JPH11244720A - 一軸剪断式破砕機 - Google Patents

一軸剪断式破砕機

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JPH11244720A
JPH11244720A JP4816898A JP4816898A JPH11244720A JP H11244720 A JPH11244720 A JP H11244720A JP 4816898 A JP4816898 A JP 4816898A JP 4816898 A JP4816898 A JP 4816898A JP H11244720 A JPH11244720 A JP H11244720A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C18/00Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments
    • B02C18/06Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments with rotating knives
    • B02C18/16Details
    • B02C18/18Knives; Mountings thereof
    • B02C2018/188Stationary counter-knives; Mountings thereof

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  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剪断破砕がなされる固定刃のすくい面上にお
いては、回転刃の直線状の稜線からなる刃部は固定刃の
刃部に対して一定のクリアランスを保持することがで
き、刃先、中程部及び刃元において、揃った一定のクリ
アランスを形成することができ、それだけ剪断破砕効率
を向上することができる。 【解決手段】 回転刃6の刃部6bは略V状をなして隣
り合う二つの直線状の稜線からなり、固定刃7の刃部は
回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線
の上記固定刃のすくい面上における軌跡Pに適合した略
V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば都市ゴミ、産
業廃棄物等を破砕する一軸剪断式破砕機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の一軸剪断式破砕機として、
特開平8−103678号公報に示す如く、破砕機体内
に破砕室を形成し、該破砕室内に回転軸を横設し、該回
転軸にロール状の回転体を配設し、該回転体の外周部分
に複数個の回転刃を配設し、該破砕機体に該回転刃と協
働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を備えてなる構造
のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来構造の場合、例えば図12の如く、上記回転刃aは正
方形断面の角柱状に形成され、回転刃aの表面の四個の
稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの直線状の稜
線が刃部bとされ、かつ固定刃cには二つの稜線からな
る刃部bに対応した二つの稜線からなる刃部dが形成さ
れ、固定刃cの表面であるすくい面が上記回転軸の回転
軸線に対してずらして配置されて上記回転刃のすくい面
と上記固定刃の表面であるすくい面とが剪断開始時にお
いて或る剪断角度をなして配置され、しかして、理解し
易くした図13の如く、回転刃aの刃部bの二つの稜線
のなす角度をφとしたとき、上記ずれた状態で回転刃a
の二つの稜線からなる刃部bが回転してくると、固定刃
cの表面であるすくい面上での回転刃aの刃部bの軌跡
Pは、角度φより小さな変化する角度βにして(β<
φ)、この場合φ=90度のため、90度より小さく
(β<90)、かつその軌跡Pは凹曲線状になり、すな
わち、軌跡Pが凹曲線状になるにも拘わらず、図14の
如く、固定刃cの刃部dの二つの稜線を上記軌跡Pのう
ちの刃先と刃元を結んだ一定角度B、この場合約80度
からなる近似直線Kの一部を刃部dとして形成していた
と考えられ、このため刃部bと刃部dとのクリアランス
が一定とならず、刃先及び刃元において大きくて刃の中
程において小さな不揃いなクリアランスとなっており、
この結果、例えばラップフィルムやフィルムシート状の
被破砕物の剪断破砕が良好になされず、剪断破砕効率が
低下することがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの課題を
解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項1記
