JP2005071712A - 正極の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
第1の正極活物質と第2の正極活物質を備えた二次電池における充放電サイクル寿命を向上させる正極の製造方法を提供しようとするものである。
【解決手段】
リチウムコバルト複合酸化物を含む第1の正極活物質と、導電材と、バインダー溶液とを混練する第1の混練工程と、得られた混合物に少なくとも第2の正極活物質(前記第2の正極活物質は、Al、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素M、Li、Ni及びCoを含有するpHが11以下の酸化物を含む)を添加して混練する第2の混練工程とを具備する方法によりスラリーを調製することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、正極の製造方法に関するものである。
近年、VTR、携帯電話、パソコンなどの各種電子機器、コードレスの携帯型電子機器の小型、軽量化に伴ない、それら機器用電源の高エネルギー密度の要求が高まり、負極活物質にカーボンを使用した非水系二次電池が提案されている(例えば、特開昭63−121260号公報(特許文献1))。その後、負極活物質としてコークス、グラファイト、樹脂焼成体、熱分解気相炭素等、種々の炭素質材料を用いる、いわゆるリチウムイオン二次電池が提案され、実用化されている。
前記リチウムイオン二次電池としては、正極にLiCoO、LiNiO、LiMn等のカルコゲン化合物を用い、負極に前記炭素質材料を用いたものが知られており、前記炭素質材料の素材によって種々の特徴を有する。例えば、特開平5−89879号公報(特許文献2)のように繊維径の断面方向にラメラ構造を持つ炭素繊維を負極活物質として含むリチウムイオン二次電池は優れた充放電特性を有する。また、黒鉛度の高いグラファイトを負極活物質として含むリチウムイオン二次電池は高いエネルギー密度を有する。
また、近年は小型軽量のモバイル機器用の電源としてその利用は飛躍的多くなると共に、高容量化の要求が強い。
一般的に、一定体積のセルで高容量化をするには、セル容積に対する活物質充填量を多くする必要がある。活物質充填量を向上する方法として、活物質以外の添加剤を減らしたり、電極密度を高くするなどが挙げられる。しかしながら、電極密度を高くすると、電極自身への電解液の浸透性が低下し、製造上の問題や特性面の劣化等の不具合が発生する。
そこで、高容量の観点から、従来のリチウムコバルト複合酸化物(例えば、LiCoO2)の代わりにリチウムニッケル複合酸化物を使用することが検討されている。例えば、特開平7−142093号公報(特許文献4)には、LiMxy(MはCo,Ni,MnまたはFeの1種以上含む)で与えられる層状構造もしくはスピネル構造を持つpHが10以下の複合酸化物を正極活物質として用いることにより、リチウム二次電池の放電容量を向上させることが記載されている。一方、特開2001−102091号公報(特許文献5)には、Al、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素M、Li及びNiを含有する酸化物と前記元素M、Li、Ni及びCoを含有する酸化物よりなる群から選択される1種以上の酸化物を含むと共にpHが10〜12の正極活物質を用いることにより、非水電解質二次電池の放電容量と安全性を両立させることが記載されている。
特許文献4〜5に記載されたリチウムニッケル複合酸化物によると、高容量が得られるものの、リチウムコバルト複合酸化物に比べて熱安定性に劣るため、過充電時の電池内温度が急上昇し、反応ガスが電池から噴出し発火に至る危険が高い。そこで、容量と過充電時の安全性を両立させるためにリチウムニッケル複合酸化物とリチウムコバルト酸化物の混合物を正極活物質として用いることが考えられているが、このような正極活物質を用いた二次電池は、充放電効率が低いため、充放電サイクル性に劣るという問題点がある。
特開昭63−121260号公報 特開平5−89879号公報 特開昭63−121260号公報 特開平7−142093号公報 特開2001−102091号公報
本発明は、第1の正極活物質と第2の正極活物質を備えた二次電池における充放電サイクル寿命を向上させる正極の製造方法を提供しようとするものである。
