JPH11242478A - 太鼓及び太鼓の組立方法 - Google Patents
太鼓及び太鼓の組立方法Info
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- JPH11242478A JPH11242478A JP10062185A JP6218598A JPH11242478A JP H11242478 A JPH11242478 A JP H11242478A JP 10062185 A JP10062185 A JP 10062185A JP 6218598 A JP6218598 A JP 6218598A JP H11242478 A JPH11242478 A JP H11242478A
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- Japan
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- drum
- fixing
- wood
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- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、安価で組立性に優れた太鼓を提供す
ることにある。 【解決手段】本実施例の太鼓1は、円周方向に分割され
た多数の胴体片2からなる胴体3と、該胴体3の両端に
相対向して設けられたシート状の鼓体4、4と、該鼓体
4の外側に相対向して配在され鼓体4を押圧固定する固
定板5、5と、該鼓体4の多数の貫通穴6と固定板5の
多数の固定穴7に挿通して緊締することで、上記鼓体4
を押圧して胴体3に固定する固定紐8と、からなる。 【効果】本発明によれば、太鼓を特定の構成とすること
により、リサイクル品等の安価な材料によって鼓体を形
成することができると共に、木材のくり抜き1枚板(く
りぬき木材)以外の安価な木質系材料によって胴体を形
成することができ、さらに安価で組立性に優れ、学校教
材に適すると共に、リサイクル材を利用して環境に配慮
し得る太鼓及び太鼓の組立方法となる。
ることにある。 【解決手段】本実施例の太鼓1は、円周方向に分割され
た多数の胴体片2からなる胴体3と、該胴体3の両端に
相対向して設けられたシート状の鼓体4、4と、該鼓体
4の外側に相対向して配在され鼓体4を押圧固定する固
定板5、5と、該鼓体4の多数の貫通穴6と固定板5の
多数の固定穴7に挿通して緊締することで、上記鼓体4
を押圧して胴体3に固定する固定紐8と、からなる。 【効果】本発明によれば、太鼓を特定の構成とすること
により、リサイクル品等の安価な材料によって鼓体を形
成することができると共に、木材のくり抜き1枚板(く
りぬき木材)以外の安価な木質系材料によって胴体を形
成することができ、さらに安価で組立性に優れ、学校教
材に適すると共に、リサイクル材を利用して環境に配慮
し得る太鼓及び太鼓の組立方法となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太鼓及び太鼓の組
立方法に関し、特に組立性に優れた太鼓及び太鼓の組立
方法に関するものである。
立方法に関し、特に組立性に優れた太鼓及び太鼓の組立
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、筒状の胴体の側端に皮等からなる
鼓体が張られてなる和太鼓や洋太鼓等の太鼓において
は、鼓体が、動物の皮革材からなる為、雨や水に濡れる
と劣化して叩いたときに損傷し易いばかりでなく、破れ
て再び使用出来なくなる場合や、皮革からなる鼓体が乾
燥したり湿気を帯たりすると、打音が変化して不正確な
音となるばかりでなく、鼓体が脆弱となって損傷し易く
なる場合や、更に動物の皮革材は、個々の材料毎に品質
が異なり品質を揃えて同一の打音が出るようにするのが
困難であることや、品質が一定しない為所定の厚さにす
るのが困難であり、打音が不正確となることや、環境問
題や動物保護の点から入手しずらくなるばかりでなく、
値段も高く、次第に使用し難くなる等の種々の問題点が
あった。
鼓体が張られてなる和太鼓や洋太鼓等の太鼓において
は、鼓体が、動物の皮革材からなる為、雨や水に濡れる
と劣化して叩いたときに損傷し易いばかりでなく、破れ
て再び使用出来なくなる場合や、皮革からなる鼓体が乾
燥したり湿気を帯たりすると、打音が変化して不正確な
音となるばかりでなく、鼓体が脆弱となって損傷し易く
なる場合や、更に動物の皮革材は、個々の材料毎に品質
が異なり品質を揃えて同一の打音が出るようにするのが
困難であることや、品質が一定しない為所定の厚さにす
るのが困難であり、打音が不正確となることや、環境問
題や動物保護の点から入手しずらくなるばかりでなく、
値段も高く、次第に使用し難くなる等の種々の問題点が
あった。
【0003】一方、従来、筒状の胴体の側端に鼓面であ
る皮が張られてなる和太鼓や洋太鼓等の太鼓において
は、胴体が、木材をくり抜いた1枚板(くりぬき木材)
からなる為、製作が困難かつ煩雑であるばかりでなく、
嵩張る為に運搬し難いという問題点があった。
る皮が張られてなる和太鼓や洋太鼓等の太鼓において
は、胴体が、木材をくり抜いた1枚板(くりぬき木材)
からなる為、製作が困難かつ煩雑であるばかりでなく、
嵩張る為に運搬し難いという問題点があった。
【0004】また、該木材のくり抜き1枚板からなる胴
体が、木材の大きさと材質の制限、及び1本の木から取
れる数に限りがある為、胴体のコストが著しく高価とな
るという問題点があった。
体が、木材の大きさと材質の制限、及び1本の木から取
れる数に限りがある為、胴体のコストが著しく高価とな
るという問題点があった。
【0005】さらに、木材のくり抜き1枚板からなる胴
体は、個々の材料毎に品質が異なり、品質を揃えて同一
打音が出るようにするのが困難であるという問題点があ
った。
体は、個々の材料毎に品質が異なり、品質を揃えて同一
打音が出るようにするのが困難であるという問題点があ
った。
【0006】また、木材のくり抜き1枚板からなる胴体
は、自然材である木材からなる為、品質を一定にするの
が困難であり、打音が不正確となるという問題点があっ
た。
は、自然材である木材からなる為、品質を一定にするの
が困難であり、打音が不正確となるという問題点があっ
た。
【0007】さらに、木材のくり抜き1枚板からなる胴
体は、環境問題や植物保護の点から入手し難くなるばか
りでなく、値段も高くなり、次第に使用し難くなる問題
点があった。
体は、環境問題や植物保護の点から入手し難くなるばか
りでなく、値段も高くなり、次第に使用し難くなる問題
点があった。
【0008】また、該木材のくり抜き1枚板からなる胴
体は、経時変化によって徐々に引張強度や剪断強度が低