載の発明は、破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室内
に回転軸を横設し、該回転軸に回転体を配設し、該回転
体の外周部分に回転刃を配設し、該破砕機体に該回転刃
と協働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、該
固定刃のすくい面である表面を上記回転軸の回転軸線に
対してずらして配置して該回転刃のすくい面と該固定刃
のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をなし
て配置され、上記回転刃の刃部は略V状をなして隣り合
う二つの直線状の稜線からなり、該固定刃の刃部は該回
転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線の
上記固定刃のすくい面上における軌跡に適合した略V状
をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線からなることを
特徴とする一軸剪断式破砕機にある。
【0005】又、請求項2記載の発明にあっては、破砕
機体内に破砕室を形成し、該破砕室内に回転軸を横設
し、該回転軸に回転体を配設し、該回転体の外周部分に
回転刃を配設し、該破砕機体に該回転刃と協働して被破
砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、該固定刃のすくい
面である表面を上記回転軸の回転軸線に対してずらして
配置して該回転刃のすくい面と該固定刃のすくい面とが
剪断開始時において或る剪断角度をなして配置され、上
記固定刃の刃部は略V状をなして隣り合う二つの直線状
の稜線からなり、該回転刃の刃部は上記固定刃のすくい
面上における該固定刃の刃部としての上記隣り合う二つ
の直線状の稜線に合致する軌跡に適合した略V状をなし
て隣り合う二つの凹曲線状の稜線からなることを特徴と
する一軸剪断式破砕機にある。
【0006】又、請求項3記載の発明は、上記回転刃は
正方形断面の角柱状に形成され、該回転刃の表面の四個
の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜線を刃
部とすることを特徴とするものであり、又、請求項4記
載の発明は、上記回転刃は回転軸の軸線方向にして一定
の位相差をもって複数個配設され、上記固定刃は長尺板
状に形成され、該固定刃に該複数個の回転刃の略V状を
なして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部に対向
する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個
の刃部を鋸刃状に形成していることを特徴とするもので
あり、又、請求項5記載の発明は、上記固定刃のすくい
面は水平軸線に対して回転軸に向かって前下がり状に傾
斜していることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図11は本発明の実施の
形態例を示し、図1乃至図8は実施の第一形態例、図9
乃至図11は第二形態例である。
【0008】図1乃至図8の第一形態例において、1は
破砕機体であって、内部に破砕室2が形成され、破砕室
2の上側方位置に被破砕物Wの滞留部分3及び図示省略
の押し込み機構を配設し、破砕室2内に回転軸4を横設
し、回転軸4を回転させる図外の回転機構を配設し、こ
の回転軸4にロール状の回転体5を配設し、回転体5の
外周部分に複数個の回転刃6を一定の位相差をもってつ
るまき状に配設し、破砕機体1に回転刃6と協働して被
破砕物Wを剪断破砕する固定刃7を配設し、回転刃6の
下方位置に排出穴8aをもつスクリーン板8を配置して
いる。
【0009】この場合、回転刃6は、図8の如く、正方
形断面の角柱状に形成され、その四個の稜線のうちの略
V状をなして隣り合う二つの稜線を刃部6aとしてな
り、しかして、刃部bの二つの稜線のなす角度φは90
度となっており(φ=90度)、上記回転体5の外周面
に複数個の弧状溝5aを並列形成し、各弧状溝5aの中
央位置に嵌着凹溝5bを一定の位相差をもってつるまき
状に配列形成し、嵌着凹溝5bに取付ブロック9をボル
ト10により取付け、取付ブロック9に90度のV状受
面9aを形成し、V状受面9aに回転刃6の隣る両側面
を載置嵌着し、止着ボルト11により回転刃6を取付ブ
ロック9に着脱自在に固定すると共に回転刃6を上記回
転体5に取り付けた取付けブロック9に対して180度
回転して他の隣る稜線を刃部6aとして使用可能に構成
している。
【0010】又、固定刃7は、長尺板状に形成され、上
記複数個の回転刃6の略V状をなして隣り合う二つの稜
線からなる刃部6aに応じた略V状をなして隣り合う二
つの稜線からなる刃部7aからなり、しかして、この場
合、図8の如く、回転刃6の刃部6aとしての二つの稜
