JPH11238356A - 磁気テープカセット - Google Patents
磁気テープカセットInfo
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- JPH11238356A JPH11238356A JP3920598A JP3920598A JPH11238356A JP H11238356 A JPH11238356 A JP H11238356A JP 3920598 A JP3920598 A JP 3920598A JP 3920598 A JP3920598 A JP 3920598A JP H11238356 A JPH11238356 A JP H11238356A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
- G11B23/08707—Details
- G11B23/08714—Auxiliary features
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＩＤボードの加工工数を削減して製造コスト
の低減を図ることができる磁気テープカセットのＩＤボ
ード。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセットのＩＤボー
ド４０は、基板４３の表面側に４個の接点４２ａ〜４２
ｄが形成されており、この内接点４２ｂと接点４２ｄが
同一面上で短絡用パターン４４によって導通されてい
る。従って、ＩＤボード４０の一方の表面側だけで接点
４２ａ〜４２ｄ及び短絡用パターン４４が形成されるの
で、ＩＤボード４０の裏面側は使用されず、基板４３を
貫通するスルーホールや裏面側に保護膜を形成するコー
ティング加工等を施す必要がない。よって、ＩＤボード
の加工工数を削減して製造コストを低減させることがで
きる。
の低減を図ることができる磁気テープカセットのＩＤボ
ード。 【解決手段】 本発明の磁気テープカセットのＩＤボー
ド４０は、基板４３の表面側に４個の接点４２ａ〜４２
ｄが形成されており、この内接点４２ｂと接点４２ｄが
同一面上で短絡用パターン４４によって導通されてい
る。従って、ＩＤボード４０の一方の表面側だけで接点
４２ａ〜４２ｄ及び短絡用パターン４４が形成されるの
で、ＩＤボード４０の裏面側は使用されず、基板４３を
貫通するスルーホールや裏面側に保護膜を形成するコー
ティング加工等を施す必要がない。よって、ＩＤボード
の加工工数を削減して製造コストを低減させることがで
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用の磁気テー
プとは別に、磁気テープの種類又は用途等を識別する認
識部品であるＩＤボードが組付けられる磁気テープカセ
ットのＩＤボードに関し、詳しくはＩＤボードの一方の
平面上に形成される接点部の構造に関する。
プとは別に、磁気テープの種類又は用途等を識別する認
識部品であるＩＤボードが組付けられる磁気テープカセ
ットのＩＤボードに関し、詳しくはＩＤボードの一方の
平面上に形成される接点部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から記録内容の管理情報等を格納す
るための平板状のＩＣボード、又は磁気テープの種類又
は用途等のみを識別するＩＤボードをカセットケース内
の周縁部に外部に露出するように組付け、この露出した
ＩＣボード又はＩＤボードの接点を介して記録再生装置
（ハード装置）との間で管理情報や磁気テープの種類又
は用途等の信号授受を行うようにした磁気テープカセッ
トケースが知られている。この各種ボードは、カセット
ケース内の所定位置に画成された収容スペースに後から
嵌め込むように組付けられる。
るための平板状のＩＣボード、又は磁気テープの種類又
は用途等のみを識別するＩＤボードをカセットケース内
の周縁部に外部に露出するように組付け、この露出した
ＩＣボード又はＩＤボードの接点を介して記録再生装置
（ハード装置）との間で管理情報や磁気テープの種類又
は用途等の信号授受を行うようにした磁気テープカセッ
トケースが知られている。この各種ボードは、カセット
ケース内の所定位置に画成された収容スペースに後から
