JPH1123786A - 原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置 - Google Patents

原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置

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JPH1123786A
JPH1123786A JP9177255A JP17725597A JPH1123786A JP H1123786 A JPH1123786 A JP H1123786A JP 9177255 A JP9177255 A JP 9177255A JP 17725597 A JP17725597 A JP 17725597A JP H1123786 A JPH1123786 A JP H1123786A
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JP
Japan
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centrifugal pump
water level
vertical centrifugal
pipe
power plant
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Pending
Application number
JP9177255A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Hasegawa
幸 雄 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子力発電所内に設置された竪型遠心ポンプ
について、所定構成部品の点検、修理に必要な量だけ保
有水を排出すること。 【解決手段】 原子力発電所内に竪型遠心ポンプ1が設
置され、竪型遠心ポンプ1の下方部にドレン配管9が接
続されている。ドレン配管9には立上がり配管12が垂
設され、立上がり配管12により下流側のドレン配管9
には電磁弁16が設けられている。立上がり配管12に
は、液位発信器14およびレベルスイッチ15が順次設
けられ、これら液位発信器14およびレベルスイッチ1
5によって電磁弁16が開閉制御される。立上がり配管
12および竪型遠心ポンプ1内の水位はメカニカルシー
ル20の下端位置に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所の定
期検査等において、竪型遠心ポンプ(PLRポンプ)の
構成部品の点検、手入れ、修理、改造又は交換を行う際
に用いられる原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所の定期検査では、竪型遠心
ポンプ(PLRポンプ)の構成部品であるメカニカルシ
ールの健全性確認のため、メカニカルシールの取外し、
点検を実施している。メカニカルシールを取外す際に
は、PLRポンプに取付けられた入口弁及び出口弁を閉
じ、PLRポンプを系統から隔離した後、PLRポンプ
のドレン配管からPLRポンプ及びPLRポンプ近傍の
配管内部の保有水を全量排出している。そして入口弁及
び出口弁からのシートパスが無い事を確認した上で、メ
カニカルシールの取外し、点検を行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原子力発電所において
は、放射線管理区域内で作業を行う場合に、放射線作業
従事者に対し、被ばく低減を講じる事は重要な課題の一
つとなっている。特に定期検査時には、原子力発電所の
原子炉一次系であるPLRポンプ及び近傍の配管が原子
炉格納容器内の大きな線源となっており、PLRポンプ
及び近傍の配管の表面線量当量率を低減させることが大
きな課題となっている。
【0004】しかしながら、上記のようにメカニカルシ
ールの取外し、点検に伴い、PLRポンプおよび近傍の
配管の保有水を排水した場合、この保有水による放射線
の遮蔽がなくなることとなり、保有水を抜いた場合のP
LRポンプ及び配管の表面線量当量率が大幅に上昇す
る。その結果、PLRポンプ近傍での環境線量当量率が
上昇し、メカニカルシールの取外しおよび点検作業のみ
ならず、近傍での他作業での被ばく増加をもたらすこと
となる。
【0005】本発明は、このような点を考慮して行なわ
れたものであり、PLRポンプ及び近傍の配管内部の保
有水を全量排水する事なく、適切な水位を保持させて必
要な構成部品のみの点検、修理を行なうことができる原
子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原子力発電所
に設置されるとともに、複数の構成部品からなる竪型遠
心ポンプに設けられた竪型遠心ポンプ用水位調整装置に
おいて、竪型遠心ポンプの下方部に連結されたドレン配
管と、ドレン配管の途中から上方へ立上がり少なくとも
所定構成部品の高さまで達すると立上がり配管と、ドレ
ン配管のうち立上がり配管より下流側に設けられた排出
弁と、立上がり配管中の水位を検出するとともに、この
水位に基づいて排出弁を開閉制御して、竪型遠心ポンプ
内の水位を所定構成部品の下端近傍に調整する制御部と
を備えたことを特徴とする原子力発電所の竪型遠心ポン
プ用水位調整装置である。
【0007】本発明によれば、立上がり配管中の水位に
基づいて、制御部により排出弁を開閉制御して竪型遠心
ポンプ内の水位が所定構成部品の下端近傍に達するま
で、竪型遠心ポンプ内の保有水を排出する。このように
竪型遠心ポンプ内において所定構成部品の点検、修理に
必要な排出のみを行なうことができ、ポンプ内にある程
度の保有水を確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よる原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置の一
実施の形態を示す図である。
【0009】図1および図2に示すように、原子力発電