下し、脆弱になって損傷し易くなる虞があるという問題
点があった。
体は、経時変化によって徐々に引張強度や剪断強度が低
下し、脆弱になって損傷し易くなる虞があるという問題
点があった。
【0009】さらに、該木材のくり抜き1枚板からなる
胴体にあっては、気温や気候によって打音が変化して正
確な音が出なくなる虞があるという問題点があった。
胴体にあっては、気温や気候によって打音が変化して正
確な音が出なくなる虞があるという問題点があった。
【0010】そこで、本発明者は、このような従来技術
の問題点を解決する為、鼓体を動物の皮革以外の材料か
ら形成した太鼓、及び胴体を木材をくり抜いた1枚板以
外の材料から形成した太鼓を提案した(特願平6−25
9225、特願平7−072255)。
の問題点を解決する為、鼓体を動物の皮革以外の材料か
ら形成した太鼓、及び胴体を木材をくり抜いた1枚板以
外の材料から形成した太鼓を提案した(特願平6−25
9225、特願平7−072255)。
【0011】さらに、本発明者は、この太鼓について研
究を進め、より安価でかつ簡易な太鼓及び太鼓の組立方
法を究明した。
究を進め、より安価でかつ簡易な太鼓及び太鼓の組立方
法を究明した。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
太鼓の胴体を分割形成すると共に、鼓体を皮革以外の安
価な材料から形成することで、安価でかつ簡易な構成と
して、しかも組立し易くし、学校教材に適すると共に、
リサイクル材を利用して環境に配慮し得る太鼓及び太鼓
の組立方法を提供することにある。
太鼓の胴体を分割形成すると共に、鼓体を皮革以外の安
価な材料から形成することで、安価でかつ簡易な構成と
して、しかも組立し易くし、学校教材に適すると共に、
リサイクル材を利用して環境に配慮し得る太鼓及び太鼓
の組立方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、円周方向に多数に分割された胴体片からな
る胴体と、該胴体の一端または両端に設けられたシート
状の鼓体と、該鼓体の外側に配在され鼓体を押圧固定す
る固定板と、該固定板の多数の固定穴に挿通して緊締す
ることで上記鼓体を押圧して胴体に固定する固定紐と、
を備えている、ことを特徴とする太鼓、及び円周方向に
分割した多数の胴体片を円周方向に配列して中空柱状の
胴体を形成し、次に、該胴体の一端または両端にシート
状の鼓体を配し、つづいて、該鼓体の外側に固定板を配
在し、次に、該固定板の多数の固定穴に固定紐を挿通し
て緊締することで、胴体に鼓体を押圧して固定する、こ
とを特徴とする太鼓の組立方法、を提供することにより
達成される。
明によれば、円周方向に多数に分割された胴体片からな
る胴体と、該胴体の一端または両端に設けられたシート
状の鼓体と、該鼓体の外側に配在され鼓体を押圧固定す
る固定板と、該固定板の多数の固定穴に挿通して緊締す
ることで上記鼓体を押圧して胴体に固定する固定紐と、
を備えている、ことを特徴とする太鼓、及び円周方向に
分割した多数の胴体片を円周方向に配列して中空柱状の
胴体を形成し、次に、該胴体の一端または両端にシート
状の鼓体を配し、つづいて、該鼓体の外側に固定板を配
在し、次に、該固定板の多数の固定穴に固定紐を挿通し
て緊締することで、胴体に鼓体を押圧して固定する、こ
とを特徴とする太鼓の組立方法、を提供することにより
達成される。
【0014】
【作用】このように、本発明の太鼓によれば、太鼓を特
定の構成とすることにより、リサイクル品を利用して環
境に配慮して、しかも安価に提供できるばかりでなく、
組立が簡易であり、小学生にも組立可能で工作や音楽等
の授業の教材として使用でき、しかも音響性能と引張強
度と剪断強度とを損なうことなく、さらに使用し易く、
音を楽しむことができ、優れた音響性能を発揮すること
ができる太鼓となる。
定の構成とすることにより、リサイクル品を利用して環
境に配慮して、しかも安価に提供できるばかりでなく、
組立が簡易であり、小学生にも組立可能で工作や音楽等
の授業の教材として使用でき、しかも音響性能と引張強
度と剪断強度とを損なうことなく、さらに使用し易く、
音を楽しむことができ、優れた音響性能を発揮すること
ができる太鼓となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付の図面を参照
して特定の実施例について詳述する。
して特定の実施例について詳述する。
【0016】図1〜図9は、本発明に基づく太鼓の一実
施例を示している。
施例を示している。
【0017】本実施例の太鼓1は、円周方向に分割され
た多数の胴体片2からなる胴体3と、該胴体3の両端に
相対向して設けられたシート状の鼓体4、4と、該鼓体
4の外側に相対向して配在され鼓体4を押圧固定する固
定板5、5と、該鼓体4の多数の貫通穴6と固定板5の
多数の固定穴7に挿通して緊締することで、上記鼓体4
を押圧して胴体3に固定する固定紐8と、からなる。
た多数の胴体片2からなる胴体3と、該胴体3の両端に
相対向して設けられたシート状の鼓体4、4と、該鼓体
4の外側に相対向して配在され鼓体4を押圧固定する固
定板5、5と、該鼓体4の多数の貫通穴6と固定板5の
多数の固定穴7に挿通して緊締することで、上記鼓体4
を押圧して胴体3に固定する固定紐8と、からなる。
【0018】該胴体片2は、胴体3を円周方向に多数に
分割したものである。
分割したものである。
【0019】この胴体片2には、例えば、図1、図2、
図5及び図6に良く示されているように、多角形の胴体
3にあっては、円周方向に多数に分割すると各胴体片2
が平坦状のものとなる。
図5及び図6に良く示されているように、多角形の胴体
3にあっては、円周方向に多数に分割すると各胴体片2
が平坦状のものとなる。
【0020】また、図3、図4、図6及び図7に良く示
されているように、円形の胴体3にあっては、円周方向
に多数に分割すると各胴体片2が円弧状のものとなる。
されているように、円形の胴体3にあっては、円周方向
に多数に分割すると各胴体片2が円弧状のものとなる。
【0021】従って、該胴体片2は、木材のくり抜き1
枚板(くりぬき木材)を使用することなく、上記実施例
の合板、集成材、積層材、パーテクルボード、ファイバ
ーボード等の改良木材や端材その他の木材を使用して形
成することができる。
枚板(くりぬき木材)を使用することなく、上記実施例
の合板、集成材、積層材、パーテクルボード、ファイバ
ーボード等の改良木材や端材その他の木材を使用して形
成することができる。
【0022】さらに、該胴体片2は、図1〜図4に良く
示されているように、円周方向に多数に分割した各胴体
片2相互を円周方向に配列して中空柱状にすると共に、
各胴体片2相互を接合材である接着剤等の接合材Aにて
接合することで、目的形状である円形や多角形その他の
