JPH11245315A - 段ボール紙管の製造方法および装置 - Google Patents

段ボール紙管の製造方法および装置

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JPH11245315A
JPH11245315A JP4664698A JP4664698A JPH11245315A JP H11245315 A JPH11245315 A JP H11245315A JP 4664698 A JP4664698 A JP 4664698A JP 4664698 A JP4664698 A JP 4664698A JP H11245315 A JPH11245315 A JP H11245315A
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JP
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corrugated
sided
base paper
cardboard
roll
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Hisashi Yoshii
久史 吉井
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Daizen KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産性の高い段ボール紙管の製造方法および装
置を提供する。 【解決手段】各原紙ロール10A,10Bから片面段ボ
ール2を形成し、その片面段ボール2を一旦ロール状に
することなく、そのまま巻回して円筒形の段ボール紙管
1Aを形成する。したがって、従来の波形板を含む片面
段ボールのロールは高さが高く巻き径に対して長さが短
いのに対して、原紙ロール10Aは平坦で巻き径に対し
て長さが長いから、従来のように片面段ボールのロール
の交換を頻繁に行う必要がなくなり、生産性を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面段ボールを素
材として利用した段ボール紙管の製造方法および装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、軽量でありながら、圧縮強度
や曲げ剛性等に優れた荷重受部材として、波形板の片面
にライナを固着した長尺の片面段ボールを円筒形に巻い
て片面段ボール層を形成し、この片面段ボール層を径方
向に積層させてなる段ボール紙管が知られている(特願
平6−143833号)。
【0003】この段ボール紙管を製造する場合、まず、
波形板の材料となる原紙を巻いた原紙ロールから原紙を
一対の歯付きロールに送り、原紙をこれら歯付きロール
で挟んで、その歯形状により波形を付けて波形板を形成
する。この波形板の表面に糊を付着させ、この波形板と
他の原紙ロールから送られた各ライナとを移送しなが
ら、波形板の表面にライナを圧接させ貼り付けて片面段
ボールを形成する。そして、この片面段ボールを巻き取
って、片面段ボールのロールを形成する。
【0004】つぎに、上記片面段ボールのロールから片
面段ボールを引き出して、回転のこ刃のようなスリット
切断手段により、その長手方向に対して直交する方向に
所定の間隔で切り離し、複数の細幅にした状態で、再び
巻き取って、複数の細幅の片面段ボールのロールを形成
する。そして、段ボール紙管成形機において、この複数
の細幅の片面段ボールのロールの送り速度を、片面段ボ
ールの巻き径に応じてそれぞれ変えた状態で、複数の片
面段ボールを一部重合した状態で一斉に巻回することに
より、円筒形の片面段ボール層を径方向に複数層重ねた
段ボール紙管を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記段ボール
紙管成形機においては、片面段ボールのロールを用いて
おり、このロールは、片面段ボールが波形板を含むこと
からその高さが高くなって、ロールの巻き径に対して片
面段ボールの長さが短くなる。一方、片面段ボールのロ
ールの巻き径には一定の制限があることから、例えば、
1つのロールに巻ける片面段ボールの長さは100〜1
50m程度となる。したがって、従来の段ボール紙管製
造においては、この片面段ボールのロールを頻繁に交換
する必要が生じ、生産効率が低下するという問題があっ
た。
【0006】この発明は上記問題点を解決して、生産性
の高い段ボール紙管の製造方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一構成によれば、まず、波形板およびライ
ナの材料となる原紙を巻回してなる第1および第2の原
