JPH11238376A - 汚染物質除去装置 - Google Patents

汚染物質除去装置

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JPH11238376A
JPH11238376A JP7144298A JP7144298A JPH11238376A JP H11238376 A JPH11238376 A JP H11238376A JP 7144298 A JP7144298 A JP 7144298A JP 7144298 A JP7144298 A JP 7144298A JP H11238376 A JPH11238376 A JP H11238376A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気流中に含まれる汚染物質除去装置におい
て、汚染物質除去能にすぐれ、しかも圧力損失の少ない
ものを提供する。 【解決手段】 合成樹脂の多孔質フィルムからなり、そ
の表面に拡散層を有するガス吸着シートをその拡散層が
容器開口部側に位置するように容器内に収容させるとと
もに、その容器開口部を中央部に空気流入口を有する蓋
体フィルムを用いて封止した構造を有し、かつ該ガス吸
着シートの圧力損失が拡散層の圧力損失よりも大きく、
さらに該ガス吸着シート中に含まれる吸着剤の密度が
0.4〜1.5g/ccであることを特徴とする空気流
中に含まれる汚染物質除去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気流中に含まれ
る汚染物質除去装置、殊に、内部圧力を外部圧力に調整
するための呼吸口を有する準密閉空間の内部にかつその
呼吸口に対向して配設使用される汚染物質除去装置及び
それを有する磁気記録ディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】磁気記録ディスク装置は化学的な汚染に
非常に敏感である。有機性蒸気はディスク及びスライダ
の非常に滑らかな表面に吸着され、そしてその表面にコ
ーティングされている潤滑剤の特性を変える。他の化学
的な汚染物質、例えばSO2がディスク及びヘッドの冶
金、特に磁気抵抗性読み取り素子の腐食を引き起こすこ
ともある。以前は外部からのこの様な汚染ガスの浸入を
妨げるため、磁気記録ディスク装置は完全に密閉された
形で作られていた。しかしながら、トップカバーをステ
ンレス製のプレス成形板に変更することが進んでいる現
在、完全密閉型では温度変化による体積変化のひずみが
大きく、ヘッドクラッシュやケースの変形などの問題が
発生し、呼吸口を設けて圧力調整を行う様になっている
のが一般的である。そしてこの呼吸口には外部からの微
粒子パーティクルの浸入と汚染ガスの浸入を防ぐために
ガス吸着剤とパーティクルフィルターを一体化したガス
吸着フィルターが多く用いられている。また、このガス
吸着フィルターには、低圧力損失であることが要求され
る。高圧力損失の場合、装置ON/OFF時の温度変化
やスピンドルモーターの高速回転に伴う磁気記録ディス
ク装置内の圧力変化に対し十分に緩和しうる空気の通過
ができなくなってしまう。そうすると、呼吸口以外のシ
ール性の弱い個所などから空気が浸入してしまい、汚染
物質の浸入を引き起こすことになる。そのために、この
ガス吸着フィルターには、活性カーボンシート、例えば
活性炭繊維の織布が広く用いられている。しかしなが
ら、このものは低い圧力損失を与えるものの、その体積
当たりの汚染物質吸着能は小さい。現在磁気記録ディス
ク装置の記録容量の増加に伴い、媒体の高速回転化や移
動可能型パソコンの普及により使用環境が悪化してお
り、呼吸口に配設するガス吸着フィルターにおいては、
汚染物質吸着能の高いものが要望されている。特開平7
−211055号公報には、高められた吸着性能のフィ
ルターが紹介されている。このフィルターは、非通気性
