JP3468098B2 - リチウム二次電池用正極活物質の製造方法 - Google Patents
リチウム二次電池用正極活物質の製造方法Info
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Description
池における正極活物質の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、民生用電子機器のポータブル化、
コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源
を担う小型・軽量で、高エネルギー密度を有する二次電
池への要望も高まっている。このような観点から、非水
系二次電池、特にリチウム二次電池は、とりわけ高電圧
・高エネルギー密度を有する電池としてその期待は大き
く、開発が急がれている。 【0003】近年、リチウム含有複合酸化物を正極活物
質とし、負極に炭素質材料を用いた電池系が高エネルギ
ー密度が得られるリチウム二次電池として注目を集めて
いる。このリチウム含有複合酸化物としてLiCoO2
を用いた電池が実用化され、さらに高容量を目指したL
iNiO2を実用化する試みも盛んに行われている。し
かしながら、LiCoO2は資源が乏しく高価であり、
またLiNiO2は熱安定性が低いという問題点を有し
ている。 【0004】これに対し、資源が豊富であるマンガンを
使用したリチウム含有複合酸化物として、LiMn2O4
が提案されている。この酸化物は4V付近と2.8V付
近の2段の放電電位を持っており、4V付近のプラトー
な放電領域を使用し、4.5〜3.0Vの電圧範囲で充
放電を繰り返すことで高電位、高エネルギー密度を達成
することができる。このリチウム複合マンガン酸化物の
主な製造方法としては、マンガン化合物とリチウム化合
物を所定のモル比となるように混合した後、熱処理し合
成する方法が一般的である。 【0005】しかしながら、このようにして得られるリ
チウム複合マンガン酸化物をリチウム二次電池用正極活
物質として用いた場合、得られる放電容量が小さいとい
う問題をかかえている。 【0006】この問題点を解決する方法として、様々な
マンガン酸リチウムの製造方法が提案されている。水酸
化リチウムと酸化マンガンを混合した混合物を粉砕した
後、焼成することにより両者の反応を短時間で、均一に
進行させる方法(特開平6−76824号公報)、50
0℃以下の温度で第1の熱処理をおこなった後に、50
0℃以上850℃以下の温度で第2の熱処理をおこなう
ことでより組成が均一なスピネル構造を得る方法(特開
平8−217452号公報)、200℃以上500℃未
満で熱処理をした後、500℃以上850℃以下で再度
熱処理をおこなうことで高容量なリチウムマンガン酸化
物を得る方法(特開平9−86933号公報)などがあ
る。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
により、リチウム複合マンガン酸化物であるLiMn2
O4を合成しても、マンガンに対するリチウムを目的と
する原子モル比に合成したにも係わらず、十分な活物質
比容量を得ることができず、また、充放電サイクル特性
においても良いものが得られなかった。本発明はこのよ
うな課題を解決するもので、活物質比容量の高い、優れ
た充放電サイクル特性を有する非水電解質二次電池用正
極活物質の製造方法を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、2つ以上の粒度分布の異なるマンガン化合
物をそれぞれ個別にリチウム化合物と混合し、加熱し合
成を行った後混合する、あるいはマンガン化合物を粒度
分布により2つ以上に分割し、それぞれ個別にリチウム
化合物と混合し、加熱し合成を行った後混合することに
より、合成反応を均一にかつ完全に進行させ、それによ
り活物質利用率の高い、優れた充放電特性を示すリチウ
ム複合マンガン酸化物を得るものである。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明は、2つ以上の粒度分布の
異なるマンガン化合物をそれぞれ個別にリチウム化合物
と混合し、加熱し合成を行った後混合する非水電解質二
次電池用正極活物質の製造方法である。 【0010】また、本発明はマンガン化合物を粒度分布
により2つ以上に分割し、それぞれ個別にリチウム化合
物と混合し、加熱し合成を行った後混合する非水電解質
二次電池用正極活物質の製造方法である。 【0011】リチウム複合マンガン酸化物の合成方法と
して、出発原料であるマンガン化合物やリチウム化合物
の所定量を定比混合して高温で焼成する方法は従来から
よく知られた合成法である。しかし、マンガン化合物の