嵌め込むように組付けられる。
【０００３】図４及び図５に示すこの磁気テープカセッ
トＭは、樹脂製のカセットケース１の内部に図示してい
ない磁気テープが収容されている。このカセットケース
１は、下ハーフ２と上ハーフ３とから成り、それらの後
端壁２ａ、３ａの一端部には、磁気テープの記録内容の
管理情報等や種類又は用途等を格納する管理データ格納
部５と誤消去防止部６とが隣接して設けられている。こ
の誤消去防止部６は、上ハーフ３の後端壁３ａに設けら
れた開口２１より爪部２２を露出させた誤消去防止片２
０から構成されている。
トＭは、樹脂製のカセットケース１の内部に図示してい
ない磁気テープが収容されている。このカセットケース
１は、下ハーフ２と上ハーフ３とから成り、それらの後
端壁２ａ、３ａの一端部には、磁気テープの記録内容の
管理情報等や種類又は用途等を格納する管理データ格納
部５と誤消去防止部６とが隣接して設けられている。こ
の誤消去防止部６は、上ハーフ３の後端壁３ａに設けら
れた開口２１より爪部２２を露出させた誤消去防止片２
０から構成されている。
【０００４】前記磁気テープカセットＭは、カセットケ
ース１の後端壁内部にＩＤボード１０を組付けることに
よって、管理データ格納部５を構成している。このＩＤ
ボード１０の組付け位置である収容スペース１５が、下
ハーフ２の後端壁２ａと、該後端壁に平行な仕切壁１６
とによって画成され、該仕切壁１６の背後には背面壁２
９によって画成される誤消去防止片２０の格納スペース
２８が隣接されている。また、下ハーフ２の後端壁２ａ
には、ＩＤボード１０の４個の接点１２ａ〜１２ｄを外
部に露出させるための桟１７で区画された開口１１が、
接点１２ａ〜１２ｄに対応して４個設けられている。
ース１の後端壁内部にＩＤボード１０を組付けることに
よって、管理データ格納部５を構成している。このＩＤ
ボード１０の組付け位置である収容スペース１５が、下
ハーフ２の後端壁２ａと、該後端壁に平行な仕切壁１６
とによって画成され、該仕切壁１６の背後には背面壁２
９によって画成される誤消去防止片２０の格納スペース
２８が隣接されている。また、下ハーフ２の後端壁２ａ
には、ＩＤボード１０の４個の接点１２ａ〜１２ｄを外
部に露出させるための桟１７で区画された開口１１が、
接点１２ａ〜１２ｄに対応して４個設けられている。
【０００５】また、上記管理データ格納部５を設ける必
要がない場合は、ＩＤボードを組付けずに、その代替品
として図示していないダミーボードを組付ける。このダ
ミーボードは、下ハーフ２の接点露出用の開口１１を塞
ぐために設けられたものであり、ＩＤボードと同形状で
接点等は全く設けられていない。
要がない場合は、ＩＤボードを組付けずに、その代替品
として図示していないダミーボードを組付ける。このダ
ミーボードは、下ハーフ２の接点露出用の開口１１を塞
ぐために設けられたものであり、ＩＤボードと同形状で
接点等は全く設けられていない。
【０００６】図５及び図６に示すＩＤボード１０は、下
記の手順で製作される。すなわち、略Ｌ字状に形成され
た平板状の基板１３を構成する基板材料はガラスエポキ
シ樹脂板に銅箔が貼り付けられており、この基板材料に
不要部分の銅箔を除去するためのパターンを印刷（エッ
チング）する。そして、この基板材料を洗浄することで
基板１３の表面側の所定の４箇所に矩形状の銅箔が形成
され、さらに金メッキを施すことで４個の接点１２ａ〜
１２ｄが形成される。
記の手順で製作される。すなわち、略Ｌ字状に形成され
た平板状の基板１３を構成する基板材料はガラスエポキ
シ樹脂板に銅箔が貼り付けられており、この基板材料に
不要部分の銅箔を除去するためのパターンを印刷（エッ
チング）する。そして、この基板材料を洗浄することで
基板１３の表面側の所定の４箇所に矩形状の銅箔が形成
され、さらに金メッキを施すことで４個の接点１２ａ〜
１２ｄが形成される。
【０００７】前記第２接点１２ｂと第４接点１２ｄの所
定位置には、基板１３を貫通する２個のスルーホールが
設けられ、基板１３の裏面側で双方のスルーホールが短
絡用パターン１４によって導通されている。そして、最
後に接点１２ａ〜１２ｄを除いて両面に保護膜をコーテ
ィングすることでＩＤボード１０の製作が完了する。
定位置には、基板１３を貫通する２個のスルーホールが