本発明に係る正極の製造方法は、リチウムコバルト複合酸化物を含む第1の正極活物質と、導電材と、バインダー溶液とを混練する第1の混練工程と、
得られた混合物に少なくとも第2の正極活物質(前記第2の正極活物質は、Al、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素M、Li、Ni及びCoを含有するpHが11以下の酸化物を含む)を添加して混練する第2の混練工程と
を具備する方法によりスラリーを調製することを特徴とするものである。
本発明によれば、放電容量が高く、かつ充放電サイクル寿命の長い二次電池を実現する正極の製造方法を提供することができる。
以下、本発明に係る正極の製造方法の一実施形態を説明する。
まず、以下の混練工程で使用されるミキサの一例を図1を参照して説明する。
このミキサは、容器1と、容器1内に収容された2種類の攪拌羽根とを備えるものである。第1の攪拌羽根は、外側に湾曲した2枚の板状羽根2a,2bを備えるものである。一方、第2の攪拌羽根は、周縁に上下面交互に突き出るように刃部3が形成された円板状の羽根4を2枚備えるものである。第1、第2の攪拌羽根は、それぞれ、自らが回転しながら容器1内を回転移動することにより、容器1内に収容された混合物5を攪拌する。第1の攪拌羽根は、第1の混練工程と第2混練工程の双方で使用するため、第1の攪拌羽根の負荷電流の経時変化により第2の正極活物質を添加するタイミングを決定することが望ましい。
(第1の混練工程)
リチウムコバルト複合酸化物を含む第1の正極活物質と、導電材と、バインダー溶液(以下、第1のバインダー溶液と称す)とを混練する。この混練は、第1の攪拌羽根を用いて行われることが望ましい。
リチウムコバルト複合酸化物としては、LiCo1-aSna2(但し、aは0≦a≦0.3を示す)を用いることができる。また、リチウムコバルト複合酸化物粒子の平均粒径は、3〜8μmの範囲にすることが望ましい。
導電材としては、例えば、アセチレンブラックや粉末状膨張黒鉛などのグラファイト類、炭素繊維粉砕物、黒鉛化炭素繊維粉砕物等を挙げることができる。
第1のバインダー溶液は、バインダーを溶媒に溶解させたものである。前記バインダーとしては、例えばフッ素系樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂のような熱可塑性エラストマー系樹脂、またはフッ素ゴムのようなゴム系樹脂を用いることができる。具体的には、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリエチレン、ポリアクリロニトリル、ニトリルゴム、ポリブタジエン、ブチルゴム、ポリスチレン、スチレン−ブタジエンゴム、水添スチレン−ブタジエンゴム、多硫化ゴム、ニトロセルロース、シアノエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。これらのバインダーの中でエラストマー、ゴム架橋体または極性基を導入した変成体は、集電体と正極活物質との密着性を高くすることができ、かつ過充電時に正極の抵抗を高くして発熱反応を抑制する効果が大きいため、好適である。
一方、溶媒としては、例えば、N−メチルピロリドン、酢酸ブチル、ジメチルホルムアミド等を挙げることができる。中でも、N−メチルピロリドンが好ましい。
この第1の混練工程を行なう雰囲気は、30torr以下の減圧雰囲気であることが望ましい。これは、雰囲気の圧力が30torrを超えると、混合物のガス抜きが不十分になって第1の正極活物質の分散性が低下する恐れがあるからである。
(第2の混練工程)
得られた混合物に少なくとも第2の正極活物質を添加して混練する。第2の正極活物質は、Al、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素M、Li、Ni及びCoを含有するpHが11以下の酸化物を含むものである。この混練は、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根を用いて行われることが望ましい。
前記酸化物の組成は、下記(1)式で表わされるものが高容量を得られるため、望ましい。
LixNi(1-y-z)Cozy2 (1)
但し、前記MはAl、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素であり、原子比x、y、zは、0.998<x≦1.1(より好ましくは0.998≦x≦1.03)、0.004≦y≦0.17(より好ましくは0.02≦y≦0.1)、0<z≦0.3(より好ましくは0.05≦z≦0.2)を示す。元素Mの中でも、Alが好ましい。
