JPH11241741A - ディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッド - Google Patents
ディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッドInfo
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- JPH11241741A JPH11241741A JP10043398A JP4339898A JPH11241741A JP H11241741 A JPH11241741 A JP H11241741A JP 10043398 A JP10043398 A JP 10043398A JP 4339898 A JP4339898 A JP 4339898A JP H11241741 A JPH11241741 A JP H11241741A
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- Japan
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- magnet
- brake pad
- disc brake
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクブレーキパッドの外周側及び内周側
のいずれにもひきずりを発生させないか又はひきずりが
発生してもごくわずかに抑えることが可能であると共に
ディスクロータの外径方法、キャリパ寸法等が制約され
ないディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いた
ディスクブレーキパッドを提供する。 【解決手段】 裏金用部材８の片側の面に凹部９を形成
し、該凹部９に磁石１０を固着してなるディスクブレー
キパッド用裏金及び上記の裏金の磁石１０を固着してい
ない側の面に摩擦部材２を一体化してなるディスクブレ
ーキパッド。
のいずれにもひきずりを発生させないか又はひきずりが
発生してもごくわずかに抑えることが可能であると共に
ディスクロータの外径方法、キャリパ寸法等が制約され
ないディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いた
ディスクブレーキパッドを提供する。 【解決手段】 裏金用部材８の片側の面に凹部９を形成
し、該凹部９に磁石１０を固着してなるディスクブレー
キパッド用裏金及び上記の裏金の磁石１０を固着してい
ない側の面に摩擦部材２を一体化してなるディスクブレ
ーキパッド。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクブレーキ
パッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッ
ドに関する。
パッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッ
ドに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車、鉄道車両、各種産業機械等に
は、その制動のためディスクブレーキパッド、ブレーキ
ライニング等の摩擦材が使用されている。現在、これら
の摩擦材のうちディスクブレーキパッドは、実開平４−
８７０３５号公報、特開平４−１７５５２３号公報等に
示されるように、ディスクロータの外周側に位置してい
る裏金側面の一端に戻しスプリングが取り付けられてお
り、制動を解除すると戻しスプリングのバネ圧でインナ
ー側及びアウター側のディスクブレーキパッドをディス
クロータから引き離し、ディスクブレーキパッドの引き
ずりを防止するようにしている。
は、その制動のためディスクブレーキパッド、ブレーキ
ライニング等の摩擦材が使用されている。現在、これら
の摩擦材のうちディスクブレーキパッドは、実開平４−
８７０３５号公報、特開平４−１７５５２３号公報等に
示されるように、ディスクロータの外周側に位置してい
る裏金側面の一端に戻しスプリングが取り付けられてお
り、制動を解除すると戻しスプリングのバネ圧でインナ
ー側及びアウター側のディスクブレーキパッドをディス
クロータから引き離し、ディスクブレーキパッドの引き
ずりを防止するようにしている。
【０００３】図４は従来のディスクブレーキパッドを用
いて、ディスクブレーキの制動を解除したときの状態を
示す断面側面図を示し、１は裏金、２は摩擦部材、３は
キャリパ、４はピストン、５はディスクロータ、６は爪