のプレート上に形成したガス吸着繊維層からなるもの
で、そのガス吸着繊維層に衝突する空気流をそのプレー
ト面に沿って分散させる機能を有するものである。しか
しながら、このようなフィルターでは、そのガス吸着繊
維層における体積当りの繊維密度(活性炭密度)が通常
0.26g/ccと小さいため、その汚染物質吸着能は
未だ満足し得るものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、空気流中に
含まれる汚染物質除去装置において、汚染物質除去能に
すぐれ、しかも圧力損失の少ないものを提供することを
その課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、合成樹脂の多孔質フ
ィルムからなり、その表面に拡散層を有するガス吸着シ
ートをその拡散層が容器開口部側に位置するように容器
内に収容させるとともに、その容器開口部を中央部に空
気流入口を有する蓋体フィルムを用いて封止した構造を
有し、かつ該ガス吸着シートの圧力損失が拡散層の圧力
損失よりも大きく、さらに該ガス吸着シート中に含まれ
る吸着剤の密度が0.4〜1.5g/ccであることを
特徴とする空気流中に含まれる汚染物質除去装置が提供
される。また、本発明によれば、内部圧力を外部圧力に
調整するための呼吸口を有する準密閉空間でかつその呼
吸口に対向して配設された汚染物質除去装置において、
該汚染物質除去装置として、前記の汚染物質除去装置を
その空気流入口を該準密閉空間の呼吸口に対向させて配
設使用することを特徴とする準密閉空間に流入する空気
中に含まれる汚染物質除去装置が提供される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の汚染物質除去装置は、ガ
ス拡散層を有するガス吸着シートを含む。ガス吸着シー
トは、ガス吸着剤からなるシート状物であり、ガス吸着
剤をシート状に成形し、そのシートを樹脂や接着剤、粘
着剤等により固定化することによって得ることができ
る。ガス吸着剤のシート化には、なかでも、フッ素樹
脂、特に、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を
ディスパージョン(分散液)や粉末の形態で好ましく用
いることができる。フッ素樹脂をこのような形態で用い
ることにより、吸着剤密度が高く、吸着剤を強固に接合
させたガス吸着シートを得ることができる。この場合、
ガス吸着剤としては、活性炭、シリカゲル、ゼオライ
ト、各種粘土、アルミナ、酸化鉄、過塩素酸マグネシウ
ム、イオン交換樹脂、各種金属塩等を単独又は混合物の
形態で用いることができる。ガス吸着剤は、粉末状、粒
状、短繊維状等の任意の形状であることができる。シー
ト密度は0.4g/cc以上、好ましくは0.5から
1.0g/ccである。シート中の吸着剤の密度は、
0.4g/cc以上、好ましくは0.5〜1.0g/c
cである。その上限値は、通常、1.5g/ccであ
る。シート中の吸着剤の充填密度を高くしすぎると、ガ
ス吸着シートの圧力損失が高くなりすぎて、呼吸フィル
ターとしての機能がなくなってしまう。本発明の場合、
活性炭シートの使用が好ましいが、この場合の活性炭シ
ートには、粒子状活性炭を樹脂や接着剤で接合してシー
ト化したものや、活性炭短繊維を樹脂や接着剤でシート
状に固定化したもの等が包含される。
【0006】本発明で用いるガス吸着シートは、比較的
圧力損失の大きいものが好ましく、風速5.3cm/秒
の空気流を透過させたときの圧力損失が50mm水柱以
上、好ましくは100〜10000mm水柱であるもの
が有利に用いられる。このガス吸着シートの厚さは、1
0μm〜10mm、好ましくは、50〜1000μmで
ある。ガス吸着シートの前面(呼吸口側の面)に積層す
るガス拡散層は、ガス吸着シート前面に当る空気流をそ
のガス吸着シート面に沿って分散させる層であり、プラ
スチック、金属(ステンレス、アルミニウム、銅等)、
