JPH11240163A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH11240163A
JPH11240163A JP4174398A JP4174398A JPH11240163A JP H11240163 A JPH11240163 A JP H11240163A JP 4174398 A JP4174398 A JP 4174398A JP 4174398 A JP4174398 A JP 4174398A JP H11240163 A JPH11240163 A JP H11240163A
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JP
Japan
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ink
print head
jet printer
wiping
ink jet
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JP4174398A
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Toshio Nakada
敏雄 中田
Atsushi Nishioka
篤 西岡
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃インクの飛散により、インクジェットプリン
タ内部の汚れ・金属部あるいは樹脂部への付着による腐
食や材質の劣化・通電部への付着による短絡が生じる。 【解決手段】ワイピング手段22とプリントヘッド11
の接触部の上部にインク吸収体(11g及び11h)を
有しワイピング手段22の弾力が一度に開放された際に
跳ねたインクを吸収し、廃インクの飛散を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクを噴射するノ
ズルを有するプリントヘッドを被記録媒体に対して相対
移動し、文字、記号、画像等を印刷するインクジェット
プリンタにおいて、前記プリントヘッドのノズル面を払
拭するワイピング手段を有するインクジェットプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、高速印字、
低騒音等の特徴を有し情報処理装置の出力装置として近
年広く用いられている。プリントヘッドは非常に細密な
構造をしている為、プリントヘッド表面ノズル近傍への
紙粉等の異物及び廃インクの付着を防止する細心の注意
が必要であり、付着した異物及び廃インクを払拭して除
去するためのワイピング手段を必要である。しかしワイ
ピング手段がプリントヘッドを払拭すると、ワイピング
手段がプリントヘッドから離脱した際に、ワイピング手
段自身の弾性力によって復元する際の勢いによってワイ
ピング手段に付着した廃インクが飛散し、インクジェッ
トプリンタ内部の汚れ・金属部あるいは樹脂部への付着
による腐食や材質の劣化・通電部への付着による短絡を
生じることがある。
【0003】従来インクジェットプリンタはワイピング
手段がプリントヘッド表面の廃インクを払拭する際の廃
インクの飛散に対し、特開平8−224889号公報に
開示されるように複数の部材によりワイピング部材(ワ
イパー部材)を構成し部材間の摩擦によりワイピング手
段の弾性力による復元速度を減衰させる事によりインク
の飛散を防止したり、あるいは特開平6−234221
号公報に開示されるように、ワイピング手段(ワイパー
ブレード)に密接するようにインク吸収体を設けワイピ
ング手段に付着したインクを飛散前に吸収したり、特開
平3−240551号広報に開示されるようにプリント
ヘッド(インクジェット記録ヘッド)側面にインク吸収
体を設けワイピング手段(ブレード)に付着した廃イン
クを除去する事によりインクの飛散を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では次のような問題が生じる。ワイピング手段を複数の
部材で構成したり、ワイピング手段に密接してインク吸
収体を設ける場合、複数の部材あるいはインク吸収体を
ワイピング手段に当接させておかなければならないが、
ワイピング手段はプリントヘッドを払拭する際に大きく
変形するため、温度変化・吸引済みの廃インクの乾燥に
より確実に当接を維持し、廃インクの飛散防止効果を発
揮するのは難しかった。プリントヘッド側面にインク吸
収体を設けた場合はインク吸収体とワイピング手段が摺
動するためインク吸収体に変形・摩耗が生じるため、長
期的な信頼性を維持するのが難しかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタは、インクを噴射する少なくとも1つのノズル
を有するプリントヘッドを被記録媒体に対して相対移動
し、文字、記号、画像等を印刷するインクジェットプリ
ンタにおいて、プリントヘッドのノズル面を払拭するワ
