JPH11238956A - 電子部品の実装構造、並びに、電磁波読み取り可能なicシート - Google Patents
電子部品の実装構造、並びに、電磁波読み取り可能なicシートInfo
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- JPH11238956A JPH11238956A JP5745898A JP5745898A JPH11238956A JP H11238956 A JPH11238956 A JP H11238956A JP 5745898 A JP5745898 A JP 5745898A JP 5745898 A JP5745898 A JP 5745898A JP H11238956 A JPH11238956 A JP H11238956A
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- component
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路基材の上にチップコンデンサ等の電子部
品を実装した場合、その全体の厚さを、ほぼ電子部品の
厚さ程度にとどめることが可能な電子部品の実装構造、
並びに、同構造を採用した電磁波読み取り可能なICシ
ートを提供する。 【解決手段】 片面もしくは両面に良導性金属箔の被着
されたシート状乃至フィルム状回路基材にチップコンデ
ンサ等のような電極付き電子部品を実装するための構造
であって、前記回路基材の実装予定箇所の両端部に電極
パターンを形成し、それらの電極パターン間に掛け渡す
ようにして、前記電子部品の外形よりも一回り小さめの
貫通孔を開け、該貫通孔に電子部品を圧入して前記電極
パターンを構成する良導性金属箔の加締め力でこれを仮
止めし、その状態で前記電子部品と前記回路基材とを接
着剤で固定してなることを特徴とする。
品を実装した場合、その全体の厚さを、ほぼ電子部品の
厚さ程度にとどめることが可能な電子部品の実装構造、
並びに、同構造を採用した電磁波読み取り可能なICシ
ートを提供する。 【解決手段】 片面もしくは両面に良導性金属箔の被着
されたシート状乃至フィルム状回路基材にチップコンデ
ンサ等のような電極付き電子部品を実装するための構造
であって、前記回路基材の実装予定箇所の両端部に電極
パターンを形成し、それらの電極パターン間に掛け渡す
ようにして、前記電子部品の外形よりも一回り小さめの
貫通孔を開け、該貫通孔に電子部品を圧入して前記電極
パターンを構成する良導性金属箔の加締め力でこれを仮
止めし、その状態で前記電子部品と前記回路基材とを接
着剤で固定してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、部品を実装した
回路基材の薄型化に好適な電子部品の実装構造、並び
に、同構造を採用した電磁波読み取り可能なICシート
に関する。
回路基材の薄型化に好適な電子部品の実装構造、並び
に、同構造を採用した電磁波読み取り可能なICシート
に関する。
【0002】
【従来の技術】物流の自動化を進めるためには、個々の
物品等に貼付される伝票などの内容を機械読み取り可能
とすることが重要である。従来、この目的のためには、
個々の伝票にその内容に対応したバーコードラベルを貼
付することが行われている。しかしながら、いわゆるバ
ーコードリーダを用いてバーコードラベルを読み取るた
めには、両者間に一定の距離的並びに方向的な関係付け
をかなり高精度に行わなければならず、物流の円滑化の
障害となっていた。又、このような方法によると、バー
コードに入力できる情報量が少ないことから、物流の管
理範囲も狭い区域に限られるという問題点があった。
物品等に貼付される伝票などの内容を機械読み取り可能
とすることが重要である。従来、この目的のためには、
個々の伝票にその内容に対応したバーコードラベルを貼
付することが行われている。しかしながら、いわゆるバ
ーコードリーダを用いてバーコードラベルを読み取るた
めには、両者間に一定の距離的並びに方向的な関係付け
をかなり高精度に行わなければならず、物流の円滑化の
障害となっていた。又、このような方法によると、バー
コードに入力できる情報量が少ないことから、物流の管
理範囲も狭い区域に限られるという問題点があった。
【0003】そこで、現在本出願人は、電磁波を用いて
非接触で読み取りが可能な伝票一体型ICシートの開発
を進めている。この伝票一体型ICシートによれば、読
み取り媒体として電磁界を用いることから、読み取りに
際する距離的並びに方向的な制約をさほど受けることが
なく、具体的には、読み取りの方向性に制約を受けるこ
となく、1メートルの距離からでもその内容を確実に読
み取らせることができる。
非接触で読み取りが可能な伝票一体型ICシートの開発
を進めている。この伝票一体型ICシートによれば、読
み取り媒体として電磁界を用いることから、読み取りに
際する距離的並びに方向的な制約をさほど受けることが
なく、具体的には、読み取りの方向性に制約を受けるこ
となく、1メートルの距離からでもその内容を確実に読
み取らせることができる。
【0004】このような伝票一体型ICシートの一例
(未公開)が図9並びに図10に示されている。同図に
おいて、100は伝票一体型ICシート、101はIC
シート100の本体を構成する回路基材、102は回路
基材101の表面に形成された渦巻状導体パターン、1
03は回路基材101の裏面に形成された渦巻状導体パ
ターン、104,105は表裏の渦巻状導体パターン1
