JPH11240438A - 滑止め制御および車輪止め保護示差基準制御装置 - Google Patents

滑止め制御および車輪止め保護示差基準制御装置

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JPH11240438A
JPH11240438A JP10369103A JP36910398A JPH11240438A JP H11240438 A JPH11240438 A JP H11240438A JP 10369103 A JP10369103 A JP 10369103A JP 36910398 A JP36910398 A JP 36910398A JP H11240438 A JPH11240438 A JP H11240438A
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JP
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speed
wheel
estimating
vehicle
slip
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JP10369103A
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English (en)
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John T Murphy
ジョン・ティー・マーフィー
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Goodrich Corp
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BF Goodrich Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/176Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS
    • B60T8/1763Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel slip during vehicle deceleration, e.g. ABS responsive to the coefficient of friction between the wheels and the ground surface
    • B60T8/17636Microprocessor-based systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/175Brake regulation specially adapted to prevent excessive wheel spin during vehicle acceleration, e.g. for traction control

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑止め制御/車輪止め保護示差基準制御装置
を利用して滑止め/車輪止めブレーキ制御を提供するブ
レーキ制御システムの提供。 【解決手段】 該示差基準制御装置は単一の車輪速度セ
ンサーのインプットに基づいて車輪速度と乗物速度の両
方を見積もることができる。車輪速度のノイズ効果を排
除するためには、該示差基準制御装置は二つの同一処理
機能を用いた平行処理を実行することによって該車輪速
度と乗物速度とを見積もる。見積もられた車輪速度と乗
物速度は一方から他方を控除して該スリップ速度を示す
差分アウトプットを提供する。個々の処理は、物理定数
から誘導される独立媒介変数のみが異なる。このよう
に、車輪速度のノイズは両方の処理に導入され、その処
理結果が控除されてスリップ速度が得られたときに無効
とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通常、滑止めおよび
アンチロックブレーキの制御に関するものであり、そし
て更に詳しくは、乗物(例えば、自動車、航空機など)
に滑止め/アンチロックブレーキ制御を与える装置およ
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面摩擦に対するタイヤの様々な研究と
実験データの分析によれば、車輪と道路表面の間の最大
摩擦は、該車輪が乗物の道路表面に対する相対速度より
も僅かに低速な回転速度で走行する際に発生する。車輪
速度と乗物速度の間の差は、一般に「スリップ速度」と
呼ばれている。スリップ率は、スリップ速度を乗物速度
で割ることによって導き出される媒介変数(パラメータ
ー)である。
【0003】滑止め/アンチロックブレーキ制御システ
ムは、長年に亘って広く利用されている。最も単純な意
味で、滑止めブレーキ制御システムは、車輪速度センサ
ー(および車輪の半径)から導き出される乗物の速度
を、二次的なすなわち基準源から通常導き出される乗物
速度とを比較する。もし車輪が過剰に滑動していると判
断された場合、該車輪に加えられているブレーキ圧が解
放され、適切な速度で回転するようになっていくように
なる。
【0004】もちろん、如何なるそのような滑止めシス
テムにおいても明白となる二つの大きな問題が存在す
る。一つ目は滑動の適量を定めることに関する。二つ目
は基準速度をどこから得るか定めることに関する。滑動
の適量は、頻繁に議論はされるが滅多に測定されること
はない「μスリップ曲線」を用いて説明される。図1に
示されるように、通常そのような曲線は、鉛直軸上の車
輪と走行表面との間の摩擦係数μおよび水平軸上のスリ
ップ率とによって表される。スリップ率が0のとき車輪
の滑動は無く、スリップ率が1のとき車輪は完全にロッ
クされているということを表している。
【0005】概して、該スリップ率はブレーキシステム
におけるブレーキ圧を増加すると増加する。しかしなが
ら、摩擦が最大に向かって急激に増加し、やがてスリッ
プ率が増加するにつれて減少し始めることは注目される
べきである。これにより、最大摩擦を維持しそして最適
な乗物停止距離を供給しようとする際に、滑止め/アン