前記酸化物のpHを前記範囲に規定するのは、pHが11を超えると、酸化物中のアルカリ残存量が多くなるため、スラリーのゲル化が生じて正極活物質の分散性が低下し、充放電サイクル寿命が短くなるからである。
第1の正極活物質と第2の正極活物質の混合割合は重量比で5:95〜90:10の範囲にすることが望ましい。
第2の正極活物質の混合物への添加は、第1の攪拌羽根の負荷電流が最大負荷電流の80%〜70%に低下した際に行われることが望ましい。これは以下に説明する理由によるものである。第1の攪拌羽根の負荷電流が最大負荷電流の80%より大きい時に第2の正極活物質を添加すると、第2の正極活物質に加わるせん断応力が大きくなり、そのうえ第2の正極活物質を添加してからの攪拌時間が長くなるため、スラリーがゲル化して充放電サイクル寿命が短くなる恐れがある。一方、第1の攪拌羽根の負荷電流が最大負荷電流の70%未満である時に第2の正極活物質を添加すると、スラリー中の第2の正極活物質の分布が偏るため、長い充放電サイクル寿命を得られない恐れがある。負荷電流のさらに好ましい範囲は、75%〜70%である。
第2の正極活物質を混合物に添加する際に、バインダー溶液(以下、第2のバインダー溶液と称す)あるいは溶媒を添加しても良い。第2のバインダー溶液には、前述した第1のバインダー溶液で説明したのと同様な種類のものを用いることができる。第2のバインダー溶液に使用する溶媒とバインダーの種類は、第1のバインダー溶液と同じでも、異なっていても良い。また、バインダーの濃度についても、第1のバインダー溶液と第2のバインダー溶液とで同じでも、互いに異なっていても良い。
また、第2の正極活物質と同時機だけでなく、第2の正極活物質の添加後、混合物の粘度調整のために溶媒あるいはバインダー溶液を添加することも可能である。
第2の混練工程を行なう雰囲気は、30torr以下の減圧雰囲気であることが望ましい。これは、雰囲気の圧力が30torrを超えると、混合物のガス抜きが不十分になって第2の正極活物質の分散性が低下する恐れがあるからである。
(塗工工程)
得られたスラリーを集電体に塗布した後、乾燥し、プレスすることにより正極を得る。
集電体としては、例えば、アルミニウム板、アルミニウムメッシュ材等を挙げることができる。
以上説明した本発明に係る正極の製造方法によれば、リチウムコバルト複合酸化物を含む第1の正極活物質と、導電材と、バインダー溶液とを混練することによって、第1の正極活物質に対して導電材及びバインダーを均一に分散させることができる。得られた混合物に少なくとも第2の正極活物質(Al、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素M、Li、Ni及びCoを含有するpHが11以下の酸化物を含む)を添加して混練することによって、短い攪拌時間とより小さなせん断応力で第2の正極活物質をスラリー中に均一に分散させることができるため、スラリーのゲル化を抑制することができる。得られたスラリーを集電体に塗布し、乾燥し、プレス成形で得られた正極を用いて非水電解質二次電池を製造することによって、放電容量と過充電時の安全性を損なうことなく、充放電サイクル寿命を向上させることが可能になる。
第2の正極活物質の添加を、第1の混練工程で用いられる攪拌羽根の負荷電流が最大負荷電流の80%〜70%に低下した際に行うことによって、スラリーのゲル化をほとんど生じさせることなく、スラリー中における第1の正極活物質に対する第2の正極活物質の分布をより均一にすることができるため、充放電サイクル寿命をさらに向上させることができる。
本発明に係る方法で正極が製造される二次電池として、例えば、非水電解質二次電池を挙げることができる。この非水電解質二次電池は、本発明に係る方法で製造された正極と、負極と、非水電解質とを備えるものであるが、さらにセパレータを備えていても良い。
以下、負極、セパレータ及び非水電解質について説明する。
1)負極
この負極は、リチウムイオンを吸蔵・放出する負極活物質を含む。
前記負極活物質としては、例えば、炭素質物、カルコゲン化合物(例えば、二硫化チタン、二硫化モリブデン、セレン化ニオブ等)、軽金属(例えば、アルミニウム、リチウム等)、合金(例えば、アルミニウム合金、マグネシウム合金、リチウム合金等)を挙げることができる。
