JPH11239272A - 画像データの二値化処理方法及びその装置 - Google Patents
画像データの二値化処理方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH11239272A JPH11239272A JP10042198A JP4219898A JPH11239272A JP H11239272 A JPH11239272 A JP H11239272A JP 10042198 A JP10042198 A JP 10042198A JP 4219898 A JP4219898 A JP 4219898A JP H11239272 A JPH11239272 A JP H11239272A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 対象物の画像データの二値化処理の際に、オ
ペレータの判断に依存することなく閾値を決定すること
ができる方法を提供する。 【解決手段】 テーブル４０上にグレースケール５０を
セットし、カメラ１０を用いて対象物の撮影の際と同一
の条件でグレースケール５０の撮影を行う。その画像デ
ータを画像入力部２１を介して閾値演算部２２へ送る。
閾値演算部２２において、画像データ中のグレースケー
ル３１上の予め定められた位置３２の輝度の値を自動的
に求め、その輝度の値を閾値として決定する。決定され
た閾値を閾値記憶部２３に送り、そこで保持する。テー
ブル４０上に対象物（図示せず）をセットし、その画像
データを画像入力部２１を介して比較演算部２４へ送
る。比較演算部２４において、閾値記憶部２３から読み
出された上記の閾値を用いて、画像データの二値化処理
を行う。
ペレータの判断に依存することなく閾値を決定すること
ができる方法を提供する。 【解決手段】 テーブル４０上にグレースケール５０を
セットし、カメラ１０を用いて対象物の撮影の際と同一
の条件でグレースケール５０の撮影を行う。その画像デ
ータを画像入力部２１を介して閾値演算部２２へ送る。
閾値演算部２２において、画像データ中のグレースケー
ル３１上の予め定められた位置３２の輝度の値を自動的
に求め、その輝度の値を閾値として決定する。決定され
た閾値を閾値記憶部２３に送り、そこで保持する。テー
ブル４０上に対象物（図示せず）をセットし、その画像
データを画像入力部２１を介して比較演算部２４へ送
る。比較演算部２４において、閾値記憶部２３から読み
出された上記の閾値を用いて、画像データの二値化処理
を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の画像デー
タを二値化処理する方法及びその装置に係る。
タを二値化処理する方法及びその装置に係る。
【０００２】
【従来の技術】画像データを二値化処理する際、白と黒
との判別のための基準となる輝度の値（以下、閾値と呼
ぶ）が用いられる。この閾値は、従来、オペレータがデ
ィスプレイ上で対象物の画像を見ながら設定していた。
との判別のための基準となる輝度の値（以下、閾値と呼
ぶ）が用いられる。この閾値は、従来、オペレータがデ
ィスプレイ上で対象物の画像を見ながら設定していた。
【０００３】（従来技術の問題点）二値化処理の際、こ
の様に、閾値をオペレータの判断に基づいて設定する方
法に関しては、下記の様な問題があった。
の様に、閾値をオペレータの判断に基づいて設定する方
法に関しては、下記の様な問題があった。
【０００４】（ａ） 対象物を撮影する際の条件（撮影
環境及びその他の撮影条件）を、全く同一に揃えること
は、通常、困難であるので、二値化処理の度に閾値の調
整を行わなければならない。
環境及びその他の撮影条件）を、全く同一に揃えること
は、通常、困難であるので、二値化処理の度に閾値の調
整を行わなければならない。
【０００５】（ｂ） 閾値の設定をオペレータの感覚に
頼って行っているので、個人差が現れ易く、たとえ同一
の条件の下で対象物の撮影を行ったとしても、必ずしも
同一の二値化処理結果が得られない
頼って行っているので、個人差が現れ易く、たとえ同一
の条件の下で対象物の撮影を行ったとしても、必ずしも
同一の二値化処理結果が得られない
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
画像データの二値化処理の際の問題点に鑑みなされたも
ので、本発明の目的は、対象物の画像データの二値化処
理の際に、オペレータの判断に依存することなく閾値を
決定することができる方法を提供し、これによって、二
値化処理後に得られるデータの質の向上を図ることを目
的とする。
画像データの二値化処理の際の問題点に鑑みなされたも
ので、本発明の目的は、対象物の画像データの二値化処
理の際に、オペレータの判断に依存することなく閾値を
決定することができる方法を提供し、これによって、二
値化処理後に得られるデータの質の向上を図ることを目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データの二
値化処理方法は、対象物の撮影の際と同一の条件でグレ
ースケールの撮影を行い、撮影されたグレースケールの
