JPH11239281A - 同期信号検出装置 - Google Patents

同期信号検出装置

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JPH11239281A
JPH11239281A JP4180898A JP4180898A JPH11239281A JP H11239281 A JPH11239281 A JP H11239281A JP 4180898 A JP4180898 A JP 4180898A JP 4180898 A JP4180898 A JP 4180898A JP H11239281 A JPH11239281 A JP H11239281A
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signal
detection
synchronization
input
signals
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JP4180898A
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Hirobumi Ishii
博文 石井
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力RGB映像信号のうちのG(緑)信号に
同期信号が重畳される場合に、その同期信号の検出精度
を向上する。 【解決手段】 入力されるG信号に同期信号が重畳され
ているときには該同期信号を分離する同期分離手段(ク
ランプ回路1、同期分離部2)と、前記同期分離手段で
分離した信号を検出したときには所定の検出信号を出力
する信号検出部3と、前記同期分離手段で分離した信号
のパルス周期が水平同期信号の周期であることを検出し
たときには所定の検出信号を出力するパルス周期検出部
4と、前記同期分離手段で分離した信号のパルス幅が水
平同期信号の幅であることを検出したときには所定の検
出信号を出力するパルス幅検出部5と、前記信号検出部
3、パルス周期検出部4及びパルス幅検出部5それぞれ
より前記所定の検出信号が入力されたときに同期信号検
出信号を出力する判定部6とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期信号検出装置に
係り、より詳細には、入力RGB映像信号のうちのG
(緑)信号に重畳される水平及び垂直の同期信号の検出
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の映像ソースの多様化に伴い、これ
ら映像を表示するモニタ装置には種々の形態の映像信号
が入力される。この場合、入力同期信号の形態も異な
る。入力同期信号の形態として、水平同期信号と垂直同
期信号とが分離したセパレート同期、水平同期信号と垂
直同期信号とが複合された複合同期(コンポジット同
期)、又はRGB映像信号のうちのG(緑)信号に前記
複合同期信号が重畳されたもの(以下、「SYNC ON GREE
N 」と記す)の3種類に大別できる。但し、最後のSYNC
ON GREEN に関し、全てのRGB映像信号に同期信号が
重畳されているわけではなく、同期信号の重畳のないR
GB映像信号もある。従って、モニタ装置側では入力さ
れた同期信号の形態が上記いずれのものかにつき検出す
る必要がある。この検出において、セパレート同期及び
コンポジット同期の形態についてはその検出は比較的容
易であるが、SYNC ON GREEN についてはG(緑)映像信
号に同期信号が重畳しているという特質から上記セパレ
ート同期等の検出に比し相応の検出回路を必要とする。
【0003】図6は、従来における上記SYNC ON GREEN
の形態の同期信号検出装置の一例を示す要部ブロック図
である。同図において、入力信号S1がRGB映像信号の
うちのG(緑)信号であり、入力される信号により複合
同期信号が重畳されたもの(SYNC ON GREEN )と、重畳
されないものとがある。図2(A)にSYNC ON GREEN の
信号形態の一部を示す。符号イが水平同期信号、同ロが
垂直同期信号、同ハが映像信号である。図6において、
クランプ回路41は上記入力信号S1の同期尖頭部分をクラ
ンプし、同期信号を揃える。同期分離回路42はクランプ
処理したG信号から同期部分を分離する。信号検出部43
は同期分離回路42よりの同期信号を検出したときには相
応の検出信号Soを出力する。G信号に複合同期信号が重
畳されいない場合には同期分離回路42では原則として同
期信号が分離されないので信号検出部43における同期信
