JPH11238751A - 余剰吸着半田ボールの除去方法 - Google Patents

余剰吸着半田ボールの除去方法

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JPH11238751A
JPH11238751A JP5266498A JP5266498A JPH11238751A JP H11238751 A JPH11238751 A JP H11238751A JP 5266498 A JP5266498 A JP 5266498A JP 5266498 A JP5266498 A JP 5266498A JP H11238751 A JPH11238751 A JP H11238751A
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光洋 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田ボール用吸着治具に余剰吸着された半田
ボールを確実かつ容易に除去することができ、しかもこ
れを簡易な装置を用いて実現することができる余剰吸着
半田ボールの除去方法を提供すること。 【解決手段】 半田ボール用吸着冶具10の吸着面10
aに余剰吸着された半田ボールbの除去方法であって、
余剰吸着された半田ボールbを静電気の力で吸着可能な
静電吸着装置20を用いて除去する方法とした。その場
合、吸着冶具10の吸着面10aを下側に位置させた状
態で、その吸着面に余剰吸着された半田ボールbに静電
吸着装置20を近づけて吸着することにより除去する。
静電吸着装置20で余剰半田ボールを吸着する際に、吸
着冶具による半田ボールの吸着力よりも弱い力で吸着す
るのが好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続電極となる半
田バンプを形成する際に用いる半田ボール用吸着板への
余剰吸着半田ボールの除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップや配線用リード等に形成さ
れる接続電極として、半田バンプが広く知られている。
【0003】この半田バンプを形成する場合、例えば図
3に示すように、半田フラッグス3を被着した回路基板
1上の複数箇所(図では5箇所)の所定部2に、それぞ
れ半田ボール4を吸着(搭載)し、その半田ボール4を
溶融させて半田バンプを形成する。
【0004】この工程では、各所定部2に対向する透孔
6を開けた半田ボール用搭載板5と、所定部2に対向し
半田ボール4よりも小径の吸気孔8を形成した半田ボー
ルキャリア(吸着治具)7とを利用する。
【0005】図示しない真空装置に接続し、その装置の
作動によって空洞9内の空気が吸引される吸着治具7
は、回路基板1の設置位置と多数の半田ボール4を収容
した半田ボール容器(図示せず)との間を移動し、回路
基板1に搭載した搭載板5の各透孔6に、半田ボール4
を挿入させる。
【0006】そこで、回路基板1と搭載板5とを重ねた
状態で一緒に加熱し、搭載板5の各透孔6に挿入された
半田ボール4を溶融させると、回路基板1の所定部2に
半田バンプが形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半田ボール
用吸着冶具7の吸着面7a側に、図示のように半田ボー
ル4を吸着させる場合、多数の半田ボール4を収容した
半田ボール容器内に吸着面7a部分を入れてエアーの吸
引力で吸着させる。その際、所定数の半田ボール4が吸
気孔8の下側に正確かつ円滑に吸着されるように、超音
波にて半田ボールを振動させつつ吸着させる方法が採ら
れている。
【0008】ところが、この超音波を使用する方法には
弱点がある。即ち、超音波により振動する半田ボールど
うしの摩擦によって静電気が発生し、半田ボールどうし
が引き合い、余剰吸着ボールbが発生してしまう問題が
ある。
【0009】この点の対策として、その余剰吸着ボール
bに超音波振動を与えて振り落とす方法もあるが、あま
り効果的ではない。なぜなら、元々、半田ボール4はエ
アーにより冶具側に吸着されているため、余剰ボールb
の除去はかなり弱めの力で振り落とさなければならない
のに対し、半田ボールに超音波振動を与えるほど静電気
が発生するばかりか、正常に吸着されている半田ボール
まで振り落とさないように加える超音波の強さ、即ち振
