JPH112411A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH112411A
JPH112411A JP15656397A JP15656397A JPH112411A JP H112411 A JPH112411 A JP H112411A JP 15656397 A JP15656397 A JP 15656397A JP 15656397 A JP15656397 A JP 15656397A JP H112411 A JPH112411 A JP H112411A
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JP
Japan
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lid
heater
side heater
heating chamber
microwave oven
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Application number
JP15656397A
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English (en)
Inventor
Toshinari Ichiyanagi
俊成 一柳
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱室の側部にガラス管ヒータからなる側面
ヒータを設けるようにしながらも、加熱室内を掃除する
際に側面ヒータを破損させたり、レンジ調理時に側面ヒ
ータがマイクロ波の悪影響を受けたりすることを防止で
きるようにする。 【解決手段】 加熱室2の側部にガラス管ヒータからな
る側面ヒータ10を設けると共に、この側面ヒータ10
を開閉する蓋15を上下方向に移動可能に設ける。蓋1
5は、蓋用モータ17により回転板18を回転させるこ
とに基づき上下動されるようになっていて、側面ヒータ
10の使用時には二点鎖線で示す開放位置へ移動させ、
側面ヒータ10を使用しないときには実線で示す閉鎖位
置へ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱室の側部にガ
ラス管ヒータからなる側面ヒータを備えた電子レンジに
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、電子レンジにお
いては、加熱室の上部に上面ヒータを、下部に下面ヒー
タをそれぞれ設け、これら上面及び下面ヒータによりオ
ーブン調理できる構成としたものがある。ところが、こ
のような構成のものでは、加熱室内に例えば上下2段に
棚板を配置して調理する場合に、下側の棚板に載置され
た被調理物に焦げ目が付きにくいという欠点があった。
【0003】そこで、下側の棚板の被調理物にも焦げ目
が付きやすいようにするために、加熱室の側部に、放射
熱が強いとされるガラス管ヒータからなる側面ヒータを
設けることが考えられる。
【0004】ところが、側面ヒータとして用いるガラス
管ヒータは、割れやすく、しかも加熱室内に露出してい
るため、加熱室内を掃除する際に、その側面ヒータを不
用意に破損してしまいやすいという問題がある。また、
レンジ調理時にその側面ヒータがマイクロ波により悪影
響を受け、側面ヒータの寿命が短くなってしまうという
問題もある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、加熱室の側部にガラス管ヒータから
なる側面ヒータを設けるようにしながらも、加熱室内を
掃除する際に側面ヒータを破損させたり、レンジ調理時
に側面ヒータがマイクロ波の悪影響を受けたりすること
を防止できる電子レンジを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電子レンジは、加熱室の側部に配設され
たガラス管ヒータからなる側面ヒータを加熱室の内側か
ら覆う状態となる閉鎖位置と、側面ヒータを加熱室内に
露出させる状態となる開放位置との間で移動可能な蓋を
設け、前記側面ヒータの使用時にはその蓋を開放位置へ
移動させ、側面ヒータの不使用時には蓋を閉鎖位置へ移
動させる構成としたところに特徴を有する。
【0007】上記した手段によれば、側面ヒータの使用