イピング手段を有し、かつプリントヘッドはワイピング
手段との接触部近傍にインク吸収部材を有することを特
徴とするインクジェットプリンタであって、廃インクの
払拭の際にワイピング手段の弾力が一度に開放され廃イ
ンクが跳ねても直近に有るインク吸収体にすべて吸収さ
れるため廃インクの飛散を防止する事が可能で、かつワ
イピング手段とインク吸収部材が直接接触しないためイ
ンク吸収体に変形・摩耗が生じる恐れも無く長期・確実
に廃インク飛散防止効果を発揮できる。また樹脂あるい
は金属でインク飛散防止の凸を設けた場合は廃インクが
表面を滲んで広がるため滲みを考慮した大きさが必要だ
が、インク吸収部材は小型でも十分にインク飛散防止と
滲み防止効果を合わせ持つことが可能である。そのため
インクジェットプリンタ内部の汚れ・金属部あるいは樹
脂部への付着による腐食や材質の劣化・通電部への付着
による短絡を確実に防止する事が出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1から図8を用い、本発明の1
実施例におけるインクジェットプリンタを説明する。
【0007】図1は本発明の一実施例におけるインクジ
ェットプリンタの印刷動作中を示す斜視図である。プリ
ントヘッド11はキャリッジ12に搭載され、ガイド軸
14によりガイドされてキャリッジモータ13によりベ
ルト16を介して矢印A及び矢印B方向に移動する。キ
ャップ20は記録ヘッド11のノズル面11c(図2参
照)のキャッピングを行う。印字紙30は紙送りローラ
31と紙押さえローラ32により搬送され、プリントヘ
ッド11の下を通り排出ローラ33によってインクジェ
ットプリンタから排出される。
【0008】図2はプリントヘッド11をインクジェッ
トプリンタ本体から分離した状態の斜視図である。プリ
ントヘッド11は上部のインクタンクと下部のヘッドチ
ップとからなり、フラットケーブル15を介して送られ
た電気信号に応じてヘッドチップに設けられた複数のア
クチュエータ(図示せず)を選択駆動しインクを各アク
チュエータに対応した下向きのノズル11dから噴射し
記録をおこなうインクジェット方式のものである。プリ
ントヘッド11はインクタンクと一体となっているため
インクの補給のためにインクジェットプリンタ本体から
取り外し可能となっている。プリントヘッド11のイン
クジェットプリンタ本体への取り付けは、プリントヘッ
ド11がキャリッジ12の底面に設けられたバネ12c
によって押し上げられ左右両側面に設けられたピン11
aがフック12aに係合する事によって行われる。フラ
ットケーブル15を介して送られた電気信号はキャリッ
ジ12に設けられた接点12bからプリントヘッド11
の接点11bを通してアクチュエータ(図示せず)に伝
達される。プリントヘッド11は側面のワイピング手段
22との接触部の上部にインク吸収部材11gを有し、
ワイピング手段22がノズル面11cを払拭後プリント
ヘッド11から分離する際にワイピング手段22の弾力
が一度に開放され跳ねたインクを直近で吸収し、廃イン
クのプリンタ内部への飛散が生じないように構成されて
いる。なお、インク吸収部材11gはワイピング手段2
2と直接接触する事は無く、変形あるいは摩耗する事が
無いため長期的に安定した効果を持続する事が可能であ
る。
【0009】次に図3〜図8を用いて動作を説明する。
なお図3から図8は本発明の効果を説明するための図で
あり、プリントヘッド11、ワイピング手段22、キャ
ップ20のみ図示しその他の要素は省略している。各図
の(a)図はプリントヘッド11の上からプリントヘッ
ド11を透過してワイピング手段22とキャップ20を
見た図であり、(b)図はプリントヘッド11とワイピ
ング手段20を横から見た図である。
【0010】図3は印刷動作からワイピング動作へプリ
ントヘッド11が移動中を示す動作説明図である。プリ
ントヘッド11は印字領域から矢印A方向に移動しキャ
ップ20の上を通過して(図4)ワイピング手段22と
接触する位置へ向かう。キャップ11は、印刷動作中お
よびワイピング手段22によるプリントヘッド11の払
拭動作中には図4のようにプリントヘッド11と接触し
ないように下方に引き込まれているが、インクジェット
プリンタの停止中は図8に示すように上昇しノズル面1
1cと密着し、ノズル面11cへの異物の付着やノズル
内のインクの乾燥を防止するようになっている。キャッ
プ20の上を通過したプリントヘッド11は図5のよう
にワイピング手段22を大きく変形させながら矢印A方
向にさらに移動する。この時ワイピング手段22とプリ
ントヘッド11の接触部にはノズル面11cに付着して
いた紙粉等の異物を含んだ廃インク40が払拭する事に
より集まっている。プリントヘッド11がさらに移動す
ると図6のようにワイピング手段22がプリントヘッド
11からはずれワイピング手段22が弾性力によって元
の形状に一気に復元する。この時、ワイピング手段22
とプリントヘッド11の接触部に集まっていた廃インク
