JPH11245599A - 封入積層体 - Google Patents

封入積層体

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JPH11245599A
JPH11245599A JP4754598A JP4754598A JPH11245599A JP H11245599 A JPH11245599 A JP H11245599A JP 4754598 A JP4754598 A JP 4754598A JP 4754598 A JP4754598 A JP 4754598A JP H11245599 A JPH11245599 A JP H11245599A
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JP
Japan
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laminate
thermoplastic film
film
moisture
release paper
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JP4754598A
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English (en)
Inventor
Toru Maki
徹 牧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着性、保存性、保型性、透明性を高め封入物
の移動を阻止し、見栄えよく、長期の保護をはかること
が出来る封入積層体及びその製造方法を提供することを
目的としている。 【解決手段】空気、水分に対してバリア性のある第1の
熱可塑性フィルム3と空気、水分に対してバリア性のあ
る第2の熱可塑性フィルム4との間に、封入物1と該封
入物1を十分覆う大きさのホットメルトフィルム2とを
重ねて挟み、加熱圧着をしたことを特徴とする封入積層
体としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押し花、虫、写真、プ
レートなどの封入物、ただしあまり嵩のないものである
封入物を湿度や汚染ガスに晒されるず長期間保護するこ
とが出来る封入積層体及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来、押し花などを保存しようとする場
合、ウレタン系塗料などを押し花に塗り乾燥させ台紙な
どに張ったりして保存しているが、押し花自体に塗料が
浸透し透明になり見栄えが悪いとか、溶剤を使用するた
め臭いとか衛生上の問題があった。
【0003】そこで、紙や布のような台紙の上に押し花
などの封入物を載せ、さらに粘着性フィルムを載せ離型
紙を介して間接的にアイロンで熱を加え、押圧する事に
より、封入積層体を製造していた。
【0004】また、前述の台紙の上に押し花などの封入
物を載せ、さらに粘着層を持ったカバーフィルムを載
せ、離型紙の間に挟んでローラで加熱圧着していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者、
後者ともに押し花などの封入物の部分に空気溜まりが出
来、かつうまく着かない部分が出来、さらに空気を閉じ
込めてしまい、接着性、保存性、保型性、透明性に欠け
るという問題と、さらに台紙部分やフィルム部分から酸
素他の気体や水分が侵入してくるという気体や水分に対
するバリア性が無いため封入物の保存性が悪いという問
題があった。
【0006】そこで、本発明は上記課題を解決するため
に、接着性、保存性、保型性、透明性を高め封入物の移
動を阻止し、見栄えよく、長期の保護をはかることが出
来る封入積層体及びその製造方法を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、空気、水分に対してバリア性の
ある第1の熱可塑性フィルムと空気、水分に対してバリ
ア性のある第2の熱可塑性フィルムとの間に、封入物と
該封入物を十分覆う大きさのホットメルトフィルムとを
重ねて挟み、加熱圧着をしたことを特徴とする封入積層
体としている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記ホットメルトフィルムは、前記第1の熱可塑性
フィルムと前記第2の熱可塑性フィルムと同じ大きさで
あることを特徴とする封入積層体としている。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1におい
て、前記第1の熱可塑性フィルムと前記第2の熱可塑性
フィルムとの少なくともいずれかには、その外表面とな
る表面に粘着剤層が形成されていることを特徴とする封
入積層体としている。
【0010】また、請求項4の発明は、空気、水分に対
してバリア性のある第1の熱可塑性フィルムと空気、水
分に対してバリア性のある第2の熱可塑性フィルムとの
間に、封入物と該封入物を十分覆う大きさのホットメル
トフィルムとを重ねて挟み、この全体を離型紙に挟み、
加熱圧着をすることを特徴とする封入積層体の製造方法
としている。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4におい
て、前記離型紙は、一枚のものを二つ折りにしてその間
に前記全体を挟み、前記離型紙の折り目側から前記ロー
ラに通して加熱圧着することを特徴とする封入積層体の
製造方法としている。
【0012】さらに、請求項6の発明は、請求項4にお
いて、前記封入物に対して前記ホットメルト側の前記離
型紙の外側にスポンジシートを置き、アイロンで加熱圧
着をしたことを特徴とする封入積層体の製造方法として
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる封入積層
体及びこの封入積層体の製造方法の一実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1には積層され加熱圧着された封入積層
体の一形態が示されている。図中、1は押し花、虫、写
真、プレートなど、嵩のないものの封入物である。これ
ら封入物1は、記念、保存を望むもので封入されて栞、
名詞、標本などにされる。
【0015】ホットメルトフィルム2は、封入物1を十
分覆う大きさであり、熱を加えると溶融し封入物1など
の周りや隙間に入り込み密着する。ここでは、150ミ
クロンメータ〜250ミクロンメータの厚みで、80℃
で溶融するものである。
【0016】押し花である封入物1とこれを覆うに十分
なホットメルトフィルム2とは、空気、水分に対してバ
リア性のある第1の熱可塑性フィルム3と、同じく空
気、水分に対してバリア性のある第2の熱可塑性フィル
ム4との間に重ねて挟まれ、加熱によりホットメルトフ
ィルム2が溶融し圧力を加えられて圧着されている。こ
のようにして、封入積層体が形成されている。なお、ホ
ットメルトフィルム2は、後述する熱可塑性フィルム