チロックブレーキ制御の一部として制御反転問題が発生
する。さらに、横方向の乗物制御がスリップ率に反比例
することも分かっている。従って、ブレーキ制御をμス
リップ曲線上の最高点よりも僅かに低い位置に維持する
ことが好ましい。車輪の過剰な摩耗を避けるためのμス
リップ曲線上における望ましい操作位置というのは、通
常、該曲線の最高点の僅かに左側となる。
【0006】スリップ速度を求めようとする際、つまり
適量な滑動を求めようとする際に度々発生する問題と
は、車輪速度を測定する際に起こる過剰なノイズであ
る。そのようなノイズは、例えば車輪速度センサーによ
る量子化効果、車輪の直径の変化(動的および摩耗の両
方に関連して)、或いは該車輪と速度センサーに取り付
けられている機械部品の動作によって発生する。
【0007】該スリップ率を求めるために乗物/基準速
度を得ることに関して、該基準速度の正確な見積もりを
提供するために、様々な加速度計およびセンサーに頼る
ことが度々必要となる。これにより、ブレーキ制御回路
部品に課される演算負荷が増加する。さらに、正確且つ
信頼できるセンサーの供給に関連する費用が急速に増加
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】既存の滑止め/アンチ
ロックブレーキ制御システムに関連する前述の欠点の観
点から、車輪速度の測定の際に発生する可能性のあるノ
イズに対して既存のシステムよりも実質的に低感度のシ
ステムが当該技術分野において強く望まれている。さら
に、複数のセンサーを必要とせず、しかも車輪速度を測
定する単一のセンサーにのみ基づいて操作できるシステ
ムが強く望まれている。さらに、ブレーキ制御システム
の演算処理装置に膨大な演算負荷を掛けないシステムが
強く望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のブレーキ制御シ
ステムは、滑止めおよびアンチブレーキ制御を提供する
ために、滑止め制御/車輪止め示差基準制御装置と呼ば
れるものを使用する。該示差基準制御装置は、単一の車
輪速度センサーからのインプットに基づいて車輪速度と
乗物速度の両方を見積もることができる。
【0010】車輪速度のノイズ効果を大幅に削減するた
めに、該示差基準制御装置は二つの同一処理機能を用い
た平行処理を実行することによって該車輪速度と乗物速
度を見積る。見積もられた車輪速度と乗物速度は一方か
ら他方を控除してスリップ速度を示す差分アウトプット
を提供する。個々の処理は、物理定数から誘導される独
立媒介変数のみが異なる。このように、車輪速度のノイ
ズは両方の処理に導入され、その処理結果が控除されて
スリップ速度が得られたときに無効とされる。
【0011】単一の車輪速度センサーのみを必要とする
ことに加えて、本発明はブレーキシステムを制御する単
一または複数の演算処理装置に膨大な演算負荷を掛けな
いようにする。僅か一つのインプットセンサーに基づい
て実行される該同一処理機能は、高速度且つ少数の操作
のみで演算を行う。
【0012】典型的な実施態様では、望ましいスリップ
速度もしくはμスリップ曲線上での望ましい操作点を維
持するために高速積分器と低速積分器の両方を利用す
る。該高速積分器は利得およびブレーキアクチュエータ
ーアセンブリーの応答よりも速いスルーレート(sle
w rate)を有するように設計されている。該低速
積分器は、利得とブレーキアクチュエーターの応答より
も遅いスルーレート制限に通常設定されている。乾いた
表面上で操作すると、通常低速積分器のみが作動する。
しかしながら、もしブレーキ表面の摩擦係数が低かった
場合には、該高速積分器が複合アウトプットを増加させ
始める。該ブレーキアクチュエーターの性能を制限する
二つの積分器の使用によって該制御装置の様々なアクチ
ュエーターの特徴に対する感度が低くなる。車輪の滑動
が発生する場合には、滑り保護ループが一瞬だけブレー
キを解放し、該システムをリセットし、そして徐々に再
度ブレーキを掛けていく。
【0013】本発明の第一の局面に従えば、乗物の車輪
に掛かるブレーキ力を制御するためのシステムが提供さ
れる。該システムには、該車輪に掛けられる望ましい量
のブレーキ力を示すブレーキ力命令を受け取るためのイ
ンプット、およびブレーキ力のアウトプット命令に基づ
いて該車輪にブレーキ力を与えるブレーキアクチュエー
ターおよびアセンブリーに該アウトプット命令を与える
ためのアウトプット;操作的に車輪と連結されており、
該車輪の速度を測定するためのそして測定された車輪速
度を示すアウトプット信号を提供するための車輪速度セ
ンサー;並びに、該車輪速度センサーの該アウトプット
信号に基づいて車輪速度を見積もるための手段、該車輪
速度センサーの該アウトプット信号に基づいて乗物速度
を見積もるための手段、見積もられた乗物速度と見積も
られた車輪速度の差を計算してスリップ速度を見積もる
ための手段、および見積もられたスリップ速度に基づい
てブレーキ制御装置によって車輪に掛かるブレーキ力を
調整するための手段から成る示差基準制御装置、が包含
される。
【0014】本発明のもう一つの局面に従えば、車輪と
連結されている車輪速度センサーによって提供されるア
ウトプット信号に基づいて乗物の車輪のブレーキ操作を
制御するための示差基準制御装置が提供される。該制御
装置には、該車輪速度センサーのアウトプット信号に基
づいて車輪速度を見積もるための手段; 該車輪速度セ
ンサーのアウトプット信号に基づいて乗物速度を見積も
るための手段; 見積もられた乗物速度と見積もられた
車輪速度の差を計算してスリップ速度を見積もるための
手段; および、見積もられたスリップ速度に基づいて
車輪に掛かるブレーキ力を調節するための制御信号を提
供するためのアウトプット手段、が包含される。
【0015】本発明の更にもう一つの局面によれば、乗
物の車輪に掛かるブレーキ力を制御するための方法が提
供される。該方法は、車輪に掛けられるブレーキ力の望
ましい量を示すブレーキ力命令を受け取りそしてブレー
キ力のアウトプット命令に基づいて該車輪にブレーキ力
を与えるブレーキアクチュエーターおよびアセンブリー
に該ブレーキ力アウトプット命令を提供する工程;該車
輪の速度を測定しそしてその測定された車輪速度を示す
アウトプット信号を提供する工程;該車輪速度センサー
のアウトプット信号に基づいて車輪速度を見積もる工
