JPH11241670A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
内燃機関用点火装置Info
- Publication number
- JPH11241670A JPH11241670A JP10045496A JP4549698A JPH11241670A JP H11241670 A JPH11241670 A JP H11241670A JP 10045496 A JP10045496 A JP 10045496A JP 4549698 A JP4549698 A JP 4549698A JP H11241670 A JPH11241670 A JP H11241670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main control
- ignition
- primary
- current
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 56
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 49
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 abstract description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】点火コイルの一次電流を制御する主制御トラン
ジスタからの発熱を抑制することができる内燃機関用点
火装置を提供する。 【解決手段】点火コイル1の一次コイル1aとバッテリ
3との間に一次電流制御用スイッチ2を挿入し、点火コ
イルの一次電流を検出する電流検出抵抗13の両端の電
圧が一次電流の第1の設定値に相当するレベル未満のと
きに一次電流制御用スイッチ2をオン状態にし、電流検
出信号が一次電流の第1の設定値よりも大きい値に達し
たときに一次電流制御用スイッチ2をオフ状態にする。
一次コイル1aと主制御トランジスタ4の直列回路に対
して並列にフライホイールダイオード7を接続し、一次
電流制御用スイッチ2がオフ状態になったときにフライ
ホイールダイオード7を通して主制御トランジスタ4の
コレクタ電流を流す。
ジスタからの発熱を抑制することができる内燃機関用点
火装置を提供する。 【解決手段】点火コイル1の一次コイル1aとバッテリ
3との間に一次電流制御用スイッチ2を挿入し、点火コ
イルの一次電流を検出する電流検出抵抗13の両端の電
圧が一次電流の第1の設定値に相当するレベル未満のと
きに一次電流制御用スイッチ2をオン状態にし、電流検
出信号が一次電流の第1の設定値よりも大きい値に達し
たときに一次電流制御用スイッチ2をオフ状態にする。
一次コイル1aと主制御トランジスタ4の直列回路に対
して並列にフライホイールダイオード7を接続し、一次
電流制御用スイッチ2がオフ状態になったときにフライ
ホイールダイオード7を通して主制御トランジスタ4の
コレクタ電流を流す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源から点火
コイルの一次コイルに供給される一次電流を遮断するこ
とにより点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘
起させる電流遮断形の内燃機関用点火装置に関するもの
である。
コイルの一次コイルに供給される一次電流を遮断するこ
とにより点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘
起させる電流遮断形の内燃機関用点火装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の点火装置は、点火コイルと、コ
レクタエミッタ間回路が点火コイルの一次コイルに対し
て直列に接続されて一次コイルを通して流れる一次電流
を制御する主制御トランジスタと、点火コイルの一次コ
イルと主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路と
の直列回路に直流電圧を印加する直流電源と、内燃機関
の点火時期よりも位相が進んだ時期に主制御トランジス
タを導通状態にし、内燃機関の点火時期に主制御トラン
ジスタを遮断状態にするように主制御トランジスタを制
御する主制御トランジスタ制御部とを備えていて、主制
御トランジスタが導通状態から遮断状態になった時に点
火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘起させるよ
うになっている。
レクタエミッタ間回路が点火コイルの一次コイルに対し
て直列に接続されて一次コイルを通して流れる一次電流
を制御する主制御トランジスタと、点火コイルの一次コ
イルと主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路と
の直列回路に直流電圧を印加する直流電源と、内燃機関
の点火時期よりも位相が進んだ時期に主制御トランジス
タを導通状態にし、内燃機関の点火時期に主制御トラン
ジスタを遮断状態にするように主制御トランジスタを制
御する主制御トランジスタ制御部とを備えていて、主制
御トランジスタが導通状態から遮断状態になった時に点
火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘起させるよ
うになっている。
【0003】この種の点火装置を安定に動作させるため
には、点火コイルの一次電流をほぼ一定値に保つように
制御する必要がある。
には、点火コイルの一次電流をほぼ一定値に保つように
制御する必要がある。
【0004】図5は従来のこの種の点火装置の構成例
(例えば特開平5−263739号公報)を示したもの
で、同図において1は点火コイル、3は直流電源として
のバッテリ、30はバッテリ3から点火コイル1の一次
コイルを通して流れる一次電流をオンオフ制御する主制
御トランジスタ、31はトランジスタ30のコレクタエ
ミッタ間回路に対して直列に接続されて、点火コイルの
一次電流(トランジスタ30のコレクタ電流)に相応し
たレベルの電流検出信号Vi を両端に発生する電流検出
抵抗、34は、トランジスタ30のベース電流を制御す
るドライブ回路である。ドライブ回路34には、図示し
ない点火制御回路から矩形波状の入力信号が与えられて
いる。この入力信号は内燃機関の点火時期よりも位相が
進んだ回転角度位置で立ち上がり、点火時期に相当する
回転角度位置で零に立ち下がる矩形波状の信号で、ドラ
イブ回路34は、矩形波状の入力信号が与えられたとき
にトランジスタ30にベース電流を流して該トランジス
タを導通させ、内燃機関の点火時期に相当する回転角度
位置で入力信号が零になったときにトランジスタ30の
ベース電流を零にして該トランジスタ30を遮断状態に
する。トランジスタ30が遮断状態になると、それまで
点火コイルの一次コイル1aを通して流れていた一次電
流が遮断されるため、該点火コイルの二次コイル1bに
点火用の高電圧が誘起する。この高電圧は機関の気筒に
取り付けられた点火プラグ6に印加されるため、該点火
プラグ6に火花が飛んで機関が点火される。
(例えば特開平5−263739号公報)を示したもの
で、同図において1は点火コイル、3は直流電源として
のバッテリ、30はバッテリ3から点火コイル1の一次
コイルを通して流れる一次電流をオンオフ制御する主制
御トランジスタ、31はトランジスタ30のコレクタエ
ミッタ間回路に対して直列に接続されて、点火コイルの
一次電流(トランジスタ30のコレクタ電流)に相応し
たレベルの電流検出信号Vi を両端に発生する電流検出
抵抗、34は、トランジスタ30のベース電流を制御す
るドライブ回路である。ドライブ回路34には、図示し
ない点火制御回路から矩形波状の入力信号が与えられて
いる。この入力信号は内燃機関の点火時期よりも位相が
進んだ回転角度位置で立ち上がり、点火時期に相当する
回転角度位置で零に立ち下がる矩形波状の信号で、ドラ
イブ回路34は、矩形波状の入力信号が与えられたとき
にトランジスタ30にベース電流を流して該トランジス
タを導通させ、内燃機関の点火時期に相当する回転角度
位置で入力信号が零になったときにトランジスタ30の
ベース電流を零にして該トランジスタ30を遮断状態に
する。トランジスタ30が遮断状態になると、それまで
点火コイルの一次コイル1aを通して流れていた一次電
流が遮断されるため、該点火コイルの二次コイル1bに
点火用の高電圧が誘起する。この高電圧は機関の気筒に
取り付けられた点火プラグ6に印加されるため、該点火
プラグ6に火花が飛んで機関が点火される。
【0005】電流検出用抵抗31の両端に得られる電流
検出信号Vi は、電源回路32から得られる基準電圧V
ref とともに電圧比較器33に入力され、電圧比較器3
3の出力は、ドライブ回路34に入力されている。
検出信号Vi は、電源回路32から得られる基準電圧V
ref とともに電圧比較器33に入力され、電圧比較器3
3の出力は、ドライブ回路34に入力されている。
【0006】ドライブ回路34は、電流検出信号Vi の
レベルが基準電圧のレベルよりも低いときにトランジス
タ30のベース電流を増加させ、電流検出信号Vi のレ
ベルが基準電圧のレベル以上になったときにトランジス
タ30のベース電流を減少させるように、トランジスタ
30のベース電流を制御して、点火コイルの一次コイル
1aを流れる一次電流を設定値以下に保つように制御す
る。主制御トランジスタ30の発振を防止するため、該
トランジスタのベースエミッタ間には発振防止用抵抗3
5が接続されている。
レベルが基準電圧のレベルよりも低いときにトランジス
タ30のベース電流を増加させ、電流検出信号Vi のレ
ベルが基準電圧のレベル以上になったときにトランジス
タ30のベース電流を減少させるように、トランジスタ
30のベース電流を制御して、点火コイルの一次コイル
1aを流れる一次電流を設定値以下に保つように制御す