号検出はない。以上により、SYNC ON GREEN であるか否
かにつき検出できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
同期信号検出装置(図6)においては、同期信号が重畳
されていない信号についても同期検出という誤動作が発
生する場合がある。これは、映像成分の内容によりクラ
ンプ回路41や同期分離回路42が誤動作し、映像成分を同
期信号として分離してしまうことによる。従って、モニ
タ装置としては上記誤検出により誤動作を起こすことに
なる。従来の同期信号検出装置(図6)においてはこの
ような欠点があった。本発明は上記欠点の解決を図った
同期信号検出装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、RGB映像信
号のうちのG(緑)信号が入力され、該G信号に水平及
び垂直の同期信号が重畳されているときには、該同期信
号を分離する同期分離手段と、前記同期分離手段で分離
した信号を検出したときには所定の検出信号を出力する
信号検出部と、前記同期分離手段で分離した信号のパル
ス周期が水平同期信号の周期であることを検出したとき
には所定の検出信号を出力するパルス周期検出部と、前
記信号検出部及びパルス周期検出部それぞれより前記所
定の検出信号が入力されたときに同期信号検出信号を出
力する判定部とで構成した同期信号検出装置を提供する
ものである。
【0006】または、前記同期分離手段で分離した信号
のパルス幅が水平同期信号の幅であることを検出したと
きには所定の検出信号を前記判定部に送出するパルス幅
検出部を設け、前記信号検出部、パルス周期検出部及び
パルス幅検出部それぞれより前記所定の検出信号が入力
されたときに前記判定部が同期信号検出信号を出力する
ようにする。
【0007】また、前記同期分離手段を、前記G信号を
尖頭値でクランプするクランプ回路と、前記クランプ回
路よりの信号から同期信号を分離する同期分離部とで構
成する。
【0008】また、前記信号検出部を、単安定マルチバ
イブレータで構成する。
【0009】また、前記パルス周期検出部を、前記同期
分離手段で分離した信号の立ち下がりエッジを検出する
立ち下がりエッジ検出部と、入力されるクロック信号を
カウントし、前記立ち下がりエッジ検出部よりの信号で
クリアされるカウンタと、前記立ち下がりエッジ検出部
よりの検出信号が入力されたときに前記カウンタよりの
カウントデータを取り込んで保存するレジスタと、前記
レジスタよりのカウントデータを基準データと比較し、
該カウントデータが該基準データと一致したときに前記
所定の検出信号を出力する比較器とで構成する。また
は、前記立ち下がりエッジ検出部と前記カウンタとの間
に遅延回路を設け、該遅延回路で前記立ち下がりエッジ
検出部よりの検出信号を所定期間遅延し、同遅延した信
号で前記カウンタをクリアするようにする。また、前記
基準データを、水平同期信号周期のデータにする。
【0010】また、前記パルス幅検出部を、前記同期分
離手段で分離した信号でトリガされる単安定マルチバイ
ブレータと、データ入力端に前記単安定マルチバイブレ
ータよりの信号が入力し、クロック端に前記同期分離手
段よりの信号が入力し、出力端より前記所定の検出信号
を出力するフリップフロップとで構成する。また、前記
フリップフロップを、D型(遅延型)フリップフロップ
とする。
【0011】また、前記パルス幅検出部を、前記同期分
離手段で分離した信号の立ち下がりエッジを検出する立
ち下がりエッジ検出部と、前記同期分離手段で分離した
信号の立ち上がりエッジを検出する立ち上がりエッジ検
出部と、入力されるクロック信号をカウントし、前記立
ち下がりエッジ検出部よりの検出信号でクリアされるカ
ウンタと、前記立ち上がりエッジ検出部よりの検出信号
が入力されたときに前記カウンタよりのカウントデータ
を取り込んで保存するレジスタと、前記レジスタよりの
カウントデータを基準データと比較し、該カウントデー
タが該基準データより小さいときに前記所定の検出信号
を出力する比較器とで構成する。また、前記基準データ
を、水平ブランキング幅のデータにする。
【0012】また、前記クロック信号の周波数を、水平
周波数より十分高い周波数にする。
【0013】また、前記判定部を論理回路で構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る同期信号検出装置の一実施例を示す要部ブロック図、
図2は図1に関する説明図、図3は図1のパルス周期検
出部の具体例を示す要部ブロック図等、図4及び図5は
図1のパルス幅検出部の具体例を示す要部ブロック図等
