JPH11243016A - プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法 - Google Patents

プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法

Info

Publication number
JPH11243016A
JPH11243016A JP6054598A JP6054598A JPH11243016A JP H11243016 A JPH11243016 A JP H11243016A JP 6054598 A JP6054598 A JP 6054598A JP 6054598 A JP6054598 A JP 6054598A JP H11243016 A JPH11243016 A JP H11243016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed
printed coil
linear
substrate
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6054598A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitoshi Yamamoto
国敏 山本
Yoshihiro Sakata
喜博 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP6054598A priority Critical patent/JPH11243016A/ja
Publication of JPH11243016A publication Critical patent/JPH11243016A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄さを実現した変圧器を提供する。 【解決手段】 基板1に、平行な隣り合う三つの線形穴
2で構成される線形穴群3が設けられ、線形穴群3の各
線形穴2間に挟まれた部分を軸としてその両面および側
面に導体パターン層4が螺旋状に形成された二つの非接
続なプリントコイル5で構成されるプリントコイル対6
が他の回路とともに設けられ、かつ基板1の内部にプリ
ントコイル対6の二つのプリントコイル5内を通過して
両端が接続されているループ状の磁性体7を有し、プリ
ントコイル対6の二つのプリントコイル5の巻数が異な
っているプリント配線板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、プリントコイル
を有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリ
ントコイルチップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント回路板において、図
10に示すような磁性体7からなる芯に絶縁電線14を
巻き付けた変圧器14をプリント配線板に実装していた
(図11参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは変圧
器をプリント配線板に実装すると、プリント回路板全体
が厚くなってしまうという問題点があった。
【0004】また、このような大型の変圧器は、アセン
ブリも簡易ではなかった。
【0005】したがって、本発明の目的は、上記の問題
を解決することにあって、薄さを実現した変圧器を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプリントコイルを有するプリント配線板
は、基板に、平行な隣り合う三つの線形穴で構成される
線形穴群が設けられ、線形穴群の各線形穴間に挟まれた
部分を軸としてその両面および側面に導体パターン層が
螺旋状に形成された二つの非接続なプリントコイルで構
成されるプリントコイル対が他の回路とともに設けら
れ、かつ基板の内部にプリントコイル対の二つのプリン
トコイル内を通過して両端が接続されているループ状の
磁性体を有し、プリントコイル対の二つのプリントコイ
ルの巻数が異なっているように構成した。
【0007】本発明のプリントコイルシートは、基板
に、線形穴が多数設けられ、平行な隣り合う三つの線形
穴で構成される線形穴群の各線形穴間に挟まれた部分を
軸としてその両面および側面に導体パターン層が螺旋状
に形成された二つの非接続なプリントコイルで構成され
るプリントコイル対が線形穴群毎に設けられ、かつ基板
の内部にプリントコイル対の二つのプリントコイル内を
通過して両端が接続されているループ状の磁性体をプリ
ントコイル対毎に有し、プリントコイル対の二つのプリ
ントコイルの巻数が異なっているように構成した。
【0008】また、上記プリントコイルシートの構成に
おいて、線形穴群のそれぞれが、線形穴群の三つの線形
穴のうち一端または両端の線形穴を他の線形穴群と共有
しているように構成した。
【0009】本発明のプリントコイルチップの製造方法
は、上記のプリントコイルシートを用い、プリントコイ
ル対および磁性体毎に基板を切断することにより、多数
のプリントコイルチップを得るように構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプリントコイルを
有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリン
トコイルチップの製造方法について図を参照しながら詳