炭素質物としては、繊維状炭素質材、メソフェーズ系球状炭素、球状または球状化処理の黒鉛、天然系リン片黒鉛、人造系黒鉛化炭素等を挙げることができる。負極に使用する炭素質物の種類は、1種類もしくは2種類以上にすることができる。
繊維状炭素質材は、1000℃以上の高温で焼成された炭素質材であり、充放電サイクル特性の向上に寄与する。繊維状炭素質材としては、例えばメソフェーズピッチ系カーボン繊維、PAN系炭素繊維、フェノール樹脂またはポリイミドからなる繊維状をなす炭素質材、繊維状の気相成長炭素体等を挙げることができる。
球状または球状化処理の黒鉛は、天然系・人造系は問わなく、平均粒径が2〜50μm、比表面積が2〜20m2/g、真密度が2.23〜2.28g/cc、面間隔(d002)が0.354〜0.3358nmであることが好ましい。特に、前記黒鉛の平均粒径を2μm未満にすると、負極の空孔体積が小さくなってしまう恐れがある。一方、前記黒鉛の平均粒径が50μmを超えると、集電体に対する負極活物質の密着性が低下する恐れがある。
前記負極は、例えば、負極活物質と結着剤とを溶媒の存在下で混練し、得られた懸濁物を集電体に塗布し、乾燥した後、所望の圧力で1回プレスもしくは2〜3回多段階プレスすることにより作製される。
前記結着剤としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等を用いることができる。
前記集電体としては、多孔質構造の導電性基板か、あるいは無孔の導電性基板を用いることができる。これら導電性基板は、例えば、銅、ステンレス、またはニッケルから形成することができる。
2)セパレータ
このセパレータとしては、例えば、ポリエチレン多孔質フィルム、ポリプロピレン多孔質フィルム等を用いることができる。
セパレータの厚さは、10〜30μmの範囲が好ましい。
3)非水電解質
非水電解質には、非水溶媒に電解質を溶解させた非水電解液を用いることができるが、ゲル状非水電解質を用いても良い。
非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクトンなどを挙げることができる。前記非水溶媒は、液体粘性との関係から単独で使用するよりも2〜3種類を混合して使用することが好ましい。特に、50体積%以上のγ−ブチロラクトンを含む非水溶媒は、初充電時並びに高温貯蔵時の電池膨れを抑制できるため、好ましい。
電解質としては、例えば、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、六フッ化砒素リチウム(LiAsF6)等のリチウム塩を用いることができる。前記電解質は、単独でも混合物の形態でも使用することができる。
非水溶媒に溶解する電解質の濃度は0.5〜1.5モル/Lの範囲にすることが好ましい。
非水電解質二次電池の形態は、円筒形、角形、薄型等の様々な形態にすることができ、その一例を図2〜図5に示す。
まず、薄型の非水電解質二次電池について説明する。
図2に示すように、矩形のカップ状をなす容器本体10内には、電極群11が収納されている。電極群11は、正極12と、負極13と、正極12と負極13の間に配置されるセパレータ14を含む積層物が偏平形状に捲回された構造を有する。非水電解質は、電極群11に保持されている。容器本体10の縁の一部は幅広になっており、蓋板15として機能する。容器本体10と蓋板15は、それぞれ、ラミネートフィルムから構成される。このラミネートフィルムは、外部保護層16と、熱可塑性樹脂を含有する内部保護層17と、外部保護層16と内部保護層17の間に配置される金属層18とを含む。容器本体10には蓋体15が内部保護層17の熱可塑性樹脂を用いてヒートシールによって固定され、それにより容器内に電極群11が密封される。正極12には正極タブ19が接続され、負極13には負極タブ20が接続され、それぞれ容器の外部に引き出されて、正極端子及び負極端子の役割を果たす。
次いで、円筒形非水電解質二次電池について説明する。
ステンレスからなる有底円筒状の容器21は、底部に絶縁体22が配置されている。電極群23は、前記容器21に収納されている。前記電極群23は、正極24、セパレータ25、負極26及びセパレータ25を積層した帯状物を前記セパレータ25が外側に位置するように渦巻き状に捲回した構造になっている。
