JPH11240537A - 組立式コンテナ - Google Patents
組立式コンテナInfo
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- JPH11240537A JPH11240537A JP6432498A JP6432498A JPH11240537A JP H11240537 A JPH11240537 A JP H11240537A JP 6432498 A JP6432498 A JP 6432498A JP 6432498 A JP6432498 A JP 6432498A JP H11240537 A JPH11240537 A JP H11240537A
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- bottom wall
- side walls
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 底壁の大きさにコンパクトに折り畳むことが
でき、また、一体成形の場合に底壁の周囲に大きく広が
る態様となる側壁の一部を分離成形可能にして、成形金
型の簡略化と成形サイクルの短縮を図ることができる組
立式コンテナを提供する。 【解決手段】 底壁１の各辺にヒンジによって起倒自在
に連結された一対の側壁２ａ，２ｂおよび他の一対の側
壁２ｃ，２ｄを有する。一対の側壁２ａ，２ｂは底壁１
の上面側に接して折り畳み可能である。他の一対の側壁
２ｃ，２ｄは底壁１の上面に接して折り畳んだ一対の側
壁２ａ，２ｂの上面に接して折り畳み可能である。
でき、また、一体成形の場合に底壁の周囲に大きく広が
る態様となる側壁の一部を分離成形可能にして、成形金
型の簡略化と成形サイクルの短縮を図ることができる組
立式コンテナを提供する。 【解決手段】 底壁１の各辺にヒンジによって起倒自在
に連結された一対の側壁２ａ，２ｂおよび他の一対の側
壁２ｃ，２ｄを有する。一対の側壁２ａ，２ｂは底壁１
の上面側に接して折り畳み可能である。他の一対の側壁
２ｃ，２ｄは底壁１の上面に接して折り畳んだ一対の側
壁２ａ，２ｂの上面に接して折り畳み可能である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、底壁の各辺にヒン
ジによって起倒自在に連結された側壁を有し、各側壁を
起立させて隣接する側壁を互いに係合してコンテナを構
成するプラスチック製の組立式コンテナに関するもので
ある。
ジによって起倒自在に連結された側壁を有し、各側壁を
起立させて隣接する側壁を互いに係合してコンテナを構
成するプラスチック製の組立式コンテナに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来、物品の収納や運搬等のために使用
されるコンテナであって、底壁に対して側壁が展開自在
であり、使用時に側壁を起立させて組み立てる構造の組
立式コンテナは、実開平６−４２６５７号公報に記載さ
れているものなどが知られている。そして、この種の組
立式コンテナは、底壁の各辺にヒンジを介して側壁を起
倒自在に連結しており、隣接する側壁を互いに係合して
コンテナを組み立てる構造となっている。
されるコンテナであって、底壁に対して側壁が展開自在
であり、使用時に側壁を起立させて組み立てる構造の組
立式コンテナは、実開平６−４２６５７号公報に記載さ
れているものなどが知られている。そして、この種の組
立式コンテナは、底壁の各辺にヒンジを介して側壁を起
倒自在に連結しており、隣接する側壁を互いに係合して
コンテナを組み立てる構造となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
６−４２６５７号公報に記載されているような組立式コ
ンテナにおいては、コンテナを構成する底壁を中心に各
側壁を展開して平面状にすることができるとしても、こ
の状態では底壁の周囲に側壁が大きく広がって嵩張るの
で、収納、保管あるいは運搬などに甚だ不便であるだけ
