JPH0861531A - Ｖ字形水封弁の水位検出装置 - Google Patents
Ｖ字形水封弁の水位検出装置Info
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- JPH0861531A JPH0861531A JP21830994A JP21830994A JPH0861531A JP H0861531 A JPH0861531 A JP H0861531A JP 21830994 A JP21830994 A JP 21830994A JP 21830994 A JP21830994 A JP 21830994A JP H0861531 A JPH0861531 A JP H0861531A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス洩れの恐れがなく水位監視装置の保守、
点検ができ、従来の検知装置で保守、点検時にはガス本
管のガス置換を必要としていたのを不必要とする。 【構成】 Ｖ字形水封弁の水抜き用シールポットのオー
バーフロー上昇管高さを、Ｖ字形水封弁水封時のシール
水オーバーフロー管高さとほぼ同一レベル高さにまで配
設し、該オーバーフロー上昇管上部の前記シール水オー
バーフロー高さ位置に水位検出センサを設置すると共
に、シールポットオーバーフロー下降管との間に仕切り
弁を設置した。
点検ができ、従来の検知装置で保守、点検時にはガス本
管のガス置換を必要としていたのを不必要とする。 【構成】 Ｖ字形水封弁の水抜き用シールポットのオー
バーフロー上昇管高さを、Ｖ字形水封弁水封時のシール
水オーバーフロー管高さとほぼ同一レベル高さにまで配
設し、該オーバーフロー上昇管上部の前記シール水オー
バーフロー高さ位置に水位検出センサを設置すると共
に、シールポットオーバーフロー下降管との間に仕切り
弁を設置した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、Ｖ字形水封弁（以下Ｖ
弁と称す）水封時の水位を検出するための検出装置に関
するものである。
弁と称す）水封時の水位を検出するための検出装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より製鉄業においては、高炉ガス、
転炉ガス等で一酸化炭素を含んだ多くの有用な燃料ガス
が発生し、その活用のためにガス発生工場と、ガスホル
ダー間、又はガスホルダーと使用工場等を大径のガス管
でガス輸送を行っている。このような大径ガス管におい
ては、輸送途中でのガス遮断は、水封弁を用いるのが一
般的で、ガス遮断が完全になされているかどうかは、大
きなガス事故に繋がるため、水封状況を絶えず監視して
いる。
転炉ガス等で一酸化炭素を含んだ多くの有用な燃料ガス
が発生し、その活用のためにガス発生工場と、ガスホル
ダー間、又はガスホルダーと使用工場等を大径のガス管
でガス輸送を行っている。このような大径ガス管におい
ては、輸送途中でのガス遮断は、水封弁を用いるのが一
般的で、ガス遮断が完全になされているかどうかは、大
きなガス事故に繋がるため、水封状況を絶えず監視して
いる。
【０００３】図３に従来の水封弁装置と、水封状況監視
のための水位検出装置を示した。燃料ガスＧはガス本管
１内をガス供給側（図面右側）から矢印方向へ圧送され
ており、Ｖ字形水封弁２（Ｖ弁）で水供給管３からの水
Ｗにより水封されガスは遮断される。Ｖ弁２内の水は一
定高さに達するとオーバーフロー管から溢流し、シール
ポット５内に溜り、さらにシールポットのオーバーフロ
ー管６を経て、外部に排水される。なお７は水封解除時
にＶ弁に溜っている水を抜くための水抜き弁である。
のための水位検出装置を示した。燃料ガスＧはガス本管
１内をガス供給側（図面右側）から矢印方向へ圧送され
ており、Ｖ字形水封弁２（Ｖ弁）で水供給管３からの水
Ｗにより水封されガスは遮断される。Ｖ弁２内の水は一
定高さに達するとオーバーフロー管から溢流し、シール
ポット５内に溜り、さらにシールポットのオーバーフロ
ー管６を経て、外部に排水される。なお７は水封解除時
にＶ弁に溜っている水を抜くための水抜き弁である。
【０００４】このような装置において水封状況の監視
は、シールポット５のオーバーフロー管６からの排水状
況を目視し、排水されていることを確認することによ
り、Ｖ弁内の所定高さまで水が張られていると判断して
いた。このような検出方法であると、人が絶えず排水の
有無を監視していなければならず、作業上非常に不便で
あった。
は、シールポット５のオーバーフロー管６からの排水状
況を目視し、排水されていることを確認することによ
り、Ｖ弁内の所定高さまで水が張られていると判断して
いた。このような検出方法であると、人が絶えず排水の
有無を監視していなければならず、作業上非常に不便で
あった。
【０００５】この装置の改良型として図２に示すような
検出装置が考えられた。即ちＶ弁２内に検出管８を挿入
し、オーバーフロー管のフロー水と同一レベルまで水位
が上昇することを利用して、検出管内に検知センサ９を
設け、検知センサへの水の到達の有無によって水張り状
況を知り、これを通常の手段によって信号処理し警報発
信装置へ繋ぎ、監視に要していた人員を不要としたもの
である。なお図中１０は検出管８内のドレイン抜き弁で
ある。
検出装置が考えられた。即ちＶ弁２内に検出管８を挿入
し、オーバーフロー管のフロー水と同一レベルまで水位
が上昇することを利用して、検出管内に検知センサ９を
設け、検知センサへの水の到達の有無によって水張り状
況を知り、これを通常の手段によって信号処理し警報発
信装置へ繋ぎ、監視に要していた人員を不要としたもの
である。なお図中１０は検出管８内のドレイン抜き弁で
ある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記のような水位位置
の監視装置は監視装置自体が直接Ｖ弁と連結しているた
め、監視装置の保守、点検に際してはガス本管内をガス
