JP2552763Y2 - 自動遮断定水位弁ユニット - Google Patents

自動遮断定水位弁ユニット

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JP2552763Y2
JP2552763Y2 JP5841091U JP5841091U JP2552763Y2 JP 2552763 Y2 JP2552763 Y2 JP 2552763Y2 JP 5841091 U JP5841091 U JP 5841091U JP 5841091 U JP5841091 U JP 5841091U JP 2552763 Y2 JP2552763 Y2 JP 2552763Y2
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valve
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constant water
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JP5841091U
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JPH053761U (ja
Inventor
照一 小濱
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兼工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は受水槽への給水回路にお
ける上流側である水道本管での異常圧力低下を防止し、
他の給水設備のトラブルを未然に防止する自動遮断定水
位弁ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、受水槽aを有する給水システムと
しては、図3に示す様に水道本管より分岐した主水管b
経路中に給水制御用の定水位弁cを介装し、該定水位弁
cの主弁を受水槽aの水位に連動する子弁dにより開閉
制御している。
【0003】然しながら、水道本管にはボイラーを具備
する給湯設備等が更に分岐して設けられ、かかる給湯設
備等は主に水圧検出して全自動にて制御されており、こ
のため受水槽aへ定水位弁cより水が多量に放水される
と水道本管の水圧が下がり、給湯設備等に不測のトラブ
ルが発生する危険を有している。
【0004】ところが、この圧力低下を防止する手段と
しては、定水位弁cの上流側の主水管b経路中に圧力低
下を検出し、主水管bを遮断する緊急遮断弁を設ける場
合が見受けられるも、かかる緊急遮断弁eを主水管bに
設けるために大型のものを使用すると共に、主水管bの
口径に合致したものとしなければならず、このため汎用
性がなく特殊仕様となって設備コストが高騰する欠点を
有していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は主水管の圧力
低下時に自動遮断定水位弁ユニットを構成する遮断弁に
よって定水位弁の弁口を閉弁制御し、水道本管より分岐
して接続される他の給水設備における水圧低下によって
発生する不測のトラブルを未然に防止し、又全体のコン
パクト化を図ると共に、設備コストを安価にする自動遮
断定水位弁ユニットを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来技術に
基づく主水管の圧力低下に伴って発生する他の給水設備
のトラブル等の課題に鑑み、自動遮断定水位弁ユニット
を構成する遮断弁によって定水位弁の弁口を閉弁制御
し、主水管の圧力低下による他の設備への悪影響を排除
させることを要旨とする自動遮断定水位弁ユニットを提
供して上記欠点を解消せんとしたものである。
【0007】そして、自動遮断定水位弁ユニットとして
は、流入口と流出口とを連通させる弁口を有する定水位
弁本体内に、弁口を開閉させる主弁を有するダイヤフラ
ムを配設し、且つダイヤフラム上部のダイヤフラム室と
流入口とをブリード流路によって連通させた定水位弁
と、受水槽の水位に連動して流路を開閉する子弁と、遮
断弁本体内にダイヤフラムによってパイロット室を画成
すると共に、入口及び出口を有する遮断流路を形成し、
該遮断流路中に設ける遮断弁口に、ダイヤフラムに連結
され閉弁方向に弾圧される遮断弁体を備えた遮断弁とか
ら構成し、該遮断弁の遮断流路の入口と定水位弁のダイ
ヤフラム室とを接続すると共に、遮断流路の出口に子弁
を接続し、且つ遮断弁のパイロット室と定水位弁の流入