線はそのなす角度がφ=90度の直線となっているか
ら、固定刃7の表面であるすくい面7b上での回転刃6
の刃部6aの軌跡Pを解析して求め、その軌跡Pは角度
φより小さな変化する角度βにして(β<φ)、この場
合φ=90度のため90度より小さく(β=約80度<
90)、かつその軌跡Pは凹曲線状になるので、その軌
跡Pに対して適合して一定のクリアランスCを保持可能
な隣り合う稜線が凹曲線状からなる刃部7aを形成し、
しかして、図8の如く、固定刃7のすくい面7b上にお
いては、回転刃6の直線状の稜線からなる刃部6aは固
定刃7の刃部7aに対して一定のクリアランスCを保持
し、この刃部7aを上記複数個の回転刃6の数に応じた
数の複数個形成して、全体として鋸刃状に形成され、破
砕機体1側に取付座体12を取付け、取付座体12に載
置凹部12aを形成し、載置凹部12aに固定刃7を載
置し、取付座体12に調節ボルト13を螺着すると共に
調節ボルト13に固定ナット14を螺着し、固定刃7に
長穴7cを形成し、固定刃7を調節ボルトの進退により
位置調節して取付ボルト15により取付座体12に着脱
自在に取付固定すると共に固定刃7を表裏反転して使用
可能に設けて構成している。
【0011】又、この場合、上記固定刃7の表面として
のすくい面7bは水平軸線Lに対して回転軸4に向かっ
て前下がり状に角度α分傾斜配置され、かつ上記固定刃
7の表面としてのすくい面7bが上記回転軸4の回転軸
線Oに対して距離E分ずらして配置され、これにより上
記回転刃6の図中下面としての回転方向前面であるすく
い面6bと上記固定刃7のすくい面7bとが剪断開始時
において或る剪断角度θをなすように配置構成されてい
る。
【0012】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、図1の如く、人為的又は自動的に、破砕機体1内の
破砕室2に図外のホッパーを介して、フィルム、ラン
ナ、プラスチックラップ等の都市ゴミや産業廃棄物等の
被破砕物Wを投入し、滞留部分3の被破砕物Wは図示省
略のシリンダ機構等からなる押し込み機構により回転軸
4に向けて押し込まれ、破砕室2内において、図示省略
のモータ等からなる回転機構により回転軸4が回転し、
ロール状の回転体5は回転し、回転体5の回転により回
転刃6は図中矢印方向の時計廻りに回転し、固定刃7の
すくい面7bである表面を回転軸4の回転軸線Oに対し
てE分ずらして配置して回転刃6のすくい面6bと7固
定刃のすくい面7bとが剪断開始時において或る剪断角
度θをなして配置されているので、略V状をなして隣り
合う二つの稜線からなる刃部6aと略V状をなして隣り
合う二つの稜線からなる刃部7aとが同時に近接してな
す線状破砕に伴う大きな破砕抵抗よりも小さな破砕抵抗
とすることになり、この回転刃6の回転により破砕機体
1に取り付けられた固定刃との協働により被破砕物Wを
剪断破砕し、破砕された被破砕物Wはスクリーン板8の
排出穴8aを介して落下し、排出穴8aより大きな被破
砕物Wは再び上方にまわってから再度剪断破砕され、こ
のようにして被破砕物Wの剪断破砕が行われることにな
る。、
【0013】この際、上記回転刃6の刃部6aは略V状
をなして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、固定刃
7の刃部7aは回転刃6の刃部6aとしての上記隣り合
う二つの直線状の稜線の上記固定刃7のすくい面7a上
における軌跡Pに適合した略V状をなして隣り合う二つ
の凹曲線状の稜線の一部により形成されているので、剪
断破砕がなされる固定刃7のすくい面7b上において
は、回転刃6の直線状の稜線からなる刃部6aは固定刃
7の刃部7aに対して一定のクリアランスCを保持する
ことができ、刃先、中程部及び刃元において、揃った一
定のクリアランスを形成することができ、従って、例え
ばラップフィルムやフィルムシート状の被破砕物の剪断
破砕を良好に行うことができ、それだけ剪断破砕効率を
向上することができる。
【0014】又、この場合、上記回転刃6は正方形断面
の角柱状に形成され、回転刃6の表面の四個の稜線のう
ちの略V状をなして隣り合う二つの稜線を刃部6aとし
ているから、回転刃6の製作を容易に行うことができる
と共に刃部6aの摩耗時において、回転刃6を180度
回転させ、又表裏反転させることにより、他の稜線を刃
部6aとして使用することができ、それだけ経済性を高
めることができる。
【0015】又、この場合、上記回転刃6は回転軸4の
軸線方向にして一定の位相差をもって複数個配設され、
上記固定刃7は長尺板状に形成され、固定刃7に複数個
の回転刃6の略V状をなして隣り合う二つの稜線からな
る複数個の刃部6aに対向する略V状をなして隣り合う
二つの稜線からなる複数個の刃部7bを鋸刃状に形成し
ているから、複数個の回転刃6と複数個の固定刃7によ
り剪断破砕がなされ、被破砕物Wの破砕効率を高めるこ
とができ、又、この場合、上記固定刃7のすくい面7b
は水平軸線Lに対して回転軸4に向かって角度α分の前