時には、蓋を開放位置へ移動させることにより、側面ヒ
ータは加熱室内に露出した状態となるから、その側面ヒ
ータにより加熱室内に収容された被調理物を良好に加熱
調理することができる。一方、側面ヒータを使用しない
時には、蓋を閉鎖位置へ移動させることにより、側面ヒ
ータはその蓋により加熱室の内側から覆われた状態とな
るから、加熱室内を掃除する際にその側面ヒータを蓋に
より保護することができる。また、レンジ調理の際も、
側面ヒータを蓋により保護することができる。
【0008】この場合、蓋は、上下方向へ移動可能に設
けたり、側面ヒータの延び方向に平行な軸部を中心に回
動可能に設けたり、側面ヒータの回りに回動可能に設け
たりすることができる(請求項2,3,4の発明)。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ないし図3を参照して説明する。まず、図2には
電子レンジの外観を概略的に示し、図3には、本発明の
要旨に関係した部分についての電気的構成を示してい
る。本体1の内部には、前面が開放された加熱室2が設
けられ、この加熱室2の前面開口部は、本体1の前部に
回動可能に設けられた扉3により開閉される構成となっ
ている。本体1の右前部には操作パネル4が設けられて
いて、この操作パネル4に、スタートスイッチなどの操
作スイッチ5や表示部6が設けられている。
【0010】操作パネル4の後方部分には、図示はしな
いが機械室が形成されており、この機械室内にマグネト
ロン7(図3参照)が配設されている。マグネトロン7
は、レンジ調理の際にインバータ8を介し駆動されて、
加熱室2内にマイクロ波を供給するようになっている。
【0011】加熱室2には、左右両側部にガラス管ヒー
タからなる棒状の側面ヒータ10(図2には一方のみ示
す)が前後方向に指向する状態で配設され、上部にこれ
もガラス管ヒータからなる棒状の上面ヒータ11が左右
方向に指向する状態で配設され、下部に面状ヒータから
なる下面ヒータ12が配設されている。
【0012】さて、上記側面ヒータ10部分の構造は、
左右両側とも同様な構成となっているので、左側の側面
ヒータ10部分について、図1も参照して説明する。加
熱室2の側部には、加熱室2内側に開口部13aを有
し、前後方向に延びる凹状のヒータ収容部13が形成さ
れていて、側面ヒータ10は、このヒータ収容部13に
収容された状態で配設されている。
【0013】ヒータ収容部13において、開口部13a
側の上部にはスリット14が形成されていて、金属板製
の蓋15がこのスリット14を通して上下方向に移動可
能に配設されている。この蓋15が上下方向へ移動する
ことにより、開口部13aがその蓋15により開閉され
るようになっている。なお、蓋15は、上下方向にのみ
移動が可能なようにガイドされている。この蓋15には
アーム部16が設けられていて、このアーム部16が加
熱室2側とは反対側となる外側に向けて突出している。
【0014】加熱室2の外側には、蓋15の駆動手段を
構成する蓋用モータ17が配設されていて、この蓋用モ
ータ17の回転軸に回転板18が取着されている。この
回転板18の外周部には、軸19aを介して連結部材2
0の一端部が回動可能に連結され、また、この連結部材
20の他端部と上記アーム部16の端部とが軸19bを
介して回動可能に連結されている。そして、蓋用モータ
17により回転板18が回転されることに伴い、連結部
材19を介して蓋15が、図1に実線で示す閉鎖位置
と、二点鎖線で示す開放位置との間で移動されるように
なっている。この場合、蓋15が閉鎖位置にある状態で
は、その蓋15により側面ヒータ10を加熱室2の内側
から覆う状態となり、蓋15が開放位置にある状態で
は、側面ヒータ10を加熱室2内に露出させる状態とな
る。
【0015】なお、図示はしないが、右側の側面ヒータ
10部分についても、上記した左側の側面ヒータ10部
分と同様な構成となっていて、ヒータ収容部13の開口
部13aが蓋15により開閉される構成となっている。
【0016】図3において、制御手段を構成する制御装
置21は、例えばマイクロコンピュータを含む構成のも
のであり、商用電源22を図示しない直流電源回路によ
り直流化し、これを電源としていて、本実施例の電子レ
ンジの作動全般を制御する制御プログラムを有してい
る。この制御装置21は、操作スイッチ5から信号が入
力されると、この入力信号と、あらかじめ記憶された制