口とを接続している。
【0008】
【作用】本考案にあっては、受水槽内の水位が下がるこ
とによって子弁が開弁され、定水位弁のダイヤフラム室
の流体が受水槽へ放出され、これに伴ってダイヤフラム
室の圧力が低下することにより、ダイヤフラムが上昇し
弁口が開弁する。
【0009】そして、定水位弁の放出が多量となる場合
は、主水管の圧力低下が起こり、これに伴って定水位弁
の流入口と連通する遮断弁のパイロット室の圧力が低下
し、ダイヤフラムが下方へ押圧され、遮断弁体によって
遮断弁口を閉弁させ、定水位弁のダイヤフラム室内の圧
力を上昇させ、ダイヤフラムを下降させて弁口を主弁に
よって閉弁させる。
【0010】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本考案に係る自動遮断定水位弁ユニットで
あり、該自動遮断定水位弁ユニット1は定水位弁2と、
該定水位弁2に装着する遮断弁3と、受水槽4内の水位
に連動して流路を開閉する子弁5によって構成してい
る。
【0011】定水位弁2は弁箱6と弁蓋7より定水位弁
本体8を構成し、該定水位弁本体8は一次側圧力室9と
連通する流入口10を形成すると共に、二次側圧力室11と
連通する流出口12を形成している。
【0012】又、一次側圧力室9と二次側圧力室11とを
隔壁13により区割し、該隔壁13に一次側圧力室9と二次
側圧力室11を連通する弁口14を形成し、該弁口14を開閉
する主弁15を有するダイヤフラム16の周縁部を弁箱6と
弁蓋7により挟持して一次側圧力室9に配設すると共
に、ダイヤフラム16をスプリング17にて閉弁方向に弾圧
している。
【0013】又、ダイヤフラム16上面に画成されたダイ
ヤフラム室18と一次側圧力室9とをブリード流路19にて
連通すると共に、該ブリード流路19中に流体抵抗体20、
20a…から成るレジスター21を配設し、該レジスター21
によって弁口14の閉弁時にダイヤフラム室18の圧力をコ
ントロールしながら徐々にダイヤフラム室18に流体を供
給して閉弁時のウオーターハンマー等の衝撃をなくして
いる。
【0014】22はバイパス管取付口であり、該バイパス
管取付口22は一次側圧力室9と連通させる様に弁箱6の
適宜箇所に開口形成している。
【0015】23は遮断弁取付口であり、該遮断弁取付口
23はダイヤフラム室18と連通させる様に弁蓋7の適宜箇
所に開口形成している。
【0016】24は流量を調整する弁蓋7に設ける流量調
整棒、又25、25a はストレーナーである。
【0017】遮断弁3は弁箱26と弁蓋27より遮断弁本体
28を構成し、該遮断弁本体28は弁箱26と弁蓋27により周
縁部を挟持されたダイヤフラム29によってパイロット室
30を画成し、該パイロット室30と外部連通するパイロッ
ト口31を形成すると共に、入口32及び出口33を有する遮
断流路34中に遮断弁口35を形成している。
【0018】又、パイロット室30と遮断流路34は隔壁36
により区割され、該隔壁36にはシリンダー部37を貫設
し、該シリンダー部37に遮断弁口35に着座して開閉すべ
き遮断弁体38を水密状にして且つ、上下動自在に貫装す
ると共に、該遮断弁体38をダイヤフラム29に連結してい
る。
【0019】又、ダイヤフラム29は調整ネジ39によって
弾発力を調整されるスプリング40にて閉弁方向に弾圧し
ている。
【0020】そして、遮断弁3の入口32を定水位弁2を
構成する弁蓋7の遮断弁取付口23に接続し、遮断弁3の
遮断流路34と定水位弁2のダイヤフラム室18とを連通さ
せ、又定水位弁2のバイパス管取付口22と遮断弁3のパ
イロット口31とをバイパス管41により接続すると共に、
フロート42の上下動により機械的に流路を開閉制御する
受水槽4内に配設される子弁5を連通管43によって接続
している。
【0021】次に本考案に係る自動遮断定水位弁ユニッ
トの作用について説明すると、水道本管(図示せず)よ
り分岐された主水管44に介装された自動遮断定水位弁ユ
ニット1は、通常受水槽4内の水位が下がることによっ
てフロート42が下降し子弁5が開弁され、定水位弁2の
ダイヤフラム室18の流体が受水槽4へ放出され、これに
伴ってダイヤフラム室18の圧力が低下することにより、
ダイヤフラム16が上昇し主弁15が弁口14より離脱して開
弁し、定水位弁2の流出口12より吐水管45を介して受水
槽4内に放出される。
【0022】上記定水位弁2の放出が多量となる場合
は、主水管44の圧力低下が起こり、この圧力低下は定水
位弁2の一次側圧力室9の圧力低下となり、これに伴っ
