JPH11243308A - 車載用アンテナ - Google Patents
車載用アンテナInfo
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- JPH11243308A JPH11243308A JP6055098A JP6055098A JPH11243308A JP H11243308 A JPH11243308 A JP H11243308A JP 6055098 A JP6055098 A JP 6055098A JP 6055098 A JP6055098 A JP 6055098A JP H11243308 A JPH11243308 A JP H11243308A
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- JP
- Japan
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- base
- swing
- axis
- pair
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アンテナエレメントを倒した姿勢の取り付け高
さが低い車載用アンテナを提供する。 【解決手段】車体の外側部分に取り付けるベース部材1
0に一対のアーム10a、10aを互いに面を対向させ
て切り起こす。略十文字状の板金の端部をそれぞれ折り
曲げて、アーム10a、10aに臨む一対の第1突起1
2a、12aを互いに対向させて設け、また一対の第2
突起12b、12bを互いに対向させて第1突起12
a、12aの対向方向と直交する向きに設け、揺動ベー
ス12を形成する。アーム10a、10aと第1突起1
2a、12aを通る第1軸16で揺動ベース12をベー
ス部材10に対して第1軸16回りに揺動自在に配設
し、第2突起12b、12bに第1軸16と90度向き
を変えて設ける第2軸20で揺動部材18を揺動ベース
12に対して第2軸20回りに揺動自在に配設する。揺
動部材18にアンテナエレメントの基端部を配設する。
さが低い車載用アンテナを提供する。 【解決手段】車体の外側部分に取り付けるベース部材1
0に一対のアーム10a、10aを互いに面を対向させ
て切り起こす。略十文字状の板金の端部をそれぞれ折り
曲げて、アーム10a、10aに臨む一対の第1突起1
2a、12aを互いに対向させて設け、また一対の第2
突起12b、12bを互いに対向させて第1突起12
a、12aの対向方向と直交する向きに設け、揺動ベー
ス12を形成する。アーム10a、10aと第1突起1
2a、12aを通る第1軸16で揺動ベース12をベー
ス部材10に対して第1軸16回りに揺動自在に配設
し、第2突起12b、12bに第1軸16と90度向き
を変えて設ける第2軸20で揺動部材18を揺動ベース
12に対して第2軸20回りに揺動自在に配設する。揺
動部材18にアンテナエレメントの基端部を配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の外側部分に
ベース部材で取り付けられ、その取り付け高さが低くな
るようにした車載用アンテナに関するものである。
ベース部材で取り付けられ、その取り付け高さが低くな
るようにした車載用アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベース部材で車体の外側部分に取り付け
られる従来の車載用アンテナの構造の一例が、特開平9
−98007号公報に示されている。この公報に示され
る従来の車載用アンテナの構造は、ベース部材に一対の
軸支持アームが突出され、この軸支持アームに軸架され
る横軸により上下揺動自在に上下揺動枠が配設され、こ
の上下揺動枠に縦軸が配設され、この縦軸により左右揺
動自在に左右揺動枠が配設され、この左右揺動枠にアン
テナエレメントの基端部が配設されて構成されている。
かかる構成にあっては、アンテナエレメントは、横軸回
りに上下揺動自在であるとともに縦軸回りに左右揺動自
在であって、直交する2軸回りに揺動自在である。そこ
で、アンテナエレメントをベース部材に対して任意の姿
勢に調整することができる。
られる従来の車載用アンテナの構造の一例が、特開平9
−98007号公報に示されている。この公報に示され
る従来の車載用アンテナの構造は、ベース部材に一対の
