JP4308507B2 - 送水管の減圧を最適化にするための方法および装置 - Google Patents

送水管の減圧を最適化にするための方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所の水源から低所の各種施設に送水する際の、水圧を減圧し安定した送水を可能にする方法および装置に関する。より詳しくは、本発明は、高所の貯水池から低所の水田、水路等の耕地に安定した送水を可能にする方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高所の水源から低地にある水田、水路等に送水する場合、図18に示すように、両者を管路でつないで行っていた。しかし、高低差によって管路には上流端高位部から下流低位部に行くに従って管に及ぼす静水圧は高くなるため減圧水槽または減圧弁により、下流側の静水圧を低くする方法が取られている。また再下流の最も水撃圧の高い位置とか減圧弁1次側の最も水撃圧の高い位置にステッキを付けていた。さらには、管路中には取水弁が設けられており、取水の際取水弁を開閉すると管路内に水撃圧が発生し送水管を破損する場合があった。
【0003】
また、減圧水槽を用いて減圧させる方法では、図16および図17に示すように、減圧水槽の制御弁にはフロート弁、パイロット弁付制御弁が多く使用されており、取り出し弁には水田用として水田用自動弁等が使用されているが、それらの弁を用いたものには次のような問題点があった。
【0004】
フロート弁の場合
タイプ1(ディスク弁)
ディスク弁は弁体に作用する水圧と、フロートの浮力が平衡を保っているため、管内水圧の変化または水槽水位の変化に敏感に反応して作動するため、他の取水弁の急激な開閉または他のディスク弁の振動によって、水撃圧が拡大することがあり、結果として送水管が破損することがある。対策としてオイルダンパーが付けられているが、顕著な効果はない。
課題として、(1)減圧水槽容量の拡大が有効であるが、コスト増となる。(2)弁の開度とアーム長さにより制御水深に限度があり、減圧水槽が大きくなりコスト増となる、がある。
【0005】
タイプ2(スーパーフロート)
スーパーフロート弁は弁の前後の差圧を、ピストンにより開閉するため、1次圧がフロートに直接作用しない特長がある。
課題として、(1)弁の開度幅が小さいため、フロートの上下幅も小さく減圧水槽容量が大きくなり(通常減水槽の有効容量は設定容量の2〜3分であれば水撃圧を軽減されるといわれている)コスト増となる。(2)主弁がスムースに開閉しない場合、水撃圧の発生要因となる、がある。
【0006】
タイプ3(バタフライフロート)
バタフライフロート弁は、弁体が90゜回転することで開閉するものであるが、アームの開閉角度は一般に45゜〜60゜にギヤ機構で狭角されている。課題として、HWL(上位水面)とLWL(下位水面)の高さは比較的大きく取れるがおのずと限度がある、また、水面が上昇して閉時の微少流量時に、チヤタリングおよびキャビテーションが発生する恐れがある。またキャビテーション対策の弁もあるが高価である。
【0007】
フロート弁タイプ共通の課題として、フロート弁はフロートが上がれば閉まり、フロートが下がれば開く機構であるため、弁体の開度と流量特性と、弁体とフロートを結ぶアームの長さで減圧水槽の有効水深が決まる。このため一般的にはフロート弁タイプの減圧水槽では有効水深が小さくなるため、水面積が大きくなり、HWL(上位水面)と減圧水槽天端までの余裕高さとLWL(下位水面)と減圧水槽底までの土砂留り深を一定とすると水面積の大きい減圧水槽は全体の体積が大きくなりコスト増となる。
【0008】
パイロット弁付制御弁の場合
タイプ1(1液面制御)
水槽2次側流出により満水面から水位が低下すると、水位検知装置から水位下降を検出し、パイロット弁が開き、主弁が開き水槽に給水される水槽の水位が上昇し、満水面になると水位検出装置から水位満水を検出し、パイロット弁が閉まり主弁か閉まる。課題として、主弁の全開全閉が頻繁になり、水撃圧が拡大することがあり、結果として管が破損する、がある。
【0009】
タイプ2(2液面制御)
前記タイプ1と同様であるが、水槽水面検知装置を満水面と低水面の2液面から検出し、主弁開、主弁閉をするため水槽の上下間隔を大きく取れる特長がある。