02,103を接続するための表裏導通部、106は半
導体メモリ等のIC部品、107は表裏の渦巻状導体パ
ターン102,103と接続してLC共振回路を構成す
るためのチップコンデンサである。尚、表裏の渦巻状導
体パターン102,103は互いに直列接続されて、ア
ンテナコイルを構成している。又、回路基材101とし
ては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
の表裏両面に、ポリエステル系接着剤を介して銅箔を接
着したものが使用されている。
(未公開)が図9並びに図10に示されている。同図に
おいて、100は伝票一体型ICシート、101はIC
シート100の本体を構成する回路基材、102は回路
基材101の表面に形成された渦巻状導体パターン、1
03は回路基材101の裏面に形成された渦巻状導体パ
ターン、104,105は表裏の渦巻状導体パターン1
02,103を接続するための表裏導通部、106は半
導体メモリ等のIC部品、107は表裏の渦巻状導体パ
ターン102,103と接続してLC共振回路を構成す
るためのチップコンデンサである。尚、表裏の渦巻状導
体パターン102,103は互いに直列接続されて、ア
ンテナコイルを構成している。又、回路基材101とし
ては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム
の表裏両面に、ポリエステル系接着剤を介して銅箔を接
着したものが使用されている。
【0005】図9並びに図10から明らかなように、こ
の種のICシート100を製作するためには、回路基材
101の上に、LC共振回路を構成するためのチップコ
ンデンサ107や半導体メモリ等のIC部品106を実
装せねばならない。チップコンデンサの実装構造の一例
が図11に示されている。同図において、101は回路
基材、107はチップコンデンサ、107a,107a
はチップコンデンサ107の両端に形成された部品電
極、108は回路基材101の表面に形成された電極パ
ターン、109は部品電極107aと電極パターン10
8との間を接続するための半田である。
の種のICシート100を製作するためには、回路基材
101の上に、LC共振回路を構成するためのチップコ
ンデンサ107や半導体メモリ等のIC部品106を実
装せねばならない。チップコンデンサの実装構造の一例
が図11に示されている。同図において、101は回路
基材、107はチップコンデンサ、107a,107a
はチップコンデンサ107の両端に形成された部品電
極、108は回路基材101の表面に形成された電極パ
ターン、109は部品電極107aと電極パターン10
8との間を接続するための半田である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のチップコンデンサ実装構造にあっては、回路基材10
1の上にチップコンデンサ107を載せ、部品電極10
7aと電極パターン108との間を半田109で接続す
るものであるため、ICシート全体の厚さをh1、チッ
プコンデンサ107の高さをh2、チップコンデンサ1
07の実装高さをh3とすると、h1=h2+h3の関
係より、ICシート全体の厚さh1は、チップコンデン
サ107の高さh2よりも、少なくとも回路基材101
の厚さ分だけ大きくなる。
のチップコンデンサ実装構造にあっては、回路基材10
1の上にチップコンデンサ107を載せ、部品電極10
7aと電極パターン108との間を半田109で接続す
るものであるため、ICシート全体の厚さをh1、チッ
プコンデンサ107の高さをh2、チップコンデンサ1
07の実装高さをh3とすると、h1=h2+h3の関
係より、ICシート全体の厚さh1は、チップコンデン
サ107の高さh2よりも、少なくとも回路基材101
の厚さ分だけ大きくなる。
【0007】ところで、この種の伝票一体型ICシート
は、その使用にあたって、表面もしくは裏面に、物流管
理情報に相当する文字やバーコード記号が、感熱式プリ
ンタ等によって印字される。従って、ICシートはこの
種のプリンタのプリンタヘッドの下をスムーズに通過で
きるように、0.5mm以下の厚さでなければならな
い。現在市販されている最も薄いチップコンデンサは
0.4〜0.5mm程度の厚さである。これを回路基材
101上に実装すると、図9に示されるように、回路基
材101の厚さが加わるため、その全体の厚さh1は
0.7mmを超える厚さとなってしまう。
は、その使用にあたって、表面もしくは裏面に、物流管
理情報に相当する文字やバーコード記号が、感熱式プリ
ンタ等によって印字される。従って、ICシートはこの
種のプリンタのプリンタヘッドの下をスムーズに通過で
きるように、0.5mm以下の厚さでなければならな
い。現在市販されている最も薄いチップコンデンサは
0.4〜0.5mm程度の厚さである。これを回路基材
101上に実装すると、図9に示されるように、回路基
材101の厚さが加わるため、その全体の厚さh1は
0.7mmを超える厚さとなってしまう。
【0008】この発明は、上述の問題点に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、回路基材の
上にチップコンデンサ等の電子部品を実装した場合、そ
の全体の厚さを、ほぼ電子部品の厚さ程度にとどめるこ
とが可能な電子部品の実装構造、並びに、同構造を採用
した電磁波読み取り可能なICシートを提供することに
ある。
れたものであり、その目的とするところは、回路基材の