40はプリントヘッド11の側面に沿って跳ねるが、直
上に有るインク吸収部材11gにすべて吸収され、飛散
する事はない。プリントヘッド11はさらに移動し、図
7の様にワイピング手段22から1回離れた後、逆方向
(矢印B)に移動開始し、再びワイピング手段22でノ
ズル面11cを払拭する。この時、インク吸収材11g
の反対側の側面にインク吸収材11hを設けておく事に
よりプリントヘッド11が矢印A、Bのどちらの方向へ
移動する際にも廃インクの飛散を完全に防止できる。プ
リントヘッド11の周辺への廃インクの飛散を防止する
事によって、インクジェットプリンタ内部の汚れを防止
出来ることの他に、キャリッジ12に設けられた接点1
2b及びプリントヘッド11の接点11bへの廃インク
の付着を防止できるため、接点間の短絡による故障や事
故の心配は無い。またインクはその成分である溶剤・染
料などが樹脂の劣化、金属部の錆の発生の原因となるた
め、金属部あるいは樹脂部への付着による腐食や材質の
劣化の可能性があるり、インクの付着する可能性のある
部分は使用する材料が耐インク性のある材料に限定され
るが、インク付着対策の必要な部分が少なくなり、イン
クジェットプリンタの小型化、低コスト化にも効果があ
る。
【0011】なお、ワイピング手段22が上下に移動可
能な機構を備え、プリントヘッド11がワイピング手段
22上を通過する際に接触するかどうかを選択できる場
合は、プリントヘッド11の一方向への移動時のみプリ
ントヘッド11を払拭し、反対方向への移動時はワイピ
ング手段22を下に移動させ、プリントヘッド11と接
触しないようにする事により、プリントヘッド11の側
面に設けるインク吸収材を11gあるいは11hの一方
のみで必要十分な効果を発揮し、反対側面のインク吸収
材の無い構成も可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明した構成とする事によって本発
明のインクジェットプリンタは、廃インクの飛散を防止
する事が可能で、インクジェットプリンタ内部の汚れ・
金属部あるいは樹脂部への付着による腐食や材質の劣化
・通電部への付着による短絡を確実に防止する事が出来
る。特にプリントヘッドの両側面にインク吸収部材を設
ける事によりプリントヘッドの移動方向に関わらず廃イ
ンク飛散防止が可能で、より効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の印刷中の斜視図。
【図2】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例のプリントヘッドをはずした状態を示す斜視図。
【図3】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の動作説明図。
【図4】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の動作説明図。
【図5】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の動作説明図。
【図6】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の動作説明図。
【図7】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の動作説明図。
【図8】本発明のインクジェットプリンタの第1の実施
例の動作説明図。
【符号の説明】 11 プリントヘッド 12 キャリッジ 13 キャリッジモータ 14 ガイド軸 15 フラットケーブル 16 ベルト 20 キャップ 22 ワイピング手段 30 印字紙 31 紙送りローラ 32 紙押さえローラ 33 排紙ローラ 40 廃インク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを噴射する少なくとも1つのノズル
    を有するプリントヘッドを被記録媒体に対して相対移動
    し、文字、記号、画像等を印刷するインクジェットプリ
    ンタにおいて、 前記プリントヘッドのノズル面を払拭するワイピング手
    段を有し、かつ前記プリントヘッドは前記ワイピング手
    段との接触部近傍にインク吸収部材を有する事を特徴と
    するインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記プリントヘッドの移動方向に対し前記
    プリントヘッドの両側面の前記ワイピング手段との接触
    部近傍にそれぞれインク吸収部材を有する事を特徴とす
    る請求項1記載のインクジェットプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013144411A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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