JP3491217B2 - 定流量受水装置 - Google Patents

定流量受水装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定流量受水装置に
関し、詳しくは、高圧給水管から供給される水を一定流
量で受水槽に供給する定流量受水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧給水管から供給される水を一定流量
で受水槽に供給する定流量受水装置としては、一般に、
図3に示す構成のものが多く用いられている。この定流
量受水装置は、受水槽1に至る高圧給水配からの管路2
に、流量計3と流量調節弁4とを設けるとともに、受水
槽1内に液面計5を設け、流量計3の測定流量と液面計
5の測定水位とに基づいて制御器6が流量調節弁4の開
度を調節するように形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の定流
量受水装置は、高圧の水流に対して流量制御を行うた
め、流量調節弁の一次側、二次側の圧力差が大きく流量
の設定変更が困難であり、特に低流量範囲での調節は極
めて困難であった。また、流量や水位を制御器で電気的
に処理して電気的にモーター等により流量調節弁を開閉
するため、停電の際には、その作動を継続することがで
きなくなる。
【0004】そこで本発明は、流量の設定変更が幅広く
可能で、また、電源を必要とせずに確実に作動する定流
量受水装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の定流量受水装置は、高圧給水管から供給さ
れる水を一定流量で受水槽に供給する定流量受水装置に
おいて、高圧給水管から受水槽に至る管路の上流側に
前記受水槽内の水位が所定水位に達したときに閉じ、所
定水位以下になったときに開く自動開閉機構を備えてい
る自動応答型減圧弁を設け、下流側に流量調節弁を設け
たことを特徴とするもので、さらに、前記流量調節弁
は、開度を手動で設定する手動式の弁であることを特徴
としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1及び図2は、本発明を適用
した定流量受水装置の一例を示すもので、図1は全体の
系統図、図2は減圧弁の系統図である。
【0007】まず、図1に示すように、定流量受水装置
は、高圧給水管11から受水槽12に至る管路の上流側
に設けた減圧弁13と、該減圧弁13の下流側に設けた
流量調節弁14とを有するもので、高圧給水管11から
の高圧水流を減圧弁13で減圧した後、流量調節弁14
で所定流量に調節して受水槽12に供給するように構成
されている。
【0008】なお、減圧弁13の上流側にはストレーナ
ー15と補修弁16とが設けられ、流量調節弁14の下
流側には補修弁17が設けられるとともに、両補修弁1
6,17の外側管路には、バイパス弁18を有するバイ
パス管19が設けられており、減圧弁13や流量調節弁
14の補修等の際に用いられる。
【0009】前記流量調節弁14には、開度を手動で設
定する手動式の弁が用いられており、該流量調節弁14
を通る流量は、弁開度と前後の圧力差とにより自動的に
決まる。すなわち、減圧弁13により設定される減圧弁
二次側の圧力が略一定に保持されれば、流量調節弁14
の開度に対する流量は、この流量調節弁14の一次側圧
力と、流量調節弁14から受水槽12に至る管路の抵抗
等により生じる流量調節弁14の二次側圧力との関係か
ら略一定の流量となる。
【0010】前記減圧弁13は、該減圧弁13の二次側
圧力と受水槽12内の水位とに応じて自動的に弁開度が
調節される、いわゆる自動応答型減圧弁であって、主弁
箱21内には、主弁口22を開閉する主弁体23が主ダ
イヤフラム24により上下動可能に支持されており、該
主ダイヤフラム24の上部に、主弁体23を開閉作動さ
せるための圧力室25が形成されている。
【0011】圧力室25には、減圧弁13の一次側管路
に接続する一次側パイロット配管26と、圧力室25内
の水を二次側管路や受水槽12に流出させる二次側パイ
ロット配管27とが設けられており、両パイロット配管
26,27には、該配管内の流量を調節するニードル弁
26a,27aがそれぞれ設けられるとともに、二次側
パイロット配管27には、二次側圧力に応じて作動する
減圧パイロット弁28と受水槽12内の水位に応じて作
動する水位パイロット弁29とが直列に設けられてい
る。
【0012】減圧パイロット弁28は、弁箱30内を区
画するダイヤフラム31により上下動可能に支持された
弁体32が二次側パイロット配管27の圧力室25側の
開口部33を開閉するものであって、ダイヤフラム31
の上部には、弁体32の作動圧力を調節するためのスプ
リング34が設けられている。
【0013】また、水位パイロット弁29は、弁箱35
内を区画するダイヤフラム36により上下動可能に支持
された弁体37が二次側パイロット配管27の二次側の
開口部38を開閉するものであって、ダイヤフラム36
の上部には、弁体37の作動圧力を調節するためのスプ
リング39が設けられるとともに、二次側パイロット配
管27から分岐して受水槽12に接続する水位パイロッ
ト配管40が設けられ、水位パイロット配管40の終端
には、受水槽12内の水位に応じて開閉するボールタッ
プ41が設けられている。
【0014】上記構成の減圧弁13は、該減圧弁13の
二次側圧力が低下したときに主弁体23が開方向に移動
し、二次側圧力が上昇したときに主弁体23が閉方向に
移動するとともに、受水槽12内の水位が低下したとき
に主弁体23が開き、水位が所定高さになったときに主
弁体23が閉じるように作動する。
【0015】例えば、受水槽12内の水位が所定高さよ
り低く、かつ、減圧弁13の二次側圧力が所定圧力より
低い場合には、図2に示すように、減圧パイロット弁2
8及び水位パイロット弁29は共に開であり、減圧弁1
3の圧力室25内の水は、減圧パイロット弁28及び水