炭素、セラミックス等の繊維又は糸からなる網状体、不
織布、織布等の繊維シートで構成することができる。こ
の場合の繊維又は糸の太さは、直径1〜1000μm、
好ましくは10〜100μmである。また、前記繊維シ
ートは、網状体、不繊布、繊布の単層又は複数層(2〜
5層)からなることができる。その繊維シートの厚さ
(ガス拡散層の厚さ)は10μm〜5mm、好ましく
は、50〜500μmである。また、目付け(坪量)は
0.05g/m2〜1000g/m2、好ましくは1g/
2〜100g/m2である。ガス拡散層は、ガス吸着シ
ート面に積層し、接着剤により部分的に接着固定化して
もよいが、未接着状態で積層するだけでもよい。ガス拡
散層の圧力損失は5000mm水柱以下、好ましくは5
00mm水柱以下にするのがよい。本発明の場合、ガス
吸着シートの圧力損失は、ガス拡散層の圧力損失より大
きくなければならない。前記ガス拡散層を積層したガス
吸着シートのそのガス拡散層の面に、その直角方向から
汚染ガスを含む空気流を当てると、その空気流はガス拡
散層を面方向、即ち、ガス吸着シート面に沿って分散す
るとともに、その一部はガス吸着シートを通過する。そ
して、その空気中に含まれる汚染ガスはその空気がガス
吸着シート面に沿って分散している間及びその空気がガ
ス吸着シートを通過する間にガス吸着シートのガス吸着
剤に吸着され、空気中から除去される。ガス拡散層を有
しないガス吸着シート面に汚染ガスを含む空気流を当て
ると、この場合には、ガス拡散層に当てる場合とは異な
り、ガス吸着シートの周端部付近のガス吸着シート面に
対する空気流の接触率が低くなり、その結果、汚染ガス
除去率も低下するようになる。
【0007】本発明の汚染物除去装置は、前記したガス
拡散層を有するガス吸着シートを合成樹脂の多孔質フィ
ルムからなる容器内に、そのガス拡散層を容器開口部側
に向け、そのガス吸着シート側を底面側に向けて収容さ
せ、その開口部を中央部に空気流入口を有する蓋体シー
トで封止(密閉)した構造を有するものである。図1に
本発明の汚染物質除去装置の模式図を示す。図1におい
て、1は合成樹脂の多孔質フィルムからなる容器、2は
その容器開口部周縁部、3はガス拡散層、4はガス吸着
シート、5は蓋体フィルム、6は空気流入口を示す。蓋
体フィルム5は、容器1の開口部を封止(密閉)するも
のであり、同時に、準密閉空間内の呼吸口周縁の内壁面
に対する接着部として作用するものである。この場合、
準密閉空間の呼吸口に対応する部分は開口し、空気流入
口6に形成されている。蓋体フィルム5は、その材質は
特に制約されず、合成樹脂フィルムや金属フィルム等で
あることができる。この蓋体フィルム5と容器1の開口
周縁部2との間は、熱融着法や、接着剤や粘着剤を用い
る接着法により接着される。また、この蓋体フィルム5
の下面には、あらかじめ粘着剤層を形成しておくことも
できる。蓋体フィルム5は、好ましくは両面粘着テープ
であることができる。
【0008】本発明で容器成形材料として用いる合成樹
脂の多孔質フィルムにおいて、その平均細孔径は0.0
1〜50μm、好ましくは0.1〜10μmであり、そ
の空孔率は20〜98%、好ましくは70〜95%であ
り、その厚さは1〜5000μm、好ましくは5〜50
0μmである。フィルムの材質は特に制約されず、ポリ
エステルやポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、含フッ素樹脂等の各種のものであることができる
が、本発明の場合、特に延伸多孔質ポリテトラフルオロ
エチレンが好ましい。前記多孔質フィルムを容器状に成
形する場合、吸引成形法により容器状に成形するのがよ
い。この場合には、その多孔質フィルムが大きな平均細
孔を有することは好ましくない。本発明で用いる多孔質
フィルムのガス透過性は、ガーレー数で表わして、50
00秒以下、好ましくは1〜100秒であるのが好まし
い。