でなく、種々支障をきたしているのが実状である。
６−４２６５７号公報に記載されているような組立式コ
ンテナにおいては、コンテナを構成する底壁を中心に各
側壁を展開して平面状にすることができるとしても、こ
の状態では底壁の周囲に側壁が大きく広がって嵩張るの
で、収納、保管あるいは運搬などに甚だ不便であるだけ
でなく、種々支障をきたしているのが実状である。
【０００４】そこで、本出願人は、特願平８−２７８６
５２号で、この種の組立式コンテナを提案している。こ
の組立式コンテナは、各側壁と補助底壁部材とを一連に
成形したヒンジを介して連結し、各側壁を底壁側に折り
畳むことができるというものである。
５２号で、この種の組立式コンテナを提案している。こ
の組立式コンテナは、各側壁と補助底壁部材とを一連に
成形したヒンジを介して連結し、各側壁を底壁側に折り
畳むことができるというものである。
【０００５】ところで、本出願人が先に出願した組立式
コンテナは、各側壁を底壁側に折り畳むことができるた
め、底壁の大きさにコンパクトにまとまる点では優れて
いる。しかしながら、側壁を底壁の周囲に広がる状態に
して成形することから金型がどうしても大きくなり、大
型の成形機でしか成形できないという問題があった。ま
た、補助底壁部材と側壁とを屈曲させた状態で成形する
ために、どうしても金型の厚みを厚くする必要があるこ
とから成形サイクルが長くなる傾向があり、コンテナを
大量生産する場合には必ずしも好適な方法とはいえなか
った。さらには、成形してできたコンテナの中には、補
助底壁部材と側壁との間に屈曲状態のクセがつくことも
あり、クセがつくとコンテナを組立てにくくなるという
こともあった。
コンテナは、各側壁を底壁側に折り畳むことができるた
め、底壁の大きさにコンパクトにまとまる点では優れて
いる。しかしながら、側壁を底壁の周囲に広がる状態に
して成形することから金型がどうしても大きくなり、大
型の成形機でしか成形できないという問題があった。ま
た、補助底壁部材と側壁とを屈曲させた状態で成形する
ために、どうしても金型の厚みを厚くする必要があるこ
とから成形サイクルが長くなる傾向があり、コンテナを
大量生産する場合には必ずしも好適な方法とはいえなか
った。さらには、成形してできたコンテナの中には、補
助底壁部材と側壁との間に屈曲状態のクセがつくことも
あり、クセがつくとコンテナを組立てにくくなるという
こともあった。
【０００６】そこで、本発明の目的は、底壁の各辺にヒ
ンジで連結されている全ての側壁、すなわち一対の側壁
および他の一対の側壁ともに底壁の上面側に沿って折り
畳むことができて、底壁の大きさにコンパクトにまとめ
ることができ、収納、保管あるいは運搬などに便利であ
り、加えて、各側壁をその下部の補助側壁部材と上部の
側壁部材とで構成するとともに、上記各補助側壁部材と
側壁部材とは、そのいずれか一方の内側に延出形成した
薄板状のヒンジをいずれか他方に固着して連結する構成
としたことにより、一体成形の場合に底壁の周囲に大き
く広がる態様となる側壁の一部を分離成形可能にして、
成形金型の簡略化と成形サイクルの短縮を図ることがで
きる組立式コンテナを提供することにある。
ンジで連結されている全ての側壁、すなわち一対の側壁
および他の一対の側壁ともに底壁の上面側に沿って折り
畳むことができて、底壁の大きさにコンパクトにまとめ
ることができ、収納、保管あるいは運搬などに便利であ
り、加えて、各側壁をその下部の補助側壁部材と上部の
側壁部材とで構成するとともに、上記各補助側壁部材と
側壁部材とは、そのいずれか一方の内側に延出形成した
薄板状のヒンジをいずれか他方に固着して連結する構成
としたことにより、一体成形の場合に底壁の周囲に大き
く広がる態様となる側壁の一部を分離成形可能にして、
成形金型の簡略化と成形サイクルの短縮を図ることがで
きる組立式コンテナを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る組立式コンテナは、底壁の各辺にヒンジ