この種の弁は減圧水槽には一般に使用されていない。
【0010】
水田用自動弁の場合
ダイヤフラム弁は、パイロット弁の開閉によって主弁が開閉するが、主弁に水量調整ハンドルが付いている場合は、水量調整ハンドルの上下操作することで水量が変化する。課題として、設計流量はあらかじめ決められているが、実際に使用する人々は任意に水量調整ハンドルを上下操作するため、全体の配水に支障が出ている。また、過流量により水撃圧が大きくなり送水管を破損することがある。
【0011】
減圧弁の場合
減圧弁より下流の取り出し弁の開閉により、水撃圧が発生する。そこで、減圧弁の1次側または2次側また1次2次側共に安全弁(バネ式)を付けて軽減する方法が取られて来た。すなわち減圧弁の1次側に安全弁を付ける場合は静水圧に通常の水撃圧相当を加えた圧をやや上回る圧力に安全弁を設定する。
また減圧弁の2次側に安全弁(スプリングで設定を保ち設定圧以上に水圧が上昇すれば開く)を付ける場合は2次側静水圧に約1kg/cm2の余裕を持った圧力に安全弁を設定して水撃圧を軽減する方法が取られて来たが、実際には、水圧が異常に上昇し送水管が破損することがある。
【0012】
【非特許文献1】
稲垣仁根、國武昌人,「新型自動減圧弁による管路圧力の制御技術」,農業土木学会誌,1996年3月,第64巻,第3号,p.269-274
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、送水管の取水弁の開閉に伴う水撃作用により破損することを防止するための減圧水槽の流量調整方法、取水弁がダイヤフラム弁の場合の過流量調整方法、並びに、減圧弁に近い下流側の管路にステッキを立てた減圧装置(安全弁がスプリングのため作動時間よりも短い上昇圧には対応出来ず水撃圧の異常上昇となっていた。)を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、管路中に減圧水槽内の水位を段階的に検知し、送水管への送水が水撃圧を及ぼさない小容量から計画容量まで段階的に増やせるようにしたことを特徴とする送水管の水撃圧軽減方法を要旨としている。
さらに、本発明は、
・減圧水槽に複数のバルブを付けた減圧方法
・流量調整を目的としたラフフロート弁
・過流量を防止する開度制限ダイヤフラム弁
・減圧弁下流にステッキ付け減圧する方法
を採用して上記課題を解決することを要旨としている。
【0015】
減圧水槽内に複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置し、複数の水位制御弁が順次作動するようにしており、その場合、本発明は、管路中に減圧水槽を設けるとともに減圧水槽内に複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置し、減圧水槽内の水位を段階的に検知し、複数の水位制御弁が順次作動するようにして送水管への送水が水撃圧を及ぼさない小容量から計画容量まで段階的に増やせるようにしたことを特徴とする送水管の水撃圧軽減方法を要旨としている。
【0016】
上記の複数の水位制御弁の水位検知機構が異なる機能のものであり、その場合、本発明は、管路中に減圧水槽を設けるとともに減圧水槽内に複数の異なる機能の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置し、減圧水槽内の水位を段階的に検知し、複数の水位制御弁が順次作動するようにして送水管への送水が水撃圧を及ぼさない小容量から計画容量まで段階的に増やせるようにしたことを特徴とする送水管の水撃圧軽減方法を要旨としている。
【0017】
また、本発明は、複数の水位制御弁を配置した減圧水槽であって、複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置して水圧を軽減させる送水管の水撃圧軽減装置を要旨としている。
【0018】
異なる機能の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置しており、その場合、本発明は、異なる機能の複数の水位制御弁を配置した減圧水槽であって、複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置して水圧を軽減させる送水管の水撃圧軽減装置を要旨としている。