部及び７は戻しスプリングである。しかしながら従来の
ディスクブレーキパッドは、図４に示すように戻しスプ
リング７が取り付けてある側（以下外周側とする）のデ
ィスクブレーキパッドは、戻しスプリング７のバネ圧で
ディスクロータ５から引き離すことはできるが、逆に戻
しスプリングが取り付けていない側（以下内周側とす
る）のディスクブレーキパッドは、上記のバネ圧の反作
用でディスクロータ５に押しつけられ、この部分でひき
ずりが発生するという問題点が生じる。また従来のディ
スクブレーキパッドは、戻しスプリング取り付けスペー
スが必要な為、ディスクロータの外径寸法、キャリパ寸
法等が制約されるという問題点がある。
いて、ディスクブレーキの制動を解除したときの状態を
示す断面側面図を示し、１は裏金、２は摩擦部材、３は
キャリパ、４はピストン、５はディスクロータ、６は爪
部及び７は戻しスプリングである。しかしながら従来の
ディスクブレーキパッドは、図４に示すように戻しスプ
リング７が取り付けてある側（以下外周側とする）のデ
ィスクブレーキパッドは、戻しスプリング７のバネ圧で
ディスクロータ５から引き離すことはできるが、逆に戻
しスプリングが取り付けていない側（以下内周側とす
る）のディスクブレーキパッドは、上記のバネ圧の反作
用でディスクロータ５に押しつけられ、この部分でひき
ずりが発生するという問題点が生じる。また従来のディ
スクブレーキパッドは、戻しスプリング取り付けスペー
スが必要な為、ディスクロータの外径寸法、キャリパ寸
法等が制約されるという問題点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】請求項１記載の発明
は、ディスクブレーキパッドの外周側及び内周側のいず
れにもひきずりを発生させないか又はひきずりが発生し
てもごくわずかに抑えることが可能であると共にディス
クロータの外径寸法、キャリパ寸法等が制約されないデ
ィスクブレーキパッド用裏金を提供するものである。請
求項２記載の発明は、ディスクブレーキパッドの外周側
及び内周側のいずれにもひきずりを発生させないか又は
ひきずりが発生してもごくわずかに抑えることが可能で
あると共にディスクロータの外径寸法、キャリパ寸法等
が制約されないディスクブレーキパッドを提供するもの
である。
は、ディスクブレーキパッドの外周側及び内周側のいず
れにもひきずりを発生させないか又はひきずりが発生し
てもごくわずかに抑えることが可能であると共にディス
クロータの外径寸法、キャリパ寸法等が制約されないデ
ィスクブレーキパッド用裏金を提供するものである。請
求項２記載の発明は、ディスクブレーキパッドの外周側
及び内周側のいずれにもひきずりを発生させないか又は
ひきずりが発生してもごくわずかに抑えることが可能で
あると共にディスクロータの外径寸法、キャリパ寸法等
が制約されないディスクブレーキパッドを提供するもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、裏金用部材の
片側の面に凹部を形成し、該凹部に磁石を固着してなる
ディスクブレーキパッド用裏金に関する。また、本発明
は、上記の裏金の磁石を固着していない側の面に摩擦部
材を一体化してなるディスクブレーキパッドに関する。
片側の面に凹部を形成し、該凹部に磁石を固着してなる
ディスクブレーキパッド用裏金に関する。また、本発明
は、上記の裏金の磁石を固着していない側の面に摩擦部
材を一体化してなるディスクブレーキパッドに関する。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明において、磁石の形状につ
いては特に制限はないが、吸着させるためのピストン及
びキャリパの爪部の形状と同じ形状にすることが好まし
い。磁石の占める割合は体積比で、裏金の全体積に対し
て１０〜５０％の範囲であることが好ましく、１５〜４
０％の範囲であることがさらに好ましい。
いては特に制限はないが、吸着させるためのピストン及
びキャリパの爪部の形状と同じ形状にすることが好まし
い。磁石の占める割合は体積比で、裏金の全体積に対し
て１０〜５０％の範囲であることが好ましく、１５〜４
０％の範囲であることがさらに好ましい。
【０００７】また磁石を固着するために形成する凹部の
深さについても特に制限はなく、摩擦部材と一体成形す
る際の加熱加圧成形時に裏金が変形しない厚みを残した
寸法であることが好ましく、例えば裏金の厚さの１／２
以下であることが好ましく、１／３以下であることがさ
らに好ましい。さらに凹部の深さと磁石の厚さは、同等
又は凹部の深さが磁石の厚さより０．０１〜０．５mm深