所には竪型遠心ポンプ(PLRポンプ)1が設置されて
いる。このPLRポンプ1は支持部6により支持された
駆動機構4によって駆動されるようになっており、駆動
機構4とPLRポンプ1とは駆動軸5によって連結され
ている。また図2に示すように、PLRポンプ1の上部
には駆動軸5の軸封を行なうメカニカルシール20が設
けられ、このメカニカルシール20はメカニカルシール
保持装置21内に保持されている。
【0010】またPLRポンプ1の入口側には、入口側
配管7を介して入口弁2が取付けられており、PLRポ
ンプ1の出口側には、出口配管8を介して出口弁3が取
付けられている。このうち入口側配管7は、PLRポン
プ7の下方に位置している。
【0011】図1および図2において、本発明による水
位調整装置は入口側配管7の下端部に連結されたドレン
配管9を備えている。またドレン配管9にはドレン弁1
0,11が設けられ、ドレン配管9のうちドレン弁1
0,11より下流側には立上がり配管12が接続されて
いる。この立上がり配管12は、ドレン配管9から上方
へ向って垂設され、PLRポンプ1を越えた高さで水平
方向に延びている。また立上がり配管12の先端は、水
没していない中間ファンネル18に接続されて大気に開
放されている。
【0012】またドレン配管9には、立上がり配管12
により下流側の位置に、電磁弁(排出弁)16およびオ
リフィス17が順次設けられ、このうちオリフィス17
はフランジ17aを介してドレン配管9に設けられてい
る。さらに立上がり配管12には、立上がり配管12中
の水位を検出する液位発信器14が計器元弁13を介し
て取付けられている。また液位発信器14には液位発信
器14からの信号に基づいて電磁弁16の開閉を行なっ
て、立上がり配管12内の水位、すなわちPLRポンプ
1内の水位を調整するレベルスイッチ15が連結されて
いる。
【0013】すなわち、液位発信器14は、PLRポン
プ1内の水位がメカニカルシール20の下端よりわずか
に下方に位置した場合にレベルスイッチ15へ信号を出
力し、レベルスイッチ15は液位発信器14からの信号
を受けて電磁弁15を作動させるようになっている。こ
の場合、液位発信器14およびレベルスイッチ15によ
って制御部が構成されている。
【0014】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について述べる。
【0015】まずPLRポンプ1のメカニカルシール2
0を点検、修理する場合、入口弁2および出口弁3がい
ずれも閉となり、PLRポンプ1が系統から隔離され
る。
【0016】次に計器元弁13が開となり、液位発信器
14、レベルスイッチ15および電磁弁16が作動可能
となる。
【0017】次にドレン弁10,11が開となる。この
場合、PLRポンプ1内の保有水はドレン配管9を通
り、立上がり配管12へ流入し、立上がり配管12内の
水位は、入口弁2および出口弁3によって隔離されたP
LRポンプ1内の最高水位まで上昇して停止する。この
時立上がり配管12内の水位は、予め設定された接点A
を下方から上方へ向って通過する。この場合、レベル発
信器14はレベルスイッチ15へ動作信号を出力し、こ
の動作信号によりレベルスイッチ15が動作し、ドレン
止め電磁弁16が励磁状態にて開となり、立上がり配管
12内の水位は接点Aへ下降を始める。
【0018】この場合、ドレン配管9にオリフィス17
が設けられているので、立上がり配管12内の水位降下
は徐々に行なわれる。そして立上がり配管12内の水位
が接点Aに到達した時点で、液位発信器14およびレベ
ルスイッチ15を介し、ドレン止め電磁弁16が無励磁
となって閉となる。このことによりPLRポンプ1内の
保有水の水位22はメカニカルシール20のわずか下方
位置に安定して保持される。
【0019】なお、入口弁2および出口弁3のいずれか
または両方からのシートパスにより、系統水がPLRポ
ンプ1内に流入した場合、立上がり配管12内の水位は
上昇し接点Aを超える。このとき上述のようにして電磁
弁16が作動しPLRポンプ1内の水位が下がって、接
点Aで水位が安定して保持される。
【0020】以上のように本実施の形態によれば、メカ
ニカルシール20の取外しに必要なPLRポンプ1内の
保有水の排出を最低限に抑えることができ、PLRポン
プ1及び入口側配管7および出口側配管8内部の保有水
を全量排出する必要がなくなる。さらに、PLRポンプ
1内の水位を常に機械的に監視する事により、PLRポ
ンプ1内において安定した水位が保持できる。
【0021】また、入口弁2もしくは出口弁3からシー
トパスがあっても、電磁弁16を開閉することにより、
排出、制止をくり返し、安定した水位を保持することが
できる。
【0022】また、PLRポンプ1内の水位がメカニカ
ルシール20下端に達した時点で電磁弁16を閉じるの
で保有水の排出時間が短縮され、このことによりメカニ
カルシール20取外しの早期着手が可能となる。
【0023】さらにまた、PLRポンプ1、入口側配管
7および出口側配管8内部の保有水の排出量が減少する
ので、PLRポンプ1近傍での環境線量当量率の上昇を
防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、竪型遠心
ポンプ内の保有水について、所定構成部品の点検、修理
に必要な量だけ排出することができるので、ポンプ内に
ある程度の保有水を確保することができる。このため竪
型遠心ポンプ近傍において、環境線量当量率の上昇を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原子力発電所の竪型遠心ポンプ用
水位調整装置の一実施の形態を示す構成図。
【図2】図1に示す水位調整装置の作用を示す図であっ
て、便宜的に竪型遠心ポンプ内のブレードおよび駆動軸
を除いた図。
【符号の説明】
1 PLRポンプ 2 入口弁 3 出口弁 7 入口側配管 8 出口側配管 9 ドレン配管 10,11 ドレン弁 12 立上がり配管 13 計器元弁 14 液位発信器 15 レベルスイッチ 16 電磁弁 17 オリフィス 20 メカニカルシール 22 ポンプ内水位