粒径によりリチウム化合物との反応性が異なるため、目
的とするマンガンとリチウムの原子モル比に合成したに
も係わらず全体は不均一なリチウム複合マンガン酸化物
が生成される。これは粒径の小さなマンガン化合物が優
先的にリチウム化合物と反応してしまうため、粒径の大
きなマンガン化合物は反応が不充分となり、得られたリ
チウム複合マンガン酸化物は見かけ上は目的とする配合
通りのマンガンとリチウムの原子モル比となるが、実際
は粒径別に見ると原子モル比が大きく異なるものとなっ
ており、不均一なリチウム複合マンガン酸化物が合成さ
れていることとなる。 【0012】たとえば、出発材料のマンガン化合物とし
て二酸化マンガン、リチウム化合物として炭酸リチウム
を用いてマンガンとリチウムの原子モル比が理論値でサ
イクル特性、初期特性が良いとされる1:0.5となる
よう混合し、加熱し合成を行う。合成されたリチウム複
合マンガン酸化物は見かけ上は理論値通りであるが、実
際はマンガンとリチウムの原子モル比は1:0.46〜
0.56のばらつきを持つ。このように合成が不充分な
リチウム複合マンガン酸化物が含まれるため、これを正
極活物質として電池を構成した場合、サイクル特性が低
下するという問題が生じてくる。この問題を解決するた
め、マンガンとリチウムの原子モル比が1:0.5〜
0.46のものがなくなるようにマンガンに対するリチ
ウムの混合比を上げて合成を行うと、リチウムの割合が
多きすぎるものが生じ初期容量が減少するなどの問題が
生じる。このため、実際のマンガンとリチウムの原子モ
ル比を理論値の1:0.5に近づけた状態でばらつきを
少なくし、完全に合成する必要がある。 【0013】この問題に対し、本発明では粒径による反
応性に注目し、粒径を2つ以上に分割しそれぞれの粒径
ごとに合成を行い、合成後に混合する方法を用いるもの
である。粒径ごとに合成させることにより、各粒径で合
成されたリチウム複合マンガン酸化物のマンガンとリチ
ウムの原子モル比は理論値に近くなり、ほぼ完全に合成
された状態となる。そして、これら別々に合成された各
粒径でのリチウム複合マンガン酸化物を混合し、正極活
物質として電池を構成した場合、理論値に近い小さなば
らつきで合成されているため、サイクル特性、初期特性
とも良いバランスの取れた電池特性が得られる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 【0015】(実施例1)本実施例のリチウム複合マン
ガン酸化物の合成法について説明する。 【0016】平均粒径が1.1μmである電解二酸化マ
ンガン(MnO2)Aと炭酸リチウム(Li2CO3)を
MnとLiとの原子モル比が1:0.5になるように混
合した。この混合物をアルミナ製容器に入れ電気炉中に
静置し、送風10l/minの空気雰囲気下で2時間で
800℃まで昇温した後、800℃で10時間保持する
ことによりリチウム複合マンガン酸化物(LiMn
2O4)を合成し、電池用活物質Aとした。 【0017】また、平均粒径が15.7μmである電解
二酸化マンガン(MnO2)Bと上記で用いたのと同様
の炭酸リチウム(Li2CO3)をMnとLiとの原子モ
ル比が1:0.5になるように混合し、電池用活物質A
と同様の合成方法によりLiMn2O4を合成し、電池用
活物質Bとした。 【0018】これらの電池用活物質AおよびBを重量比
で1:1になるように混合し、電池用活物質Cとした。
この電池用活物質Cを分級機を用いて5つの異なる粒度
分布を持つ集団に分割し、電池用活物質D〜Hとした。
これらの電池用活物質A〜HのMnとLiとの原子モル
比を測定した。この結果を表1に示す。なお、平均粒径
はレーザー回折式粒度分布測定装置により測定を行い、
累計50%に相当する値とした。また、マンガンとリチ
ウムの原子モル比はICP発光分光分析法を用いて行っ
た。以降の実施例、比較例においても同様の方法を用い
た。 【0019】 【表1】 【0020】表1より、電池用活物質AおよびBは見か
け上、目的値であるMnとLiとの原子モル比が1:
0.5に合成されており、混合した後のMnとLiとの
原子モル比も1:0.5となっている。また、これらを
分級した電池用活物質D〜HもMnとLiとの原子モル
比が1:0.48〜0.51とほぼ目的とする1:0.
5に近い値となっており、電池用活物質Cは均一に合成
されたといえる。 【0021】(比較例1)平均粒径が1.1μmである
電解二酸化マンガン(MnO2)Aと平均粒径が15.
7μmである電解二酸化マンガン(MnO2)Bとを重
量比で1:1となるように混合し、電解二酸化マンガン
Iを得た。この電解二酸化マンガンIと炭酸リチウム
(Li2CO3)をMnとLiとの原子モル比が1:0.
