JP3116058U - エコ紙板彎曲構造 - Google Patents

Abstract

【課題】一枚の紙板に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させることができ、組み立てが便利になり、彎曲領域が弧形を具備することにより、外観美観を具備させることができるエコ紙板彎曲構造を提供する。
【解決手段】従来の紙板は平面状であり、組み立てが不便であるという欠点、組み立て後の完成物の角部分が美観に欠けるという欠点、及び非直角性角の構造を形成しにくいという欠点に焦点を当てて、改良したエコ紙板彎曲構造を提供し、その主な特徴は、紙板の彎曲領域に複数のみぞ及び複数の断片を設けることにより、紙板を彎曲させることができ、且つ、みぞ内に接着剤を入れ、紙板を彎曲することにより、各断片同士を粘着固定することができ、或いは接着剤を使わずに固定部品等により紙板を彎曲し、彎曲領域の角度を固定することもできる。
【選択図】図２

Description

本考案は紙板に係るものであり、特に、紙板の彎曲領域に複数のみぞ及び複数の断片を設けることにより、紙板を彎曲させることができ、且つ、みぞ内に接着剤を入れ、紙板を彎曲することにより、各断片同士を粘着固定することができ、一枚の紙板に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させることができるエコ紙板彎曲構造に係るものである。

従来の家具材料は一般的に木材或いは金属が使用され、環境保護の目的に合わないだけでなく、重いという欠点があり、業界では紙板による家具（机、椅子、収納棚等）を生産する試みが行なわれているが、現在採用されている紙板は多層紙板複合による一定の厚さを有するフレーム体或いは板面であり、紙壁がハチの巣状（六角形）或いはその他の多角形状である特定紙板型態であり、この種の紙板の構造は、通常、１つの平板状型態であり、彎曲構造を実現しようとすれば、少なくとも２つ以上の紙板をお互いに直角に設置し、ボルト等により結合させる必要があり、これによりL型或いは凹型形状の彎曲面を具備させることができる。

上記彎曲構造は下記の欠点がある。

１、家具を組み立てる時、複数の紙板を直角に設置し、ボルト等により固定結合する必要があり、組み立てに時間がかかり、効率が悪く、またコストがかかる等の問題がある。

２、２つの紙板の結合領域は直角であり、美観型態を有しなく、弧形による柔軟性と美観を具備させることができない為、完成品の設計が制限を受け、消費者の選択性が限られ、市場競争力に影響を受けるという問題がある。

３、成品の彎曲領域に非直角の構造型態を取り入れることができない（ボルトによる斜め結合は達成が困難）為、設計が制限を受けるという問題がある。

本考案は少なくとも１つの彎曲部を具備することができるエコ紙板彎曲構造を提供することにより、上記問題の解決を図ることを目的とする。

本考案の目的は、少なくとも１つの彎曲部を具備することができるエコ紙板彎曲構造を提供することにある。

本考案の他の目的は、接着剤使用せず、彎曲させた後の２つの異なる面に固定部品により連結固定することにより、彎曲領域の角度を固定することができるエコ紙板彎曲構造を提供することにある。

本考案の目的を達成するために、従来の紙板は平面状であり、組み立てが不便であるという欠点、組み立て後の完成物の角部分が美観に欠けるという欠点、及び非直角性角の構造を形成しにくいという欠点に焦点を当てて、改良したエコ紙板彎曲構造を提供し、その主な特徴は、紙板の彎曲領域に複数のみぞ及び複数の断片を設けることにより、紙板を彎曲させることができ、且つ、みぞ内に接着剤を入れ、紙板を彎曲することにより、各断片同士を粘着固定することができ、彎曲領域の角度を固定することもでき、上記構造により、下記のメリットがある。

１、一枚の紙板に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させることができ、２枚以上の紙板を組み合わせる必要がなくなり、組み立てが便利になる。

２、彎曲領域が弧形を具備することにより、外観美観を具備させることができる。

３、みぞの数量或いは距離を変化させることにより、彎曲領域の彎曲角度を任意に決定することができ、従来の紙板が達成することができなかった非直角性彎曲を容易に実現することができる構造のエコ紙板彎曲構造を提供することができる。