る。主制御トランジスタ30の発振を防止するため、該
トランジスタのベースエミッタ間には発振防止用抵抗3
5が接続されている。
【0007】図6は図5に示した点火装置の主制御トラ
ンジスタ30のコレクタエミッタ間電圧VCEとコレクタ
電流Ic との関係の静特性を示したものである。また図
7は、図5の回路の主制御トランジスタ30のコレクタ
電流Ic の波形を示している。内燃機関の点火時期より
も位相が進んだ時刻t1 で主制御トランジスタ30が導
通状態になると、コレクタ電流Ic は図6に示した静特
性の飽和領域に沿って上昇し、時刻t2 においてコレク
タ電流Ic が設定値Icsに達して電流検出信号Vi が基
準電圧Vref に達すると、ドライブ回路34が主制御ト
ランジスタ30のベース電流を減少させてそのコレクタ
電流を設定値Ics付近に保つように制限する。これによ
り点火コイルの一次コイル1aに流れる一次電流の時間
的変化率が低下して該一次コイルの両端間の電圧の大き
さが低下すると、主制御トランジスタ30のコレクタエ
ミッタ間電圧が図6にVCES で示すように大きくなる。
従って、主制御トランジスタ30は、該トランジスタの
コレクタ電流が設定値Icsに制限されている間図6に示
すように不飽和領域で動作し、この間コレクタエミッタ
間電圧VCEが大きな値を示す。
ンジスタ30のコレクタエミッタ間電圧VCEとコレクタ
電流Ic との関係の静特性を示したものである。また図
7は、図5の回路の主制御トランジスタ30のコレクタ
電流Ic の波形を示している。内燃機関の点火時期より
も位相が進んだ時刻t1 で主制御トランジスタ30が導
通状態になると、コレクタ電流Ic は図6に示した静特
性の飽和領域に沿って上昇し、時刻t2 においてコレク
タ電流Ic が設定値Icsに達して電流検出信号Vi が基
準電圧Vref に達すると、ドライブ回路34が主制御ト
ランジスタ30のベース電流を減少させてそのコレクタ
電流を設定値Ics付近に保つように制限する。これによ
り点火コイルの一次コイル1aに流れる一次電流の時間
的変化率が低下して該一次コイルの両端間の電圧の大き
さが低下すると、主制御トランジスタ30のコレクタエ
ミッタ間電圧が図6にVCES で示すように大きくなる。
従って、主制御トランジスタ30は、該トランジスタの
コレクタ電流が設定値Icsに制限されている間図6に示
すように不飽和領域で動作し、この間コレクタエミッタ
間電圧VCEが大きな値を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
点火装置では、主制御トランジスタを不飽和領域で動作
させていたため、該トランジスタのコレクタエミッタ間
電圧VCEが高くなり、トランジスタの損失が多くなって
トランジスタからの発熱が多くなるという問題があっ
た。そのため、主制御トランジスタとして大容量のトラ
ンジスタを用いたり、該トランジスタを冷却するために
大形のヒートシンクを取り付けたりする必要があって、
装置のコストが高くなるという問題があった。
点火装置では、主制御トランジスタを不飽和領域で動作
させていたため、該トランジスタのコレクタエミッタ間
電圧VCEが高くなり、トランジスタの損失が多くなって
トランジスタからの発熱が多くなるという問題があっ
た。そのため、主制御トランジスタとして大容量のトラ
ンジスタを用いたり、該トランジスタを冷却するために
大形のヒートシンクを取り付けたりする必要があって、
装置のコストが高くなるという問題があった。
【0009】また従来の点火装置では、多気筒内燃機関
を点火するために、主制御トランジスタを複数設ける場
合に、複数の主制御トランジスタのそれぞれに対してベ
ース電流を制御する回路を設ける必要があるため、回路
構成が複雑になるという問題があった。
を点火するために、主制御トランジスタを複数設ける場
合に、複数の主制御トランジスタのそれぞれに対してベ
ース電流を制御する回路を設ける必要があるため、回路
構成が複雑になるという問題があった。
【0010】本発明の目的は、主制御トランジスタで生
じる損失を少くして該トランジスタからの発熱を抑える
ことができるようにした内燃機関用点火装置を提供する
ことにある。
じる損失を少くして該トランジスタからの発熱を抑える
ことができるようにした内燃機関用点火装置を提供する
ことにある。
【0011】本発明の他の目的は、多気筒内燃機関を点
火するために点火コイルと主制御トランジスタとが複数
個ずつ設けられる場合に、回路構成を複雑にすることな
く、かつ各主制御トランジスタからの発熱を抑制しつつ
各点火コイルの一次電流をほぼ一定に保つように制御す
ることができるようにした内燃機関用点火装置を提供す
ることにある。
火するために点火コイルと主制御トランジスタとが複数
個ずつ設けられる場合に、回路構成を複雑にすることな
く、かつ各主制御トランジスタからの発熱を抑制しつつ
各点火コイルの一次電流をほぼ一定に保つように制御す
ることができるようにした内燃機関用点火装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする内燃
機関用点火装置は、点火コイルと、コレクタエミッタ間
回路が点火コイルの一次コイルに対して直列に接続され
て一次コイルを通して流れる一次電流を制御する主制御
トランジスタと、点火コイルの一次コイルと主制御トラ
ンジスタのコレクタエミッタ間回路との直列回路に直流
電圧を印加する直流電源と、内燃機関の点火時期よりも
位相が進んだ時期に主制御トランジスタを導通状態に
し、内燃機関の点火時期に主制御トランジスタを遮断状
態にするように主制御トランジスタを制御する主制御ト
ランジスタ制御部とを備えて、主制御トランジスタが導
通状態から遮断状態になった時に点火コイルの二次コイ
ルに点火用の高電圧を誘起させるようにしたものであ
る。
機関用点火装置は、点火コイルと、コレクタエミッタ間
回路が点火コイルの一次コイルに対して直列に接続され
て一次コイルを通して流れる一次電流を制御する主制御
トランジスタと、点火コイルの一次コイルと主制御トラ
ンジスタのコレクタエミッタ間回路との直列回路に直流
電圧を印加する直流電源と、内燃機関の点火時期よりも
位相が進んだ時期に主制御トランジスタを導通状態に
し、内燃機関の点火時期に主制御トランジスタを遮断状
態にするように主制御トランジスタを制御する主制御ト
ランジスタ制御部とを備えて、主制御トランジスタが導
通状態から遮断状態になった時に点火コイルの二次コイ
ルに点火用の高電圧を誘起させるようにしたものであ
る。
【0013】本発明においては、直流電源と点火コイル
の一次コイルとの間に挿入されて直流電源から該一次コ
イルと主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路と
を通して流れる一次電流をオンオフ制御する一次電流制
御用スイッチと、主制御トランジスタのコレクタ電流を
検出して該コレクタ電流に相応したレベルの電流検出信
号を発生する電流検出手段と、電流検出信号のレベルが
第1の設定値未満のときに一次電流制御用スイッチをオ
ン状態にし、電流検出信号のレベルが第1の設定値より
も大きい第2の設定値に達した時に一次電流制御用スイ
ッチをオフ状態にするように電流検出信号に応じて一次
電流制御用スイッチをオンオフ制御するスイッチ制御回
路と、点火コイルの一次コイルと主制御トランジスタの
コレクタエミッタ間回路との直列回路に対して並列に接
続されたフライホイールダイオードとを設ける。
の一次コイルとの間に挿入されて直流電源から該一次コ
イルと主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路と
を通して流れる一次電流をオンオフ制御する一次電流制
御用スイッチと、主制御トランジスタのコレクタ電流を
検出して該コレクタ電流に相応したレベルの電流検出信
号を発生する電流検出手段と、電流検出信号のレベルが
第1の設定値未満のときに一次電流制御用スイッチをオ
ン状態にし、電流検出信号のレベルが第1の設定値より
も大きい第2の設定値に達した時に一次電流制御用スイ
ッチをオフ状態にするように電流検出信号に応じて一次
電流制御用スイッチをオンオフ制御するスイッチ制御回
路と、点火コイルの一次コイルと主制御トランジスタの
コレクタエミッタ間回路との直列回路に対して並列に接
続されたフライホイールダイオードとを設ける。
【0014】そして、主制御トランジスタが導通してい
る状態で一次電流制御用スイッチがオフ状態になったと
きに点火コイルの一次コイルと主制御トランジスタのコ
レクタエミッタ間回路と電流検出手段とフライホイール
ダイオードとを通して主制御トランジスタのコレクタ電
流が流れるようにフライホイールダイオードの向きを設
定し、主制御トランジスタを飽和領域で動作させるよう
に該主制御トランジスタのベース電流を設定する。
る状態で一次電流制御用スイッチがオフ状態になったと
きに点火コイルの一次コイルと主制御トランジスタのコ
レクタエミッタ間回路と電流検出手段とフライホイール
ダイオードとを通して主制御トランジスタのコレクタ電
流が流れるようにフライホイールダイオードの向きを設
定し、主制御トランジスタを飽和領域で動作させるよう
に該主制御トランジスタのベース電流を設定する。
【0015】上記のように構成すると、主制御用トラン
ジスタを飽和領域で動作させることができるため、該ト
ランジスタからの発熱を抑制することができ、該トラン
ジスタとして電流容量が小さい安価なものを使用するこ
とができる。また主制御用トランジスタからの発熱を抑
えることができるため、該トランジスタに取り付けるヒ
ートシンクの小形化を図って点火装置の小形軽量化を図
ることができる。
ジスタを飽和領域で動作させることができるため、該ト
ランジスタからの発熱を抑制することができ、該トラン
ジスタとして電流容量が小さい安価なものを使用するこ
とができる。また主制御用トランジスタからの発熱を抑
えることができるため、該トランジスタに取り付けるヒ
ートシンクの小形化を図って点火装置の小形軽量化を図
ることができる。