【0009】本発明で容器成形材料として好ましく用い
る延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルム(以
下、単に延伸多孔質PTFEフィルムとも言う)におい
て、その厚さは1〜1000μm、好ましくは3〜35
0μmであり、その平均細孔径は0.01〜10μm、
好ましくは0.1〜1μmであり、その空孔率は20〜
98%、好ましくは70〜95%である。このような特
性を有する延伸多孔質PTFEフィルムは、容器成形材
料として十分な機械的強度を有するとともに、高いガス
透過速度を有し、それを透過する際の空気の圧力損失は
低いものである。
【0010】延伸多孔質PTFEフィルムは、例えば、
特公昭51−18991号公報および特公昭56−17
216号公報に記載された方法により製造される。即
ち、約95%以上の結晶化度を有するポリテトラフルオ
ロエチレン樹脂のファインパウダーに液状潤滑剤、例え
ばソルベントナフサ、ホワイトオイルなどの炭化水素
油、石油エーテル等を添加混合して予備成形物を作る。
この場合の混合重量比は例えばポリテトラフルオロエチ
レン80に対して液状潤滑剤20である。次にこの予備
成形物を押出機を用いてダイスからフィルム状に押出す
る。得られたフィルムは液状潤滑剤を除去するか除去せ
ずに、327℃以下の未焼結状態において毎秒10%以
上の高速度で延伸される。次にこの延伸物を延伸状態に
おいて200〜390℃で熱処理することにより収縮を
防止して目的とするポリテトラフルオロエチレンの多孔
質フィルムを得る。上記押出し工程で押し出されたフィ
ルムは、その延伸工程に於いて延伸操作を一方向又は二
方向に行うことができ、一軸延伸フィルム又は二軸延伸
フィルムを得ることができる。このようにして得られた
ポリテトラフルオロエチレンの多孔質フィルムは、フィ
ブリルと呼ばれる非常に微細な小繊維と、それらを結び
付けているノードと呼ばれる粒状の結節とから構成され
ており、これらのフィブリルとノードとの間に極めて微
細な空孔が相互に連続した状態で存在し、いわゆる連続
多孔質構造を形成し、高いガス透過性を有している。
【0011】延伸多孔質PTFEフィルムとしては、そ
の延伸工程において、一軸延伸処理されたものより二軸
延伸処理により製造された二軸延伸多孔質フィルムを用
いた方が好ましい。これは、二軸延伸処理されたもの
は、多孔質フィルムの空孔率をより高くすることが可能
になり、また引っ張り強度、引き裂き強度をより大きく
することが可能になるからである。
【0012】本発明で容器成形材料として用いる合成樹
脂の多孔質フィルムは、その片面又は両面に通気性の延
伸性補強材を積層接着させて用いることができる。この
ような積層体フィルムの場合には、その多孔質フィルム
が薄層のものであっても、十分な強度を有する容器材料
として用いることができる。通気性延伸性補強材として
は、通気性を有する合成樹脂繊維からなるフィルム状又
はシート状のものであればよく、特に制約されないが、
織布、不織布、編布、ネットなどの布帛の使用が好まし
い。布帛として、多孔質PTFEフィルムより融点の低
い熱可塑性樹脂から得られたものを用いれば、積層フィ
ルムを形成する際にこれを融着させることにより接着剤
の役割も兼ねることができ、強固な積層フィルムを得る
ことができる。また、このような布帛は、延伸性を有す
ることから吸引成形による容器成形に際して特に支障を
与えるものではない。
【0013】容器成形材料として延伸多孔質PTFEフ
ィルムを用いる場合、このものは、その多孔構造を構成
する骨格が撥水性及び撥油性を有する有機ポリマーによ
り被覆されたものであることができる。多孔質PTFE
は、界面活性剤、有機溶剤、油性成分を含む物質と接触
すると、その耐久性を失うことが知られている。即ち、
このような物質が存在する雰囲気下で本発明のガス吸着
ユニットを使用すると、これらの成分が多孔質PTFE