また、接着剤(W)を使用せず、彎曲させた後の２つの異なる面に固定部品により連結固定することにより、彎曲領域(A)の角度を固定することもできる。

本考案のエコ紙板彎曲構造と従来の紙板の彎曲部とを比較し、本考案の改善点を明確に示す。

１、紙板の彎曲領域に複数のみぞ及び複数の断片を設けることにより、紙板を彎曲させることができ、上記構造により、一枚の紙板に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させることができ、組み立てが便利になる。

２、紙板の彎曲領域に複数のみぞ及び複数の断片を設けることにより、紙板を彎曲させることができ、彎曲領域が弧形を具備することにより、外観美観を具備させることができ、又、デザインの多様化にも繋がり、商品の選択性を広げることにより、商品に競争力を具備させることができる。

３、紙板の彎曲領域のみぞの数量或いは距離を変化させることにより、彎曲領域の彎曲角度を斜めにすることができ、非直角の彎曲型態を提供することができる。

４、紙板の彎曲領域に接着剤使用せず、彎曲させた後の２つの異なる面に固定部品により連結固定することにより、彎曲領域の角度を固定することができる。

次に、添付した図面を参照しながら、本考案の好適な実施形態を詳細に説明する。

図１、図２と図３が示す如く、紙板10は複数の多層紙板を重ね合わせ、且つ、結合したものであり、一定の厚さのフレーム体11及び板面12を有し、紙壁14がハチの巣状（六角形）或いはその他の多角形状であることにより、内部支持構造を有するとともに内部中空13を有ある。

図４は、彎曲定位の第一の実施例図であり、紙板10の彎曲領域Aに複数のみぞ15及び複数の断片16を設けることにより、紙板10を彎曲させることができ、且つ、各断片16の間の各みぞ15内に接着剤Wを入れ、紙板10を彎曲することにより、各断片16同士を粘着固定することができ、上記構造により、紙板10の彎曲角度を固定することができ、且つ、一枚の紙板10に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させることができる。

図５は、彎曲定位の第一の実施例の応用であり、紙板10は彎曲領域Aを彎曲させた後、各断片16を結合固定した側の面（内側）に面層17を付着させることにより、結合部分を隠すことができ、美観のよい商品を提供することができる。

上記構造中、紙板10のみぞ15の断面形状は四角形（図３）でもよく、台形（図６）でもよく、或いは、三角形（図７）でもよい。

図8aと図8bが示す如く、紙板10の彎曲定位の第二の実施例で、紙板10の彎曲領域Aに接着剤Wを使用せず、彎曲させた後の２つの相対する面に固定部品により連結固定することにより、彎曲領域Aの角度を固定することもでき、具体的には、紙板10は少なくとも２つの彎曲領域Aを有し、２つの彎曲領域Aの外側の側面101と102を相対するよう彎曲させ、２つの側面101と102の間の相対する位置にロッド20を設置し、ロッド20の両端にボルト孔22を設け、側面101と102のボルト孔22に相対する位置に貫通孔103を設け、ボルト21によりロッド20の各両端と側面101と102とを固定させることにより、彎曲領域Aの角度を固定することができる。

上記構造による彎曲領域Aの応用の実施例は下記の如くである。

図９は該彎曲領域Aの応用の第一の実施例図で、紙板10は２つの該彎曲領域Aを有し、両端を同方向に彎曲させることにより、凹形状の茶卓或いは小型椅子等の家具を提供することができる。

図11から図15は紙板10の彎曲領域Aの数量及び彎曲方向の変化型態であり、図13及び15は１部の面にロッド20とボルト21とを使用した構造型態である。

図16と図17は紙板10の両端を結合させ、フレーム状にした構造型態であり、図16は方形フレーム型態であり、図17は三角形フレーム型態であり、複数のフレーム型態を重ね合わせることにより、図18のような集合式収納体を形成することができる。

図19はフレーム型態の変化であり、紙板10は一種のハチの巣状フレーム型態であり、複数のハチの巣状フレームを重ね合わせ、ボルト30によりそれぞれを結合させることもできる。

図20は異なる規格のフレーム体を重ね合わせた集合式収納体である。

図21は２つの彎曲型態の紙板10を別々に凹形に形成し、間隔を開けて、設置したものであり、テーブルの足として使用することができる。

図22は本考案のエコ紙板の構造型態の第二の実施例図で、紙板10の第一の実施例（図１、図２と図３）のフレーム体11を含まない構造であり、即ち、紙板10bはハチの巣状或いはその他の多角形状の紙壁14bと、紙壁14b両面に相対し、結合される板面12bとを有する構造型態であり、実際上の美観性を考量し、紙壁14b周縁に１つの周縁部40が設置されてもよく、彎曲領域Aの構造型態は上記説明の如くである。

以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこの実施形態に限定されず、本考案の趣旨を離脱しない限り、本考案に対するあらゆる変更は本考案の範囲に属する。

本考案の紙板の第一の実施例図の立体外観図である。 本考案の紙板の第一の実施例図の内部構造を示す図である。 本考案の紙板の第一の実施例図の彎曲領域の未彎曲状態図である。 本考案の紙板の彎曲領域の彎曲定位の第一の実施例図である。 本考案の紙板表面に面層を付着させた実施例図である。 本考案の紙板のみぞの断面形状の第二の実施例図である。 本考案の紙板のみぞの断面形状の第三の実施例図である。 本考案の紙板の彎曲領域の彎曲定位の第二の実施例の立体図である。 本考案の紙板の彎曲領域の彎曲定位の第二の実施例の断面図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第一の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第二の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第三の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第四の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第五の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第六の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第七の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第八の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第九の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第十の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第十一の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第十二の実施例図である。 本考案のエコ紙板彎曲構造の応用の第十三の実施例図である。 本考案の紙板の第二の実施例図である。

符号の説明

１０ 紙板
１０１ 側面
１０２ 側面
１０３ 貫通孔
１１ フレーム体
１２ 板面
１２b 板面
１３ 内部中空
１４ 紙壁
１４b 紙壁
１５ みぞ
１６ 断片
１７ 面層
２０ ロッド
２１ ボルト
２２ ボルト孔
A 彎曲領域
W 接着剤
３０ ボルト
４０ 周縁部

Claims (7)

1. 複数の多層紙板が重ね合わせられ、且つ、結合され、一定の厚さのフレーム体及び板面を有し、
   紙壁がハチの巣状（六角形）或いはその他の多角形状であり、内部支持構造を有するとともに内部中空を有する紙板の彎曲領域に、複数のみぞ及び複数の断片を設け、当該紙板を彎曲させることができ、且つ、当該彎曲領域の各断片の間の各みぞ内に接着剤を入れ、当該紙板を彎曲し、当該各断片同士を粘着し固定することができ、或いは固定部品により２つの相対する面を固定し、当該紙板の彎曲角度を固定することができ、一枚の当該紙板に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させることができる、
   エコ紙板彎曲構造。
2. 前記紙板は、前記彎曲領域を彎曲させた後、前記各断片を結合固定した側の面（内側）に面層を付着させ、結合部分を隠すことができる、
   請求項１に記載のエコ紙板彎曲構造。
3. 前記固定部品は、ロッドとボルトである、
   請求項１に記載のエコ紙板彎曲構造。
4. ハチの巣状（六角形）或いはその他の多角形状の紙壁と、当該紙壁の両面に結合される板面とを含む紙板の彎曲領域に、複数のみぞ及び複数の断片を設け、当該紙板を彎曲させることができ、且つ、当該各断片の間の当該各みぞ内に接着剤を入れ、当該紙板を彎曲し、当該各断片同士を粘着し固定することができ、或いは固定部品により２つの相対する面を固定し、当該紙板の彎曲角度を固定することができ、一枚の当該紙板に少なくとも１つの彎曲構造領域を具備させる、
   エコ紙板彎曲構造。
5. 前記紙壁周縁に１つの周縁部が設置される、
   請求項４記載のエコ紙板彎曲構造。
6. 前記紙板は、前記彎曲領域を彎曲させた後、前記各断片を結合固定した側の面（内側）に面層を付着させ、結合部分を隠すことができる、
   請求項４記載のエコ紙板彎曲構造。
7. 前記固定部品は、ロッドとボルトである、
   請求項４記載のエコ紙板彎曲構造。
   
   

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