JPH11242959A - リチウム二次電池 - Google Patents
リチウム二次電池Info
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- JPH11242959A JPH11242959A JP10369307A JP36930798A JPH11242959A JP H11242959 A JPH11242959 A JP H11242959A JP 10369307 A JP10369307 A JP 10369307A JP 36930798 A JP36930798 A JP 36930798A JP H11242959 A JPH11242959 A JP H11242959A
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- lithium
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
による発熱を抑えることによって、充放電中に電池温度
が上昇するのを抑制し、この結果サイクル特性を飛躍的
に向上させることができるリチウム二次電池を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 リチウムを挿入,離脱可能な材料から成
る正極活物質を含む正極1と、リチウムを挿入,離脱可
能な材料から成る負極活物質を含む負極2とが、セパレ
ータ3を介して配置される構造のリチウム二次電池にお
いて、上記正極活物質として、放電状態から充電状態に
至るまでのエントロピー発熱総和の符号が異なる材料を
少なくとも各1種以上混合したものを用いることを特徴
とする。
Description
離脱可能な材料から成る正極活物質を含む正極と、リチ
ウムを挿入,離脱可能な材料から成る負極活物質を含む
負極とが、セパレータを介して配置される構造のリチウ
ム二次電池に関する。
を達成することのできる二次電池として、リチウム二次
電池が期待されている。そして、このリチウム二次電池
の正極活物質としてはLiNiO2 、LiCoO2 等が
一般的に用いられている。
イズのものが作製されているが、大型のリチウム二次電
池では、充放電中に電池温度が上昇して、サイクル特性
が低下するという課題を有していた。これは、小型のリ
チウム二次電池では、発電要素の単位体積当たりの電池
表面積をある程度確保できるため、放熱性が極端に低下
することがない一方、大型のリチウム二次電池では、発
電要素の単位体積当たりの電池表面積が極端に小さくな
るため、放熱性が著しく低下するということに起因する
ものである。ここで、本発明者らが調査したところ、充
放電時の発熱原因としては、電池の内部抵抗による発熱
と、エントロピー変化による発熱とがあることを確認し
た。
課題を考慮してなされたものであって、充放電時の発熱
原因のうちエントロピー変化による発熱を抑えることに
よって、充放電中に電池温度が上昇するのを抑制し、こ
の結果サイクル特性を飛躍的に向上させることができる
リチウム二次電池を提供することを目的とする。
に、本発明のリチウム二次電池は、リチウムを挿入,離
脱可能な材料から成る正極活物質を含む正極と、リチウ
ムを挿入,離脱可能な材料から成る負極活物質を含む負
極とが、セパレータを介して配置される構造のリチウム
二次電池において、上記正極活物質として、放電状態か
ら充電状態に至るまでのエントロピー発熱総和の符号が
異なる材料を少なくとも各1種以上混合したものを用い
ることを特徴とする。上記構成であれば、充放電中のエ
ントロピー発熱による温度上昇を抑制することができる
ので、電池のサイクル特性を飛躍的に向上させることが
できる。具体的には、以下の通りである。
放電状態から充電状態に至るまでのエントロピー発熱総
和の符号(以下、単に、エントロピー発熱総和と略す)
が正の材料では発熱反応となるが、エントロピー発熱総
和の符号が負の材料では吸熱反応となる。したがって、
充電時には、エントロピー発熱総和が正の材料のみを用
いた電池に比べて、エントロピー発熱量が低減する。一
方、放電時には、エントロピー発熱総和の符号が負の材
料では発熱反応となるが、エントロピー発熱総和の符号
が正の材料では吸熱反応となる。したがって、放電時に
は、エントロピー発熱総和が負の材料のみを用いた電池
に比べて、エントロピー発熱量が低減する。即ち、エン
トロピー発熱総和が正或いは負の材料のみを用いた電池
では、充電時或いは放電時のいずれか一方で電池温度が
上昇し、電池が著しく劣化するため、サイクル特性が低
下する。これに対して、上記構成の電池は、充電時及び
放電時共に電池温度が上昇するのを抑制できるので、電
池が著しく劣化せず、サイクル特性が向上する。