程;該車輪速度センサーのアウトプット信号に基づいて
乗物速度を見積もる工程;見積もられた乗物速度と見積
もられた車輪速度の差分を計算してスリップ速度を見積
もる工程;および、見積もられたスリップ速度に基づい
て該車輪に掛かるブレーキ力を調節する工程から成る。
【0016】前述したおよび関連する目的の達成のため
に、本発明は以下に詳細に説明されそして特に請求項に
おいて指摘される特徴から成る。以下の説明と添付図面
は、本発明のある例示的な実施態様を詳細に説明してい
る。しかしながら、これらの実施態様は本発明の原理が
適用される様々な方法のほんの一部のみを示しているに
過ぎない。本発明の他の目的、利点および新規な特徴
は、図面と照らし合わせて考慮された際に、本発明の以
下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【0017】
【発明の好ましい実施態様】本発明は以下に図面を参照
しながら説明され、該図面中同様の参照番号は全図面を
通じて同様の要素を参照するのに用いられる。
【0018】まず初めに図2を参照すると、本発明に従
って航空機において用いられる如きブレーキ制御システ
ムが一般的に20で示されている。航空機におけるブレ
ーキ制御は通常機能的モジュール性のため対となった車
輪構造である。例えば、もし該航空機がその左側に二車
輪、右側に二車輪を有する場合、外側の二車輪が対とな
り、内側の二車輪が対となる。対となる二車輪間では右
車輪制御と左車輪制御とが存在する。左車輪制御機能お
よび右車輪制御機能は、固定された車輪保護のためを除
いて、連結はされていない。従って、基本構成は左側或
いは右側のどちらかでありうる単一の車輪の制御から成
る。ここで用いられるように、用語「車輪」は車輪とタ
イヤとを包括して参照する意図であることが理解される
であろう。
【0019】簡潔にするため、図2に示されるが如きブ
レーキ制御システム20は、(右側か左側に位置する)
単一の車輪のブレーキ制御を提供するための基本構成を
表している。しかしながら、他の車輪の制御は対応する
システム20を介して或いは同じ発明原理を取り入れた
単独のシステムにおいて提供されることは理解されるで
あろう。さらに、本発明の好ましい実施態様は航空機に
関連するブレーキ制御を提供する。それにも関わらず、
本発明による示差基準滑止め制御を用いたブレーキ制御
システムは実質的に如何なる乗物に対しても有用であ
り、必ずしも航空機のブレーキ制御に限定されるわけで
はない。
【0020】システム20は、操縦者にブレーキ制御を
提供するためのパイロット用ブレーキ装置22を包含す
る。加えて、システム20は従来のブレーキ制御装置2
4を包含する。制御装置24はシステム20内に包含さ
れるブレーキアクチュエーター26に制御信号Toutput
を提供するように設計されている。ブレーキアクチュエ
ーター26はブレーキアセンブリー28内のブレーキ素
材(図示されていない)に圧力を掛けるためのものであ
れば慣用の如何なる種類のアクチュエーター(例えば、
液圧式、空気圧式または電気機械式)でもよい。ブレー
キアセンブリー28は、従来通り、車輪30にブレーキ
トルクまたはブレーキ力を加えることによって車輪30
にブレーキ作用を供給する。車輪30は、従来の構造
(図示されていない)を介して航空機(或いは他の乗
物)と連結されている。
【0021】更に、システム20は車輪30の速度を測
定する車輪速度センサー32をさらに包含する。該車輪
の速度は、公知のように、その半径で増幅される該車輪
の測定された角速度に基づいて線車輪速度を提供する。
車輪速度センサー32は、車輪30の測定速度を示すア
ウトプット信号Vwheelを供給するものであれば慣用の
如何なるセンサー(例えば、光学式エンコーダーに基づ
いたもの等)でもよい。
【0022】信号Vwheelはシステム20に包含される
滑止め/車輪止め示差基準制御装置34へのインプット
である。以下に詳細に紹介されるように、制御装置34
は車輪速度センサー32からの測定された車輪速度V
wheelに基づいて車輪速度と乗物速度の両方を見積も
る。制御装置34は次に、見積もられた車輪速度と乗物
速度との差を計算し、スリップ速度を見積もる。この見
積もられたスリップ速度に基づいて、制御装置34は、
該見積もられたスリップ速度に依存して0から1の間で
変化する値をとる複合制御信号“K”を提供する。制御
信号Kとは、ブレーキ制御信号ToutputをKの値で乗じ
る乗算器36へ制御装置34から送られるアウトプット
である。得られる変更されたブレーキ制御信号
output’は乗算器36からブレーキアクチュエーター
26へのアウトプットである。その結果、ブレーキアク
チュエーター26は変更されたブレーキ制御信号T
output’に基づいて車輪30にブレーキ力を与える。
【0023】もし見積もられたスリップ速度が、最適な
ブレーキのための規定の望ましいスリップ速度を超えよ
うとし始めた場合、制御装置34からのアウトプットK
の値は1から0へと変化し始め、アクチュエーター26
によって掛けられるブレーキ力の量を減じる。見積もら
れたスリップ速度が(例えばアイスパッチ等の結果とし
て)予め規定の最大スリップ速度を最終的に超える場合
には、制御装置34からのアウトプットKの値は0にな
る。これによって該アクチュエーターによって掛けられ
るブレーキ力が効果的に解放される。該ブレーキ力は、
制御装置34が望ましい最適なスリップ速度でブレーキ
を供給するために再度該スリップ速度を見積もろうする
直前まで0のままである。
【0024】制御装置34はブレーキ制御装置24から
ENABLE信号を受け取り、ブレーキ動作(例えばパ
イロットブレーキ装置22の作動)中に作動する。従っ
て、制御装置34は非ブレーキ動作中には無効化されう
る。
【0025】システム20の操作を大まかに説明する
と、パイロットブレーキ装置22はペダルもしくはそれ
と同等なものを包含している。ブレーキ動作中に、航空
機のパイロットは該ペダル(若しくはそれと同等なも
の)を押してパイロットブレーキ装置12を作動させ
る。該ペダルの押下げは、制御装置24に供給される電
気信号(ブレーキトルク命令信号Tc)へと変換され
る。該命令信号Tcの値は該ペダルの押下げの度合いを
示し、そして従来のようにパイロットにより要求される
ブレーキ力の量に関連する。制御装置24は命令信号T