軸支持アームが突出され、この軸支持アームに軸架され
る横軸により上下揺動自在に上下揺動枠が配設され、こ
の上下揺動枠に縦軸が配設され、この縦軸により左右揺
動自在に左右揺動枠が配設され、この左右揺動枠にアン
テナエレメントの基端部が配設されて構成されている。
かかる構成にあっては、アンテナエレメントは、横軸回
りに上下揺動自在であるとともに縦軸回りに左右揺動自
在であって、直交する2軸回りに揺動自在である。そこ
で、アンテナエレメントをベース部材に対して任意の姿
勢に調整することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記する特開平9−9
8007号公報に示される従来技術にあっては、ベース
部材上に上下揺動枠と左右揺動枠が積み重ねられる構造
であり、その取り付け高さを充分に低いものとすること
ができない。ここで、アンテナエレメントを倒した状態
にあっては、デザイン的にまた風切り音の発生を抑制す
るなどの点から、その姿勢はより低いことが望ましい。
しかも、上記従来技術にあっては、その構造が複雑であ
り、部品点数も多く、組立工程を多く必要とするもので
あった。
8007号公報に示される従来技術にあっては、ベース
部材上に上下揺動枠と左右揺動枠が積み重ねられる構造
であり、その取り付け高さを充分に低いものとすること
ができない。ここで、アンテナエレメントを倒した状態
にあっては、デザイン的にまた風切り音の発生を抑制す
るなどの点から、その姿勢はより低いことが望ましい。
しかも、上記従来技術にあっては、その構造が複雑であ
り、部品点数も多く、組立工程を多く必要とするもので
あった。
【0004】本発明は、かかる従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、取り付け高さを低くすることができ、
しかも部品点数を少なくできる車載用アンテナを提供す
ることを目的とする。
なされたもので、取り付け高さを低くすることができ、
しかも部品点数を少なくできる車載用アンテナを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の車載用アンテナは、車体の外側部分に取
り付けられるベース部材に一対のアームを互いに面が対
向するように切り起こし、揺動ベースに前記アームに臨
んで一対の第1突起を互いに対向させて設けるとともに
一対の第2突起を互いに対向させて前記第1突起の対向
する方向と直交する向きに設け、前記アームとこれに臨
む前記第1突起を通る第1軸により前記揺動ベースを前
記ベース部材に対して前記第1軸回りに揺動自在に配設
し、前記第2突起に前記第1軸と90度向きを変えて設
ける第2軸により揺動部材を前記揺動ベースに対して前
記第2軸回りに揺動自在に配設し、前記揺動部材にアン
テナエレメントの基端部を配設して構成されている。
めに、本発明の車載用アンテナは、車体の外側部分に取
り付けられるベース部材に一対のアームを互いに面が対
向するように切り起こし、揺動ベースに前記アームに臨
んで一対の第1突起を互いに対向させて設けるとともに
一対の第2突起を互いに対向させて前記第1突起の対向
する方向と直交する向きに設け、前記アームとこれに臨
む前記第1突起を通る第1軸により前記揺動ベースを前
記ベース部材に対して前記第1軸回りに揺動自在に配設
し、前記第2突起に前記第1軸と90度向きを変えて設
ける第2軸により揺動部材を前記揺動ベースに対して前
記第2軸回りに揺動自在に配設し、前記揺動部材にアン
テナエレメントの基端部を配設して構成されている。
【0006】そして、前記ベース部材の一端部に受け台
を設け、前記アンテナエレメントが前記ベース部材と略
平行な姿勢で前記受け台に当接支持されるように構成し
ても良い。
を設け、前記アンテナエレメントが前記ベース部材と略
平行な姿勢で前記受け台に当接支持されるように構成し
ても良い。
【0007】また、略十文字状の板金の端部をそれぞれ
折り曲げて前記第1突起と前記第2突起を形成して前記
揺動ベースを構成することもできる。
折り曲げて前記第1突起と前記第2突起を形成して前記
揺動ベースを構成することもできる。
【0008】さらに、前記一対の第2突起を板金で形成
してその間隔が弾力的に変化し得るようになし、この第
2突起間に前記揺動部材を挿入配設し、前記第2突起と
前記揺動部材の対向するいずれか一方の面に球体を一部