5になるように混合した。この混合物を実施例1と同様
の方法にて、アルミナ製容器に入れ電気炉中に静置し、
送風10l/minの空気雰囲気下で2時間で800℃
まで昇温した後、800℃で10時間保持することによ
りリチウム複合マンガン酸化物(LiMn2O4)を合成
し、電池用活物質Iとした。 【0022】この電池用活物質Iを分級機を用いて5つ
の異なる粒度分布を持つ集団に分割し、電池用活物質J
〜Nとし、それぞれのMnとLiとの原子モル比を測定
した。この結果を表2に示す。 【0023】 【表2】 【0024】表2より、電池用活物質Iは見かけ上、目
的値であるMnとLiとの原子モル比が1:0.5に合
成されている。しかしながら、これらを分級した電池用
活物質J〜NはMnとLiとの原子モル比が1:0.4
7〜0.55と大きく異なっており、電池用活物質Iは
均一に合成されていないことがわかる。 【0025】上記、実施例1および比較例1の電池用活
物質CおよびIを用いて電池評価を行った。図1に本実
施例で用いた円筒型リチウム二次電池の縦断面図を示
す。図1において正極板5および負極板6がセパレータ
7を介して複数回渦巻状に巻回し構成された極板群4が
耐有機電解液性のステンレス鋼板を加工した電池ケース
1内に収納されている。正極板5からは正極アルミリー
ド5aが引き出されて封口板2に接続され、負極板6か
らは負極ニッケルリード6aが引き出されて電池ケース
1の底部に接続されている。極板群4の上下部にそれぞ
れ絶縁リング8が設けられており、電池ケース1の開口
部は、安全弁を設けた封口板2および絶縁パッキング3
により封口されている。負極板6は炭素材料(本実施例
においてはピッチ系球状黒鉛を用いた)にスチレン−ブ
タジエンゴムの水性ディスパージョンを重量比で10
0:3.5の割合で混合し、これをカルボキシメチルセ
ルロースの水溶液に懸濁させてペースト状にしたものを
銅箔の両面に塗着し、乾燥後、圧延し所定の大きさに切
り出し負極板を作製した。なお、スチレン−ブタジエン
ゴムの水性ディスパージョンの混合比率はその固形分で
計算している。正極板5は、合成した正極活物質Cおよ
びIのLiMn2O4にアセチレンブラックおよびポリ四
フッ化エチレンの水性ディスパージョンを重量比で10
0:2.5:7.5の割合で混合し、これをカルボキシ
メチルセルロースの水溶液に懸濁させてペースト状にす
る。次いでこのペーストをアルミ箔の両面に塗着し、乾
燥後、圧延し所定の大きさに切り出して正極板を作製し
た。なお、ポリ四フッ化エチレンの水性ディスパージョ
ンの混合比率はその固形分で計算している。 【0026】上記方法により作製した正、負極板にそれ
ぞれリードを取付け、ポリエチレン製のセパレータを介
して渦巻き状に巻回し、電池ケースに収納した。電解液
にはエチレンカーボネートとエチルメチルカーボネート
を体積比で1:3で混合した溶媒に6フッ化リン酸リチ
ウム(LiPF6)を1.5mol/l溶解したものを
用いた。この電解液を上記の電池ケースに減圧注液後封
口し、電池CおよびIとした。なお本実施例において
は、正極活物質の特性を評価するため、予め負極の容量
を大きくしたものを用いた。 【0027】これら電池CおよびIを用いて下記の条件
で試験を行った。まず、20℃で電池電圧4.2Vまで
120mAの定電流で充電した後1時間休止を行い、そ
の後120mAの定電流で電池電圧3.0Vまで放電す
る。この方法で充放電を3回繰り返し、3回目の放電容
量を初期容量とした。また、初期容量を電池内に含まれ
るLiMn2O4の重量で割ることによって活物質の比容
量を算出した。さらに、20℃で充放電電流を120m
Aとし、充電終止電圧4.2V、放電終止電圧3.0V
の条件で定電流充放電サイクル試験を行った。初期容量
に対する300サイクル時点での放電容量を%で表した
ものを容量維持率として算出した。この結果を表3に示
す。 【0028】 【表3】 【0029】表3より、均一に合成されている実施例1
の正極活物質を用いた電池Cは、比較例の電池Iより正
極比容量、容量維持率ともに良好な結果を示した。電池
Iはマンガンに対するリチウムの原子モル比が理論値の
0.5からのばらつきが上にも下にも大きなため、正極
比容量およびサイクル容量維持率ともに悪くなったと考
えられる。 【0030】(実施例2)本実施例のリチウム複合マン
ガン酸化物の合成法について説明する。 【0031】電解二酸化マンガン(MnO2)aを分級
機を用いて、平均粒径0.8,7.6,18.3μmの
3つの異なる粒度分布を持つ集団に分割し、電解二酸化
マンガンb〜dを得た。得られた電解二酸化マンガンb
と炭酸リチウム(Li2CO3)をMnとLiとの原子モ
ル比が1:0.5になるように混合した。この混合物を
アルミナ製容器に入れ電気炉中に静置し、送風10l/
minの空気雰囲気下で2時間で800℃まで昇温した
後、800℃で10時間保持することによりリチウム複
合マンガン酸化物(LiMn2O4)を合成し、電池用活
物質bとした。電解二酸化マンガンcおよびdにおいて
も、電解二酸化マンガンbと同様の方法にて合成し、電
池用活物質cおよびdとした。 【0032】これらの電池用活物質b〜dを混合し、電
池用活物質eとした。この電池用活物質eを分級機を用
いて5つの異なる粒度分布を持つ集団に分割し、電池用
活物質f〜jとした。これらの電池用活物質b〜jのM
nとLiとの原子モル比を測定した。この結果を表4に
示す。なお、平均粒径は実施例1と同様にレーザー回折
式粒度分布測定装置により測定を行い、累計50%に相
当する値とした。また、マンガンとリチウムの原子モル
比はICP発光分光分析法を用いて行った。 【0033】 【表4】 【0034】表4より、電池用活物質b〜dは見かけ
上、目的値であるMnとLiとの原子モル比が1:0.