フィルムに浸透して細孔を塞ぎ、その撥水性や通気性を
損なうばかりでなく、内部に収容されているガス吸着剤
をぬらしてその性能を低下させることが確認された。し
かしながら、撥水性及び撥油性を有する有機ポリマーを
延伸多孔質PTFEの多孔構造を構成する骨格に被覆す
ることにより、本発明のガス吸着ユニットは、界面活性
剤、有機溶剤、油性成分などの多孔質PTFEの耐久性
を低下させる物質の存在する雰囲気又は混入するおそれ
のある雰囲気下においても使用することが可能になる。
【0014】この目的に使用できる撥水性及び撥油性を
有する有機ポリマーは、特開平8−110071号公報
に記載されており、例えば、フルオロアルキルアクリレ
ート、フルオロアルキルメタクリレート、AFポリマー
(デュポン社の商品名)、サイトップ(旭硝子社の商品
名)等が好適に用いられる。また、特開平9−1560
07号公報に記載されているテトラフルオロエチレン
(TEF)共重合体も使用できる。例えば、テトラフル
オロエチレンと、アクリレート、メタクリレート、アク
リロニトリル、アルケンとの共重合体、特にフルオロア
クリレート/テトラフルオロエチレン共重合体、フルオ
ロアクリレート/ヘキサフルオロプロピレン/テトラフ
ルオロエチレン共重合体などが好適に用いられる。さら
に、これらの有機ポリマーを延伸多孔質PTFEの多孔
構造を構成する骨格に被覆する方法についても前記公報
に記載の方法を適用できる。
【0015】延伸多孔質PTFEフィルムと通気性布帛
との積層は、延伸多孔質PTFEフィルムと通気性布帛
とを重ね、例えば、グラビアパターンロール等を用いて
部分的に熱融着して積層シートとすることにより実施さ
れる。また、ウレタン樹脂系等の接着剤を用いて部分接
着することも可能である。その呼吸機能を低下させない
ためには、通気性布帛が延伸多孔質PTFEフィルムに
融着又は接着している面積をできるだけ少なくすること
が必要である。
【0016】積層フィルムは、延伸多孔質PTFEフィ
ルムの一方又はその両側に布帛を積層した2層又は3層
構造のものであることができる。
【0017】多孔質フィルムを容器形状に成形する場
合、本発明では、その成形は、吸引成形法により、その
多孔質フィルムに引張応力を付与しながら行うのが好ま
しい。これにより、容器外表面にしわのない平滑性の良
い容器を得ることができる。図2に本発明の汚染物質除
去装置を製造するための工程図を示す。図2において、
11は金型、12は多孔質フィルム、1は容器、2は開
口周縁部、3はガス拡散層、4はガス吸着シート、5は
蓋体フィルム、6は空気流入口を示す。Aは金型内に形
成された空間部を示す。この空間部Aは容器の空間部に
対応する。本発明の装置を製造するには、金型11の上
面に多孔質フィルム12を置き(図(a))、空間部A
の底部の金型に形成された吸引孔を介して空間部A内の
気体を矢印方向に吸引ポンプ(真空ポンプ)で吸引す
る。この場合、その多孔質フィルム12は、必要に応
じ、その軟化温度に加熱しておく。この吸引によって、
多孔質フィルムは12は、その吸引に際しての引張り応
力によって延伸し、空間Aに面する金型の壁面に密着
し、容器1に成形される(図(b))。この場合、容器
1の開口周縁部(つば部)2が形成される。前記吸引成
形に際しての多孔質フィルム12の延伸倍率は、1.5
〜3倍程度である。次に、このようにして形成された容
器1のその開口部を含む多孔質フィルム2上に、蓋体フ
ィルム5を置き、そのフィルム2と接着させる(図
(c))。この場合の蓋体フィルム5の中心部には、ガ
ス拡散層3を有するガス吸着シート4がそのガス拡散層
3を介して接合されている。このようにして形成した汚
染物質除去装置の外観図を図3に示す。
【0018】吸引成形により容器を成形する場合には、
その多孔質フィルム12は引張り応力が加えられた状態
で容器状に成形されることから、その外表面にしわの発
生を生じることもない。この場合、その多孔質フィルム