【0019】
水位制御弁にフロート弁を使用しており、その場合、本発明は、複数の、必要により異なる機能の複数の水位制御弁を配置した減圧水槽であって、複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置して水圧を軽減させる送水管の水撃圧軽減装置を要旨としている。
【0020】
水位検出機構に1液検出パイロット弁を使用しており、その場合、本発明は、複数の、必要により異なる機能の複数の水位制御弁を配置した減圧水槽であって、複数の水位制御弁の1液検出パイロット弁または2液検出パイロット弁を上下に配置して水圧を軽減させる送水管の水撃圧軽減装置を要旨としている。
管路の放流口に閉時に水密性を持たせないラフな加工で安価なラフフロート弁を付けて、管路の放出水量を放出水面の上下巾を大きくして制御する水撃圧軽減装置を要旨としている。
ダイヤフラム弁の水量調整ハンドルの上に開度上限を制限する装置を付けて送水管の水撃圧軽減装置を要旨としている。
減圧弁に近い下流側の管路にステッキを立て送水管の水撃圧軽減装置を要旨としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
上流の水源から送水管で下流に給水するに当たって、送水管が普通圧管の耐圧を超える手前の位置に減圧水槽を設置して、水撃圧を軽減するため複数の水位制御弁の水位検知機構を減圧水槽の一番上に設置する。水位制御弁は急開閉しても、送水管に水撃圧が生じない小さい容量の小口径水位制御弁の水位検知機構を設置し、以下順次容量の大きい口径の大きい水位制御弁を順次下部に設置して、送水管の水撃圧を軽減する。減圧水槽より下流については減圧水槽で自由水面となり、流出管より下流の普通圧管に送水する。
以上から、複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に大きく設置することで、減圧水槽の有効容量が増加し、ひいては減圧水槽が小型になり安全で経済的な施設となる。
また、水田用自動弁については水量調節用ハンドルの開度上限を固定することで解決する。
【0022】
水位制御弁の型式として、主弁の弁体と連動した、アーム先端水位検知装置のフロートが減圧水槽の水位の上昇により閉まり、下降により開くフロート弁型と、水位検知装置でパイロット弁が作動するパイロット弁付き制水弁型とがあり、いずれも減水槽2次側の弁が開くことにより、減水槽の水位が低下し、水位検知装置が降下を検知し、水位制御弁の主弁が開いて減圧水槽1次側から給水される。また、2次側の弁閉により減圧水槽水位が上昇し、水位検知装置が満水を検知し、水位制御弁の主弁が閉まり減圧水槽1次側からの給水が停止する。
すなわち、本発明の装置の好ましい態様は、複数の水位制御弁の1次側に安全を付ける、好ましくは1次側に安全弁として、フロ−ト弁またはパイロット弁付き制御弁を付ける。これの閉位は複数の水位制御弁の最上位水位検知機構より、やや上に設定し常に開の状況にしておく。
また、本発明の装置の好ましい態様は、主弁フロート弁の閉水位の上側に小口径水位制御弁を付けて、主弁フロート弁の開閉を円滑にする。フロート主弁の満水面付近の微小の上下動が水撃圧を大きくする場合があり、微小上下動が水撃圧に影響しない小口径水位制御弁を、フロート主弁のやや上に付けて開閉を円滑にする。
また、本発明の装置の好ましい態様は、減圧水槽の主弁フロ−ト弁のフロ−ト上部のみを開口し、開口部を満水位とし、その上に小口径水位制御弁を付けて、主弁フロート弁の開閉を円滑にする。水位制御弁直列にラフフロート弁を付けて制御幅を大きくする。
さらにまた、本発明の装置の好ましい態様は、ダイヤフラム弁の水量調整ハンドルの上に開度上限を制限する装置の付いた開度制限ダイヤフラム弁からなる取り出し弁を備える。ダイヤフラム弁の水量調整ハンドルの上限を固定することで、弁からの吐出量も固定されると共に、管水撃圧の防止となる。
さらにまた、本発明の装置の好ましい態様は減圧弁に近い下流側の管路にステッキを立てて管路水撃圧を安定的に軽減させる。
【0023】
【作用】