【0016】本発明はまた、n個(nは2以上の整数)
の気筒を有する多気筒内燃機関を点火する点火装置にも
適用することができるが、多気筒内燃機関に本発明を適
用する場合には、以下の構成をとることが好ましい。
の気筒を有する多気筒内燃機関を点火する点火装置にも
適用することができるが、多気筒内燃機関に本発明を適
用する場合には、以下の構成をとることが好ましい。
【0017】本発明が対象とする内燃機関用点火装置に
おいて、内燃機関がn個の気筒を有する場合には、内燃
機関のn個の気筒にそれぞれ対応するn個の点火コイル
を設け、n個の気筒及びn個の点火コイルにそれぞれ対
応するn個の主制御トランジスタを設ける必要がある。
この場合、n個の点火コイルの一次コイルの一端を共通
接続し、n個の主制御トランジスタのコレクタエミッタ
間回路の一端をn個の点火コイルの一次コイルの他端に
接続するとともに、該n個の主制御トランジスタのコレ
クタエミッタ間回路の他端を共通に接続して、n個の点
火コイルの一次コイルにそれぞれn個の主制御トランジ
スタのコレクタエミッタ間回路を直列に接続する。また
一方の出力端子が接地された直流電源を設けて該直流電
源からn個の点火コイルの一次コイルとn個の主制御ト
ランジスタのコレクタエミッタ間回路との直列回路に直
流電圧を印加する。更に内燃機関の各気筒の点火時期よ
りも位相が進んだ時期に各気筒に対応する主制御トラン
ジスタを導通状態にし、内燃機関の各気筒の点火時期に
各気筒に対応する主制御トランジスタを遮断状態にする
ように各気筒に対応する主制御トランジスタを制御する
主制御トランジスタ制御部を設け、各気筒に対応する主
制御トランジスタが導通状態から遮断状態になった時に
各気筒に対応する点火コイルの二次コイルに点火用の高
電圧を誘起させる。
おいて、内燃機関がn個の気筒を有する場合には、内燃
機関のn個の気筒にそれぞれ対応するn個の点火コイル
を設け、n個の気筒及びn個の点火コイルにそれぞれ対
応するn個の主制御トランジスタを設ける必要がある。
この場合、n個の点火コイルの一次コイルの一端を共通
接続し、n個の主制御トランジスタのコレクタエミッタ
間回路の一端をn個の点火コイルの一次コイルの他端に
接続するとともに、該n個の主制御トランジスタのコレ
クタエミッタ間回路の他端を共通に接続して、n個の点
火コイルの一次コイルにそれぞれn個の主制御トランジ
スタのコレクタエミッタ間回路を直列に接続する。また
一方の出力端子が接地された直流電源を設けて該直流電
源からn個の点火コイルの一次コイルとn個の主制御ト
ランジスタのコレクタエミッタ間回路との直列回路に直
流電圧を印加する。更に内燃機関の各気筒の点火時期よ
りも位相が進んだ時期に各気筒に対応する主制御トラン
ジスタを導通状態にし、内燃機関の各気筒の点火時期に
各気筒に対応する主制御トランジスタを遮断状態にする
ように各気筒に対応する主制御トランジスタを制御する
主制御トランジスタ制御部を設け、各気筒に対応する主
制御トランジスタが導通状態から遮断状態になった時に
各気筒に対応する点火コイルの二次コイルに点火用の高
電圧を誘起させる。
【0018】このような多気筒内燃機関を点火する点火
装置に本発明を適用する場合には、直流電源の他方の出
力端子(非接地側端子)とn個の点火コイルの一次コイ
ルの一端の共通接続点との間に一次電流制御用スイッチ
を挿入して、該スイッチにより、直流電源からn個の点
火コイルの一次コイルと該n個の点火コイルの一次コイ
ルにそれぞれ接続されたn個の主制御トランジスタのコ
レクタエミッタ間回路とを通して流れる一次電流を一括
してオンオフ制御する。
装置に本発明を適用する場合には、直流電源の他方の出
力端子(非接地側端子)とn個の点火コイルの一次コイ
ルの一端の共通接続点との間に一次電流制御用スイッチ
を挿入して、該スイッチにより、直流電源からn個の点
火コイルの一次コイルと該n個の点火コイルの一次コイ
ルにそれぞれ接続されたn個の主制御トランジスタのコ
レクタエミッタ間回路とを通して流れる一次電流を一括
してオンオフ制御する。
【0019】またn個の主制御トランジスタのコレクタ
エミッタ間回路の他端の共通接続点と直流電源の一方の
出力端子との間に電流検出手段を接続し、該電流検出手
段の両端に生じる電流検出信号のレベルが第1の設定値
未満のときに一次電流制御用スイッチをオン状態にし、
電流検出信号のレベルが第1の設定値よりも大きい第2
の設定値に達した時に一次電流制御用スイッチをオフ状
態にするように電流検出信号に応じて一次電流制御用ス
イッチをオンオフ制御するスイッチ制御回路を設ける。
エミッタ間回路の他端の共通接続点と直流電源の一方の
出力端子との間に電流検出手段を接続し、該電流検出手
段の両端に生じる電流検出信号のレベルが第1の設定値
未満のときに一次電流制御用スイッチをオン状態にし、
電流検出信号のレベルが第1の設定値よりも大きい第2
の設定値に達した時に一次電流制御用スイッチをオフ状
態にするように電流検出信号に応じて一次電流制御用ス
イッチをオンオフ制御するスイッチ制御回路を設ける。
【0020】更に、n個の点火コイルの一次コイルとn
個の主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路との
それぞれの直列回路に対して並列に1個のフライホイー
ルダイオードを接続し、各主制御トランジスタが導通し
ている状態で一次電流制御用スイッチがオフ状態になっ
たときに各点火コイルの一次コイルと各点火コイルの一
次コイルに直列に接続された主制御トランジスタのコレ
クタエミッタ間回路と電流検出手段と該フライホイール
ダイオードとを通して各主制御トランジスタのコレクタ
電流が流れるようにフライホイールダイオードの向きを
設定する。
個の主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路との
それぞれの直列回路に対して並列に1個のフライホイー
ルダイオードを接続し、各主制御トランジスタが導通し
ている状態で一次電流制御用スイッチがオフ状態になっ
たときに各点火コイルの一次コイルと各点火コイルの一
次コイルに直列に接続された主制御トランジスタのコレ
クタエミッタ間回路と電流検出手段と該フライホイール
ダイオードとを通して各主制御トランジスタのコレクタ
電流が流れるようにフライホイールダイオードの向きを
設定する。
【0021】この場合も、各主制御トランジスタを飽和
領域で動作させるように各主制御トランジスタのベース
電流を設定する。
領域で動作させるように各主制御トランジスタのベース
電流を設定する。
【0022】このように構成すると、一次電流制御用ス
イッチと、電流検出手段と、スイッチ制御回路と、フラ
イホイールダイオードとをn個の点火コイル及びn個の
主制御トランジスタに対して共用することができるた
め、回路構成を特に複雑にすることなく、多気筒内燃機
関を点火する点火装置に本発明を適用して、主制御トラ
ンジスタからの発熱を抑制する効果を得ることができ
る。
イッチと、電流検出手段と、スイッチ制御回路と、フラ
イホイールダイオードとをn個の点火コイル及びn個の
主制御トランジスタに対して共用することができるた
め、回路構成を特に複雑にすることなく、多気筒内燃機
関を点火する点火装置に本発明を適用して、主制御トラ
ンジスタからの発熱を抑制する効果を得ることができ
る。
【0023】上記一次電流制御用スイッチは駆動信号が
与えられている間オン状態になるスイッチ素子(例えば
トランジスタ)により構成すればよい。
与えられている間オン状態になるスイッチ素子(例えば
トランジスタ)により構成すればよい。
【0024】また上記スイッチ制御回路は、第2の設定
値に相当するレベルの基準電圧を発生する基準電圧発生
回路と、基準電圧及び電流検出信号がそれぞれ非反転入
力端子及び反転入力端子に入力されて反転入力端子の入
力電圧が非反転入力端子の入力電圧を超えた時に出力端
子の電位が高レベルの状態から低レベルの状態に反転す
る電圧比較器と、該電圧比較器の出力端子の電位を非反
転入力端子に帰還して該電圧比較器の出力端子の電位が
低レベルの状態になった時に非反転入力端子の入力電圧
を第1の設定値に相当するレベルに低下させる帰還抵抗
と、電圧比較器の出力端子の電位が高レベルの状態にあ
るときに一次電流制御用スイッチに駆動信号を与え、電
圧比較器の出力端子の電位が低レベルの状態にあるとき
に一次電流制御用スイッチへの駆動信号の供給を阻止す
る駆動信号供給制御回路とを備えることにより構成でき
る。
値に相当するレベルの基準電圧を発生する基準電圧発生
回路と、基準電圧及び電流検出信号がそれぞれ非反転入
力端子及び反転入力端子に入力されて反転入力端子の入
力電圧が非反転入力端子の入力電圧を超えた時に出力端
子の電位が高レベルの状態から低レベルの状態に反転す
る電圧比較器と、該電圧比較器の出力端子の電位を非反
転入力端子に帰還して該電圧比較器の出力端子の電位が
低レベルの状態になった時に非反転入力端子の入力電圧
を第1の設定値に相当するレベルに低下させる帰還抵抗
と、電圧比較器の出力端子の電位が高レベルの状態にあ
るときに一次電流制御用スイッチに駆動信号を与え、電
圧比較器の出力端子の電位が低レベルの状態にあるとき
に一次電流制御用スイッチへの駆動信号の供給を阻止す
る駆動信号供給制御回路とを備えることにより構成でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を単気筒内燃機関
の点火装置に適用した場合の装置の構成例を示したもの
である。同図において、1は一次コイル1a及び二次コ
イル1bを有する点火コイル、2は一次電流制御用スイ
ッチ、3は直流電源としてのバッテリであり、バッテリ
3の一方の出力端子(図示の例では負極端子)は接地さ
れている。バッテリ3の他方の出力端子(図示の例では
正極端子)は一次電流制御用スイッチ2を介して一次コ
イル1aの一端に接続され、一次コイル1aの他端は、
主制御トランジスタ4のコレクタエミッタ間回路と電流
検出手段5とを通して接地されている。
の点火装置に適用した場合の装置の構成例を示したもの