上にチップコンデンサ等の電子部品を実装した場合、そ
の全体の厚さを、ほぼ電子部品の厚さ程度にとどめるこ
とが可能な電子部品の実装構造、並びに、同構造を採用
した電磁波読み取り可能なICシートを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に記
載の発明は、片面もしくは両面に良導性金属箔の被着さ
れたシート状乃至フィルム状回路基材にチップコンデン
サ等のような電極付き電子部品を実装するための構造で
あって、前記回路基材の実装予定箇所の両端部に電極パ
ターンを形成し、それらの電極パターン間に掛け渡すよ
うにして、前記電子部品の外形よりも一回り小さめの貫
通穴を開け、該貫通穴に電子部品を圧入して前記電極パ
ターンを構成する良導性金属箔の加締め力でこれを仮止
めし、その状態で前記電子部品と前記回路基材とを接着
剤で固定してなることを特徴とする電子部品の実装構造
にある。
載の発明は、片面もしくは両面に良導性金属箔の被着さ
れたシート状乃至フィルム状回路基材にチップコンデン
サ等のような電極付き電子部品を実装するための構造で
あって、前記回路基材の実装予定箇所の両端部に電極パ
ターンを形成し、それらの電極パターン間に掛け渡すよ
うにして、前記電子部品の外形よりも一回り小さめの貫
通穴を開け、該貫通穴に電子部品を圧入して前記電極パ
ターンを構成する良導性金属箔の加締め力でこれを仮止
めし、その状態で前記電子部品と前記回路基材とを接着
剤で固定してなることを特徴とする電子部品の実装構造
にある。
【0010】又、この出願の請求項2に記載の発明は、
前記接着剤は導電性接着剤であることを特徴とする請求
項1に記載の電子部品の実装構造にある。
前記接着剤は導電性接着剤であることを特徴とする請求
項1に記載の電子部品の実装構造にある。
【0011】又、この出願の請求項3に記載の発明は、
前記接着剤は絶縁性接着剤であることを特徴とする請求
項1に記載の電子部品の実装構造にある。
前記接着剤は絶縁性接着剤であることを特徴とする請求
項1に記載の電子部品の実装構造にある。
【0012】又、この出願の請求項4に記載の発明は、
前記シート状乃至フィルム状回路基材は両面に良導性金
属箔が被着されており、かつ前記電極パターンは互いに
表裏整合させて両面に形成されており、更に、前記部品
電極と部品出口側の電極パターンとの間は導電性もしく
は非導電性接着剤により、また前記部品電極と部品入口
側の電極パターンとの間は両者の加締め力により固定さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の
実装構造にある。
前記シート状乃至フィルム状回路基材は両面に良導性金
属箔が被着されており、かつ前記電極パターンは互いに
表裏整合させて両面に形成されており、更に、前記部品
電極と部品出口側の電極パターンとの間は導電性もしく
は非導電性接着剤により、また前記部品電極と部品入口
側の電極パターンとの間は両者の加締め力により固定さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の
実装構造にある。
【0013】又、この出願の請求項5に記載の発明は、
前記部品電極と部品入口側の電極パターンとの間の加締
め部は、更に、導電性接着剤により固定されていること
を特徴とする請求項4に記載の電子部品の実装構造にあ
る。
前記部品電極と部品入口側の電極パターンとの間の加締
め部は、更に、導電性接着剤により固定されていること
を特徴とする請求項4に記載の電子部品の実装構造にあ
る。
【0014】更に、この出願の請求項6に記載の発明
は、前記電子部品の実装構造を用いてチップコンデンサ
を実装してなることを特徴とする電磁波読み取り可能な
ICシートにある。
は、前記電子部品の実装構造を用いてチップコンデンサ
を実装してなることを特徴とする電磁波読み取り可能な
ICシートにある。
【0015】そして、本発明によれば、実装対象となる
電子部品は貫通穴の中に没入した状態で固定されるた
め、全体の厚さをほぼ電子部品の厚さと同程度にとどめ
ることが可能となる。加えて、貫通穴の内部に位置する
電子部品は、電極パターンを構成する良導性金属箔の加
締め力で仮止めされるため、その状態で接着剤で固定す
れば、良好な電気的導通を確保することができる。
電子部品は貫通穴の中に没入した状態で固定されるた
め、全体の厚さをほぼ電子部品の厚さと同程度にとどめ
ることが可能となる。加えて、貫通穴の内部に位置する
電子部品は、電極パターンを構成する良導性金属箔の加
締め力で仮止めされるため、その状態で接着剤で固定す
れば、良好な電気的導通を確保することができる。
【0016】このように、電子部品の部品電極と回路基
材上の電極パターンとの電気的導通は電極パターンを構
成する良導性金属箔の加締め力で保持されるため、それ
らを固定する手段としては、熱的悪影響を及ぼす恐れの
ある半田を使用する必要がなく、接着剤にて確実に行う
ことができる。この接着剤は導電性であっても非導電性
であっても構わない。勿論、導電性の接着剤を使用すれ
ば、電気的導通を一層確実なものとすることができる。
材上の電極パターンとの電気的導通は電極パターンを構
成する良導性金属箔の加締め力で保持されるため、それ
らを固定する手段としては、熱的悪影響を及ぼす恐れの
ある半田を使用する必要がなく、接着剤にて確実に行う
ことができる。この接着剤は導電性であっても非導電性
であっても構わない。勿論、導電性の接着剤を使用すれ
ば、電気的導通を一層確実なものとすることができる。