御プログラムに基づいて、表示部6、マグネトロン7、
左右の側面ヒータ10、上面ヒータ11、下面ヒータ1
2、及び蓋用モータ17を制御するようになっている。
【0017】さて、上記構成において、電子レンジが使
用されていない状態では、蓋15は閉鎖位置にある。そ
して、操作スイッチ5の操作により、例えば左右の側面
ヒータ10、上面ヒータ11、及び下面ヒータ12を使
用するオーブン調理が選択された場合には、制御装置2
1は、その操作スイッチ5の入力信号に基づき、左右の
蓋用モータ17を駆動させて各蓋15を開放位置(図1
の二点鎖線参照)へ移動させると共に、左右の側面ヒー
タ10、上面ヒータ11及び下面ヒータ12を通電させ
る。これら各ヒータ10,11,12は通電により発熱
し、この熱により、加熱室2内に収容された被調理物
(図示せず)が加熱調理される。
【0018】このとき、上面ヒータ11及び下面ヒータ
12に加えて、左右の側面ヒータ10により被調理物が
加熱されるようになるから、加熱室2内に例えば上下2
段に棚板(図示せず)を配置して調理する場合でも、下
側の棚板に載置された被調理物にも焦げ目を良好に付け
ることができるようになる。
【0019】上記オーブン調理において、設定された加
熱時間が経過すると、制御装置21は、左右の側面ヒー
タ10、上面ヒータ11及び下面ヒータ12を断電させ
ると共に、各蓋用モータ17を駆動させて各蓋15を閉
鎖位置(図1の実線参照)へ移動させる。
【0020】また、操作スイッチ5の操作により、レン
ジ調理が選択された場合には、制御装置21は、インバ
ータ8を介してマグネトロン7を発振動作させる。この
場合、各蓋15は閉鎖位置に位置させたままである。マ
グネトロン7が発振動作すると、マグネトロン7から発
振されたマイクロ波が加熱室2内に収容された被調理物
(図示せず)に照射され、その被調理物が加熱調理され
る。
【0021】このレンジ調理の際に、各蓋15は閉鎖位
置にあり、マイクロ波が蓋15に当たっても反射される
から、側面ヒータ10は蓋15によりマイクロ波から保
護されるようになり、側面ヒータ10がマイクロ波の悪
影響を受けることを防止することができる。
【0022】このレンジ調理において、設定された加熱
時間が経過すると、制御装置21はマグネトロン7の発
振動作を停止させる。
【0023】一方、加熱室2内を掃除する場合には、各
蓋15は閉鎖位置にあり、側面ヒータ10は蓋15によ
り保護されているから、掃除の際にその側面ヒータ10
を不用意に破損してしまうことを防止できる。
【0024】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。側面ヒータ10の使用時に
は、蓋15は開放位置へ移動され、側面ヒータ10は加
熱室2内に露出した状態となるから、その側面ヒータ1
0により加熱室2内に収容された被調理物を良好に加熱
調理することができる。
【0025】側面ヒータ10を使用しない時には、蓋1
5は閉鎖位置へ移動されていて、側面ヒータ10はその
蓋15により加熱室2の内側から覆われた状態となって
いるから、加熱室2内を掃除する際にその側面ヒータ1
0を蓋15により保護することができ、側面ヒータ10
が割れやすいガラス管ヒータであっても、その側面ヒー
タ10を不用意に破損してしまうことを防止できる。ま
た、レンジ調理の際も、側面ヒータ10を蓋15により
保護されているので、側面ヒータ10がマイクロ波の悪
影響を受けることを防止することができ、側面ヒータ1
0の寿命が短くなってしまうことを防止できる。
【0026】しかもこの場合、蓋15は、加熱室2の側
面に沿って上下方向へスライド移動する構成であるか
ら、蓋15が移動する際に加熱室2内へ出っ張ることが
なく、邪魔になることがない。
【0027】上記した第1実施例において、操作パネル
4に、蓋開放操作手段を構成する蓋開放スイッチ5aを
設け、例えば加熱室2内を掃除する際(側面ヒータ10
を使用していないとき)に、その蓋開放スイッチ5aを
操作することに基づき、制御装置21により蓋用モータ
17を介して蓋15を強制的に開放位置へ移動させるよ
うにすることもできる。このように構成した場合には、
蓋15を設けながらも、側面ヒータ10を掃除すること
も可能になる。
【0028】図4ないし図6は本発明の第2実施例を示
したものであり、この第2実施例は上記した第1実施例
とは次の点が異なっている。すなわち、蓋23は、ヒー