設けられ、基板１３の裏面側で双方のスルーホールが短
絡用パターン１４によって導通されている。そして、最
後に接点１２ａ〜１２ｄを除いて両面に保護膜をコーテ
ィングすることでＩＤボード１０の製作が完了する。
【０００８】前記ＩＤボード１０が下ハーフ２の後端壁
２ａに沿って設けたＩＤボード組付け位置である収容ス
ペース１５内に嵌め込まれた状態では、接点１２ａ〜１
２ｄが下ハーフ２の後端壁２ａに設けた開口１１より露
出される。そして、その接点１２ａ〜１２ｄに対して開
口１１を通してハード装置側の接点が接触できるように
なっている。
２ａに沿って設けたＩＤボード組付け位置である収容ス
ペース１５内に嵌め込まれた状態では、接点１２ａ〜１
２ｄが下ハーフ２の後端壁２ａに設けた開口１１より露
出される。そして、その接点１２ａ〜１２ｄに対して開
口１１を通してハード装置側の接点が接触できるように
なっている。
【０００９】前記ＩＤボード１０の寸法諸元は、横幅Ｌ
0 が２３．５ｍｍ、縦幅が９．８ｍｍであり、接点が設
けられている側の縦幅Ｈ0 が４．６ｍｍ、横幅が１０．
７ｍｍである。また、４個の接点１２ａ〜１２ｄの寸法
は同じで、いずれも横幅が２．９ｍｍ、縦幅が４．０５
ｍｍである。
0 が２３．５ｍｍ、縦幅が９．８ｍｍであり、接点が設
けられている側の縦幅Ｈ0 が４．６ｍｍ、横幅が１０．
７ｍｍである。また、４個の接点１２ａ〜１２ｄの寸法
は同じで、いずれも横幅が２．９ｍｍ、縦幅が４．０５
ｍｍである。
【００１０】前記ＩＤボード１０の接点１２ａ〜１２ｄ
の機能について説明する。第１接点１２ａはテープの厚
さが７ミクロン又はそれ以外かを識別し、第２接点１２
ｂはテープのタイプがＭＥテープ、ＭＰテープ又はクリ
ーニングテープかを識別し、第３接点１２ｃはテープの
用途が民生用ハード向け、業務用ハード向け又はコンピ
ュータ用かを識別し、第４接点１２ｄは接地（ＧＮＤ）
である。
の機能について説明する。第１接点１２ａはテープの厚
さが７ミクロン又はそれ以外かを識別し、第２接点１２
ｂはテープのタイプがＭＥテープ、ＭＰテープ又はクリ
ーニングテープかを識別し、第３接点１２ｃはテープの
用途が民生用ハード向け、業務用ハード向け又はコンピ
ュータ用かを識別し、第４接点１２ｄは接地（ＧＮＤ）
である。
【００１１】すなわち、第１接点１２ａと第４接点１２
ｄ（ＧＮＤ）の間の抵抗値（オープン）をハード装置に
より読み取ることでテープの厚さを識別する。また、第
２接点１２ｂと第４接点１２ｄ（ＧＮＤ）の間の抵抗値
（短絡）を読み取ることでテープのタイプを識別する。
また、第３接点１２ｃと第４接点１２ｄ（ＧＮＤ）の間
の抵抗値（オープン）を読み取ることでテープの用途を
識別する。
ｄ（ＧＮＤ）の間の抵抗値（オープン）をハード装置に
より読み取ることでテープの厚さを識別する。また、第
２接点１２ｂと第４接点１２ｄ（ＧＮＤ）の間の抵抗値
（短絡）を読み取ることでテープのタイプを識別する。
また、第３接点１２ｃと第４接点１２ｄ（ＧＮＤ）の間
の抵抗値（オープン）を読み取ることでテープの用途を
識別する。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のＩＤボード１０においては、第２接点１２ｂと第４
接点１２ｄにスルーホール加工を施し、基板１３の裏面
側に短絡用パターン１４を形成して保護膜をコーティン
グする必要がある。従って、基板１３の表面及び裏面の
両面を加工することによる加工工数の増加及び製造コス
トのアップにつながるという問題があった。本発明の目
的は上記課題を解消することにあり、ＩＤボードの加工
工数を削減して製造コストの低減を図ることができる磁
気テープカセットを提供することにある。
来のＩＤボード１０においては、第２接点１２ｂと第４
接点１２ｄにスルーホール加工を施し、基板１３の裏面
側に短絡用パターン１４を形成して保護膜をコーティン
グする必要がある。従って、基板１３の表面及び裏面の
両面を加工することによる加工工数の増加及び製造コス
トのアップにつながるという問題があった。本発明の目
的は上記課題を解消することにあり、ＩＤボードの加工
工数を削減して製造コストの低減を図ることができる磁
気テープカセットを提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、複数の接点部を有し、その接点部により磁気テープ