である。最初に図1に基づき本発明全体の動作につき説
明する。入力信号S1は図6と同様にRGB映像信号のう
ちのG(緑)信号であり、入力される信号により複合同
期信号が重畳されたもの(以下、「SYNC ON GREEN 」と
記す)と、重畳されないものとがある。なお、図2
(A)にSYNC ON GREEN の信号形態の概略図の一部を示
し、符号イが水平同期信号、同ロが垂直同期信号、同ハ
が映像信号である。
【0015】いま、入力信号S1が複合同期信号の重畳さ
れたものとする。クランプ回路1は上記入力信号S1の同
期尖頭部分をクランプし、同期信号を揃えるものであ
る。同期分離部2はクランプ処理したG信号から同期部
分を分離する。同分離した同期信号の概略図を図2
(B)に示す。信号検出部3は同期分離部2よりの同期
信号を検出したときには所定の検出信号[例えば、ハイ
(H)]を出力する。信号検出部3として、例えば図示
のように単安定マルチバイブレータ3aで構成する。この
単安定マルチバイブレータ3aを同期分離出力の水平同期
立ち下がり([図2(B)矢印]でトリガをかける。ま
た、R・Cの時定数を選定し、次の水平同期立ち下がり
でトリガがかかる間は同じ出力を維持するようようにす
る。この結果、単安定マルチバイブレータ3aは所定の出
力[例えば、ハイ(H)]状態になる。図2(C)に単
安定マルチバイブレータ3aの出力を示す。なお、単安定
マルチバイブレータ3aのトリガについては水平同期の立
ち上がりを利用してもよい。
【0016】また、パルス周期検出部4は、同期分離部
2よりの水平同期信号の周期を検出し、正規の周期を検
出したときには所定の検出信号を出力する[例えば、ハ
イ(H)]。なお、具体例(図3)につき後述する。ま
た、パルス幅検出部5は、同期分離部2よりの水平同期
信号のパルス幅を検出し、正規のパルス幅を検出したと
きには所定の検出信号を出力する[例えば、ハイ
(H)]。なお、具体例(図4、図5)につき後述す
る。判定部6は、信号検出部3、パルス周期検出部4及
びパルス幅検出部5それぞれより前記所定の検出信号の
入力があった場合、検出したものが正規の同期信号であ
ることを示す所定の検出信号Soを出力する[例えば、ハ
イ(H)]。この判定部6を例えば、論理回路で構成し
てもよい。上記のように各検出がハイ(H)出力であれ
ば論理積回路となる。
【0017】これに対し、入力信号S1が複合同期信号の
重畳されていないものである場合、通常、同期分離部2
では同期分離が行われないが、G信号の映像内容により
クランプ回路1及び同期分離部2が動作不完全となって
映像成分を同期信号として分離してしまう場合がある。
この場合、信号検出部3では信号検出され、所定の検出
信号を出力する。しかし、パルス周期検出部4及びパル
ス幅検出部5においては、パルス周期及びパルス幅が水
平同期信号のそれらとは異なるので正規の信号として検
出されず、従って、正規の検出信号は出力されない。こ
の場合、上記例に対してはロー(L)出力となる。この
結果、判定部6は正規の同期信号ではないと判別し、相
応の判定信号[上記に対してはロー(L)]を出力す
る。以上説明のように、仮に映像成分を分離してもこれ
を誤検出することが防止される。
【0018】図1は信号検出部3とともにパルス周期検
出部4及びパルス幅検出部5の双方を設けているが、パ
ルス周期検出部4又はパルス幅検出部5についてはこれ
らのいずれか一方を削除してもよい。誤って分離した映
像成分のパルス周期又はパルス幅が水平同期信号のパル
ス周期又はパルス幅と常に異なるとは言い切れない。図
1の構成はこの点を考慮したものである。しかし、映像
成分のパルス周期又はパルス幅が水平同期信号のそれら
と一致する頻度は極めて稀である。従って、パルス周期
検出部4又はパルス幅検出部5のいずれか一方を削除し
た場合、図1の構成と同等の検出精度とはならないが実
用上問題ないと考えられる。なお、パルス周期検出部4
又はパルス幅検出部5のいずれを設けるのが得策かにつ
いてはパルス周期検出部4である。誤分離した映像成分
のパルス周期が水平同期信号の周期と一致する可能性は
極めて低いからである。
【0019】次に、パルス周期検出部4の具体例である
図3につき説明する。図3(A)は要部ブロック図、同
図(B)は説明図である。同図(A)において、カウン
タ11には水平周波数より十分高い周波数のクロック信号
(CLK)が入力し、同CLKをカウントする。一方、
同期分離部2の分離出力が立ち下がりエッジ検出部12に
入力し、ここで信号の立ち下がりエッジを検出する[図
3(B)の矢印]。同検出された立ち下がりエッジは
遅延回路13及びレジスタ14とへ分岐する。遅延回路13は