形状の胴体3を形成する。
示されているように、円周方向に多数に分割した各胴体
片2相互を円周方向に配列して中空柱状にすると共に、
各胴体片2相互を接合材である接着剤等の接合材Aにて
接合することで、目的形状である円形や多角形その他の
形状の胴体3を形成する。
【0023】また、胴体片2の表面、従って胴体4の表
面には、被覆層である胴体被覆層Bが形成してある。
面には、被覆層である胴体被覆層Bが形成してある。
【0024】該胴体被覆層Bは、動植物の成分やゴムや
合成樹脂(プラスチック)等の鼓体の密度を高めること
で、鼓体4の音響性能や表面強度を向上し得る材料から
形成されている。
合成樹脂(プラスチック)等の鼓体の密度を高めること
で、鼓体4の音響性能や表面強度を向上し得る材料から
形成されている。
【0025】さらに、鼓体4は、一般に使用されている
皮革材以外の材料、特にリサイクル材である牛乳パック
や清涼飲料水パック等の飲料パック、または包装容器そ
の他の材料からなり、該リサイクル材を円形や多角形等
の胴体3の断面形状に合わせて円形や多角形その他の形
状に切取することで形成されている。
皮革材以外の材料、特にリサイクル材である牛乳パック
や清涼飲料水パック等の飲料パック、または包装容器そ
の他の材料からなり、該リサイクル材を円形や多角形等
の胴体3の断面形状に合わせて円形や多角形その他の形
状に切取することで形成されている。
【0026】さらに、該鼓体4は、外方の円周方向上に
上記固定紐7を挿通可能な多数の貫通穴6、6、6…が
多数全周に渡って均等に開設されており、固定紐7が連
通挿通される。
上記固定紐7を挿通可能な多数の貫通穴6、6、6…が
多数全周に渡って均等に開設されており、固定紐7が連
通挿通される。
【0027】また、該鼓体4は、表面に被覆層である鼓
体被覆層Cが形成してある。
体被覆層Cが形成してある。
【0028】該鼓体被覆層Cは、動植物の成分やゴムや
合成樹脂(プラスチック)等の鼓体の密度を高めること
で、鼓体4の音響性能や表面強度を向上し得る材料から
形成されている。
合成樹脂(プラスチック)等の鼓体の密度を高めること
で、鼓体4の音響性能や表面強度を向上し得る材料から
形成されている。
【0029】さらに、固定板5は、鼓体4を押圧固定す
るのに充分な剛性を有する材料からなり、外方の円周方
向上に上記固定紐8を挿通可能で上記貫通穴6、6、6
…と連通する多数の固定穴7、7、7…が多数全周に渡
って均等に開設されており、固定紐8が連通挿通され
る。
るのに充分な剛性を有する材料からなり、外方の円周方
向上に上記固定紐8を挿通可能で上記貫通穴6、6、6
…と連通する多数の固定穴7、7、7…が多数全周に渡
って均等に開設されており、固定紐8が連通挿通され
る。
【0030】また、固定板5には、上記鼓体4の大部分
を外部に露出させる為の露出穴9が中央に開設されてお
り、該露出部分の鼓体4を打って打音することになる。
を外部に露出させる為の露出穴9が中央に開設されてお
り、該露出部分の鼓体4を打って打音することになる。
【0031】また、固定紐8は、緊締するのに充分な強
度を持つ紐材からなり、上記多数の貫通穴6と固定穴7
を挿通して緊締するのに充分な長さをもつものであり、
上記胴体3の両端に相対向して配設された鼓体4、4と
固定板5、5の夫々の貫通穴6、6、6…と固定穴7、
7、7…を挿通して張渡して緊締することで、上記鼓体
4を押圧して胴体3に固定する。
度を持つ紐材からなり、上記多数の貫通穴6と固定穴7
を挿通して緊締するのに充分な長さをもつものであり、
上記胴体3の両端に相対向して配設された鼓体4、4と
固定板5、5の夫々の貫通穴6、6、6…と固定穴7、
7、7…を挿通して張渡して緊締することで、上記鼓体
4を押圧して胴体3に固定する。
【0032】上記胴体被覆層等の被覆層Bと鼓体被覆層
等の被覆層Cは、動植物の成分やゴムや合成樹脂(プラ
スチック)等とからなるが、該動植物の成分としては、
例えば膠があり、上記胴体3と鼓体4の密度を高めるこ
とで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度を向上
することができる。
等の被覆層Cは、動植物の成分やゴムや合成樹脂(プラ
スチック)等とからなるが、該動植物の成分としては、
例えば膠があり、上記胴体3と鼓体4の密度を高めるこ
とで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度を向上
することができる。
【0033】また、該ゴムとしては、例えば天然ゴムや
合成ゴムがあり、上記と同様に、上記胴体3と鼓体4の
密度を高めることで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と
表面強度を向上することができる。
合成ゴムがあり、上記と同様に、上記胴体3と鼓体4の
密度を高めることで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と
表面強度を向上することができる。
【0034】さらに、該合成樹脂(プラスチック)とし
ては、例えば熱可塑性合成樹脂(熱可塑性プラスチッ
ク)や熱硬化性合成樹脂(熱硬化性プラスチック)があ
り、上記と同様、上記胴体3と鼓体4の密度を高めるこ
とで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度を向上
することができる。
ては、例えば熱可塑性合成樹脂(熱可塑性プラスチッ
ク)や熱硬化性合成樹脂(熱硬化性プラスチック)があ
り、上記と同様、上記胴体3と鼓体4の密度を高めるこ
とで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度を向上
することができる。
【0035】また、該熱可塑性合成樹脂(熱可塑性プラ
スチック)としては、四弗化エチレン樹脂等の弗素樹脂
(ポリフルオルエチレン樹脂)があり、上記と同様に、
上記胴体3と鼓体4の密度を高めることで、上記胴体3
と鼓体4の音響性能と表面強度を向上することができ
る。
スチック)としては、四弗化エチレン樹脂等の弗素樹脂
(ポリフルオルエチレン樹脂)があり、上記と同様に、
上記胴体3と鼓体4の密度を高めることで、上記胴体3
と鼓体4の音響性能と表面強度を向上することができ
る。
【0036】さらに、熱硬化性合成樹脂(熱硬化性プラ
スチック)としては、珪素樹脂(シリコン)やポリウレ
タン(ウレタン樹脂)、エポキシ樹脂等があり、上記と
同様に、上記胴体3と鼓体4の密度を高めることで、上
記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度を向上すること
ができる。
スチック)としては、珪素樹脂(シリコン)やポリウレ
タン(ウレタン樹脂)、エポキシ樹脂等があり、上記と