前記容器21内には、非水電解質が収容されている。中央部が開口された絶縁紙27は、前記容器21内の前記電極群23の上方に配置されている。絶縁封口板28は、前記容器21の上部開口部に配置され、かつ前記上部開口部付近を内側にかしめ加工することにより前記封口板28は前記容器21に固定されている。正極端子29は、前記絶縁封口板28の中央に嵌合されている。正極リード30の一端は、前記正極24に、他端は前記正極端子29にそれぞれ接続されている。前記負極26は、図示しない負極リードを介して負極端子である前記容器21に接続されている。
次いで、角形非水電解質二次電池について説明する。
図5に示す有底矩形筒状をなす外装缶31は、容器の一例であり、例えば正極端子を兼ね、底部内面に絶縁フィルム32が配置されている。扁平形状の電極群33は、前記外装缶31内に収納されている。電極群33は、負極34とセパレータ35と正極36とを正極36が最外周に位置するように渦巻状に捲回した後、扁平状にプレス成形することにより作製したものである。中心付近にリード取出穴を有する例えば合成樹脂からなるスペーサ37は、外装缶31内の電極群33上に配置されている。
金属製蓋体38は、外装缶31の上端開口部に例えばレーザ溶接により気密に接合されている。蓋体38の中心付近には、負極端子の取出穴39が開口されている。蓋体38には、非水電解液を注入するための注液孔(図示せず)が開口され、かつ非水電解液を注入後にこの注液孔を封止するための封止蓋(図示せず)が取付けられている。負極端子40は、蓋体38の取出穴39にガラス製または樹脂製の絶縁材41を介してハーメティックシールされている。負極端子40の下端面には、リード42が接続され、かつこのリード42の他端は電極群33の負極34に接続されている。絶縁封口板43は、蓋体38の上面に配置されている。絶縁性の外装チューブ44は、外装缶31の側面並びに底面周縁と、絶縁封口板43の周縁を被覆している。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
<正極の作製>
前述した図1に示す構造を有するミキサ(特殊機化工業株式会社製の型番がTKハイビスディスパーミックス3D-20)の容器1内に、10重量%濃度のポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)のN−メチルピロリドン溶液(第1のバインダー溶液)4.5Kgを投入し、さらに第1の正極活物質としての平均粒径3.5μmのLiCoO2粉末16Kgと、導電材としてのグラファイト粉末(ロンザ社製商品名;KS4)0.4Kgとを添加し、これらを第1の攪拌羽根2a,2bを用いて攪拌混合した。図6に示す通り、第1の混練工程では、第1のバインダー溶液を投入後、第1の正極活物質と導電材を投入するまでは第1の攪拌羽根2a,2bの負荷電流が45%程度と低く、粉体投入後に負荷電流が急激に上昇して最大負荷電流(100%)を示し、その後、混練により徐々に負荷電流が低下した。
第1の攪拌羽根の負荷電流が80%に低下した際に、第2の正極活物質として平均粒径が8.0μmで、pHが10.8のLiNi0.75Co0.15Al0.12粉末を4.0Kgと、10重量%濃度のポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)のN−メチルピロリドン溶液(第2のバインダー溶液)を1.0Kgとを投入し、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根により攪拌を行なった。図6に示すように、第2の正極活物質と第2のバインダー溶液の投入後、第1の攪拌羽根の負荷電流が急激に低下し、負荷電流が60%に低下した際に粘度調整のためにN−メチルピロリドンを投入した。負荷電流は段階的に小さくなり、負荷電流が47%、42%に低下したそれぞれの段階でN−メチルピロリドンの投入を行なった。以上のようにして正極スラリーを調製した。なお、スラリーの調製は、容器1内の雰囲気を0.01torrの減圧雰囲気に保ちながら行なった。
また、正極活物質のpHの測定は、以下に説明する方法で行なった。
50mlのビーカーに回転子、試料800mg、25℃の蒸留水40mlを投入し、マグネチックスターラで1分間撹拌した。撹拌停止後1分間静置した上澄み液を更に、遠心分離した。得られた液を測定用容器に移し、pH電極を投入し、1分後の値をpH値とした。