紙ロールを用意しておく。前記第1の原紙ロールから引
き出される原紙の長手方向に対してその軸方向を直交さ
せて一対の歯付きロールを配置し、前記原紙を前記一対
の歯付きロールで挟んだ状態でその回転により通過さ
せ、その歯形状により波形を付けて波形板を形成したの
ち、この波形板の表面に糊を付着させ、これに前記第2
の原紙ロールから送られた原紙からなるライナを貼り付
け固着させて片面段ボールを形成する。この片面段ボー
ルを、その表面に糊を付着させたのち、螺旋状に巻回し
て円筒形の片面段ボール層を形成し、この片面段ボール
層を、径方向に複数層重ねてなる段ボール紙管を成型す
る。
【0008】上記構成によれば、各原紙ロールから片面
段ボールを形成し、その片面段ボールを一旦ロール状に
することなく、そのまま巻回して円筒形の段ボール紙管
を形成する。したがって、従来の波形板を含む片面段ボ
ールのロールは高さが高く巻き径に対して長さが短いの
に対して、原紙ロールは平坦で巻き径に対して長さが長
いから、従来のように片面段ボールのロールの交換を頻
繁に行う必要がなくなり、生産性を向上させることがで
きる。
【0009】本発明の他の構成によれば、まず、前記波
形板およびライナの材料となる原紙を、それぞれその長
手方向に対して直交する幅方向に所定の間隔で切り離
し、複数の細幅にした状態で巻回してなる第1および第
2の原紙ロールを用意しておく。それぞれ軸方向に複数
の相異なる径の歯付きロール片をもち、前記第1の原紙
ロールから引き出される各原紙の長手方向に対してその
軸方向を直交させて配置された一対の段付きロールを有
し、これら段付きロールの間で各原紙を挟んだ状態でそ
の回転により通過させ、前記各ロール片の歯形状により
波形を付けて複数の波形板を形成するとともに、前記段
付きロールにより形成された各波形板の表面に糊を付着
させたのち、これらに前記第2の原紙ロールから送られ
た各原紙からなるライナを貼り付け固着させて、複数の
片面段ボールを形成する。これらの片面段ボールを、そ
の表面に糊を付着させたのち、軸方向にずらせて一部分
重合させた状態で螺旋状に巻回することにより、円筒形
の片面段ボール層を径方向に複数層重ねてなる段ボール
紙管を成型する。
【0010】上記構成によれば、各原紙ロールから複数
の片面段ボールを形成し、これらの片面段ボールを一旦
ロール状にすることなく、そのまま一斉に巻回して円筒
形の段ボール紙管を形成する。したがって、上記と同様
に、従来のように片面段ボールのロールの交換を頻繁に
行う必要がなくなるとともに、複数の片面段ボールを一
斉に巻回して段ボール紙管を形成するので、さらに、生
産性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態である
段ボール紙管の製造装置を示す斜視図である。本装置
は、波形板2aの片面にライナ(平坦な紙材)2bを固
着した長尺の片面段ボール2(図4(B))を、図2の
ように、螺旋状に巻回して全体が円筒形になっている段
ボール紙管1Aを製造するものである。円筒形に形成さ
れた片面段ボール層3n は、例えば、図4(A)に示す
ように、6層形成され、この6層の片面段ボール層3n
(n=1〜6)が径方向に互いに固着されて積層されて
いる。その一番内側の片面段ボール層31 の内側表面お
よび外側表面に補強材4,5が固着されている。
【0012】図1のように、本装置は、上記波形板2a
およびライナ2bの材料となる原紙Pを、それぞれその
長手方向Xに対して直交する幅方向に所定の間隔で切り
離し、複数の細幅、例えば6つの細幅にした状態で巻回
してなる第1および第2の原紙ロール10A,10B
と、片面段ボール2を形成する片面段ボール形成装置2
0と、片面段ボール2の波形板2a側の表面に糊を付着
させる第1の糊付け機30と、段ボール紙管1Aを成型
する段ボール紙管成型機40とを備えている。上記第1
および第2の原紙ロール10A,10Bは、平坦な紙材
からなり、例えば2500〜3500mの長さの各原紙
Pを巻回している。第1の原紙ロール10Aの原紙に
は、例えば強化中芯用原紙が用いられる。
【0013】上記片面段ボール形成装置20は、上記波
形板2aを形成する一対の段付きロール17A,17B
と、上記第2の原紙ロール10Bからの各原紙Pからな
る6つのライナ2bを送る段付き駆動ロール18とを備
えている。上記一対の段付きロール17A,17Bの一
方17Aは、段付き駆動ロールであり、他方17Bは段
付き従動ロール17Bであり、互いにかみ合っている。
各ロール17A,17Bはそれぞれ軸方向に階段状に径
が異なる6つの歯付きロール片を有し、最大径のロール
片と最小径のロール片とがかみ合うように、互いに逆向
きに配置されている。上記一対の段付きロール17A,
17Bの軸方向は、第1の原紙ロール10Aからの各原