突出して収容する凹部または孔を設け、他方の面に前記
第2軸回りに前記凹部または孔に臨んで前記球体の一部
を収容し得る凹部または孔を複数形成して構成すること
も可能である。
してその間隔が弾力的に変化し得るようになし、この第
2突起間に前記揺動部材を挿入配設し、前記第2突起と
前記揺動部材の対向するいずれか一方の面に球体を一部
突出して収容する凹部または孔を設け、他方の面に前記
第2軸回りに前記凹部または孔に臨んで前記球体の一部
を収容し得る凹部または孔を複数形成して構成すること
も可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1な
いし図8を参照して説明する。図1は、本発明の車載用
アンテナの一実施例の外観図を示し、(a)は正面図で
あり、(b)は右側面図であり、(c)はアンテナエレ
メントを少し上方に揺動させた状態の右側面図である。
図2は、ベース部材と揺動ベースおよび揺動部材を組み
付けた状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は右側面図である。図3は、揺動ベ
ースを示し、(a)は正面図であり、(b)は右側面図
である。図4は、揺動部材の正面図である。図5は、図
2(b)のA−A断面矢視図である。図6は、図2
(a)のB−B断面矢視拡大図である。図7は、カバー
部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は右側面図
であり、(c)は底面図である。図8は、カバー部材に
揺動ベースを組み付けた状態を説明する図である。
いし図8を参照して説明する。図1は、本発明の車載用
アンテナの一実施例の外観図を示し、(a)は正面図で
あり、(b)は右側面図であり、(c)はアンテナエレ
メントを少し上方に揺動させた状態の右側面図である。
図2は、ベース部材と揺動ベースおよび揺動部材を組み
付けた状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は右側面図である。図3は、揺動ベ
ースを示し、(a)は正面図であり、(b)は右側面図
である。図4は、揺動部材の正面図である。図5は、図
2(b)のA−A断面矢視図である。図6は、図2
(a)のB−B断面矢視拡大図である。図7は、カバー
部材を示し、(a)は正面図であり、(b)は右側面図
であり、(c)は底面図である。図8は、カバー部材に
揺動ベースを組み付けた状態を説明する図である。
【0010】図において、薄い板金からなるベース部材
10の下面に発砲ゴムシートなどの弾性シートを介して
接着剤層が設けられる。そして、ベース部材10を車体
の曲面に沿って変形させて、接着剤層により車体に貼着
固定される。このベース部材10には、一対のアーム1
0a、10aが互いに面を対向させて上方に切り起こさ
れる。この一対のアーム10a、10aには、一軸上に
貫通する孔が穿設される。また、揺動ベース12は、板
金で形成され、略十文字状の板の一方の対向する2つの
端部が同方向に折り曲げられて断面コ字状とされるとと
もに他方の対向する2つの端部が一方と反対の同方向に
折り曲げられて断面コ字状とされる。すなわち、2つの
断面コ字状が開口側が反対方向に背中合わせでしかもコ
字状の向きが90度ずれた形状である。なお、この揺動
ベース12を形成する断面コ字状は、断面U字状であっ
ても良い。そして、一方の折り曲げられた端部で、アー
ム10a、10aの面に臨む一対の第1突起12a、1
2aが互いに対向するように形成される。また、他方の
折り曲げられた端部で、第1突起12a、12aの対向
する方向と直交する向きに一対の第2突起12b、12
bが互いに対向するように形成される。さらに、一対の
第1突起12a、12aに、一軸上に貫通して雌ネジが
刻設されるとともに、アーム10a、10aにそれぞれ
対向する面で雌ネジの孔回りに、放射状の打ち込みがな
されて対向する面に凹凸が形成される。そして、アーム
10a、10aに対して第1突起12a、12aが雄ネ
ジ14、14で締め付けて固定される。ここで、雄ネジ
14、14は一軸上に螺合されており、揺動軸としての
第1軸16として作用する。そこで、雄ネジ14、14
を緩めれば、ベース部材10に対して揺動ベース12が
一軸上のネジ軸を揺動軸とする第1軸16回りに揺動自
在であり、しかも雄ネジ14、14を締め付けることで
