JPH11240755A - 酸素センサ素子の製造方法 - Google Patents
酸素センサ素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH11240755A JPH11240755A JP10062273A JP6227398A JPH11240755A JP H11240755 A JPH11240755 A JP H11240755A JP 10062273 A JP10062273 A JP 10062273A JP 6227398 A JP6227398 A JP 6227398A JP H11240755 A JPH11240755 A JP H11240755A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid electrolyte
- phase
- temperature
- oxygen sensor
- sensor element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Abstract
固体電解質体の破壊が生じ難く,更に保護層に亀裂や固
体電解質体からの剥離が生じ難く,耐久性に優れた,酸
素センサ素子の製造方法を提供すること。 【解決手段】 固体電解質体10,内側電極12,外側
電極11及び保護層13とよりなる。上記固体電解質体
10は高温焼成することにより作製されている部分安定
化ジルコニア焼結体より構成されている。上記部分安定
化ジルコニア焼結体を作製する際の高温焼成工程の焼成
温度は1200℃以上であり,継続時間は6時間以下で
あり,焼成温度変化を継続時間で積分した際の積分値は
1500℃・時間以下である。
Description
用する酸素センサ素子の製造方法に関する。
制御には,後述の図4に示すごとき酸素センサ8が利用
されている。上記酸素センサ8に設置される酸素センサ
素子1としては,後述の図3に示すごとく,固体電解質
体10と該固体電解質体10の両面110,120に設
けられた外側電極11及び内側電極12とよりなる構造
のものがよく知られている。そして,上記外側電極11
を被測定ガス中の被毒物等より保護するために,該外側
電極を被覆するように保護層13が設けてある。
としては,一般にはジルコニアに安定化剤を添加して作
製したジルコニア焼結体等が使用されている。上記ジル
コニア焼結体としては,C相のみよりなる完全安定化ジ
ルコニアと,主としてC相,M相及び/またはT相とよ
りなる部分安定化ジルコニア焼結体とが知られている。
℃)から高温(1000℃)まで安定し,経時劣化しな
い材料である。しかし,振動等の機械的衝撃に弱く,熱
的衝撃に弱く,破損しやすい材料である。このため,上
記固体電解質体には部分安定化ジルコニア焼結体が採用
されることが多かった。
化ジルコニア焼結体は室温から高温の間において加熱及
び冷却を繰返すことにより,図5に示すごとく,M相
(同図に記載されたモノクリニックジルコニア)とT相
(同図に記載されたテトラゴナルジルコニア)との間で
相転移が発生する。この相転移は図5より明らかである
が大きな体積変化を伴う。よって,酸素センサ素子に対
し加熱及び冷却が繰り返される,いわゆる冷熱サイクル
が付与されることにより,固体電解質体にクラックが発
生したり,破壊が生じたりするおそれがあった。
被測定ガスに曝される外側電極を保護するための保護層
が設けられている。このため,固体電解質体を構成する
部分安定化ジルコニア焼結体においてM相とT相との間
で体積変化を伴う相転移が発生した場合,固体電解質体
と保護層との間で応力が発生し,上記保護層に亀裂が発
生したり,上記保護層が固体電解質体や外側電極より剥
離してしまうおそれがあった。
れたもので,固体電解質体にクラックが発生し難く,ま
た固体電解質体の破壊が生じ難く,更に保護層に亀裂や
固体電解質体からの剥離が生じ難く,耐久性に優れた,
酸素センサ素子の製造方法を提供しようとするものであ
る。
と,該固体電解質体の内側面に設けられ,基準ガスに曝
される内側電極と,該固体電解質体の外側面に設けら
れ,被測定ガスに曝される外側電極と,該外側電極と外
側電極の近傍の固体電解質体とを被覆する多孔質の保護
層とよりなる酸素センサ素子であって,上記固体電解質
体はジルコニアと安定化剤とよりなると共に,上記固体
電解質体は結晶構造においてM相(モノクリニック相)
及び/又はT相(テトラゴナル相)とC相(キュービッ
ク相)とが共存した状態にある部分安定化ジルコニア焼
結体より構成され,該部分安定化ジルコニア焼結体は高
温焼成することにより作製されている酸素センサ素子を
製造するに当たり,上記部分安定化ジルコニア焼結体を
作製する際の高温焼成工程の焼成温度は1200℃以上
であり,かつ,上記高温焼成工程の継続時間は2〜6時
間であり,更に,上記高温焼成工程における焼成温度変
化を継続時間で積分した際の積分値は300〜1500
℃・時間であることを特徴とする酸素センサ素子の製造
方法にある。
1200℃未満である場合には,充分に焼結が行われ