動の強さをコントロールするのが難しいからである。
【0010】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、吸着治具に余剰吸着された半田ボールを確
実かつ容易に除去することができ、しかもこれを簡易な
装置を用いて実現することができる余剰吸着半田ボール
の除去方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、半田ボール用吸着冶具の吸着面に余剰
吸着された半田ボールの除去方法であって、余剰吸着さ
れた半田ボールを静電気の力で吸着可能な静電吸着装置
を用いて除去する方法とした。その場合、吸着冶具の吸
着面を下側に位置させた状態で、その吸着面に余剰吸着
された半田ボールに静電吸着装置を近づけて吸着するこ
とにより除去することもできる。また、静電吸着装置で
余剰半田ボールを吸着する際に、吸着冶具による半田ボ
ールの吸着力よりも弱い力で吸着するのが好適である。
また、静電吸着装置で余剰半田ボールを吸着する際に、
その静電吸着装置を+帯電状態と−帯電状態でそれぞれ
行うこともできる。また、吸着冶具は、複数の半田ボー
ルをエアーの吸引力を利用して吸着する機能を有するも
のが好適である。また、静電吸着装置は、平坦な静電気
帯電面を有するように構成するのが好適である。その場
合、静電気帯電面を、半田ボール吸着冶具の吸着面とほ
ぼ同じ面積にすることもできる。
【0012】本発明によれば、余剰半田ボールを静電気
の力により吸着することで、吸着治具に吸着された半田
ボール全体に、必要以上の余分な力(振動等)を加える
ことなく余剰半田ボールの除去が可能になる。これによ
り、確実かつリアルタイムに余剰半田ボールの除去する
ことができる。
【0013】さらに、静電吸着装置は極めて簡単な原理
及び構成で済むので、安価に得られ、コスト低減を図る
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
実施の形態に係る余剰半田ボールの除去方法を示す概略
説明図であり、図2は余剰半田ボールが除去された状態
を示す概略説明図である。
【0015】図1において、10は半田ボール用吸着治
具であり、その吸着治具10の吸着面10aに多数の半
田ボール11がエアーの吸引力によって吸着されてい
る。これらの半田ボール11は、図示例では複数ある吸
気孔12のそれぞれの下部に一個づつ吸着されている。
即ち、正常に吸着されている。
【0016】それに対し、余剰半田ボールbは、静電気
の存在による吸着力あるいは湿度等による付着力によっ
て、正常に吸着されている半田ボール11に付着してぶ
ら下がるような形態で吸着されている。
【0017】そこで、本実施の形態では、この余剰半田
ボールbに対し、静電吸着装置20を近づけてこれを静
電気の+、−が吸引し合う力を利用して吸着(図2参
照)することにより除去する方法を採用している。
【0018】静電吸着装置20は、吸着治具10の吸着
面10a部分とほぼ同じ面積の平坦な静電気帯電面21
を有し、例えば比較的高い電圧をかけてその静電気帯電
面21を+帯電状態と、−帯電状態に交互に切り替える
ことができる機能を有する。
【0019】これにより、静電気帯電面21に余剰半田
ボールbを吸着させる際に、+帯電状態で吸着する操作
と、−帯電状態で吸着する操作とを行うことで、余剰半
田ボールbが+−のいずれの帯電状態に拘わらずこれを
吸着することができる。
【0020】この静電吸着装置20で余剰半田ボールb
を吸着する力は、ここでは半田ボール11を吸着治具1
0がエアーにて吸着する力よりも弱く設定してある。こ
うすることで、正常に吸着されている半田ボール11ま
で吸着することが無いからである。この場合の設定は、
余剰半田ボールbと静電気帯電面21とが接した状態で
の設定である。
【0021】したがって、余剰半田ボールbを吸着する
際に両者間に距離を持たせて行う場合には、その距離に
対応して静電吸着装置20の吸着力を設定することにな
る。静電気の+と−が引き合う力は距離の2乗に反比例
するので、この点を考慮すると、距離が大きい場合に
は、静電吸着装置20で余剰半田ボールbを吸着する力
を、半田ボール11を吸着治具10がエアーにて吸着す
る力よりも強く設定する場合も考えられる。
【0022】いずれにしても、半田ボール11がエアー
にて吸着される力よりも、その半田ボール11に付着し