の種類又は用途等を識別する平板状のＩＤボードが、カ
セットケースの後端壁と仕切壁とで画成される収容スペ
ース内に組付けられ、前記複数の接点部が前記後端壁に
設けられた略矩形状の開口より露出され、ハード装置側
の接点部と接触される磁気テープカセットにおいて、前
記ＩＤボードに形成された複数の接点部の内、少なくと
も２個の接点部同士が、前記接点部と同一平面上であっ
て、前記略矩形状の開口から露出しない位置で短絡され
ることを特徴とする磁気テープカセットによって解決す
ることができる。
は、複数の接点部を有し、その接点部により磁気テープ
の種類又は用途等を識別する平板状のＩＤボードが、カ
セットケースの後端壁と仕切壁とで画成される収容スペ
ース内に組付けられ、前記複数の接点部が前記後端壁に
設けられた略矩形状の開口より露出され、ハード装置側
の接点部と接触される磁気テープカセットにおいて、前
記ＩＤボードに形成された複数の接点部の内、少なくと
も２個の接点部同士が、前記接点部と同一平面上であっ
て、前記略矩形状の開口から露出しない位置で短絡され
ることを特徴とする磁気テープカセットによって解決す
ることができる。
【００１４】上記構成の磁気テープカセットによれば、
ＩＤボードに形成された複数の接点部の内、少なくとも
２個の接点部同士が接点部と同一平面上であって、略矩
形状の開口から露出しない位置で短絡されるので、ＩＤ
ボードの一方の片面だけで接点部及び短絡用パターンが
形成されことになる。従って、ＩＤボードの裏面側を使
用しないので、ＩＤボードを貫通するスルーホールを形
成する必要がなく、裏面側に保護膜をコーティングする
必要もない。よって、ＩＤボードの加工工数を削減して
製造コストを低減させることができる。
ＩＤボードに形成された複数の接点部の内、少なくとも
２個の接点部同士が接点部と同一平面上であって、略矩
形状の開口から露出しない位置で短絡されるので、ＩＤ
ボードの一方の片面だけで接点部及び短絡用パターンが
形成されことになる。従って、ＩＤボードの裏面側を使
用しないので、ＩＤボードを貫通するスルーホールを形
成する必要がなく、裏面側に保護膜をコーティングする
必要もない。よって、ＩＤボードの加工工数を削減して
製造コストを低減させることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気テープカセッ
トの一実施の形態例を図１乃至図３に基づいて詳細に説
明する。図１は本発明の磁気テープカセットのＩＤボー
ドの一実施の形態例を示す平面図、図２は図１における
ＩＤボードが組付けられる磁気テープカセットの要部の
分解斜視図、図３は図２における平面図である。なお、
上述した従来の磁気テープカセットと同一構成の部分に
関しては同一符号を付すことで詳細な説明は省略する。
トの一実施の形態例を図１乃至図３に基づいて詳細に説
明する。図１は本発明の磁気テープカセットのＩＤボー
ドの一実施の形態例を示す平面図、図２は図１における
ＩＤボードが組付けられる磁気テープカセットの要部の
分解斜視図、図３は図２における平面図である。なお、
上述した従来の磁気テープカセットと同一構成の部分に
関しては同一符号を付すことで詳細な説明は省略する。
【００１６】図２及び図３に示すように本実施の形態の
磁気テープカセットのカセットケース１は、上述したよ
うに下ハーフ２の後端壁２ａの一端部に、磁気テープの
記録内容の管理情報等や種類又は用途等を格納する管理
データ格納部５と誤消去防止部６（図４参照）とが隣接
して設けられている。この誤消去防止部６は、上ハーフ
の後端壁に設けられた略矩形状の開口より爪部２２を露
出させる誤消去防止片２０から構成されている。
磁気テープカセットのカセットケース１は、上述したよ
うに下ハーフ２の後端壁２ａの一端部に、磁気テープの
記録内容の管理情報等や種類又は用途等を格納する管理
データ格納部５と誤消去防止部６（図４参照）とが隣接
して設けられている。この誤消去防止部６は、上ハーフ
の後端壁に設けられた略矩形状の開口より爪部２２を露
出させる誤消去防止片２０から構成されている。
【００１７】また、管理データ格納部５は、カセットケ
ース１の後端壁内にＩＤボード４０を組付けることによ