cを受け取り、該命令信号Tcに関連するブレーキ制御信
号Toutputをアウトプットする。同時に、制御装置24
はENABLE信号を介して示差制御装置34を有効化
する。
【0026】図3は本発明の例示的な実施態様に準ずる
示差制御装置34の詳細なブロック図である。制御装置
34は、図4に関連して更に詳しく説明される乗物媒介
変数見積ブロック50を包含する。乗物媒介変数見積ブ
ロック50は、車輪速度センサー32によって供給され
る測定された車輪速度信号Vwheelと、通常ブロック5
0を有効化する役割を果たす制御装置24からのENA
BLE信号をインプットとして受け取る。さらに、乗物
媒介変数見積ブロック50は、制御装置34に包含され
る線制御ブロック52から送り返される速度制限変更
(RLM)信号も受け取る。
【0027】以下に更に詳しく説明されるように、乗物
媒介変数見積ブロック50は車輪速度センサー32のア
ウトプットに基づいて車輪速度と乗物速度を見積もる。
引き続いて、乗物媒介変数見積ブロック50は見積もら
れたスリップ速度を計算し、そして該見積もられたスリ
ップ速度に基づいて三つの異なるエラー信号を設定す
る。該エラー信号には低速制御信号(SCS)と高速制
御信号(FCS)とが包含され、それぞれが線制御ブロ
ック52に対するアウトプットである。三つ目のエラー
信号、車輪止め解放制御信号(WLR)とは制御装置3
4に包含される滑り保護ブロック54に対するアウトプ
ットである。乗物媒介変数見積ブロック50は、ENA
BLE信号が掛けられたときそして全ブレーキ動作を通
じて、SCS、FCSおよびWLR信号のそれぞれの値
を更新且つ維持する。RESET命令(例えば以下に更
に詳しく説明されるようなRESET=1)が滑り保護
ブロック54から乗物媒介変数見積ブロック50へと送
られた場合には、ブレーキアセンンブリー28が瞬間的
に解放され、再度見積もりが計算され、そして処理が続
行される。
【0028】線制御ブロック52はSCSおよびFCS
エラー信号を受け取り、そして0から1の範囲の値をと
る制御信号k1をアウトプットする。k1の特定の値
は、SCSおよびFCSより求められるように、見積も
られたスリップ速度が最適なブレーキに対する望ましい
スリップ速度にどのくらい近いかということに依存して
いる。滑り保護ブロック54は、見積もられたスリップ
速度がWLR信号に基づいて定められる如き予め規定の
最大可能スリップ速度を超えているかどうかということ
に依存して、0か1のどちらかである制御信号k2をア
ウトプットする。線制御ブロック52および滑り保護ブ
ロック54の操作に関する詳細は、それぞれ図7と図8
に関連して以下に説明される。制御信号k1およびk2
は、それぞれ複合制御信号kの値を計算し(ここでkは
k1k2に等しい)、乗算器56へとインプットされ
る。
【0029】図4は乗物媒介変数見積ブロック50を詳
細に図解している。乗物媒介変数見積ブロック50は乗
物速度見積ブロック60と車輪速度見積ブロック62を
包含する。図5に関連して以下に詳しく説明されるよう
に、車輪速度見積ブロック62は、車輪速度センサー3
2からのインプットであるVwheel信号に基づく見積も
られたVwestをアウトプットとして提供する。乗物速度
見積ブロック60は図6に関連して以下に詳しく説明さ
れ、そして同じVwheel信号に基づく見積もられた乗物
速度Vvestをアウトプットする役割を果たす。概して、
乗物速度見積ブロック60はVwheel信号に対して車輪
速度見積ブロック62と同じ処理機能を実質的に採用す
る。ブロック60と62それぞれにおける処理機能は平
行して実行される。従って、加算器64が見積もられた
車輪速度Vwestの負の値を見積もられた乗物速度Vvest
へと加算して見積もられたスリップ速度Sestを計算す
る時には、各処理機能に導入される車輪速度のノイズは
無効化される。
【0030】見積もられた乗物速度Vvestは、乗物媒介
変数見積ブロック50内に包含される積算器66、67
および68のそれぞれにインプットされる。ブロック5
0内にさらに包含されるのは制御装置34に関連する予
め規定の定数を記憶しておくためのレジスター70であ
る。更に詳しくは、レジスター70は、その内部に望ま
しいスリップ率、高スリップ率、および最大スリップ率
の既定値を表す定数を記録している。ここでスリップ率
とは(乗物速度−車輪速度)/乗物速度で規定される。
この例示的な実施態様において、望ましいスリップ率、
高スリップ率および最大スリップ率の値とは、典型的に
は、それぞれ0.12、0.16、および0.24であ
る。望ましいスリップ率は最適なブレーキを提供するた
めに予め規定されるスリップを表す。高スリップ率は十
分なブレーキがまだ得られる予め規定のスリップ率を表
す。最大スリップ率は横方向の乗物制御を維持する予め
規定の最大スリップ率を表す。
【0031】最大スリップ率、高スリップ率および望ま
しいスリップ率の値は積算器66、67および68のそ
れぞれにインプットされ、見積もられた乗物速度Vvest
によって乗じられる。それゆえに、積算器66、67お
よび68はそれぞれ、最大スリップ速度Smax、高スリ
ップ速度Shigh、および望ましいスリップ速度Sdesir
edをアウトプットする。ここでスリップ速度は(乗物速
度−車輪速度)によって与えられる。スリップ速度S
max、ShighおよびSdesired(Smax>Shigh>Sd
esired)は、それぞれ加算器72、73および74にイ
ンプットされる。同時に、加算器64からアウトプット
された見積もられたスリップ速度Sestを加算器72、
73および74のそれぞれの負のインプットに供給す
る。加算器72、73および74は、見積もられたスリ
ップ速度Sestを各スリップ速度Smax、Shi ghおよびS
desiredから引いて、エラー信号WLR、FCSおよび
SCSをアウトプットする。ここで: WLR = Smax−Sest FCS = Shigh−Sest SCS = Sdesired−Sest である。
【0032】その結果、もし見積もられたスリップ速度
estがスリップ速度Smaxよりも大きい場合、WLRは
負の値となる。もし見積もられたスリップ速度Sest
スリップ速度Smaxよりも小さい場合、WLRは正の値
となる。同様に、スリップ速度Sestがスリップ速度S