次いで、正極スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔(集電体)の両面にそれそれ210g/m2になるように塗工し、乾燥した後、プレス、スリット加工を施すことにより厚さ140μm、幅50mmの帯状正極を作製した。
<負極の作製>
カルボキシメチルセルロースの0.68重量%濃度の粘調水溶液177重量部にメソフェーズピッチ系カーボン繊維90重量部と、球状化処理の天然系黒鉛(平均粒径7μm)10重量部とを添加した後、せん断分散した。つづいて、この混合物にSBRラテックス3.4重量部を添加し、均一の混合攪拌して負極スラリーを調製した。
次いで、負極スラリーをナイフエッジコータにより厚さ10μmの銅箔(集電体)の両面に91g/m2になるように塗工し、乾燥した。その後、プレス、スリット加工を施して厚さ135μm、幅51.5mmの帯状負極を作製した。
<セル組み立て>
正極及び負極をその間にセパレータを介して渦巻き状に捲回した後、加熱しながらプレス機で加圧することにより偏平状に成形し、電極群を得た。
アルミニウム箔の両面をポリエチレンで覆ったラミネートフィルムを、プレス機により矩形のカップ状に成形し、得られた容器内に前記電極群を収納した。次いで、エチレンカーボネート(EC)とγ−ブチロラクトン(γ−BL)が1:3の体積比率で混合された非水溶媒にLiBF4が1.5mol/L溶解された非水電解液を電解液注入口から注入し、封口した後、前述した図2〜3に示す構造を有し、厚さが3.6mmで、幅が35mmで、長さが62mmの薄型リチウムイオン二次電池を組み立てた。
次いで、750mAhで6時間初充電し、エージングを12時間施した後、20℃で0.2C相当で放電したときの容量を調べ、その結果を下記表1に示す。
(実施例2)
<正極の作製>
前述した図1に示す構造を有するミキサの容器1内に、実施例1で説明したのと同様な種類の第1のバインダー溶液2.8Kgを投入し、さらに実施例1で説明したのと同様な種類の第1の正極活物質を10Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の導電材を0.4Kgとを添加し、これらを第1の攪拌羽根2a,2bを用いて攪拌混合した。
第1の攪拌羽根の負荷電流が75%に低下した際に、実施例1で説明したのと同様な種類の第2の正極活物質を10Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の第2のバインダー溶液を2.8Kgとを投入し、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根により攪拌を行なった。その後、粘度調整のためにN−メチルピロリドンの投入を数回行ないながら攪拌を続行し、正極スラリーを得た。なお、スラリーの調製は、容器1内の雰囲気を実施例1で説明したのと同様な減圧雰囲気に保ちながら行なった。
次いで、正極スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔(集電体)の両面にそれそれ202g/m2になるように塗工し、乾燥した後、プレス、スリット加工を施すことにより厚さ135μm、幅50mmの帯状正極を作製した。
<負極の作製>
実施例1で作成した負極塗料をナイフエッジコータにより厚さ15μmの銅箔(集電体)の両面に94g/m2になるように塗工し、乾燥した。その後、プレス、スリット加工を施して厚さ139μm、幅51.5mmの帯状負極を作製した。
得られた正極と負極を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型リチウムイオン二次電池を組み立てた。
次いで、800mAhで6時間初充電し、エージングを12時間施した後、実施例1で説明したのと同様な条件で放電を行ない、その結果を下記表1に併記する。
(実施例3)
<正極の作製>
前述した図1に示す構造を有するミキサの容器1内に、実施例1で説明したのと同様な種類の第1のバインダー溶液1.0Kgを投入し、さらに実施例1で説明したのと同様な種類の第1の正極活物質を4Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の導電材を0.4Kgとを添加し、これらを第1の攪拌羽根2a,2bを用いて攪拌混合した。