タ収容部13上部のスリット14a付近に、側面ヒータ
10の延び方向と平行に設けられた軸部24を中心とし
て回動可能に設けられている。蓋23に設けられたアー
ム部25には長孔26が形成されていて、この長孔26
に、回転板18に設けられた軸27が移動可能に挿通さ
れている。
【0029】そして、この場合、蓋用モータ17により
回転板18が回転されることに伴い、軸27を介して蓋
23が、図4に実線で示す閉鎖位置と、二点鎖線で示す
ようにほぼ水平状態となる開放位置との間で回動される
ようになっている。蓋23の表面23a及び裏面23b
は共に鏡面仕上げされていて、反射面となっている。
【0030】上記構成において、側面ヒータ10を使用
する際には、図5に示すように、蓋23は開放位置へ回
動されてそこで保持される。このとき、蓋23の裏面2
3b(図5において下面)は反射面となっているので、
側面ヒータ10から発せられる熱が、その裏面23bに
おいて良好に反射されて、加熱室2内に配置された棚板
28上の被調理物29に効率良く照射されるようにな
り、被調理物29を一層効率良く調理することができる
ようになる。また、蓋23の表面23a(図5において
上面)も反射面となっているので、上面ヒータ11から
発せられた熱をその表面23aにて良好に反射させるこ
ともできるようになる。
【0031】また、側面ヒータ10の使用中に、蓋用モ
ータ17を正逆回転させて、蓋23を、図6に示すよう
に、ある角度の範囲内で揺動させることができる。この
ようにした場合には、蓋23の裏面23bにおいて反射
する熱線の角度が変化するようになるため、被調理物2
9に加熱むらが発生し難くなる利点がある。
【0032】一方、側面ヒータ10を使用しないときに
は、蓋23は閉鎖位置に保持されていて、側面ヒータ1
0が蓋23により保護されている。蓋23が閉鎖位置に
ある状態では、表面23a(図4の右側面)が加熱室2
内に臨んでいて、この表面23aも反射面とされている
ので、例えば、側面ヒータ10は使用せず、上面ヒータ
11と下面ヒータ12を用いたオーブン調理を行う場合
に、これらの熱が表面23aにて効率良く反射されるよ
うになる。また、レンジ調理の際も、マイクロ波がその
表面23aにて効率良く反射されるようになる。
【0033】図7ないし図9は本発明の第3実施例を示
したものであり、この第3実施例は上記した第2実施例
とは次の点が異なっている。すなわち、蓋31は、前後
方向の両端部がリング状をなす回転部材32に支持され
ていて、両回転部材32がヒータ収容部13に回動可能
に支持されていると共に、側面ヒータ10がそれら両回
転部材32の中央部に挿通されている。側面ヒータ10
は、前後両端部において、支持部33を介して加熱室2
の外側に支持されている。
【0034】そして、加熱室2の外側に配設された蓋用
モータ17により回転される回転板18と一方の回転部
材32とは連結棒34により連結されていて、回転板1
8が回動されることに伴い、連結棒34及び回転部材3
2を介して蓋31が、側面ヒータ10を中心として、図
7に実線で示す閉鎖位置と二点鎖線で示す開放位置との
間で回動されるようになっている。この場合も、蓋31
の表面31a及び裏面31bは共に鏡面仕上げされてい
て、反射面となっている。
【0035】このような構成とした第3実施例において
も、第2実施例と同様に、側面ヒータ10の使用時に、
蓋31を開放位置に位置させておくことにより、側面ヒ
ータ10から発せられる熱線が、その裏面31bにおい
て反射されて、被調理物29を一層効率良く調理するこ
とができるようになり、また、蓋31をある角度の範囲
内で揺動させることにより、加熱むらを発生し難くでき
る利点も得ることができる。
【0036】図10及び図11は本発明の第4実施例を
示したものであり、この第4実施例は上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、回転板18に
切欠部35を設け、この回転板18を、マイクロスイッ
チ36の操作部36aを操作するカムとして用いる。こ
のマイクロスイッチ36は、請求項7の保護手段を構成
するもので、図11に示すように、側面ヒータ10の通
電回路において、商用電源22の一方の母線に設けられ
た側面ヒータ制御用のリレー37のリレースイッチ37
aと、側面ヒータ10との間に接続されている。リレー
37のリレーコイル37bは、上記制御装置21により
