JPH11240085A - ダンボール製板状体 - Google Patents

ダンボール製板状体

Info

Publication number
JPH11240085A
JPH11240085A JP5737798A JP5737798A JPH11240085A JP H11240085 A JPH11240085 A JP H11240085A JP 5737798 A JP5737798 A JP 5737798A JP 5737798 A JP5737798 A JP 5737798A JP H11240085 A JPH11240085 A JP H11240085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cardboard
corrugated fiberboard
cut pieces
common side
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5737798A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumasa Kojima
輝征 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMIKOO KK
Original Assignee
KAMIKOO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAMIKOO KK filed Critical KAMIKOO KK
Priority to JP5737798A priority Critical patent/JPH11240085A/ja
Publication of JPH11240085A publication Critical patent/JPH11240085A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い強度を有し、反りやねじれをおこさ
ない平面度の大きいダンボール製板状体を提供するこ
と。 【解決手段】 同形をなし、側辺の一辺において一体的
に接続されている一対のダンボールカット片1,1をそ
の接続箇所である共通側辺2を折り目として重ね合せ、
接合面を糊付けした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダンボール製板状
体、詳しくは反りやねじれが生じにくい、フランジ用な
どとして最適なダンボール製板状体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ダンボール紙は近年多くの分野において
用いられており、スプールやボビンのつば材つまりフラ
ンジ用としても使用される様になっている。この種のフ
ランジでは比較的高い強度を有することが求められてお
り、ダンボール紙は単板では強度が不足することがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、同形をした2
枚以上のダンボール紙を重ね合わせ両者を接合し、厚み
を増して強度を大きくする試みも行われているが、重ね
合せて接着した場合には、各部分の含水率の違いなどか
ら反りやねじれが生じやすいといった問題があった。
【0004】スプールやボビンのフランジは巻き取る製
品が引っ掛からない様に、高い平面度を有することが求
められており、反りやねじれが生ずるダンボール板はこ
の種のフランジ用としては不適格であった。又、このフ
ランジ用以外にも反りやねじれのない高い平面度を持つ
ことが求められている板状体は多く存在していた。
【0005】この発明は大きな強度を持ちながら反りや
ねじれが生じにくく、フランジ用など高い平面度が求め
られる板状体用として最適なダンボール製板状体を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、同形をな
し、側辺の一つである共通側辺2によって一体的に接続
され、フルート部4が共通側辺2に対し直角方向に配列
されている一対のダンボールカット片1,1を、その接
続箇所である共通側辺2を折り目として重ね合せ、接合
面を糊付けすることにより、上記課題を解決せんとする
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係るダンボール
製板状体の一実施形態の一部を切欠いて描いた平面図、
図2はその斜視図、図3はその組立て途中の状態の一部
を切欠いて描いた斜視図である。図中1はこのダンボー
ル製板状体を構成するダンボールカット片であり、芯を
構成する波形をしたフルート部4の表裏をライナー紙5
で被覆した両面タイプのダンボールを用いており、所望
の輪部、この実施態様の場合には8角形になる様に切り
抜かれ、その周縁のうちの一辺において同形のダンボー
ルカット片1と一体的に接続されている。
【0008】つまり、このダンボールカット片1と1と
は同じダンボール原板から一体的に切り出されており、
その一つの共通側辺2を共有していることになる。そし
て、この共通側辺2の山折り側には折り曲げやすくする
為、切り込みが入れられている。なお、図中3にはスプ
ールあるいはボビンを構成した際の作業用、回転芯挿入
用その他各種の透孔であり、共通側辺2を軸として一対
のダンボールカット片1,1に対称に設けられている。
又、フルート部4は共通側辺2に対し直角の方向を向い
ている。
【0009】そして、この一対のダンボールカット片
1,1は図3に示す様に、共通側辺2を折り目として重
ね合され、その接合面に塗布された接着剤によって8角
形をしたフランジ7になっている。接着剤としては酢酸
ビニール系接着剤が好適に使用されている。図4はこの
ダンボール製板状体をフランジ7として用いたスプール
の一例の斜視図である。なお、この実施の形態では、一
つの用途としてフランジを例に説明したが、他のダンボ
ール製板状体でも良いことはもちろんである。
【0010】この実態の形態は、双子とでも言うべき同
材質のダンボールカット片1,1を重ね合せているので
当然一対のダンボールカット片1,1の含水率、収縮率
等ダンボールとしての各種物性は完全に一致しており、
接着剤乾燥時の引っ張り率も同じになる為、これら物性
の違いに起因する重ね合わせた際の反りやねじれが発生
する余地はない。又、何らかの理由により反りやねじれ
が生じそうになっても一対のダンボールカット片1,1
が相互に矯正しあい、補正し、反りやねじれの発生を防
止する。又、折りたたむ様にして接合するので、完全に
別体となっているカット片同志を接合する際の様に、ズ
レが生ずることもなく、作業も容易である。
【0011】次に図5、図6に基づいてこの発明に係る
ダンボール製板状体の他の実施の形態を説明する。この
実施の形態においては、フルート部4の一方の面にしか
ライナー紙5が接合されていない所謂片面ダンボールを
用いており、フルート部4の稜線8に筋状に接着剤が塗
布され、図6に示す様に、この稜線8,8同志が突合さ
れた状態でダンボールカット片1,1が接合されてい
る。
【0012】この実施の形態においても、同一物性のダ
ンボールカット片1,1が接合されている為、反りやね
じれ等が発生することはない。又、接合されたダンボー
ルカット片1,1同志の相互作用により反りやねじれが
矯正されることは前述の実施の形態の場合と同様であ
る。又、この実施の形態においては両面ダンボールに比
して木材資源の使用量が少ない安価な片面ダンボールを
用いているので、前記実施の形態に比べて省資源化を図
ることができると共に、低コストで作ることが可能であ
る。又、フランジを構成した状態においては、フルート
部4は内側に隠れ、両面ダンボールの様な状態となるの
で、外観も両面ダンボールを用いた場合とほとんど同じ
になる。
【0013】更に、接着剤は一面ではなく、筋状に塗布
されているにすぎず、その使用量を最小限に押さえるこ
とが出来、この面からも省資源化、低コスト化の要請に
応えることができる。なお、この実施の形態もフランジ
として説明したが、フランジに限らず、他の板状体を構
成しても良いことはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】この発明は上述の通りの構成を有するも
のであり、ダンボールを貼り合わせたとき、従来その矯
正や補正に頭を痛めていた反りやねじれをなくすことが
でき、ダンボールの用途を更に拡大できる実用的な価値
を有するものである。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダンボール製板状体の一実施形
態の一部を切欠いて描いた平面図。
【図2】その斜視図。
【図3】その組立て途中の状態の一部を切欠いて描いた
斜視図。
【図4】このダンボール製板状体を用いてスプールを構
成した状態の斜視図。
【図5】この発明に係るダンボール製板状態の他の実施
形態の平面図。
【図6】その拡大断面図。
【符号の説明】
1 ダンボールカツト片 2 共通側辺 3 透孔 4 フルート部 5 ライナー紙 7 フランジ 8 稜線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同形をなし、側辺の一つである共通側辺
    2によって一体的に接続され、フルート部4が共通側辺
    2に対し直角の方向に配列されている一対のダンボール
    カット片1,1を、その接続箇所である共通側辺2を折
    り目として重ね合せ、接合面を糊付けしたことを特徴と
    するダンボール製板状体。
  2. 【請求項2】 ダンボールカット片1,1が両面ダンボ
    ール紙からなることを特徴とする請求項1記載のダンボ
    ール製板状体。
  3. 【請求項3】 ダンボールカット片1,1が片面ダンボ
    ール紙からなり、そのフルート部4の稜線8,8同志が
    接着されていることを特徴とする請求項1記載のダンボ
    ール製板状体。
  4. 【請求項4】 接合されたダンボールカット片1がスプ
    ールあるいはボビンのフランジを構成すること特徴とす
    る請求項1記載のダンボール製板状体。
JP5737798A 1998-02-24 1998-02-24 ダンボール製板状体 Pending JPH11240085A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5737798A JPH11240085A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 ダンボール製板状体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5737798A JPH11240085A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 ダンボール製板状体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11240085A true JPH11240085A (ja) 1999-09-07