同様に、上記胴体3と鼓体4の密度を高めることで、上
記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度を向上すること
ができる。
【0037】上記胴体被覆層Bと鼓体被覆層Cは、上記
胴体3と鼓体4の表面に、動植物の成分やゴムや合成樹
脂(プラスチック)等、上記胴体3と鼓体4の密度を高
めることで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度
を向上することができる材料を塗付することで形成する
ことができる。
胴体3と鼓体4の表面に、動植物の成分やゴムや合成樹
脂(プラスチック)等、上記胴体3と鼓体4の密度を高
めることで、上記胴体3と鼓体4の音響性能と表面強度
を向上することができる材料を塗付することで形成する
ことができる。
【0038】尚、該胴体被覆層Bと鼓体被覆層Cは、こ
のように胴体3と鼓体4の表面に合成樹脂等を塗付して
形成する方法に限ることなく、他の方法で形成すること
ができる。
のように胴体3と鼓体4の表面に合成樹脂等を塗付して
形成する方法に限ることなく、他の方法で形成すること
ができる。
【0039】例えば、上記胴体3と鼓体4の表面に合成
樹脂等を含浸させて胴体被覆層Bと鼓体被覆層Cを形成
することができる。
樹脂等を含浸させて胴体被覆層Bと鼓体被覆層Cを形成
することができる。
【0040】この際、上記胴体3と鼓体4は、表面に合
成樹脂等を含浸させることにより、伸びや縮みが可及的
に少なくなり、経時変化が可及的に少なくなるから、こ
れによって音の劣化も可及的に少なくなる。
成樹脂等を含浸させることにより、伸びや縮みが可及的
に少なくなり、経時変化が可及的に少なくなるから、こ
れによって音の劣化も可及的に少なくなる。
【0041】例えば、鼓体4にあっては、表面に合成樹
脂等を含浸させることにより、伸びや縮みが可及的に少
なくなり、経時変化が可及的に少なくなるから、これに
よって調整の必要性が可及的に少なくなり、取扱いが簡
易となる。
脂等を含浸させることにより、伸びや縮みが可及的に少
なくなり、経時変化が可及的に少なくなるから、これに
よって調整の必要性が可及的に少なくなり、取扱いが簡
易となる。
【0042】このように、本実施例の太鼓によれば、リ
サイクル材である牛乳パックや清涼飲料水パック等の飲
料パック、または包装容器その他の材料からなる鼓体4
の表面に、動植物の成分やゴムや合成樹脂(プラスチッ
ク)その他鼓体4の密度を高めることで、鼓体4の音響
性能や表面強度を向上し得る材料から形成されている被
覆層Cが形成してある為、鼓体4の多数の微小な隙間が
閉塞され、鼓体4の密度が高められるので、鼓体4の音
響性能と表面強度を向上することが出来る。
サイクル材である牛乳パックや清涼飲料水パック等の飲
料パック、または包装容器その他の材料からなる鼓体4
の表面に、動植物の成分やゴムや合成樹脂(プラスチッ
ク)その他鼓体4の密度を高めることで、鼓体4の音響
性能や表面強度を向上し得る材料から形成されている被
覆層Cが形成してある為、鼓体4の多数の微小な隙間が
閉塞され、鼓体4の密度が高められるので、鼓体4の音
響性能と表面強度を向上することが出来る。
【0043】この為、動物皮革に較べて安いコストの鼓
体4であるにも拘らず、正確な音を出すことができ、簡
易に音を楽しむことができるようになる。
体4であるにも拘らず、正確な音を出すことができ、簡
易に音を楽しむことができるようになる。
【0044】すなわち、鼓体4の表面に、動植物成分や
ゴムや合成樹脂等からなる被覆層Cが形成してある為、
鼓体4の多数の微小な隙間を閉塞して、鼓体4の密度を
高めることで、鼓体4の音響性能と表面強度を向上する
ことが出来ると共に、鼓体4の品質が一定となり、しか
も均一の厚さになるので、常に正確な打音となる。
ゴムや合成樹脂等からなる被覆層Cが形成してある為、
鼓体4の多数の微小な隙間を閉塞して、鼓体4の密度を
高めることで、鼓体4の音響性能と表面強度を向上する
ことが出来ると共に、鼓体4の品質が一定となり、しか
も均一の厚さになるので、常に正確な打音となる。
【0045】さらに、上記胴体3と鼓体4の表面に、胴
体被覆層Bと鼓体被覆層Cが夫々形成してある為、強靭
かつ高密度の胴体3と鼓体4となり、しかも吸水しない
から、乾燥や湿気によっても打音が変化しなくなり、音
響が長期間に渡って維持され、常に正確な音を出すこと
ができるようになると共に、長期間に渡って調律を要す
る事なく、音を楽しむことができるようになる。
体被覆層Bと鼓体被覆層Cが夫々形成してある為、強靭
かつ高密度の胴体3と鼓体4となり、しかも吸水しない
から、乾燥や湿気によっても打音が変化しなくなり、音
響が長期間に渡って維持され、常に正確な音を出すこと
ができるようになると共に、長期間に渡って調律を要す
る事なく、音を楽しむことができるようになる。
【0046】さらに、胴体3と鼓体4の表面に、胴体被
覆層Bと鼓体被覆層Cが夫々形成してある為、表面強度
が向上して、引張強度や剪断強度が向上する。
覆層Bと鼓体被覆層Cが夫々形成してある為、表面強度
が向上して、引張強度や剪断強度が向上する。
【0047】このように、本発明の太鼓は、胴体3と鼓
体4の表面に胴体被覆層Bと鼓体被覆層Cが夫々形成し
てある為、天候等に左右されることなく簡単かつ正確に
音を出すことができるので、長期間に渡って調律を要す
る事なく音を楽しむことができ、これらの相乗効果によ
って従来の不都合な点を解消できるようになる。
体4の表面に胴体被覆層Bと鼓体被覆層Cが夫々形成し
てある為、天候等に左右されることなく簡単かつ正確に
音を出すことができるので、長期間に渡って調律を要す
る事なく音を楽しむことができ、これらの相乗効果によ
って従来の不都合な点を解消できるようになる。
【0048】次に、本発明に基づく本発明に基づく太鼓
の組立方法について説明する。
の組立方法について説明する。
【0049】図1〜図9は、本発明に基づく太鼓の組立
方法の一実施例を示している。
方法の一実施例を示している。
【0050】本発明の太鼓1に使用される多数の胴体片
2は、図5〜図7に良く示されているように、予めガム
テープ等の仮止材10により一列に仮止めしてある。
2は、図5〜図7に良く示されているように、予めガム
テープ等の仮止材10により一列に仮止めしてある。
【0051】そこで、まず、図1〜図4に良く示されて
いるように、該一列に仮止めしてある多数の胴体片2を
円周方向に配列して中空柱状にして、目的とする形状の
胴体3を形成する。
いるように、該一列に仮止めしてある多数の胴体片2を
円周方向に配列して中空柱状にして、目的とする形状の
胴体3を形成する。
【0052】さらに、該中空柱状に形成した胴体3の形
状を保持する為に、該胴体3の外周を輪ゴムやガムテー
プ等の緊締材により仮止めする。
