には引出してディスプレイ86を回転起立するよ
うになっている。
【0005】このディスプレイユニットを引き出す際の
固定構造は図10に示すように滑り台83に設けられた
滑り孔85が固定金具によって係止するようになってお
り、最大限引き出された状態で固定金具によってこの滑
り台が固定され、ディスプレイユニット固定金具84に
軸支されたディスプレイユニット81を回転起立するこ
とによってディスプレイが視認可能な状態となる。ま
た、ディスプレイユニットを収納する際にはディスプレ
イユニット固定金具84で軸支されたディスプレイを元
のように水平状態に寝かせ、滑り台83を格納ケース8
2の方に押し込んでディスプレイユニットを格納ケース
82に格納するようになっている。
【0006】また、ディスプレイユニットを格納ケース
に固定するのは、引出した場合と同様に滑り孔の終端部
が固定金具にぶつかることによってそれ以上奥に押し込
むことができない状態で固定されるようになっている。
このような格納構造を断面で示すと図11のようになっ
ている。この従来例の場合には滑り台が2重構造になっ
ているため、格納ケース本体の横幅がd2+d1+d1
の幅であるにも関わらずディスプレイユニット自体が占
有することができる幅はd2のみとなっている。即ち両
側に設けられた滑り台の幅d1+d1分だけ格納ケース
の横幅が減じられることとなっている。
【0007】このように、滑り台83を用いてディスプ
レイユニットを格納引出しをするような構造において
は、固定金具87、89でもってその引出しを規制する
必要性から固定金具87、89の占有幅分さらにディス
プレイユニットが占有できる幅が小さくなる場合があ
る。また、この従来のディスプレイユニットの固定構造
を図12を用いて説明すると、ディスプレイユニット8
1が格納ケース82に格納された際、その最奥部にラッ
チ機構88が設けられており、このラッチ機構88は一
度押し込むと固定され、引き出す際には再度押し込んで
ラッチを開放する構造となっている。
【0008】しかしながらこのラッチにも一定の幅が必
要とされるため、格納ケース82の一番奥の部分で図に
示すd3の幅をラッチが占有しなければならず、この分
ディスプレイユニット81が格納ケース82内で占有す
ることができる体積が減ることになる。一方近年に於い
ては特にナビゲーションシステム等で運転者に表示しな
ければならない情報が多くなってきており、従来のディ
スプレイユニットに対していわゆるワイド画面型のディ
スプレイユニットが必要とされてきている。このような
ワイド画面型のディスプレイユニットを格納するために
は、従来のものと比べてさらに横幅が必要となるのであ
るが、従来の構造ではこの横幅が前述のように規制さ
れ、充分なワイド画面のディスプレイユニットを採用す
ることが困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように格納自在
ディスプレイ装置において、画面の大型化を図ろうとす
ればその格納引出し機構やロック機構が占有する体積の
ために、充分な横幅や奥行きを確保することが困難とな
っていた。従って車載用の格納自在ディスプレイ装置に
おいては大型画面のものを採用することができなかっ
た。特に、この種の車載用の格納自在ディスプレイ装置
については、ドイツのDIN規格が採用されており、自
ずとその幅が制限されるため、単に自動車のコンソール
等の構造を改善するだけでこれに対処することはでき
ず、画面の大型化を図るためにはこれらのロック機構や
引出し機構等を小さくしなければならないという課題が
あった。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はディスプレイユニットを、ガイドレールで
ガイドして格納ケースに水平格納し、作動時には引出し
て回転起立する格納自在ディスプレイ装置であって、前
記ディスプレイユニットが、前記格納ケースから所定量
引出されると、前記ガイドレールに設けられた引出規制
孔に係止して引出しを規制するストッパを有するととも
に、前記所定量引出し後ディスプレイユニットの回転起
立に連動してスライドし、前記ストッパに設けられた離
脱防止溝に係合してこのストッパが前記引出規制孔から
離脱するのを防止するロックアームを設けた格納自在デ
ィスプレイ装置を提供する。
【0011】また、ディスプレイユニットを、ガイドレ
ールでガイドして格納ケースに水平格納し、作動時には
引出して回転起立する格納自在ディスプレイ装置であっ
て、前記ディスプレイユニットの底板又は、蓋板上に垂
設されたロックピンと、格納位置で前記ディスプレイユ
ニットに反発付勢力を与える弾性体と、前記格納ケース
にスプリングにて弾性的に軸支され前記ロックピンを刈
り取る姿勢で回動する鎌形状の係止爪とからなり、この
係止爪は、自身を前記ロックピンに摺動させて迫り上げ
るスライド面を有し、前記ディスプレイユニットを格納