である。同図において、1は一次コイル1a及び二次コ
イル1bを有する点火コイル、2は一次電流制御用スイ
ッチ、3は直流電源としてのバッテリであり、バッテリ
3の一方の出力端子(図示の例では負極端子)は接地さ
れている。バッテリ3の他方の出力端子(図示の例では
正極端子)は一次電流制御用スイッチ2を介して一次コ
イル1aの一端に接続され、一次コイル1aの他端は、
主制御トランジスタ4のコレクタエミッタ間回路と電流
検出手段5とを通して接地されている。
【0026】点火コイルの二次コイル1bの一端は一次
コイル1aの一端に接続され、該二次コイルの他端は、
内燃機関の気筒に取付けられた点火プラグ6の非接地側
端子に接続されている。また、点火コイルの一次コイル
1aの一端と接地間には、アノードを接地側に向けたフ
ライホイールダイオード7が接続されている。
コイル1aの一端に接続され、該二次コイルの他端は、
内燃機関の気筒に取付けられた点火プラグ6の非接地側
端子に接続されている。また、点火コイルの一次コイル
1aの一端と接地間には、アノードを接地側に向けたフ
ライホイールダイオード7が接続されている。
【0027】一次電流制御用スイッチ2が導通している
状態で、内燃機関の点火時期よりも位相が進んだ時期に
主制御トランジスタ4が導通状態になると、一次電流制
御用スイッチ2と点火コイルの一次コイル1aと主制御
トランジスタ4のコレクタエミッタ間回路と電流検出手
段5との直列回路にバッテリ3の出力電圧が印加されて
一次コイル1aに一次電流I1 が流れ、内燃機関の点火
時期に主制御トランジスタ4が遮断状態になると該一次
電流が遮断されて点火コイルの二次コイル1bに点火用
の高電圧が誘起させられる。
状態で、内燃機関の点火時期よりも位相が進んだ時期に
主制御トランジスタ4が導通状態になると、一次電流制
御用スイッチ2と点火コイルの一次コイル1aと主制御
トランジスタ4のコレクタエミッタ間回路と電流検出手
段5との直列回路にバッテリ3の出力電圧が印加されて
一次コイル1aに一次電流I1 が流れ、内燃機関の点火
時期に主制御トランジスタ4が遮断状態になると該一次
電流が遮断されて点火コイルの二次コイル1bに点火用
の高電圧が誘起させられる。
【0028】主制御トランジスタ4の導通、遮断を制御
するため、主制御トランジスタ制御部8が設けられてい
る。また、一次電流制御用スイッチ2をオンオフ制御す
るため、電流検出手段5から得られる電流検出信号Vi
を入力して点火コイル1の一次電流の大きさに応じて一
次電流制御用スイッチ2への駆動信号の供給を制御する
スイッチ制御回路9が設けられている。
するため、主制御トランジスタ制御部8が設けられてい
る。また、一次電流制御用スイッチ2をオンオフ制御す
るため、電流検出手段5から得られる電流検出信号Vi
を入力して点火コイル1の一次電流の大きさに応じて一
次電流制御用スイッチ2への駆動信号の供給を制御する
スイッチ制御回路9が設けられている。
【0029】更に詳細に説明すると、一次電流制御用ス
イッチ2は、エミッタがバッテリ3の正極出力端子に接
続され、コレクタが点火コイルの一次コイル1aの一端
に接続されたPNPトランジスタ10からなるスイッチ
素子と、該トランジスタのエミッタコレクタ間にアノー
ドをコレクタ側に向けて接続されて点火コイル1の一方
の方向の二次電流をPNPトランジスタ10から側路す
るダイオード11とからなっている。
イッチ2は、エミッタがバッテリ3の正極出力端子に接
続され、コレクタが点火コイルの一次コイル1aの一端
に接続されたPNPトランジスタ10からなるスイッチ
素子と、該トランジスタのエミッタコレクタ間にアノー
ドをコレクタ側に向けて接続されて点火コイル1の一方
の方向の二次電流をPNPトランジスタ10から側路す
るダイオード11とからなっている。
【0030】図示の例では、主制御トランジスタ4が、
NPN形のパワートランジスタからなっていて、該トラ
ンジスタ4のコレクタは点火コイルの一次コイル1aの
他端に接続され、エミッタは電流検出手段5を通して接
地されている。この主制御トランジスタ4としては、ダ
ーリントン接続された複合トランジスタやIGBT(絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などを用いること
もできる。
NPN形のパワートランジスタからなっていて、該トラ
ンジスタ4のコレクタは点火コイルの一次コイル1aの
他端に接続され、エミッタは電流検出手段5を通して接
地されている。この主制御トランジスタ4としては、ダ
ーリントン接続された複合トランジスタやIGBT(絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタ)などを用いること
もできる。
【0031】電流検出手段5は、一端が主制御トランジ
スタ4のエミッタに接続され他端が接地された小抵抗値
の電流検出抵抗13からなり、該電流検出抵抗の両端に
主制御トランジスタ4のコレクタ電流(点火コイル1の
一次電流)に相応したレベルの電流検出信号Vi が得ら
れるようになっている。
スタ4のエミッタに接続され他端が接地された小抵抗値
の電流検出抵抗13からなり、該電流検出抵抗の両端に
主制御トランジスタ4のコレクタ電流(点火コイル1の
一次電流)に相応したレベルの電流検出信号Vi が得ら
れるようになっている。
【0032】主制御トランジスタ制御部8は、マイクロ
コンピュータなどを用いて内燃機関の運転状態に応じて
点火時期を演算する点火時期制御回路14と、NPNト
ランジスタ15及び抵抗16とからなっている。点火時
期制御回路14は、内燃機関の点火時期よりも位相が進
んだ時期にNPNトランジスタ15をオフ状態にして図
示しない定電圧電源の出力電圧Vc により抵抗16を通
して主制御トランジスタ4のベースに点火信号Vt を印
加し、これにより主制御トランジスタ4に、該トランジ
スタを飽和領域で動作させるために十分な大きさのベー
ス電流を供給する。点火時期制御回路14はまた、内燃
機関の点火時期にNPNトランジスタ15をオン状態に
して点火信号Vt を零にすることにより、主制御トラン
ジスタ4へのベース電流の供給を停止させて該主制御ト
ランジスタを遮断状態にする。
コンピュータなどを用いて内燃機関の運転状態に応じて
点火時期を演算する点火時期制御回路14と、NPNト
ランジスタ15及び抵抗16とからなっている。点火時
期制御回路14は、内燃機関の点火時期よりも位相が進
んだ時期にNPNトランジスタ15をオフ状態にして図
示しない定電圧電源の出力電圧Vc により抵抗16を通
して主制御トランジスタ4のベースに点火信号Vt を印
加し、これにより主制御トランジスタ4に、該トランジ
スタを飽和領域で動作させるために十分な大きさのベー
ス電流を供給する。点火時期制御回路14はまた、内燃
機関の点火時期にNPNトランジスタ15をオン状態に
して点火信号Vt を零にすることにより、主制御トラン
ジスタ4へのベース電流の供給を停止させて該主制御ト
ランジスタを遮断状態にする。
【0033】スイッチ制御回路9は、定電圧電源の出力
電圧Vc を抵抗17及び18からなる分圧回路により分
圧して基準電圧Vref を発生する基準電圧発生回路19
と、該基準電圧及び電流検出手段5から出力される電流
検出信号Vi がそれぞれ非反転入力端子及び反転入力端
子に入力されて反転入力端子の入力電圧が非反転入力端
子の入力端子を超えた時に出力端子の電位が高レベルの
状態から低レベルの状態に反転する電圧比較器20と、
該電圧比較器の出力端子と非反転入力端子との間に接続
された帰還抵抗21と、定電圧電源(図示せず)の出力
端子と電圧比較器20の出力端子との間に接続された抵
抗22と、エミッタが接地されベースが抵抗23を介し
て電圧比較器20の出力端子に接続されたNPNトラン
ジスタ24からなる駆動信号供給制御回路25とにより
構成されている。トランジスタ24のコレクタは、抵抗
26を通して一次電流制御用スイッチ2を構成するトラ
ンジスタ10のベースに接続され、トランジスタ24の
オンオフにより、一次電流制御用スイッチ2がオンオフ
させられるようになっている。
電圧Vc を抵抗17及び18からなる分圧回路により分
圧して基準電圧Vref を発生する基準電圧発生回路19
と、該基準電圧及び電流検出手段5から出力される電流
検出信号Vi がそれぞれ非反転入力端子及び反転入力端
子に入力されて反転入力端子の入力電圧が非反転入力端
子の入力端子を超えた時に出力端子の電位が高レベルの
状態から低レベルの状態に反転する電圧比較器20と、
該電圧比較器の出力端子と非反転入力端子との間に接続
された帰還抵抗21と、定電圧電源(図示せず)の出力
端子と電圧比較器20の出力端子との間に接続された抵
抗22と、エミッタが接地されベースが抵抗23を介し
て電圧比較器20の出力端子に接続されたNPNトラン
ジスタ24からなる駆動信号供給制御回路25とにより
構成されている。トランジスタ24のコレクタは、抵抗
26を通して一次電流制御用スイッチ2を構成するトラ
ンジスタ10のベースに接続され、トランジスタ24の
オンオフにより、一次電流制御用スイッチ2がオンオフ
させられるようになっている。
【0034】電圧比較器20の非反転入力端子と出力端
子との間に接続された帰還抵抗21は該比較器にヒステ
リシス特性をもたせるために設けられたものである。こ
の帰還抵抗21が設けられていることにより、電圧比較
器の出力端子の電位が低レベルになった時にその非反転
入力端子に入力される基準電圧Vref が一次電流の第1
の設定値に相当するレベルVref1に低下させられ、電圧
比較器20の出力端子の電位が高レベルになっている時
に非反転入力端子に入力される基準電圧Vrefが一次電
流の第2の設定値に相当するレベルVref2に上昇させら
れる。
子との間に接続された帰還抵抗21は該比較器にヒステ
リシス特性をもたせるために設けられたものである。こ
の帰還抵抗21が設けられていることにより、電圧比較
器の出力端子の電位が低レベルになった時にその非反転
入力端子に入力される基準電圧Vref が一次電流の第1