管路中に減圧水槽を設けることにより、高低差にもとづく静水圧の上昇を抑えるともに、減圧水槽内に設けられた複数の水位制御弁が順次作動することにより、管路内に発生する水撃圧を緩和する。
複数の水位制御弁の水位検知機構を減圧水槽の上下に配置することで、送水パイプへの送水が水撃圧を及ぼさない小容量から、計画容量まで段階的に増やせるためパイプの水撃圧を軽減することができる。
減圧水槽の有効水深を大きく取ることができるため必要水槽容量に対し、水面積を小さくできる。このことは、満水上面の余裕高さと、LWLの高さを一定とすれば、減圧水槽の空容量は小さくなり経済的な施設となる。
複数の水位制御弁の1次側に安全を付ける。これの閉位は複数の水位制御弁の最上位水位検知機構より、やや上に設定し常に開の状況にしておく。
フロート主弁の満水面付近の微小の上下動が水撃圧を大きくする場合があり、微小上下動が水撃圧に影響しない小口径水位制御弁を、フロート主弁のやや上に付けて開閉を円滑にする。
水密機能を持たせないで、制御機能を目的の安価なラフフロート弁で制御機能を高める。
ダイヤフラム弁の水量調整ハンドルの上限を固定することで、バルブからの吐出量も固定されると共に、パイプ水撃圧の防止となる。
減圧弁に近い下流側の管路にステッキを立てることで管路の水撃圧の防止となる。
【0024】
【実施例】
本発明の詳細を実施例で説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
【0025】
実施例
以下、図にもとづいて本発明の実施例で説明する。
図1はシステム全体の構成を示したもので、水源15から送水管1、18、普通圧管種19の許容範囲であり、静水圧22―1の最大の位置に減圧水槽24を設け、さらに送水管2、26を普通圧管種19の許容範囲である静水圧22―2以内に布設する。また、送水管1、18、送水管2、26にはそれぞれ複数の取出し弁21がある。減圧水槽24を有するシステム概要図である。
【0026】
取水弁21−2を開くと放水され、静水圧22−2が下がり、減圧水槽24のHWL(上位水面)24が低下する。次に水位制御弁1の水位検知装置6が検知し、水位制御弁1が開き水源15から送水管1、18を通して給水される。この場合、送水管1、18および送水管2、26の水圧は下降上昇を繰り返す。次に取水弁21−2を閉じると放水が止まり水撃圧23−2が発生し、送水管2、26の圧力は上昇、下降を繰り返す。減圧水槽24の水位が上昇し、水位制御弁1が閉まると送水管1、18の圧力は上昇、下降を繰り返す。また、減圧水位42の有効水深H24が小さい場合は、水面積が大きくなり、わずかな波立ち等によりバルブが開閉を繰り返すことで送水管1、18の圧力は上昇、下降を繰り返す。この圧力上昇、下降の程度によって送水管18を破損する場合がある。
【0027】
図2に示す実施例は、前記水撃圧23を軽減するために水位制御弁1を分割し複数の異なる機能の水位制御弁35を配置する。減圧水槽24HWL(上位水面)24から水面が降下し、複数の水位制御弁35の最初の水位制御弁35−1は急開閉しても送水管1、18に、水撃圧23−1が小さい容量の小口径弁を選ぶ。次に水位制御弁35−2を水位制御弁35−1よりも下に水位検知機構6を設置する。以下、水位制御弁35の容量を大きくしながら、水位検知機構6を順次減圧水槽24の下方に配置して、減圧水槽24の有効水深H24を大きく取るものである。なお、本例は複数の水位制御弁35に最上段に2液水位検知機構8を使用し、以下フロート弁4を使用し異なる機能の複数の水位制御弁35の実施例である。
【0028】
図3に示す実施例は、減圧水槽24の複数の水位制御弁35の水位検出機構6に1液検出パイロット弁12を使用した実施例であり、取水弁21−2が開き、減圧水槽24の流出管3から流出するとHWL(上位水面)24が下がり、複数の水位制御弁35−1が開く。この水量は急開閉しても水撃圧23−1が大きくならない口径とする。さらに減圧水槽24の水位が下がれば、複数の水位制御弁35−2が開く。この水量は水位制御弁35−1よりやや多くする。以下、水撃圧23−1が軽減されるように、複数の水位制御弁35の個数と口径、水量を求めて設置する。
【0029】