紙Pの長手方向Xに対して直交する方向に設定されてお
り、これら一対の段付きロール17A,17Bの間で各
原紙Pを挟んだ状態でその回転により通過させて、上記
各ロール片の歯形状により波形を付けて6つの細幅の波
形板2aを形成する。また、上記段付き駆動ロール18
は、軸方向に階段状に径が異なる6つのロール片を有
し、上記段付き駆動ロール17Aと同じ向きであって、
各ロール片同士が相対向するように配置されている。上
記段付き駆動ロール17Aおよび段付き駆動ロール18
は、図示しない制御手段により同期制御されて、駆動用
モータにより回転駆動する。
【0014】また、片面段ボール形成装置20は、第2
の糊付け機19と圧着機21を備えている。上記糊付け
機19は、糊aを装填したタンク12と、糊aを波形板
2aに付ける糊付けロール13と、糊付けロール13に
付着した余剰分の糊aを取り除くドクターロール14と
を備えており、上記一対の段付きロール17A,17B
により形成した各波形板2aの表面に、糊付けロール1
3により糊aを付着させる。上記圧着機21は、第2の
原紙ロール10Bから送られた各ライナ2bと、上記糊
aを付けられた各波形板2aとを移送しながら、ヒータ
で加熱しつつ波形板2aの表面にライナ2bを圧接させ
て貼り付け、6つの細幅の片面段ボール2(21
6 )を形成する。
【0015】図3に、二点鎖線で示す切断線2cに沿っ
て6つの細幅に切り離されている片面段ボール2を示
す。上記長尺の片面段ボール2は、波形板2aの稜線2
dに直交する方向Xに長手方向が設定されている。片面
段ボール2は、その稜線2dに直交する断面は波形であ
るから断面2次モーメントが大きいので、稜線2dの方
向に沿って曲げるのは困難であるが、稜線2dに沿った
断面の2次モーメントは小さいので、稜線2dに直交す
る長手方向Xに沿って曲げるのは容易である。したがっ
て、図2(A)のように、上記稜線2dに直交する長手
方向Xに沿って、波形板2aが径方向の内側に、ライナ
2bが径方向の外側にそれぞれ位置するように、曲がり
ながら螺旋状に巻回して、円筒形の片面段ボール層3n
を形成することができる。
【0016】上記片面段ボール2は、図1のフリーロー
ルである下段の段付き送りロール27と上段の段付き送
りロール28を介して、第1の糊付け機30に送られ
る。これらの段付き送りロール27,28も、上記と同
様に、軸方向に階段状に径が異なる複数のロール片を有
している。また、上記原紙ロール10A,10Bとは別
に、補強材4,5を巻回した補強材ロール8,9が配置
されており、補強材4は第1の糊付け機30で糊付けさ
れることなく、各片面段ボール2の巻回に先立って固定
軸7に巻回され、補強材5は、第1の糊付け機30によ
り糊付けされた後、巻回された各片面段ボール2の上か
ら巻回される。これら補強材4,5は、例えばライナ2
bと同種の紙材からなるシートを複数枚重ねたものであ
る。
【0017】上記第1の糊付け機30は、上記第2の糊
付け機19と同様の構成を有しており、これら各片面段
ボール2の波形板2a側の表面および外周側の補強材5
の表面に糊を付着させる。内周側の補強材4、糊付けさ
れた6つの片面段ボール2(21 〜26 )および外周側
の補強材5は、図示しないオーバーラップ装置により、
中央方向に寄せ集められ、図5のように、巻きピッチP
と所定のピッチ(例えば半ピッチ1/2P)だけ軸方向
にずらせて、互いに一部分重合するように並べられる。
【0018】上記段ボール紙管成型機40は、公知のた
すき掛けベルト(図示せず)の回転駆動によって、上記
並べられた補強材4,各片面段ボール2および補強材5
を、この順序で固定軸7に対してR方向に円筒形に巻き
付けて無端の段ボール紙管原材を形成するとともに、形
成された段ボール紙管原材を順次軸方向Yに移動させ
る。
【0019】この段ボール紙管成型機40は、上記ベル
トの回転駆動により、上記片面段ボール2および補強材
4,5を引き出し、波形板2aの稜線に直交する方向に
沿って曲げながら螺旋状に固定軸7に巻回して、図2に
示す円筒形の片面段ボール層3n を形成し、この片面段
ボール層3n を、径方向に複数層重ねてなる段ボール紙
管原材を成型する。この段ボール紙管原材を適宜の長さ
に切断して段ボール紙管1Aを得る。上述した図1の段
付きロール17A,17B、段付き駆動ロール18、お
よび段付き送りロール27,28の各ロール片の径は、
上記各片面段ボール2および補強材4,5がそれぞれ固
定軸7に巻き付ける径に応じて、つまりベルトによる各
片面段ボール2および補強材4,5のそれぞれの引き出
し速度に応じて設定されているので、第1および第2の
原紙ロール10A,10Bから送られる各原紙Pによ
り、連続的に段ボール紙管1Aが成型される。