【0017】回路基材としてその表裏に良導性金属箔を
有するものを使用する場合には、特に部品入口側の電極
パターン部分が強く加締められるため、主として部品出
口側の電極パターンと部品電極との間を接着剤で固定す
るだけで、良好な電気的導通を維持したまま確実な固定
を行うことができる。尚、その際に、部品入口側の電極
パターンと部品電極との間を導電性接着剤により固定す
れば、電気的導通を一層確実なものとすることができ
る。
有するものを使用する場合には、特に部品入口側の電極
パターン部分が強く加締められるため、主として部品出
口側の電極パターンと部品電極との間を接着剤で固定す
るだけで、良好な電気的導通を維持したまま確実な固定
を行うことができる。尚、その際に、部品入口側の電極
パターンと部品電極との間を導電性接着剤により固定す
れば、電気的導通を一層確実なものとすることができ
る。
【0018】従って、本発明の電子部品の実装構造を電
磁波読み取り可能なICシートに適用すれば、その全体
の厚さを0.5mm以下に抑えることができ、プリンタ
ヘッドの下をスムーズに通過させることができる。
磁波読み取り可能なICシートに適用すれば、その全体
の厚さを0.5mm以下に抑えることができ、プリンタ
ヘッドの下をスムーズに通過させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0020】本発明に係る電子部品の実装構造を完成す
るに至る工程が、図1〜図5に示されている。尚、この
実施形態は、本発明に係る電子部品の実装構造を、先に
図9並びに図10を参照して説明した電磁波読み取り可
能なICシートに適用したものである。
るに至る工程が、図1〜図5に示されている。尚、この
実施形態は、本発明に係る電子部品の実装構造を、先に
図9並びに図10を参照して説明した電磁波読み取り可
能なICシートに適用したものである。
【0021】電子部品搭載前におけるICシートの一部
をその上面から見た状態が図1に示されている。尚、同
図において、1は回路基材、2はチップコンデンサ(図
2参照)6を実装するために回路基材1の表面側に形成
された電極パターン(以下、出口側電極パターンと称す
る)、3は出口側電極パターン2と出口側電極パターン
2との間に掛け渡すようにして回路基材1に開けられた
貫通穴、4はメモリなどのIC部品(図2参照)7を実
装するためのランドである。後述するように、貫通穴3
の形状はチップコンデンサ6の外形と相似形状をなして
おり、またそのサイズはチップコンデンサ6の外形より
も一回り小さめに形成されている。尚、図1では図示さ
れていないが、回路基材1の裏面側には、図2に示され
るように、出口側電極パターン2,2と表裏整合させ
て、一対の電極パターン5,5(以下、入口側電極パタ
ーンと称する)が形成されている。
をその上面から見た状態が図1に示されている。尚、同
図において、1は回路基材、2はチップコンデンサ(図
2参照)6を実装するために回路基材1の表面側に形成
された電極パターン(以下、出口側電極パターンと称す
る)、3は出口側電極パターン2と出口側電極パターン
2との間に掛け渡すようにして回路基材1に開けられた
貫通穴、4はメモリなどのIC部品(図2参照)7を実
装するためのランドである。後述するように、貫通穴3
の形状はチップコンデンサ6の外形と相似形状をなして
おり、またそのサイズはチップコンデンサ6の外形より
も一回り小さめに形成されている。尚、図1では図示さ
れていないが、回路基材1の裏面側には、図2に示され
るように、出口側電極パターン2,2と表裏整合させ
て、一対の電極パターン5,5(以下、入口側電極パタ
ーンと称する)が形成されている。
【0022】図1から明らかなように、本発明の電子部
品の実装構造では、まず、回路基材1のチップコンデン
サ6の実装予定箇所の両端部の表裏に電極パターン2,
2並びに電極パターン5,5を形成する。尚、回路基材
1それ自体の製造は次のようにして行われる。まず第1
の工程として、Cu−PET積層材を用意する。即ち、
一例として12μm厚のポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムの表裏両面に、ポリエステル系接着
剤を介して30μm厚の銅箔を重ね、これを温度150
°C圧力5kg/cm2、時間30秒の条件で熱プレス
を経て、それらを積層接着させる。これにより、PET
フィルムの表裏両面に銅箔が接着されたCu−PET積
層材が完成する。次に、得られたCu−PET積層材の
表裏両面に、導体回路パターン並びに電極パターンやラ
ンドに対応したエッチング処理を行う。次に、上記で形
成されたエッチングマスクから露出する銅箔部分をエッ
チング液にさらすことにより、余分な銅箔部分を除去し
て、所望の導体パターン部分を形成する。このエッチン
グ処理に際しては、エッチング液としてFeCl3(1
20g/l)を使用しかつ温度50°Cの条件でCuを
エッチング除去する。
品の実装構造では、まず、回路基材1のチップコンデン
サ6の実装予定箇所の両端部の表裏に電極パターン2,
2並びに電極パターン5,5を形成する。尚、回路基材
1それ自体の製造は次のようにして行われる。まず第1
の工程として、Cu−PET積層材を用意する。即ち、
一例として12μm厚のポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムの表裏両面に、ポリエステル系接着
剤を介して30μm厚の銅箔を重ね、これを温度150
°C圧力5kg/cm2、時間30秒の条件で熱プレス