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力発電所に設置されるとともに、複数
    の構成部品からなる竪型遠心ポンプに設けられた竪型遠
    心ポンプ用水位調整装置において、 竪型遠心ポンプの下方部に連結されたドレン配管と、ド
    レン配管の途中から上方へ立上がり少なくとも所定構成
    部品の高さまで達すると立上がり配管と、 ドレン配管のうち立上がり配管より下流側に設けられた
    排出弁と、 立上がり配管中の水位を検出するとともに、この水位に
    基づいて排出弁を開閉制御して、竪型遠心ポンプ内の水
    位を所定構成部品の下端近傍に調整する制御部とを備え
    たことを特徴とする原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水
    位調整装置。
  2. 【請求項2】竪型遠心ポンプには入口弁と出口弁が取付
    けられ、 ドレン配管は竪型遠心ポンプに取付けられた入口弁より
    竪型遠心ポンプ側に連結されていることを特徴とする請
    求項1記載の原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整
    装置。
  3. 【請求項3】ドレン配管の排出弁より下流側に、オリフ
    ィスが介在されていることを特徴とする請求項1記載の
    原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置。
JP9177255A 1997-07-02 1997-07-02 原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置 Pending JPH1123786A (ja)

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ID=16027886

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JP9177255A Pending JPH1123786A (ja) 1997-07-02 1997-07-02 原子力発電所の竪型遠心ポンプ用水位調整装置

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JP (1) JPH1123786A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1293572C (zh) * 1999-03-26 2007-01-03 株式会社东芝 核能发电厂的泵设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1293572C (zh) * 1999-03-26 2007-01-03 株式会社东芝 核能发电厂的泵设备

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