ず,強度が著しく低くなり,固体電解質体に破壊等が生
じるおそれがある。また,本発明にかかる高温焼成工程
の継続時間が2時間未満である場合には,M相の生成が
多くなり,保護層にクラック,剥離が生じるおそれがあ
る。一方,6時間より長い場合には,M相の生成が少な
くなり,固体電解質体の強度が低下するおそれがある。
続時間で積分した際の積分値」とは,次のような値であ
る。図1は,部分安定化ジルコニア焼結体を作製する際
の温度Tを縦軸に,時間tを横軸にとった焼成プロファ
イルである。この焼成プロファイルにおいて,温度Tが
T0 以上である部分が高温焼成工程となり,本発明にお
いてはT0 は前述したごとく1200℃以上である。ま
た,上記高温焼成工程は時間t1 から始まり,時間t2
にて終了する。つまり高温焼成工程の継続時間はt2 −
t1 であり,上述したごとく本発明においては2〜6時
間の範囲内にある。
間と温度との関係がT=f(t)であるとみなした場
合,T0 =f(t1 )=f(t2 )となることは同図よ
り明らかである。そして,上記積分値はT=T0 ℃とい
う直線とT=f(t)という曲線とに囲まれた部分の面
積であり,同図において斜線を付した部分である。本発
明の酸素センサ素子の製造方法においては,この斜線を
付した部分の大きさが300〜1500℃・時間とな
る。
の焼成プロファイルが実線Aとなるような場合,積分値
は実線Aと二点鎖線Cとにより囲まれた台形の面積とな
る。この部分の面積は300×(2+4)/2=900
℃・時間である(実施形態例1参照)。また,図2に示
すごとく,高温焼成工程の焼成プロファイルが点線Bと
なるような場合,積分値は点線Bと二点鎖線Cとにより
囲まれた台形の面積となる。この部分の面積は300×
(6+4)/2=1500℃・時間である。
である場合には,充分に焼成が進まず,固体電解質体の
強度が低下したり,またM相の生成が多くなり,保護層
にクラック,剥離等が生じるおそれがある。一方,15
00℃・時間より大である場合には,M相の生成が少な
くなり,固体電解質体の強度が低下するおそれがある。
てM相及び/又はT相とC相とが共存した状態にある部
分安定化ジルコニア焼結体より構成されている。これ
は,上記部分安定化ジルコニア焼結体が,M相,T相及
びC相より構成されている他,M相及びC相,あるいは
T相及びC相より構成されていることを意味している。
明にかかる酸素センサ素子の製造方法においては,固体
電解質体を構成する部分安定化ジルコニア焼結体を作製
する際の高温焼成工程について各種条件を設けてある。
つまり,上記高温焼成工程の焼成温度は1200℃以上
であり,継続時間は2〜6時間であり,焼成温度変化を
継続時間で積分した際の積分値は300〜1500℃・
時間となるようにして,部分安定化ジルコニア焼結体の
焼成を行った。
ニア焼結体を焼成することにより,M相の生成が適度に
行われ,T相とM相との間の相転移量を固体電解質体の
強度を低下させることなく減らすことができる。
少なくなり,この体積変化に起因する固体電解質体での
クラック発生,固体電解質体の破壊を生じ難くすること
ができる。また,固体電解質体での体積変化に起因する
保護層での亀裂の発生,固体電解質体及び外側電極から
の剥離を生じ難くすることができる。
体にクラックが発生し難く,また固体電解質体の破壊が
生じ難く,更に保護層に亀裂や固体電解質体からの剥離
が生じ難く,耐久性に優れた,酸素センサ素子の製造方
法を提供することができる。
造方法において,上述した条件を満たすような高温焼成
工程を与えて行うのであれば,焼成の際の他の工程は特
に従来と同様の方法,手順にて行うことができる。例え
ば,後述する実施形態例1に示すごとく,原料となるジ
ルコニアや安定化剤等をバインダー等と混合し,成形し
た後,外側電極や内側電極との印刷部を設け,焼成する
といった方法が挙げられる。また,本発明によれば,い
わゆるコップ型の固体電解質体よりなるコップ型の素子
の他,板状の固体電解質体よりなる積層型の素子の双方
を作製することができる。
安定化ジルコニア焼結体は温度1350〜1500℃に
おいて焼成することが好ましい。これにより,固体電解
質の焼結が充分行われ,18kgf/mm2 以上の曲げ
強度を得ることができる。上記温度が1350℃未満で
ある場合には,充分に焼結することができず,固体電解
質体の強度不足を招くおそれがある。上記焼成温度が1
500℃を越えた場合には,過剰な粒成長により固体電
解質に充分な強度が得られなくなるおそれがある。
安定化ジルコニア焼結体は89〜97モル%のジルコニ
アと,3〜11モル%の安定化剤とよりなることが好ま
しい。これにより,良好な酸素イオン導電性を示し,か
つ充分な強度を有する固体電解質体を得ることができ
る。上記安定化剤の量が3モル%未満(部分安定化ジル
コニアが97モル%より大)である場合には,充分に焼
結することができず,固体電解質体の強度不足を招くお
それがある。一方,安定化剤の量が11モル%より多い
(部分安定化ジルコニアが89モル%未満)である場合
には,過剰な粒成長により固体電解質体に充分な強度が
得られないおそれがある。