の設定値に相当するレベルVref1に低下させられ、電圧
比較器20の出力端子の電位が高レベルになっている時
に非反転入力端子に入力される基準電圧Vrefが一次電
流の第2の設定値に相当するレベルVref2に上昇させら
れる。
【0035】駆動信号供給制御回路25のトランジスタ
24は、電圧比較器20の出力端子の電位が高レベルの
状態にあるときに導通状態になって一次電流制御用スイ
ッチ2のトランジスタ10にベース電流を流し、該トラ
ンジスタ10をオン状態にする。また電圧比較器20の
出力端子の電位が低レベルになると、トランジスタ24
が非導通状態になって一次電流制御用スイッチ2のトラ
ンジスタ10のベース電流を遮断し、該トランジスタ1
0をオフ状態にする。トランジスタ10に流れるベース
電流の大きさは、該トランジスタが飽和領域で動作する
値に設定されている。
24は、電圧比較器20の出力端子の電位が高レベルの
状態にあるときに導通状態になって一次電流制御用スイ
ッチ2のトランジスタ10にベース電流を流し、該トラ
ンジスタ10をオン状態にする。また電圧比較器20の
出力端子の電位が低レベルになると、トランジスタ24
が非導通状態になって一次電流制御用スイッチ2のトラ
ンジスタ10のベース電流を遮断し、該トランジスタ1
0をオフ状態にする。トランジスタ10に流れるベース
電流の大きさは、該トランジスタが飽和領域で動作する
値に設定されている。
【0036】次に、図1の回路の動作を図2のタイミン
グチャートを参照して説明する。
グチャートを参照して説明する。
【0037】主制御トランジスタ4が遮断状態にあると
きには、電圧比較器20の出力端子が高レベルになって
いるので、駆動信号供給制御回路25のトランジスタ2
4が導通して一次電流制御用スイッチ2のトランジスタ
10にベース電流を流す。これによりトランジスタ10
が導通する。
きには、電圧比較器20の出力端子が高レベルになって
いるので、駆動信号供給制御回路25のトランジスタ2
4が導通して一次電流制御用スイッチ2のトランジスタ
10にベース電流を流す。これによりトランジスタ10
が導通する。
【0038】図2(A)に示すように、主制御トランジ
スタ制御部8が、内燃機関の点火時期ts よりも位相が
進んだ時刻t1 において点火信号Vt を発生すると、主
制御トランジスタ4が導通状態になって、バッテリ3か
ら一次電流制御用スイッチ2と点火コイルの一次コイル
1aと主制御トランジスタ4のコレクタエミッタ間回路
と電流検出手段5とを通して図2(C)に示すように一
次電流I1 が流れる。この一次電流I1 (トランジスタ
12のコレクタ電流Ic )は電流検出手段5により検出
される。電流検出手段5から得られる電流検出信号Vi
は、一次電流I1 の上昇に伴って図2(D)に破線で示
すように上昇していく。
スタ制御部8が、内燃機関の点火時期ts よりも位相が
進んだ時刻t1 において点火信号Vt を発生すると、主
制御トランジスタ4が導通状態になって、バッテリ3か
ら一次電流制御用スイッチ2と点火コイルの一次コイル
1aと主制御トランジスタ4のコレクタエミッタ間回路
と電流検出手段5とを通して図2(C)に示すように一
次電流I1 が流れる。この一次電流I1 (トランジスタ
12のコレクタ電流Ic )は電流検出手段5により検出
される。電流検出手段5から得られる電流検出信号Vi
は、一次電流I1 の上昇に伴って図2(D)に破線で示
すように上昇していく。
【0039】このとき電圧比較器20の非反転入力端子
に入力されている基準電圧Vref は、一次電流の第2の
設定値に相当するレベルVref2を示している。時刻t2
において電流検出信号Vi のレベルが基準電圧のレベル
Vref2を超えると、電圧比較器20の出力端子の電位が
高レベル状態から低レベル状態に変化するため、駆動信
号供給制御回路25のトランジスタ24が遮断状態にな
って、一次電流制御用スイッチ2がオフ状態になる(図
2B参照)。また電圧比較器20の出力端子の電位が低
レベルになることにより、その非反転入力端子に入力さ
れる基準電圧Vref のレベルが、一次電流の第2の設定
値よりも小さい第1の設定値に相当するレベルVref1に
なる(図2D参照)。
に入力されている基準電圧Vref は、一次電流の第2の
設定値に相当するレベルVref2を示している。時刻t2
において電流検出信号Vi のレベルが基準電圧のレベル
Vref2を超えると、電圧比較器20の出力端子の電位が
高レベル状態から低レベル状態に変化するため、駆動信
号供給制御回路25のトランジスタ24が遮断状態にな
って、一次電流制御用スイッチ2がオフ状態になる(図
2B参照)。また電圧比較器20の出力端子の電位が低
レベルになることにより、その非反転入力端子に入力さ
れる基準電圧Vref のレベルが、一次電流の第2の設定
値よりも小さい第1の設定値に相当するレベルVref1に
なる(図2D参照)。
【0040】一次電流制御用スイッチ2がオフ状態にな
ると、点火コイルの一次コイル1aに蓄積されていた電
磁エネルギにより、一次コイル1a→主制御トランジス
タ4のコレクタエミッタ間回路→電流検出手段5→フラ
イホイールダイオード7→一次コイル1aの経路で一次
コイル1aに指数関数的に減衰する一次電流(図2C)
が流れ、時刻t3 で電流検出信号Vi のレベルが一次電
流の第1の設定値に相当するレベルVref1まで低下する
と、電圧比較器20の出力端子の電位が低レベルから再
び高レベルになって、駆動信号供給制御回路25のトラ
ンジスタ24が導通状態となり、一次電流制御スイッチ
2がオン状態になる(図2B)。これにより、点火コイ
ルの一次コイル1aに再びバッテリ3から電流が供給さ
れて一次電流I1 が上昇していく(図2C)。また電圧
比較器20の出力端子の電位が高レベルになることによ
り、その非反転入力端子に入力される基準電圧のレベル
が再び一次電流の第2の設定値に相当するレベルVref2
になる(図2D)。
ると、点火コイルの一次コイル1aに蓄積されていた電
磁エネルギにより、一次コイル1a→主制御トランジス
タ4のコレクタエミッタ間回路→電流検出手段5→フラ
イホイールダイオード7→一次コイル1aの経路で一次
コイル1aに指数関数的に減衰する一次電流(図2C)
が流れ、時刻t3 で電流検出信号Vi のレベルが一次電
流の第1の設定値に相当するレベルVref1まで低下する
と、電圧比較器20の出力端子の電位が低レベルから再
び高レベルになって、駆動信号供給制御回路25のトラ
ンジスタ24が導通状態となり、一次電流制御スイッチ
2がオン状態になる(図2B)。これにより、点火コイ
ルの一次コイル1aに再びバッテリ3から電流が供給さ
れて一次電流I1 が上昇していく(図2C)。また電圧
比較器20の出力端子の電位が高レベルになることによ
り、その非反転入力端子に入力される基準電圧のレベル
が再び一次電流の第2の設定値に相当するレベルVref2
になる(図2D)。
【0041】主制御トランジスタ4が導通状態にある間
は、一次電流制御用トランジスタ2のオンオフが繰り返
されて、一次電流I1 の大きさが第1の設定値Vref1と
第2の設定値Vref2にそれぞれ相応する値の間に制限さ
れ、内燃機関の点火時期tsで主制御トランジスタ制御
部8から主制御トランジスタ4に与えられていた点火信
号Vt (図2A)が零になると、主制御トランジスタ4
が遮断状態になって点火コイル1の一次電流I1 図2
C)が遮断される。これにより点火コイルの二次コイル
1bに点火用の高電圧が誘起する。
は、一次電流制御用トランジスタ2のオンオフが繰り返
されて、一次電流I1 の大きさが第1の設定値Vref1と
第2の設定値Vref2にそれぞれ相応する値の間に制限さ
れ、内燃機関の点火時期tsで主制御トランジスタ制御
部8から主制御トランジスタ4に与えられていた点火信
号Vt (図2A)が零になると、主制御トランジスタ4
が遮断状態になって点火コイル1の一次電流I1 図2
C)が遮断される。これにより点火コイルの二次コイル
1bに点火用の高電圧が誘起する。
【0042】上記の例において、電圧比較器20の非反
転入力端子に入力される第1の設定値Vref1と第2の設
定値Vref2との差は、電圧比較器20の帰還抵抗21の
抵抗値の選定により適宜調節することができる。
転入力端子に入力される第1の設定値Vref1と第2の設
定値Vref2との差は、電圧比較器20の帰還抵抗21の
抵抗値の選定により適宜調節することができる。
【0043】主制御トランジスタ制御部8の抵抗16を
通して主制御トランジスタ4に供給されるベース電流の
大きさは、該主制御トランジスタのコレクタ電流の大き
さが第1及び第2の設定値にそれぞれ相応する値のとき
に該主制御トランジスタを飽和領域で動作させるのに十
分な値に設定されている。
通して主制御トランジスタ4に供給されるベース電流の
大きさは、該主制御トランジスタのコレクタ電流の大き
さが第1及び第2の設定値にそれぞれ相応する値のとき
に該主制御トランジスタを飽和領域で動作させるのに十
分な値に設定されている。
【0044】また、駆動信号供給制御回路25と抵抗2
6とを通して流れる一次電流制御用スイッチ2のトラン
ジスタ10のベース電流の大きさは、該トランジスタを
飽和領域で動作させるのに十分な値に設定されている。
6とを通して流れる一次電流制御用スイッチ2のトラン
ジスタ10のベース電流の大きさは、該トランジスタを
飽和領域で動作させるのに十分な値に設定されている。
【0045】従って、主制御トランジスタ4及び一次電
流制御用スイッチのトランジスタ10は飽和領域で動作
するので、それぞれのコレクタエミッタ間電圧が大きく
なって発熱が大きくなることはない。
流制御用スイッチのトランジスタ10は飽和領域で動作
するので、それぞれのコレクタエミッタ間電圧が大きく
なって発熱が大きくなることはない。
【0046】図1の例では、機関の1つの気筒を点火す
るように装置が構成されているが、多気筒内燃機関を点
火する点火装置にも本発明を適用することができる。図
3は、n個(nは2以上の整数)の気筒を有する多気筒