細に説明する。
【0011】図1は本発明に係るプリントコイル5の一
実施例を示す部分拡大図である。
【0012】この図において、基板1には、平行な隣り
合う三つの線形穴2で構成される線形穴群3が設けら
れ、線形穴群3の各線形穴2間に挟まれた部分を軸とし
てその両面および側面に導体パターン層4が螺旋状に形
成された二つの非接続なプリントコイル5で構成される
プリントコイル対6が設けられている。
【0013】また、基板1の内部にプリントコイル対6
の二つのプリントコイル5内を通過して両端が接続され
ているループ状の磁性体7を有し、プリントコイル対6
の二つのプリントコイル5の巻数は異なっている。
【0014】基板1としては、たとえば、第一絶縁シー
ト8の内層面に直径0.1〜50μmの金属粉などをイ
ンキ化してスクリーン印刷等を行なうことによりパター
ンを有する磁性体7を形成し、磁性体7の上にプリプレ
グ9を配置し、さらに第二絶縁シート10を重ね、積層
プレスなどにて加熱および加圧して一体化させたものを
用いる(図2参照)。また、第一絶縁シート8の内層面
にプリプレグ9を配置し、その上に金属板などをプレス
打ち抜きまたはエッチング加工して得た、あるいは焼結
により得たパターンを有する磁性体7を配置し、再びプ
リプレグ9を配置し、さらに第二絶縁シート10を重
ね、積層プレスなどにて加熱および加圧して一体化させ
たものを用いてもよい(図3参照)。また、プリプレグ
9の代りに接着シートを用いてもよい(図示せず)。第
一絶縁シート8および第二絶縁シート10としては、た
とえば、紙基材フェノール樹脂、紙基材エポキシ樹脂、
合成繊維布基材エポキシ樹脂、ガラス布・紙複合基材エ
ポキシ樹脂、ガラス布・ガラス不織布複合基材エポキシ
樹脂、ガラス布基材エポキシ樹脂、ガラス布基材テフロ
ン樹脂などの積層板、ポリエーテルイミド樹脂、ポリサ
ルフォン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ベンゾシ
クロブテン樹脂、テフロン樹脂などの樹脂、窒化アルミ
ニウム、炭化珪素、アルミナなどのセラミックなどを用
いることができる。磁性体7に用いる金属としては、フ
ェライトなどの鉄系のものや、ニッケル、コバルトなど
がある。なお、基板1は、板状のものもフィルム状のも
のも含む。
【0015】線形穴2は細長い貫通穴であり、平行に並
べることによりプリントコイル5の導体パターン層4を
形成するための軸を基板1中に形成することを目的とす
るものである。その大きさは、幅30mm〜3mm、長
さ3mm〜30mm程度である。線形穴2の形成方法と
しては、プレス、ルータ加工、レーザー加工、NCドリ
ルなどがある。
【0016】線形穴2間に挟まれた部分を軸としてその
両面および側面に螺旋状に形成された導体パターン層4
は、隣接するものどうしのショートを防止するために必
要な間隔を開けて螺旋が形成されている。導体パターン
層4の材料としては、銅、ニッケル、金などの金属が3
μm〜50μmの厚みで形成される。導体パターン層4
を形成する方法としては、次のようなものがある。ま
ず、基板1に線形穴2を開けた後に、無電解めっき及び
電解めっき、または蒸着、スパッタリング、溶射などに
より基板1の両面および線形穴2壁面に銅などの金属層
を形成する。あるいは、あらかじめ基板1の両面に銅箔
など導体を貼り合せておき、線形穴2を開けた後に、無
電解めっき及び電解めっきなどにより線形穴2壁面に、
さらには必要に応じて銅箔など導体上にも銅などの金属
層を形成する。次に、金属層を形成した基板1の両面お
よび線形穴2壁面の導体パターン層4として残すべき部
分にエッチングレジスト層を設ける。エッチングレジス
ト層は、一般の感光性耐エッチングレジスト材料を用
い、塗布、露光、現像することにより任意のパターンに
形成する。次に、エッチングレジスト層で覆われていな
い部分の金属層をエッチング除去する。この工程におい
ては、適宜のエッチング剤、たとえばアンモニウム、過
硫酸アンモニウム、塩化アンモニウムなどのアルカリエ
ッチング液または塩化第二銅、塩化第二鉄、クロム酸/
硫酸混液、過酸化水素水/硫酸混液などの酸性エッチン
グ液などを用いる。さらに、エッチングレジスト層を剥
離することにより、基板両面および線形穴2壁面に導体
パターン層4が形成される。この工程においては、適宜
の剥離剤、たとえばメチレンクロライド、グリコールエ
ーテル、これらの混合溶剤、またはこれらと水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液との混合
液などの有機溶剤を用いる。
【0017】また、導体パターン層4を形成する別の方
法としては、めっきレジスト層を用いる方法もある。ま
ず、基板1にエッチングレジスト層を用いた方法と同様
に線形穴2を開けた後、基板1両面および線形穴2壁面
の導体パターン層4の不要な部分にめっきレジスト層を
設ける。めっきレジスト層は、めっきを施してもめっき
層の析出しない一般の感光性耐めっきレジスト材料を用
い、塗布、露光、現像することにより任意のパターンに
形成する。次に、無電解めっき及び電解めっきなどによ
り基板1両面および線形穴2壁面のめっきレジスト層で
覆われていない部分にめっき層を形成する。その結果、
基板1両面および線形穴2壁面に導体パターン層4が形
成される。
【0018】上記のとおり構成された本発明のプリント
コイル5では、プリントコイル対6の第1のプリントコ
イル5に電流を流すとアンペアの右ネジの法則により磁