する際にはこのディスプレイユニットを押し込んで前記
ロックピンを前記係止爪に係止し、前記ディスプレイユ
ニットを引出す際にはこのディスプレイユニットを再度
押し込んで前記ロックピン上に前記スライド面を移動さ
せ前記弾性体による反発付勢力で前記係止爪を摺動させ
ながら前記ロックピン上方に迫り上げて退避し係止を解
除する格納自在ディスプレイ装置を提供する。
【0012】また、前記格納位置で前記ディスプレイユ
ニットに反発付勢力を与える弾性体は、前記ディスプレ
イユニットの両側を反発付勢する格納自在ディスプレイ
装置を提供する。また、前記スライド面は、前記係止爪
に設けられた切り欠きである格納自在ディスプレイ装置
を提供する。また、前記ディスプレイユニットは、平面
ディスプレイユニットである格納自在ディスプレイ装置
を提供する。また、前記平面ディスプレイユニットは、
ディスプレイの横縦比が16:9のワイド画面である格
納自在ディスプレイ装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1、図2及び図5は、請求項1に係
る格納自在ディスプレイ装置を説明したものである。即
ち、このディスプレイ装置10はディスプレイユニット
11をガイドレール12でガイドして格納ケース13に
水平格納し、作動時には引出して回転起立する格納自在
ディスプレイ装置10であって、前記ディスプレイユニ
ット11が前記格納ケース13から所定の量引き出され
ると前記ガイドレール12に設けられた引出し規制孔1
4に係止して引出しを規制するストッパ15を有すると
共に前記所定量引出し後ディスプレイユニット11の回
転起立に連動してスライドし、前記ストッパ15に設け
られた離脱防止孔16に係合してこのストッパ15が前
記引出し規制孔14から離脱するのを防止するロックア
ーム17を設けた格納自在ディスプレイ装置10であ
る。
【0014】このロック機構の特徴は、滑り台を必ずし
も必要としない構成であるため、格納ケース13のディ
スプレイユニット11の占有幅を充分に確保できるとい
うものである。これを示したものが図5のものである。
図5のロック機構を簡単に説明すると、ディスプレイユ
ニット11の一部を成すディスプレイ駆動回路が収めら
れた駆動回路ケース部11aの側面にこのディスプレイ
ユニット11を摺動させるガイドレール12に対して固
定機構となるストッパ15を外側に付勢して配置してい
る。そしてこのストッパ15は所定量引出されるとガイ
ドレール12に設けられた引出し規制孔14に、その付
勢力により係止するようになって引出しを規制する作用
をする。
【0015】この状態では、駆動回路ケース部11aが
ガイドレール12の先端部まできており、ディスプレイ
ユニット11のうち、ディスプレイ本体部分11bは格
納ケース13から完全に外側に飛び出るようになってい
る。そしてこの状態で運転者等がディスプレイユニット
11を作動させる場合にはこの前方に飛び出したディス
プレイ本体11bを回転起立してディスプレイを自己の
側に向けて視認しやすいようにするのであるが、この際
に前記ストッパ15の部分に設けられているロックアー
ム17がストッパ15を固定するように作用する。具体
的にはディスプレイ本体11bが起立するに連動してロ
ックアーム17がストッパ15の離脱防止孔16に係合
するようになっており、離脱防止孔16にロックアーム
17が係合することにより、ストッパ15は先程の引出
し規制孔から離脱できないようになる。
【0016】図1、図2に示すように、具体的にはスト
ッパ15とロックアーム17は共に同一平面的に配置さ
れており、両者はバネ18で結ばれており、ディスプレ
イ本体11bを起立させることにより、このバネ18の
力に逆らってストッパ15がロックアーム17に固定さ
れる一方、ディスプレイユニット11を水平状態に戻す
とこのバネ18の力によってロックアーム17が前記離
脱防止孔16から引き離されてストッパ15が前記引出
し孔14から離脱することが可能となり、この状態でデ
ィスプレイユニット格納ケース13に押し込んでやれば
このストッパ15が引出し規制孔14から離脱してディ
スプレイユニット11を格納ケース13に格納可能とな
るのである。
【0017】なお、このストッパ15及びロックアーム
17は共にディスプレイユニット本体11bに配される
が、この実施の形態の場合にはディスプレイユニット1
1のうちディスプレイ駆動回路ケース11aの底板部に
設けられたシャフト19に固定されているものである。
このようなロック機構はディスプレイユニット11の片
方のガイドレール12に対して設ければ充分であるが、
固定をさらに確実にしたい場合には、両側のガイドレー
ル12に対してこのようなロック機構を設けることも可
能である。
【0018】次に請求項2記載の発明について図面を参
照して説明する。前述のように請求項2記載の発明はデ