を経て、それらを積層接着させる。これにより、PET
フィルムの表裏両面に銅箔が接着されたCu−PET積
層材が完成する。次に、得られたCu−PET積層材の
表裏両面に、導体回路パターン並びに電極パターンやラ
ンドに対応したエッチング処理を行う。次に、上記で形
成されたエッチングマスクから露出する銅箔部分をエッ
チング液にさらすことにより、余分な銅箔部分を除去し
て、所望の導体パターン部分を形成する。このエッチン
グ処理に際しては、エッチング液としてFeCl3(1
20g/l)を使用しかつ温度50°Cの条件でCuを
エッチング除去する。
【0023】次に、図1に示されるように、チップコン
デンサ6の実装予定箇所の両端部の表裏に形成された電
極パターン2,2並びに5,5に、それらに掛け渡すよ
うにして、パンチングによって貫通穴3を開ける。先に
説明したように、この貫通穴3はチップコンデンサ6の
外形と相似形状をなしており、更にそのサイズはチップ
コンデンサ6の外形よりも一回り小さめに設定されてい
る。
デンサ6の実装予定箇所の両端部の表裏に形成された電
極パターン2,2並びに5,5に、それらに掛け渡すよ
うにして、パンチングによって貫通穴3を開ける。先に
説明したように、この貫通穴3はチップコンデンサ6の
外形と相似形状をなしており、更にそのサイズはチップ
コンデンサ6の外形よりも一回り小さめに設定されてい
る。
【0024】このようにして出口側電極パターン2,
2、入口側電極パターン5,5、並びにランド部4,4
…の形成、並びに、貫通穴3の形成が完了した回路基材
1の断面が図2に示されている。このようにして得られ
た回路基材1に対して、次の工程では、矢印Aに示され
るように、チップコンデンサ6を貫通穴3に対して下面
側から上面側へと圧入する。この圧入は50g/mm2
程度の圧力をかけて、チップコンデンサ6を貫通穴3に
押し込むことにより行われる。
2、入口側電極パターン5,5、並びにランド部4,4
…の形成、並びに、貫通穴3の形成が完了した回路基材
1の断面が図2に示されている。このようにして得られ
た回路基材1に対して、次の工程では、矢印Aに示され
るように、チップコンデンサ6を貫通穴3に対して下面
側から上面側へと圧入する。この圧入は50g/mm2
程度の圧力をかけて、チップコンデンサ6を貫通穴3に
押し込むことにより行われる。
【0025】このようにして圧入が完了した状態におけ
る回路基材1の断面が図3に示されている。同図から明
らかなように、このチップコンデンサ6の圧入により、
貫通穴3の周辺の電極パターン2,2並びに5,5は大
きく塑性変形して撓み、これによって生じた加締め力に
よりチップコンデンサ6は貫通穴3に挿入された状態で
仮止め固定される。この状態では、主として、入口側電
極パターン5,5とチップコンデンサ6の部品電極6
a,6aとの間が強く加締められて、良好な電気的導通
が確保される。勿論、出口側電極パターン2,2と部品
電極6a,6aとの間もある程度接触して、電気的導通
が確保される。その後IC部品7を、図中矢印Bに示さ
れるように、そのバンプ7a,7aがランド4,4…に
載るように位置決めする。
る回路基材1の断面が図3に示されている。同図から明
らかなように、このチップコンデンサ6の圧入により、
貫通穴3の周辺の電極パターン2,2並びに5,5は大
きく塑性変形して撓み、これによって生じた加締め力に
よりチップコンデンサ6は貫通穴3に挿入された状態で
仮止め固定される。この状態では、主として、入口側電
極パターン5,5とチップコンデンサ6の部品電極6
a,6aとの間が強く加締められて、良好な電気的導通
が確保される。勿論、出口側電極パターン2,2と部品
電極6a,6aとの間もある程度接触して、電気的導通
が確保される。その後IC部品7を、図中矢印Bに示さ
れるように、そのバンプ7a,7aがランド4,4…に
載るように位置決めする。
【0026】最後に、図4に示されるように、チップコ
ンデンサ6の部品電極6a,6aと出口側電極パターン
2,2との間に導電性接着剤8,8を供給することで、
チップコンデンサ6と回路基材1との固定を行う。同様
にして、IC部品7についても、バンプ7a,7aとラ
ンド4,4との間に導電性接着剤8を供給することで、
IC部品7を回路基材1上に固定する。尚、このとき使
用される導電性接着剤としては、例えば、DW−114
L−1(東洋紡績(株)製)をディスペンサ等により所
定の位置に塗布した後、温度120℃、時間20分程度
の熱処理を行って硬化させる。
ンデンサ6の部品電極6a,6aと出口側電極パターン
2,2との間に導電性接着剤8,8を供給することで、
チップコンデンサ6と回路基材1との固定を行う。同様
にして、IC部品7についても、バンプ7a,7aとラ
ンド4,4との間に導電性接着剤8を供給することで、
IC部品7を回路基材1上に固定する。尚、このとき使
用される導電性接着剤としては、例えば、DW−114
L−1(東洋紡績(株)製)をディスペンサ等により所
定の位置に塗布した後、温度120℃、時間20分程度
の熱処理を行って硬化させる。
【0027】チップコンデンサ6並びにIC部品7の実
装が完了した回路基材をその上面から見た状態が図5に
示されている。このようにして完成された実装構造によ
れば、チップコンデンサ6と回路基材1との間は、入口
側電極パターン5と部品電極6aとの加締め部によって
電気的な導通が確保されており、チップコンデンサ6の
機械的な固定は、出口側電極パターン2と部品電極6a
との間の導電性接着剤8により確保されている。尚、こ