下がり状に傾斜しているので、被破砕物Wを回転刃6に
向けて自重によって落走させる作用を得ることができ、
それだけ被破砕物Wの給送を確実に行うことができる。
【0016】又、この場合、上記固定刃7を上記破砕機
体1に表裏反転して着脱自在に設けているから、固定刃
7の摩耗時において、固定刃7を表裏反転して使用する
ことができる。
【0017】図9乃至図11の第二形態例は、上記第一
形態例とは逆に、固定刃7の刃部7aである略V状をな
して隣り合う二つの稜線を直線状の稜線の一部とし、こ
の直線状の稜線のなす角度をDとし、この場合D=約8
0度とし、理解し易くした図9の如く、固定刃7のすく
い面7b上における固定刃7の刃部7aとしての上記隣
り合う二つの直線状の稜線に合致する軌跡Fを解析によ
り求め、理解し易くした図10の如く、その軌跡Fに対
して適合して一定のクリアランスCを保持可能な隣り合
う稜線が変化する角度Gをもつ凹曲線からなる刃部6a
を形成し、しかして、図11の如く、固定刃7のすくい
面7b上においては、回転刃6の刃部6aは固定刃7の
直線状の稜線からなる刃部7aに対して一定のクリアラ
ンスCを保持するように形成して構成している。
【0018】この実施の第二形態例にあっても、上記第
一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
【0019】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、例えば破砕機体1、回転刃6、固定刃7
の形状や構造並び材質等は適宜設計して変更される。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発
明にあっては、破砕機体内の破砕室に被破砕物を供給
し、破砕室内において、回転刃の回転により固定刃との
協働により被破砕物は剪断破砕され、固定刃のすくい面
である表面を回転軸の回転軸線に対してずらして配置し
て回転刃のすくい面と固定刃のすくい面とが剪断開始時
において或る剪断角度をなして配置されているので、回
転刃の刃部と固定刃の刃部とが同時に近接してなす線状
破砕に伴う大きな破砕抵抗よりも小さな破砕抵抗とする
ことになり、この際、上記回転刃の刃部は略V状をなし
て隣り合う二つの直線状の稜線からなり、固定刃の刃部
は回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜
線の上記固定刃のすくい面上における軌跡に適合した略
V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線の一部によ
り形成されているので、剪断破砕がなされる固定刃のす
くい面上においては、回転刃の直線状の稜線からなる刃
部は固定刃の刃部に対して一定のクリアランスを保持す
ることができ、刃先、中程部及び刃元において、揃った
一定のクリアランスを形成することができ、従って、例
えばラップフィルムやフィルムシート状の被破砕物の剪
断破砕を良好に行うことができ、それだけ剪断破砕効率
を向上することができる。
【0021】又、請求項2記載の発明にあっては、請求
項1記載の発明とは逆に、上記固定刃の刃部は略V状を
なして隣り合う二つの直線状の稜線からなり、回転刃の
刃部は上記固定刃のすくい面上における該固定刃の刃部
としての上記隣り合う二つの直線状の稜線に合致する軌
跡に適合した略V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の
稜線からなるので、請求項1記載の発明と同様に、剪断
破砕がなされる固定刃のすくい面上においては、回転刃
の直線状の稜線からなる刃部は固定刃の刃部に対して一
定のクリアランスを保持することができ、刃先、中程部
及び刃元において、揃った一定のクリアランスを形成す
ることができ、従って、例えばラップフィルムやフィル
ムシート状の被破砕物の剪断破砕を良好に行うことがで
き、それだけ剪断破砕効率を向上することができる。
【0022】又、請求項3記載の発明にあっては、上記
回転刃は正方形断面の角柱状に形成され、回転刃の表面
の四個の稜線のうちの略V状をなして隣り合う二つの稜
線を刃部としているから、回転刃の製作を容易に行うこ
とができると共に刃部の摩耗時において、回転刃を18
0度回転させ、又表裏反転させることにより、他の稜線
を刃部として使用することができ、それだけ経済性を高
めることができ、又、請求項4記載の発明にあっては、
上記回転刃は回転軸の軸線方向にして一定の位相差をも
って複数個配設され、上記固定刃は長尺板状に形成さ
れ、固定刃に複数個の回転刃の略V状をなして隣り合う
二つの稜線からなる複数個の刃部に対向する略V状をな
して隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部を鋸刃状
に形成しているから、複数個の回転刃と複数個の固定刃
により剪断破砕がなされ、被破砕物の破砕効率を高める
ことができ、又、請求項5記載の発明にあっては、上記