化剤はイットリア,酸化イッテルビウム,酸化ニオブ,
酸化カルシウム,酸化マグネシウムの少なくとも一種以
上であることが好ましい。これにより,良好な酸素イオ
ン導電性を示し,かつ充分な強度を有する固体電解質体
を得ることができる。
電解質体にはシリカとアルミナとよりなる焼結助剤が添
加されてなり,上記固体電解質体100重量部に対する
上記焼結助剤の添加量は,シリカの添加量が0.01〜
0.6重量部であり,アルミナの添加量が0.5〜10
重量部であることが好ましい。これにより,所望の結晶
組成を有し,かつ充分な強度を有する固体電解質を得る
ことができる。
である場合には,焼結性が悪く1500℃を越える焼成
温度が要求され,ほとんどがC相からなる固体電解質体
となり,かつ,過剰な粒成長による強度低下が発生する
おそれがある。一方,上記添加量が0.6重量部を越え
た場合には,焼成温度が1350℃より低くなり,殆ど
M相からなる固体電解質体となってしまうおそれがあ
る。
である場合には,シリカとの相互作用による焼結助剤と
しての機能が低下し,焼結温度が1500℃を越えてし
まい,過剰な粒成長による固体電解質体の強度低下が起
こるおそれがある。
合には,過剰なアルミナが逆に焼結遅延剤として作用
し,焼結温度を1500℃にしても充分な焼結性が得ら
れないおそれがある。もし,それ以上の温度で焼成しよ
うとすると,過剰な粒成長が起こり,著しい固体電解質
体の強度低下を引き起こすおそれがある。なお,上記焼
結助剤としては,酸化ホウ素,ホウケイ酸ガラス,ケイ
酸アルミ等を使用することもできる。
安定化ジルコニア焼結体のキュービック相(C相)の図
6にかかるミラー指数で表現される結晶面のX線回折強
度と,モノクリニック相(M相)の図7にかかるミラー
指数で表現される結晶面のX線回折強度との比の間に
は,図8にかかる関係が成立することが好ましい。
使用することにより,充分な強度を有する酸素センサ素
子を得ることができる。上記回折強度比が0.05未満
である場合には,良好な酸素イオン導電性を得ることが
できず,酸素センサ素子として機能しないおそれがあ
る。上記回折強度比が0.25を越えた場合には,M相
が多くなるため,相変態量が大きくなり,安定した出力
が得られず,精密な空燃比の制御ができなくなるおそれ
がある。
安定化ジルコニア焼結体は20〜1000℃の温度範囲
において,該部分安定化ジルコニア焼結体の熱膨張曲線
の加熱時と冷却時とにおける熱膨張率差Δαの最大幅が
1.5×10-6/℃以下であることが好ましい。
張曲線を示す。熱膨張曲線とは部分安定化ジルコニア焼
結体における線熱膨張率を縦軸に,温度を横軸にプロッ
トすることにより得ることができる曲線である。そし
て,同図に示すごとく,一般に部分安定化ジルコニア焼
結体の熱膨張曲線は加熱時と冷却時とにおいて形状が異
なる。
リニックジルコニアをそれぞれ室温から温度1200℃
まで加熱して,その後冷却し,この間における線膨張率
の変化を図5に記載した。同図に示すごとく,キュービ
ックジルコニアの線膨張率は加熱時,冷却時において等
しく,線膨張率は温度と正比例の関係にある。これが冷
熱サイクル中の部分安定化ジルコニア焼結体中のC相の
挙動である。
000℃を越えた当たりでテトラゴナルジルコニアに相
転移するが,この時以降,線膨張率は温度と共に減少す
る。その後,温度1200℃に達した後,折り返して冷
却すると,再び温度1000℃当たりでモノクリニック
ジルコニアへの相転移が発生し,線膨張率と温度の関係
がテトラゴナルジルコニアであった場合と大きく変化す
る。これが冷熱サイクル中の部分安定化ジルコニア焼結
体中のM相及びT相の挙動である。
熱サイクルにおいて図5のような挙動を示すC相とM相
及び/又はT相よりなるため,図9に示すごとき加熱時
と冷却時とにおいて形状が異なる熱膨張曲線を呈するの
である。
結体は,上述の温度範囲におけるΔαの最大幅が1.5
×10-6/℃以下であるため,加熱時の熱膨張曲線と冷
却時の熱膨張曲線とを比較した場合,その傾き,形状等
が大きく違わない。
収縮の加熱時と冷却時における差を小さくすることがで
き,その結果として,固体電解質体へのクラックの発
生,固体電解質体の破壊を防止することができる。
あり,保護層と固体電解質体とは異なる物質よりなるこ
とが多い。従来は保護層と固体電解質体とはできるかぎ
り同じような熱膨張率曲線を持つように原料配合等を工
夫していた。しかしながら,部分安定化ジルコニア焼結
体の熱膨張率曲線は図9に示すような形状を呈するた
め,低温から高温まで常に固体電解質体の熱膨張率と等
しくなるような保護層を作製することは従来困難であ
り,この点で保護層の亀裂や剥離が発生するという問題
があった。
化ジルコニア焼結体の熱膨張率曲線を加熱時と冷却時と
の差が小さいため,保護層の熱膨張率を固体電解質体と
合わせることが容易となり,保護層における亀裂,剥離
等を防止することができ,本発明にかかる効果を確実に
得ることができる。
比制御に利用される酸素センサ素子は外気温(一般に2
0℃程度で内燃機関始動時の雰囲気)から排ガスの最高
温度(一般に1000℃程度で内燃機関の運転時の雰囲