界が発生し、発生した磁界の磁束が磁性体7内を通る。
このときプリントコイル対6の第2のプリントコイル5
には磁性体7を通る磁束によりファラデ−ノイマンの法
則により起電力が発生する。第2のプリントコイル5に
おいて発生する起電力は、第1のプリントコイル5に対
する第2のプリントコイル5の巻数比に比例する。ま
た、磁性体7内の磁束密度は、磁性体7の比透磁率によ
り決まる。
【0019】また、プリントコイル5の一部又は全部に
ソルダーレジストにて絶縁処理を施してもよい。ソルダ
ーレジストの材料としては、エポキシ樹脂、ワニス、エ
ナメルなどがある。ソルダーレジストの形成方法として
は、スクリーン印刷、ロールコータ−、カーテンコータ
ー、スプレー、静電塗布などの方法がある。
【0020】また、プリントコイル5の一部又は全部に
表面処理を施してもよい。表面処理としては、ハンダラ
ベラー、金メッキ、ハンダメッキ、ニッケルメッキ、銀
メッキ、パラジウムメッキなどの方法がある。
【0021】以上のようなプリントコイル対6および磁
性体7を有するものとしては、プリントコイル対6およ
び磁性体7が他の回路11とともに設けられているプリ
ント配線板がある(図4参照)。このように、プリント
コイル対6および磁性体7が他の回路11とともに一枚
のプリント配線板中に設けられていると、実装の手間が
省け、薄くできるという利点がある。
【0022】また、プリントコイル対6および磁性体7
を有する別のものとしては、基板1に、線形穴2が多数
設けられ、平行な隣り合う三つの線形穴2で構成される
線形穴群3の各線形穴2間に挟まれた部分を軸としてそ
の両面および側面に導体パターン層4が螺旋状に形成さ
れた二つの非接続なプリントコイル5で構成されるプリ
ントコイル対6が線形穴群3毎に設けられ、かつ基板1
の内部にプリントコイル対6の二つのプリントコイル5
内を通過して両端が接続されているループ状の磁性体を
プリントコイル対6毎に有し、プリントコイル対6の二
つのプリントコイル5の巻数が異なっているプリントコ
イルシートがある(図5参照)。
【0023】このプリントコイルシートは、プリントコ
イルチップ12を製造するための中間部品であり、プリ
ントコイル対6および磁性体7毎に基板1を切断する
(図6参照)ことにより、プリントコイルチップ12
(図7参照)を多数得ることができる。プリントコイル
シート単位で扱うので、プリントコイルチップ12のサ
イズが小さくても導体パターン層4の形成が容易であ
る。また、一度に大量にプリントコイルチップ12を得
ることができる。プリントコイルシートよりプリントコ
イルチップ12を切り出すには、打ち抜きプレス、ルー
ター加工、レーザー加工、Vカットなどを用いる。
【0024】なお、プリントコイルシートは、線形穴群
3のそれぞれが、図5に示したようにその三つの線形穴
2のうち一端または両端の線形穴2を他の線形穴群3と
共有しているようにしてもよいし、図8に示すように他
の線形穴群3と線形穴2を共有せずに独立していてもよ
い。また、プリントコイルシートの基板1が有する多数
の磁性体7は、図9に示すように連続する一枚のシート
状にプレス打ち抜きやエッチング加工しておくと、基板
1作製時に手間が省ける。
【0025】
【実施例】実施例1 ガラス布基材エポキシ樹脂からなる厚さ0.1mmの第一
絶縁シートの片面に厚み18μmの銅箔を張った縦34
0mm、横250mmの銅張積層板を用い、銅箔を張ってい
ない側の面に直径3μmの鉄粉をインキ化したものをス
クリーン印刷して外形4.6mm×15mm、幅1.5mmの
方形ループ状で厚さ3μmの磁性体を所定の位置に1個
設けた。
【0026】この板とガラス布基材エポキシ樹脂からな
る厚さ0.1mmの第二絶縁シートの片面に厚み18μm
の銅箔を張った縦340mm、横510mmの銅張積層板と
を、間に厚さ0.1mmのガラスエポキシからなるプリプ
レグを挟み、いずれの銅箔も外層となるように重ね合わ
せた後、積層用プレスにて加熱加圧して一体化した。
【0027】その後、得られた両面に銅箔を有する基板
に、プレス加工によって、内層の磁性体で囲まれた部分
を貫通するように幅0.6mm、長さ11mmの線形穴
を開け、また磁性体の長辺より0.5mm離れた部分に
幅0.6mm、長さ11mmの線形穴をそれぞれ開け、
平行な隣り合う三つの線形穴で構成される線形穴群を設
けた。
【0028】このような基板の線形穴に銅メッキを25
μmの厚さに施し、基板の両面および線形穴内壁に光分
解型レジストを塗布し、表面、裏面よりマスクを重ねて
露光し、現像してエッチングレジストを設けた後、不要
な部分をエッチング除去することにより、線形穴群の一
方の線形穴間に挟まれた部分を軸としてその両面および
側面に導体幅0.25mm、ピッチ0.5mmの導体パ
ターン層を螺旋状に20巻きしたプリントコイルと、こ
のプリントコイルと非接続で線形穴群の他方の線形穴間
に挟まれた部分を軸としてその両面および側面に導体幅
0.25mm、ピッチ0.5mmの導体パターン層を螺
旋状に10巻きしたプリントコイルとを他の回路ととも
に形成してプリント配線板を得た。
【0029】実施例2 磁性体として厚さ0.1mmの鉄板をエッチング加工し
て外形4.6mm×15mm、幅1.5mmである多数の方形
ループがその四隅において連結されたシートを得た。
【0030】このシートの両面に厚さ0.1mmのエポキ
シ樹脂からなる接着シートを配置し、さらにガラス布基
材エポキシ樹脂からなる厚さ0.2mmの第一絶縁シート
および第二絶縁シートの片面にそれぞれ厚み18μmの