調整された姿勢が固定される。なお、この第1軸16
は、ベース部材10の取り付け面に略平行である。
10の下面に発砲ゴムシートなどの弾性シートを介して
接着剤層が設けられる。そして、ベース部材10を車体
の曲面に沿って変形させて、接着剤層により車体に貼着
固定される。このベース部材10には、一対のアーム1
0a、10aが互いに面を対向させて上方に切り起こさ
れる。この一対のアーム10a、10aには、一軸上に
貫通する孔が穿設される。また、揺動ベース12は、板
金で形成され、略十文字状の板の一方の対向する2つの
端部が同方向に折り曲げられて断面コ字状とされるとと
もに他方の対向する2つの端部が一方と反対の同方向に
折り曲げられて断面コ字状とされる。すなわち、2つの
断面コ字状が開口側が反対方向に背中合わせでしかもコ
字状の向きが90度ずれた形状である。なお、この揺動
ベース12を形成する断面コ字状は、断面U字状であっ
ても良い。そして、一方の折り曲げられた端部で、アー
ム10a、10aの面に臨む一対の第1突起12a、1
2aが互いに対向するように形成される。また、他方の
折り曲げられた端部で、第1突起12a、12aの対向
する方向と直交する向きに一対の第2突起12b、12
bが互いに対向するように形成される。さらに、一対の
第1突起12a、12aに、一軸上に貫通して雌ネジが
刻設されるとともに、アーム10a、10aにそれぞれ
対向する面で雌ネジの孔回りに、放射状の打ち込みがな
されて対向する面に凹凸が形成される。そして、アーム
10a、10aに対して第1突起12a、12aが雄ネ
ジ14、14で締め付けて固定される。ここで、雄ネジ
14、14は一軸上に螺合されており、揺動軸としての
第1軸16として作用する。そこで、雄ネジ14、14
を緩めれば、ベース部材10に対して揺動ベース12が
一軸上のネジ軸を揺動軸とする第1軸16回りに揺動自
在であり、しかも雄ネジ14、14を締め付けることで
調整された姿勢が固定される。なお、この第1軸16
は、ベース部材10の取り付け面に略平行である。
【0011】また、揺動ベース12の一対の第2突起1
2b、12bには、第1軸16と直交する方向でしかも
ベース部材10の取り付け面に略平行に一軸上に貫通孔
が穿設される。そして、一対の第2突起12b、12b
の間に絶縁樹脂などからなる揺動部材18が挿入され
る。この揺動部材18にも第2突起12b、12bに穿
設された貫通孔と同一軸上に貫通孔が穿設され、一対の
第2突起12b、12bと揺動部材18を貫通して揺動
軸としての第2軸20が設けられる。この第2軸20
は、第1軸16と直交する方向となる。そこで、揺動部
材18は、揺動ベース12に対して第2軸20回りに揺
動自在である。
2b、12bには、第1軸16と直交する方向でしかも
ベース部材10の取り付け面に略平行に一軸上に貫通孔
が穿設される。そして、一対の第2突起12b、12b
の間に絶縁樹脂などからなる揺動部材18が挿入され
る。この揺動部材18にも第2突起12b、12bに穿
設された貫通孔と同一軸上に貫通孔が穿設され、一対の
第2突起12b、12bと揺動部材18を貫通して揺動
軸としての第2軸20が設けられる。この第2軸20
は、第1軸16と直交する方向となる。そこで、揺動部
材18は、揺動ベース12に対して第2軸20回りに揺
動自在である。
【0012】さらに、揺動部材18の第2突起12b、
12bに対向する面に、それぞれ凹部18a、18aが
1つづつ設けられる。これに対向して第2突起12b、
12bには、第2軸20回りに複数の孔が穿設される。
そして、揺動部材18の凹部18a,18aと第2突起
12b、12bの孔の間に、球体22が対向する面にそ
れぞれ1つづつ配設される。この球体22は、その一部
が突出して揺動部材18の凹部18a,18aに収容さ
れ、その突出した一部が第2突起12b、12bの孔に
収容される。ここで、第2突起12b、12bは板金材
からなり、その間隔が弾力的に変化し得る。そこで、揺
動ベース12に対して揺動部材18を第2軸20回りに
揺動方向に力を与えると、第2突起12b、12bが弾
性変形してその間隔が広げられて揺動が許容される。し
たがって、揺動部材18と第2突起12b、12bの間
に、いわゆるクリック機構が形成される。
12bに対向する面に、それぞれ凹部18a、18aが
1つづつ設けられる。これに対向して第2突起12b、