内燃機関を点火する点火装置の一例として、3気筒の内
燃機関(n=3)に用いる点火装置に本発明を適用した
例を示したものである。
るように装置が構成されているが、多気筒内燃機関を点
火する点火装置にも本発明を適用することができる。図
3は、n個(nは2以上の整数)の気筒を有する多気筒
内燃機関を点火する点火装置の一例として、3気筒の内
燃機関(n=3)に用いる点火装置に本発明を適用した
例を示したものである。
【0047】図3に示した例では、内燃機関の3個の気
筒にそれぞれ対応する3個の点火コイル101,102
及び103と、これら3個の点火コイルにそれぞれ対応
する3個の主制御トランジスタ401,402及び40
3とが設けられている。この例では、3個の点火コイル
の一次コイル101a,102a及び103aのそれぞ
れの一端が共通に接続され、一次コイル101a〜10
3aの他端はそれぞれ主制御トランジスタ401〜40
3のコレクタに接続されている。主制御トランジスタ4
01〜403のエミッタは共通に接続され、3個の点火
コイルのそれぞれの一次コイルと主制御トランジスタの
コレクタエミッタ回路との直列回路が互いに並列に接続
された形になっている。
筒にそれぞれ対応する3個の点火コイル101,102
及び103と、これら3個の点火コイルにそれぞれ対応
する3個の主制御トランジスタ401,402及び40
3とが設けられている。この例では、3個の点火コイル
の一次コイル101a,102a及び103aのそれぞ
れの一端が共通に接続され、一次コイル101a〜10
3aの他端はそれぞれ主制御トランジスタ401〜40
3のコレクタに接続されている。主制御トランジスタ4
01〜403のエミッタは共通に接続され、3個の点火
コイルのそれぞれの一次コイルと主制御トランジスタの
コレクタエミッタ回路との直列回路が互いに並列に接続
された形になっている。
【0048】3個の点火コイル101,102及び10
3の二次コイル101b,102b及び103bのそれ
ぞれの一端は一次コイル101a,102a及び103
aの一端に接続され、二次コイル101b,102b及
び103bの他端はそれぞれ対応する気筒に取り付けら
れた3個の点火プラグ601,602及び603の非接
地側端子に接続されている。
3の二次コイル101b,102b及び103bのそれ
ぞれの一端は一次コイル101a,102a及び103
aの一端に接続され、二次コイル101b,102b及
び103bの他端はそれぞれ対応する気筒に取り付けら
れた3個の点火プラグ601,602及び603の非接
地側端子に接続されている。
【0049】負極側の端子が接地されたバッテリ3の正
極端子と3個の点火コイルの一次コイルの共通接続との
間には、図1の例で用いられているものと同様な一次電
流制御用スイッチ2が挿入され、このスイッチ2によ
り、バッテリ3から3個の点火コイルの一次コイル10
1a,102a及び103aに流れる一次電流I11,I
12及びI13が一括してオンオフ制御されるようになって
いる。
極端子と3個の点火コイルの一次コイルの共通接続との
間には、図1の例で用いられているものと同様な一次電
流制御用スイッチ2が挿入され、このスイッチ2によ
り、バッテリ3から3個の点火コイルの一次コイル10
1a,102a及び103aに流れる一次電流I11,I
12及びI13が一括してオンオフ制御されるようになって
いる。
【0050】3個の主制御トランジスタ401,402
及び403の各エミッタの共通接続点とバッテリ(直流
電源)3の一方の出力端子との間には電流検出手段5が
接続されていて、該電流検出手段により3個の主制御ト
ランジスタのコレクタ電流(3個の点火コイルの一次電
流)が一括して検出されるようになっている。
及び403の各エミッタの共通接続点とバッテリ(直流
電源)3の一方の出力端子との間には電流検出手段5が
接続されていて、該電流検出手段により3個の主制御ト
ランジスタのコレクタ電流(3個の点火コイルの一次電
流)が一括して検出されるようになっている。
【0051】3個の点火コイルのそれぞれの一次コイル
101a,102a及び103aの一端の共通接続点と
接地間には、アノードを接地側に向けた1個のフライホ
イールダイオード7が接続されていて、各主制御トラン
ジスタが導通している状態で一次電流制御用スイッチ2
がオン状態になったときに、各点火コイルの一次コイル
と各点火コイルの一次コイルに直列に接続された主制御
トランジスタのコレクタエミッタ間回路と電流検出手段
5とフライホイールダイオード7とを通して各主制御ト
ランジスタにコレクタ電流(各主制御トランジスタに直
列に接続された点火コイルの一次電流)が流れる。
101a,102a及び103aの一端の共通接続点と
接地間には、アノードを接地側に向けた1個のフライホ
イールダイオード7が接続されていて、各主制御トラン
ジスタが導通している状態で一次電流制御用スイッチ2
がオン状態になったときに、各点火コイルの一次コイル
と各点火コイルの一次コイルに直列に接続された主制御
トランジスタのコレクタエミッタ間回路と電流検出手段
5とフライホイールダイオード7とを通して各主制御ト
ランジスタにコレクタ電流(各主制御トランジスタに直
列に接続された点火コイルの一次電流)が流れる。
【0052】電流検出手段5から得られる電流検出信号
Vi は、図1に示した例で用いたものと全く同様な構成
を有するスイッチ制御回路9に入力されている。スイッ
チ制御回路9は、電流検出信号Vi のレベルが一次電流
の第1の設定値に相当するレベルVref1未満のときに一
次電流制御用スイッチ2をオン状態にし、電流検出信号
Vi のレベルが一次電流の第1の設定値よりも大きい第
2の設定値に相当するレベルVref2に達したときに一次
電流制御用スイッチ2をオフ状態にするように電流検出
信号Vi に応じて一次電流制御用スイッチ2をオンオフ
制御する。
Vi は、図1に示した例で用いたものと全く同様な構成
を有するスイッチ制御回路9に入力されている。スイッ
チ制御回路9は、電流検出信号Vi のレベルが一次電流
の第1の設定値に相当するレベルVref1未満のときに一
次電流制御用スイッチ2をオン状態にし、電流検出信号
Vi のレベルが一次電流の第1の設定値よりも大きい第
2の設定値に相当するレベルVref2に達したときに一次
電流制御用スイッチ2をオフ状態にするように電流検出
信号Vi に応じて一次電流制御用スイッチ2をオンオフ
制御する。
【0053】3個の主制御トランジスタ401,402
及び403のそれぞれの導通、遮断を制御するため、主
制御トランジスタ制御部80が設けられている。主制御
トランジスタ制御部80は、3個のNPNトランジスタ
151,152及び153と、一端が図示しない定電圧
電源の出力端子に共通接続され、他端が3個のトランジ
スタ151,152及び153のそれぞれのコレクタに
接続された3個の抵抗161,162及び163と、内
燃機関の各気筒の点火時期を演算して3個のトランジス
タ151,152及び153の導通,遮断を制御する点
火時期制御回路140とからなっている。主制御トラン
ジスタ制御部80はそれぞれ点火信号Vt1,Vt2及びV
t3を出力して、内燃機関の3つの気筒にそれぞれ対応す
る主制御トランジスタ401,402及び403を、対
応する気筒の点火時期よりも位相が進んだ時期に導通状
態にし、対応する気筒の点火時期に遮断するように、各
気筒に対応する主制御トランジスタを制御する。各主制
御トランジスタのベース電流の大きさは、各主制御トラ
ンジスタのコレクタ電流の大きさが第1及び第2の設定
値にそれぞれ相応する値のときに各主制御トランジスタ
を飽和領域で動作させるのに十分な値に設定されてい
る。
及び403のそれぞれの導通、遮断を制御するため、主
制御トランジスタ制御部80が設けられている。主制御
トランジスタ制御部80は、3個のNPNトランジスタ
151,152及び153と、一端が図示しない定電圧
電源の出力端子に共通接続され、他端が3個のトランジ
スタ151,152及び153のそれぞれのコレクタに
接続された3個の抵抗161,162及び163と、内
燃機関の各気筒の点火時期を演算して3個のトランジス
タ151,152及び153の導通,遮断を制御する点
火時期制御回路140とからなっている。主制御トラン
ジスタ制御部80はそれぞれ点火信号Vt1,Vt2及びV
t3を出力して、内燃機関の3つの気筒にそれぞれ対応す
る主制御トランジスタ401,402及び403を、対
応する気筒の点火時期よりも位相が進んだ時期に導通状
態にし、対応する気筒の点火時期に遮断するように、各
気筒に対応する主制御トランジスタを制御する。各主制
御トランジスタのベース電流の大きさは、各主制御トラ
ンジスタのコレクタ電流の大きさが第1及び第2の設定
値にそれぞれ相応する値のときに各主制御トランジスタ
を飽和領域で動作させるのに十分な値に設定されてい
る。
【0054】図4は、図3の各部の動作を表わしたタイ
ミングチャートで、同図(A)〜(C)は主制御トラン
ジスタ制御部80から出力されてそれぞれ主制御トラン
ジスタ401,402及び403を制御する点火信号V
t1,Vt2及びVt3の波形である。また同図(D)は一次
電流制御用スイッチ2のオンオフ動作を示した線図、同
図(E)〜(G)はそれぞれ点火コイル101,102
及び103の一次電流I11,I12,及びI13の波形を示
した波形図、同図(H)はスイッチ制御回路9の電圧比
較器20の反転入力端子に入力される電流検出信号Vi
(破線)と電圧比較器20の非反転入力端子に入力され
る基準電圧のレベルVref1及びVref2(実線)とを示し
たものである。内燃機関の3個の気筒のそれぞれの点火
時期ts1,ts2及びts3において対応する点火コイルの
一次電流I11,I12,及びI13がそれぞれ遮断されて、
対応する点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧が誘
起する。
ミングチャートで、同図(A)〜(C)は主制御トラン
ジスタ制御部80から出力されてそれぞれ主制御トラン