によって起倒自在に連結された側壁を有し、各側壁を起
立させて隣接する側壁を互いに係合してコンテナを構成
する組立式コンテナにおいて、各側壁は、各々その下部
を構成する補助側壁部材とかつその上部を構成する側壁
部材からなり、上記各補助側壁部材と側壁部材とは、そ
のいずれか一方の内側に延出形成した薄板状のヒンジを
いずれか他方に固着して連結されており、上記一対の側
壁は、補助側壁部材と側壁部材とを連結するヒンジによ
り底壁の上面に接して折り畳み可能であるとともに、上
記他の一対の側壁は、補助側壁部材と側壁部材とを連結
するヒンジにより、底壁の上面に接して折り畳んだ一対
の側壁の上面に接して折り畳み可能に構成されているこ
とを特徴とするものである。
の本発明に係る組立式コンテナは、底壁の各辺にヒンジ
によって起倒自在に連結された側壁を有し、各側壁を起
立させて隣接する側壁を互いに係合してコンテナを構成
する組立式コンテナにおいて、各側壁は、各々その下部
を構成する補助側壁部材とかつその上部を構成する側壁
部材からなり、上記各補助側壁部材と側壁部材とは、そ
のいずれか一方の内側に延出形成した薄板状のヒンジを
いずれか他方に固着して連結されており、上記一対の側
壁は、補助側壁部材と側壁部材とを連結するヒンジによ
り底壁の上面に接して折り畳み可能であるとともに、上
記他の一対の側壁は、補助側壁部材と側壁部材とを連結
するヒンジにより、底壁の上面に接して折り畳んだ一対
の側壁の上面に接して折り畳み可能に構成されているこ
とを特徴とするものである。
【０００８】本発明に係る組立式コンテナは、上記構成
において、底壁、側壁を構成する補助側壁部材および側
壁部材のうち、少なくとも１つは中空二重壁構造である
ことを特徴とするものである。
において、底壁、側壁を構成する補助側壁部材および側
壁部材のうち、少なくとも１つは中空二重壁構造である
ことを特徴とするものである。
【０００９】また、本発明に係る組立式コンテナは、上
記構成において、中空二重壁構造とした底壁、側壁を構
成する補助側壁部材および側壁部材の中空部には、ウレ
タン等の発泡材を充填したことを特徴とするものであ
る。
記構成において、中空二重壁構造とした底壁、側壁を構
成する補助側壁部材および側壁部材の中空部には、ウレ
タン等の発泡材を充填したことを特徴とするものであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施の形態に係
る組立式コンテナの全体斜視図、図２は図１に示す組立
式コンテナの折り畳み状態を示す全体斜視図、図３は展
開状態を示す一部の斜視図、図４はコンテナを組み立て
た状態を示す一部の斜視図、第５図はコンテナを組み立
てた状態を示す一部の斜視図、図６はコンテナを折り畳
んだ状態を示す一部の斜視図である。
る組立式コンテナの全体斜視図、図２は図１に示す組立
式コンテナの折り畳み状態を示す全体斜視図、図３は展
開状態を示す一部の斜視図、図４はコンテナを組み立て
た状態を示す一部の斜視図、第５図はコンテナを組み立
てた状態を示す一部の斜視図、図６はコンテナを折り畳
んだ状態を示す一部の斜視図である。
【００１１】図示の組立式コンテナは、底壁１と、その
四辺にそれぞれヒンジ構造により起倒自在に連結された
４つの側壁、すなわち一対の側壁２ａ，２ｂ、および他
の一対の側壁２ｃ，２ｄとで構成されており、起立させ
た側壁２ａ〜２ｄの互いに隣接する箇所は、係合構造
（図示省略）により係合固着して、箱状のコンテナとす
るものである。なお、図示を省略した係合構造は、例え
ば一方の凸条を他方の凹溝に係合する構造や一方がラッ
チで他方がラッチ受などで構成される。
四辺にそれぞれヒンジ構造により起倒自在に連結された
４つの側壁、すなわち一対の側壁２ａ，２ｂ、および他
の一対の側壁２ｃ，２ｄとで構成されており、起立させ
た側壁２ａ〜２ｄの互いに隣接する箇所は、係合構造
（図示省略）により係合固着して、箱状のコンテナとす
るものである。なお、図示を省略した係合構造は、例え
ば一方の凸条を他方の凹溝に係合する構造や一方がラッ