第1の攪拌羽根の負荷電流が70%に低下した際に、実施例1で説明したのと同様な種類の第2の正極活物質を16Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の第2のバインダー溶液を4.5Kgとを投入し、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根により攪拌を行なった。その後、粘度調整のためにN−メチルピロリドンの投入を数回行ないながら攪拌を続行し、正極スラリーを得た。なお、スラリーの調製は、容器1内の雰囲気を実施例1で説明したのと同様な減圧雰囲気に保ちながら行なった。
次いで、正極スラリーを厚さ15μmのアルミニウム箔(集電体)の両面にそれそれ195g/m2になるように塗工し、乾燥した後、プレス、スリット加工を施すことにより厚さ130μm、幅50mmの帯状正極を作製した。
<負極の作製>
実施例1で作成した負極塗料をナイフエッジコータにより厚さ15μmの銅箔(集電体)の両面に98g/m2になるように塗工し、乾燥した。その後、プレス、スリット加工を施して厚さ145μm、幅51.5mmの帯状負極を作製した。
得られた正極と負極を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型リチウムイオン二次電池を組み立てた。
次いで、810mAhで6時間初充電し、エージングを12時間施した後、実施例1で説明したのと同様な条件で放電を行ない、その結果を下記表1に併記する。
(実施例4)
<正極の作製>
前述した図1に示す構造を有するミキサの容器1内に、実施例1で説明したのと同様な種類の第1のバインダー溶液4.5Kgを投入し、さらに実施例1で説明したのと同様な種類の第1の正極活物質を16Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の導電材を0.4Kgとを添加し、これらを第1の攪拌羽根2a,2bを用いて攪拌混合した。
第1の攪拌羽根の負荷電流が90%に低下した際に、実施例1で説明したのと同様な種類の第2の正極活物質を4.0Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の第2のバインダー溶液を1.0Kgとを投入し、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根により攪拌を行なった。その後、粘度調整のためにN−メチルピロリドンの投入を数回行ないながら攪拌を続行し、正極スラリーを得た。なお、スラリーの調製は、容器1内の雰囲気を実施例1で説明したのと同様な減圧雰囲気に保ちながら行なった。
次いで、実施例1で説明したのと同様にして正極を作製した。
得られた正極を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型リチウムイオン二次電池を組み立てた。
次いで、実施例1で説明したのと同様な条件で初充電とエージングを施した後、実施例1で説明したのと同様な条件で放電を行ない、その結果を下記表1に併記する。
(実施例5)
<正極の作製>
前述した図1に示す構造を有するミキサの容器1内に、実施例1で説明したのと同様な種類の第1のバインダー溶液4.5Kgを投入し、さらに実施例1で説明したのと同様な種類の第1の正極活物質を16Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の導電材を0.4Kgとを添加し、これらを第1の攪拌羽根2a,2bを用いて攪拌混合した。
第1の攪拌羽根の負荷電流が60%に低下した際に、実施例1で説明したのと同様な種類の第2の正極活物質を4.0Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の第2のバインダー溶液を1.0Kgとを投入し、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根により攪拌を行なった。その後、粘度調整のためにN−メチルピロリドンの投入を数回行ないながら攪拌を続行し、正極スラリーを得た。なお、スラリーの調製は、容器1内の雰囲気を実施例1で説明したのと同様な減圧雰囲気に保ちながら行なった。
次いで、実施例1で説明したのと同様にして正極を作製した。
得られた正極を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型リチウムイオン二次電池を組み立てた。