highよりも大きい場合、FCSは負の値となり、スリッ
プ速度Sestがスリップ速度Shighよりも小さい場合、
FCSは正の値となる。最後に、Sestがスリップ速度
desiredよりも大きい場合、SCSは負の値となり、
estがスリップ速度Sdesiredよりも小さい場合、SC
Sは正の値となる。
【0033】図5および図6を簡単に参照すると、車輪
速度見積ブロック62と乗物速度見積ブロック60がそ
れぞれ詳しく示されている。ブロック60と62はそれ
ぞれ速度制限器でできている。図5に示されるように、
車輪速度見積ブロック62は測定された車輪速度V
wheelをインプットとして受け取る。特に、車輪速度V
whe elは加算器80にインプットされる。加算器80
は、測定された車輪速度Vwhee lを前のサンプル期間か
らの見積もられた車輪速度Vwestと比較する。この二つ
の車輪速度の差は、加算器80から制限器82へとアウ
トプットされるエラー信号を表す。制限器82は、−Y
からYの範囲に該エラー信号を制限する。Yは、一つの
サンプル期間中に車輪が受ける速度における予め規定の
最大変化率を表す。Yは、公知の技術を用いて、車輪と
タイヤの質量、および質量慣性モーメントに基づいて計
算されてもよい。
【0034】制限器82からアウトプットされる制限さ
れたエラー信号は加算器84へとインプットされ、前の
サンプル期間からの見積もられた車輪速度Vwestに加算
され、現在見積もられた車輪速度Vwestを提供する。遅
延ブロック86は見積もられた車輪速度Vwestをインプ
ットとして受け取り、前の値を加算器80および84へ
とアウトプットする。従って、車輪速度見積ブロック6
2は、測定された車輪速度Vwheelに基づいて見積もら
れた車輪速度Vwestを提供する。ブロック62が、RE
SET信号が作動している場合(例えばRESET=
1)に加算器84のアウトプットから見積もられた車輪
速度Vwestを選択的に結合を解消するスイッチ90を包
含することに注目されたい。その期間中、測定された車
輪速度Vwh eelは見積もられた車輪速度Vwestとして直
接提供される。リセット期間は積分器ブロック86のア
ウトプットが、測定された車輪速度に収束できるほど十
分に長い(例えば、サンプル速度を約1KHzとして約
1000分の一秒)。
【0035】図6を簡単に参照すると、乗物速度見積ブ
ロック60は基本的に車輪速度見積ブロック62と同じ
構造を有することが分かる。更に詳しくは、乗物速度見
積ブロック60は、加算器80、制限器82、加算器8
4、積分器ブロック86、およびリセットスイッチ90
を包含する。従って、ブロック60と62の違いとは以
下に述べることだけである。第一の違いは、ブロック6
0における制限器82のための制限がXおよび−Xであ
る。ここでXは乗物が通常のブレーキ条件(例えば、乾
いた路面上でのブレーキ)下において1つのサンプル期
間中に受ける予め規定の最大変化率を表している。例え
ば、乗物(例えば航空機)が加速または減速できる最大
速度を0.6gと予め規定することができる。公知のよ
うに、Xの値は第一に乗物の全質量に影響される。加算
器84のアウトプットは見積もられた乗物速度Vvest
表す。
【0036】乗物速度見積ブロック60における制限器
82には、ブレーキ操作中にXの値の変更を準備する速
度制限変更(RLM)信号インプットも包含される。図
7に関連して以下に説明されるように、線制御ブロック
52は、乗物速度見積ブロック60へとインプットされ
てXの値を変更するRLM信号を供給する。もし線制御
ブロック52が、例えば湿った或いは凍った路面条件の
ためにブレーキを望ましいスリップ速度Sdesired辺り
に維持できなくなった場合には、制限器82のXの値は
RLMの値に基づいて減じられる。例えば、Xの値は初
期値に設定され、そしてRLM信号が0ではない各サン
プル上で制限器82によって減じられる。同様に、Xの
値はRLM信号が0の各サンプル上で制限器82によっ
て増加される。例示的な実施態様において、Xの値は初
期値として0.018(1KHzのサンプル速度におい
て0.6g)に設定される。RLM信号が0から(以下
に説明されるが如き)Mまで増加するにつれて、RLM
信号の大きさが0でなくなると、Xの値が0.017、
0.016、0.015のように次第に減少していく。R
LM信号が0のときXの値はその初期値に向かって次第
に増加される。維持可能な操作点に達したとき、Xの値
はその初期値へと効果的に引き戻される。このようにし
て、示差制御装置34は、ブレーキを望ましいスリップ
速度Sdesire dで維持できる操作点を効果的に捜し出
す。
【0037】別の実施態様では、乗物の加速度を測定す
るために包含される加速度計(図示されていない)が、
Xの値を変更するための手段を提供する。更に詳しく
は、測定された加速度はRLM信号の代わりにXの値に
影響するように用いられる。若しくは、測定された加速
度は制限器82においてXの代わりに使用できる。
【0038】乗物の縦揺れ/横揺れ効果を取り除くため
に、三軸加速度計が使用できる。ブレーキによる減速度
は、(ブレーキ面が水平だと仮定して)重力の加速度か
ら90度のベクトルとして見ることができる。(各軸か
らの)三つすべての加速度ベクトルの大きさを測定し、
該加速度の絶対的な大きさを計算することによって、重
力を含む、全加速度を表すベクトルが形成される。乗物
の減速度は、全加速度の二乗から重力加速度の二乗を引
いた値の平方根を採ることによって計算できる。非水平
なブレーキ面に対しては補正率を加えてもよい。このよ
うにして得られた乗物の減速度は、制限器82における
Xの値を変更若しくは差し替えるのに用いることができ
る。
【0039】ブレーキ動作にとって、制限器82の負の
速度制限だけが必要であるということはできるが、本発
明はインプットの周りに配置された二つの等間隔に離れ
た速度制限を用いる。信号内に存在するノイズは、ガウ
スである幾つかの成分と強い単一周波数含有率を有する
幾つかの成分を有する。ガウスノイズは、有意数のサン
プルに対して正の偏差と負の偏差を同数有する。該信号
における端一端速度制限を用いるとバイアシング(bi
asing)エラーを起こす可能性があり、望ましくな
い。
【0040】図7は、線制御ブロック52を詳細に図示
している。図示されるように、FCS信号はブロック5