チで他方がラッチ受などで構成される。
【００１２】一対の側壁２ａ，２ｂおよび他の一対の側
壁２ｃ，２ｄは、各々その下部を構成する補助側壁部材
３および上部を構成する側壁部材４からなり、各側壁２
ａ〜２ｄの各補助側壁部材３の内側端縁と底壁１の外面
側端縁とは一体のヒンジ５によって連結されており、各
側壁２ａ〜２ｄの各補助側壁部材３と各側壁部材４と
は、側壁部材４に延出形成した薄板状のヒンジ６によっ
て連結されている。連結方法としては、薄板状のヒンジ
６に形成した孔に突起７を嵌合させ、かしめ止めするも
のの他、熱溶着、接着など公知の技術を用いて連結すれ
ばよい。なお、薄板状のヒンジ６は補助側壁部材３側に
延出形成してもよい。
壁２ｃ，２ｄは、各々その下部を構成する補助側壁部材
３および上部を構成する側壁部材４からなり、各側壁２
ａ〜２ｄの各補助側壁部材３の内側端縁と底壁１の外面
側端縁とは一体のヒンジ５によって連結されており、各
側壁２ａ〜２ｄの各補助側壁部材３と各側壁部材４と
は、側壁部材４に延出形成した薄板状のヒンジ６によっ
て連結されている。連結方法としては、薄板状のヒンジ
６に形成した孔に突起７を嵌合させ、かしめ止めするも
のの他、熱溶着、接着など公知の技術を用いて連結すれ
ばよい。なお、薄板状のヒンジ６は補助側壁部材３側に
延出形成してもよい。
【００１３】この組立式コンテナにおいて、底壁１およ
び４つの側壁２ａ〜２ｄは、熱可塑性樹脂（例えば、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エンジニアリング
プラスチック）をブロー成形してなる中空二重壁構造の
ものであるが、底壁１、４つの側壁２ａ〜２ｄの補助側
壁部材３およびヒンジ５は一体にブロー成形され、各側
壁部材４と薄板状のヒンジ６は別にブロー成形される。
このため、一体成形の場合に底壁１の周囲に大きく広が
る態様となる側壁２ａ〜２ｄの一部を分離成形可能とな
るので、金型を大きくする必要がなくなり、通常の成形
材で成形することができ、また金型の厚みを厚くする必
要がないので、成形サイクルの短縮を図ることができ
る。さらには、補助底壁部材と側壁の間にはクセがつく
ことがない。底壁１の四辺にそれぞれ側壁２ａ〜２ｄの
補助側壁部材３を連結するヒンジ５はブロー成形時にパ
リソンを圧縮して薄肉化して形成される。
び４つの側壁２ａ〜２ｄは、熱可塑性樹脂（例えば、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エンジニアリング
プラスチック）をブロー成形してなる中空二重壁構造の
ものであるが、底壁１、４つの側壁２ａ〜２ｄの補助側
壁部材３およびヒンジ５は一体にブロー成形され、各側
壁部材４と薄板状のヒンジ６は別にブロー成形される。
このため、一体成形の場合に底壁１の周囲に大きく広が
る態様となる側壁２ａ〜２ｄの一部を分離成形可能とな
るので、金型を大きくする必要がなくなり、通常の成形
材で成形することができ、また金型の厚みを厚くする必
要がないので、成形サイクルの短縮を図ることができ
る。さらには、補助底壁部材と側壁の間にはクセがつく
ことがない。底壁１の四辺にそれぞれ側壁２ａ〜２ｄの
補助側壁部材３を連結するヒンジ５はブロー成形時にパ
リソンを圧縮して薄肉化して形成される。
【００１４】一対の補助側壁部材３は、それに設けた複
数の突起８と底壁１側の複数の孔９とにより、成形後に
おいて底壁１に係合されて底壁１と一体化され、底壁１
の上面と同一面でかつその一部を構成する。そして、側
壁部材４と一体をなす補助側壁部材３により、側壁部材
４に補助側壁部材３を連結するヒンジ６を、組み立てた
状態のコンテナの内側に位置させるとともに、底壁１の
上面端縁に沿わせて、一対の側壁２ａ，２ｂをヒンジ６
により底壁１の上面に接して折り畳み可能にしている。
数の突起８と底壁１側の複数の孔９とにより、成形後に
おいて底壁１に係合されて底壁１と一体化され、底壁１
の上面と同一面でかつその一部を構成する。そして、側
壁部材４と一体をなす補助側壁部材３により、側壁部材