って構成されている。このＩＤボード４０の組付けられ
る収容スペース１５は、後端壁２ａと仕切壁１６とによ
って画成され、該仕切壁１６の背後には背面壁２９によ
って画成される誤消去防止片２０の格納スペース２８が
設けられている。また、ＩＤボード４０の４個の接点４
２ａ〜４２ｄを外部に露出させるために、後端壁２ａに
は複数の桟１７で区画される略矩形状の開口１１が接点
４２ａ〜４２ｄに対応して４個設けられている。
ース１の後端壁内にＩＤボード４０を組付けることによ
って構成されている。このＩＤボード４０の組付けられ
る収容スペース１５は、後端壁２ａと仕切壁１６とによ
って画成され、該仕切壁１６の背後には背面壁２９によ
って画成される誤消去防止片２０の格納スペース２８が
設けられている。また、ＩＤボード４０の４個の接点４
２ａ〜４２ｄを外部に露出させるために、後端壁２ａに
は複数の桟１７で区画される略矩形状の開口１１が接点
４２ａ〜４２ｄに対応して４個設けられている。
【００１８】本実施の形態の磁気テープカセットのＩＤ
ボード４０は、図１に示すように基板４３の表面側に４
個の接点４２ａ〜４２ｄが形成されており、この内接点
４２ｂと接点４２ｄが同一面上で短絡用パターン４４に
よって導通されている。 従って、ＩＤボード４０の一
方の表面側だけで接点４２ａ〜４２ｄ及び短絡用パター
ン４４が形成されるので、ＩＤボード４０の裏面側は使
用されず、ＩＤボード４０を貫通するスルーホールや裏
面側に保護膜を形成するコーティング加工等を施す必要
がない。
ボード４０は、図１に示すように基板４３の表面側に４
個の接点４２ａ〜４２ｄが形成されており、この内接点
４２ｂと接点４２ｄが同一面上で短絡用パターン４４に
よって導通されている。 従って、ＩＤボード４０の一
方の表面側だけで接点４２ａ〜４２ｄ及び短絡用パター
ン４４が形成されるので、ＩＤボード４０の裏面側は使
用されず、ＩＤボード４０を貫通するスルーホールや裏
面側に保護膜を形成するコーティング加工等を施す必要
がない。
【００１９】また、本実施の形態のＩＤボード４０の寸
法諸元は、横幅Ｌ1 が２１．０ｍｍ、縦幅が９．８ｍｍ
であり、接点が設けられている側の縦幅Ｈ1 が５．０ｍ
ｍ、横幅が１１．０ｍｍである。また、４個の接点４２
ａ〜４２ｄの寸法は同じで、いずれも横幅が２．９ｍ
ｍ、縦幅が４．０５ｍｍであり、短絡用パターン４４の
幅は約０．４５ｍｍである。前記寸法諸元を従来のＩＤ
ボード１０と比較すると、横幅Ｌ1 が従来の横幅Ｌ0 よ
り小さく（Ｌ1 ＜Ｌ0 ）、縦幅は同じである。また、接
点が設けられている側の縦幅Ｈ1 が従来の縦幅Ｈ0 より
短絡用パターン４４を設ける分だけ大きく（Ｈ1 ＞Ｈ0
）寸法設定されている。
法諸元は、横幅Ｌ1 が２１．０ｍｍ、縦幅が９．８ｍｍ
であり、接点が設けられている側の縦幅Ｈ1 が５．０ｍ
ｍ、横幅が１１．０ｍｍである。また、４個の接点４２
ａ〜４２ｄの寸法は同じで、いずれも横幅が２．９ｍ
ｍ、縦幅が４．０５ｍｍであり、短絡用パターン４４の
幅は約０．４５ｍｍである。前記寸法諸元を従来のＩＤ
ボード１０と比較すると、横幅Ｌ1 が従来の横幅Ｌ0 よ
り小さく（Ｌ1 ＜Ｌ0 ）、縦幅は同じである。また、接
点が設けられている側の縦幅Ｈ1 が従来の縦幅Ｈ0 より
短絡用パターン４４を設ける分だけ大きく（Ｈ1 ＞Ｈ0
）寸法設定されている。
【００２０】また、ＩＤボード４０の接点４２ａ〜４２
ｄの機能は、上述したＩＤボード１０と同様に第１接点
４２ａはテープの厚さ、第２接点４２ｂはテープのタイ
プ、第３接点４２ｃはテープの用途をそれぞれ識別し、
第４接点４２ｄは接地（ＧＮＤ）である。すなわち、第
１接点４２ａと第４接点４２ｄ間の抵抗値をハード装置
により読み取ることでテープの厚さを識別する。また、
第２接点４２ｂと第４接点４２ｄ間の抵抗値を読み取る
ことでテープのタイプを識別する。また、第３接点４２
ｃと第４接点４２ｄ間の抵抗値を読み取ることでテープ
の用途を識別する。
ｄの機能は、上述したＩＤボード１０と同様に第１接点
４２ａはテープの厚さ、第２接点４２ｂはテープのタイ
プ、第３接点４２ｃはテープの用途をそれぞれ識別し、
第４接点４２ｄは接地（ＧＮＤ）である。すなわち、第
１接点４２ａと第４接点４２ｄ間の抵抗値をハード装置