【0020】つぎに、本装置の動作を説明する。まず、
図1のように、上記波形板2aの材料となる原紙Pは、
その長手方向Xに対して直交する幅方向に所定の間隔で
切り離され、例えば6つの細幅にされた状態で、第1の
原紙ロール10Aから、それぞれ軸方向に階段状に径が
異なる6つの歯付きロール片をもつ一対の段付きロール
17A,17Bへ送られる。
【0021】上記一対の段付きロール17A,17B
は、第1の原紙ロール10Aからの各原紙Pの長手方向
Xに対してその軸方向を直交させて配置されており、各
原紙Pはこの段付きロール17A,17Bで挟まれ、そ
の駆動用モータによる回転によってこの間を通過するこ
とにより、各ロール片の歯形状により波形が付けられ、
6つの波形板2aとなって送り出される。
【0022】この段付きロール17A,17Bから送り
出された各波形板2aの表面に、第2の糊付け機19に
より糊を付着させたのち、圧着機21により、これらに
第2の原紙ロール10Bから送られた各原紙Pからなる
6つのライナ2bを貼り付け固着させて、6つの細幅の
片面段ボール2(21 〜26 )が形成される(図3)。
以下、上述のとおり、各片面段ボール2および補強材5
が第1の糊付け機30で糊付けされた後、段ボール紙管
成型機40により、補強材4,各片面段ボール2および
補強材5が順次固定軸7に巻回されて段ボール紙管原材
が成型され、この段ボール紙管原材を適宜の長さに切断
して段ボール紙管1Aが得られる。
【0023】図2のように、上記段ボール紙管1Aは、
図示しない荷物の荷重を軸線方向Sに受ける。段ボール
紙管1Aは、長尺の片面段ボール2を螺旋状に巻回する
とともに、巻回された円筒形の片面段ボール層3n を互
いに固着して積層しているので、円筒形の軸線方向Sに
おける圧縮強度および断面2次モーメントや曲げ剛性が
従来よりも格段に大きくなっている。このように、片面
段ボール2の機械的性質を有効に利用しているので、段
ボール紙管1Aは、軽量で且つ強度の大きなものになっ
ている。この段ボール紙管1Aは、例えば上下2枚の平
板の間に複数介装して、荷物運搬用のパレットを作るの
に用いられる。
【0024】こうして、本発明は、各原紙ロール10
A,10Bから片面段ボール2を形成し、その片面段ボ
ール2を一旦ロール状にすることなく、そのまま巻回し
て円筒形の段ボール紙管1Aを形成する。したがって、
従来用いられた波形板を含む片面段ボールのロールは巻
き径に対して長さが100〜150mと短いのに対し
て、本発明に用いた平坦な原紙Pを巻回した原紙ロール
10Aは巻き径に対して長さが2500〜3500mと
長いので、従来のように、片面段ボールのロールの交換
を頻繁に行う必要がなくなり、装置の運転効率を上げる
ことができるので、生産性を向上させることができる。
しかも、複数の片面段ボール2を一斉に巻回して段ボー
ル紙管1Aを形成するので、さらに、生産性を向上させ
ることができる。
【0025】なお、この実施形態では、片面段ボール2
の製造および搬送に、段付きロールを用いているが、段
のない多数のロールを用いてもよく、この場合、各ロー
ルは互いに切り離されたものであり、波状板2aの形成
およびライナ2bの送りに用いられる各ロールは、片面
段ボール2の巻き径に応じて、その回転速度をそれぞれ
異ならせる必要がある。
【0026】なお、この実施形態では、複数の片面段ボ
ール2を巻いて段ボール紙管1Aを成型しているが、単
一の片面段ボールを巻いて成型するようにしてもよい。
この場合、各原紙ロール10A,10Bに巻回されてい
る原紙Pは複数の細幅に切り離されていないものであ
り、また、片面段ボール2の製造および搬送に用いられ
る各ロールは段のないロールが用いられる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の一構成によれ
ば、各原紙ロールから片面段ボールを形成し、その片面
段ボールを一旦ロール状にすることなく、そのまま巻回
して円筒形の段ボール紙管を形成する。したがって、従
来の波形板を含む片面段ボールのロールは高さが高く巻
き径に対して長さが短いのに対して、原紙ロールは平坦
で巻き径に対して長さが長いから、従来のように片面段
ボールのロールの交換を頻繁に行う必要がなくなり、生
産性を向上させることができる。
【0028】本発明の他の構成によれば、各原紙ロール
から複数の片面段ボールを形成し、これらの片面段ボー
ルを一旦ロール状にすることなく、そのまま一斉に巻回
して円筒形の段ボール紙管を形成する。したがって、上
記と同様に、従来のように片面段ボールのロールの交換
を頻繁に行う必要がなくなるとともに、複数の片面段ボ
ールを一斉に巻回して段ボール紙管を形成するので、さ
らに、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る段ボール紙管の製造