5に合成されており、混合した後のMnとLiとの原子
モル比も1:0.5となっている。また、これらを分級
した電池用活物質f〜jもMnとLiとの原子モル比が
1:0.49〜0.51とほぼ目的とする1:0.5に
近い値となっており、電池用活物質eは均一に合成され
たといえる。 【0035】(比較例2)平均粒径が11.2μmであ
る電解二酸化マンガン(MnO2)aと炭酸リチウム
(Li2CO3)をMnとLiとの原子モル比が1:0.
5になるように混合した。この混合物を実施例2と同様
の方法にて、アルミナ製容器に入れ電気炉中に静置し、
送風10l/minの空気雰囲気下で2時間で800℃
まで昇温した後、800℃で10時間保持することによ
りリチウム複合マンガン酸化物(LiMn2O4)を合成
し、電池用活物質aとした。 【0036】この電池用活物質aを分級機を用いて5つ
の異なる粒度分布を持つ集団に分割し、電池用活物質k
〜oとし、それぞれのMnとLiとの原子モル比を測定
した。この結果を表5に示す。 【0037】 【表5】 【0038】表5より、電池用活物質aは見かけ上、目
的値であるMnとLiとの原子モル比が1:0.5に合
成されている。しかしながら、これらを分級した電池用
活物質k〜oはMnとLiとの原子モル比が1:0.4
6〜0.56と大きく異なっており、電池用活物質aは
均一に合成されていないことがわかる。 【0039】上記、実施例2および比較例2の電池用活
物質eおよびaを用いて電池評価を行った。電池の構成
は実施例1と同様にした。 【0040】これら電池eおよびaを用いて実施例と同
様の条件で、初期容量、活物質の比容量および容量維持
率を測定した。この結果を表6に示す。 【0041】 【表6】 【0042】表6より、均一に合成されている実施例2
の正極活物質を用いた電池eは、比較例2の電池aより
正極比容量、容量維持率ともに良好な結果を示した。 【0043】なお、本実施例ではLiMn2O4の出発材
料として電解二酸化マンガン、炭酸リチウムの組合せを
用いたが、マンガンの炭酸塩、低級酸化物、硝酸塩など
の他のマンガン化合物、また、水酸化リチウム、硝酸リ
チウム、酸化リチウムなどの他のリチウム化合物を組み
合わせて用いても同様の効果が得られる。 【0044】また、負極としてリチウムの吸蔵放出が可
能な種々の炭素質材、リチウム合金、インターカレーシ
ョンが可能な無機物系負極を用いた電池においても同様
の効果が見られる。さらに、電解質として本実施例で用
いたエチレンカーボネートとエチルメチルカーボネート
の混合溶媒に六フッ化リン酸リチウムを溶解したもの以
外の組合せの溶媒にリチウム塩を溶解した電解液、ポリ
マ電解質を用いた電池においても効果が見られる。 【0045】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、LiMn
2O4で表されるリチウム複合マンガン酸化合物を粒度分
布により分割して合成した後、混合することで、目的と
するマンガンとリチウムの原子モル比に近づけた完全に
かつ均一に合成することができ、電池特性に優れたリチ
ウム二次電池用正極活物質を得ることができる。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一般式LiMn2O4で表される組成を有
するリチウム複合マンガン酸化物からなる非水電解質二
次電池用正極活物質の製造方法であり、マンガン化合物
粉末を平均粒径の異なる2つ以上の集団に分割し、それ
ぞれ個別にリチウム化合物と混合し、加熱し、合成を行
った後、再び混合することを特徴とする非水電解質二次
電池用正極活物質の製造方法。
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