12bには、第2軸20回りに複数の孔が穿設される。
そして、揺動部材18の凹部18a,18aと第2突起
12b、12bの孔の間に、球体22が対向する面にそ
れぞれ1つづつ配設される。この球体22は、その一部
が突出して揺動部材18の凹部18a,18aに収容さ
れ、その突出した一部が第2突起12b、12bの孔に
収容される。ここで、第2突起12b、12bは板金材
からなり、その間隔が弾力的に変化し得る。そこで、揺
動ベース12に対して揺動部材18を第2軸20回りに
揺動方向に力を与えると、第2突起12b、12bが弾
性変形してその間隔が広げられて揺動が許容される。し
たがって、揺動部材18と第2突起12b、12bの間
に、いわゆるクリック機構が形成される。
【0013】そしてさらに、揺動部材18には、アンテ
ナエレメント24の基端部が適宜に固定される。また、
同軸ケーブル26の中心線26aがこのアンテナエレメ
ント24の基端に電気的接続され、外側線26bが揺動
ベース12に電気的接続される。
ナエレメント24の基端部が適宜に固定される。また、
同軸ケーブル26の中心線26aがこのアンテナエレメ
ント24の基端に電気的接続され、外側線26bが揺動
ベース12に電気的接続される。
【0014】そしてまた、揺動ベース12および揺動部
材18に、絶縁樹脂などからなるカバー部材28が被せ
られる。このカバー部材28は、揺動ベース12の第2
突起12b、12bを外側から覆う部分を備え、この部
分の第2突起12b、12bに対向する面に、第2軸2
0の端部を横方向にずらして挿入され得る溝28a、2
8aが縁部より設けられる。また、カバー部材28に、
揺動ベース12を固定するネジ孔28b、28bが刻設
される。そこで、図8に示すごとく、第2軸20の端部
を溝28a、28aに挿入してずらし、さらにカバー部
材28に対して揺動ベース12を所定の位置関係として
ネジ孔28b、28bに雄ネジを螺合させると、この雄
ネジの螺合により第2軸20の端部が溝28a、28a
内でずれるのが規制される。そこで、揺動ベース12に
カバー部材28が容易に固定される。
材18に、絶縁樹脂などからなるカバー部材28が被せ
られる。このカバー部材28は、揺動ベース12の第2
突起12b、12bを外側から覆う部分を備え、この部
分の第2突起12b、12bに対向する面に、第2軸2
0の端部を横方向にずらして挿入され得る溝28a、2
8aが縁部より設けられる。また、カバー部材28に、
揺動ベース12を固定するネジ孔28b、28bが刻設
される。そこで、図8に示すごとく、第2軸20の端部
を溝28a、28aに挿入してずらし、さらにカバー部
材28に対して揺動ベース12を所定の位置関係として
ネジ孔28b、28bに雄ネジを螺合させると、この雄
ネジの螺合により第2軸20の端部が溝28a、28a
内でずれるのが規制される。そこで、揺動ベース12に
カバー部材28が容易に固定される。
【0015】またさらに、アンテナエレメント24が倒
れる方向のベース部材10の端部に、受け台30が設け
られる。アンテナエレメント24がベース部材10と略
平行となるように倒れた姿勢で受け台30の上端部に当
接して保持され、これよりベース部材10に近ずく方向
の揺動が規制される。そこで、アンテナエレメント24
が倒された状態では、ベース部材10と略平行となって
デザイン的に優れた姿勢が保持される。
れる方向のベース部材10の端部に、受け台30が設け
られる。アンテナエレメント24がベース部材10と略
平行となるように倒れた姿勢で受け台30の上端部に当
接して保持され、これよりベース部材10に近ずく方向
の揺動が規制される。そこで、アンテナエレメント24
が倒された状態では、ベース部材10と略平行となって
デザイン的に優れた姿勢が保持される。
【0016】かかる構成からなる本発明の車載用アンテ
ナは、ベース部材10に対してアンテナエレメント24
が第2軸20回りに、図1(a)に一点鎖線で示すごと
く、その先端側が上下に揺動自在である。そして、この
揺動姿勢が、球体22などで形成されるクリック機構に
より適宜な姿勢で確実に保持される。また、ベース部材
10に対してアンテナエレメント24が第1軸16回り
に、図1(c)に一点鎖線で示すごとく、左右揺動自在
であり、雄ネジ14、14の締め付けにより確実に固定
される。さらに、アンテナエレメント24を倒してベー