固定刃のすくい面は水平軸線に対して回転軸に向かって
前下がり状に傾斜しているので、被破砕物を回転刃に向
けて自重によって落走させる作用を得ることができ、そ
れだけ被破砕物の給送を確実に行うことができる。
【0023】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例の側断面図である。
【図2】本発明の実施の第一形態例の拡大側断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の第一形態例の部分斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施の第一形態例の部分平面図であ
る。
【図5】本発明の実施の第一形態例の部分分解斜視図で
ある。
【図6】本発明の実施の第一形態例の部分正面図であ
る。
【図7】本発明の実施の第一形態例の部分正面図であ
る。
【図8】本発明の実施の第一形態例の説明平面図であ
る。
【図9】本発明の実施の第二形態例の説明平面図であ
る。
【図10】本発明の実施の第二形態例の回転刃の正面図
である。
【図11】本発明の実施の第二形態例の説明平面図であ
る。
【図12】従来構造の説明平面図である。
【図13】従来構造の説明平面図である。
【図14】従来構造の説明平面図である。
【符号の説明】
W 被破砕物 θ 剪断角度 P 軌跡 L 水平軸線 1 破砕機体 2 破砕室 4 回転軸 5 回転体 6 回転刃 6a 刃部 6b すくい面 7 固定刃 7a 刃部 7b すくい面 16 係留部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室
    内に回転軸を横設し、該回転軸に回転体を配設し、該回
    転体の外周部分に回転刃を配設し、該破砕機体に該回転
    刃と協働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、
    該固定刃のすくい面である表面を上記回転軸の回転軸線
    に対してずらして配置して該回転刃のすくい面と該固定
    刃のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をな
    して配置され、上記回転刃の刃部は略V状をなして隣り
    合う二つの直線状の稜線からなり、該固定刃の刃部は該
    回転刃の刃部としての上記隣り合う二つの直線状の稜線
    の上記固定刃のすくい面上における軌跡に適合した略V
    状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線からなること
    を特徴とする一軸剪断式破砕機。
  2. 【請求項2】 破砕機体内に破砕室を形成し、該破砕室
    内に回転軸を横設し、該回転軸に回転体を配設し、該回
    転体の外周部分に回転刃を配設し、該破砕機体に該回転
    刃と協働して被破砕物を剪断破砕する固定刃を配設し、
    該固定刃のすくい面である表面を上記回転軸の回転軸線
    に対してずらして配置して該回転刃のすくい面と該固定
    刃のすくい面とが剪断開始時において或る剪断角度をな
    して配置され、上記固定刃の刃部は略V状をなして隣り
    合う二つの直線状の稜線からなり、該回転刃の刃部は上
    記固定刃のすくい面上における該固定刃の刃部としての
    上記隣り合う二つの直線状の稜線に合致する軌跡に適合
    した略V状をなして隣り合う二つの凹曲線状の稜線から
    なることを特徴とする一軸剪断式破砕機。
  3. 【請求項3】 上記回転刃は正方形断面の角柱状に形成
    され、該回転刃の表面の四個の稜線のうちの略V状をな
    して隣り合う二つの稜線を刃部とすることを特徴とする
    請求項1又は2記載の一軸剪断式破砕機。
  4. 【請求項4】 上記回転刃は回転軸の軸線方向にして一
    定の位相差をもって複数個配設され、上記固定刃は長尺
    板状に形成され、該固定刃に該複数個の回転刃の略V状
    をなして隣り合う二つの稜線からなる複数個の刃部に対
    向する略V状をなして隣り合う二つの稜線からなる複数
    個の刃部を鋸刃状に形成していることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の一軸剪断式破砕機。
  5. 【請求項5】 上記固定刃のすくい面は水平軸線に対し
    て回転軸に向かって前下がり状に傾斜していることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の一軸剪断式破砕
    機。
JP10048168A 1998-02-27 1998-02-27 一軸剪断式破砕機 Expired - Lifetime JP3122725B2 (ja)

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