状を保持する為に、該胴体3の外周を輪ゴムやガムテー
プ等の緊締材により仮止めする。
【0053】つづいて、図1〜図4に良く示されている
ように、該中空柱状に形成した胴体3を構成する各胴体
片2相互を接合材である接着剤Aにて接合することで、
目的形状である円形や多角形その他の形状の胴体3を形
成する。
ように、該中空柱状に形成した胴体3を構成する各胴体
片2相互を接合材である接着剤Aにて接合することで、
目的形状である円形や多角形その他の形状の胴体3を形
成する。
【0054】次に、図1と図3に良く示されているよう
に、該胴体3の両端に、シート状の鼓体4、4を相対向
させて配在する。
に、該胴体3の両端に、シート状の鼓体4、4を相対向
させて配在する。
【0055】さらに、図1と図3に良く示されているよ
うに、該鼓体4の外側に固定板5を相対向させて配在す
る。
うに、該鼓体4の外側に固定板5を相対向させて配在す
る。
【0056】つづいて、図1と図3及び図8と図9に良
く示されているように、該鼓体4の多数の貫通穴6、
6、6…と固定板5の多数の固定穴7、7、7…に、夫
々連通させて固定紐8を挿通して張渡して緊締すること
で、胴体3に鼓体4を押圧して固定することができる。
く示されているように、該鼓体4の多数の貫通穴6、
6、6…と固定板5の多数の固定穴7、7、7…に、夫
々連通させて固定紐8を挿通して張渡して緊締すること
で、胴体3に鼓体4を押圧して固定することができる。
【0057】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
る。
【0058】このように、本実施例の太鼓1によれば、
太鼓1の胴体3を分割形成すると共に、鼓体4を皮革以
外の安価な材料であるリサイクル材から形成してある
為、環境に配慮出来ると共に、安価でかつ簡易な構成の
太鼓となる。
太鼓1の胴体3を分割形成すると共に、鼓体4を皮革以
外の安価な材料であるリサイクル材から形成してある
為、環境に配慮出来ると共に、安価でかつ簡易な構成の
太鼓となる。
【0059】また、本実施例の太鼓1は、組立が簡易で
ある為、小学生にも組立可能で工作や音楽等の授業に適
する学校教材として使用することができる。
ある為、小学生にも組立可能で工作や音楽等の授業に適
する学校教材として使用することができる。
【0060】さらに、本実施例の太鼓1は、リサイクル
材を利用して鼓体4を構成することができる為、安価で
あるばかりでなく、小学生にも組立てしやすく、さらに
その更新も簡易に行うことができる。
材を利用して鼓体4を構成することができる為、安価で
あるばかりでなく、小学生にも組立てしやすく、さらに
その更新も簡易に行うことができる。
【0061】また、本実施例の太鼓1は、牛乳パックや
清涼飲料水パック等の飲料パック、または包装容器その
他のリサイクル材を円形や多角形等の胴体3の断面形状
に合わせて円形や多角形等に切取することで鼓体4を構
成することができ、しかもこれらの材料で充分な剛性を
備えている為、音響性能と引張強度と剪断強度とを損な
うことなく、さらに使用し易く、音を楽しむことがで
き、優れた音響性能を発揮することができる太鼓とな
る。
清涼飲料水パック等の飲料パック、または包装容器その
他のリサイクル材を円形や多角形等の胴体3の断面形状
に合わせて円形や多角形等に切取することで鼓体4を構
成することができ、しかもこれらの材料で充分な剛性を
備えている為、音響性能と引張強度と剪断強度とを損な
うことなく、さらに使用し易く、音を楽しむことがで
き、優れた音響性能を発揮することができる太鼓とな
る。
【0062】この為、本実施例の太鼓1は、動物皮革に
較べて安いコストの鼓体であるにも拘らず、正確な音を
出すことができ、簡易に音を楽しむことができる。
較べて安いコストの鼓体であるにも拘らず、正確な音を
出すことができ、簡易に音を楽しむことができる。
【0063】さらに、本実施例の太鼓1は、胴体3と鼓
体4の表面に、被覆層Bと被覆層Cが夫々形成してある
為、強靭かつ高密度の鼓体4となり、しかも吸水しない
から、乾燥や湿気によっても打音が変化しなくなり、音
響が長期間に渡って維持され、常に正確な音を出すこと
ができるようになる。
体4の表面に、被覆層Bと被覆層Cが夫々形成してある
為、強靭かつ高密度の鼓体4となり、しかも吸水しない
から、乾燥や湿気によっても打音が変化しなくなり、音
響が長期間に渡って維持され、常に正確な音を出すこと
ができるようになる。
【0064】また、本実施例の太鼓1は、鼓体4の表面
に被覆層Cが形成してある為、鼓体4の張り具合も長期
間に渡って一定となり、長期間に渡って打音が変化せず
正確な音を出すことができる為、長期間に渡って調律を
要する事なく、音を楽しむことができるようになる。
に被覆層Cが形成してある為、鼓体4の張り具合も長期
間に渡って一定となり、長期間に渡って打音が変化せず
正確な音を出すことができる為、長期間に渡って調律を
要する事なく、音を楽しむことができるようになる。
【0065】さらに、本実施例の太鼓1は、鼓体4の表
面に被覆層Cが形成してある為、伸びや縮みが可及的に
少なくなり、経時変化が可及的に少なくなるから、これ
によって調整の必要性が可及的に少なくなり、取扱いが
簡易となる。
面に被覆層Cが形成してある為、伸びや縮みが可及的に
少なくなり、経時変化が可及的に少なくなるから、これ
によって調整の必要性が可及的に少なくなり、取扱いが
簡易となる。
【0066】また、本発明の太鼓を使用する場合には、
組立て易いばかりでなく、使用し易く、かつ簡単かつ正
確に音を出すことができ、何時でも、何処でも、誰で
も、音を楽しむことができ、優れた音響性能を発揮する
ことができ、これらの相乗効果によって、従来の不都合
な点を解消できるようになる。
組立て易いばかりでなく、使用し易く、かつ簡単かつ正
確に音を出すことができ、何時でも、何処でも、誰で
も、音を楽しむことができ、優れた音響性能を発揮する
ことができ、これらの相乗効果によって、従来の不都合
な点を解消できるようになる。
【0067】尚、本発明の太鼓は、上記各実施例に限ら
れることなく、多くの変形例が考えられる。
れることなく、多くの変形例が考えられる。
【0068】すなわち、本発明の太鼓は、上記実施例の
形状のものに限られることなく、上記実施例とは異なる
形状に形成することができるのは勿論である。
形状のものに限られることなく、上記実施例とは異なる
形状に形成することができるのは勿論である。
【0069】例えば、上記実施の形態の第1例にあって
は、胴体3が断面が中空八角形の多角形状に形成された
ものであったが、本発明はこれに限られることなく、断
面が中空六角形や中空十角形の多角形状その他の形状の
多角形状に適用することができるのは勿論である。 さ
らに、上記実施の形態の第2例にあっては、胴体3が断