い（長い）ことが好ましい。凹部への磁石の固着方法に
ついては特に制限はなく、例えば接着剤を用いて固着す
ることができる。
深さについても特に制限はなく、摩擦部材と一体成形す
る際の加熱加圧成形時に裏金が変形しない厚みを残した
寸法であることが好ましく、例えば裏金の厚さの１／２
以下であることが好ましく、１／３以下であることがさ
らに好ましい。さらに凹部の深さと磁石の厚さは、同等
又は凹部の深さが磁石の厚さより０．０１〜０．５mm深
い（長い）ことが好ましい。凹部への磁石の固着方法に
ついては特に制限はなく、例えば接着剤を用いて固着す
ることができる。
【０００８】摩擦部材の材質は、セミメタリック系、ノ
ンスチール系、焼結体を含むメタル系、Ｃ／Ｃコンポジ
ット系等のいずれにも適用でき特に制限はない。また、
摩擦部材の素材は、一般に公知の材料が用いられ、例え
ばスチール繊維、黄銅繊維、銅繊維、アラミド繊維、ア
クリル繊維、フェノール繊維、セラミック繊維、ロック
ウール、チタン酸カリウム繊維、ケイ酸カルシウム繊
維、カーボン繊維等の繊維状物質、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、カシュー樹脂等の熱硬化性
樹脂やＮＢＲ、ＳＢＲ等のゴム組成物を含む結合剤、フ
リクションダストなどの有機質摩擦調整剤、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機質摩擦
調整剤、水酸化カルシウムなどの防錆剤、黒鉛、二硫化
モリブデン等の潤滑剤などが用いられ、さらに必要に応
じて亜鉛、黄銅、銅等の金属粉が添加される。
ンスチール系、焼結体を含むメタル系、Ｃ／Ｃコンポジ
ット系等のいずれにも適用でき特に制限はない。また、
摩擦部材の素材は、一般に公知の材料が用いられ、例え
ばスチール繊維、黄銅繊維、銅繊維、アラミド繊維、ア
クリル繊維、フェノール繊維、セラミック繊維、ロック
ウール、チタン酸カリウム繊維、ケイ酸カルシウム繊
維、カーボン繊維等の繊維状物質、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、メラミン樹脂、カシュー樹脂等の熱硬化性
樹脂やＮＢＲ、ＳＢＲ等のゴム組成物を含む結合剤、フ
リクションダストなどの有機質摩擦調整剤、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機質摩擦
調整剤、水酸化カルシウムなどの防錆剤、黒鉛、二硫化
モリブデン等の潤滑剤などが用いられ、さらに必要に応
じて亜鉛、黄銅、銅等の金属粉が添加される。
【０００９】上記素材の配合割合は、摩擦部材の材質に
より適宜選定され特に制限はないが、例えば繊維状物質
の含有量は全組成物中に３５〜６５重量％含有すること
が好ましく、４０〜６０重量％含有することがより好ま
しい。結合剤の含有量は全組成物中に１５〜３５重量％
含有することが好ましく、２０〜３０重量％含有するこ
とがより好ましい。摩擦調整剤の含有量は全組成物中に
３〜２０重量％含有することが好ましく、５〜１５重量
％含有することがより好ましい。防錆剤の含有量は全組
成物中に１〜８重量％含有することが好ましく、２〜６
重量％含有することがより好ましい。潤滑剤の含有量は
全組成物中に１〜１５重量％含有することが好ましく、
３〜１０重量％含有することがより好ましい。さらに必
要に応じて添加する金属粉の含有量は全組成物中に３〜
１５重量％含有することが好ましく、５〜１２重量％含
有することがより好ましい。これらの成分は、全組成物
が１００重量％となるように配合される。
より適宜選定され特に制限はないが、例えば繊維状物質
の含有量は全組成物中に３５〜６５重量％含有すること
が好ましく、４０〜６０重量％含有することがより好ま
しい。結合剤の含有量は全組成物中に１５〜３５重量％
含有することが好ましく、２０〜３０重量％含有するこ
とがより好ましい。摩擦調整剤の含有量は全組成物中に
３〜２０重量％含有することが好ましく、５〜１５重量
％含有することがより好ましい。防錆剤の含有量は全組
成物中に１〜８重量％含有することが好ましく、２〜６
重量％含有することがより好ましい。潤滑剤の含有量は
全組成物中に１〜１５重量％含有することが好ましく、
３〜１０重量％含有することがより好ましい。さらに必
要に応じて添加する金属粉の含有量は全組成物中に３〜
１５重量％含有することが好ましく、５〜１２重量％含
有することがより好ましい。これらの成分は、全組成物
が１００重量％となるように配合される。
【００１０】本発明になるディスクブレーキパッドは、
摩擦材組成物を一定の厚さに予備成形し、一方裏金用部