として、延伸性(柔軟性)に富む延伸多孔質PTFEフ
ィルムを用いるときには、吸引に際して、特にそのフィ
ルムを加熱状態に保持する必要はないが、その容器が曲
率の大きな湾曲部を有するものであるときには、400
℃程度に加熱するのが好ましい。多孔質フィルムとして
延伸多孔質PTFEフィルム等の延伸の容易なものを用
いるときには、前記のように、とくに加熱の必要はない
が、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等
の通常の熱可塑性樹脂の多孔質フィルムの場合には、そ
の軟化温度に加熱し、この加熱状態のフィルムを吸引に
より容器状に成形する。
【0019】蓋体フィルム5は、容器開口部を密閉し得
るものであればよく、その材質は特に制約されず、通気
性又は非通気性フィルムであることができる。本発明の
場合、蓋体フィルム5は、前記した如き合成樹脂の多孔
質フィルム、特に、延伸多孔質PTFEフィルムである
のが好ましい。その蓋体フィルム5の厚さは、10〜1
000μm、好ましくは50〜300μmである。この
蓋体フィルム5は、補強材を積層接着させた積層体フィ
ルムであることができる。蓋体フィルム5と容器開口周
縁部2との間の接着は、熱融着、接着剤又は粘着剤によ
る接着等であることができるが、粘着剤による接着が簡
便である。粘着剤による接着は、蓋体フィルム5の下面
にあらかじめ粘着剤層を形成しておき、蓋体フィルム5
を容器開口周縁部2の上面にその粘着剤層を介して圧着
することにより実施される。
【0020】蓋体フィルム5とガス拡散層3との間の接
着は、熱融着、接着剤や粘着剤を用いる接着等であるこ
とができるが、粘着剤による接着が簡便である。粘着剤
による接着は、蓋体フィルム5の下面にあらかじめ粘着
剤層を形成しておき、蓋体フィルム5をそのガス拡散層
3の上面にその粘着剤層を介して圧着することにより実
施される。
【0021】本発明の汚染物資除去装置は、内部圧力を
外部圧力と一致させるための呼吸口を有する準密閉空間
内部でかつその呼吸口に対向して配設される。この場
合、本発明装置の空気流入口6をその準密閉空間の呼吸
口に対向させ、呼吸口から流入した空気は、その空気流
入口6から本発明の装置内へ流入させる。本発明の装置
の準密閉空間内への配設は、両面粘着テープ等を用いて
その装置の蓋体フィルム5をその呼吸口周線部の内壁面
に接着させることによって行なうことができる。本発明
の装置を配設した準密閉空間に、その呼吸口から流入す
る空気は、本発明の装置を通過することから、その空気
中に含まれる汚染物質は効率よく除去される。即ち、準
密閉空間の呼吸口及び本発明装置の空気流入口6を通っ
て装置内へ流入した空気は、ガス拡散層3を通ってガス
吸着シート4の面に衝突するとともに、ガス拡散層3内
をそのガス吸着シート面に沿って矢印方向に分散し、そ
のガス拡散層3の周端面から容器3の内部空間に流出
し、そしてその容器壁を形成する多孔質フィルムを透過
し、準密閉空間内部へ流入する。また、空気流入口6を
通って装置内部へ流入した空気の一部は、ガス吸着シー
トを通過し、容器1の内部空間に流出する。準密閉空間
内に入る空気を前記のようにして本発明の装置を通過さ
せるときには、その空気中に含まれる汚染物質は効率よ
く除去される。即ち、空気中の汚染ガスはガス吸着シー
ト4に吸着され、空気中の粉塵はその容器壁でトラップ
され、準密閉空間に流入されることが防止される。この
場合、空気流入口6から装置内入った空気は主に空気抵
抗の小さなガス拡散層3内を面方向に沿って分散するこ
とから、空気がそのガス拡散層3を分散する際の圧力損
失は小さい。また、容器1内の空間から容器壁を通って
準密閉空間に流入する際の空気の圧力損失は、その容器
壁がガス透過性の高い多孔質フィルムで形成されている
いことから、小さいものとなる。
【0022】本発明における準密閉空間とは、その空間
内圧力を外部圧力(通常は大気圧)に調整一致させる小