また、取水弁21−2が閉まれば、流出管3の流出は止まる。減圧水槽24の水位は上昇し、複数の水位制御弁35―3の1液位検知機構7がHWL(上位水面)35−3となり、水位制御弁35−3が閉まり、以下順次閉まり最後に複数の水位制御弁35−1が閉まる。これ等の複数の水位制御弁35の口径、個数を水撃圧23−1が軽減されるように設計する。本例は、複数の水位制御弁35に1液検出パイロット弁12を使用した例である。
【0030】
図4に示す実施例は、減圧水槽1の複数の水位制御弁35の水位検出機構6に2液水位検出パイロット弁25を使用した実施例であり、実施例3と減圧水槽24の水面下降上昇は同じであるが、複数の水位制御弁35−1の水位検知機構がHWL(上位水面)35−1から設定一定高さまで降下してLWL(下位水面)35−1となって、複数の水位制御弁35−1が開き、以下順次減圧水槽24の水位低下と共に複数の水位制御弁35−nが2液検出パイロット弁25のLWL(下位水面)35−nとなって開く。
【0031】
また、減圧水槽24の水位上昇により、複数の水位制御弁35−nのLWL(下位水面)35−nを過ぎてHWL(上位水面)35−nとなって、複数の水位制御弁35−nが閉まる。後、順次閉まって最後に複数の水位制御弁35−1のLWL(下位水面)35−1を過ぎてHWL(上位水面)35−1が閉まる。複数の水位制御弁35の口径、個数を水撃圧23−1が軽減されるように設計することは前記同様である。本例は、複数の水位制御弁35に1液検出パイロット弁12を使用した例である。
【0032】
図5に示す実施例は、実施例3の1次側に安全のため、主弁フロート弁13を付けたもので、減圧水槽24の複数の水位制御弁35の1次側に安全弁9を設ける。その閉め切り水位は、複数の水位制御弁35−1のHWL(上位水面)35−1より上に安全弁9バタフライフロート弁16のHWL(上位水面)16を設定しておく。すなわち、安全弁9バタフライフロート弁16は常に開の状況であるが、万一複数の水位制御弁35のいずれかに故障が生じた場合は、安全弁9、バタフライフロート弁16のフロート10が上昇して、HWL(上位水面)16となり減圧水槽24流入管2の給水は停止される。
【0033】
図6に示す実施例は、主弁パイロット弁付制水弁28を付けたもので、減圧水槽24の複数の水位制御弁35の1次側に安全のため主フロート弁1を設ける。その閉め切り水位は、複数の水位制御弁35−1のHWL(上位水面)35−1より上に安全弁9、パイロット弁付制水弁5の水位検知装置6にフロート弁4を設置しておく。すなわち、安全弁9、パイロット弁付制水弁5は常に開の状況であるが、万一複数の水位制御弁35のいずれかに故障が生じた場合は、安全のため、パイロット弁付制水弁5の水位検知装置6のフロート弁4が上昇して、HWL(上位水面)5となり減圧水槽24の流入管2の給水は停止される。
【0034】
図7に示す実施例は、減圧水24の流入管2の先端に付けた主弁フロート弁13のHWL(上位水面)13の上側に小口径水位検知装置6にフロート弁4を付けて、主弁フロート弁が減圧水槽24の水位がHWL(上位水面)13になった後も、フロート弁4から給水され、主弁フロート弁13の開閉を円滑にする。なお、フロート弁4の口径は水撃圧を軽減する小口径とする。
【0035】
図8に示す実施例は、実施例7の機能を強化するため、減圧水槽24の主弁フロート弁13のフロート10の上部を開口して立上げ17、HWL(上位水面)13とし、さらにその上に小口径水位検知装置6のフロート弁4を付けて、実施例7と同様に主弁フロート弁13の開閉を円滑にする。
【0036】
図9は、バタフライ弁13の弁体16と弁ケーシング34の水密を必要としない、ラフな加工弁体34によるラフフロート弁14で、主に水面の上下で水量の制御を目的とする。
図10は図3〜図6に示す実施例の水位制御弁1の2次側にラフフロート弁14を付けて減圧水位24の有効水深H24を大きくすることを目的とする。
図11はフロート弁13の2次側にラフフロート弁14を1個付けて水位制御巾を大きくすることを目的とする。
図12はフロート13の2次側にラフフロート弁14を複数個付けて水位制御巾を大きくすることを目的とする。
図13は1液水位制御弁7にラフフロート弁を1個付けて水位制御巾を大きくすることを目的とする。