４に補助側壁部材３を連結するヒンジ６を、組み立てた
状態のコンテナの内側に位置させるとともに、底壁１の
上面端縁に沿わせて、一対の側壁２ａ，２ｂをヒンジ６
により底壁１の上面に接して折り畳み可能にしている。
【００１５】また、他の一対の側壁２ｃ，２ｄの補助側
壁部材３は、底壁１の両側端縁にそれぞれ立ち上がり部
を形成しかつその一部を構成する。この他の一対の側壁
２ｃ，２ｄの補助側壁部材３により形成される立ち上が
り部は、側壁部材４に補助側壁部材３を連結するヒンジ
６を、組み立てた状態のコンテナの内側に位置させると
ともに、ヒンジ６を底壁１の上面に接して折り畳んだ上
記一対の側壁２ａ，２ｂの上面端縁に沿わせ、側壁２
ｃ，２ｄを底壁１の上面に接して折り畳んだ前記一対の
側壁２ａ，２ｂの上面に接して折り畳み可能にする高さ
をなしている。
壁部材３は、底壁１の両側端縁にそれぞれ立ち上がり部
を形成しかつその一部を構成する。この他の一対の側壁
２ｃ，２ｄの補助側壁部材３により形成される立ち上が
り部は、側壁部材４に補助側壁部材３を連結するヒンジ
６を、組み立てた状態のコンテナの内側に位置させると
ともに、ヒンジ６を底壁１の上面に接して折り畳んだ上
記一対の側壁２ａ，２ｂの上面端縁に沿わせ、側壁２
ｃ，２ｄを底壁１の上面に接して折り畳んだ前記一対の
側壁２ａ，２ｂの上面に接して折り畳み可能にする高さ
をなしている。
【００１６】本発明に係る組立式コンテナを組み立てる
には、まず、底壁１に対して他の一対の側壁２ｃ，２ｄ
を垂直に起立させるとともに、一対の側壁２ａ，２ｂも
垂直に起立させる。そして、側壁２ａ〜２ｄの互いに隣
接する箇所を係合構造により連結保持して箱状のコンテ
ナを構成する。なお、底壁１と一体をなす各補助側壁部
材３により底壁１と側壁２ａ〜２ｄのそれぞれの間には
段部が生じない。また、各補助側壁部材３に薄板状のヒ
ンジ６によって連結されている側壁部材４は、起立状態
において補助側壁部材３に密に接しているので、この部
位の保温、保冷状態が良好である。
には、まず、底壁１に対して他の一対の側壁２ｃ，２ｄ
を垂直に起立させるとともに、一対の側壁２ａ，２ｂも
垂直に起立させる。そして、側壁２ａ〜２ｄの互いに隣
接する箇所を係合構造により連結保持して箱状のコンテ
ナを構成する。なお、底壁１と一体をなす各補助側壁部
材３により底壁１と側壁２ａ〜２ｄのそれぞれの間には
段部が生じない。また、各補助側壁部材３に薄板状のヒ
ンジ６によって連結されている側壁部材４は、起立状態
において補助側壁部材３に密に接しているので、この部
位の保温、保冷状態が良好である。
【００１７】コンテナを解体するには、互いに隣接する
側壁２ａ〜２ｃを連結している係合構造の係合を外して
展開状にする。そして、底壁１に対して一対の側壁２
ａ，２ｂを底壁１の上面に接するように折り畳み、次い
で、底壁１の上面に接するように折り畳んだ一対の側壁
２ａ，２ｂの上面に接するように他の一対の側壁２ｃ，
２ｄを折り畳んで、底壁１の大きさに全ての側壁２ａ〜
２ｄをコンパクトに纏めることができる（図２参照）。
したがって、本発明に係る組立式コンテナは、収納、保
管あるいは運搬などに便利であり、それらに支障をきた
すことがない。なお、一対の側壁２ａ，２ｂと他の一対
の側壁２ｃ，２ｄとは、他の一対の側壁２ｃ，２ｄを底
壁１の上面に接するように折り畳み、その上に一対の側
壁２ａ，２ｂを折り畳むように構成することもできる。
側壁２ａ〜２ｃを連結している係合構造の係合を外して
展開状にする。そして、底壁１に対して一対の側壁２
ａ，２ｂを底壁１の上面に接するように折り畳み、次い
で、底壁１の上面に接するように折り畳んだ一対の側壁
２ａ，２ｂの上面に接するように他の一対の側壁２ｃ，
２ｄを折り畳んで、底壁１の大きさに全ての側壁２ａ〜
２ｄをコンパクトに纏めることができる（図２参照）。
したがって、本発明に係る組立式コンテナは、収納、保
管あるいは運搬などに便利であり、それらに支障をきた
すことがない。なお、一対の側壁２ａ，２ｂと他の一対
の側壁２ｃ，２ｄとは、他の一対の側壁２ｃ，２ｄを底