ス部材10と略平行とした姿勢では、図1(a)に実線
で示すごとく、アンテナエレメント24が受け台30に
当接して支持され、デザイン的に優れた姿勢が保持さ
れ、アンテナエレメント24がさらに下がるのが規制さ
れる。
ナは、ベース部材10に対してアンテナエレメント24
が第2軸20回りに、図1(a)に一点鎖線で示すごと
く、その先端側が上下に揺動自在である。そして、この
揺動姿勢が、球体22などで形成されるクリック機構に
より適宜な姿勢で確実に保持される。また、ベース部材
10に対してアンテナエレメント24が第1軸16回り
に、図1(c)に一点鎖線で示すごとく、左右揺動自在
であり、雄ネジ14、14の締め付けにより確実に固定
される。さらに、アンテナエレメント24を倒してベー
ス部材10と略平行とした姿勢では、図1(a)に実線
で示すごとく、アンテナエレメント24が受け台30に
当接して支持され、デザイン的に優れた姿勢が保持さ
れ、アンテナエレメント24がさらに下がるのが規制さ
れる。
【0017】そして、本発明の構成にあっては、揺動ベ
ース12がベース部材10に左右揺動自在であり、この
揺動ベース12に設けた第2軸20によりアンテナエレ
メント24の基端部が配設される揺動部材18が上下揺
動自在である。そこで、本発明の車載用アンテナは、従
来技術に比較して、ベース部材10に対してアンテナエ
レメント24を直交する2軸回りに揺動自在とする構造
の部品点数が少なく、それだけ構造が簡単であって、取
り付け高さを低くすることができる。しかも、部品点数
が少ないために組立工数も少なく、少ない工程で製造で
き、量産に好適である。
ース12がベース部材10に左右揺動自在であり、この
揺動ベース12に設けた第2軸20によりアンテナエレ
メント24の基端部が配設される揺動部材18が上下揺
動自在である。そこで、本発明の車載用アンテナは、従
来技術に比較して、ベース部材10に対してアンテナエ
レメント24を直交する2軸回りに揺動自在とする構造
の部品点数が少なく、それだけ構造が簡単であって、取
り付け高さを低くすることができる。しかも、部品点数
が少ないために組立工数も少なく、少ない工程で製造で
き、量産に好適である。
【0018】なお、上記実施例では、揺動ベース12が
板金で形成されているが、一対の第1突起12a、12
aと一対の第2突起12b、12bが設けられるなら
ば、これに限られず、樹脂成形や鋳造で形成されても良
い。また、クリック機構を形成すべく、実施例では一対
の第2突起12b、12bの間隔が弾力的に変形可能に
構成したが、これに限られず、揺動部材18が弾力的に
変形しても良く、さらには球体22を収容する凹部18
a,18a内にコイルスプリングなどを縮設して球体2
2を弾性付勢するならば、第2突起12b、12bおよ
び揺動部材18のいずれも弾力的な変形を必要としな
い。そしてさらに、実施例では揺動部材18の第2突起
12b、12bに対向するそれぞれの面に球体22を収
容する凹部18a,18aを1つづつ設け、第2突起1
2b、12bに球体22を収容し得る複数の孔を設けて
いるが、揺動部材18の対向する面にそれぞれ複数の凹
部18a,18aを設け、第2突起12b、12bにこ
れらに対して1つの孔を設けても良い。そして、球体2
2を収容する凹部18a,18aおよび孔は、互いに球
体22の一部を収容するならば、いずれを用いても良い
ことは容易に理解されるであろう。
板金で形成されているが、一対の第1突起12a、12
aと一対の第2突起12b、12bが設けられるなら
ば、これに限られず、樹脂成形や鋳造で形成されても良
い。また、クリック機構を形成すべく、実施例では一対
の第2突起12b、12bの間隔が弾力的に変形可能に
構成したが、これに限られず、揺動部材18が弾力的に
変形しても良く、さらには球体22を収容する凹部18
a,18a内にコイルスプリングなどを縮設して球体2
2を弾性付勢するならば、第2突起12b、12bおよ
び揺動部材18のいずれも弾力的な変形を必要としな
い。そしてさらに、実施例では揺動部材18の第2突起
12b、12bに対向するそれぞれの面に球体22を収
容する凹部18a,18aを1つづつ設け、第2突起1
2b、12bに球体22を収容し得る複数の孔を設けて
いるが、揺動部材18の対向する面にそれぞれ複数の凹
部18a,18aを設け、第2突起12b、12bにこ