が輸送されている時はガス洩れの恐れがあり、Ｖ弁の水
封が必要とされている。従って保守、点検の時期設定が
限定され、また工事施工や修理時にはガス管内の有毒ガ
スを無害ガスに置換を必要とする場合もあり、作業性が
悪く、作業時間も多く必要としていた。
の監視装置は監視装置自体が直接Ｖ弁と連結しているた
め、監視装置の保守、点検に際してはガス本管内をガス
が輸送されている時はガス洩れの恐れがあり、Ｖ弁の水
封が必要とされている。従って保守、点検の時期設定が
限定され、また工事施工や修理時にはガス管内の有毒ガ
スを無害ガスに置換を必要とする場合もあり、作業性が
悪く、作業時間も多く必要としていた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであって、その要旨とすると
ころはＶ字形水封弁の水抜き用シールポットのオーバー
フロー上昇管高さを、Ｖ字形水封弁水封時のシール水オ
ーバーフロー管高さとほぼ同一レベル高さにまで配設
し、該オーバーフロー上昇管上部の前記シール水オーバ
ーフロー高さ位置に水位検出センサを設置すると共に、
シールポットオーバーフロー下降管との間に仕切り弁を
設置したことを特徴とするＶ字形水封弁の水位検出装置
にある。
決するためになされたものであって、その要旨とすると
ころはＶ字形水封弁の水抜き用シールポットのオーバー
フロー上昇管高さを、Ｖ字形水封弁水封時のシール水オ
ーバーフロー管高さとほぼ同一レベル高さにまで配設
し、該オーバーフロー上昇管上部の前記シール水オーバ
ーフロー高さ位置に水位検出センサを設置すると共に、
シールポットオーバーフロー下降管との間に仕切り弁を
設置したことを特徴とするＶ字形水封弁の水位検出装置
にある。
【０００８】
【作用および実施例】図１は本発明の実施例を示す図面
である。シールポット５のオーバーフロー管６を上方
へ、Ｖ弁水封時のシール水オーバーフロー高さと略同一
高さまで延長し上昇管１１とし、この水位レベルに検知
センサ９を設置する。なお１２は下降管であり、１３は
水封仕切り弁である。
である。シールポット５のオーバーフロー管６を上方
へ、Ｖ弁水封時のシール水オーバーフロー高さと略同一
高さまで延長し上昇管１１とし、この水位レベルに検知
センサ９を設置する。なお１２は下降管であり、１３は
水封仕切り弁である。
【０００９】Ｖ弁の水封時には水封仕切り弁１３を閉に
しシールポットに溜った水を上昇管１１、下降管１２を
通ってオーバーフローさせることによって検知センサ９
で水位を検知することができる。また、非水封時には水
封仕切り弁１３を開にすることにより、該仕切り弁まで
は絶えず水位を確保できているため、非水封時であって
もガス本管からのガス漏洩はなく、監視装置の保守、点
検がガス洩れの心配をすることなく実施できる。特に図
に示さなかったが、検知センサーからの信号処理は勿論
可能で水位低下を警報発信で知ることができる。
しシールポットに溜った水を上昇管１１、下降管１２を
通ってオーバーフローさせることによって検知センサ９
で水位を検知することができる。また、非水封時には水
封仕切り弁１３を開にすることにより、該仕切り弁まで
は絶えず水位を確保できているため、非水封時であって
もガス本管からのガス漏洩はなく、監視装置の保守、点
検がガス洩れの心配をすることなく実施できる。特に図
に示さなかったが、検知センサーからの信号処理は勿論
可能で水位低下を警報発信で知ることができる。
【００１０】
【発明の効果】本発明によればガス水封弁の水封の有無
に拘らず、ガス洩れの恐れがなく水位監視装置の保守、
点検ができ、また従来検知装置で保守、点検時にはガス
本管のガス置換を必要としていたのが不必要となり安全
性の確保、作業性の改善等多くの効果を有する。
に拘らず、ガス洩れの恐れがなく水位監視装置の保守、
点検ができ、また従来検知装置で保守、点検時にはガス
本管のガス置換を必要としていたのが不必要となり安全
性の確保、作業性の改善等多くの効果を有する。
【図１】従来の水封弁の監視装置を示す図
【図２】改良型の水封弁の監視装置を示す図
【図３】本発明の水封弁の監視装置を示す図
１ ガス本管 ２ Ｖ弁 ３ 水供給管 ４ 水封オーバーフロー管 ５ シールポット ６ シールポットオーバーフロー管 ７ 水抜き弁 ８ 検出管 ９ 検知センサ １０ ドレイン抜き弁 １１ 上昇管 １２ 下降管 １３ 水封仕切り弁 Ｇ ガス Ｗ 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇梶 信生 大分県大分市向原西１丁目１番36号 太平 工業株式会社大分支店内
Claims (1)
- 【請求項１】 Ｖ字形水封弁の水抜き用シールポットの
オーバーフロー上昇管高さを、Ｖ字形水封弁水封時のシ
ール水オーバーフロー管高さとほぼ同一レベル高さに配
設し、該オーバーフロー上昇管上部の前記シール水オー
バーフロー高さ位置に水位検出センサを設置すると共
に、シールポットオーバーフロー下降管との間に仕切り
弁を設置したことを特徴とするＶ字形水封弁の水位検出
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06218309A JP3103483B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | Ｖ字形水封弁の水位検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06218309A JP3103483B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | Ｖ字形水封弁の水位検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861531A true JPH0861531A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3103483B2 JP3103483B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=16717830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06218309A Expired - Fee Related JP3103483B2 (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | Ｖ字形水封弁の水位検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3103483B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100815982B1 (ko) * | 2006-10-31 | 2008-03-21 | 주식회사 포스코 | 시일포트의 가스누출 자동 감지장치 |