立ち下がりエッジのタイミングを略1クロック以内の期
間で遅延し、同遅延したタイミングでカウンタ11をクリ
ア(CLR)する。遅延回路13で遅延する理由は、カウ
ンタ11のクリアタイミングを本来の立ち下がりエッジの
タイミング(エッジ検出部12)より上記期間ずらし、レ
ジスタ14以降の動作タイミングとが同時にならないよう
にして検出動作を安定化するためである。但し、必ず必
要というものではないので遅延回路13を設けない構成で
あってもよい。以下、遅延回路13を設けた構成で説明す
る。
【0020】カウンタ11は、遅延回路13を介した立ち下
がりエッジのタイミングでクリア後、CLKのカウント
を開始し、カウントデータをレジスタ14へ送出する。レ
ジスタ14は、立ち下がりエッジ検出部12よりの立ち下が
りエッジに係る検出信号をクロック信号(CLK)と
し、同CLKの入力があったときにカウンタ11よりのカ
ウントデータをラッチして同カウントデータを保存す
る。このカウントデータは、先の立ち下がりエッジを遅
延回路13で遅延したタイミングから次の立ち下がりエッ
ジの期間、つまり、正規水平同期信号の場合であれば水
平周期Thに殆ど近いデータを意味する[図3(B)
]。レジスタ14に保存されたカウントデータは比較器
15へ送られる。同比較器15には基準データ16が入力され
ている。この基準データ16を正規水平周期に対応するデ
ータ、若しくは、厳密に扱い、上記遅延回路13の遅延分
を正規水平周期から差し引いた期間に対応するデータに
しておく。比較器15は、この基準データとレジスタ14か
らのデータとを比較し、双方一致の場合には所定の検出
信号[例えば、ハイ(H)]を出力し、双方不一致の場
合には相応の検出信号[例えば、ロー(L)]を出力す
る。以上により、正規水平同期信号の周期を検出でき
る。
【0021】次に、パルス幅検出部3の具体例である図
4及び図5につき説明する。図4において、同図(A)
は要部ブロック図、同図(B)は説明図である。また、
同図(B)において、図(イ)はパルス幅が狭いとした
例、図(ロ)はパルス幅が広いとした例を示す。最初に
図(イ)をもとに説明する。同期分離部2よりの分離出
力が単安定マルチバイブレータ21に入力し、同分離出力
の立ち下がりのタイミングで単安定マルチバイブレータ
21をトリガする。このトリガにより、単安定マルチバイ
ブレータ21はハイ(H)からロー(L)へ転ずる(イ図
)。このロー(L)を維持する期間をR・Cの時定
数により正規水平同期信号の水平ブランキング期間Tbに
設定しておく(イ図)。単安定マルチバイブレータ21
の出力は、例えばD型のフリップフロップ(以下、D−
F.F.とする)22のデータ入力端(D端)へ送出される。
【0022】また、同期分離部2よりの分離出力がD−
F.F.22へクロック(CLK)信号として入力する。同D
−F.F.22はこのCLKの立ち上がりのタイミングでD端
のデータ(L)をラッチする。従って、D−F.F.22の反
転出力端にはハイ(H)が出力される(So)(イ図
)。水平ブランキング期間Tbより狭いパルス幅の信号
は水平同期信号としてよく、D−F.F.22の反転出力端が
ハイ(H)になることは同期分離部2よりの分離出力が
水平同期信号であることを示すことになる。これに対
し、同期分離部2よりの分離出力のパルス幅が図(ロ)
のように水平ブランキング期間Tbより広い場合、単安定
マルチバイブレータ21の出力は前記時定数によりLから
Hに転じている。従って、前記同様に、CLKの立ち上
がりのタイミングでD端のデータ(H)をラッチすれば
D−F.F.22の反転出力端にはロー(L)が出力される。
水平ブランキング期間Tbより広いパルス幅の信号は水平
同期信号ではないので、D−F.F.22の反転出力端がロー
(L)になることは同期分離部2よりの分離出力が水平
同期信号ではないことを示すことになる。以上により、
パルス幅が水平同期信号のものか否かにつき検出でき
る。
【0023】次に、パルス幅検出の別法である図5につ
き説明する。同図において、カウンタ31には水平周波数
より十分高い周波数のクロック信号(CLK)が入力
し、同CLKをカウントする。一方、同期分離部2の分
離出力が立ち下がりエッジ検出部32及び立ち上がりエッ
ジ検出部33それぞれに入力し、ここで信号の立ち下がり
エッジ及び立ち上がりエッジを検出する。カウンタ31
は、上記立ち下がりエッジのタイミングでクリア後、C
LKのカウントを開始し、カウントデータをレジスタ34
へ送出する。レジスタ34は、前記立ち上がりエッジ検出
部33よりの立ち上がりエッジの検出信号をクロック信号
(CLK)とし、同CLKの入力があったときにカウン