さな透孔(その直径は、通常、1〜5mmである)から
なる呼吸口を有する空間を意味するものである。このよ
うな準密閉空間には、各種ディスクにおけるディスク収
容室やウエハー収納ケース等が包含される。
【0023】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。
【0024】実施例1 (1)ガス吸着シートの作製 粒径24〜28メッシュの活性炭チップ(ツルミコール
社製)80重量部と平均粒径20μmのポリエチレンパ
ウダー20重量部とをよく混合し、深さ5mmのステン
レス製バット内に均一に広げる。これを温度120℃の
オーブン中に10分間入れ、ポリエチレンパウダーが融
解し、活性炭と結着した後取り出し常温に冷却して、厚
さ5mmの活性炭シートを得た。このもののシート密度
は0.7g/ccで、その活性炭密度は、0.5g/c
cであった。また、このものに風速5.3cm/秒の空
気流を流通っせたときの圧力損失は、150mm水柱で
あった。前記活性炭シートから18mm×18mmの正
方形状シートを打技き、これをガス吸着シートとして用
いた。なお、前記圧力損失は、ガス吸着シートを風速
5.3cm/秒の流速で空気を通過させたときに、その
ガス吸着シートの抵抗のために発生するシートの表面と
裏面との間の圧力差を微圧差計で測定することにより得
られたものである。 (2)ガス拡散層の積層 前記(1)で得たガス吸着シートの一方の面に18mm
×18mmの正方形状繊維シートを積層し、接着剤を用
いて部分的に接着して、ガス拡散層を形成した。前記繊
維シートは、Applied Extrusion T
echnologies Inc.社製のデルネット
で、その繊維はポリプロピレンからなるもので、その品
番はRO412−10PRであり、その重量は44g/
2であり、その繊維層の厚さは0.27mmであっ
た。この繊維シートに風速5.3cm/秒の空気流を流
通させたときの圧力損失は、2mm水柱であった。 な
お、前記圧力損失は、繊維シートを風速5.3cm/秒
の流速で空気を通過させたときに、そのガス吸着シート
の抵抗のために発生するシートの表面と裏面との間の圧
力差を微圧差計で測定することにより得られたものであ
る。 (3)容器の作製 平均細孔径0.5μm、空孔率80%及び厚さ40μm
の延伸多孔質PTFEフィルムを成形材料として用い、
これを図2に示す工程図に従って容器状に成形した。こ
の場合、金型の空間Aは縦20mm、横20mm、深さ
10mmの直方形状の空間からなり、その金型底部には
直径3mmの吸引孔を形成した。吸引に際しての吸引力
は、その金型の吸引孔が連絡する真空系の圧力で、表し
て、7.5×10-4トールであった。 (4)汚染物質除去装置の作製 前記(2)で得たガス拡散層を有するガス吸着シートの
そのガス拡散層面に、中心部に直径5mmの透孔を穿設
した直径30mm、厚さ0.25mmの円形状の両面粘
着シートを蓋体シートとして用い、その一方の面に圧着
した。次に、このようにして得た蓋体シートを、前記
(3)で得た容器の開口面に重ね、その容器開口周縁部
(つば部)にその蓋体シートの粘着剤層を介して圧着
し、図1に示す構造の汚染物質除去装置を作製した。
【0025】実施例2 ツルミコール社製の粒径50μmの破砕状ヤシガラ活性
炭とPTFE樹脂とを60:40の重量比でドライブレ
ンドし、押し出し助剤としてナフサを加え熟成したもの
をペースト状フィルムとして押し出し、それを圧延ロー
ルで、圧延し、0.3mm厚みのシート状に成形した。
次いで成形されたシート状物を200℃で1時間乾燥
し、押し出し助剤を除去した。このようにして、シート
密度が0.8g/ccで活性炭密度が0.5g/ccの
ガス吸着シートを得た。このガス吸着シートを用いた以
外は実施例1と同様にして汚染物質除去装置を得た。
【0026】実施例3 実施例2において、シート状物を200℃で縦方向及び
横方向にそれぞれ1.5倍に延伸した以外は同様にして