ィスプレイユニット11を格納自在ディスプレイ装置1
0のうち、前記ディスプレイユニット11の底板又は蓋
板上に垂設されたロックピン20と格納位置で前記ディ
スプレイユニット11に反発付勢力を与える弾性体と、
前記格納ケース13にスプリング21にて弾性的に軸支
され、前記ロックピン20を刈り取る姿勢で回動する鎌
形状の係止爪22とからなり、この係止爪22は自身を
前記ロックピン20に摺動させて迫り上げるスライド面
を有し、前記ディスプレイユニット11を格納する際に
はこのディスプレイユニット11を押し込んで前記ロッ
クピン20を前記係止爪22に係止し、前記ディスプレ
イユニット11を引出す際にはこのディスプレイユニッ
ト11を再度押し込んで前記ロックピン20上に前記ス
ライド面を移動させ前記弾性体21による反発付勢力で
前記係止爪22を摺動させながら前記ロックピン20上
方に迫り上げて退避し、係止を解除する格納自在ディス
プレイ装置10である。
【0019】この格納自在ディスプレイ装置10の特徴
は格納時におけるロック機構にある。従来のものは前述
のように、ディスプレイユニット11の最後端部と格納
ケース13との間に配置され、いわゆるラッチ作用を図
るために所定の幅を必要とするものであったが、この発
明のロック機構の場合にはロックピン20がディスプレ
イユニット11の蓋板又は底板上に垂設されたものであ
って、これに係止する係止爪22が鎌形状におものであ
るため、ディスプレイユニット11の後端部と格納ケー
ス13の間に設ける必要はなく、平らな構成を有してい
るためディスプレイユニット11の蓋板又は底板部分の
僅かの隙間に設けることが可能である点にある。このよ
うにすれば、従来ディスプレイユニット11を格納した
際に必要とされた格納ケース13最後部分でのロック機
構の占有部分がなくなるため、ディスプレイユニット1
1の格納ケース13中の占有体積を充分にとることが可
能となるという特徴を有する。
【0020】このロック機構について図をもって説明す
る。図6はこのロック機構のラッチ部分を拡大した図で
ある。このロック機構は鎌形状の係止爪22によってロ
ックピンを係止するものであるため、ロックピンの高さ
も1〜2mm程度の高さがあれば充分であって、ディス
プレイユニットの上面又は下面の一部にその程度の凹部
を設けてやってロックピンを垂設させればよい。図7に
示すように、ロックピンが係止爪22に向かって行くと
鎌形状の係止爪22の前面に沿ってロックピンが押し込
まれ、鎌形状の係止爪22は押し込まれる力によって横
方向に退避し、ロックピンが鎌形状の先端部に至ると鎌
形状のロックピンに与えられている付勢力で鎌形状のロ
ックピンを刈り取られる形で図8(a)に示すように、
ロックピンに係止される。
【0021】この鎌形状の係止爪22に与えられる付勢
力は鎌形状の係止爪22を軸支しているスプリング24
によって与えられるものである。このスプリング24に
よって鎌形状の係止爪22に与えられる力のもう一つの
特徴はスプリング24によって固定されているため、こ
の軸支部分から鎌が上下に僅かながら移動可能であると
いうことである。上下に移動可能であることがこのロッ
クを解除する際に用いられる。ロックを解除する際の作
動を図7、図8を用いて説明すると、ディスプレイユニ
ット11を再度押し込むことによってロックピン20が
前記鎌形状の係止爪22の一部に設けられているスライ
ド面23(図6)の下に移動する。このスライド面23
はロックピン20が入り込むと滑り台のようにロックピ
ン20の下面側に連なっている面であって、このディス
プレイユニット11に格納状態で反発付勢力を与える弾
性体21によってディスプレイユニット11が前方に押
し返され、その際にディスプレイユニット11の蓋板上
又は下面に設けられたロックピン20がこのスライド面
23上を摺動しながら移動し、前述のように滑り台状に
なったスライド面23を滑って行って鎌形状の係止爪2
2の裏面に至ることとなる。
【0022】このような作動により、係止爪22はロッ
クピン20から完全に外れることになり、図8(b)に
示すように、ロックが解除されてディスプレイユニット
11を引き出すことが可能となる。スライド面23を滑
る際に、鎌形状の係止爪22が滑ってロックピン20の
上方に至るのは先程述べたように鎌形状の係止爪22の
軸支部分がスプリング24にて弾性的に軸支されている
ためである。なお、本実施の形態ではこのロック機構を
格納ケース13の上面又は下面であって格納ケース13
の最奥部に設けるものを説明したが必ずしもこの部分に
設ける必要はなく、同様な構造のものであればディスプ
レイユニット11の蓋板又は底板上であって格納ケース
13のサイド部分にこれを設けることも可能である。ま
た、ロックピン20を格納ケース13に係止爪22をデ
ィスプレイユニット11に設けても良いのは言うまでも
ない。さらに係止爪22の形状は鎌にそっくりでなくと