壁１の上面に接するように折り畳み、その上に一対の側
壁２ａ，２ｂを折り畳むように構成することもできる。
【００１８】図示の実施の形態では、底壁１および側壁
２ａ〜２ｄが中空二重壁構造であるから、組み立てたコ
ンテナは、内容物に対する緩衝性が高くしかも軽量であ
るばかりでなく強度および剛性にも優れている。そし
て、コンテナの解体時には、底壁１の大きさに側壁２ａ
〜２ｄを折り畳むことができるので、中空二重壁構造で
あるにもかかわらずコンパクトにまとめることができ
る。
２ａ〜２ｄが中空二重壁構造であるから、組み立てたコ
ンテナは、内容物に対する緩衝性が高くしかも軽量であ
るばかりでなく強度および剛性にも優れている。そし
て、コンテナの解体時には、底壁１の大きさに側壁２ａ
〜２ｄを折り畳むことができるので、中空二重壁構造で
あるにもかかわらずコンパクトにまとめることができ
る。
【００１９】中空二重壁構造をなす底壁１および側壁２
ａ〜２ｄの中空部には、ウレタン等の発泡材を充填する
ことができ、それよってコンテナの断熱性、緩衝性等を
さらに向上させることができる。
ａ〜２ｄの中空部には、ウレタン等の発泡材を充填する
ことができ、それよってコンテナの断熱性、緩衝性等を
さらに向上させることができる。
【００２０】また、本発明に係る組立式コンテナは、４
つの側壁を全て内側に折り畳むことができるので、自動
組立などの機械化が容易である。さらに、組み立てたコ
ンテナの開口部に蓋体をかぶせてもよい。
つの側壁を全て内側に折り畳むことができるので、自動
組立などの機械化が容易である。さらに、組み立てたコ
ンテナの開口部に蓋体をかぶせてもよい。
【００２１】本発明は、図示の実施の形態に限らず、種
々他の実施の形態とすることが可能である。すなわち、
図示の実施の形態では、底壁１と側壁２ａ〜２ｄをいず
れも中空二重壁構造としたが、それらは単壁構造であっ
ても発明の目的を達成することができる。
々他の実施の形態とすることが可能である。すなわち、
図示の実施の形態では、底壁１と側壁２ａ〜２ｄをいず
れも中空二重壁構造としたが、それらは単壁構造であっ
ても発明の目的を達成することができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば、底壁の各辺にヒンジで
連結されている全ての側壁、すなわち一対の側壁および
他の一対の側壁ともに底壁の上面側に沿って折り畳むこ
とができて、底壁の大きさにコンパクトにまとめること
ができ、収納、保管あるいは運搬などに便利な組立式コ
ンテナが得られる。加えて、各側壁をその下部の補助側
壁部材と上部の側壁部材とで構成するとともに、上記各
補助側壁部材と側壁部材とは、そのいずれか一方の内側
に延出形成した薄板状のヒンジをいずれか他方に固着し
て連結する構成としたことにより、一体成形の場合に底
壁の周囲に大きく広がる態様となる側壁の一部を分離成
形可能にして、成形金型の簡略と成形サイクルの短縮を
図ることができる効果が得られる。
連結されている全ての側壁、すなわち一対の側壁および
他の一対の側壁ともに底壁の上面側に沿って折り畳むこ
とができて、底壁の大きさにコンパクトにまとめること
ができ、収納、保管あるいは運搬などに便利な組立式コ
ンテナが得られる。加えて、各側壁をその下部の補助側
壁部材と上部の側壁部材とで構成するとともに、上記各
補助側壁部材と側壁部材とは、そのいずれか一方の内側
に延出形成した薄板状のヒンジをいずれか他方に固着し
て連結する構成としたことにより、一体成形の場合に底
壁の周囲に大きく広がる態様となる側壁の一部を分離成
形可能にして、成形金型の簡略と成形サイクルの短縮を
図ることができる効果が得られる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る組立式コンテナの
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図２】図１に示す組立式コンテナの折り畳み状態の全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図３】展開状態を示す一部の斜視図である。