ウムを挿入,離脱可能な材料から成る正極活物質を含む
正極と、リチウムを挿入,離脱可能な材料から成る負極
活物質を含む負極とが、セパレータを介して配置される
構造のリチウム二次電池において、上記正極活物質とし
て、電位3.0V(25℃におけるリチウム金属を基準
とする)における充電時のエントロピー発熱の符号の異
なる材料を少なくとも各1種以上混合したものを用いる
ことを特徴とする。上記の如く、放電電位(3.0V)
で充電時のエントロピー発熱の符号の異なる材料を少な
くとも各1種以上混合していれば、上記の場合と同様の
理由で、充放電時にエントロピー発熱量が低減し、サイ
クル特性が向上する。
載の発明において、上記正極活物質として、電位3.0
V(25℃におけるリチウム金属を基準とする)におけ
る充電時のエントロピー発熱の符号の異なる材料を少な
くとも各1種以上混合したものに代えて、電位3.0V
以上4.2V未満(25℃におけるリチウム金属を基準
とする)における充電時のエントロピー発熱の符号の異
なる材料を少なくとも各1種以上混合したものを用いる
ことを特徴とする。上記の如く、放電電位と充電電位と
の中間電位(3.0V以上4.2V未満の電位)で充電
時のエントロピー発熱の符号の異なる材料を少なくとも
各1種以上混合していれば、上記の場合と同様の理由
で、充放電時にエントロピー発熱量が低減し、サイクル
特性が向上する。
載の発明において、上記正極活物質として、電位3.0
V以上4.2V未満(25℃におけるリチウム金属を基
準とする)における充電時のエントロピー発熱の符号の
異なる材料を少なくとも各1種以上混合したものに代え
て、電位3.0V以上4.2V以下(25℃におけるリ
チウム金属を基準とする)における充電時のエントロピ
ー発熱の符号の異なる材料を少なくとも各1種以上混合
したものを用いることを特徴とする。上記の如く、全て
の電位(電位3.0V以上4.2V以下)で充電時のエ
ントロピー発熱の符号の異なる材料を少なくとも各1種
以上混合していれば、上記の場合と同様の理由で、充放
電時にエントロピー発熱量が低減し、サイクル特性が向
上する。また、このような構成(即ち、3.0V以上
4.2V以下の電位で、常にエントロピー発熱の符号の
異なる材料を用いた電池)では、上記請求項1のエント
ロピー発熱の総和も符号が異なるようになるものと考え
られる。
2、3又は4記載の発明において、充電時のエントロピ
ー発熱の符号の異なる材料を、1/9〜9/1の重量比
の範囲で混合することを特徴とする。エントロピー発熱
の符号が負の材料が多すぎると、放電時にエントロピー
発熱量が増大する一方、エントロピー発熱の符号が正の
材料が多すぎると、充電時にエントロピー発熱量が増大
する。したがって、上記の如く充電時のエントロピー発
熱の符号の異なる材料を、1/9〜9/1の重量比の範
囲で混合するのが望ましい。
載の発明において、充電時のエントロピー発熱の符号の
異なる材料のうち、符号が負である材料として、LiC
oO 2 及び/又はLiCo0.5 Ni0.5 O2 を用い、符
号が正である材料としてLiNiO2 及び/又はLiM
n2 O4 を用いることを特徴とする。
は4記載の発明において、充電時のエントロピー発熱の
符号の異なる材料のうち、符号が負である材料としてL
iCoO2 を用い、符号が正である材料としてLiNi
O2 及び/又はLiMn2 O 4 を用いることを特徴とす
る。
2、3、4、5、6又は7記載の発明において、電池容
量が3Ah以上であることを特徴とする。このように、
電池容量が3Ah以上の大きな電池では、発電要素の単
位体積当たりの電池表面積が極端に小さくなって、放熱
性が著しく低下するため、本発明が特に有用である。ま
た、請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明におい
て、電池形状が円筒形であることを特徴とする。
づいて、以下に説明する。 〔正極の作製〕先ず、正極活物質として使用可能である
正極材料についてエントロピー発熱を測定し、充電時の
エントロピー発熱総和の符号から2つに分けた。エント
ロピー発熱の測定は、25℃下リチウム金属基準(Li
/Li+ )で電位が3.0V、3.7V、4.2Vに調
整した正極材料を0℃まで冷却し、0℃での電位が25
℃時での電位より低い場合には、充電時のエントロピー
発熱の符号は正とし、0℃での電位が25℃時での電位
より高い場合には、充電時のエントロピー発熱の符号は
負であるとした。そして、充電時のエントロピー発熱の
符号が正であるものとしてLiNiO2 又はLiMn2
O4 を選択し、充電時にエントロピー発熱の符号が負で
あるものとしてLiCo0.5 Ni0.5 O2 (電位は3.