面が中空円形に形成されたものであったが、本発明はこ
れに限られることなく、断面が中空楕円形や中空長円形
その他の形状に適用することができる。
は、胴体3が断面が中空八角形の多角形状に形成された
ものであったが、本発明はこれに限られることなく、断
面が中空六角形や中空十角形の多角形状その他の形状の
多角形状に適用することができるのは勿論である。 さ
らに、上記実施の形態の第2例にあっては、胴体3が断
面が中空円形に形成されたものであったが、本発明はこ
れに限られることなく、断面が中空楕円形や中空長円形
その他の形状に適用することができる。
【0070】また、本発明の太鼓は、上記実施例のもの
に限られることなく、上記実施例とは異なる材料で形成
することができる。
に限られることなく、上記実施例とは異なる材料で形成
することができる。
【0071】例えば、本発明の太鼓1の鼓体4は、上記
実施例の牛乳パックや清涼飲料水パック等の飲料パッ
ク、または包装容器から形成したものに限られることな
く、上記実施例とは異なる材料であるその他のリサイク
ル材等から形成することができるのは勿論である。
実施例の牛乳パックや清涼飲料水パック等の飲料パッ
ク、または包装容器から形成したものに限られることな
く、上記実施例とは異なる材料であるその他のリサイク
ル材等から形成することができるのは勿論である。
【0072】また、本発明の太鼓1の胴体片2は、従来
の木材をくり抜いた1枚板(くりぬき木材)を使用する
ことなく、上記実施例の合板、集成材、積層材、パーテ
クルボード、ファイバーボード等の改良木材や端材その
他の木材を使用して形成することができ、さらにこれら
に限られることなく、紙材や合成樹脂(プラスチック)
や金属材やリサイクル材その他の非木材等を使用して形
成することができる。
の木材をくり抜いた1枚板(くりぬき木材)を使用する
ことなく、上記実施例の合板、集成材、積層材、パーテ
クルボード、ファイバーボード等の改良木材や端材その
他の木材を使用して形成することができ、さらにこれら
に限られることなく、紙材や合成樹脂(プラスチック)
や金属材やリサイクル材その他の非木材等を使用して形
成することができる。
【0073】さらに、本発明の太鼓1の胴体3と鼓体4
との取着は、上記実施例の固定板5と固定紐8にて固着
する方法に限られることなく、その他の取着方法や固着
方法とすることができるのは勿論である。
との取着は、上記実施例の固定板5と固定紐8にて固着
する方法に限られることなく、その他の取着方法や固着
方法とすることができるのは勿論である。
【0074】また、上記実施例にあっては、胴体3の両
端に鼓体4が相対向して配列されているが、本発明はこ
れに限られることなく、胴体3の一端に鼓体4を配列し
て、胴体3の一端に鼓体4を配した太鼓1とすることが
できるのは勿論である。
端に鼓体4が相対向して配列されているが、本発明はこ
れに限られることなく、胴体3の一端に鼓体4を配列し
て、胴体3の一端に鼓体4を配した太鼓1とすることが
できるのは勿論である。
【0075】さらに、上記実施例にあっては、胴体3の
中央部の直径と両端部の直径とが略同一である直円筒形
のものであったが、本発明はこれに限られることなく、
胴体3の中央部の直径が両端部の直径より大きく膨らん
だ中太の円弧形状に形成することができるのは勿論であ
る。
中央部の直径と両端部の直径とが略同一である直円筒形
のものであったが、本発明はこれに限られることなく、
胴体3の中央部の直径が両端部の直径より大きく膨らん
だ中太の円弧形状に形成することができるのは勿論であ
る。
【0076】また、本発明の太鼓は、上記実施例のもの
に限られることなく、上記実施例である牛乳パック等の
飲料用パック以外のリサイクル材とすることができるほ
か、該リサイクル材以外の材料とすることができるのは
勿論である。
に限られることなく、上記実施例である牛乳パック等の
飲料用パック以外のリサイクル材とすることができるほ
か、該リサイクル材以外の材料とすることができるのは
勿論である。
【0077】さらに、本発明の太鼓は、上記実施例のも
のに限られることなく、上記実施例である該鼓体4が外
方の円周方向上に上記固定紐8を挿通可能な多数の貫通
穴6、6、6…が多数全周に渡って均等に開設されてい
るものであったが、該貫通穴6、6、6…がないものと
することができ、この場合には固定紐8を固定板5、5
の各固定穴7、7、7…を挿通して張渡して緊締するこ
とで、上記鼓体4を押圧して胴体3に固定することがで
きる。
のに限られることなく、上記実施例である該鼓体4が外
方の円周方向上に上記固定紐8を挿通可能な多数の貫通
穴6、6、6…が多数全周に渡って均等に開設されてい
るものであったが、該貫通穴6、6、6…がないものと
することができ、この場合には固定紐8を固定板5、5
の各固定穴7、7、7…を挿通して張渡して緊締するこ
とで、上記鼓体4を押圧して胴体3に固定することがで
きる。
【0078】また、胴体3と鼓体4との取着は、上記実
施例の固定紐8を固定板5、5の各固定穴7、7、7…
を挿通して張渡して緊締する方法に限られることなく、
その他の取着方法や固着方法とすることができるのは勿
論である。
施例の固定紐8を固定板5、5の各固定穴7、7、7…
を挿通して張渡して緊締する方法に限られることなく、
その他の取着方法や固着方法とすることができるのは勿
論である。
【0079】
【発明の効果】このように、本発明の太鼓によれば、太
鼓を特定の構成とすることにより、リサイクル品等の安
価な材料によって鼓体を形成することができると共に、
木材をくり抜いた1枚板以外の安価な木質系材料によっ
て胴体を形成することができ、安価で組立性に優れた太
鼓及び太鼓の組立方法を提供することができる。
鼓を特定の構成とすることにより、リサイクル品等の安
価な材料によって鼓体を形成することができると共に、
木材をくり抜いた1枚板以外の安価な木質系材料によっ
て胴体を形成することができ、安価で組立性に優れた太
鼓及び太鼓の組立方法を提供することができる。
【0080】すなわち、 (1)本発明の太鼓によれば、太鼓を特定の構成とする
ことにより、材料が入手し易く、かつ安価に入手でき、
しかも組立性が簡易であり、小学生にも組立可能である
から、工作や音楽等の学校の授業の教材として使用で
き、しかも完成した太鼓をそのまま利用して音楽の授業
等にて使用できるから、愛着も湧き、真剣に組立てると
共に、大事に使用し、従って太鼓を打つ腕も上がり易い
という優れた利点がある。 (2)円周方向に多数に分割した各胴体片相互を円周方
向に配列して中空柱状にすると共に、各胴体片相互を接
合材である接着剤等にて接合することで、目的形状であ
る円形や多角形その他の形状の胴体を形成するようにし
たので、木材のくり抜き1枚板(くりぬき木材)以外の
安価な木質系材料によって胴体を形成することができる