画像中の特定位置の輝度の値に基づいて閾値を決定し、
この閾値を用いて対象物の画像データの二値化処理を行
うこと、を特徴とする。
値化処理方法は、対象物の撮影の際と同一の条件でグレ
ースケールの撮影を行い、撮影されたグレースケールの
画像中の特定位置の輝度の値に基づいて閾値を決定し、
この閾値を用いて対象物の画像データの二値化処理を行
うこと、を特徴とする。
【０００８】また、本発明の画像データの二値化処理装
置は、グレースケールを撮影した画像データから、グレ
ースケール上の特定位置の輝度の値を求める閾値演算部
と、この様にして求められた輝度の値を閾値として記憶
する閾値記憶部と、閾値記憶部に記憶されている閾値に
基づいて、対象物の画像データの二値化処理を行う比較
演算部と、を備えたことを特徴とする。
置は、グレースケールを撮影した画像データから、グレ
ースケール上の特定位置の輝度の値を求める閾値演算部
と、この様にして求められた輝度の値を閾値として記憶
する閾値記憶部と、閾値記憶部に記憶されている閾値に
基づいて、対象物の画像データの二値化処理を行う比較
演算部と、を備えたことを特徴とする。
【０００９】本発明の二値化処理方法及び装置によれ
ば、例えば撮影環境の照度など、対象物を撮影する際の
条件に変動があっても、同一の条件で撮影されたグレー
スケール上の特定位置の輝度の値に基づいて、閾値を決
定することができるので、オペレータの判断に起因する
バラツキが無く、常に安定した二値化処理の結果が得ら
れる。
ば、例えば撮影環境の照度など、対象物を撮影する際の
条件に変動があっても、同一の条件で撮影されたグレー
スケール上の特定位置の輝度の値に基づいて、閾値を決
定することができるので、オペレータの判断に起因する
バラツキが無く、常に安定した二値化処理の結果が得ら
れる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明に基づく画像データ
の二値化処理方法及びそのための装置を、図面を用いて
説明する。装置は、撮影用のカメラ１０、データ処理ユ
ニット２０、ディスプレイ３０などから構成される。デ
ータ処理ユニット２０は、画像入力部２１、閾値演算部
２２、閾値記憶部２３、比較演算部２４、及び画像出力
部２５などから構成される。図中、４０は画像データの
二値化処理の対象物（図示せず）がセットされるテーブ
ルであり、カメラ１０は、このテーブル４０の上方に設
置される。
の二値化処理方法及びそのための装置を、図面を用いて
説明する。装置は、撮影用のカメラ１０、データ処理ユ
ニット２０、ディスプレイ３０などから構成される。デ
ータ処理ユニット２０は、画像入力部２１、閾値演算部
２２、閾値記憶部２３、比較演算部２４、及び画像出力
部２５などから構成される。図中、４０は画像データの
二値化処理の対象物（図示せず）がセットされるテーブ
ルであり、カメラ１０は、このテーブル４０の上方に設
置される。
【００１１】対象物の画像データの二値化処理を行う
際、先ず、下記の手順により閾値を決定する。テーブル
４０上にグレースケール５０をセットし、カメラ１０を
用いて撮影を行い、その画像データを画像入力部２１か
らデータ処理ユニット２０に取り込む。取り込まれた画
像データを、画像入力部２１から閾値演算部２２へ送
る。閾値演算部２２において、画像データ中のグレース
ケール上の予め定められた位置の輝度の値を自動的に求
め、その輝度の値を閾値として決定する。決定された閾
値を閾値記憶部２３に送り、そこで保持する。なお、以
上の閾値の決定のプロセスの際、上記の画像データを画
像出力部２５を介してディスプレイ３０に送れば、図１
に示す様に、グレースケールの撮影画像３１をモニター
することができる。なお、図中、３２はグレースケール
上の前記の予め定められた位置を表している。
際、先ず、下記の手順により閾値を決定する。テーブル
４０上にグレースケール５０をセットし、カメラ１０を
用いて撮影を行い、その画像データを画像入力部２１か
らデータ処理ユニット２０に取り込む。取り込まれた画
像データを、画像入力部２１から閾値演算部２２へ送
る。閾値演算部２２において、画像データ中のグレース
ケール上の予め定められた位置の輝度の値を自動的に求
め、その輝度の値を閾値として決定する。決定された閾
値を閾値記憶部２３に送り、そこで保持する。なお、以
上の閾値の決定のプロセスの際、上記の画像データを画
像出力部２５を介してディスプレイ３０に送れば、図１
に示す様に、グレースケールの撮影画像３１をモニター
することができる。なお、図中、３２はグレースケール
上の前記の予め定められた位置を表している。
【００１２】以上の様にして決定された閾値を用いて、
下記の手順により対象物の画像データの二値化処理を行
う。即ち、テーブル４０上に対象物（図示せず）をセッ
トし、閾値の設定の際と同一条件でカメラ１０を用いて
撮影を行い、その画像データを画像入力部２１からデー
タ処理ユニット２０に取り込む。取り込まれた画像デー
タを画像入力部２１から比較演算部２４へ送る。比較演
算部２４において、閾値記憶部２３から読み出された閾
値を用いて、画像データの二値化処理を行う。二値化処
理が施された画像データは、画像出力部２５を介してデ