0Vに限る)又はLiCoO2 を選択し、これらを重量
比1:1で混合した。尚、これらのリチウム金属酸化物
は、リチウムの水酸化物と、ニッケル、マンガン、コバ
ルトの各水酸化物とを混合し、空気中800℃で24時
間焼成することにより得た。
電剤としての人造黒鉛を重量比90:5の割合で混合し
正極合剤を作製した後、結着剤であるポリフッ化ビニリ
デンをN−メチル−2−ピロリドン(NMP)に溶解さ
せNMP溶液を調製した。この後、上記正極合剤と上記
ポリフッ化ビニリデンの重量比が95:5になるように
正極合剤とNMP溶液を混練してスラリーを調製し、こ
のスラリーを正極集電体としてのアルミニウム箔の両面
にドクターブレード法により塗布した後、150℃で2
時間真空乾燥して正極を作製した。
3.356Å;Lc値>1000Å)に空気流を噴射、
粉砕(ジェット粉砕)してふるいにかけ、平均粒子径1
0μmの黒鉛粉末を得た。これと並行して、結着剤であ
るポリフッ化ビニリデンをNMPに溶解させNMP溶液
を調製した。次に、上記黒鉛粉末と上記ポリフッ化ビニ
リデンとの重量比が85:15の割合となるように両者
を混練してスラリーを調製し、このスラリーを負極集電
体としての銅箔の両面にドクターブレード法により塗布
した後、150℃で2時間真空乾燥して負極を作製し
た。
ジエチルカーボネート(DEC)とを体積比1:1で混
合した溶媒に、LiPF6 を1M(モル/リットル)の
割合で溶かして非水電解液を調製した。
解液を用いて円筒型の本発明電池を作製した。なお、セ
パレータとしてはイオン透過性のポリエチレン製の微多
孔膜を用い、これに先の非水電解液を含浸させた。図1
は作製した電池を模式的に示す断面図であり、図示の電
池は、正極1及び負極2、これら両極を離間するセパレ
ータ3、正極リード4、負極リード5、正極外部端子
6、負極缶7などからなる。正極1及び負極2は、非水
電解液が含浸されたセパレータ3を介して渦巻上に巻き
取られた状態で負極缶7内に収容されており、正極1は
正極リード4を介して正極外部端子6に、また負極2は
負極リード5を介して負極缶7に接続され、電池内部で
生じた化学エネルギーを電気エネルギーとして外部に取
り出し得るようになっている。
粉末に限定するものではなく、その他コークスなどの炭
素材料、リチウム金属、リチウム合金、LixFe2 O
3 、LixWO2 等の金属酸化物、ポリアセチレン等の
導電性高分子等を用いてもよい。但し、黒鉛材料等の炭
素材料を負極に用いた場合には、特に優れた効果が発揮
される。また、炭素材料として用いられる黒鉛、コーク
スとしては、粉砕したものをそのまま用いてもよく、加
熱処理(500〜3700℃)、酸処理、アルカリ処
理、膨張化処理等の前処理を施したものを使用してもよ
い。加えて、電池性能を十分に発揮させるには、黒鉛の
d002 値は3.35Å以上3.37Å以下であることが
好ましく、Lc値は400Å以上であることが好まし
い。
成する他の部材についても、上記のものに限定されるも
のではなく、従来非水系電池として実用され、或いは提
案されている種々の材料を特に制限なく使用することが
可能である。例えば、電解質としては上記LiPF6 の
他に、リチウムイオン等の金属イオンを含むLiClO
4 、LiCF3 SO3 などが例示される。また、電解液
の有機溶媒としては上記エチレンカーボネートとジエチ
ルカーボネートとの混合溶媒の他、プロピレンカーボネ
ート、ジメトキシエタン、ジメチルカーボネート、スル
ホラン等を単独で、あるいは混合して用いることができ
る。尚、電解液はこれら溶媒に前記電解質を0.7〜
1.5M(モル/リットル)程度の割合で溶かした溶液
が例示される。
池に限定するものではなく、偏平形、角形等他の種々の
形状のリチウム二次電池にも適用し得ることは勿論であ
る。
LiCo0.5 Ni0.5 O2 、LiMn2 O4 、及びLi
NiO2 を用い、各正極材料を25℃下リチウム金属基
準の電位が3.0V、3.7V、及び4.2Vとなるよ
うに調整した場合、充電時にエントロピー発熱の符号が
正となるか負となるかについて調べたので、その結果を
下記表1に示す。
は、25℃下リチウム金属基準の電位が3.0V〜4.