により読み取ることでテープの厚さを識別する。また、
第２接点４２ｂと第４接点４２ｄ間の抵抗値を読み取る
ことでテープのタイプを識別する。また、第３接点４２
ｃと第４接点４２ｄ間の抵抗値を読み取ることでテープ
の用途を識別する。
【００２１】また、ＩＤボード４０は下記の手順で製作
される。すなわち、略Ｌ字状に形成された平板状の基板
４３は、ガラスエポキシ樹脂板に銅箔を貼り付けたもの
である。この基板４３に不要部分の銅箔を除去するため
のパターンを印刷してエッチングして、洗浄することで
基板４３の表面側の所定の４箇所に矩形状の銅箔が形成
されると共に、第２接点４２ｂと第４接点４２ｄを導通
させる短絡用パターン４４が形成される。そして、４個
の接点４２ａ〜４２ｄ上に金メッキが施され、最後に接
点４２ａ〜４２ｄを除いて表面側に保護膜をコーティン
グすることでＩＤボード４０の製作が完了する。
される。すなわち、略Ｌ字状に形成された平板状の基板
４３は、ガラスエポキシ樹脂板に銅箔を貼り付けたもの
である。この基板４３に不要部分の銅箔を除去するため
のパターンを印刷してエッチングして、洗浄することで
基板４３の表面側の所定の４箇所に矩形状の銅箔が形成
されると共に、第２接点４２ｂと第４接点４２ｄを導通
させる短絡用パターン４４が形成される。そして、４個
の接点４２ａ〜４２ｄ上に金メッキが施され、最後に接
点４２ａ〜４２ｄを除いて表面側に保護膜をコーティン
グすることでＩＤボード４０の製作が完了する。
【００２２】図３に示すようにＩＤボード４０が下ハー
フ２の後端壁２ａに沿って設けられた収容スペース１５
内に嵌め込まれた状態では、接点４２ａ〜４２ｄが後端
壁２ａに設けた開口１１より露出され、接点４２ａ〜４
２ｄに対応したハード装置側の接点が接触できるように
なる。
フ２の後端壁２ａに沿って設けられた収容スペース１５
内に嵌め込まれた状態では、接点４２ａ〜４２ｄが後端
壁２ａに設けた開口１１より露出され、接点４２ａ〜４
２ｄに対応したハード装置側の接点が接触できるように
なる。
【００２３】上述したように本実施の形態の磁気テープ
カセットのＩＤボード４０においては、基板４３の表面
側に形成された４個の接点４２ａ〜４２ｄの内、第２接
点４２ｂと第４接点４２ｄが同一面上の表面側で短絡用
パターン４４によって導通されている。従って、ＩＤボ
ード４０の表面側だけで接点４２ａ〜４２ｄ及び短絡用
パターン４４が形成され、裏面側は使用されないので、
ＩＤボード４０を貫通するスルーホールを形成する必要
がなく、裏面側に保護膜を形成するコーティング加工等
が不要となる。よって、ＩＤボードの加工工数を削減し
て製造コストを低減させることができる。
カセットのＩＤボード４０においては、基板４３の表面
側に形成された４個の接点４２ａ〜４２ｄの内、第２接
点４２ｂと第４接点４２ｄが同一面上の表面側で短絡用
パターン４４によって導通されている。従って、ＩＤボ
ード４０の表面側だけで接点４２ａ〜４２ｄ及び短絡用
パターン４４が形成され、裏面側は使用されないので、
ＩＤボード４０を貫通するスルーホールを形成する必要
がなく、裏面側に保護膜を形成するコーティング加工等
が不要となる。よって、ＩＤボードの加工工数を削減し
て製造コストを低減させることができる。
【００２４】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、本実施の形態
例では第２接点と第４接点が短絡用パターンによって導
通されていたが、第１接点又は第３接点と第４接点（Ｇ
ＮＤ）を短絡用パターンによって接続することも可能で
ある。また、第１接点を接地させる構成にすると、第１
接点（ＧＮＤ）と第４接点を短絡用パターンによって接
続することも可能である。
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、本実施の形態
例では第２接点と第４接点が短絡用パターンによって導
通されていたが、第１接点又は第３接点と第４接点（Ｇ
ＮＤ）を短絡用パターンによって接続することも可能で
ある。また、第１接点を接地させる構成にすると、第１
接点（ＧＮＤ）と第４接点を短絡用パターンによって接
続することも可能である。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気テープ