て一次側圧力室9と連通する遮断弁3のパイロット室30
の圧力低下を来たし、ダイヤフラム29がスプリング40の
弾発力によって下方へ押圧され、ダイヤフラム29に連結
している遮断弁体38によって遮断弁口35を閉弁し、この
結果定水位弁2のダイヤフラム室18内の圧力が上昇し、
ダイヤフラム16が下降して弁口14を主弁15によって閉弁
させて受水槽4への放出を停止させる。
【0023】
【考案の効果】要するに本考案は、流入口10と流出口12
とを連通させる弁口14を有する定水位弁本体8内に、弁
口14を開閉させる主弁15を有するダイヤフラム16を配設
し、且つダイヤフラム16上部のダイヤフラム室18と流入
口10とをブリード流路19によって連通させた定水位弁2
と、受水槽4の水位に連動して流路を開閉する子弁5
と、遮断弁本体28内にダイヤフラム29によってパイロッ
ト室30を画成すると共に、入口32及び出口33を有する遮
断流路34を形成し、該遮断流路34中に設ける遮断弁口35
に、ダイヤフラム29に連結され閉弁方向に弾圧される遮
断弁体38を備えた遮断弁3とから構成し、該遮断弁3の
遮断流路34の入口32と定水位弁2のダイヤフラム室18と
を接続すると共に、遮断流路34の出口33に子弁5を接続
し、且つ遮断弁3のパイロット室30と定水位弁2の流入
口10とを接続したので、主水管44と連通する流入口10側
に圧力低下が発生すると、流入口10と連通する遮断弁3
のパイロット室30の圧力が低下し、ダイヤフラム29に連
結している遮断弁体38によって遮断弁口35を閉弁し、こ
の結果定水位弁2のダイヤフラム室18内の圧力が上昇
し、ダイヤフラム16が下降して弁口14を主弁15によって
閉弁させて受水槽4への放出を停止させることが出来、
よって水道本管より分岐して接続される他の給水設備に
おける水圧低下によって発生する不測のトラブルを未然
に防止することが出来る。
【0024】又、大口径である主水管44には自動遮断定
水位弁ユニット1の定水位弁2を介装することだけでよ
いため、従来の緊急遮断弁を設けるものに比し、全体を
コンパクトにすることが出来ると共に、遮断弁3が小型
で済むため、その設備コストを安価にすることが出来る
等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動遮断定水位弁ユニットの子弁
を省略した断面図である。
【図2】自動遮断定水位弁ユニットを使用した受水槽給
水システムの配管状態を示す図である。
【図3】従来の受水槽給水システムの配管状態を示す図
である。
【符号の説明】
2 定水位弁 3 遮断弁 4 受水槽 5 子弁 8 定水位弁本体 10 流入口 12 流出口 14 弁口 15 主弁 16 ダイヤフラム 18 ダイヤフラム室 19 ブリード流路 28 遮断弁本体 29 ダイヤフラム 30 パイロット室 32 入口 33 出口 34 遮断流路 35 遮断弁口 38 遮断弁体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口と流出口とを連通させる弁口を有
    する定水位弁本体内に、弁口を開閉させる主弁を有する
    ダイヤフラムを配設し、且つダイヤフラム上部のダイヤ
    フラム室と流入口とをブリード流路によって連通させた
    定水位弁と、受水槽の水位に連動して流路を開閉する子
    弁と、遮断弁本体内にダイヤフラムによってパイロット
    室を画成すると共に、入口及び出口を有する遮断流路を
    形成し、該遮断流路中に設ける遮断弁口に、ダイヤフラ
    ムに連結され閉弁方向に弾圧される遮断弁体を備えた遮
    断弁とから構成し、該遮断弁の遮断流路の入口と定水位
    弁のダイヤフラム室とを接続すると共に、遮断流路の出
    口に子弁を接続し、且つ遮断弁のパイロット室と定水位
    弁の流入口とを接続したことを特徴とする自動遮断定水
    位弁ユニット。
JP5841091U 1991-06-28 1991-06-28 自動遮断定水位弁ユニット Expired - Lifetime JP2552763Y2 (ja)

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JPH053761U JPH053761U (ja) 1993-01-22
JP2552763Y2 true JP2552763Y2 (ja) 1997-10-29

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