ている余剰半田ボールbを引き離す力は弱く設定され
る。この点については特に問題はない。なぜなら、半田
ボールどうしが吸着し合う力に対して、半田ボールをエ
アーで吸着する力は充分に大きいからである。
【0023】図示例においては、説明の便宜上、静電吸
着装置20を余剰半田ボールbに近づける例を示した
が、どちらを近づけても構わない。通常、吸着治具10
は半田ボール容器と回路基板設置位置との間を往復する
ので、その途中に静電吸着装置20を配置しておき、そ
こへ吸着治具10を近づける方法としてもよい。
【0024】この近づけ方としては、吸着治具10の吸
着面10a部分が図示のように下側になるようにして近
づけるのが好適である。その場合、吸着面10aと静電
気帯電面21とを上下で平行状態体として真っ直ぐ近づ
ける方法、あるいは平行状態ですれ違うように行き会う
形態で近づける方法などがある。
【0025】このように、余剰半田ボールbを静電吸着
装置20で吸着することにより、吸着治具10に正常に
吸着されている半田ボール11に、超音波振動などの余
分な外的力を加えることなく、余剰半田ボールbのみを
除去することができる。その際に、半田ボール11と余
剰半田ボールbとが湿度等の付着力で吸着されている場
合でも、これを容易に引き離して除去することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る余剰吸着半
田ボールの除去方法によれば、吸着治具に余剰吸着され
た半田ボールを静電気の力を利用して除去する方法とし
たので、余剰半田ボールを確実かつ容易に除去すること
ができ、しかもこれを簡易な装置を用いて実現すること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る余剰吸着半田ボール
の除去方法を示す概略説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る余剰吸着半田ボール
を除去した状態を示す概略説明図である。
【図3】従来の吸着治具を用いた半田バンプ形成方法を
示す概略説明図である。
【符合の説明】
1 回路基板 2 所定部 3 半田フラッグス 4 半田ボール 5 吸着治具 6 透孔 7 キャリア 8 吸気口 9 空洞 10 吸着治具 10a 吸着面 11 半田ボール 12 吸引孔 20 静電吸着装置 21 静電気帯電面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田ボール用吸着冶具の吸着面に余剰吸
    着された半田ボールの除去方法であって、余剰吸着され
    た半田ボールを静電気の力で吸着可能な静電吸着装置を
    用いて除去することを特徴とする、余剰吸着半田ボール
    の除去方法。
  2. 【請求項2】 前記吸着冶具の吸着面を下側に位置させ
    た状態で、その吸着面に余剰吸着された半田ボールに前
    記静電吸着装置を近づけて吸着することにより除去する
    ことを特徴とする請求項1記載の余剰吸着半田ボールの
    除去方法。
  3. 【請求項3】 前記静電吸着装置で余剰半田ボールを吸
    着する際に、前記吸着冶具による半田ボールの吸着力よ
    りも弱い力で吸着することを特徴とする請求項1又は2
    記載の余剰半田ボールの除去方法。
  4. 【請求項4】 前記静電吸着装置で余剰半田ボールを吸
    着する際に、その静電吸着装置を+帯電状態と−帯電状
    態でそれぞれ行うことを特徴とする、請求項1〜3の何
    れかに記載の余剰半田ボールの除去方法。
  5. 【請求項5】 前記吸着冶具は、複数の半田ボールをエ
    アーの吸引力を利用して吸着する機能を有することを特
    徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の余剰半田ボー
    ルの除去方法。
  6. 【請求項6】 前記静電吸着装置は、平坦な静電気帯電
    面を有することを特徴とする、請求項1〜5の何れかに
    記載の余剰吸着半田ボールの除去方法。
  7. 【請求項7】 前記静電気帯電面を、前記半田ボール吸
    着冶具の吸着面とほぼ同じ面積にしてあることを特徴と
    する、請求項6記載の余剰吸着半田ボールの除去方法。
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