カセットによれば、ＩＤボードの一方の平面上に形成さ
れた複数の接点部の内、所定数の接点部同士が、接点部
の形成されている一方の平面上で短絡されるので、ＩＤ
ボードの一方の片面だけで接点部及び短絡用パターンが
形成される。従って、ＩＤボードの裏面側を使用しない
ので、ＩＤボードを貫通するスルーホールを形成する必
要がなく、裏面側に保護膜をコーティングする必要もな
い。よって、ＩＤボードの加工工数を削減して製造コス
トを低減させることができる。
カセットによれば、ＩＤボードの一方の平面上に形成さ
れた複数の接点部の内、所定数の接点部同士が、接点部
の形成されている一方の平面上で短絡されるので、ＩＤ
ボードの一方の片面だけで接点部及び短絡用パターンが
形成される。従って、ＩＤボードの裏面側を使用しない
ので、ＩＤボードを貫通するスルーホールを形成する必
要がなく、裏面側に保護膜をコーティングする必要もな
い。よって、ＩＤボードの加工工数を削減して製造コス
トを低減させることができる。
【図１】本発明の磁気テープカセットの一実施の形態例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図２】図１におけるＩＤボードが組付けられる磁気テ
ープカセットの要部の分解斜視図である。
ープカセットの要部の分解斜視図である。
【図３】図２における平面図である。
【図４】従来の管理データ格納部と誤消去防止部を備え
た磁気テープカセットの斜視図である。
た磁気テープカセットの斜視図である。
【図５】図４におけるＩＤボードが組付けられる磁気テ
ープカセットの要部の分解斜視図である。
ープカセットの要部の分解斜視図である。
【図６】図５におけるＩＤボードの平面図である。
１ カセットケース ２ 下ハーフ ２ａ 後端壁 ３ 上ハーフ １１ 開口 １５ 収容スペース １６ 仕切壁 ４０ ＩＤボード ４２ａ〜４２ｄ 接点 ４３ 基板 ４４ 短絡用パターン Ｍ 磁気テープカセット
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の接点部を有し、その接点部により
磁気テープの種類又は用途等を識別する平板状のＩＤボ
ードが、カセットケースの後端壁と仕切壁とで画成され
る収容スペース内に組付けられ、前記複数の接点部が前
記後端壁に設けられた略矩形状の開口より露出され、ハ
ード装置側の接点部と接触される磁気テープカセットに
おいて、 前記ＩＤボードに形成された複数の接点部の内、少なく
とも２個の接点部同士が、前記接点部と同一平面上であ
って、前記略矩形状の開口から露出しない位置で短絡さ
れることを特徴とする磁気テープカセット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3920598A JPH11238356A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気テープカセット |
| PCT/JP1999/000726 WO1999042997A1 (en) | 1998-02-20 | 1999-02-18 | An id board of a magnetic tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3920598A JPH11238356A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気テープカセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11238356A true JPH11238356A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12546641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3920598A Pending JPH11238356A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気テープカセット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11238356A (ja) |