| JP2008190568A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Waterworks Technology Development Organization Co Ltd | 流体輸送管の流体遮断方法 |
| JP2009114960A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 復水器の真空破壊弁のシール構造及び発電設備 |
| KR101431032B1 (ko) * | 2012-12-27 | 2014-08-18 | 주식회사 포스코 | 씰포트 장치 및 가스 처리 장치 |
| CN104089182A (zh) * | 2014-06-19 | 2014-10-08 | 马钢(集团)控股有限公司 | 一种用于高炉煤气管网的输送系统及其操作方法 |
| JP2016095046A (ja) * | 2014-11-12 | 2016-05-26 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 緊急ガス遮断システム |
| CN107747638A (zh) * | 2017-11-15 | 2018-03-02 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 一种u型水封装置 |
| JP2021039263A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 日本製鉄株式会社 | ガス遮断装置の模擬体験装置 |
| CN112879608A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-01 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种隔断机构及隔断装置 |
| CN113090802A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-07-09 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种煤气管道u型水封控制系统及控制方法 |
| CN115449585A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-12-09 | 北京首钢股份有限公司 | 转炉风机煤气管路的水封系统及其控制方法 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP06218309A patent/JP3103483B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100815982B1 (ko) * | 2006-10-31 | 2008-03-21 | 주식회사 포스코 | 시일포트의 가스누출 자동 감지장치 |
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| CN104089182A (zh) * | 2014-06-19 | 2014-10-08 | 马钢(集团)控股有限公司 | 一种用于高炉煤气管网的输送系统及其操作方法 |
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| JP2021039263A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 日本製鉄株式会社 | ガス遮断装置の模擬体験装置 |
| CN112879608A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-01 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种隔断机构及隔断装置 |
| CN113090802A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-07-09 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种煤气管道u型水封控制系统及控制方法 |
| CN115449585A (zh) * | 2022-08-19 | 2022-12-09 | 北京首钢股份有限公司 | 转炉风机煤气管路的水封系统及其控制方法 |
| CN115449585B (zh) * | 2022-08-19 | 2023-09-29 | 北京首钢股份有限公司 | 转炉风机煤气管路的水封系统及其控制方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3103483B2 (ja) | 2000-10-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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