3,4と同じ大きさであっても良いことは勿論である。
【0017】また、第1の熱可塑性フィルム3と第2の
熱可塑性フィルム4の少なくともいずれかには、その外
表面となる表面に粘着剤層5が形成されており、さらに
その外表面になる表面に剥離紙6が設けられている。封
入積層体は、これらのフィイルム等の全体7を一体にし
てもよく、粘着剤層5及び剥離紙6が少なくともいずれ
かの熱可塑性フィルム3,4の表面に設けられるように
してもよい。さらに、加熱圧着時には剥離紙6を有した
粘着剤層5を着けずに、必要があるときに着けて剥離紙
6を剥がして目的のところに貼っても良い。
【0018】熱可塑性フィルム3,4は、たとえばポリ
エチレンPE、ポリプロピレンPPなどであるが、接着
性等を考慮すると同種のものを使うことが望ましい。
【0019】次に、この封入積層体の製造方法について
説明する。
【0020】まず、封入物1を何にするか選択がなされ
る。嵩のあるものは、ホットメルトフィルム2の溶融量
もさることながら、熱可塑性フィルム3,4の追従性も
厳しくなり、好ましくはない。
【0021】封入物1に応じたホットメルトフィルム2
及び熱可塑性フィルム3,4を選択し、たとえば図2に
示すように、第2の熱可塑性フィルム4上に封入物1で
ある押し花を置き、その上方に封入物1を十分に覆う、
ここでは熱可塑性フィルム3,4と同じ大きさのホット
メルトフィルム2を置く。そしてその上方に第1の熱可
塑性フィルム3を置き、すなわち、第1の熱可塑性フィ
ルム3と第2の熱可塑性フィルム4との間に、封入物1
と封入物1を十分に覆う大きさのホットメルトフィルム
2とを重ねて挟む。
【0022】この挟まれた全体7を十分大きな離型紙8
を二つ折りにした間に挟む。そして、例えばラミネータ
に組み込まれているような図3に示すようなローラ9間
に、離型紙8の折り目8a側から通す。ローラ9の少な
くともいずれか一方には図示しないヒータなどの加熱手
段で加熱されており、かつ駆動されている。
【0023】このローラ9を通過するに従って、ホット
メルトフィルム2は溶融しつつ熱可塑性フィルム3,4
間に取り込んでいる空気を追い出しながら移動していく
と共にこれらを加熱圧着していき封入積層体を製造す
る。
【0024】またローラ9を使用しない場合は、図示し
ないポータブルなあるいは固定のアイロンで加熱圧着す
るがこの場合には、図2で示す離型紙8の外側で封入物
1に対してホットメルト2側にウレタンなどを発泡させ
たスポンジシートを置き、その上側からアイロンで押圧
加熱する。このような方法で封入積層体を製造する。
【0025】
【効果】以上説明したように、この発明は、接着性、保
存性、保型性、透明性を高め封入物の移動を阻止し、見
栄えよく、長期の保護をはかることが出来る封入積層体
及びその製造方法を提供することができる。
【0026】また、請求項2の発明は、表面に比較的に
段差が出来にくい。
【0027】また、請求項3の発明は、粘着剤層を設け
ることにより容易に台紙や所望のところに貼ることが出
来る。
【0028】また、請求項5の発明は、空気の混入が少
なく且つ均一に加圧されるため比較的平らな封入積層体
が得られる。
【0029】さらに、簡便に行えると共に、スポンジシ
ートによって封入物の周囲にホットメルトフィルムのよ
う溶融物が入り込み封入物の形状をしっかり保つことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる封入積層体の断面図である。
【図2】図1に示した封入積層体を製造するために用い
られる部材の一部である。
【図3】図1に示した封入積層体の製造方法の一例を示
す装置である。
【符号の説明】
1…封入物 2…ホットメルトフィルム 3…第1の熱可塑性フィルム 4…第2の熱可塑性フィルム 5…粘着剤層 6…剥離紙 7…全体 8…離型紙 9…ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気、水分に対してバリア性のある第1
    の熱可塑性フィルムと空気、水分に対してバリア性のあ
    る第2の熱可塑性フィルムとの間に、封入物と該封入物
    を十分覆う大きさのホットメルトフィルムとを重ねて挟
    み、加熱圧着をしたことを特徴とする封入積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ホットメルトフ
    ィルムは、前記第1の熱可塑性フィルムと前記第2の熱
    可塑性フィルムと同じ大きさであることを特徴とする封
    入積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1の熱可塑性
    フィルムと前記第2の熱可塑性フィルムとの少なくとも
    いずれかには、その外表面となる表面に粘着剤層が形成
    されていることを特徴とする封入積層体。
  4. 【請求項4】 空気、水分に対してバリア性のある第1
    の熱可塑性フィルムと空気、水分に対してバリア性のあ
    る第2の熱可塑性フィルムとの間に、封入物と該封入物
    を十分覆う大きさのホットメルトフィルムとを重ねて挟
    み、この全体を離型紙に挟み、加熱圧着をすることを特
    徴とする封入積層体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記離型紙は、一枚
    のものを二つ折りにしてその間に前記全体を挟み、前記
    離型紙の折り目側からローラに通して前記第1及び第2
    の熱可塑性フィルム間の空気を抜きつつ加熱圧着するこ
    とを特徴とする封入積層体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記封入物に対して
    前記ホットメルト側の前記離型紙の外側にスポンジシー
    トを置き、アイロンで加熱圧着をしたことを特徴とする
    封入積層体の製造方法。
JP4754598A 1998-02-27 1998-02-27 封入積層体 Pending JPH11245599A (ja)

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JP4754598A JPH11245599A (ja) 1998-02-27 1998-02-27 封入積層体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001199196A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Akihiro Tomota 誕生の記念物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001199196A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Akihiro Tomota 誕生の記念物

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