の導電性接着剤8は、同時に、出口側電極パターン2と
部品電極6aとの電気的な導通確保の役目も果たしてい
る。
装が完了した回路基材をその上面から見た状態が図5に
示されている。このようにして完成された実装構造によ
れば、チップコンデンサ6と回路基材1との間は、入口
側電極パターン5と部品電極6aとの加締め部によって
電気的な導通が確保されており、チップコンデンサ6の
機械的な固定は、出口側電極パターン2と部品電極6a
との間の導電性接着剤8により確保されている。尚、こ
の導電性接着剤8は、同時に、出口側電極パターン2と
部品電極6aとの電気的な導通確保の役目も果たしてい
る。
【0028】特にこの実施の形態では、入口側電極パタ
ーン5,5はアンテナコイルの巻き始め端と巻き終り端
に導通しており、また出口側電極パターン2,2はLC
共振回路の出力端子接続されている。従って、表裏の電
極パターン2,2並びに5,5は、チップコンデンサ6
の部品電極6aを介してスルーホール接続されることと
なる。つまり、この回路構成では、チップコンデンサ6
の部品電極6aがLC共振回路のLとCの接続導通にも
寄与しているのである。
ーン5,5はアンテナコイルの巻き始め端と巻き終り端
に導通しており、また出口側電極パターン2,2はLC
共振回路の出力端子接続されている。従って、表裏の電
極パターン2,2並びに5,5は、チップコンデンサ6
の部品電極6aを介してスルーホール接続されることと
なる。つまり、この回路構成では、チップコンデンサ6
の部品電極6aがLC共振回路のLとCの接続導通にも
寄与しているのである。
【0029】以上の実施の形態において、導電性接着剤
8としては、紫外線硬化樹脂(スリーボンド3000
(株)スリーボンド)などを用いることもできる。即
ち、この場合には、紫外線硬化樹脂をディスペンサなど
で所定箇所に塗布した後、200〜400nmの紫外線
を照射させて硬化させる。このとき、チップコンデンサ
6の部品電極6aと入口側電極パターン5との電気的導
通は、やはり、入口側電極パターン5を撓ませることに
よって生じた加締め力によって行う。
8としては、紫外線硬化樹脂(スリーボンド3000
(株)スリーボンド)などを用いることもできる。即
ち、この場合には、紫外線硬化樹脂をディスペンサなど
で所定箇所に塗布した後、200〜400nmの紫外線
を照射させて硬化させる。このとき、チップコンデンサ
6の部品電極6aと入口側電極パターン5との電気的導
通は、やはり、入口側電極パターン5を撓ませることに
よって生じた加締め力によって行う。
【0030】もっとも、図6に示されるように、入口側
電極パターン5,5と部品電極6a,6aとの間に導電
性接着剤9を供給すれば、電気的接続における高信頼性
を図ることができる。この場合には、入口側電極パター
ン5,5の部分に、例えば、Electrodag 6
022ss(日本アジソン(株))などの熱可塑性バイ
ンダからなる導電性インクを、200メッシュのスクリ
ーンで印刷した後、温度120℃、時間10分で乾燥さ
せて、導電性接着剤9,9の乾燥面を形成する。次い
で、先の実施例と同様にして、貫通穴3内にチップコン
デンサ6を圧入する。その後、或いは同時に、200°
C程度の温度で加熱すると、導電性接着剤9が再溶融し
て流動し、入口側電極パターン5,5と部品電極6a,
6aとの接触界面を完全に満たす。更に冷却によって再
硬化することで接着力を出し、接続面の電気的接続の信
頼性を向上させる。
電極パターン5,5と部品電極6a,6aとの間に導電
性接着剤9を供給すれば、電気的接続における高信頼性
を図ることができる。この場合には、入口側電極パター
ン5,5の部分に、例えば、Electrodag 6
022ss(日本アジソン(株))などの熱可塑性バイ
ンダからなる導電性インクを、200メッシュのスクリ
ーンで印刷した後、温度120℃、時間10分で乾燥さ
せて、導電性接着剤9,9の乾燥面を形成する。次い
で、先の実施例と同様にして、貫通穴3内にチップコン
デンサ6を圧入する。その後、或いは同時に、200°
C程度の温度で加熱すると、導電性接着剤9が再溶融し
て流動し、入口側電極パターン5,5と部品電極6a,
6aとの接触界面を完全に満たす。更に冷却によって再
硬化することで接着力を出し、接続面の電気的接続の信
頼性を向上させる。
【0031】本実施形態によれば、実装対象となる電子
部品(この場合、チップコンデンサ6)は貫通穴3の中
に没入した状態で固定されるため、全体の厚さをほぼ電
子部品の厚さh2と同程度にとどめることが可能とな
る。加えて、貫通穴3の内部に位置する電子部品(この
場合、チップコンデンサ6)は、電極パターン2,2並
びに5,5を構成する良導性金属箔の加締め力で仮止め
されるため、その状態で接着剤8で固定すれば、良好な
電気的導通を確保することができる。
部品(この場合、チップコンデンサ6)は貫通穴3の中
に没入した状態で固定されるため、全体の厚さをほぼ電
子部品の厚さh2と同程度にとどめることが可能とな
る。加えて、貫通穴3の内部に位置する電子部品(この
場合、チップコンデンサ6)は、電極パターン2,2並
びに5,5を構成する良導性金属箔の加締め力で仮止め
されるため、その状態で接着剤8で固定すれば、良好な
電気的導通を確保することができる。
【0032】以上説明した電子部品の実装構造を電子部
品モジュール10に適用した一例が図7及び図8に示さ
れている。この例では、回路基材1と同様な積層構造を
有する細長長方形状のモジュール基材11を用意し、こ
れにチップコンデンサ6並びにIC部品7を実装一体化