れらに対して1つの孔を設けても良い。そして、球体2
2を収容する凹部18a,18aおよび孔は、互いに球
体22の一部を収容するならば、いずれを用いても良い
ことは容易に理解されるであろう。
【0019】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明の車載用アンテナは、以下のごとき格別な効
果を奏する。
に、本発明の車載用アンテナは、以下のごとき格別な効
果を奏する。
【0020】請求項1記載の車載用アンテナにあって
は、揺動ベースにより直交する2軸回りにアンテナエレ
メントが揺動自在とされるので、部品点数が少なくしか
も構造が簡単であって、アンテナエレメントを倒した状
態における取り付け高さを低いものとすることができ
る。しかも、部品点数が少ないぶんだけ組立が容易であ
り、量産に好適である。
は、揺動ベースにより直交する2軸回りにアンテナエレ
メントが揺動自在とされるので、部品点数が少なくしか
も構造が簡単であって、アンテナエレメントを倒した状
態における取り付け高さを低いものとすることができ
る。しかも、部品点数が少ないぶんだけ組立が容易であ
り、量産に好適である。
【0021】そして、請求項2記載の車載用アンテナに
あっては、アンテナエレメントを倒すとベース部材に対
して略平行な姿勢で受け台に当接し、それ以上のベース
部材側への揺動が規制されるので、アンテナエレメント
が倒された状態でデザイン的に優れた姿勢を保持するこ
とができる。
あっては、アンテナエレメントを倒すとベース部材に対
して略平行な姿勢で受け台に当接し、それ以上のベース
部材側への揺動が規制されるので、アンテナエレメント
が倒された状態でデザイン的に優れた姿勢を保持するこ
とができる。
【0022】また、請求項3記載の車載用アンテナにあ
っては、揺動ベースを板金で形成しているので、その製
造が容易でしかも安価である。
っては、揺動ベースを板金で形成しているので、その製
造が容易でしかも安価である。
【0023】さらに、請求項4記載の車載用アンテナに
あっては、揺動ベースの第2突起と揺動部材の間に、い
わゆるクリック機構が形成されるので、アンテナエレメ
ントが上下方向に揺動調整された適宜な姿勢が確実に保
持される。
あっては、揺動ベースの第2突起と揺動部材の間に、い
わゆるクリック機構が形成されるので、アンテナエレメ
ントが上下方向に揺動調整された適宜な姿勢が確実に保
持される。
【図1】本発明の車載用アンテナの一実施例の外観図を
示し、(a)は正面図であり、(b)は右側面図であ
り、(c)はアンテナエレメントを少し上方に揺動させ
た状態の右側面図である。
示し、(a)は正面図であり、(b)は右側面図であ
り、(c)はアンテナエレメントを少し上方に揺動させ
た状態の右側面図である。
【図2】ベース部材と揺動ベースおよび揺動部材を組み
付けた状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は右側面図である。
付けた状態を示し、(a)は平面図であり、(b)は正
面図であり、(c)は右側面図である。
【図3】揺動ベースを示し、(a)は正面図であり、
(b)は右側面図である。
(b)は右側面図である。
【図4】揺動部材の正面図である。
【図5】図2(b)のA−A断面矢視図である。
【図6】図2(a)のB−B断面矢視拡大図である。
【図7】カバー部材を示し、(a)は正面図であり、
(b)は右側面図であり、(c)は底面図である。
(b)は右側面図であり、(c)は底面図である。
【図8】揺動ベースにカバー部材を組み付けた状態を説
明する図である。
明する図である。
10 ベース部材 10a アーム 12 揺動ベース 12a 第1突起 12b 第2突起 16 第1軸 18 揺動部材 18a 凹部 20 第2軸 22 球体 24 アンテナエレメント 30 受け台
Claims (4)
- 【請求項1】 車体の外側部分に取り付けられるベース
部材に一対のアームを互いに面が対向するように切り起
こし、揺動ベースに前記アームに臨んで一対の第1突起
を互いに対向させて設けるとともに一対の第2突起を互
いに対向させて前記第1突起の対向する方向と直交する
向きに設け、前記アームとこれに臨む前記第1突起を通
る第1軸により前記揺動ベースを前記ベース部材に対し
て前記第1軸回りに揺動自在に配設し、前記第2突起に
前記第1軸と90度向きを変えて設ける第2軸により揺