為、製作が容易であるばかりでなく、取扱いが簡単であ
ると共に、胴体のコストが著しく安価となる大なる利点
がある。 (3)太鼓の胴体を特定の構成とすることにより、胴体
の材料の入手や運搬や製作を簡易とし、さらに引張強度
や剪断強度を向上させ、しかも経時変化し難く、乾燥や
湿気によっても打音が変化せず、品質管理が簡易で、常
に正確な一定の音を出すようにすることができ、また値
段も安く、入手し易いばかりでなく、気温や気候の変化
によっても打音が変化せずに正確な音を出すことがで
き、使用し易く、音を楽しむことができるようになる優
れた利点がある。 (4)太鼓の鼓体を特定の材料から構成することによ
り、安価に入手できと共に、組立も簡易であり、さらに
更新も簡易で使用者自身が行うことができ、使用し易
く、いつでも音を楽しむことができる優れた利点があ
る。 (5)木材のくり抜き1枚板(くりぬき木材)以外の安
価な木質系材料によって胴体を形成することができ、安
価で組立性に優れた太鼓及び太鼓の組立方法を提供する
ことができるから、誰でも組立て出来、しかも鼓体の更
新も簡易で使用者自身が行うことができ、取扱いが簡易
であるから、何時でも、何処でも、誰とでも、音を楽し
むことができる優れた利点がある。 (6)太鼓の鼓体の表面に動植物の成分やゴムや合成樹
脂(プラスチック)等からなる被覆層が形成してある
為、鼓体の微小な隙間を閉塞して、鼓体の密度を高める
ことで、強靭かつ高密度の鼓体となり、しかも均一の厚
さになると共に、吸水しないから、乾燥や湿気によって
も打音が変化しなくなり、さらに鼓体の品質が一定とな
り、しかも天候等に左右されることなく、簡単かつ正確
に音を出すことができ、さらに鼓体の張り具合も長期間
に渡って一定となり、長期間に渡って打音が変化せず正
確な音を出すことができる為、鼓体の音響性能を向上さ
せ、長期間に渡って調律を要する事なく、音を楽しむこ
とができる優れた利点がある。 (7)太鼓の胴体の表面に動植物の成分やゴムや合成樹
脂(プラスチック)等からなる被覆層が形成してある
為、引張強度や剪断強度を向上させて、気温や気候の変
化に対して影響されず、しかも乾燥や湿気によっても打
音が変化しないから、長時間使用しても製品品質を一定
にでき、常に正確な音を出すことができ、さらに強度が
向上し、損傷し難くなり、強度や品質が長期間に渡って
一定となるから、長期間に渡って打音が変化せず正確な
音を出すことができ、長期間に渡って音を楽しむことが
でき著しく優れた利点がある。
ことにより、材料が入手し易く、かつ安価に入手でき、
しかも組立性が簡易であり、小学生にも組立可能である
から、工作や音楽等の学校の授業の教材として使用で
き、しかも完成した太鼓をそのまま利用して音楽の授業
等にて使用できるから、愛着も湧き、真剣に組立てると
共に、大事に使用し、従って太鼓を打つ腕も上がり易い
という優れた利点がある。 (2)円周方向に多数に分割した各胴体片相互を円周方
向に配列して中空柱状にすると共に、各胴体片相互を接
合材である接着剤等にて接合することで、目的形状であ
る円形や多角形その他の形状の胴体を形成するようにし
たので、木材のくり抜き1枚板(くりぬき木材)以外の
安価な木質系材料によって胴体を形成することができる
為、製作が容易であるばかりでなく、取扱いが簡単であ
ると共に、胴体のコストが著しく安価となる大なる利点
がある。 (3)太鼓の胴体を特定の構成とすることにより、胴体
の材料の入手や運搬や製作を簡易とし、さらに引張強度
や剪断強度を向上させ、しかも経時変化し難く、乾燥や
湿気によっても打音が変化せず、品質管理が簡易で、常
に正確な一定の音を出すようにすることができ、また値
段も安く、入手し易いばかりでなく、気温や気候の変化
によっても打音が変化せずに正確な音を出すことがで
き、使用し易く、音を楽しむことができるようになる優
れた利点がある。 (4)太鼓の鼓体を特定の材料から構成することによ
り、安価に入手できと共に、組立も簡易であり、さらに
更新も簡易で使用者自身が行うことができ、使用し易
く、いつでも音を楽しむことができる優れた利点があ
る。 (5)木材のくり抜き1枚板(くりぬき木材)以外の安
価な木質系材料によって胴体を形成することができ、安
価で組立性に優れた太鼓及び太鼓の組立方法を提供する
ことができるから、誰でも組立て出来、しかも鼓体の更
新も簡易で使用者自身が行うことができ、取扱いが簡易
であるから、何時でも、何処でも、誰とでも、音を楽し
むことができる優れた利点がある。 (6)太鼓の鼓体の表面に動植物の成分やゴムや合成樹
脂(プラスチック)等からなる被覆層が形成してある
為、鼓体の微小な隙間を閉塞して、鼓体の密度を高める
ことで、強靭かつ高密度の鼓体となり、しかも均一の厚
さになると共に、吸水しないから、乾燥や湿気によって
も打音が変化しなくなり、さらに鼓体の品質が一定とな
り、しかも天候等に左右されることなく、簡単かつ正確
に音を出すことができ、さらに鼓体の張り具合も長期間
に渡って一定となり、長期間に渡って打音が変化せず正
確な音を出すことができる為、鼓体の音響性能を向上さ
せ、長期間に渡って調律を要する事なく、音を楽しむこ
とができる優れた利点がある。 (7)太鼓の胴体の表面に動植物の成分やゴムや合成樹
脂(プラスチック)等からなる被覆層が形成してある
為、引張強度や剪断強度を向上させて、気温や気候の変
化に対して影響されず、しかも乾燥や湿気によっても打
音が変化しないから、長時間使用しても製品品質を一定
にでき、常に正確な音を出すことができ、さらに強度が
向上し、損傷し難くなり、強度や品質が長期間に渡って
一定となるから、長期間に渡って打音が変化せず正確な
音を出すことができ、長期間に渡って音を楽しむことが
でき著しく優れた利点がある。
【図1】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第1例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第1例を示
す横断面図である。
す横断面図である。
【図3】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第2例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図4】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第2例を示
す横断面図である。
す横断面図である。
【図5】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第1例を示
す展開状態の正面図である。
す展開状態の正面図である。
【図6】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第1例と第