している。そして、図8に示されるように、電子部品モ
ジュール10を回路基材1の上に搭載することによっ
て、両者の電気的接続を行うものである。この方法によ
れば、予め多数の電子部品モジュール10を別途用意し
ておくことによって、回路基材1への部品実装を効率よ
く行うことができる。
品モジュール10に適用した一例が図7及び図8に示さ
れている。この例では、回路基材1と同様な積層構造を
有する細長長方形状のモジュール基材11を用意し、こ
れにチップコンデンサ6並びにIC部品7を実装一体化
している。そして、図8に示されるように、電子部品モ
ジュール10を回路基材1の上に搭載することによっ
て、両者の電気的接続を行うものである。この方法によ
れば、予め多数の電子部品モジュール10を別途用意し
ておくことによって、回路基材1への部品実装を効率よ
く行うことができる。
【0033】本発明の実施形態における効果をまとめる
と次のようになる。以上説明した実施形態の実装構造で
は、チップコンデンサなどの電子部品を、プリント基材
などに予め開口された貫通穴に圧入、仮固定し、さらに
導電性接着剤、或いは絶縁性接着剤で最終固定するよう
なものである。そのため、基材に開口された貫通穴に電
子部品を圧入して固定するために、 (1)基材の厚み並びに電子部品の表面実装に必要な半
田層厚み分の高さの削減が可能になる。
と次のようになる。以上説明した実施形態の実装構造で
は、チップコンデンサなどの電子部品を、プリント基材
などに予め開口された貫通穴に圧入、仮固定し、さらに
導電性接着剤、或いは絶縁性接着剤で最終固定するよう
なものである。そのため、基材に開口された貫通穴に電
子部品を圧入して固定するために、 (1)基材の厚み並びに電子部品の表面実装に必要な半
田層厚み分の高さの削減が可能になる。
【0034】(2)基材、とりわけ銅パターン部の加締
め力により、電子部品が機械的に固定できる。
め力により、電子部品が機械的に固定できる。
【0035】(3)従来、半田或いは導電性接着剤を用
いて行っていた電子部品端子と銅パターンとの電気的接
続を銅の加締め力に行うことにより接続部材の削減がで
きる。
いて行っていた電子部品端子と銅パターンとの電気的接
続を銅の加締め力に行うことにより接続部材の削減がで
きる。
【0036】(4)更に、電子部品の実装に際し、高温
度の熱処理を必要としないために、耐熱性のないフィル
ム基材上へも直接電子部品の実装が可能となる。
度の熱処理を必要としないために、耐熱性のないフィル
ム基材上へも直接電子部品の実装が可能となる。
【0037】(5)基材の曲げ変形に際し曲げ応力を基
材に設けた貫通穴が吸収するため、端子接続部の機械的
強度の向上を図ることができる。
材に設けた貫通穴が吸収するため、端子接続部の機械的
強度の向上を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、部品実装回路基材全体の厚さを当該実装部品の
高さ程度にとどめることが可能な電子部品の実装構造、
並びに、同構造を利用した電磁波読み取り可能なICシ
ートを提供することができる。
よれば、部品実装回路基材全体の厚さを当該実装部品の
高さ程度にとどめることが可能な電子部品の実装構造、
並びに、同構造を利用した電磁波読み取り可能なICシ
ートを提供することができる。
【0039】そのため、本発明による電磁波読み取り可
能なICシートによれば、プリンタヘッドの下をスムー
ズに通過させることができ、これにより、印字ムラや印
字ミスのない鮮明な情報プリントが可能となる。
能なICシートによれば、プリンタヘッドの下をスムー
ズに通過させることができ、これにより、印字ムラや印
字ミスのない鮮明な情報プリントが可能となる。
【図1】本発明の部品実装構造が適用された回路基材の
一部をその上面から見た平面図である。
一部をその上面から見た平面図である。
【図2】本発明の部品実装構造が適用された回路基材の
部品実装前における断面図である。
部品実装前における断面図である。
【図3】本発明の部品実装構造が適用された回路基材の
チップコンデンサ6が圧入された状態における断面図で
ある。
チップコンデンサ6が圧入された状態における断面図で
ある。
【図4】本発明の部品実装構造が適用された回路基材の
実装完了状態における断面図である。
実装完了状態における断面図である。
【図5】本発明の部品実装構造が適用された回路基材の
実装完了状態における平面図である。
実装完了状態における平面図である。
【図6】本発明の部品実装構造が適用された回路基材の
変形例を示す断面図である。
変形例を示す断面図である。
【図7】本発明に係る部品実装構造を電子部品モジュー
ルに適用した例を示す平面図である。
ルに適用した例を示す平面図である。
【図8】本発明に係る部品実装構造を電子部品モジュー
ルに適用した断面図である。
ルに適用した断面図である。
【図9】本出願人が先に提案したICシートの外観を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図10】図7に示されるICシートのX−X断面図で
ある。
ある。
【図11】従来の実装構造を示す模式的断面図である。
1 回路基材 2 出口側電極パターン 3 貫通穴 4 ランド 5 入口側電極パターン 6 チップコンデンサ 6a 部品電極 7 IC部品 7a バンプ 8 導電性接着剤 9 導電性接着剤 10 電子部品モジュール 11 モジュール基材 h1 実装基材全体の厚さ h2 チップコンデンサの厚さ h3 チップコンデンサの実装高さ h4 積層基材の厚さ