材の片側の面に凹部を形成し、該凹部に磁石を固着して
裏金を得、次いで金型内に磁石を固着した面を下に向け
て裏金を挿入し、その上に予備成形体を挿入した後、加
熱加圧成形法で一体成形し、その後熱処理を行い、冷却
後表面を研磨することにより得られる。なお成形する際
の加熱温度は１３０〜１７０℃が好ましく、１４０〜１
６０℃がより好ましい。また圧力は３０〜６０MPaが好
ましく、４５〜５５MPaがより好ましい。熱処理温度は
１００〜３００℃が好ましく、１５０〜２５０℃がより
好ましい。
摩擦材組成物を一定の厚さに予備成形し、一方裏金用部
材の片側の面に凹部を形成し、該凹部に磁石を固着して
裏金を得、次いで金型内に磁石を固着した面を下に向け
て裏金を挿入し、その上に予備成形体を挿入した後、加
熱加圧成形法で一体成形し、その後熱処理を行い、冷却
後表面を研磨することにより得られる。なお成形する際
の加熱温度は１３０〜１７０℃が好ましく、１４０〜１
６０℃がより好ましい。また圧力は３０〜６０MPaが好
ましく、４５〜５５MPaがより好ましい。熱処理温度は
１００〜３００℃が好ましく、１５０〜２５０℃がより
好ましい。
【００１１】以下、本発明の実施例の形態を図面により
詳述する。図１は本発明の実施例になるディスクブレー
キパッドの底面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図及び図３
は本発明の実施例になるディスクブレーキパッドを用い
てディスクブレーキの制動を解除したときの状態を示す
断面図であり、８は裏金１を形成するための裏金用部材
で、該裏金用部材８の片側の面には凹部９が形成され、
この凹部９に磁石１０が固着されている。また裏金１の
磁石１０を固着していない側の面には摩擦部材２が一体
化されている。なお図３において３はキャリパ、４はピ
ストンで先端（裏金１との接触側）に厚さが０．５mmの
鉄板が接合されている。また５はディスクロータ及び６
は爪部である。
詳述する。図１は本発明の実施例になるディスクブレー
キパッドの底面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図及び図３
は本発明の実施例になるディスクブレーキパッドを用い
てディスクブレーキの制動を解除したときの状態を示す
断面図であり、８は裏金１を形成するための裏金用部材
で、該裏金用部材８の片側の面には凹部９が形成され、
この凹部９に磁石１０が固着されている。また裏金１の
磁石１０を固着していない側の面には摩擦部材２が一体
化されている。なお図３において３はキャリパ、４はピ
ストンで先端（裏金１との接触側）に厚さが０．５mmの
鉄板が接合されている。また５はディスクロータ及び６
は爪部である。
【００１２】本発明は、上記のような構成にすることに
より、制動を解除するとそれぞれ裏金用部材に固着した
磁石により、インナーディスクブレーキパッドはピスト
ン４に吸着し、アウターディスクブレーキパッドは爪部
６に吸着し、ディスクロータ５からディスクブレーキパ
ッドが離れるようにしたものである。
より、制動を解除するとそれぞれ裏金用部材に固着した
磁石により、インナーディスクブレーキパッドはピスト
ン４に吸着し、アウターディスクブレーキパッドは爪部
６に吸着し、ディスクロータ５からディスクブレーキパ
ッドが離れるようにしたものである。
【００１３】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 実施例１ 表１に示す成分を配合し、混合機で均一に混合した後、
予備成形した。一方、図１及び図２に示すように、厚さ
が６mm、長さが１００mm及び最大幅が５５mmからなる裏
金用部材８の片側の面に寸法が３０×８０mmで深さが２
mmの凹部９を形成し、次いでこの凹部９に寸法が２９．
８×７９．８mmで厚さが１．９mmの磁石１０を接着剤
（セメダイン(株)製、商品名セメダインNo.１１０）で
接着（固着）して裏金を得た。なお磁石１０の占める割
合は体積比で、裏金の全体積に対して１５％であった。
予備成形した。一方、図１及び図２に示すように、厚さ
が６mm、長さが１００mm及び最大幅が５５mmからなる裏
金用部材８の片側の面に寸法が３０×８０mmで深さが２
mmの凹部９を形成し、次いでこの凹部９に寸法が２９．
８×７９．８mmで厚さが１．９mmの磁石１０を接着剤
（セメダイン(株)製、商品名セメダインNo.１１０）で
接着（固着）して裏金を得た。なお磁石１０の占める割
合は体積比で、裏金の全体積に対して１５％であった。
【００１４】次に金型内に磁石１０を固着した面を下に