動部材を前記揺動ベースに対して前記第2軸回りに揺動
自在に配設し、前記揺動部材にアンテナエレメントの基
端部を配設して構成したことを特徴とする車載用アンテ
ナ。 - 【請求項2】 請求項1記載の車載用アンテナにおい
て、前記ベース部材の一端部に受け台を設け、前記アン
テナエレメントが前記ベース部材と略平行な姿勢で前記
受け台に当接支持されるように構成したことを特徴とす
る車載用アンテナ。 - 【請求項3】 請求項1記載の車載用アンテナにおい
て、略十文字状の板金の端部をそれぞれ折り曲げて前記
第1突起と前記第2突起を形成して前記揺動ベースを構
成したことを特徴とする車載用アンテナ。 - 【請求項4】 請求項1記載の車載用アンテナにおい
て、前記一対の第2突起を板金で形成してその間隔が弾
力的に変化し得るようになし、この第2突起間に前記揺
動部材を挿入配設し、前記第2突起と前記揺動部材の対
向するいずれか一方の面に球体を一部突出して収容する
凹部または孔を設け、他方の面に前記第2軸回りに前記
凹部または孔に臨んで前記球体の一部を収容し得る凹部
または孔を複数形成して構成したことを特徴とする車載
用アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6055098A JPH11243308A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 車載用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6055098A JPH11243308A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 車載用アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11243308A true JPH11243308A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13145520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6055098A Pending JPH11243308A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 車載用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11243308A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006108848A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Yokowo Co Ltd | 車載用アンテナ |
JP2007151091A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-06-14 | Nippon Antenna Co Ltd | アンテナ取付装置 |
JP2011254511A (ja) * | 2005-10-28 | 2011-12-15 | Nippon Antenna Co Ltd | アンテナ取付装置 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP6055098A patent/JPH11243308A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006108848A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Yokowo Co Ltd | 車載用アンテナ |
JP2007151091A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-06-14 | Nippon Antenna Co Ltd | アンテナ取付装置 |
JP2011254511A (ja) * | 2005-10-28 | 2011-12-15 | Nippon Antenna Co Ltd | アンテナ取付装置 |
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