| WO (1) | WO1999042997A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000163925A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-16 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気テープカセット |
| US7589647B2 (en) * | 2006-04-27 | 2009-09-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Computing device antenna identification system and method |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0533002A1 (de) * | 1991-09-19 | 1993-03-24 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Kassette für einen Recorder |
| EP0572925B1 (en) * | 1992-06-01 | 1999-03-17 | Sony Corporation | Recording medium cassette and a recording/reproducing apparatus |
| US5434721A (en) * | 1992-06-02 | 1995-07-18 | Sony Corporation | Recording/reproducing apparatus for recording/reproducing information to and/or from a plurality of types of recording medium cassettes |
| EP0797202B1 (en) * | 1992-08-14 | 1999-11-03 | Sony Corporation | Recording/reproducing apparatus |
| US5631784A (en) * | 1992-11-13 | 1997-05-20 | Sony Corporation | Recording and reproducing apparatus and method of dubbing for record medium cassette |
| TW230252B (en) * | 1993-03-17 | 1994-09-11 | Sony Co Ltd | A cassette having a recording medium and a recording/reproducing apparatus for use with the cassette |
| MY117752A (en) * | 1993-04-14 | 2004-08-30 | Victor Company Of Japan | Tape cassette mounted with ic memory package and ic connecting system for the tape cassette. |
| JP3413903B2 (ja) * | 1993-09-14 | 2003-06-09 | ソニー株式会社 | 記録媒体カセット |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3920598A patent/JPH11238356A/ja active Pending
-
1999
- 1999-02-18 WO PCT/JP1999/000726 patent/WO1999042997A1/en active Application Filing
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO1999042997A1 (en) | 1999-08-26 |
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