2内に包含される高速積分器100にインプットされ
る。SCS信号は低速積分器102中にインプットされ
る。制御信号FCSとSCSは、それぞれ正の要素と負
の要素とに分けられ、且つ各要素の大きさは制限されて
いる。個別利得が各構成要素に与えられる。特に、FC
S信号は正制限器104と負制限器106へとインプッ
トされる。正制限器104のアウトプットは0からLp
の範囲に限定されており、そして正要素利得増幅器10
8へとインプットされる。負制限器106のアウトプッ
トは0から−Lnの範囲に限定されており、そして示さ
れるように負要素利得増幅器110へとインプットされ
る。
【0041】同様に、SCS信号は正制限器114と負
制限器116へとインプットされる。正制限器114の
アウトプットは0からLpの範囲に限定されており、そ
して正要素利得増幅器118へとインプットされる。負
制限器116のアウトプットは0から−Lnの範囲に限
定されており、そして示されるように負要素利得増幅器
120へとインプットされる。
【0042】増幅器108と110のアウトプットは加
算器130によって足し合わされる。加算器130のア
ウトプットは、高速積分器100内に包含される限定積
分器134の一部を形成する別の加算器132へとイン
プットされる。加算器134のアウトプットは、該加算
器134のアウトプットを−Mから0の範囲に限定する
制限器136へとインプットされる。制限器136のア
ウトプットは制限器ブロック138を介して加算器13
2のもう一方のインプットへと返される。
【0043】制限器136のアウトプットは、上記に説
明されるように乗物媒介変数見積ブロック50へと返さ
れるRLM信号を表す。更に、制限器136のアウトプ
ットは、高速積分器100のアウトプットと低速積分器
102のアウトプットとを足し合わせる役目をする加算
器140へとインプットされる。理解されるように、F
CS信号が正である間、制限器136のアウトプットは
0に傾く。FCS信号が負になると、制限器136のア
ウトプットは−Mに傾く。従って、高速積分器100の
アウトプットは、(前述のように見積もられたスリップ
速度と望ましいスリップ速度との比較に基づいた)FC
S信号の値に依って−Mと0の間を変化する傾向があ
る。
【0044】低速積分器102に関しては、増幅器11
8と120のアウトプットは加算器150によって足し
合わされる。加算器150のアウトプットは、低速積分
器102内に包含される限定積分器154の一部を形成
する別の加算器152へとインプットされる。加算器1
54のアウトプットは、該加算器154のアウトプット
を−Nから0の範囲に限定する制限器156へとインプ
ットされる。制限器156のアウトプットは制限器ブロ
ック158を介して加算器152のもう一方のインプッ
トへと返される。制限器156のアウトプットも加算器
140へとインプットされる。理解されるように、SC
S信号が正である間、制限器156のアウトプットは0
に傾く。SCS信号が負になると、制限器156のアウ
トプットは−Nに傾く。従って、高速積分器100のア
ウトプットは、(前述のように見積もられたスリップ速
度と望ましいスリップ速度との比較に基づいた)SCS
信号の値に依って−Nと0の間を変化する傾向がある。
【0045】加算器140はまた、高速積分器100と
低速積分器102からのアウトプットと一緒に加算され
る「1」の値もインプットとして受け取る。加算器14
0のアウトプットは、線制御ブロック52からのアウト
プットk1を表す。
【0046】理解されるように、制限器104、10
6、114および116の大きさ制限LpとLnの組み
合わせ、および各増幅器108、110、118および
120の利得は、高速および低速積分器における制御信
号FCSとSCSの各成分のスルーレート制限を規定す
る。限定積分器134と154は複合出力信号k1内の
特定の要素の影響力を規定する。
【0047】通常高速積分器100は、好ましくは利得
とブレーキアクチュエーター26(図2)の応答よりも
速いスルーレート制限を有するように構成されている。
しかしながら、高速積分器100はまた、そのアウトプ
ットを小さい数値(M)に制限することによって、より
少ない影響力を有するように設定される。低速積分器1
02は通常、利得とブレーキアクチュエーター26の反
応よりも遅いスルーレート制限を有するように設定され
ている。それは、N(N>M)で定められるように複合
出力信号k1内において最大影響力を有する。アクチュ
エーター26の応答性能を制限する二つの積分器100
と102を使用することによって、本発明の様々なアク
チュエーターの特徴に対する感度が低下する。
【0048】出力条件の全範囲に関する制御として、M
+N=1、若しくは該範囲の100%が考慮される。従
って、複合出力信号k1は0と1の間を変化してもよ
い。乾いた路面で操作する場合、低速積分器102のみ
が通常作動する。ブレーキ面が(例えば凍った或いは濡
れた条件のために)低い摩擦係数を有するとき、高速積
分器100が複合出力信号k1を増加し始める。更に、
上記で説明されたように、高速積分器100の出力はR
LM信号として乗物媒介変数見積ブロック50へと返さ
れる。
【0049】別の実施態様では、ブレーキ動作中に高速
積分器100と低速積分器102の影響力を変えること
が有用である場合がある。高速積分器100は通常低速
度において必要とする影響力は低くなる。測定された車
輪速度Vwheelに比例して制限器136においてMを減
少させ、制限器156においてNを増加させる線制御ブ
ロック52に、制限変更器を追加することができる。し
かしながら、制御装置の影響力を変化させている間、M
+N=1の関係は維持されるべきである。
【0050】図8を参照すると、例示的な実施態様に従
って滑り保護ブロック54によって実行される処理を表
すフローチャートが提供されている。制御装置34が初
期化されるときに、滑り保護ブロック54は、工程16
0において示されるようにその出力信号k2を1に設定
する。更に工程160において、滑り保護ブロック54
はその出力信号RESETを0に設定する。次に、工程
162において滑り保護ブロック54は、WLR信号が
乗物媒介変数見積ブロック50からインプットされたと
きにすでに負の値になっているかどうかを測定する。も
しそうでない場合、見積もられたスリップ速度Sest