制御されるようになっている。
【0037】この場合、蓋15が閉鎖位置にある状態で
は、図10に示すように、切欠部35が操作部36aに
対応して、操作部36aが押圧解除されていて、マイク
ロスイッチ36としてはオフ状態となっている(図11
参照)。従って、この状態で、万が一リレーコイル37
bによりリレースイッチ37aがオンされたとしても、
マイクロスイッチ36がオフ状態であるから、側面ヒー
タ10が通電されることを阻止することができる。
【0038】図10の状態において、蓋用モータ17に
より回転板18が、蓋15を開放位置へ移動させるべく
矢印A方向へ回動され、当該回転板18により操作部3
6aが押圧されると、マイクロスイッチ36がオン状態
となる。この状態で、リレーコイル37bによりリレー
スイッチ37aがオンされると、側面ヒータ10が通電
されるようになる。
【0039】このような第4実施例によれば、蓋15が
閉鎖位置にある時には、側面ヒータ10に通電されるこ
とを阻止できるから、安全性を向上できる。
【0040】図12は本発明の第5実施例を示したもの
であり、この第5実施例は上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、回転板18によりオン/
オフ制御されるマイクロスイッチ36の一端を、制御装
置21に接続すると共にプルダウン抵抗38に接続し、
他端をアース接続する。このマイクロスイッチ36が、
蓋開閉検知手段を構成する。
【0041】この場合、蓋15が閉鎖位置にあり、マイ
クロスイッチ36がオフ状態のときには、制御装置21
には−5Vが入力されていて、蓋15が開放位置に移動
し、マイクロスイッチ36がオン状態となると、制御装
置21には0Vが入力されることになる。制御装置21
は、この電圧を検出することにより、蓋15が閉鎖位置
にあるか、開放位置にあるかを検出することができる。
【0042】図13は本発明の第6実施例を示したもの
であり、この第6実施例は上記した第4実施例及び第5
実施例とは次の点が異なっている。すなわち、回転板1
8によりオン/オフ制御されるマイクロスイッチ36
を、商用電源22の一方の母線とリレースイッチ37a
との間に接続する。そして、商用電源22の他方の母線
と、マイクロスイッチ36とリレースイッチ37aとの
共通接続点との間に、ダイオード40、抵抗41、フォ
トダイオード42及び抵抗43の直列回路を接続する。
フォトダイオード42とフォトカプラ44を構成するフ
ォトトランジスタ45のコレクタ端子を制御装置21に
接続すると共に、抵抗46を介してアース接続し、エミ
ッタ端子を−5Vに接続する。
【0043】この構成において、蓋15が閉鎖位置にあ
り、マイクロスイッチ36がオフ状態のときには、制御
装置21には電圧が入力されておらず、蓋15が開放位
置に移動し、マイクロスイッチ36がオン状態となる
と、フォトトランジスタ45がオン状態となり、制御装
置21には−5Vが入力されることになる。制御装置2
1は、この電圧を検出することにより、蓋15が閉鎖位
置にあるか、開放位置にあるかを検出することができ
る。また、マイクロスイッチ36がオンした状態で、制
御装置21によりリレースイッチ37aをオンさせるこ
とにより、側面ヒータ10へ通電できるようになる。
【0044】この第6実施例では、1個のマイクロスイ
ッチ36を用いて、第4実施例と第5実施例の双方の効
果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を得る
ことができる。請求項1の電子レンジによれば、加熱室
の側部にガラス管ヒータからなる側面ヒータを設けるよ
うにしながらも、掃除の際に側面ヒータを破損させた
り、レンジ調理時に側面ヒータがマイクロ波の悪影響を
受けたりすることを防止できるようになる。
【0046】請求項2の電子レンジによれば、蓋を上下
方向へ移動させることにより、その蓋が加熱室内側へ出
っ張ることを防止できる。
【0047】請求項3,4の電子レンジによれば、蓋を
開放位置へ移動させた状態で、蓋を反射板として利用す
ることが可能になる。
【0048】請求項5の電子レンジによれば、側面ヒー
タの使用時には、その側面ヒータの熱を加熱室内側に良
好に反射させることができる。また、側面ヒータの不使
用時に、側面ヒータ以外のヒータを用いた場合には、そ
のヒータの熱を良好に反射させることができ、さらに、