タ31よりのカウントデータをラッチして同カウントデー
タを保存する。
【0024】このカウントデータは、前記立ち下がりエ
ッジのタイミングから立ち上がりエッジの期間、つま
り、正規水平同期信号の場合であれば同信号のパルス幅
のデータを意味する レジスタ34に保存されたカウントデータは比較器35へ送
られる。同比較器35には基準データ36が入力されてい
る。この基準データを水平ブランキング期間Tbに対応す
るデータにしておく。比較器35は、この基準データ36
(Dsとする)とレジスタ34からのデータ(Drとする)と
を比較し、Dr<Dsであれば所定の検出信号[例えば、ハ
イ(H)]を出力し、Dr≧Dsであれば相応の検出信号
[例えば、ロー(L)]を出力する。水平同期信号のパ
ルス幅は水平ブランキング期間Tbより狭い。従って、Dr
<Dsの場合が水平同期信号であり、Dr≧Dsの場合には水
平同期信号ではない。以上により、水平同期信号のパル
ス幅を検出できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力RGB映像信号のうちのG(緑)信号に重畳される同
期信号(SYNC ON GREEN )の検出精度を向上できる。即
ち、従来の同期検出は同期分離出力の有無により検出し
ていたため、同期信号が重畳されていない場合に同期分
離回路が映像成分を分離し、これを同期信号として検出
してしまうという誤検出があった。これに対し、本発明
では従来の同期分離出力の有無の検出に加え、同期分離
出力のパルス幅及びパルス周期を検出し、これらパルス
幅及びパルス周期が水平同期信号のものであるときに本
来の同期信号を検出したとする。これにより、従来のよ
うな誤検出が防止され、検出精度が向上する。以上説明
のように、本発明は同期信号検出装置の性能向上に寄与
しうるものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による同期信号検出装置の一実施例を示
す要部ブロック図である。
【図2】図1に関する説明図である。
【図3】図1のパルス周期検出部4の具体例を示す要部
ブロック図である。
【図4】図1のパルス幅検出部5の具体例を示す要部ブ
ロック図である。
【図5】図1のパルス幅検出部5の他の具体例を示す要
部ブロック図である。
【図6】従来の同期信号検出装置の一例を示す要部ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 クランプ回路 2 同期分離部 3 信号検出部 4 パルス周期検出部 5 パルス幅検出部 6 判定部 3a、21 単安定マルチバイブレータ 11、31 カウンタ 12、32 立ち下がりエッジ検出部 13 遅延回路 14、34 レジスタ 15、35 比較器 16、36 基準データ 22 フリップフロップ 33 立ち上がりエッジ検出部 R 抵抗 C コンデンサ 41 クランプ回路 42 同期分離部 43 信号検出部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RGB映像信号のうちのG(緑)信号が
    入力され、該G信号に水平及び垂直の同期信号が重畳さ
    れているときには、該同期信号を分離する同期分離手段
    と、前記同期分離手段で分離した信号を検出したときに
    は所定の検出信号を出力する信号検出部と、前記同期分
    離手段で分離した信号のパルス周期が水平同期信号の周
    期であることを検出したときには所定の検出信号を出力
    するパルス周期検出部と、前記信号検出部及びパルス周
    期検出部それぞれより前記所定の検出信号が入力された
    ときに同期信号検出信号を出力する判定部とで構成した
    ことを特徴とする同期信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記同期分離手段で分離した信号のパル
    ス幅が水平同期信号の幅であることを検出したときには
    所定の検出信号を前記判定部に送出するパルス幅検出部
    を設け、前記信号検出部、パルス周期検出部及びパルス
    幅検出部それぞれより前記所定の検出信号が入力された
    ときに前記判定部が同期信号検出信号を出力するように
    したことを特徴とする同期信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記同期分離手段を、前記G信号を尖頭
    値でクランプするクランプ回路と、前記クランプ回路よ
    りの信号から同期信号を分離する同期分離部とで構成し