銅箔を張った縦340mm、横250mmの二枚の銅張積層
板を用い、いずれの銅箔も外層となるように接着シート
の両側より重ね合わせた後、積層用プレスにて加熱加圧
して一体化した。
【0031】その後、得られた両面に銅箔を有する基板
に、プレス加工によって、内層の磁性体の方形ループで
囲まれた各部分を貫通するように幅0.6mm、長さ1
1mmの線形穴を開け、また磁性体の長辺より0.5m
m離れた部分に幅0.6mm、長さ11mmの線形穴を
それぞれ開け、平行な隣り合う三つの線形穴で構成され
る線形穴群を多数設けた。
【0032】このような基板の線形穴に銅メッキを25
μmの厚さに施し、基板の両面および線形穴内壁に光分
解型レジストを塗布し、表面、裏面よりマスクを重ねて
露光し、現像してエッチングレジストを設けた後、不要
な部分をエッチング除去することにより、各線形穴群の
一方の線形穴間に挟まれた部分を軸としてその両面およ
び側面に導体幅0.25mm、ピッチ0.5mmの導体
パターン層を螺旋状に20巻きしたプリントコイルと、
このプリントコイルと非接続で同じ線形穴群の他方の線
形穴間に挟まれた部分を軸としてその両面および側面に
導体幅0.25mm、ピッチ0.5mmの導体パターン
層を螺旋状に10巻きしたプリントコイルとを線形穴群
毎に形成してプリントコイルシートを得た。
【0033】さらに、プリントコイルについては、その
両端を除いてソルダーレジストにて絶縁処理を施し、両
端部にはハンダレベラー処理を施した。
【0034】最後に、プリントコイルシートを用い、プ
リントコイル対および磁性体毎にプレス加工にて基板を
切断して、6.2mm×16mmのプリントコイルチップを
516個得た。
【0035】
【発明の効果】本発明のプリントコイルを有するプリン
ト配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチッ
プの製造方法は、以上のような構成および作用からなる
ので、次の効果が奏される。
【0036】すなわち、本発明のプリントコイル対は、
基板に設けられた線形穴群の各線形穴間に挟まれた部分
を軸としてその両面および側面に導体パターン層が螺旋
状に形成された二つの非接続なプリントコイルで構成さ
れ、かつ基板の内部にプリントコイル対の二つのプリン
トコイル内を通過して両端が接続されているループ状の
磁性体を有し、プリントコイル対の二つのプリントコイ
ルの巻数が異なっているので、変圧器をプリント配線板
と一体化でき、プリント回路板の薄型化が可能となる。
【0037】また、変圧器をチップ化できるので、アセ
ンブリが簡易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリントコイルの一実施例を示す
部分拡大図である。
【図2】本発明に係る基板の一実施例を示す分解図であ
る。
【図3】本発明に係る基板の他の実施例を示す分解図で
ある。
【図4】本発明に係るプリントコイルを有するプリント
配線板の一実施例を示す図である。
【図5】本発明に係るプリントコイルシートの一実施例
を示す図である。
【図6】図5のプリントコイルシート中のプリントコイ
ル対および磁性体を打ち抜いた様子を示す図である。
【図7】図5のプリントコイルシートから得られるプリ
ントコイルチップを示す図である。
【図8】本発明に係るプリントコイルシートの他の実施
例を示す図である。
【図9】本発明に係る磁性体の加工形状の一実施例を示
す図である。
【図10】従来技術に係る変圧器の一実施例を示す図で
ある。
【図11】従来技術に係る変圧器を設置したプリント配
線板の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 線形穴 3 線形穴群 4 導体パターン層 5 プリントコイル 6 プリントコイル対 7 磁性体 8 第一絶縁シート 9 プリプレグ 10 第二絶縁シート 11 他の回路 12 プリントコイルチップ 13 変圧器 14 絶縁電線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に、平行な隣り合う三つの線形穴で
    構成される線形穴群が設けられ、線形穴群の各線形穴間
    に挟まれた部分を軸としてその両面および側面に導体パ
    ターン層が螺旋状に形成された二つの非接続なプリント
    コイルで構成されるプリントコイル対が他の回路ととも
    に設けられ、かつ基板の内部にプリントコイル対の二つ
    のプリントコイル内を通過して両端が接続されているル
    ープ状の磁性体を有し、プリントコイル対の二つのプリ
    ントコイルの巻数が異なっていることを特徴とするプリ
    ントコイルを有するプリント配線板。
  2. 【請求項2】 基板に、線形穴が多数設けられ、平行な
    隣り合う三つの線形穴で構成される線形穴群の各線形穴
    間に挟まれた部分を軸としてその両面および側面に導体
    パターン層が螺旋状に形成された二つの非接続なプリン
    トコイルで構成されるプリントコイル対が線形穴群毎に
    設けられ、かつ基板の内部にプリントコイル対の二つの
    プリントコイル内を通過して両端が接続されているルー
    プ状の磁性体をプリントコイル対毎に有し、プリントコ
    イル対の二つのプリントコイルの巻数が異なっているこ
    とを特徴とするプリントコイルシート。
  3. 【請求項3】 線形穴群のそれぞれが、線形穴群の三つ
    の線形穴のうち一端または両端の線形穴を他の線形穴群