装置を示す斜視図である。
【図2】同段ボール紙管を一部破断して示す斜視図であ
る。
【図3】同段ボール紙管に使用する片面段ボールの素材
を一部破断して示す平面図である。
【図4】(A)は同段ボール紙管を示す平面図、(B)
は同段ボール紙管の素材である片面段ボールを示す断面
図である。
【図5】同段ボール紙管を形成する状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1A…段ボール紙管、2…片面段ボール、2a…波形
板、2b…ライナ、3n…片面段ボール層、4,5…補
強材、10A,10B…第1,第2の原紙ロール、17
A,17B…一対の歯付きロール、20…片面段ボール
形成装置、30…糊付け機、40…段ボール紙管成型
機。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形板の片面にライナを固着した長尺の
    片面段ボールを円筒形に巻いてなる段ボール紙管を製造
    する段ボール紙管の製造方法であって、 前記波形板およびライナの材料となる原紙を巻回してな
    る第1および第2の原紙ロールを用意し、 前記第1の原紙ロールから引き出される原紙の長手方向
    に対してその軸方向を直交させて一対の歯付きロールを
    配置し、前記原紙を前記一対の歯付きロールで挟んだ状
    態でその回転により通過させ、その歯形状により波形を
    付けて波形板を形成したのち、この波形板の表面に糊を
    付着させ、これに前記第2の原紙ロールから送られた原
    紙からなるライナを貼り付け固着させて片面段ボールを
    形成し、 この片面段ボールを、その表面に糊を付着させたのち、
    螺旋状に巻回して円筒形の片面段ボール層を形成し、こ
    の片面段ボール層を、径方向に複数層重ねてなる段ボー
    ル紙管を成型する段ボール紙管の製造方法。
  2. 【請求項2】 波形板の片面にライナを固着した長尺の
    片面段ボールを円筒形に巻いてなる段ボール紙管を製造
    する段ボール紙管の製造装置であって、 前記波形板およびライナの材料となる原紙を巻回してな
    る第1および第2の原紙ロールと、 前記第1の原紙ロールから引き出される原紙の長手方向
    に対してその軸方向を直交させて配置された一対の歯付
    きロールを有し、これら一対の歯付きロールの間で前記
    原紙を挟んだ状態でその回転により通過させ、その歯形
    状により波形を付けて波形板を形成するとともに、前記
    歯付きロールにより形成された波形板の表面に糊を付着
    させ、これに前記第2の原紙ロールから送られた原紙か
    らなるライナを貼り付け固着させて、片面段ボールを形
    成する片面段ボール形成装置と、 前記形成された片面段ボールの表面に糊を付着させる糊
    付け機と、 これらの片面段ボールを螺旋状に巻回して円筒形の片面
    段ボール層を形成し、この片面段ボール層を、径方向に
    複数層重ねてなる段ボール紙管を成型する段ボール紙管
    成型機とを備えた段ボール紙管の製造装置。
  3. 【請求項3】 波形板の片面にライナを固着した長尺の
    片面段ボールを円筒形に巻いてなる段ボール紙管を製造
    する段ボール紙管の製造装置であって、 前記波形板およびライナの材料となる原紙を、それぞれ
    その長手方向に対して直交する幅方向に所定の間隔で切
    り離して、複数の細幅にした状態で巻回してなる第1お
    よび第2の原紙ロールと、 それぞれ軸方向に複数の相異なる径の歯付きロール片を
    もち、前記第1の原紙ロールから引き出される各原紙の
    長手方向に対してその軸方向を直交させて配置された一
    対の段付きロールを有し、これら段付きロールの間で各
    原紙を挟んだ状態でその回転により通過させ、前記各ロ
    ール片の歯形状により波形を付けて複数の波形板を形成
    するとともに、前記段付きロールにより形成された各波
    形板の表面に糊を付着させたのち、これらに前記第2の
    原紙ロールから送られた各原紙からなるライナを貼り付
    け固着させて、複数の片面段ボールを形成する片面段ボ
    ール形成装置と、 前記形成された各片面段ボールの表面に糊を付着させる
    糊付け機と、 これらの片面段ボールを、軸方向にずらせて一部分重合
    した状態で螺旋状に巻回することにより、円筒形の片面
    段ボール層を径方向に複数層重ねてなる段ボール紙管を
    成型する段ボール紙管成型機とを備えた段ボール紙管の
    製造装置。
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