ィスプレイ３０に送られ、モニターされる。
下記の手順により対象物の画像データの二値化処理を行
う。即ち、テーブル４０上に対象物（図示せず）をセッ
トし、閾値の設定の際と同一条件でカメラ１０を用いて
撮影を行い、その画像データを画像入力部２１からデー
タ処理ユニット２０に取り込む。取り込まれた画像デー
タを画像入力部２１から比較演算部２４へ送る。比較演
算部２４において、閾値記憶部２３から読み出された閾
値を用いて、画像データの二値化処理を行う。二値化処
理が施された画像データは、画像出力部２５を介してデ
ィスプレイ３０に送られ、モニターされる。
【００１３】なお、以上では、対象物の撮影に先立って
グレースケールの撮影を行い、閾値を決定する場合につ
いて説明したが、本発明の方法は、これに限定されるも
のではない。例えば、多数の対象物の画像データを記憶
装置に貯えておいて、後でまとめて二値化処理を施す場
合には、対象物の撮影の途中あるいは後で、同一条件で
グレースケールの撮影を行い、二値化処理の前に閾値を
決定することもできる。また、グレースケールを対象物
と同じ画面に入れて撮影してもよい。
グレースケールの撮影を行い、閾値を決定する場合につ
いて説明したが、本発明の方法は、これに限定されるも
のではない。例えば、多数の対象物の画像データを記憶
装置に貯えておいて、後でまとめて二値化処理を施す場
合には、対象物の撮影の途中あるいは後で、同一条件で
グレースケールの撮影を行い、二値化処理の前に閾値を
決定することもできる。また、グレースケールを対象物
と同じ画面に入れて撮影してもよい。
【００１４】
【発明の効果】本発明に基づく画像データの二値化処理
方法及び装置によれば、対象物を撮影する際の環境及び
条件の影響を受けず、且つオペレータの感覚に頼らず、
適切な閾値の値を自動的に設定することができる。従っ
て、常に安定した二値化処理の結果が得られる。
方法及び装置によれば、対象物を撮影する際の環境及び
条件の影響を受けず、且つオペレータの感覚に頼らず、
適切な閾値の値を自動的に設定することができる。従っ
て、常に安定した二値化処理の結果が得られる。
【図１】本発明に基づく画像データの二値化処理装置の
概略構成を示す図。
概略構成を示す図。
１０・・・カメラ、 ２０・・・データ処理ユニット、 ２１・・・画像入力部、 ２２・・・閾値演算部、 ２３・・・閾値記憶部、 ２４・・・比較演算部、 ２５・・・画像出力部、 ３０・・・ディスプレイ、 ３１・・・撮影画像、 ３２・・・グレースケール上の予め定められた位置、 ４０・・・テーブル、 ５０・・・グレースケール。
Claims (2)
- 【請求項１】 対象物の画像データの二値化処理方法で
あって、 対象物の撮影の際と同一の条件でグレースケールの撮影
を行い、 撮影されたグレースケールの画像中の特定位置の輝度の
値に基づいて閾値を決定し、 この閾値を用いて対象物の画像データの二値化処理を行
うこと、 を特徴とする画像データの二値化処理方法。 - 【請求項２】 対象物の画像データの二値化処理装置で
あって、 グレースケールを撮影した画像データから、グレースケ
ール上の特定位置の輝度の値を求める閾値演算部と、 この様にして求められた輝度の値を閾値として記憶する
閾値記憶部と、 閾値記憶部に記憶されている閾値に基づいて、対象物の
画像データの二値化処理を行う比較演算部と、 を備えたことを特徴とする画像データの二値化処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10042198A JPH11239272A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 画像データの二値化処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10042198A JPH11239272A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 画像データの二値化処理方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11239272A true JPH11239272A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12629322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10042198A Pending JPH11239272A (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 画像データの二値化処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11239272A (ja) |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP10042198A patent/JPH11239272A/ja active Pending
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