    と共有している請求項2記載のプリントコイルシート。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3のいずれかに記
    載のプリントコイルシートを用い、プリントコイル対お
    よび磁性体毎に基板を切断することにより、多数のプリ
    ントコイルチップを得ることを特徴とするプリントコイ
    ルチップの製造方法。
JP6054598A 1998-02-25 1998-02-25 プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法 Pending JPH11243016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6054598A JPH11243016A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6054598A JPH11243016A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11243016A true JPH11243016A (ja) 1999-09-07

Family

ID=13145379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6054598A Pending JPH11243016A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11243016A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006165212A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Sony Corp インダクタンス素子及びその製造方法、並びに配線基板
US7135952B2 (en) 2002-09-16 2006-11-14 Multi-Fineline Electronix, Inc. Electronic transformer/inductor devices and methods for making same
US7178220B2 (en) 2000-05-19 2007-02-20 Multi-Fineline Electronix, Inc. Method of making slotted core inductors and transformers
US7271697B2 (en) 2004-12-07 2007-09-18 Multi-Fineline Electronix Miniature circuitry and inductive components and methods for manufacturing same
US7436282B2 (en) 2004-12-07 2008-10-14 Multi-Fineline Electronix, Inc. Miniature circuitry and inductive components and methods for manufacturing same
US7645941B2 (en) 2006-05-02 2010-01-12 Multi-Fineline Electronix, Inc. Shielded flexible circuits and methods for manufacturing same
JP2014236074A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 日本メクトロン株式会社 多数個取りプリント配線板およびコイルパターンの検査方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7477124B2 (en) 2000-05-19 2009-01-13 Multi-Fineline Electronix, Inc. Method of making slotted core inductors and transformers
US7178220B2 (en) 2000-05-19 2007-02-20 Multi-Fineline Electronix, Inc. Method of making slotted core inductors and transformers
US7135952B2 (en) 2002-09-16 2006-11-14 Multi-Fineline Electronix, Inc. Electronic transformer/inductor devices and methods for making same
US7696852B1 (en) 2002-09-16 2010-04-13 Multi-Fineline Electronix, Inc. Electronic transformer/inductor devices and methods for making same
US7277002B2 (en) 2002-09-16 2007-10-02 Multi-Fineline Electronix, Inc. Electronic transformer/inductor devices and methods for making same