気)までの温度雰囲気に曝されて使用され,該酸素セン
サ素子の使用環境はこれらの温度範囲における冷熱サイ
クルとみなすことができる。従って,本請求項によれ
ば,自動車用内燃機関に使用されるような酸素センサ素
子の実使用時における損傷を防止することができる。
0-6/℃より大となった場合には,本発明にかかる効果
が得られないおそれがある。また,Δαが0のときには
加熱時と冷却時の熱膨張曲線が一致するため,Δαは0
であることが最も好ましい。
ルミナスピネル(MgAl 2O4 ),完全安定化ジルコ
ニアの少なくとも1種以上よりなる金属酸化物より形成
されていることが好ましい。
なるジルコニアで,その線膨張率は図5に示すごときキ
ュービックジルコニアのものと略等しくなる。また,同
図における鎖線はMgAl 2O4 の線膨張率である。同
図及び図9より知れるごとく,これらの物質は本発明に
かかる部分安定化ジルコニア焼結体と熱膨張率が略等し
くなるため,保護層と固体電解質体との熱膨張率差に起
因する亀裂,破壊等が発生し難くなる。
及びその性能について比較試料と共に図1〜図9を用い
て説明する。本例の酸素センサ素子1は,図3に示すご
とく,固体電解質体10と,該固体電解質体10の内側
面120に設けられ,基準ガスに曝される内側電極12
と,該固体電解質体10の外側面110に設けられ,被
測定ガスに曝される外側電極11と,該外側電極11と
外側電極11の近傍の固体電解質体10とを被覆する多
孔質の保護層13とよりなる。
化剤とよりなる部分安定化ジルコニア焼結体より構成さ
れている。このものは結晶構造においてM相,T相,C
相とが共存した状態にある。そして,上記部分安定化ジ
ルコニア焼結体は高温焼成することにより作製されてい
る。
化ジルコニア焼結体を作製する際の高温焼成工程の焼成
温度は1200℃以上であり,かつ,上記高温焼成工程
の継続時間は2〜6時間であり,更に,上記高温焼成工
程における焼成温度変化を継続時間で積分した際の積分
値は300〜1500℃・時間である。
説明する。図4に示すごとく,上記酸素センサ素子1
は,一端を閉塞し他端を開放した内室15を有するコッ
プ型の固体電解質体10と,該固体電解質体10の外側
面110に設けた外側電極11と上記内室15の内側面
120に設けた内側電極12とよりなる。
は,固体電解質体10および外側電極11を被測定ガス
より保護するための保護層13が設けてある。上記固体
電解質体を構成する部分安定化ジルコニア焼結体の熱膨
張曲線は図5に示すごとき形状を有しており,20〜1
000℃の温度範囲において,加熱・冷却時のヒステリ
シスΔαは1.5×10-6/℃以下である。
金よりなり,化学メッキ,真空蒸着,ペースト焼付等の
手段により,固体電解質体10に対して形成されてい
る。上記保護層13は,上述の固体電解質体10および
外側電極11の保護機能以外にも,酸素センサ素子1の
拡散抵抗層としての機能をも有しており,MgAl2O
4 スピネルによって構成されている。なお,上記保護層
13は厚みが100μm,気孔率が20%であり,温度
20〜1000℃における熱膨張率は8×10-6/℃で
ある。
酸素センサ8について説明する。図4に示すごとく,上
記酸素センサ8は,ハウジング83内に上記酸素センサ
素子1を固定してなり,該ハウジング88の上方及び下
方には,それぞれ金属カバー85,86が設けてある。
には,一定のクリアランスを確保しつつ,ヒータ84が
挿入配置されている。また,上記酸素センサ素子1にお
ける固体電解質体10に発生した電流を信号として取り
出して外部に送るためのリード線81,82は酸素セン
サ8の上部より引き出し固定されている。
する。上記固体電解賞11は,後述する表1に示すごと
く,酸素イオン導電性材料と焼結助剤とより構成されて
なる。上記酸素イオン導電体材料はジルコニア(ZrO
2 )95モル%と安定化剤であるイットリア(Y
2 O3 )5モル%とよりなる。上記焼結助剤はアルミナ
とシリカよりなり,上記酸素イオン導電体材料100重
量部に対して,アルミナは2.0重量部,シリカは0.
2重量部添加されている。
は,まず,ジルコニア,安定化剤及び焼結助剤を配合し
た後,振動ミル,ボールミル,ビーズミル等の粉砕機に
て,乾式,または湿式混合粉砕し,混合粉末となす。そ
の後,上記混合粉末をラバープレス成形,インジェクシ
ョン成形等の成形法にて図3に示すごときコップ型の形
状に成形し,図2の実線Aに記載したごとき高温焼成工
程を有する焼成条件で焼成した。つまり,高温焼成工程
の継続時間は4時間,積分値は900℃・時間であり,
また高温焼成工程における最高温度は1500℃で,最
高温度継続時間は2時間である。
分安定化ジルコニア焼結体であり,C相,M相,及びT
相とよりなり,C相の図6に示すミラー指数により表現
される結晶面のX線回折強度と,M相の図7に示すミラ
ー指数により表現される結晶面のX線回折強度17との
間の回折強度比は0.08であった。また,上記固体電
解体11の熱膨張曲線のヒステリシスΔαは0.45×
10-6/℃であった。
ば,固体電解質体にクラックが生じず,破壊が生じず,