2例を示す展開状態の平面図である。
2例を示す展開状態の平面図である。
【図7】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第2例を示
す展開状態の正面図である。
す展開状態の正面図である。
【図8】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第1例を示
す鼓体の正面図である。
す鼓体の正面図である。
【図9】本発明に基づく太鼓の実施の形態の第1例を示
す固定板の正面図である。
す固定板の正面図である。
1 太鼓 2 胴体片 3 胴体 4 鼓体 5 固定板 6 貫通穴 7 固定穴 8 固定紐 9 露出穴 10 仮止材(ガムテープ等) A 接合材(接着剤等) B 被覆層(胴体被覆層) C 被覆層(鼓体被覆層)
Claims (16)
- 【請求項1】円周方向に多数に分割された胴体片からな
る胴体と、該胴体の一端または両端に設けられたシート
状の鼓体と、該鼓体の外側に配在され鼓体を押圧固定す
る固定板と、該固定板の多数の固定穴に挿通して緊締す
ることで上記鼓体を押圧して胴体に固定する固定紐と、
を備えている、ことを特徴とする太鼓。 - 【請求項2】該胴体は、円を分割した多数の弧状板から
なる、ことを特徴とする請求項1記載の太鼓。 - 【請求項3】該胴体は、多角形を分割した多数の平坦板
からなる、ことを特徴とする請求項1記載の太鼓。 - 【請求項4】該固定板は、中央に鼓体を露出させる為の
露出穴が開設されている、ことを特徴とする請求項1記
載の太鼓。 - 【請求項5】該固定板は、円周方向に上記固定穴が多数
開設されている、ことを特徴とする請求項1または請求
項4記載の太鼓。 - 【請求項6】該鼓体は、円周方向に上記固定穴に連通す
る貫通穴が多数開設されている、ことを特徴とする請求
項1記載の太鼓。 - 【請求項7】該鼓体は、牛乳パック等の飲料用パックそ
の他のリサイクル材からなる、ことを特徴とする請求項
1または請求項6記載の太鼓。 - 【請求項8】該鼓体は、表面に被覆層が形成してある、
ことを特徴とする請求項1、請求項6または請求項7記
載の太鼓。 - 【請求項9】胴体は、表面に被覆層が形成してある、こ
とを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の太
鼓。 - 【請求項10】該胴体は、円周方向に多数に分割された
胴体片相互を接着剤その他の接合材で接合することで目
的形状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜
請求項3または請求項9の何れかに記載の太鼓。 - 【請求項11】該胴体は、木材のくり抜き1枚板(くり
ぬき木材)以外の材料からなる、ことを特徴とする請求
項1〜請求項3または請求項9〜請求項10の何れかに
記載の太鼓。 - 【請求項12】該胴体は、合板、集成材、積層材、パー
テクルボード、ファイバーボード等の改良木材や端材そ
の他の木材からなる、ことを特徴とする請求項11記載
の太鼓。 - 【請求項13】該胴体は、紙材や合成樹脂(プラスチッ
ク)材や金属材その他の非木材からなる、ことを特徴と
する請求項11記載の太鼓。 - 【請求項14】円周方向に分割した多数の胴体片を円周
方向に配列して中空柱状の胴体を形成し、次に、該胴体
の一端または両端にシート状の鼓体を配し、つづいて、
該鼓体の外側に固定板を配在し、次に、該固定板の多数
の固定穴に固定紐を挿通して緊締することで、胴体に鼓
体を押圧して固定する、ことを特徴とする太鼓の組立方
法。 - 【請求項15】該多数の胴体片は、予めガムテープ等の
接合材により一列に仮止めしておく、ことを特徴とする
請求項14記載の太鼓の組立方法。 - 【請求項16】該多数の胴体片は、中空柱状に形成した
後、ゴムバンド等の緊締材により仮止めしておく、こと
を特徴とする請求項14または請求項15記載の太鼓の
組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062185A JPH11242478A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 太鼓及び太鼓の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10062185A JPH11242478A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 太鼓及び太鼓の組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11242478A true JPH11242478A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13192835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10062185A Pending JPH11242478A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 太鼓及び太鼓の組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11242478A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7652206B2 (en) | 2007-03-13 | 2010-01-26 | Yamaha Corporation | Drum and manufacturing method of cylinder thereof |
JP2016133719A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | ヤマハ株式会社 | 電子ドラムの外装構造 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10062185A patent/JPH11242478A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7652206B2 (en) | 2007-03-13 | 2010-01-26 | Yamaha Corporation | Drum and manufacturing method of cylinder thereof |
JP2016133719A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | ヤマハ株式会社 | 電子ドラムの外装構造 |
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