図14は2液水位制御弁8にラフフロート弁を複数個付けて水位制御巾を大きくすることを目的とする。
【0037】
図15は、ダイヤフラム弁41のフランジを挟む支柱38に水量調節ハンドル39の開度を制限するストッパー40を固定しダイヤフラム弁41の開度を常に一定とする装置。
【0038】
図19aは、減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てた減圧弁方式の全体構成を示したものであり、図19bは減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てた詳細の実施例を示す。
ステッキ44は、減圧弁2次側設定水位49に約±5.0m程度の高さに送水管18−2と同程度の太さのパイプをステッキ上側管45として設置する。
ステッキ上側管45と送水管18−2をステッキ下側管46で接続するが、太さはステッキ上側管45の直径比で30%程度とする。
なお、ステッキの高さ、太さについての最適化と安全弁43の必要性は、今後検討する。
【0039】
図20は、実験のための施設概要図である。
従来工法の減圧弁方式図18cで示す減圧弁42の前後に安全弁43を設置し、あわせて、本願の減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てた減圧弁ステッキ方式図19a,bを設置した図面である。
【0040】
図21は、パイプライン圧力波形実測図である。
例1では、ステッキ開閉弁47を閉めて、従来工法の減圧圧弁方式図18c減圧弁42の前後に安全弁43を付けたモデルの実験をした。
なお減圧弁42の前に設置した安全弁43aの設定圧は0.65MPa、後に設置した安全弁43bの設定圧は0.22MPaとした。
例2ではステッキ開閉弁47を少し開けて、本願の減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てたモデルの実験をした。
例3では、ステッキ開閉弁47を全開して本願の減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てたモデルの実験をした。
なお例2、3ではいずれも安全弁43の設定圧力以下であった。
【0041】
例1:時間5300(16:04)まで
1)条件
・減圧弁下流側の取水弁21−2aは全開
・ステッキ開閉弁47は全閉
2)圧力変動
・減圧弁1次側圧力変動50 0.7〜0.2MPa(差0.5MPa)
・減圧弁2次側圧力変動51 0.3〜0.08MPa(差0.22MPa)
・取水弁21−2a圧力変動52 0.35〜0.1MPa(差0.25MPa)
考察
1.安全弁43aの設定圧0.65MPaを越えると安全弁43aから水が放出され0.7MPa程度まで水圧が上昇し脈動をくり返す。
2.安全弁43bの設定圧0.22MPaを越えると安全弁43bから水が放出され0.3MPa程度まで水圧が上昇し脈動をくり返す。
【0042】
例2:時間5300(16:04)から5650(16:10)まで
1)条件
・減圧弁下流側の取水弁21−2aは全開
・ステッキ開閉弁47は少し開ける
2)圧力変動
・減圧弁1次側圧力変動50 0.55〜0.4MPa(差0.15MPa)
・減圧弁2次側圧力変動51 0.2〜0.1MPa(差0.1MPa)
・取水弁21−2a圧力変動52 0.33〜0.14MPa(差0.19MPa)
【0043】
例3:時間5650(16:10)以降
1)条件
・減圧弁下流の取水弁21−2aは全開
・ステッキ開閉弁47は全開
2)圧力変動
例2と同じ
【0044】
結果の考察
1.例1の減圧弁安全弁方式では、圧力が増幅した。
2.例2、3の減圧弁ステッキ方式では、圧力が収れんした。
3.安全弁43a、bの設定圧まで水圧が上昇しないため安全弁43a、bから水の放出はなかった。
4.安全弁43を設置しなくても良いと思うが、今後最適化の検討を行う。
【0045】
【発明の効果】
複数の水位制御弁の水位検知機構を減圧水槽の上下に配置することで、送水管への送水が水撃圧を及ぼさない小容量から、計画容量まで段階的に増やせるため管の水撃圧を軽減することができる。また、減圧水槽の有効水深を大きく取ることができるため必要水槽容量に対し、水面積を小さくでき、満水上面の余裕高さと、低位水面の高さが一定となり、減圧水槽の空容量は小さくなり経済的な施設を提供できる。