また保護層に亀裂が生じず,剥離が生じず,また自動車
用エンジンにおける空燃比制御用の酸素センサ素子とし
て利用するに充分な強度を有することが分かった。
する。本例にかかる酸素センサ素子1の製造方法におい
ては,固体電解質体10を構成する部分安定化ジルコニ
ア焼結体を作製する際の高温焼成工程について各種条件
を設けてある。つまり,図1及び図2に示すごとく,上
記高温焼成工程の焼成温度は1200℃以上であり,継
続時間は4時間であり,焼成温度変化を継続時間で積分
した際の積分値は900℃・時間である。このような条
件を満たすようにして,部分安定化ジルコニア焼結体の
焼成を行った。また,高温焼成工程の最高温度は150
0℃であった。
く,かつ高温に曝される時間を最小限として焼成を行う
ことにより,部分安定化ジルコニア焼結体におけるM相
の生成量を従来より少なくすることができる。そして,
図5より明らかであるが,モノクリニックジルコニアは
温度1000℃付近で相転移を起こしてテトラゴナルジ
ルコニアとなる。つまり,M相は高温でT相へと体積変
化を伴って相転移する。本例においては部分安定化ジル
コニア焼結体中にM相が少ないことから,本例にかかる
固体電解質全体は図5に記載されたキュービックジルコ
ニアのような挙動を呈することとなり,体積変化が小さ
くなる。
る固体電解質体でのクラック発生,固体電解質体の破壊
を生じ難くすることができる。また,固体電解質体での
体積変化に起因する保護層での亀裂の発生,固体電解質
体及び外側電極からの保護層の剥離を生じ難くすること
ができる(実施形態例2参照)。
にクラックが発生し難く,また固体電解質体の破壊が生
じ難く,更に保護層に亀裂や固体電解質体からの剥離が
生じ難く,耐久性に優れた,酸素センサ素子の製造方法
を提供することができる。
素センサ素子1を構成する部分安定化ジルコニア焼結体
のC相の図6にかかるミラー指数で表現される結晶面の
X線回折強度と,M相の図7にかかるミラー指数で表現
される結晶面のX線回折強度との比の間は0.08であ
る。つまり,図8に示すごとき範囲内にある。これによ
り,充分な強度を有する酸素センサ素子を得ることがで
き,後述する実施形態例2に示すごとき自動車用エンジ
ンの空燃比制御用の酸素センサ素子を得ることができ
る。
は0.45×10-6/℃であり,1.5×10-6/℃以
下である。これにより,冷熱サイクルに曝された場合に
大きな熱応力が作用することを防止することができ,こ
の点においても固体電解質体の損傷,保護層の剥離等を
防止することができる。
た酸素センサ素子の製造方法において,焼成条件を少し
ずつ変えて部分安定化ジルコニア焼結体よりなる固体電
解質体を作製し,得られた各試料に対して各種試験を行
って,その性能を比較した。ここにおける各試験とは回
折強度比,熱膨張率差Δα,後述する耐久試験における
固体電解質体へのクラック,破壊発生の有無,保護層へ
の亀裂,剥離の有無,固体電解質体の強度の測定であ
る。
ては実施形態例1に記載した。なお,各試料の保護層は
いずれも溶射法により形成されている。なお,各試料1
〜33において,本発明にかかる高温焼成工程を経て作
製された試料は試料1〜27である。これ以外の試料2
8〜33は比較試料である。
ず,上記回折強度比について説明する。各試料にかかる
固体電解質体を粉砕し,得られた粉砕粉末について粉末
X線回折強度を測定した。この測定により,C相の図6
に示すミラー指数により表現される結晶面のX線回折強
度と,M相の図7に示すミラー指数により表現される結
晶面のX線回折強度とを導出した。両者の比の値を図8
にしたがって求め,回折強度比を得た。
る固体電解質体を20〜1200℃の温度範囲に対して
10℃/分の昇降温速度による加熱及び冷却を付与し
た。この時の固体電解質体の線熱膨張率を測定し,図9
に示すごとき熱膨張曲線を各試料について作製した。加
熱時及び冷却時の熱膨張曲線で,両者の間隙が最も大き
くなった部分の値がΔαとなる。この結果について表3
及び4に記載した。なお,同表におけるΔαの単位は1
0-6/℃である。
て,20〜1000℃の温度範囲における加熱と冷却と
よりなる冷熱サイクルを1000回付与した。上記冷熱
サイクル付与後の酸素センサ素子を着色液に浸漬させ,
固体電解質体においてクラック,破壊がないか観察し
た。また,保護層における亀裂,剥離の発生がないか観
察した。これらの観察を肉眼による目視,拡大等による
マクロ観察,走査電子顕微鏡によるミクロ観察によって
判定した。この結果,何らかの損傷が認められた場合に
は表3及び4の欄に×を記載した。
後の酸素センサ素子の曲げ強度を3点曲げ試験により測
定した。この試験において曲げ強度が18kgf/mm
2 より小さい場合を×,大きい場合を○として表3及び
4に記載した。
のクラック,破壊」「保護層の亀裂,剥離」「強度」の
各欄において,すべての項目が○であれば総合評価の欄
に○を記載した。×が1つあれば△を記載した。2つ以
上あれば×を記載した。この総合評価の欄が○であれ
ば,特に自動車エンジンに対する空燃比制御用の酸素セ
ンサ素子として好適であると考えられる。