Claims (6)
- 【請求項1】 片面もしくは両面に良導性金属箔の被着
されたシート状乃至フィルム状回路基材にチップコンデ
ンサ等のような電極付き電子部品を実装するための構造
であって、 前記回路基材の実装予定箇所の両端部に電極パターンを
形成し、それらの電極パターン間に掛け渡すようにし
て、前記電子部品の外形よりも一回り小さめの貫通孔を
開け、該貫通孔に電子部品を圧入して前記電極パターン
を構成する良導性金属箔の加締め力でこれを仮止めし、
その状態で前記電子部品と前記回路基材とを接着剤で固
定してなることを特徴とする電子部品の実装構造。 - 【請求項2】 前記接着剤は導電性接着剤であることを
特徴とする請求項1に記載の電子部品の実装構造。 - 【請求項3】 前記接着剤は絶縁性接着剤であることを
特徴とする請求項1に記載の電子部品の実装構造。 - 【請求項4】 前記シート状乃至フィルム状回路基材は
両面に良導性金属箔が被着されており、かつ前記電極パ
ターンは互いに表裏整合させて両面に形成されており、
さらに、前記部品電極と部品出口側の電極パターンとの
間は導電性もしくは非導電性接着剤により、また前記部
品電極と部品入口側の電極パターンとの間は両者の加締
め力により固定されていることを特徴とする請求項1に
記載の電子部品の実装構造。 - 【請求項5】 前記部品電極と部品入口側の電極パター
ンとの間の加締め部は、さらに、導電性接着剤により固
定されていることを特徴とする請求項4に記載の電子部
品の実装構造。 - 【請求項6】 前記電子部品の実装構造を用いてチップ
コンデンサを実装してなることを特徴とする電磁波読み
取り可能なICシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5745898A JPH11238956A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 電子部品の実装構造、並びに、電磁波読み取り可能なicシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5745898A JPH11238956A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 電子部品の実装構造、並びに、電磁波読み取り可能なicシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11238956A true JPH11238956A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=13056240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5745898A Pending JPH11238956A (ja) | 1998-02-23 | 1998-02-23 | 電子部品の実装構造、並びに、電磁波読み取り可能なicシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11238956A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001320158A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Sharp Corp | フレキシブル基板へのリードレス部品の実装方法および光ピックアップ装置の製造方法 |
JP2004200593A (ja) * | 2002-12-20 | 2004-07-15 | Sharp Corp | 反射形フォトインタラプタ及びそれを用いた電子機器 |
JP2017038046A (ja) * | 2015-08-13 | 2017-02-16 | パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド | 可撓性基板の上にある印刷された構成要素とのベアダイの集積化 |
WO2023276413A1 (ja) * | 2021-06-30 | 2023-01-05 | 株式会社村田製作所 | 電子モジュール |
-
1998
- 1998-02-23 JP JP5745898A patent/JPH11238956A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001320158A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Sharp Corp | フレキシブル基板へのリードレス部品の実装方法および光ピックアップ装置の製造方法 |
JP2004200593A (ja) * | 2002-12-20 | 2004-07-15 | Sharp Corp | 反射形フォトインタラプタ及びそれを用いた電子機器 |
JP2017038046A (ja) * | 2015-08-13 | 2017-02-16 | パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド | 可撓性基板の上にある印刷された構成要素とのベアダイの集積化 |
WO2023276413A1 (ja) * | 2021-06-30 | 2023-01-05 | 株式会社村田製作所 | 電子モジュール |
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