【図４】コンテナを組み立てた状態を示す一部の斜視図
である。
である。
【図５】コンテナを組み立てた状態を示す一部の斜視図
である。
である。
【図６】コンテナを折り畳んだ状態を示す一部の斜視図
である。
である。
１ 底壁 ２ａ，２ｂ 一対の側壁 ２ｃ，２ｄ 他の一対の側壁 ３ 補助側壁部材 ４ 側壁部材 ５ ヒンジ ６ ヒンジ ７ ヒンジを固着する突起 ８ 突起 ９ 孔
Claims (3)
- 【請求項１】 底壁の各辺にヒンジによって起倒自在に
連結された側壁を有し、各側壁を起立させて隣接する側
壁を互いに係合してコンテナを構成する組立式コンテナ
において、各側壁は、各々その下部を構成する補助側壁
部材とかつその上部を構成する側壁部材からなり、上記
各補助側壁部材と側壁部材とは、そのいずれか一方の内
側に延出形成した薄板状のヒンジをいずれか他方に固着
して連結されており、上記一対の側壁は、補助側壁部材
と側壁部材とを連結するヒンジにより底壁の上面に接し
て折り畳み可能であるとともに、上記他の一対の側壁
は、補助側壁部材と側壁部材とを連結するヒンジによ
り、底壁の上面に接して折り畳んだ一対の側壁の上面に
接して折り畳み可能に構成されていることを特徴とする
組立式コンテナ。 - 【請求項２】 底壁、側壁を構成する補助側壁部材およ
び側壁部材のうち、少なくとも１つは中空二重壁構造で
あることを特徴とする請求項１記載の組立式コンテナ。 - 【請求項３】 中空二重壁構造とした底壁、側壁を構成
する補助側壁部材および側壁部材の中空部には、ウレタ
ン等の発泡材を充填したことを特徴とする請求項１また
は２記載の組立式コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6432498A JPH11240537A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 組立式コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6432498A JPH11240537A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 組立式コンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240537A true JPH11240537A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=13254955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6432498A Pending JPH11240537A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 組立式コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11240537A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011185442A (ja) * | 2011-06-22 | 2011-09-22 | Kyoraku Co Ltd | 断熱構造部材及びその成形方法 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP6432498A patent/JPH11240537A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011185442A (ja) * | 2011-06-22 | 2011-09-22 | Kyoraku Co Ltd | 断熱構造部材及びその成形方法 |
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