7はすべての項目に関して○であり,従って総合評価の
欄も○を記した。しかし試料28〜試料31は,回折強
度比が0.05以下であり,クラック,剥離,亀裂等は
生じないが,強度が弱く,特に自動車等の振動の激しい
条件のもとにて使用される酸素センサ素子としては不向
きであると判断され,総合評価の欄に△を記した。
剥離,亀裂等が生ずるため,総合評価の欄に×を記し
た。以上により,本発明にかかる高温焼成工程が付与さ
れた焼成方法にて製造された酸素センサ素子は,固体電
解質体にクラック,破壊等が生じず,また,保護層の亀
裂,剥離等も生じる事もなく,耐久性に優れていること
が分かった。
面に第二保護層16を設けた酸素センサ素子19であ
る。即ち,図10に示すごとく,本例の酸素センサ素子
19の保護層13の表面には,被測定ガス内に含まれる
有害成分のトラップ効果を高めるために,第二保護層1
6を設けてある。上記第二保護層16はアルミナよりな
り,その厚みが120μm,その気孔率は20〜50%
である。
は,アルミナを含むスラリーを準備し,該スラリーを用
いてディッピングにより保護層13の表面をコートす
る。その後,上記固体電解質体10に対し熱処理を施
す。これにより第二保護層16を有する酸素センサ素子
19が形成される。
ンサ素子19の固体電解質体10の外側面110には凹
凸面が形成されてあり,該凹凸面に対して外側電極1
1,保護層13が設けてある。その他は,実施形態例1
と同様である。
体電解質体10の外側面110に凹凸面が形成されてあ
る。このため,固体電解質体10と外側電極11,また
外側電極11と保護層13との付着強度が強くなる。そ
の他は実施形態例1と同様の作用効果を有する。
ンサ素子2である。即ち,図12に示すごとく,上記酸
素センサ素子2は,板状の固体電解質21の両面に外側
電極211及び内側電極212が設けてあり,該外側電
極211の表面は保護層23により,該保護層23の表
面は第二保護層26により被覆されている。また,上記
固体電解質体21の内側電極212を設けた側には大気
導入ダクト25を設けた基板28が配置されてある。
成形,インジェクション成形,シート成形等により成形
されてある。また,上記基板28の内部には,発熱体2
80が埋設されてある。また,上記外側電極211はリ
ード線290を介して端子291と導通している。上記
内側電極212も同様にリード線を介して端子292と
導通している。これらの端子291,292を通じ,セ
ンサ出力を外部に取出すことができる。その他は,実施
形態例1と同様である。また,その他は,実施形態例1
と同様の作用効果を有する。
図。
図。
説明図。
図。
コニア,テトラゴナルジルコニア及びアルミナスピネル
(MgAl 2O4 )の線膨張率と温度との関係を示す線
図。
焼結体のC相における特定の結晶面を表すミラー指数の
説明図。
ア焼結体のM相における特定の結晶面を表すミラー指数
の説明図。
焼結体のC相及びM相における回折強度比の関係を示す
説明図。
焼結体の熱膨張率曲線(熱膨張率と温度との関係)を示
す線図。
面説明図。
部拡大説明図。
ける固体電解質体の平面図。
面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 固体電解質体と,該固体電解質体の内側
面に設けられ,基準ガスに曝される内側電極と,該固体
電解質体の外側面に設けられ,被測定ガスに曝される外
側電極と,該外側電極と外側電極の近傍の固体電解質体
とを被覆する多孔質の保護層とよりなる酸素センサ素子
であって,上記固体電解質体はジルコニアと安定化剤と
よりなると共に,上記固体電解質体は結晶構造において
M相(モノクリニック相)及び/又はT相(テトラゴナ
ル相)とC相(キュービック相)とが共存した状態にあ
る部分安定化ジルコニア焼結体より構成され,該部分安
定化ジルコニア焼結体は高温焼成することにより作製さ
れている酸素センサ素子を製造するに当たり,上記部分
安定化ジルコニア焼結体を作製する際の高温焼成工程の
焼成温度は1200℃以上であり,かつ,上記高温焼成
工程の継続時間は2〜6時間であり,更に,上記高温焼
成工程における焼成温度変化を継続時間で積分した際の
積分値は300〜1500℃・時間であることを特徴と
する酸素センサ素子の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において,上記部分安定化ジル
コニア焼結体は温度1350〜1500℃において焼成
することを特徴とする酸素センサ素子の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において,上記部分安定
化ジルコニア焼結体は89〜97モル%のジルコニア
と,3〜11モル%の安定化剤とよりなることを特徴と
する酸素センサ素子の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
上記安定化剤はイットリア,酸化イッテルビウム,酸化
ニオブ,酸化カルシウム,酸化マグネシウムの少なくと
も一種以上であることを特徴とする酸素センサ素子の製