取水弁がダイヤフラム弁の場合、ダイヤフラム弁の開度上限を制限することで過流量を防止し、水撃圧の軽減となり、送水管の破損を防ぐことができる。
管路中に減圧弁に近い下流側の管路にステッキを立てることで減圧弁の2次側と1次側の圧を安定させることで管路の破損を防ぐことができる。
水田用自動弁の開度上限を制限することで過流量を防止し、水撃圧の軽減となり、送水管の破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送水システムの全体の構成を示したもので、減圧水槽方式を表したものである。
【図2】減圧水槽に複数の異なる機能の水位制御弁を配置した図である。
【図3】減圧水槽に複数の水位制御弁の水位検知機構に1液検出パイロット弁を配置した図である。
【図4】減圧水槽に複数の水位制御弁の水位検知機構に2液検出パイロット弁を配置した図である。
【図5】減圧水槽に複数の水位制御の1次側に安全のため、バタフライフロート弁を付けた図である。
【図6】減圧水槽に複数の水位制御弁の1次側に安全のため、パイロット弁付制水弁を付けた図である。
【図7】減圧水槽に主弁、フロート弁のHWL(上位水面)より上側に小型フロート弁を付けた図である。
【図8】減圧水槽主弁フロート弁のフロート部の上部のみ開口して立ち上げ、主弁フロート弁のフロートのHWL(上位水面)とし、上部に小型フロート弁を付けた図である。
【図9】ラフバタフライフロート弁の図である。
【図10】図3の複数の水位制御弁の2次側にラフフロート弁を付けた図である。
【図11】図7の主弁フロート弁の2次側にラフフロート弁を1個付けた図である。
【図12】減圧水槽に主弁フロート弁の2次側にラフフロート弁を複数個付けた図である。
【図13】減圧水槽の主弁パイロット弁付制水弁の2次側にラフフロート弁を付けた図である。
【図14】減圧水槽の主弁パイロット弁付制水弁の2次側に複数のラフフロート弁を付けた図である。
【図15】ダイヤフラム弁フランジを挟む支柱を立て、水量調節ハンドルの上に開度上限を制限する装置を付けた図aであり、ダイヤフラム弁のフランジボルトを長くして支柱とし、開度上限を制限する装置を付けた図bである。
【図16】従来工法の図で水位制御弁に、主弁にフロート弁を使用した例の図である。
【図17】従来工法の図で水位制御弁に、主弁パイロット弁付制水弁型を使用した例の図である。
【図18】図18aは、従来工法の図で、減圧水槽または、減圧弁を付けない場合のシステム全体の構成を示したものである。静水圧22が、普通圧管種19で可能である区間を送水管1、18とし、静水圧22が、高圧管種20となる区間を送水管2、26としたものである。
図18bは、従来工法の図で減圧水槽方式の全体構成を示したもので、図1aと同じである。水深15から送水管1、18は、普通圧管種19の許容範囲である静水圧22−1の最大位置付近に減圧水槽24を設け、さらに送水管2、26を普通圧管種19の許容範囲である静水圧22−2以内に布設する。
図18cは、従来工法の図で減圧弁方式の全体構成を示したものである。水源15から送水管1、18は、普通圧管種19の許容範囲である静水圧22−1の最大位置付近に減圧弁42を設け、さらに送水管2、26を普通圧管種19の許容範囲である静水圧22−2以内に布設する。なお安全装置として減圧弁42の前後に安全弁9を設置する。
【図19】図19aは、減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てた減圧弁ステッキ方式の全体構成を示したものである。
図19bは、減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てた詳細図である。ステッキ開閉弁47は必ずしも必要ではない。
【図20】図20は、実験のための施設概要図である。従来工法の減圧弁方式図18cの減圧弁42の前後に安全弁43a,bを設置し、あわせて本願減圧弁42の下流近くにステッキ44を立てた減圧弁ステッキ方式図19a,bを設置した図面である。
【図21】図21は、図20の実験施設で実測した圧力波形のデータである。
・横軸は時間