も、これと同様に働くものであれば良い。
【0023】次に請求項3記載の発明について説明す
る。請求項3記載の発明は、前記格納位置で前記ディス
プレイユニットに反発付勢力を与える弾性体が前記ディ
スプレイユニットの両側を反発付勢する請求項2記載の
格納自在ディスプレイ装置である。これは、例えば図4
に示すような構造をしているものであって、反発付勢力
を与える弾性体21として本実施の形態ではバネを用い
ている。なお、弾性体21としてバネ以外にゴム状のも
のを用いるのも可能であり、また、必ずしも弦巻状のも
のに限らず板バネのようなものを用いることも可能であ
る。
【0024】反発付勢力を与える弾性体21をディスプ
レイユニット11の両側に配置するのはディスプレイユ
ニット11とガイドレール12の間には摺動可能とする
ため僅かな隙間があり、その僅かな隙間により多少のガ
タを生じるため、格納状態にてロックをする際、又はロ
ックを解除する際にディスプレイユニット11が平行に
反発付勢されて、確実にロックをし、又は確実にロック
を解除することができるようにしたものである。なお、
この場合弾性体21であるバネは格納自在ディスプレイ
装置10の格納ケース13に設けられているが、必ずし
もこのような実施の形態に限られるものではなく、ディ
スプレイユニット本体11bに設けている場合でも同様
な効果を有することは当然である。また、この図では先
程のロック機構を働かせるラッチはディスプレイユニッ
ト11を必ずしも中央部に配置するようにはなっていな
いが、このように中央部分から離れた場合でも確実にロ
ックをし、且つロックを解除することができるようにす
るのにこの発明は有効である。なお、このラッチをディ
スプレイユニット11の中央部でロックするようにすれ
ば、さらに確実にロック及びその解除が可能となるであ
ろう。
【0025】次に請求項4記載の発明について説明す
る。請求項4記載の発明は前記スライド面が前記係止爪
に設けられた切り欠きである請求項2に記載の格納自在
ディスプレイ装置である。先程のスライド面について再
度説明すると図6に示すようにこのスライド面23は係
止爪22に設けられるものであって、スプリング24に
て弾性的に軸支された係止爪22をロックピン20上方
に迫り上げさせてロック係止を解除するために用いられ
るものである。このようなスライド面23は丁度滑り台
のように係止爪22の裏面側から上方に昇るようにロッ
クピン20の頂上側に延在するようなものであるが、こ
れを切り欠きによって形成する場合には簡単にそのよう
な構成を実現することができる。そしてこのような切り
欠きは、前述のスプリング24を係止するために用いる
ことも可能であり、両者を兼用すればスライド面23と
して又はスプリング24の係止部として切り欠きに二つ
の作用を持たせることができ有効である。
【0026】次に請求項5記載の発明について説明す
る。請求項5記載の発明は前記ディスプレイユニットが
平面ディスプレイユニットである請求項1から4のいず
れか一に記載の格納自在ディスプレイ装置である。この
ような格納自在ディスプレイ装置としては特に平面ディ
スプレイユニットを用いる場合に有効であり、平面ディ
スプレイユニットとしては液晶ディスプレイやプラズマ
ディスプレイ、又はELディスプレイ等を用いたものが
考えられる。
【0027】次に請求項6記載の発明について説明す
る。請求項6記載の発明は前記平面ディスプレイユニッ
トのディスプレイの横縦比が16:9のワイド画面であ
る請求項1から5のいずれか一に記載の格納自在ディス
プレイ装置である。前述のように移動体内で、例えばそ
の運転者等に必要とされる情報は年々多くなっており、
特にナビゲーションシステムの発達により、一つの画面
を二つに分割して、一方には詳細図、片方には全体図と
いうような使い方がされつつあるが、このようなワイド
画面のものであっても本請求項1から5のいずれか一に
記載のディスプレイユニットを用いれば充分な余裕をも
ってディスプレイユニットの占有体積を確保することが
可能であり、このようなワイド画面のディスプレイユニ
ットに対してこれら本発明が特に有効な効果を有するも
のである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る格納
自在ディスプレイ装置においては、液晶モニタディスプ
レイの幅を従来のものに比べて充分大きく確保すること
が可能となり、また幅だけではなくその奥行も充分確保
することができるので、液晶モニタ等のディスプレイユ
ニットの体積を従来のものに比べて充分大きく確保で
き、従来と同体積の収納空間中により大きなサイズのデ
ィスプレイユニットを使用することができ、近年の車載
用の液晶モニタユニット等の大画面化の要求に答えるこ
とができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の格納自在ディスプレイ装置のストッ