造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
上記固体電解質体にはシリカとアルミナとよりなる焼結
助剤が添加されてなり,上記固体電解質体100重量部
に対する上記焼結助剤の添加量は,シリカの添加量が
0.01〜0.6重量部であり,アルミナの添加量が
0.5〜10重量部であることを特徴とする酸素センサ
素子の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
上記部分安定化ジルコニア焼結体のキュービック相(C
相)の図6にかかるミラー指数で表現される結晶面のX
線回折強度と,モノクリニック相(M相)の図7にかか
るミラー指数で表現される結晶面のX線回折強度との比
の間には,図8にかかる関係が成立することを特徴とす
る酸素センサ素子の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
上記部分安定化ジルコニア焼結体は20℃〜1000℃
の温度範囲において,該部分安定化ジルコニア焼結体の
熱膨張曲線の加熱時と冷却時とにおける熱膨張率差Δα
の最大幅が1.5×10-6/℃以下であることを特徴と
する酸素センサ素子の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
上記保護層はアルミナスピネル(MgAl 2O4 ),完
全安定化ジルコニアの少なくとも1種以上よりなる金属
酸化物より形成されていることを特徴とする酸素センサ
素子の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06227398A JP4062768B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 酸素センサ素子の製造方法 |
US09/140,422 US6174489B1 (en) | 1995-09-01 | 1998-08-26 | Method for manufacturing a gas sensor unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06227398A JP4062768B2 (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 酸素センサ素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11240755A true JPH11240755A (ja) | 1999-09-07 |
JP4062768B2 JP4062768B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=13195383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06227398A Expired - Fee Related JP4062768B2 (ja) | 1995-09-01 | 1998-02-25 | 酸素センサ素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4062768B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015030641A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ガスセンサ素子およびガスセンサ |
WO2017034037A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社デンソー | A/fセンサ、及びその製造方法 |
JP2017044684A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社デンソー | A/fセンサ、及びその製造方法 |
CN108349817A (zh) * | 2015-11-10 | 2018-07-31 | 陶瓷技术有限责任公司 | 抗热冲击的复合材料 |
JP2020158342A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社デンソー | 固体電解質、ガスセンサ |
CN114746747A (zh) * | 2019-12-04 | 2022-07-12 | 株式会社电装 | 气体传感器及气体传感器用粉末 |
-
1998
- 1998-02-25 JP JP06227398A patent/JP4062768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015030641A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | ガスセンサ素子およびガスセンサ |
WO2017034037A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社デンソー | A/fセンサ、及びその製造方法 |