・縦軸は水圧
・上段はステッキ44の開閉弁の開閉を示す
・下段は取水弁21−2aの開閉を示す
【符号の説明】
1 水位制御弁
2 流入管
3 流出管
4 フロート弁
5 パイロット弁付制水弁
6 水位検知装置
7 1液水位検知機構
8 2液水位検知機構
9 安全弁
10 フロート
11 アーム
12 1液検出パイロット弁
13 主弁フロート弁
14 ラフフロート弁
15 水源
16 バタフライフロート弁
17 開口部立上げ
18 送水管1
19 普通圧管種
20 高圧管種
21 取水弁
22 静水圧
23 水撃圧
24 減圧水槽
25 2液検出パイロット弁
26 送水管2
27 センサー
28 主弁パイロット弁付制水弁
29 主弁
30 水位検出装置
31 ダンパー
32 支点
33 ラフな加工の弁体
34 弁ケーシング
35 複数の水位制御弁
36 弁体
37 開度
38 支柱
39 水量調整ハンドル
40 ストッパー
41 ダイヤフラム弁
42 減圧弁
43 安全弁
44 ステッキ
45 ステッキ上側管
46 ステッキ下側管
47 ステッキ開閉弁
48 静水位
49 減圧弁2次側設定水位
50 減圧弁1次圧力変動
51 減圧弁2次圧力変動
52 取水弁21−2a、圧力変動
53 減圧弁1次側
54 減圧弁2次側

Claims (16)

  1. 管路中に減圧水槽を設けるとともに減圧水槽内の水位を段階的に検知し、送水管への送水が水撃圧を及ぼさない小容量から計画容量まで段階的に増やせるようにした送水管の水撃圧軽減方法であって、減圧水槽内に複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置し、複数の水位制御弁が順次作動するようにしたことを特徴とする送水管の水撃圧軽減方法。
  2. 上記の複数の水位制御弁の水位検知機構が異なる機能のものである請求項1の送水管の水撃圧軽減方法。
  3. 管路中に設けられて送水管と接続され、複数の水位制御弁配置された減圧水槽からなる水撃圧軽減装置であって、複数の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置して水圧を軽減させることを特徴とする送水管の水撃圧軽減装置。
  4. 異なる機能の水位制御弁の水位検知機構を上下に配置した請求項の送水管の水撃圧軽減装置。
  5. 水位制御弁にフロート弁を使用する請求項の送水管の水撃圧軽減装置。
  6. 水位検出機構に1液検出パイロット弁を使用する請求項の送水管の水撃圧軽減装置。
  7. 水位検出機構に2液検出パイロット弁を使用する請求項の送水管の水撃圧軽減装置。
  8. 1次側に安全のため、フロ−ト弁を付ける請求項3ないし7のいずれかの送水管の水撃圧軽減装置。
  9. 1次側に安全のため、パイロット弁付き制御弁を付ける請求項3ないし7のいずれかの送水管の水撃圧軽減装置。
  10. 主弁フロート弁の閉水位の上側に小口径水位制御弁を付けて、主弁フロート弁の開閉を円滑にする請求項3ないし7のいずれかの送水管の水撃圧軽減装置。
  11. 減圧水槽の主弁フロ−ト弁のフロ−ト上部のみを開口し、開口部を満水位とし、その上に小口径水位制御弁を付けて、主弁フロート弁の開閉を円滑にする請求項10の送水管の水撃圧軽減装置。
  12. フロート弁の弁体を閉切り状況で水密性を持たせないラフな加工でパイプからの吐出水を吐出水面の上下で制御するラフフロート弁を付ける請求項3ないし7のいずれかの送水管の水撃圧軽減装置。
  13. 水位制御弁に直列にラフフロート弁を付けて制御幅を大きくする請求項3ないし12のいずれかの送水管の水撃圧軽減装置。
  14. ダイヤフラム弁の水量調整ハンドルの上に開度上限を制限する装置の付いた開度制限ダイヤフラム弁からなる取り出し弁を備えた請求項3ないし12のいずれかの送水管の水撃圧軽減装置。
  15. 管路中の減圧弁に近くで、減圧弁よりも下流側の管路にステッキを立てたことを特徴とする送水管の水撃圧低減装置。
  16. ステッキと管路の接続部にステッキ開閉弁を設け、該ステッキ開閉弁を少し開けるか全開した請求項15に記載の水撃圧低減装置。
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