Family

ID=13053919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5737798A Pending JPH11240085A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 ダンボール製板状体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11240085A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775893B1 (ko) 2006-04-04 2007-11-13 주식회사 영원패키지 종이재 플랜지가 형성된 보빈 및 그 제조방법
CN103717509A (zh) * 2011-08-01 2014-04-09 科尔赛尔Ip有限公司 在瓦楞板及其制造中的改进以及与之相关的改进
GB2563950A (en) * 2017-06-28 2019-01-02 Sympafix Bv Wire reels for reinforcing bar binding machinery
WO2020145234A1 (ja) * 2019-01-09 2020-07-16 王子ホールディングス株式会社 コルゲートハニカム構造物、コルゲートハニカム積層物、及びこれらの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775893B1 (ko) 2006-04-04 2007-11-13 주식회사 영원패키지 종이재 플랜지가 형성된 보빈 및 그 제조방법
CN103717509A (zh) * 2011-08-01 2014-04-09 科尔赛尔Ip有限公司 在瓦楞板及其制造中的改进以及与之相关的改进
GB2563950A (en) * 2017-06-28 2019-01-02 Sympafix Bv Wire reels for reinforcing bar binding machinery
WO2020145234A1 (ja) * 2019-01-09 2020-07-16 王子ホールディングス株式会社 コルゲートハニカム構造物、コルゲートハニカム積層物、及びこれらの製造方法
JPWO2020145234A1 (ja) * 2019-01-09 2021-11-18 王子ホールディングス株式会社 コルゲートハニカム構造物、コルゲートハニカム積層物、及びこれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11240085A (ja) ダンボール製板状体
JP2005022381A (ja) 絵画用パネルおよびその製造方法
JP5070094B2 (ja) 卓上カレンダーの製造方法
JPS6142598U (ja) 穴あき吸音パネル
JP3635702B2 (ja) フラッシュ構造の化粧板
US4981258A (en) Box construction
KR200283081Y1 (ko) 석고보드 이음새용 초배지
JP6133463B1 (ja) ラッピング化粧板及びその製造方法
JP2003211418A (ja) 合板芯材のvカット曲げ方法及びその方法を用いて製造した折り曲げ合板芯材
JP4079057B2 (ja) ピアノ本体用の側板などの楽器用部品とその製造方法
KR101637626B1 (ko) 골판지를 이용한 음향반사판
KR100569159B1 (ko) 음향반사판용 곡면패널 및 그 제조방법
CN113878946A (zh) 一种板材封边结构及封边方法
JP3116058U (ja) エコ紙板彎曲構造
JP2005336783A (ja) 扉パネル
JPH0344518Y2 (ja)
JPS5936448Y2 (ja) 段ボ−ル製枠材
JPH0390343A (ja) くぼみ付き段ボール構造
JPH01272402A (ja) ベニヤ単板の縦矧方法
JP3669486B2 (ja) 表紙部材およびその製法
JP3379288B2 (ja) カレンダー
KR200172205Y1 (ko) 앨범
KR20090012807A (ko) 목재 패널의 모서리 가공구조
JP2002178424A (ja) 強化包装紙
TWM287388U (en) Reinforced ceiling-fan blade

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02