向けて裏金を挿入し、その上に予備成形体を挿入し、１
５２．５±２．５℃、圧力４９MPaの条件で５分間加熱
加圧成形し、次いで熱処理治具に得られた成形体の摩擦
部材同士がそれぞれ向かい合うように複数個並べて加圧
しながら２００℃で５時間熱処理を行い、冷却後表面を
研磨してディスクブレーキパッドを得た。
向けて裏金を挿入し、その上に予備成形体を挿入し、１
５２．５±２．５℃、圧力４９MPaの条件で５分間加熱
加圧成形し、次いで熱処理治具に得られた成形体の摩擦
部材同士がそれぞれ向かい合うように複数個並べて加圧
しながら２００℃で５時間熱処理を行い、冷却後表面を
研磨してディスクブレーキパッドを得た。
【００１５】比較例１ 裏金用部材の片側の面に磁石を固着しない以外は実施例
１と同様の工程を経てディスクブレーキパッドを得た。
１と同様の工程を経てディスクブレーキパッドを得た。
【００１６】
【表１】
【００１７】次に本発明になるディスクブレーキパッド
（実施例）及び比較例のディスクブレーキパッドについ
て、ＪＡＳＯ Ｃ ４５９に従ってひきずりトルク試験
を行った。その試験結果を表２に示す。
（実施例）及び比較例のディスクブレーキパッドについ
て、ＪＡＳＯ Ｃ ４５９に従ってひきずりトルク試験
を行った。その試験結果を表２に示す。
【００１８】
【表２】 表２に示されるように、本発明になるディスクブレーキ
パッドは、比較例１のディスクブレーキパッドに比較し
てひきずりトルクが優れていることが明らかである。
パッドは、比較例１のディスクブレーキパッドに比較し
てひきずりトルクが優れていることが明らかである。
【００１９】
【発明の効果】請求項１におけるディスクブレーキパッ
ド用裏金は、ディスクブレーキパッドの外周側及び内周
側のいずれにもひきずりを発生させないか又はひきずり
が発生してもごくわずかに抑えることができ、かつディ
スクロータの外径寸法、キャリパ寸法等が制約されない
ディスクブレーキパッド用裏金である。請求項２におけ
るディスクブレーキパッドは、ディスクブレーキパッド
の外周側及び内周側のいずれにもひきずりを発生させな
いか又はひきずりが発生してもごくわずかに抑えること
ができ、かつディスクロータの外径寸法、キャリパ寸法
等が制約されず、工業的に極めて好適なディスクブレー
キパッドである。
ド用裏金は、ディスクブレーキパッドの外周側及び内周
側のいずれにもひきずりを発生させないか又はひきずり
が発生してもごくわずかに抑えることができ、かつディ
スクロータの外径寸法、キャリパ寸法等が制約されない
ディスクブレーキパッド用裏金である。請求項２におけ
るディスクブレーキパッドは、ディスクブレーキパッド
の外周側及び内周側のいずれにもひきずりを発生させな
いか又はひきずりが発生してもごくわずかに抑えること
ができ、かつディスクロータの外径寸法、キャリパ寸法
等が制約されず、工業的に極めて好適なディスクブレー
キパッドである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例になるディスクブレーキパッド
の底面図である。
の底面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明の実施例になるディスクブレーキパッド
を用いてディスクブレーキの制動を解除したときの状態
を示す断面図である。
を用いてディスクブレーキの制動を解除したときの状態
を示す断面図である。
【図４】従来のディスクブレーキパッドを用いてディス
クブレーキの制動を解除したときの状態を示す断面図で
ある。
クブレーキの制動を解除したときの状態を示す断面図で
ある。
１ 裏金 ２ 摩擦部材 ３ キャリパ ４ ピストン ５ ディスクロータ ６ 爪部 ７ 戻しスプリング ８ 裏金用部材 ９ 凹部 １０ 磁石
Claims (2)
- 【請求項１】 裏金用部材の片側の面に凹部を形成し、
該凹部に磁石を固着してなるディスクブレーキパッド用
裏金。 - 【請求項２】 請求項１記載の裏金の磁石を固着してい
ない側の面に摩擦部材を一体化してなるディスクブレー
キパッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10043398A JPH11241741A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | ディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10043398A JPH11241741A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | ディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11241741A true JPH11241741A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12662687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10043398A Pending JPH11241741A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | ディスクブレーキパッド用裏金及び該裏金を用いたディスクブレーキパッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11241741A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100680842B1 (ko) * | 2005-12-12 | 2007-02-08 | 기아자동차주식회사 | 디스크 브레이크 장치 |
| DE102011115226A1 (de) * | 2011-09-28 | 2013-03-28 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug, sowie Bremsbelag für eine Scheibenbremse |
| WO2013153643A1 (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-17 | トヨタ自動車株式会社 | ディスクブレーキ |
| EP2761198B1 (de) | 2011-09-28 | 2017-12-27 | KNORR-BREMSE Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, sowie bremsbelag für eine scheibenbremse |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP10043398A patent/JPH11241741A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100680842B1 (ko) * | 2005-12-12 | 2007-02-08 | 기아자동차주식회사 | 디스크 브레이크 장치 |
| DE102011115226A1 (de) * | 2011-09-28 | 2013-03-28 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug, sowie Bremsbelag für eine Scheibenbremse |
| DE102011115226B4 (de) * | 2011-09-28 | 2015-07-30 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, insbesondere für ein Nutzfahrzeug, sowie Bremsbelag für eine Scheibenbremse |
| EP2761198B1 (de) | 2011-09-28 | 2017-12-27 | KNORR-BREMSE Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Scheibenbremse, sowie bremsbelag für eine scheibenbremse |
| WO2013153643A1 (ja) * | 2012-04-11 | 2013-10-17 | トヨタ自動車株式会社 | ディスクブレーキ |
| CN104204598A (zh) * | 2012-04-11 | 2014-12-10 | 丰田自动车株式会社 | 盘式制动器 |
| JPWO2013153643A1 (ja) * | 2012-04-11 | 2015-12-17 | トヨタ自動車株式会社 | ディスクブレーキ |
| US9758134B2 (en) | 2012-04-11 | 2017-09-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Disk brake |
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