位パイロット弁29を介して二次側パイロット配管27
及び水位パイロット配管40から減圧弁13の二次側と
受水槽12内に流出する。この圧力室25からの水の流
出により、圧力室25内、即ち主ダイヤフラム24の上
部側の圧力が低下し、減圧弁13の一次側圧力により主
ダイヤフラム24が上方に押し上げられて主弁体23が
開方向に移動し、減圧弁13を流れる水量が増加して二
次側の圧力が上昇する。
【0016】この状態で減圧弁13の二次側圧力が所定
圧力より高くなると、二次側パイロット配管27から二
次側への水の流出が止まり、減圧パイロット弁28のダ
イヤフラム31の下部側の圧力が、圧力室25から流入
する水によって次第に上昇するので、ダイヤフラム31
が押し上げられて弁体32を上昇させ、該弁体32が二
次側パイロット配管27の開口部33を閉じる。これに
より、減圧パイロット弁28が閉じて圧力室25からの
水の流出が止まるため、圧力室25内の圧力が、一次側
パイロット配管26を介して圧力室25内に流入する一
次側の水により次第に上昇し、主ダイヤフラム24が下
方に押し下げられて主弁体23が閉方向に移動する。し
たがって、減圧弁13を流れる水量が減少して二次側の
圧力が低下する。
【0017】このように、受水槽12内の水位が所定高
さ以下の場合は、減圧弁13は、その二次側の圧力変化
に応じて自動的に主弁体23が開閉作動し、二次側圧力
を略一定に保つ。この減圧弁13の二次側圧力は、減圧
パイロット弁28のスプリング34を調節することによ
り適宜に設定することができる。
【0018】したがって、流量調節弁14の上流側に減
圧弁13を設けたことにより、流量調節弁14の一次側
圧力を比較的低い適当な圧力にすることができるので、
流量調節弁14の前後の圧力差を従来よりも小さくで
き、減圧弁13による減圧度と流量調節弁14の弁開度
とを適宜に組合わせることにより、流量調節を極めて容
易に行うことが可能となり、設定流量の変更も簡単に行
うことができる。
【0019】また、減圧弁13として自動応答型減圧弁
を用いることにより、流量調節弁14の一次側圧力を略
一定の圧力に保つことができるので、流量調節弁14と
して手動弁を用いても流量を略一定に保つことができ
る。これにより、電気的な制御器や流量計を必要とせ
ず、設備費を低減できるとともに、停電時にも確実な動
作を保証することができる。
【0020】一方、受水槽12内の水位が所定高さにま
で上昇したときは、水位パイロット配管40のボールタ
ップ41が閉じ状態となり、水位パイロット配管40か
らの水の流出が止まるため、水位パイロット弁29のダ
イヤフラム36の上部側の圧力が、二次側パイロット配
管27から分岐して流入する水の圧力により次第に上昇
し、ダイヤフラム36が押し下げられて弁体37が二次
側パイロット配管27の二次側の開口部38を閉じる。
このようにして水位パイロット弁29が閉じると、減圧
パイロット弁28は、減圧弁13の二次側圧力が高くな
ったときと同様に、二次側パイロット配管27からの二
次側への流出が止まるため、ダイヤフラム31の下部側
の圧力が次第に上昇してダイヤフラム31を押し上げ、
弁体32で二次側パイロット配管27の開口部33を閉
じる。これにより、圧力室25からの水の流出が止ま
り、圧力室25内の圧力が上昇して主ダイヤフラム24
を下方に押し下げて主弁体23を閉方向に移動させる。
そして、受水槽12内の水位がある程度の高さ以上を維
持している際には、水位パイロット弁29が閉じ状態を
継続するため、圧力室25内の圧力上昇により主弁体2
3が全閉状態となり、高圧給水配管11から受水槽12
への水の供給が止まって受水槽12から水が溢れること
を防止する。
【0021】受水槽12内の水位が下がり、ボールタッ
プ41が開くと、再び水位パイロット弁29が開くとと
もに減圧パイロット弁28も作動を開始し、減圧弁13
による前述の圧力調節動作が再開されて所定圧力に減圧
された水が流量調節弁14に向けて流れる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定流量受
水装置は、流量調節弁の上流側に減圧弁を設けたから、
流量調節弁の一次側と二次側との圧力差を小さくできる
ので、流量調節を幅広く行うことができる。また、減圧
弁として自動応答型減圧弁を用いることにより、流量調
節弁一次側の圧力を略一定にできるので、手動の流量調
節弁を用いても所定の流量に設定することができ、停電
時も確実に作動する。さらに、減圧弁に、受水槽内の水
位に応じて自動的に開閉する機能を付加することによ
り、受水槽のオーバーフローも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した定流量受水装置の一例を示
す系統図である。
【図2】 減圧弁の系統図である。
【図3】 従来の定流量受水装置の一例を示す系統図で
ある。
【符号の説明】
11…高圧給水管、12…受水槽、13…減圧弁、14
…流量調節弁、23…主弁体、24…主ダイヤフラム、
25…圧力室、26…一次側パイロット配管、27…二
次側パイロット配管、28…減圧パイロット弁、29…
水位パイロット弁、40…水位パイロット配管、41…
ボールタップ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧給水管から供給される水を一定流量
    で受水槽に供給する定流量受水装置において、高圧給水
    管から受水槽に至る管路の上流側に、前記受水槽内の水
    位が所定水位に達したときに閉じ、所定水位以下になっ
    たときに開く自動開閉機構を備えている自動応答型減圧
    弁を設け、下流側に流量調節弁を設けたことを特徴とす
    る定流量受水装置。
  2. 【請求項2】 前記流量調節弁は、開度を手動で設定す
    る手動式の弁であることを特徴とする請求項1記載の定
    流量受水装置。
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