次いで、実施例1で説明したのと同様な条件で初充電とエージングを施した後、実施例1で説明したのと同様な条件で放電を行ない、その結果を下記表1に併記する。
(比較例)
<正極の作製>
前述した図1に示す構造を有するミキサの容器1内に、実施例1で説明したのと同様な種類の第1のバインダー溶液4.5Kgを投入し、さらに実施例1で説明したのと同様な種類の第1の正極活物質を16Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の第2の正極活物質を4Kgと、実施例1で説明したのと同様な種類の導電材を0.4Kgとを添加し、これらを第1の攪拌羽根を用いて攪拌混合した。
引き続き、実施例1で説明したのと同様な種類の第2のバインダー溶液を1.0Kg投入し、第1の攪拌羽根と第2の攪拌羽根により攪拌を行ない、正極スラリーを得た。なお、スラリーの調製は、容器1内の雰囲気を実施例1で説明したのと同様な減圧雰囲気に保ちながら行なった。
次いで、実施例1で説明したのと同様にして正極を作製した。
得られた正極を用いること以外は、前述した実施例1と同様にして薄型リチウムイオン二次電池を組み立てた。
次いで、実施例1で説明したのと同様な条件で初充電とエージングを施した後、実施例1で説明したのと同様な条件で放電を行ない、その結果を下記表1に併記する。
得られた実施例1〜5及び比較例の二次電池について、以下に説明する条件でサイクル評価を行なった。
<サイクル評価>
前記放電容量の測定後の二次電池を20℃の環境下で、1C相当で4.2Vまで3時間充電し、1Cで3Vにおいてカットオフを行なう放電を1サイクルとし、300サイクル目と500サイクル目における初期放電容量に対する放電容量維持率(サイクル特性)を測定し、その結果を下記表1に示す。
Figure 2005071712
表1から明らかなように、第1の正極活物質の分散を行なった後に第2の正極活物質を添加する方法により得られた実施例1〜5の二次電池は、放電容量が高く、かつ充放電サイクル寿命が250サイクル以上と長いことが理解できる。特に、第2の正極活物質の添加を第1の混練工程で用いられる攪拌羽根の負荷電流が最大負荷電流の80%〜70%に低下した際に行う実施例1〜3の二次電池は、500サイクル時も78%以上の高い容量維持率が得られた。
これに対し、第1の正極活物質と第2の正極活物質を同時機に添加する方法により得られた比較例の二次電池は、200サイクルと初期の段階で放電容量の急激な低下が見られた。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る正極の製造方法で用いられるミキサの一例を示す模式図。 本発明に係る方法で製造される正極を用いた薄型非水電解質二次電池の一例を示す斜視図。 図2の薄型非水電解質二次電池を短辺方向に沿って切断した断面図。 本発明に係る方法で製造される正極を用いた円筒形非水電解質二次電池の一例を示す部分切欠断面図。 本発明に係る方法で製造される正極を用いた角形非水電解質二次電池の一例を示す部分切欠斜視図。 実施例1の正極スラリー調製工程における第1の攪拌羽根の負荷電流の経時変化を示す特性図。
符号の説明
1…容器、2a,2b…第1の攪拌羽根、4…第2の攪拌羽根、5…混合物、10…容器、11…電極群、12…正極、13…負極、14…セパレータ、15…蓋体、16…外部保護層、17…内部保護層、18…金属層、19…正極タブ、20…負極タブ。

Claims (3)

  1. リチウムコバルト複合酸化物を含む第1の正極活物質と、導電材と、バインダー溶液とを混練する第1の混練工程と、
    得られた混合物に少なくとも第2の正極活物質(前記第2の正極活物質は、Al、B、Sn及びNbからなる群より選ばれる少なくとも1種類からなる元素M、Li、Ni及びCoを含有するpHが11以下の酸化物を含む)を添加して混練する第2の混練工程と
    を具備する方法によりスラリーを調製することを特徴とする正極の製造方法。
  2. 前記第2の正極活物質の添加は、前記第1の混練工程で用いられる攪拌羽根の負荷電流が最大負荷電流の80%〜70%に低下した際に行われることを特徴とする請求項1記載の正極の製造方法。
  3. 前記第1の混練工程が行われる雰囲気は、30torr以下の減圧雰囲気であることを特徴とする請求項1または2記載の正極の製造方法。
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