レンジ調理の際には、マイクロ波を良好に反射させるこ
とが可能になる。
【0049】請求項6の電子レンジによれば、加熱むら
を防止することが可能になる。請求項7の電子レンジに
よれば、蓋が閉鎖位置にある状態で、側面ヒータが通電
されることを確実に防止することができる。
【0050】請求項8の電子レンジによれば、蓋の開閉
状態を蓋開閉検知手段により検知することにより、その
蓋の状態に合った制御が可能になる。
【0051】請求項9の電子レンジによれば、例えば加
熱室内を掃除する際に、蓋開放操作手段を操作して蓋を
強制的に開放位置へ移動させることで、側面ヒータを掃
除することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断正面図
【図2】電子レンジの外観斜視図
【図3】電気的構成を示す図
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の縦断正面図
【図5】蓋を開放位置へ移動させた状態の図4相当図
【図6】蓋を揺動させる状態を示す図4相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す要部の縦断正面図
【図8】要部の横断平面図
【図9】図8中イ−イ線に沿う縦断正面図
【図10】本発明の第4実施例を示す要部の縦断正面図
【図11】要部の電気回路図
【図12】本発明の第5実施例を示す要部の電気回路図
【図13】本発明の第6実施例を示す要部の電気回路図
【符号の説明】 1は本体、2は加熱室、5aは蓋開放スイッチ(蓋開放
操作手段)、7はマグネトロン、10は側面ヒータ、1
1は上面ヒータ、12は下面ヒータ、15は蓋、17は
蓋用モータ(駆動手段)、21は制御装置、23は蓋、
23aは表面、23bは裏面、24は軸部、31は蓋、
31aは表面、31bは裏面、36はマイクロスイッチ
(保護手段、蓋開閉検知手段)を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の側部に配設されたガラス管ヒー
    タからなる加熱調理用の側面ヒータと、 この側面ヒータを加熱室の内側から覆う状態となる閉鎖
    位置と側面ヒータを加熱室内に露出させる状態となる開
    放位置との間で移動可能に設けられた蓋とを備え、 前記側面ヒータの使用時には前記蓋を開放位置へ移動さ
    せ、側面ヒータの不使用時には蓋を閉鎖位置へ移動させ
    ることを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 蓋は、上下方向へ移動可能であることを
    特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 蓋は、側面ヒータの延び方向と平行な軸
    部を中心として回動可能であることを特徴とする請求項
    1記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 蓋は、側面ヒータの回りに回動可能であ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 蓋は、表裏両面が反射面となっているこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 側面ヒータの使用時に、蓋を駆動手段に
    より揺動させることを特徴とする請求項3ないし5のい
    ずれかに記載の電子レンジ。
  7. 【請求項7】 蓋が閉鎖位置にあるときに、側面ヒータ
    が通電されることを阻止する保護手段を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  8. 【請求項8】 蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  9. 【請求項9】 蓋開放操作手段を備え、この蓋開放操作
    手段を操作することに基づき蓋を強制的に開放位置へ移
    動させることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
JP15656397A 1997-06-13 1997-06-13 電子レンジ Pending JPH112411A (ja)

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