2Vの範囲で、各正極材料におけるエントロピー発熱の
符号の正負の変化は認められない。但し、一部の材料
(上記表1ではLiCo0.5 Ni 0.5 O2 )では、電位
によってエントロピー発熱の符号の正負の変化が認めら
れる。このような結果に基づいて、下記の電池を作製し
て、各種の実験を行った。
電位3.0V、3.7V、4.2Vでのエントロピー発
熱の符号が正であるものとしてLiNiO2 を用い、充
電時に電位3.0V、3.7V、4.2Vでのエントロ
ピー発熱の符号が負であるものとしてLiCoO2 を用
いる他は、上記発明の実施の形態と同様の電池を作製し
た。このようにして作製した電池を、以下、本発明電池
A1と称する。
電位3.0Vでのエントロピー発熱の符号が負であるも
のとしてLiCo0.5 Ni0.5 O2 を用いる他は、上記
実施例1と同様の電池を作製した。 このようにして作
製した電池を、以下、本発明電池A2と称する。
電位3.0V、3.7V、4.2Vでのエントロピー発
熱の符号が正であるものとしてLiMn2 O4 を用いる
他は、上記実施例1と同様の電池を作製した。このよう
にして作製した電池を、以下、本発明電池A3と称す
る。
電位3.0Vでのエントロピー発熱の符号が正であるも
のとしてLiMn2 O4 を用い、充電時に電位3.0V
でのエントロピー発熱の符号が負であるものとしてLi
Co0.5 Ni0.5 O2 を用いる他は、上記実施例1と同
様の電池を作製した。このようにして作製した電池を、
以下、本発明電池A4と称する。
エントロピー発熱の符号が電位3.0Vで負であるもの
を用いず、充電時のエントロピー発熱の符号が電位3.
0Vで共に正であるLiNiO2 とLiMn2 O4 とを
用いる他は、上記実施例1と同様の電池を作製した。こ
のようにして作製した電池を、以下、比較電池X1と称
する。
エントロピー発熱の符号が電位3.0Vで正であるもの
を用いず、充電時のエントロピー発熱の符号が電位3.
0Vで共に負であるLiCoO2 とLiCo0.5 Ni
0.5 O2 とを用いる他は、上記実施例1と同様の電池を
作製した。このようにして作製した電池を、以下、比較
電池X2と称する。尚、理解の容易のために、本発明電
池A1〜A4及び比較電池X1、X2の正極材料と電位
とを下記表2に示す。
比較電池X1、X2を室温にて充放電し、各電池の20
0サイクル後におけるサイクル劣化率(サイクル特性)
を調べたので、その結果を下記表3に示す。尚、充放電
は定電流法を用い、充電電流1.2Aで充電終止電圧
4.1Vまで充電した後、放電電流1.2Aで放電終止
電圧2.7Vまで放電するという条件である。また、2
00サイクル後におけるサイクル劣化率の算出は、初期
容量と200サイクル後の放電容量とを測定し、これら
を下記数1に代入することにより算出した。
A1〜A4は比較電池X1、X2に比べて、サイクル劣
化率が格段に小さくなっていることが認められる。した
がって、サイクル特性の向上を図るには、正極材料選択
の際、充電時にエントロピー発熱の符号が負であるもの
と正であるものとを共に用いるのが良いことを理解でき
る。
Vにおける充電時のエントロピー発熱の符号の異なる材
料を用いて種々の電池を作製し、これを評価した。具体
的には、符号が正の材料としてのLiMn2 O4 と、符
号が負の材料としてのLiCo0.5 Ni 0.5 O2 との混
合比率を変化(重量比で0:10〜10:0まで)させ
る他は、上記実施例4と同様の電池を作製し、これら電
池の200サイクル後におけるサイクル劣化率(サイク
ル特性)を調べたので、その結果を下記表4及び図2に
示す。尚、充放電条件及びサイクル劣化率の算出は、上
記実験1と同様に行った。
iMn2 O4 とLiCo0.5 Ni0. 5 O2 との混合比率
が重量比で1:9〜9:1の範囲であれば、サイクル劣
化率が低く良好なサイクル特性を得られることを確認し
た。
充放電時の発熱原因のうちエントロピー変化による発熱
を抑えることができるので、充放電中に電池温度が上昇
するのを抑制することができ、この結果サイクル特性を
飛躍的に向上させることができるという優れた効果を奏
する。
の重量比と、200サイクル後のサイクル劣化率との関
係を示すグラフである。
Claims (9)
- 【請求項1】 リチウムを挿入,離脱可能な材料から成