ジスタ401,402及び403を制御する点火信号V
t1,Vt2及びVt3の波形である。また同図(D)は一次
電流制御用スイッチ2のオンオフ動作を示した線図、同
図(E)〜(G)はそれぞれ点火コイル101,102
及び103の一次電流I11,I12,及びI13の波形を示
した波形図、同図(H)はスイッチ制御回路9の電圧比
較器20の反転入力端子に入力される電流検出信号Vi
(破線)と電圧比較器20の非反転入力端子に入力され
る基準電圧のレベルVref1及びVref2(実線)とを示し
たものである。内燃機関の3個の気筒のそれぞれの点火
時期ts1,ts2及びts3において対応する点火コイルの
一次電流I11,I12,及びI13がそれぞれ遮断されて、
対応する点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧が誘
起する。
【0055】図3に示した例では3気筒内燃機関を点火
する場合について示したが、本発明は、一般にn個(n
は2以上の整数)の気筒を有する内燃機関を点火する点
火装置に適用することができる。その場合には、各気筒
に対応してn個の点火コイル及びn個の主制御トランジ
スタを設けるとともに、該n個の主制御トランジスタを
制御する主制御トランジスタ制御部を設ける。この場合
にも、各主制御トランジスタを飽和領域で動作させて該
主制御トランジスタの発熱を抑制する効果を得ることが
でき、また一次電流制御用スイッチと、電流検出手段
と、スイッチ制御回路と、フライホイールダイオードと
をn個の点火コイル及びn個の主制御トランジスタに対
して共用して、回路構成を特に複雑にすることなくn個
の気筒を有する多気筒内燃機関用の点火装置を構成する
ことができる。
する場合について示したが、本発明は、一般にn個(n
は2以上の整数)の気筒を有する内燃機関を点火する点
火装置に適用することができる。その場合には、各気筒
に対応してn個の点火コイル及びn個の主制御トランジ
スタを設けるとともに、該n個の主制御トランジスタを
制御する主制御トランジスタ制御部を設ける。この場合
にも、各主制御トランジスタを飽和領域で動作させて該
主制御トランジスタの発熱を抑制する効果を得ることが
でき、また一次電流制御用スイッチと、電流検出手段
と、スイッチ制御回路と、フライホイールダイオードと
をn個の点火コイル及びn個の主制御トランジスタに対
して共用して、回路構成を特に複雑にすることなくn個
の気筒を有する多気筒内燃機関用の点火装置を構成する
ことができる。
【0056】上記の説明では、点火コイルの一次コイル
に電流を流す直流電源としてバッテリを用いたが、該直
流電源はバッテリに限られるものではなく、商用電源な
どの交流電源の出力を変圧器を通して所定の電圧値まで
変成した後、整流器及び平滑回路を通して直流電圧を得
るようにした直流電源を用いて点火コイルに一次電流を
流すようにする場合にも本発明を適用できるのはもちろ
んである。
に電流を流す直流電源としてバッテリを用いたが、該直
流電源はバッテリに限られるものではなく、商用電源な
どの交流電源の出力を変圧器を通して所定の電圧値まで
変成した後、整流器及び平滑回路を通して直流電圧を得
るようにした直流電源を用いて点火コイルに一次電流を
流すようにする場合にも本発明を適用できるのはもちろ
んである。
【0057】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、点火コ
イルの一次コイルとバッテリとの間に一次電流制御用ス
イッチを挿入するとともに、一次コイルと主制御トラン
ジスタとの直列回路に対して並列にフライホイールダイ
オードを接続して、一次電流制御用スイッチがオフ状態
になった時には点火コイルの一次電流がフライホイール
ダイオードを通して流れるようにし、一次電流に相応し
たレベルを示す電流検出信号に応じて一次電流制御用ス
イッチをオンオフ制御することによって点火コイルの一
次電流をほぼ一定値に制限するようにしたので、主制御
トランジスタを飽和領域で動作させることができる。し
たがって、本発明によれば、主制御トランジスタからの
発熱を抑制することができるため、該トランジスタとし
て電流容量が小さい安価なものを使用することができ
る。また主制御トランジスタからの発熱を抑えることが
できるため、該トランジスタに取り付けるヒートシンク
として小形のものを用いて、点火装置の小形軽量化とコ
ストの低減とを図ることができる。
イルの一次コイルとバッテリとの間に一次電流制御用ス
イッチを挿入するとともに、一次コイルと主制御トラン
ジスタとの直列回路に対して並列にフライホイールダイ
オードを接続して、一次電流制御用スイッチがオフ状態
になった時には点火コイルの一次電流がフライホイール
ダイオードを通して流れるようにし、一次電流に相応し
たレベルを示す電流検出信号に応じて一次電流制御用ス
イッチをオンオフ制御することによって点火コイルの一
次電流をほぼ一定値に制限するようにしたので、主制御
トランジスタを飽和領域で動作させることができる。し
たがって、本発明によれば、主制御トランジスタからの
発熱を抑制することができるため、該トランジスタとし
て電流容量が小さい安価なものを使用することができ
る。また主制御トランジスタからの発熱を抑えることが
できるため、該トランジスタに取り付けるヒートシンク
として小形のものを用いて、点火装置の小形軽量化とコ
ストの低減とを図ることができる。
【0058】また、多気筒内燃機関用点火装置に本発明
を適用する場合には、一次電流制御用スイッチと電流検
出手段とスイッチ制御回路とフライホイールダイオード
とを、気筒数と同数の点火コイル及び主制御トランジス
タに対して共用することができるため、回路構成を特に
複雑にすることなく、主制御トランジスタからの発熱を
抑制する効果を得ることができる。
を適用する場合には、一次電流制御用スイッチと電流検
出手段とスイッチ制御回路とフライホイールダイオード
とを、気筒数と同数の点火コイル及び主制御トランジス
タに対して共用することができるため、回路構成を特に
複雑にすることなく、主制御トランジスタからの発熱を
抑制する効果を得ることができる。
【図1】本発明に係わる点火装置の構成例を示した回路
図である。
図である。
【図2】図1の点火装置の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図3】本発明を3気筒内燃機関用点火装置に適用する
場合の回路構成の一例を示した回路図である。
場合の回路構成の一例を示した回路図である。
【図4】図3の点火装置の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図5】従来例を示した回路図である。
【図6】トランジスタのコレクタ電流対コレクタエミッ
タ間電圧特性を示した線図である。
タ間電圧特性を示した線図である。
【図7】従来例における主制御トランジスタのコレクタ
電流の波形を示した波形図である。
電流の波形を示した波形図である。
1,101〜103 点火コイル 1a,101a〜103a 一次コイル 1b,101b〜103b 二次コイル 2 一次電流制御用スイッチ 3 バッテリ 4,401〜403 主制御トランジスタ 5 電流検出手段 6,601〜603 点火プラグ 7 フライホイールダイオード 8,80 主制御トランジスタ制御部 9 スイッチ制御回路 19 基準電圧発生回路 20 電圧比較器 21 帰還抵抗 25 駆動信号供給制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 点火コイルと、コレクタエミッタ間回路
が前記点火コイルの一次コイルに対して直列に接続され
て前記一次コイルを通して流れる一次電流を制御する主
制御トランジスタと、前記点火コイルの一次コイルと主
制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路との直列回
路に直流電圧を印加する直流電源と、内燃機関の点火時
期よりも位相が進んだ時期に前記主制御トランジスタを
導通状態にし、前記内燃機関の点火時期に前記主制御ト
ランジスタを遮断状態にするように前記主制御トランジ
スタを制御する主制御トランジスタ制御部とを備えて、
前記主制御トランジスタが導通状態から遮断状態になっ
た時に前記点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を
誘起させる内燃機関用点火装置において、 前記直流電源と前記点火コイルの一次コイルとの間に挿
入されて前記直流電源から前記一次コイルと前記主制御
トランジスタのコレクタエミッタ間回路とを通して流れ
る一次電流をオンオフ制御する一次電流制御用スイッチ
と、 前記主制御トランジスタのコレクタ電流を検出して該コ
レクタ電流に相応したレベルの電流検出信号を発生する
電流検出手段と、 前記電流検出信号のレベルが第1の設定値未満のときに
前記一次電流制御用スイッチをオン状態にし、前記電流
検出信号のレベルが前記第1の設定値よりも大きい第2
の設定値に達した時に前記一次電流制御用スイッチをオ
フ状態にするように前記電流検出信号に応じて前記一次
電流制御用スイッチをオンオフ制御するスイッチ制御回
路と、 前記点火コイルの一次コイルと主制御トランジスタのコ
レクタエミッタ間回路との直列回路に対して並列に接続
されたフライホイールダイオードとを具備し、 前記主制御トランジスタが導通している状態で前記一次
電流制御用スイッチがオフ状態になったときに前記点火
コイルの一次コイルと主制御トランジスタのコレクタエ
ミッタ間回路と前記電流検出手段と前記フライホイール
ダイオードとを通して前記主制御トランジスタのコレク
タ電流が流れるように前記フライホイールダイオードの
向きが設定され、 前記主制御トランジスタを飽和領域で動作させるように
該主制御トランジスタのベース電流が設定されているこ
とを特徴とする内燃機関用点火装置。 - 【請求項2】 内燃機関のn個(nは2以上の整数)の
気筒にそれぞれ対応するように設けられて一次コイルの