US7271697B2 (en) 2004-12-07 2007-09-18 Multi-Fineline Electronix Miniature circuitry and inductive components and methods for manufacturing same
US7436282B2 (en) 2004-12-07 2008-10-14 Multi-Fineline Electronix, Inc. Miniature circuitry and inductive components and methods for manufacturing same
US7602272B2 (en) 2004-12-07 2009-10-13 Multi-Fineline Electronix, Inc. Miniature circuitry and inductive components and methods for manufacturing same
US7656263B2 (en) 2004-12-07 2010-02-02 Multi-Fineline Electronix, Inc. Miniature circuitry and inductive components and methods for manufacturing same
US7690110B2 (en) 2004-12-07 2010-04-06 Multi-Fineline Electronix, Inc. Methods for manufacturing miniature circuitry and inductive components
JP2006165212A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Sony Corp インダクタンス素子及びその製造方法、並びに配線基板
US7645941B2 (en) 2006-05-02 2010-01-12 Multi-Fineline Electronix, Inc. Shielded flexible circuits and methods for manufacturing same
JP2014236074A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 日本メクトロン株式会社 多数個取りプリント配線板およびコイルパターンの検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100688743B1 (ko) 멀티 레이어 커패시터 내장형의 인쇄회로기판의 제조방법
KR100231356B1 (ko) 적층형 세라믹칩 인덕터 및 그 제조방법
KR100673860B1 (ko) 임베디드 인쇄회로기판 제작방법
US6747450B2 (en) Weak-magnetic field sensor using printed circuit board manufacturing technique and method of manufacturing the same
US8362361B2 (en) Method for producing parts for passive electronic components and parts produced
JPH07500951A (ja) 信号誘導のための超高密度配線を有するメタルクラッドラミネートを使用するプリント配線回路基板の製造方法
JPH08203737A (ja) コイル部品
TW201640965A (zh) 可撓性印刷電路板之製造方法
EP0365755A1 (en) Circuit member for use in multilayered printed circuit board assembly and method of making same
KR100619368B1 (ko) 미약자계 감지용 센서를 구비한 인쇄회로기판 및 그 제작방법
JP2004031682A (ja) プリント配線基板の製造方法
JPH08162352A (ja) 転写導体の製造方法およびグリーンシート積層体の製造方法
CN114554712A (zh) 线路板及其制造方法
JPH11243016A (ja) プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法
JPH06342977A (ja) 印刷配線板の製造方法
JPH11186039A (ja) プリントコイルを有するプリント配線板とプリントコイルシートとプリントコイルチップの製造方法
JP3090906B2 (ja) 環状プリントコイルの製造方法
JP2004282487A (ja) アンテナ素子及びその製造方法
JP2004039676A (ja) インダクター内蔵型プリント配線基板の製造方法
JPH11345713A (ja) 多層プリント配線板とその製造方法
JP2004006964A (ja) 積層型セラミックチップインダクタおよびその製造方法
JP2003046247A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JPH11251702A (ja) スルーホールを有するプリント配線板
WO2000046837A2 (en) Improved circuit board manufacturing process
JPH09172259A (ja) 印刷配線板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000704