JP2017044684A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社デンソー | A/fセンサ、及びその製造方法 |
CN108349817A (zh) * | 2015-11-10 | 2018-07-31 | 陶瓷技术有限责任公司 | 抗热冲击的复合材料 |
JP2020158342A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社デンソー | 固体電解質、ガスセンサ |
WO2020195346A1 (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社デンソー | 固体電解質、ガスセンサ |
US20220011259A1 (en) * | 2019-03-26 | 2022-01-13 | Denso Corporation | Solid electrolyte and gas sensor |
US12111282B2 (en) * | 2019-03-26 | 2024-10-08 | Denso Corporation | Solid electrolyte and gas sensor with thermal shock resistance |
CN114746747A (zh) * | 2019-12-04 | 2022-07-12 | 株式会社电装 | 气体传感器及气体传感器用粉末 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4062768B2 (ja) | 2008-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
SE445678B (sv) | Elektrodsystem pa fast elektrolyt av keramiskt zirkoniumdioxid-material for sonder for elektrokemiska anvendningar samt sett att framstella dessa | |
JPH11316211A (ja) | 積層型空燃比センサ素子 | |
JP2617204B2 (ja) | 固体電解質の製造方法 | |
EP1225158B1 (en) | Method of making a sensor and the product produced therefrom | |
JP4062768B2 (ja) | 酸素センサ素子の製造方法 | |
US11592418B2 (en) | Solid electrolyte, manufacturing method thereof, and gas sensor | |
KR100322981B1 (ko) | 회로전기절연용절연층시스템 | |
JPH09124365A (ja) | 酸素センサ素子 | |
JP2000292406A (ja) | セラミック積層体及びその製造方法 | |
WO2022254989A1 (ja) | 固体電解質およびガスセンサ | |
US6174489B1 (en) | Method for manufacturing a gas sensor unit | |
US11656196B2 (en) | Solid electrolyte, manufacturing method thereof, and gas sensor | |
JP6118679B2 (ja) | ガスセンサ素子およびガスセンサ | |
JPH0510918A (ja) | 酸素濃度検出素子およびその製造方法 | |
JP2001041922A (ja) | ヒータ一体型酸素センサ素子 | |
GB2054167A (en) | Oxygen concentration detecting element and production thereof | |
WO2020195346A1 (ja) | 固体電解質、ガスセンサ | |
JP4698041B2 (ja) | 空燃比センサ素子 | |
JPH04342461A (ja) | ジルコニア磁器およびこれを利用した電気化学的セル | |
JP4883858B2 (ja) | 有底筒状体及びセンサ | |
JP2003089576A (ja) | ジルコニア質焼結体及び酸素センサ | |
JPH01157072A (ja) | ジルコニア磁器 | |
JP2018112483A (ja) | ガスセンサ素子およびガスセンサ | |
JP2004226378A (ja) | 酸素センサおよびその製造方法 | |
JPH034505B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070404 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070911 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |