JPH11239587A - 吸収性物品用トップシート材 - Google Patents
吸収性物品用トップシート材Info
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- JPH11239587A JPH11239587A JP10043460A JP4346098A JPH11239587A JP H11239587 A JPH11239587 A JP H11239587A JP 10043460 A JP10043460 A JP 10043460A JP 4346098 A JP4346098 A JP 4346098A JP H11239587 A JPH11239587 A JP H11239587A
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Abstract
の目付を有するホ゜リオレフィン系不織布の片面または両面に、
エチレン系重合体組成物の押出ラミネートにより、エチレン系重合体フ
ィルム層が形成されている、特定の目付を有する積層体か
らなり、該積層体の少なくともフィルム層に、熱針穴加工等
により多数の細孔が形成され、該フィルム層に、不織布表面
の凹凸が転写されている。エチレン系重合体は、特定の直鎖
状低密度ホ゜リエチレンと、特定の高圧法低密度ホ゜リエチレンとから
なることが好ましい。該組成物は、エチレン系重合体と、スリ
ッフ゜剤および/またはチタン白とを含んでいることが好まし
い。 【効果】上記トッフ゜シート材は、透湿性、通気性に優れてい
るため、エチレン系重合体フィルム層は、乾燥状態および湿潤状
態のいずれの状態にあっても、肌にぴったり密着するこ
とがなく、肌触りが良い。また、吸収体からトッフ゜シートに
再び戻る体液の量がかなり少ないので、濡れた感触がな
く肌触りがよい。
Description
ト材に関する。
ート、吸収体およびバックシートの順に構成されてい
る。吸収性物品、特に生理用ナプキンを構成するトップ
シートは、開孔フィルムタイプと不織布タイプに大別さ
れる。
態でも湿潤状態でも、人肌にぴったり密着するため肌触
りが良くない。一方、不織布タイプのトップシートは、
乾燥状態で人肌にぴったり密着することがなく肌触りが
良いが、湿潤状態では濡れた感触があり肌触りが悪い。
特にトップシートから吸収体に吸収移動した体液のう
ち、吸収体から再びトップシートに戻る体液の量(リウ
ェット)が多いことにより、濡れた感触は強くなる。
ずれにおいても、人肌にぴったり密着することがなく、
常に肌触りがよい吸収性物品用トップシート材の出現が
望まれている。
ずれにおいても、人肌にぴったり密着することがなく、
常に肌触りがよい吸収性物品用トップシート材を提供す
ることを目的としている。
は、目付が5〜50g/m2 であるポリオレフィン系不
織布[I]の片面または両面に、エチレン系重合体
(A)を含む組成物の押出ラミネートにより、エチレン
系重合体フィルム[II]層が形成され、目付が10〜8
0g/m2 である積層体からなり、該積層体の少なくと
もエチレン系重合体フィルム[II]層に、熱針穴加工あ
るいはウォータージェットによる細孔形成加工により、
多数の細孔が形成されており、該エチレン系重合体
(A)は、密度が0.850〜0.950g/cm3 の
範囲にあり、メルトフローレート(ASTM D 1238,190
℃、荷重2.16kg)が0.5〜100g/10分の範囲に
あり、該エチレン系重合体(A)層に、ポリオレフィン
系不織布[I]表面の凹凸が転写されていることを特徴
としている。
するポリオレフィン系樹脂として、エチレン系重合体
(A)の融点よりも高い融点を有する成分を含むポリオ
レフィン系樹脂を用い、かつ、エチレン系重合体フィル
ム[II]層の厚みを0.1〜30μmの範囲内にするこ
とにより、ポリオレフィン系不織布[I]表面の凹凸を
エチレン系重合体フィルム[II]層に転写することがで
きる。すなわち、上記のような押出しラミネートによ
り、ポリオレフィン系不織布[I]の片面または両面に
形成されるエチレン系重合体フィルム[II]層の表面
に、ポリオレフィン系不織布[I]の風合いに近い風合
いが付与される。
チレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとの共重
合体であって、密度が0.850〜0.950g/cm
3 の範囲にあり、メルトフローレート(ASTMD 1238,19
0℃、荷重2.16kg)が0.5〜100g/10分の範囲
にあるエチレン・α- オレフィン共重合体(A1)、密
度が0.905〜0.935g/cm3 の範囲にあり、
メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16k
g)が0.5〜100g/10分の範囲にある高圧法低
密度ポリエチレン(A2)、および密度が0.900〜
0.950g/cm3 の範囲にあり、メルトフローレー
ト(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.5〜30
g/10分の範囲にある、エチレンとカルボン酸または
カルボン酸エステル含有モノマーとの共重合体(A3)
からなる群から選ばれる少なくとも1種の重合体が好ま
しい。特にエチレン系重合体(A)は、エチレン・α-
オレフィン共重合体(A1)および高圧法低密度ポリエ
チレン(A2)の合計量100重量部に対し、エチレン
・α- オレフィン共重合体(A1)を50重量部以上1
00重量部未満の量で含み、高圧法低密度ポリエチレン
(A2)を50重量部以下の量で含んでいることが好ま
しい。
組成物は、前記エチレン系共重合体(A)100重量部
に対し、スリップ剤(B)0.01〜1重量部とチタン
白(C)0.5〜15重量部を含有していることが好ま
しい。
は、スパンボンド不織布が好ましく用いられる。前記ポ
リオレフィン系不織布[I]は、繊維径が1.0〜50
μmであるオレフィン系重合体の繊維から形成されてい
ることが好ましい。
ことが好ましい。
トップシート材について具体的に説明する。本発明に係
る吸収性物品用トップシートは、特定の目付を有するポ
リオレフィン系不織布[I]の片面または両面に、特定
のエチレン系重合体(A)を含む組成物の押出ラミネー
トにより、エチレン系重合体フィルム[II]層が形成さ
れ、特定の目付を有する積層体からなる。該積層体の少
なくともエチレン系重合体フィルム[II]層に、熱針穴
加工あるいはウォータージェットによる細孔形成加工に
より、多数の細孔が形成されている。
ては、具体的には、次のようなポリオレフィン系繊維か
らなる不織布が挙げられる。 (1)メルトフローレート(ASTM D 1238,230℃、荷重
2.16kg)が10〜100g/10分であるプロピレン系
重合体からなる繊維、(2)メルトフローレート(ASTM
D 1238,190℃、荷重2.16kg)が10〜100g/10
分であるエチレン系重合体(a)からなる鞘部、および
メルトフローレート(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16k
g)が10〜100g/10分であるプロピレン系重合
体(b)からなる芯部から構成される同芯または偏芯の
芯鞘型複合繊維、(3)該エチレン系重合体(a)から
なる重合体部および該プロピレン系重合体(b)からな
る重合体部から構成されるサイドバイサイド型複合繊維
など。
ポリオレフィン系樹脂は、後述するエチレン系重合体
(A)の融点よりも高い融点を有する成分を含んでい
る。この高融点成分を含む樹脂から形成されたポリオレ
フィン系繊維からなるポリオレフィン系不織布[I]と
エチレン系重合体(A)フィルム[II]層とを積層する
ことにより、ポリオレフィン系不織布[I]表面の凹凸
をエチレン系重合体フィルム[II]層に転写することが
可能となる。この転写により、エチレン系重合体[II]
層表面にポリオレフィン系不織布[I]の風合いに近い
風合いを得ることができる。
らに説明する。 [上記(1)のプロピレン系重合体からなる繊維]上記
(1)の繊維を形成するプロピレン系重合体としては、
プロピレンの単独重合体またはプロピレンと、エチレ
ン、1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1- ペンテン、1-
オクテンなどのα- オレフィンとのランダム共重合体が
挙げられる。
ダム共重合体は、α- オレフィン成分含量が10モル%
以下であることが望ましい。プロピレン系重合体は、密
度(ASTM D 1505) が通常0.89〜0.92g/
m3 、好ましくは0.90〜0.91g/cm3 の範囲
にあることが紡糸性の点から望ましく、またメルトフロ
ーレート(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg)が10〜
100g/10分、好ましくは20〜80g/10分の
範囲にあることが望ましい。
的を損なわない範囲で、他の重合体、着色剤、耐熱安定
剤、核剤、スリップ剤などを配合することができる。プ
ロピレン系重合体の繊維径は、通常1.0〜50μm、
好ましくは5.0〜40μmである。
成するエチレン系重合体(a)としては、エチレンの単
独重合体(製法は、低圧法、高圧法のいずれでも良い)
またはエチレンと、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセ
ン、4-メチル-1- ペンテン、1-オクテンなどのα- オレ
フィンとのランダム共重合体が挙げられる。
ム共重合体は、α- オレフィン成分含量が20モル%以
下であることが望ましい。さらに好ましくは0.1〜5
モル%である。
(ASTM D 1505) が0.860〜0.970g/cm
3 、好ましくは0.910〜0.960g/cm3 の範
囲にあることが望ましく、またメルトフローレート(M
FR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が10〜10
0g/10分、好ましくは20〜80g/10分の範囲
にあることが望ましい。
としては、プロピレンの単独重合体またはプロピレン
と、エチレン、1-ブテン、1-ヘキセン、4-メチル-1- ペ
ンテン、1-オクテンなどのα- オレフィンとのランダム
共重合体が挙げられる。
ダム共重合体は、α- オレフィン成分含量が10モル%
以下であることが望ましい。さらに好ましくは0.1〜
5モル%である。
ルトフローレート(MFR;ASTM D1238,230℃、荷重
2.16kg)が10〜100g/10分、好ましくは20〜
80g/10分の範囲にあることが望ましい。
合体(b)と鞘部を形成するエチレン系重合体(a)と
の重量比((b)/(a))は、5/95〜90/1
0、好ましくは10/90〜80/20、さらに好まし
くは10/90〜50/50の範囲にあることが望まし
い。
合体(b)の割合がこの範囲であると複合繊維の十分な
強度が得られ、かつ、柔軟性にも優れる。鞘部が上述し
たエチレン系重合体(a)から形成された芯鞘型複合繊
維から調製した不織布、特にスパンボンド不織布は、該
不織布を構成する複合繊維表面の大部分ないし全部が上
述したエチレン系重合体(a)からなるので、従来のポ
リプロピレンからなる不織布に比べ柔軟性に優れる。ま
た、不織布を構成する複合繊維が捲縮繊維であるとさら
に柔軟性に優れる。
(1) エチレン系重合体(a)から形成された鞘部と、プ
ロピレン系重合体(b)から形成された芯部とからなる
同芯の芯鞘型複合繊維、(2) エチレン系重合体(a)か
ら形成された鞘部と、プロピレン系重合体(b)から形
成された芯部とからなる偏芯の芯鞘型複合繊維がある。
このうち、(2) の偏芯の芯鞘型複合繊維は捲縮繊維とな
る。
断面図を示す。図1は、同芯の芯鞘型複合繊維の模式断
面を示しており、図2は、偏芯の芯鞘型複合繊維の模式
断面を示している。なお、図中のPPは、プロピレン系
重合体からなる芯部を示し、PEは、エチレン系重合体
からなる鞘部を示す。
成するエチレン系重合体(a)および/または芯部を形
成するプロピレン系重合体(b)に、本発明の目的を損
なわない範囲で、他の重合体、着色材、耐熱安定剤、核
剤、スリップ剤などを配合することができる。
1.0〜50μm、好ましくは5.0〜40μmであ
る。 [上記(3)のサイドバイサイド型複合繊維]本発明で
用いられるサイドバイサイド型複合繊維は、上述したエ
チレン系重合体(a)からなる重合体部とプロピレン系
重合体(b)からなる重合体部とからなり、高融点のプ
ロピレン系重合体(b)含量よりも、低融点のエチレン
系重合体(a)含量が多い方がエチレン系重合体フィル
ム層[II]との接着性の面で好ましい。低融点のエチレ
ン系重合体(a)含量は、通常95〜10重量%、好ま
しくは90〜20重量%、さらに好ましくは90〜50
重量%である。
式断面図を示す。なお、図中のPPは、プロピレン系重
合体部を示し、PEは、エチレン系重合体部を示す。さ
らに本発明では、必要に応じてエチレン系重合体(a)
および/またはプロピレン系重合体(b)に、本発明の
目的を損なわない範囲で、他の重合体、着色材、耐熱安
定剤、核剤、スリップ剤などを配合することができる。
は、通常1.0〜50μm、好ましくは5.0〜40μ
mである。 [ポリオレフィン系不織布[I]]本発明で用いられる
ポリオレフィン系不織布[I]は、目付が5〜50g/
m2 、好ましくは10〜30g/m2 であり、厚さが5
0〜1,000μm、好ましくは100〜600μmで
ある。
布[I]は、上記のようなポリオレフィン系繊維を用
い、従来公知の湿式法、乾式法、メルトブローン法、ス
パンボンド法等により調製することができる。本発明に
おいては、スパンボンド法により調製されたポリオレフ
ィン系不織布が好ましく用いられる。
ンド不織布は、たとえば鞘部を形成するエチレン系重合
体(a)と芯部を形成するプロピレン系重合体(b)を
複合スパンボンド法で溶融紡糸と同時にウェブを作り、
ウェブをニードルパンチあるいは熱融着させることによ
り調製することができる。その際、空気流や水流、ある
いは遠心力を利用して紡糸繊維を引き出して延伸すると
ともに、引き出された繊維をコンベアー等で受け止めて
シート状ウェブにする。
レン系重合体フィルム[II]層は、次のエチレン系重合
体(A)を含む組成物の押出ラミネートにより、上述し
たポリオレフィン系不織布[I]の片面または両面に形
成されている。
本発明において、エチレン系重合体(A)として、エチ
レン・α- オレフィン共重合体(A1)、高圧法低密度
ポリエチレン(A2)、およびエチレンとカルボン酸ま
たはカルボン酸エステル含有モノマーとの共重合体(A
3)から選ばれる少なくとも1種の重合体を用いると、
柔軟性に優れるフィルムを得ることができる点で好まし
い。なお、本明細書中における「重合体」は、単独重合
体を指すだけでなく、共重合体をも指す場合がある。
(A1)は、エチレンと、炭素原子数3〜20のα- オ
レフィンとのランダム共重合体である。炭素原子数3〜
20のα- オレフィンとしては、具体的には、プロピレ
ン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-
ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テト
ラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコ
センなどが挙げられる。このエチレン・α- オレフィン
共重合体(A1)は、エチレンと、上記α- オレフィン
から選ばれる1種または2種以上の組み合わせとからな
る。
(A1)は、エチレンから導かれる構成単位を55〜9
9.9モル%、炭素原子数3〜20のα- オレフィンか
ら導かれる構成単位を0.1〜45モル%の割合で含む
共重合体が好ましく、特に、エチレンから導かれる構成
単位を70〜99モル%、炭素原子数3〜20のα- オ
レフィンから導かれる構成単位を1〜30モル%の割合
で含む共重合体が好ましい。
(A1)におけるエチレンから導かれる構成単位と、上
記α- オレフィンから導かれる構成単位の含有割合は、
通常、10mmφの試料管中で約200mgの共重合体
を、ヘキサクロロブタジエン/重水素化ベンゼンの重量
割合が4/1の混合溶液約2.5mlに均一に溶解させ
て調製した試料を、測定温度120℃、測定周波数12
5.65MHz、スペクトル幅7.5μsecの条件下
で、13C−NMRスペクトルを測定してエチレンに帰属
されるスペクトルと、α- オレフィンに帰属されるスペ
クトルとから求めることができる。エチレンおよびα-
オレフィンに帰属するスペクトルの同定は、たとえば J
AMES C.RADALL,JMS-REV.MACROL.CHEM.PHYS.,C29(2&
3),201(1989)を参考に求めることができる。
合体(A1)は、密度が0.850〜0.950g/c
m3 、好ましくは0.860〜0.940g/cm3 、
さらに好ましくは0.870〜0.930g/cm3 の
範囲にある。密度は、190℃における2.16kg荷
重でのメルトフローレート(MFR)測定時に得られる
ストランドを、120℃で1時間熱処理し、1時間かけ
て室温まで徐冷した後、密度勾配管で測定して得られる
数値である。
重合体(A1)のメルトフローレート(MFR;ASTM D
1238,190℃、荷重2.16kg)は、0.5〜100g/1
0分、好ましくは1.0〜50g/10分、さらに好ま
しくは2.0〜40g/10分の範囲にあることが望ま
しい。
は、いわゆる高圧ラジカル重合により製造される長鎖分
岐を有する分岐の多いポリエチレンであり、密度が0.
915〜0.930g/cm3 、好ましくは0.918
〜0.930g/cm3 、さらに好ましくは0.920
〜0.925g/cm3 の範囲にあるポリエチレンであ
る。この高圧法低密度ポリエチレン(A2)は、メルト
フローレート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16
kg)が0.5〜100g/10分、好ましくは1.0〜
50g/10分、さらに好ましくは2.0〜40g/1
0分の範囲内にあることが望ましい。
2)は、長鎖分岐の度合いを表わすスウェル比、すなわ
ち毛細管式流れ特性試験機を用い、190℃の条件下で
内径(Di)2.0mm、長さ15mmのノズルより押
出速度10mm/分で押出したストランドの径(Ds)
と、ノズルの内径(Di)との比(Ds/Di)が1.
3以上であることが望ましい。
2)は、本発明の目的を損なわない範囲で、エチレン
と、50モル%以下、好ましくは30モル%以下、さら
に好ましくは20モル%以下の他のα- オレフィン、酢
酸ビニル、アクリル酸エステル等の重合性単量体との共
重合体であってもよい。
酸エステル含有モノマーとの共重合体(A3)として
は、たとえばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・メタクリル酸共重合体などが挙げられる。この共重合
体(A3)は、良好な成形性を示す点で、エチレンから
導かれる構成単位の含有量が95〜70重量%であるこ
とが好ましい。
900〜0.950g/cm3 、好ましくは0.910
〜0.945g/cm3 の範囲にあり、メルトフローレ
ート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が
0.5〜30g/10分、好ましくは1〜10g/10
分の範囲内にある。
スリップ剤(B)としては、具体的には、エルカ酸アミ
ド、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、オレイ
ン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、ステア
リン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、12- ヒドロキシステアリン酸カルシウ
ムなどが挙げられる。中でも、ステアリン酸アミド、エ
ルカ酸アミドが好ましく用いられる。
(A)100重量部に対して、0.01〜1重量部、好
ましくは0.05〜0.5重量部、さらに好ましくは
0.05〜0.3重量部の割合で用いられる。スリップ
剤(B)を上記範囲の割合で用いると、肌触りのよいエ
チレン系重合体フィルム[II]層が得られる。
タン白(C)は、酸化チタンからなる白色顔料であり、
ルチル型の結晶構造を有する酸化チタン、およびアナタ
ーゼ型の結晶構造を有する酸化チタンである。中でも、
ルチル型の結晶構造を有する酸化チタンが化学的安定性
等の点で好ましく用いられる。
(A)100重量部に対して、0.5〜15重量部、好
ましくは1.0〜10重量部、さらに好ましくは2.0
〜8.0重量部の割合で用いられる。チタン白(C)を
上記範囲の割合で用いると、隠蔽性が良好なエチレン系
重合体フィルム[II]層が得られる。
調製>本発明で用いられるエチレン系重合体(A)を含
む組成物は、上記各成分を従来公知の方法、たとえばヘ
ンシェルミキサー、V- ブレンダー、リボンブレンダ
ー、タンブラーブレンダー等で混合する方法、あるいは
このような方法で混合して得られた混合物を、さらに一
軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バンバリーミキサー
等で溶融混練した後、造粒あるいは得られた樹脂塊を粉
砕することによって得ることができる。
1)と高圧法低密度ポリエチレン(A2)は、予め混合
物とすることができるし、また、これらの成分をスリッ
プ剤(B)とチタン白(C)とを同時に混合することも
できる。
成>上記のようにして得られたエチレン系重合体(A)
を含む組成物からなるエチレン系重合体フィルム[II]
層は、従来公知の押出ラミネート法により、上述したポ
リオレフィン系不織布の片面または両面に形成されてい
る。
次の通りである。 樹脂温度:200〜400℃、好ましくは250〜35
0℃ ラミネート速度:10〜1,000m/分、好ましくは
50〜500m/分 成形の際は、基材(不織布)をコロナ、オゾン処理する
ことが好ましく、冷却ロールとしては、マット調(艶消
し)のロールを使用するのが好ましい。
は、たとえば図4に示すように、繰り出し部(繰出しロ
ール)、ラミネート部(押出機、T−ダイ、加圧用ゴム
ロール、冷却ロール)、巻き取り部(巻取りロール)よ
り構成されている。T−ダイから押出された溶融状態の
エチレン系重合体(A)の組成物は、加圧用ゴムロール
と冷却ロールとの間で繰り出し部から送られてきた基材
に圧着され、冷却ロールで冷却されて巻取りロールに巻
き取られる。
オレフィン系不織布[I]を完全に溶融させないように
して行なうとともに、得られた積層体の目付が10〜8
0g/m2 、好ましくは15〜60g/m2 、さらに好
ましくは15〜50g/m2の範囲内になるように行な
う。このエチレン系重合体フィルム[II]層の厚みは、
0.1〜30μm、好ましくは1〜15μm、さらに好
ましくは1〜10μmである。エチレン系重合体フィル
ム[II]層の厚みを上記範囲内にすることにより、ポリ
オレフィン系不織布[I]表面の凹凸をエチレン系重合
体フィルム[II]層に転写することが可能となる。すな
わち、上記のような押出しラミネートにより、ポリオレ
フィン系不織布[I]の片面または両面に形成されるエ
チレン系重合体フィルム[II]層の表面に、ポリオレフ
ィン系不織布[I]の風合いに近い風合いが付与され
る。
トップシートは、上記のようにして得られた積層体の少
なくともエチレン系重合体フィルム[II]層に、熱針穴
加工またはウォータージェットによる細孔形成加工によ
り、多数の細孔が形成されている。
その開孔率は、10〜50%、好ましくは15〜40
%、さらに好ましくは20〜40%である。上記熱針穴
加工は、たとえば図5の(A)に示すような針ロールで
あって、図5の(B)に示す形状の針が図5の(C)に
示す配列パターンすなわち千鳥状(たとえばP1 =2.
5mm、P2 =2.5mm)に植設されている針ロール
を用いる。針ロールのサイズとしては、たとえばロール
径Lが82mmであり、長さSが100mmである針ロ
ールが挙げられる。この針ロールは、図5の(A)に示
すように、針ロールの側面にノックピンが設けられてお
り、また、この側面と反対側の側面にノックピン挿入穴
が設けられているので、上記積層体の幅に応じて、この
針ロールを複数個連結して針ロールの長さを調節するこ
とができる。
ルを用いて、図6に示すような針穴加工装置で、熱針温
度80〜200℃、好ましくは100〜160℃、ライ
ン速度10〜1,000m/分、好ましくは10〜50
0m/分で行なうことができる。
ィン系不織布[I]層側から入れることもできるし、ま
たエチレン系重合体フィルム[II]層側から入れること
もできる。本発明においては、熱針は、ポリオレフィン
系不織布[I]層側から入れることが好ましい。図7に
示すように、熱針をポリオレフィン系不織布[I]層側
から入れて抜くと、ポリオレフィン系不織布[I]層表
面の開口周端部が細孔の外側に向かって盛り上がる。こ
のような細孔を有する積層体をトップシートとして用い
た吸収性物品を身に着けると、上記開口周端部の盛り上
がり部分は、身体で細孔内部に向かって押し戻され、細
孔が塞がれた状態になるため、吸収体から戻ってくる体
液がトップシート表面に滲出しにくくなり、濡れた感触
はない。
0.5〜3mmであり、針の温度は、80〜200℃、
好ましくは100〜160℃である。上記ウォータージ
ェットによる細孔形成加工は、従来公知の方法、たとえ
ば特開平3−19950号公報、特開平2−26970
号公報(US−第170193号明細書、1988年3
月18日出願)等に記載されている方法を採用して行な
うことができる。
方法を採用する場合、たとえばポリオレフィン系不織布
[I]とエチレン系重合体フィルム[II]とからなる積
層体を、開孔を有する透水性の部材の上に置き、積層体
面から高圧の水流を衝突させて開孔を生じさせる。
板、シート、細い針金またはプラスチック線を織った
り、あるいは編んで作製したスクリーンなどを用いるこ
とができる。開孔は、任意の形、大きさであってもよ
い。
フィン系不織布[I]層側から行なうことができるし、
またエチレン系重合体フィルム[II]層側から行なうこ
ともできる。
トによる細孔形成加工によれば、エチレン系重合体フィ
ルム[II]層表面に付与されたポリオレフィン系不織布
[I]の風合いに近い風合いを損なうことなく、細孔を
形成することができる。
材は、そのエチレン系重合体フィルム[II]層が人肌に
触れる側にくるように用いられるが、エチレン系重合体
フィルム[II]層に多数の基材不織布由来の凹凸が形成
され、肌との接触面積が小さいため、エチレン系重合体
フィルム[II]層は、乾燥状態および湿潤状態のいずれ
の状態にあっても、肌にぴったり密着することがなく、
肌触りが良い。また、吸収体からトップシートに再び戻
る体液の量(リウェット、ウェットバック)がかなり少
ないので、濡れた感触がなく肌触りがよい。
発明は、これら実施例により限定されるものはない。
密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、スリッ
プ剤およびチタン白は、次の通りである。ポリオレフィン系不織布 1)ポリプロピレン系複合繊維からなるポリオレフィン
系不織布(1) 製法:スパンボンド法 目付:23g/m2 繊維径:19.0μm 厚さ:200μm(光学顕微鏡により測定。以下同
じ。) ポリプロピレン系複合繊維:メルトフローレート(ASTM
D 1238,190℃、荷重2.16kg)が30g/10分であ
り、密度(ASTM D1505) が0.950g/cm3 であ
るエチレン・1-ブテン共重合体からなる鞘部と、メルト
フローレート(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg)が5
0g/10分であり、密度(ASTM D 1505)が0.91g
/cm3 であるプロピレン単独重合体からなる芯部とか
ら構成された同芯の芯鞘型複合繊維。 2)ポリプロピレン繊維からなるポリオレフィン系不織
布(2) 製法:スパンボンド法 目付:23g/m2 繊維径:18.0μm 厚さ:220μm ポリプロピレン繊維:メルトフローレート(ASTM D 123
8,230℃、荷重2.16kg)が50g/10分であり、密度
(ASTM D 1505)が0.91g/cm3 であるプロピレン
単独重合体からなる繊維。 3)ポリオレフィン系不織布(3) 上記ポリオレフィン系不織布(1)の表面に界面活性剤
をグラビアコーターにより塗布した親水処理品。
名ペポールAS−054Cの4%水溶液 界面活性剤の塗布量:0.4g/m2 界面活性剤塗布のライン速度:10m/分 乾燥温度:85℃ 乾燥時間:1分 4)ポリオレフィン系不織布(4) 上記ポリオレフィン系不織布(2)の表面に界面活性剤
をグラビアコーターにより塗布した親水処理品。
名ペポールAS−054Cの4%水溶液 界面活性剤の塗布量:0.2g/m2 界面活性剤塗布のライン速度:10m/分 乾燥温度:85℃ 乾燥時間:1分直鎖状低密度ポリエチレン ・LLDPE 密度(ASTM D 1505):0.915g/cm3 MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):15.0
g/10分高圧法低密度ポリエチレン ・HPLDPE 密度(ASTM D 1505):0.917g/cm3 MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):10.0
g/10分スリップ剤 エルカ酸アミドチタン白 商品名 CR−63、石原産業(株)製 また、実施例等で得られた積層体等(トップシート)に
ついて、開孔率、ドライ時の触感、表面摩擦係数、吸収
速度およびウェットバック性を、下記の試験方法に従っ
て、測定ないし評価した。
の顕微鏡写真を撮影し、画像処理を行なって開孔部の面
積(%)を算出した。
不織布、フィルム(試料)の表面を手で触れ、さらっと
感の有無を判定し、下記の基準で評価した。 [評価基準] ◎ : 非常にさらっと感がある。 ○ : さらっと感がある。 △ : ややべたつき感がある。 × : べたつき感がある。
型)を用いて、23℃で、試料フィルム表面側のMD方
向(縦方向)およびCD方向(横方向)における、MI
U(平均静摩擦係数)およびMMD(摩擦係数の変動)
を測定した。MIU(平均静摩擦係数)の値が小さくな
るほど、表面平滑性がよい。
の表面材(トップシート材)を取り除いたものの上に、
試料を置き、その上たとえば積層体のフィルム層の上に
青色に着色した0.8%濃度の生理食塩水5mlを滴下
したとき、生理食塩水が吸収される時間を測定し、評価
した。
収体からトップシート材への戻り性) 上記(4)の吸収テストを行なった後、指で軽く押さえ
て、戻り性を下記の基準で評価した。 [評価基準] ○ : 生理食塩水の吸収体から試料への戻りは殆どな
く、試料に指で触れても殆ど濡れない。 △ : 生理食塩水は、吸収体から試料にやや戻る。 × : 生理食塩水の吸収体から試料への戻りがかなり多
い。
に、第1表に示す組成のエチレン系重合体組成物を下記
の条件で押出ラミネートして積層体を得た。
友重工(株)製 ・ダイのスリットの寸法 : 500mm ・樹脂温度 : 290℃ ・生産スピード : 100m/分 ・コロナ処理:基材不織布の貼り合わせ側表面に行なっ
た。 ・オゾン処理:溶融樹脂の貼り合わせ側表面に行なっ
た。 ・冷却ロールの表面仕上げ状態 : マット調(艶消し) ・ニップロール圧力 : 0.6kgf/cm エチレン系重合体フィルム層の厚みが5μmになるよう
に調整した。
系不織布(1)層側から、下記の条件で熱針穴加工を行
なった。 <熱針穴加工の条件> 針の径 :1.0mm(図5参照) 針の温度 :150℃ ライン速度:20m/分 受けロール:ブラシロール使用 上記のようにして細孔が形成された積層体の目付は、2
9g/m2 であり、開孔率は、26%であった。
IU、MMD、吸収速度およびウェットバック性を、上
記試験方法に従って測定ないし評価した。その結果を第
2表に示す。
布(1)の両面に、エチレン系重合体組成物の押出ラミ
ネートを行なった以外は、実施例1と同様に行なった。
あり、開孔率は、25%であった。この積層体につい
て、ドライ時の触感、MIU、MMD、吸収速度および
ウェットバック性を、上記試験方法に従って測定ないし
評価した。
布(1)の代わりに、ポリオレフィン系不織布(2)を
用いた以外は、実施例1と同様に行なった。
あり、開孔率は、24%であった。この積層体につい
て、ドライ時の触感、MIU、MMD、吸収速度および
ウェットバック性を、上記試験方法に従って測定ないし
評価した。
布(2)の両面に、エチレン系重合体組成物の押出ラミ
ネートを行なった以外は、実施例3と同様に行なった。
あり、開孔率は、25%であった。この積層体につい
て、ドライ時の触感、MIU、MMD、吸収速度および
ウェットバック性を、上記試験方法に従って測定ないし
評価した。
ついて、実施例1と同様に、上記測定ないし評価を行な
った。
したが、滴下した生理食塩水を吸収することはなかっ
た。その結果を第2表に示す。
ついて、実施例1と同様に、上記測定ないし評価を行な
った。
したが、滴下した生理食塩水を吸収することはなかっ
た。その結果を第2表に示す。
フィン系不織布(1)の親水処理品)そのものについ
て、実施例1と同様に、上記測定ないし評価を行なっ
た。
フィン系不織布(2)の親水処理品)そのものについ
て、実施例1と同様に、上記測定ないし評価を行なっ
た。
エチレン系重合体組成物を、ホッパー1から押出機2
(65mmφ、L/D=30)に供給して230℃で溶
融混練した。溶融物をT−ダイ3(リップ幅:250m
m)から成形速度12m/分で押出し、キャストフィル
ム4を得た。
のパンチングメタル(孔径1mm、厚さ0.6mm)を
円柱状に成形したドラム5に供給し、ドラム5内の真空
度を2,000〜2,500mmAqとして、ドラム5
の表面にキャストフィルム4を押し当てた。このときブ
ロアー6によって吹き付け口7から360℃の高温空気
を流量60m3 /hで吹き付けることにより開孔成形を
行ない、厚み25μmの開孔フィルム8を製造した。
1と同様に、上記測定ないし評価を行なった。その結果
を第2表に示す。
図である。
図である。
式断面図である。
ーの一例を示す概略図である。
例を示す図面であり、図5の(A)は針ロールの断面図
であり、図5の(B)は、針の形状を示す断面図であ
り、図5の(C)は、針ロール周面における針の配置パ
ターンを示す図である。
一例を示す概略図である。
層側から入れて抜いたときの不織布層とエチレン系重合
体フィルム層とからなる積層体の状態を示す概略図であ
る。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】目付が5〜50g/m2 であるポリオレフ
ィン系不織布[I]の片面または両面に、エチレン系重
合体(A)を含む組成物の押出ラミネートにより、エチ
レン系重合体フィルム[II]層が形成され、目付が10
〜80g/m2 である積層体からなり、 該積層体の少なくともエチレン系重合体フィルム[II]
層に、熱針穴加工あるいはウォータージェットによる細
孔形成加工により、多数の細孔が形成されており、 該エチレン系重合体(A)は、 密度が0.850〜0.950g/cm3 の範囲にあ
り、メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、荷重2.1
6kg)が0.5〜100g/10分の範囲にあり、 該エチレン系重合体フィルム[II]層に、ポリオレフィ
ン系不織布[I]表面の凹凸が転写されていることを特
徴とする吸収性物品用トップシート材。 - 【請求項2】前記エチレン系重合体(A)が、 エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとの共
重合体であって、密度が0.850〜0.950g/c
m3 の範囲にあり、メルトフローレート(ASTMD 1238,
190℃、荷重2.16kg)が0.5〜100g/10分の範
囲にあるエチレン・α- オレフィン共重合体(A1)、 密度が0.905〜0.935g/cm3 の範囲にあ
り、メルトフローレート(ASTM D 1238,190℃、荷重2.
16kg)が0.5〜100g/10分の範囲にある高圧法
低密度ポリエチレン(A2)、および密度が0.900
〜0.950g/cm3 の範囲にあり、メルトフローレ
ート(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.5〜3
0g/10分の範囲にある、エチレンとカルボン酸また
はカルボン酸エステル含有モノマーとの共重合体(A
3)からなる群から選ばれる少なくとも1種の重合体で
あることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品用ト
ップシート材。 - 【請求項3】前記エチレン系重合体(A)が、エチレン
・α- オレフィン共重合体(A1)および高圧法低密度
ポリエチレン(A2)の合計量100重量部に対し、エ
チレン・α- オレフィン共重合体(A1)を50重量部
以上100重量部未満の量で含み、高圧法低密度ポリエ
チレン(A2)を50重量部以下の量で含んでいること
を特徴とする請求項2に記載の吸収性物品用トップシー
ト材。 - 【請求項4】前記エチレン系重合体(A)を含む組成物
が、エチレン系共重合体(A)100重量部に対し、ス
リップ剤(B)0.01〜1重量部とチタン白(C)
0.5〜15重量部を含有していることを特徴とする請
求項1に記載の吸収性物品用トップシート材。 - 【請求項5】前記ポリオレフィン系不織布[I]が、ス
パンボンド不織布であることを特徴とする請求項1に記
載の吸収性物品用トップシート材。 - 【請求項6】前記ポリオレフィン系不織布[I]が、繊
維径が1.0〜50μmであるオレフィン系重合体の繊
維から形成されていることを特徴とする請求項1に記載
の吸収性物品用トップシート材。 - 【請求項7】前記細孔の開孔率が、10〜50%である
ことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品用トップ
シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10043460A JPH11239587A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 吸収性物品用トップシート材 |
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JP10043460A JPH11239587A (ja) | 1998-02-25 | 1998-02-25 | 吸収性物品用トップシート材 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11239587A true JPH11239587A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=12664332
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