一端が共通接続されたn個の点火コイルと、前記n個の
気筒及びn個の点火コイルにそれぞれ対応するように設
けられて対応する点火コイルの一次コイルの他端にコレ
クタエミッタ間回路の一端が接続されるとともに該コレ
クタエミッタ間回路の他端が共通接続されて前記n個の
点火コイルの一次コイルに対してそれぞれコレクタエミ
ッタ間回路が直列に接続されたn個の主制御トランジス
タと、一方の出力端子が接地されていて前記n個の点火
コイルの一次コイルの一端側から該n個の点火コイルの
一次コイルとn個の主制御トランジスタのコレクタエミ
ッタ間回路との直列回路に直流電圧を印加する直流電源
と、前記内燃機関の各気筒の点火時期よりも位相が進ん
だ時期に各気筒に対応する主制御トランジスタを導通状
態にし、前記内燃機関の各気筒の点火時期に各気筒に対
応する主制御トランジスタを遮断状態にするように各気
筒に対応する主制御トランジスタを制御する主制御トラ
ンジスタ制御部とを備え、各気筒に対応する主制御トラ
ンジスタが導通状態から遮断状態になった時に各気筒に
対応する点火コイルの二次コイルに点火用の高電圧を誘
起させる内燃機関用点火装置において、 前記直流電源の他方の出力端子と前記n個の点火コイル
の一次コイルの一端の共通接続点との間に挿入されて前
記直流電源から前記n個の点火コイルの一次コイルと該
n個の点火コイルの一次コイルにそれぞれ直列に接続さ
れたn個の主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回
路とを通して流れる一次電流を一括してオンオフ制御す
る一次電流制御用スイッチと、 前記n個の主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回
路の他端の共通接続点と前記直流電源の一方の出力端子
との間に接続されて各主制御トランジスタのコレクタ電
流に相応したレベルの電流検出信号を両端に発生する電
流検出手段と、 前記電流検出信号のレベルが第1の設定値未満のときに
前記一次電流制御用スイッチをオン状態にし、前記電流
検出信号のレベルが前記第1の設定値よりも大きい第2
の設定値に達した時に前記一次電流制御用スイッチをオ
フ状態にするように前記電流検出信号に応じて前記一次
電流制御用スイッチをオンオフ制御するスイッチ制御回
路と、 前記n個の点火コイルの一次コイルとn個の主制御トラ
ンジスタのコレクタエミッタ間回路とのそれぞれの直列
回路に対して並列に接続された1個のフライホイールダ
イオードとを具備し、 各主制御トランジスタが導通している状態で前記一次電
流制御用スイッチがオフ状態になったときに各点火コイ
ルの一次コイルと各点火コイルの一次コイルに直列に接
続された主制御トランジスタのコレクタエミッタ間回路
と前記電流検出手段と前記フライホイールダイオードと
を通して各主制御トランジスタのコレクタ電流が流れる
ように前記フライホイールダイオードの向きが設定さ
れ、 各主制御トランジスタを飽和領域で動作させるように各
主制御トランジスタのベース電流が設定されていること
を特徴とする内燃機関用点火装置。 - 【請求項3】 前記一次電流制御用スイッチは駆動信号
が与えられている間オン状態になるスイッチ素子からな
り、 前記スイッチ制御回路は、前記第2の設定値に相当する
レベルの基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記
基準電圧及び前記電流検出信号がそれぞれ非反転入力端
子及び反転入力端子に入力されて反転入力端子の入力電
圧が非反転入力端子の入力電圧を超えた時に出力端子の
電位が高レベルの状態から低レベルの状態に反転する電
圧比較器と、前記電圧比較器の出力端子の電位を前記非
反転入力端子に帰還して該電圧比較器の出力端子の電位
が低レベルの状態になった時に前記非反転入力端子の入
力電圧を前記第1の設定値に相当するレベルに低下させ
る帰還抵抗と、前記電圧比較器の出力端子の電位が高レ
ベルの状態にあるときに前記一次電流制御用スイッチに
駆動信号を与え、前記電圧比較器の出力端子の電位が低
レベルの状態にあるときに前記一次電流制御用スイッチ
への駆動信号の供給を阻止する駆動信号供給制御回路と
を備えた回路からなっていることを特徴とする請求項1
または2に記載の内燃機関用点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10045496A JPH11241670A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 内燃機関用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10045496A JPH11241670A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 内燃機関用点火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11241670A true JPH11241670A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12721018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10045496A Pending JPH11241670A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11241670A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105074198A (zh) * | 2013-04-03 | 2015-11-18 | 国产电机株式会社 | 内燃机用点火装置 |
CN106438155A (zh) * | 2016-09-28 | 2017-02-22 | 中国第汽车股份有限公司 | 具有点火能量自适应调节功能的点火系统及控制方法 |
CN108204325A (zh) * | 2018-03-03 | 2018-06-26 | 东莞传动电喷科技有限公司 | 一种一体化点火线圈 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10045496A patent/JPH11241670A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105074198A (zh) * | 2013-04-03 | 2015-11-18 | 国产电机株式会社 | 内燃机用点火装置 |
CN106438155A (zh) * | 2016-09-28 | 2017-02-22 | 中国第汽车股份有限公司 | 具有点火能量自适应调节功能的点火系统及控制方法 |
CN108204325A (zh) * | 2018-03-03 | 2018-06-26 | 东莞传动电喷科技有限公司 | 一种一体化点火线圈 |
CN108204325B (zh) * | 2018-03-03 | 2024-03-15 | 东莞传动电喷科技有限公司 | 一种一体化点火线圈 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3971732B2 (ja) | 内燃機関の燃焼室内のイオン化電流を測定するための回路 | |
US10811849B2 (en) | Ignition device | |
JPH08170578A (ja) | 内燃機関の失火検出装置 | |
US5967128A (en) | Ignition apparatus for an internal combustion engine | |
KR102600304B1 (ko) | 점화 시스템을 제어하는 방법 및 장치 | |
JPH11241670A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
US4899715A (en) | Ignition device for internal combustion engine | |
JPH07279803A (ja) | 交流点火装置 | |
US4642548A (en) | Control apparatus for charging generator | |
US6684866B2 (en) | Ignition system for an internal combustion engine | |
JP2003161241A (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
JPS6329178Y2 (ja) | ||
JP2507560B2 (ja) | 機関点火装置 | |
JPH09236073A (ja) | 内燃機関の燃焼状態検出装置 | |
JPH0861197A (ja) | コンデンサ放電式内燃機関用点火装置 | |
JPH0118850Y2 (ja) | ||
JPS6011759Y2 (ja) | ブラシレス交流発電機 | |
JP2822693B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPH09191644A (ja) | 直流高電圧発生装置 | |
JP2002061557A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPH0631594B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JP2759941B2 (ja) | 車両用発電制御装置 | |
JPH0236789B2 (ja) | ||
JPH0672592B2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
JPS6030473A (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030114 |