最大速度Smaxよりも大きくはないということを示して
おり、滑り保護ブロック54は工程162を介して繰り
返す。
【0051】もしWLR信号が工程162で測定された
際に負の値であった場合、該処理は、上記で説明された
ように、滑り保護ブロック54が所定の時間内だけ出力
信号k2の値を0に設定しRESET信号の値を1に設
定する工程164へと進む。その後、滑り保護ブロック
54は、出力信号k2の値を徐々に0から1へと移し替
えていく工程166へと進む。さらに、RESET信号
は0に設定し直される。その後、操作は示されるように
工程162へと戻る。工程164においてk2の値を0
に設定することによって、滑り保護ブロック54は増幅
器56(図3)によってアウトプットされる複合制御信
号kを0にする。従って、ブレーキアクチュエーター2
6へのアウトプットToutput’は0となり、工程164
において設けられる期間中ブレーキを解放する。工程1
64において1に設定されるRESET信号によって、
上記に説明されるように乗物媒介変数見積ブロック50
はそれ自身をリセットする。RESET信号が0に再設
定された状態のまま工程166においてk2の値が徐々
に増加していくに連れて、理解されるようにアクチュエ
ーター26は再起動される。
【0052】滑り保護ブロック54はマイクロプロセッ
サのソフトウェア制御を介して実行されてもよく、或い
は複数の別個の要素を用いて実行されてもよい。当業者
らは以下に提供される説明に基づいてこのような実行要
素を作り出すことができる。
【0053】上記に説明される実施態様において、線制
御ブロック52からのアウトプットk1および滑り保護
ブロック54からのアウトプットk2は0から1までの
範囲である。これらのアウトプットk1およびk2は乗
じられて、0から1までの範囲にある複合制御信号を形
成する。制御装置34がブレーキ命令Toutputに対する
アクセス権を有するブレーキ制御アプリケーションにお
いて、複合信号kはブレーキ命令Toutputによって乗じ
られて変更されたToutput’を生じる。ブレーキ命令が
利用できない純粋な滑止めアプリケーションにおいて、
複合信号kが滑止めバルブ(図示されていない)を制御
するのに利用されてもよい。そのような場合、複合信号
kは該滑止めバルブを運転するためのバルブアクチュエ
ーターユニットの電気的特性に合うように調整しなけれ
ばならない。
【0054】本発明に従う示差基準制御装置34は、車
輪速度だけが該制御装置が利用できる情報源である場合
の使用に特に適している。上記に示されるように、加速
度計を利用するというオプションも提示されている。
【0055】上記に示される示差制御装置34は、まず
第一に、理解を奨めるために線制御装置等を包含する複
数の別個の要素から成る。しかしながら、ここで説明さ
れる処理の大部分は、プログラムされたマイクロコント
ローラー、マイクロプロセッサー、デジタルシグナルプ
ロセッサー等を介して実行できることは理解されるであ
ろう。従って、理解されるように、本発明はある特定の
構造に制限されることを意図していない。
【0056】本発明を幾つかの好ましい実施態様に関連
して説明してきたが、同等または変更されたものを本明
細書を読解した際に当業者が思い付くであろうことは明
らかである。例えば、例示的な実施態様では、対応点に
おける初期段階に寄与するように構成されている高速積
分器と低速積分器が利用されている。しかしながら、理
解されるように更に柔軟性を与えるために積分器ループ
を追加利用してもよい。本発明はそのような同等または
変更したもののすべてを包含し、そして以下の請求項の
範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】当該技術分野に周知であるが如き典型的なμス
リップ曲線である。
【図2】本発明による滑止め/車輪止め示差基準制御装
置を包含するブレーキ制御システムのブロック図であ
る。
【図3】本発明による該示差基準制御装置の詳細なブロ
ック図である。
【図4】本発明による乗物媒介変数見積ブロックの詳細
な概略図である。
【図5】本発明による車輪速度見積ブロックの詳細な概
略図である。
【図6】本発明による乗物速度見積ブロックの詳細な概
略図である。
【図7】本発明による線制御処理ブロックの詳細な概略
図である。
【図8】本発明による滑り保護ブロックの操作を表すフ
ローチャートである。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に掛けられる望ましい量のブレーキ
    力を示すブレーキ力命令を受け取るためのインプット、
    およびブレーキ力のアウトプット命令に基づいて該車輪
    にブレーキ力を与えるブレーキアクチュエーターおよび
    アセンブリーに該ブレーキ力アウトプット命令を与える
    ためのアウトプットを備えたブレーキ制御機;操作的に
    車輪と連結されており、該車輪の速度を測定しそして測
    定された車輪速度を示すアウトプット信号を提供するた
    めの車輪速度センサー;並びに、該車輪速度センサーの
    該アウトプット信号に基づいて車輪速度を見積もるため
    の手段、該車輪速度センサーの該アウトプット信号に基
    づいて乗物速度を見積もるための手段、見積もられた乗
    物速度と見積もられた車輪速度の差を計算して見積もら
    れたスリップ速度を得るための手段、および見積もられ
    たスリップ速度に基づいてブレーキ制御装置によって車
    輪に掛かるブレーキ力を調節するための手段から成る示
    差基準制御装置、からなる乗物の車輪に掛かるブレーキ
    力を制御するためのシステム。
  2. 【請求項2】 車輪速度を見積もるための手段と乗物速
    度を見積もるための手段は実質的に同一の処理機能を実
    行し、そして差を計算する該手段は、無効化されたアウ
    トプット信号を介して車輪速度を見積もるための手段と
    乗物速度を見積もるための手段とに導入される車輪速度
    のノイズを結果として生じる、請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 車輪速度を見積もるための手段と乗物速
    度を見積もるための手段のそれぞれが速度制限器を包含
    する、請求項1のシステム。