る正極活物質を含む正極と、リチウムを挿入,離脱可能
な材料から成る負極活物質を含む負極とが、セパレータ
を介して配置される構造のリチウム二次電池において、 上記正極活物質として、放電状態から充電状態に至るま
でのエントロピー発熱総和の符号が異なる材料を少なく
とも各1種以上混合したものを用いることを特徴とする
リチウム二次電池。 - 【請求項2】 リチウムを挿入,離脱可能な材料から成
る正極活物質を含む正極と、リチウムを挿入,離脱可能
な材料から成る負極活物質を含む負極とが、セパレータ
を介して配置される構造のリチウム二次電池において、 上記正極活物質として、電位3.0V(25℃における
リチウム金属を基準とする)における充電時のエントロ
ピー発熱の符号の異なる材料を少なくとも各1種以上混
合したものを用いることを特徴とするリチウム二次電
池。 - 【請求項3】 上記正極活物質として、電位3.0V
(25℃におけるリチウム金属を基準とする)における
充電時のエントロピー発熱の符号の異なる材料を少なく
とも各1種以上混合したものに代えて、電位3.0V以
上4.2V未満(25℃におけるリチウム金属を基準と
する)における充電時のエントロピー発熱の符号の異な
る材料を少なくとも各1種以上混合したものを用いる、
請求項2記載のリチウム二次電池。 - 【請求項4】 上記正極活物質として、電位3.0V以
上4.2V未満(25℃におけるリチウム金属を基準と
する)における充電時のエントロピー発熱の符号の異な
る材料を少なくとも各1種以上混合したものに代えて、
電位3.0V以上4.2V以下(25℃におけるリチウ
ム金属を基準とする)における充電時のエントロピー発
熱の符号の異なる材料を少なくとも各1種以上混合した
ものを用いる、請求項3記載のリチウム二次電池。 - 【請求項5】 充電時のエントロピー発熱の符号の異な
る材料を、1/9〜9/1の重量比の範囲で混合する、
請求項1、2、3又は4記載のリチウム二次電池。 - 【請求項6】 充電時のエントロピー発熱の符号の異な
る材料のうち、符号が負である材料としてLiCoO2
及び/又はLiCo0.5 Ni0.5 O2 を用い、符号が正
である材料としてLiNiO2 及び/又はLiMn2 O
4 を用いる、請求項2記載のリチウム二次電池。 - 【請求項7】 充電時のエントロピー発熱の符号の異な
る材料のうち、符号が負である材料としてLiCoO2
を用い、符号が正である材料としてLiNiO2 及び/
又はLiMn2 O4 を用いる、請求項3又は4記載のリ
チウム二次電池。 - 【請求項8】 電池容量が3Ah以上である、請求項
1、2、3、4、5、6又は7記載のリチウム二次電
池。 - 【請求項9】 電池形状が円筒形である、請求項8記載
のリチウム二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10369307A JPH11242959A (ja) | 1997-12-26 | 1998-12-25 | リチウム二次電池 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36867497 | 1997-12-26 | ||
JP9-368674 | 1997-12-26 | ||
JP10369307A JPH11242959A (ja) | 1997-12-26 | 1998-12-25 | リチウム二次電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11242959A true JPH11242959A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26582021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10369307A Pending JPH11242959A (ja) | 1997-12-26 | 1998-12-25 | リチウム二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11242959A (ja) |
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