ガス吸着シートを得た。このもののシート密度は0.8
g/ccで、その活性炭密度は0.5g/ccであっ
た。このガス吸着シートは、延伸されているため、シー
ト内に形成されている通気路が広がり、シート内までの
被吸着ガスの浸透が良くなり、ガス吸着速度の向上した
ものである。このガス吸着シートを用いた以外は実施例
1と同様にして汚染物質除去装置を得た。
【0027】
【発明の効果】前記のようにして作製した各装置は、そ
のガス吸着機構がガス吸着剤濃度の低い低密度の繊維層
ではなく、ガス吸着剤濃度の高い高密度のガス吸着シー
トから構成されていることから、高いガス吸着能を有す
るものである。また、装置内に流入する空気は、その空
気抵抗の小さい繊維層からなるガス拡散層をそのガス吸
着シートの面方向に沿って分散し、その拡散層の周端面
から容器内空間に流出し、ここからガス透過性の高い容
器壁を透過する。従って、本発明の装置を空気が透過す
る際の圧力損失は低いもの(通常、50mm水柱以下)
となる。本発明の装置は、前記のような機能を有するも
ので、呼吸口を有するディスク収容室に対する汚染物質
除去装置として好適のものであり、そのディスク収容室
への配設により、ディスク収容室の呼吸口を通してその
室内へ入る空気から汚染物質を除去し、クリーンな空気
がそのディスク室に入る。これにより、そのディスク室
内の汚染物質による汚染が効果的に防止される。本発明
の汚染物除去装置は、磁気記録ディスク装置(HDD)
内に好ましく配設することができる。本発明の汚染物除
去装置では、そのガス吸着シート上に拡散層が形成され
ているが、この拡散層はガス吸着シートの補強材として
作用する。家庭等においてHDDを取扱う場合、その汚
染物除去装置の空気流入口から、先の鋭利なピンセット
等が誤ってガス吸着シートにささる場合がある。このよ
うな場合において、ガス吸着シートに拡散層が形成され
ている場合には、その拡散層がガス吸着シートの補強層
ないし保護層として作用し、そのピンセットがガス吸着
シートにささりガス吸着シートが破損されることが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚染物質除去装置の模式図を示す。
【図2】本発明の汚染物質除去装置の作製工程図を示
す。
【図3】本発明の汚染物質除去装置の外観図を示す。
【符号の説明】
1 容器 2 容器開口周縁部 3 ガス拡散層 4 ガス吸着シート 5 蓋体シート 6 空気流入口 7 金型 8 合成樹脂の多孔質フィルム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の多孔質フィルムからなり、そ
    の表面に拡散層を有するガス吸着シートをその拡散層が
    容器開口部側に位置するように容器内に収容させるとと
    もに、その容器開口部を中央部に空気流入口を有する蓋
    体フィルムを用いて封止した構造を有し、かつ該ガス吸
    着シートの圧力損失が該拡散層の圧力損失よりも大き
    く、さらに該ガス吸着シート中に含まれる吸着剤の密度
    が0.4〜1.5g/ccであることを特徴とする空気
    流中に含まれる汚染物質除去装置。
  2. 【請求項2】 内部圧力を外部圧力に調整するための呼
    吸口を有する準密閉空間でかつその呼吸口に対向して配
    設された汚染物質除去装置において、該汚染物質除去装
    置として、請求項1の汚染物質除去装置をその空気流入
    口を該準密閉空間の呼吸口に対向させて配設使用するこ
    とを特徴とする準密閉空間に流入する空気中に含まれる
    汚染物質除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の汚染物質除去装置を有する磁
    気記録ディスク装置。
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