  4. 【請求項4】 車輪速度を見積もるための手段に包含さ
    れる速度制限器が、サンプル期間中に該車輪速度におい
    て発生し得る所定の最大速度変化率に基づいて予め規定
    の車輪速度制限を有する制限器を包含する、請求項3の
    システム。
  5. 【請求項5】 乗物速度を見積もるための手段に包含さ
    れる速度制限器が、サンプル期間中に該乗物速度におい
    て発生し得る所定の最大速度変化率に基づいて予め規定
    の乗物速度制限を有する制限器を包含する、請求項3の
    システム。
  6. 【請求項6】 予め規定された乗物速度制限が該スリッ
    プ速度に基づいて変更される、請求項5のシステム。
  7. 【請求項7】 ブレーキ力を調節するための手段は見積
    もられたスリップ速度をインプットとして受け取る複数
    の制御ループから成り、該制御ループのそれぞれが予め
    規定の望ましいスリップ速度において操作を提供する異
    なるスルーレートを有する、請求項1のシステム。
  8. 【請求項8】 ブレーキ力のアウトプット命令を変更す
    る際の複数の制御ループのそれぞれの寄与は見積もられ
    たスリップ速度の関数として変化する、請求項7のシス
    テム。
  9. 【請求項9】 車輪速度センサーのアウトプット信号に
    基づいて車輪速度を見積もるための手段;該車輪速度セ
    ンサーのアウトプット信号に基づいて乗物速度を見積も
    るための手段;見積もられた乗物速度と見積もられた車
    輪速度の差分を計算して見積もられたスリップ速度を得
    るための手段;および、見積もられたスリップ速度に基
    づいて車輪に掛かるブレーキ力を調節するための制御信
    号を提供するための手段、から成る、車輪と連結されて
    いる車輪速度センサーによって提供されるアウトプット
    信号に基づいて車輪の速度のブレーキ操作を制御するた
    めの示差基準制御装置。
  10. 【請求項10】 車輪速度を見積もるための手段と乗物
    速度を見積もるための手段は実質的に同一の処理機能を
    実行し、そして差を計算する手段は、無効化されたアウ
    トプット信号を介して車輪速度を見積もるための手段と
    乗物速度を見積もるための手段とに導入される車輪速度
    のノイズを結果として生ずる請求項9のシステム。
  11. 【請求項11】 車輪速度を見積もるための手段と乗物
    速度を見積もる該手段のそれぞれが速度制限器を包含す
    る、請求項9のシステム。
  12. 【請求項12】 車輪速度を見積もるための手段に包含
    される速度制限器が、サンプル期間中に該車輪速度にお
    いて発生し得る所定の最大速度変化率に基づいて予め規
    定の車輪速度制限を有する制限器を包含する、請求項1
    1のシステム。
  13. 【請求項13】 乗物速度を見積もるための手段に包含
    される速度制限器が、サンプル期間中に該乗物速度にお
    いて発生し得る所定の最大速度変化率に基づいて予め規
    定の乗物速度制限を有する制限器を包含する、請求項1
    1のシステム。
  14. 【請求項14】 予め規定された乗物速度制限が該スリ
    ップ速度に基づいて変更される、請求項13のシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 車輪に掛けられるブレーキ力の望まし
    い量を示すブレーキ力命令を受け取り、そしてブレーキ
    力のアウトプット命令に基づいて該車輪にブレーキ力を
    与えるブレーキアクチュエーターおよびアセンブリーに
    該ブレーキ力アウトプット命令を提供し;該車輪の速度
    を測定し、その測定された車輪速度を示すアウトプット
    信号を提供し;該車輪速度センサーのアウトプット信号
    に基づいて車輪速度を見積もり;該車輪速度センサーの
    アウトプット信号に基づいて乗物速度を見積もり;見積
    もられた乗物速度と見積もられた車輪速度の差を計算し
    て見積もられたスリップ速度を得;そして、見積もられ
    たスリップ速度に基づいて該車輪に掛かるブレーキ力を
    調節する、工程から成る乗物の車輪に掛かるブレーキ力
    を制御する方法。
  16. 【請求項16】 車輪速度と乗物速度を見積もるための
    工程は実質的に同一の処理機能を利用し、そして二つの
    差を計算する工程は、無効化されたアウトプット信号を
    介して車輪速度と乗物速度を見積もるための工程に導入
    される車輪速度のノイズを結果として生ずる、請求項1
    5の方法。
  17. 【請求項17】 車輪速度を見積もるための工程と乗物
    速度を見積もるための工程のそれぞれが速度制限器を包
    含する、請求項15の方法。
  18. 【請求項18】 車輪速度を見積もるための工程に包含
    される速度制限器が、サンプル期間中に該車輪速度にお
    いて発生し得る所定の最大速度変化率に基づいて予め規
    定の車輪速度制限を有する制限器を使用することを包含
    する、請求項17の方法。
  19. 【請求項19】 乗物速度を見積もるための工程に包含
    される速度制限器が、サンプル期間中に該乗物速度にお
    いて発生し得る所定の最大速度変化率に基づいて予め規
    定の乗物速度制限を有する制限器を使用することを包含
    する、請求項17の方法。
  20. 【請求項20】 予め該規定された乗物速度制限がスリ
    ップ速度に基づいて変更される、請求項19の方法。
  21. 【請求項21】ブレーキ力を調節するための工程は見積
    もられたスリップ速度をインプットとして受け取る複数
    の制御ループを使用することから成り、該制御ループの
    それぞれが予め規定の望ましいスリップ速度においてブ
    レーキ操作を提供する異なるスルーレートを有する、請
    求項15の方法。
  22. 【請求項22】 ブレーキ力のアウトプット命令を変更
    する際の複数の制御ループのそれぞれの寄与は見積もら
    れたスリップ速度の関数として変化する、請求項21の
    方法。
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