パを説明した図
【図2】 本発明の格納自在ディスプレイ装置のストッ
パを説明した図
【図3】 本発明の格納自在ディスプレイ装置の格納状
態図
【図4】 本発明の格納自在ディスプレイ装置の引出し
状態図
【図5】 本発明の格納ケースのロック機構を示す図
【図6】 本発明のロック機構のラッチ部分の拡大図
【図7】 本発明のロック機構のラッチ作動図
【図8】 本発明のラッチの係止・解除状態を示す図
【図9】 従来の格納自在ディスプレイ装置の斜視図
【図10】従来のディスプレイユニットを引き出す際の
固定構造
【図11】従来のディスプレイユニットの格納構造の断
面図
【図12】従来のディスプレイユニットの固定構造を示
す図
【図13】従来のディスプレイユニットの使用状態を示
す図
【符号の説明】
10 格納自在ディスプレイ装置 11 ディスプレイユニット 12 ガイドレール 13 格納ケース 14 引出規制孔 15 ストッパ 16 離脱防止溝 17 ロックアーム 20 ロックピン 21 弾生体 22 係止爪 24 スプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイユニットを、ガイドレールで
    ガイドして格納ケースに水平格納し、作動時には引出し
    て回転起立する格納自在ディスプレイ装置であって、前
    記ディスプレイユニットが、前記格納ケースから所定量
    引出されると、前記ガイドレールに設けられた引出規制
    孔に係止して引出しを規制するストッパを有するととも
    に、前記所定量引出し後ディスプレイユニットの回転起
    立に連動してスライドし、前記ストッパに設けられた離
    脱防止溝に係合してこのストッパが前記引出規制孔から
    離脱するのを防止するロックアームを設けた格納自在デ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】ディスプレイユニットを、ガイドレールで
    ガイドして格納ケースに水平格納し、作動時には引出し
    て回転起立する格納自在ディスプレイ装置であって、前
    記ディスプレイユニットの底板又は、蓋板上に垂設され
    たロックピンと、格納位置で前記ディスプレイユニット
    に反発付勢力を与える弾性体と、前記格納ケースにスプ
    リングにて弾性的に軸支され前記ロックピンを刈り取る
    姿勢で回動する鎌形状の係止爪とからなり、この係止爪
    は、自身を前記ロックピンに摺動させて迫り上げるスラ
    イド面を有し、前記ディスプレイユニットを格納する際
    にはこのディスプレイユニットを押し込んで前記ロック
    ピンを前記係止爪に係止し、前記ディスプレイユニット
    を引出す際にはこのディスプレイユニットを再度押し込
    んで前記ロックピン上に前記スライド面を移動させ前記
    弾性体による反発付勢力で前記係止爪を摺動させながら
    前記ロックピン上方に迫り上げて退避し係止を解除する
    格納自在ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】前記格納位置で前記ディスプレイユニット
    に反発付勢力を与える弾性体は、前記ディスプレイユニ
    ットの両側を反発付勢する請求項2記載の格納自在ディ
    スプレイ装置。
  4. 【請求項4】前記スライド面は、前記係止爪に設けられ
    た切り欠きである請求項2記載の格納自在ディスプレイ
    装置。
  5. 【請求項5】前記ディスプレイユニットは、平面ディス
    プレイユニットである請求項1から4のいずれか一に記
    載の格納自在ディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】前記平面ディスプレイユニットは、ディス
    プレイの横縦比が16:9のワイド画面である請求項1
    から5のいずれか一に記載の格納自在ディスプレイ装
    置。
JP17269797A 1997-06-30 1997-06-30 格納自在ディスプレイ装置 Pending JPH1124592A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100552272B1 (ko) 2004-08-26 2006-02-21 주식회사 현대오토넷 자동차용 태엽식 팝업 모니터
JP2010128105A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Lenovo Singapore Pte Ltd 電子機器
JP2011529197A (ja) * 2008-07-24 2011-12-01 サンギュ リュ 携帯用ディスプレー装置

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