    てなることを特徴とする請求項1記載の同期信号検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記信号検出部を、単安定マルチバイブ
    レータで構成してなることを特徴とする請求項1記載の
    同期信号検出装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス周期検出部を、前記同期分離
    手段で分離した信号の立ち下がりエッジを検出する立ち
    下がりエッジ検出部と、入力されるクロック信号をカウ
    ントし、前記立ち下がりエッジ検出部よりの信号でクリ
    アされるカウンタと、前記立ち下がりエッジ検出部より
    の検出信号が入力されたときに前記カウンタよりのカウ
    ントデータを取り込んで保存するレジスタと、前記レジ
    スタよりのカウントデータを基準データと比較し、該カ
    ウントデータが該基準データと一致したときに前記所定
    の検出信号を出力する比較器とで構成してなることを特
    徴とする請求項1記載の同期信号検出装置。
  6. 【請求項6】 前記立ち下がりエッジ検出部と前記カウ
    ンタとの間に遅延回路を設け、該遅延回路で前記立ち下
    がりエッジ検出部よりの検出信号を所定期間遅延し、同
    遅延した信号で前記カウンタをクリアするようにしてな
    ることを特徴とする請求項5記載の同期信号検出装置。
  7. 【請求項7】 前記基準データを、水平同期信号周期の
    データにしてなる請求項5記載の同期信号検出装置。
  8. 【請求項8】 前記パルス幅検出部を、前記同期分離手
    段で分離した信号でトリガされる単安定マルチバイブレ
    ータと、データ入力端に前記単安定マルチバイブレータ
    よりの信号が入力し、クロック端に前記同期分離手段よ
    りの信号が入力し、出力端より前記所定の検出信号を出
    力するフリップフロップとで構成してなることを特徴と
    する請求項1記載の同期信号検出装置。
  9. 【請求項9】 前記フリップフロップを、D型(遅延
    型)フリップフロップとしたことを特徴とする請求項8
    記載の同期信号検出装置。
  10. 【請求項10】 前記パルス幅検出部を、前記同期分離
    手段で分離した信号の立ち下がりエッジを検出する立ち
    下がりエッジ検出部と、前記同期分離手段で分離した信
    号の立ち上がりエッジを検出する立ち上がりエッジ検出
    部と、入力されるクロック信号をカウントし、前記立ち
    下がりエッジ検出部よりの検出信号でクリアされるカウ
    ンタと、前記立ち上がりエッジ検出部よりの検出信号が
    入力されたときに前記カウンタよりのカウントデータを
    取り込んで保存するレジスタと、前記レジスタよりのカ
    ウントデータを基準データと比較し、該カウントデータ
    が該基準データより小さいときに前記所定の検出信号を
    出力する比較器とで構成してなることを特徴とする請求
    項1記載の同期信号検出装置。
  11. 【請求項11】 前記基準データを、水平ブランキング
    幅のデータにしてなることを特徴とする請求項10記載
    の同期信号検出装置。
  12. 【請求項12】 前記クロック信号の周波数を、水平周
    波数より十分高い周波数にしてなることを特徴とする請
    求項5又は請求項10記載の同期信号検出装置。
  13. 【請求項13】 前記判定部が論理回路からなることを
    特徴とする請求項1記載の同期信号検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7432918B2 (en) * 2002-12-17 2008-10-07 Sanyo Electric Co., Ltd. Video signal processing circuit
EP2040085A1 (en) 2007-08-28 2009-03-25 NEC Electronics Corporation Horizontal synchronization detection device

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US8253805B2 (en) 2007-08-28 2012-08-28 Renesas Electronics Corporation Horizontal synchronization detection device

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