JPH1110106A - 汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法 - Google Patents
汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法Info
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- JPH1110106A JPH1110106A JP9162910A JP16291097A JPH1110106A JP H1110106 A JPH1110106 A JP H1110106A JP 9162910 A JP9162910 A JP 9162910A JP 16291097 A JP16291097 A JP 16291097A JP H1110106 A JPH1110106 A JP H1110106A
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Abstract
確認することが可能であるとともに、遮蔽槽に万一破損
が生じた場合にも、これを確実に検知して、迅速な対応
を可能とすることができるような汚染物の地中封じ込め
施設の漏洩管理方法を提供する。 【解決手段】 遮蔽槽13内部の水位および地中封じ込
め施設11外部の地下水21の水位をそれぞれ監視して
おき、遮蔽槽13において破損が生じた際には、これら
の水位の変動を観測することにより、破損の存在を検知
する。
Description
じ込めておくための施設、例えば、廃棄物の最終処分場
や重金属等に汚染された土壌の保管施設等に適用され
て、汚染物を封じ込めておくための遮蔽槽に破損が生じ
た場合においても、この破損を早期に検知して、施設か
ら外部へ汚染物および汚染水が漏洩することを防止する
ための汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法に関す
るものである。
を確実に防止し得るものであることが必要であり、この
ため、従来においては、例えば、図7に示すような構造
が採用されている。図7に示す汚染物の地中封じ込め施
設1は、不透水性を有する遮水シート2と、ジオテキス
タイル等の排水材3、およびフィルター材4、粘土層5
を積層して造成した遮蔽槽7内に、汚染物8を封じ込め
るようにしたものである。また、図8に示す汚染物の地
中封じ込め施設1は、鉄筋コンクリート造の遮蔽槽7を
地中に構築して、その内部に汚染物8を封じ込めるよう
にしたものである。
とするものは、遮水槽と称され、また、鉄筋コンクリー
ト造のものは遮断槽と称されるが、いずれの場合も充分
な止水性(水密性)と耐久性を確保することはもとよ
り、遮蔽槽7の上部に覆土9を行なうとともに、その周
囲に集水渠10や集水ますを設けて、雨水が内部に流入
することのないようにしている。
においては、汚染物8および遮蔽槽7内部に滞留する汚
染水の外部への漏出を防ぐために厳重な遮水対策が採ら
れているが、施設建設時や長期に渡る施設の運用期間中
には、何らかの予期しない異常が生じることも想定され
る。この場合には、遮蔽槽7内部に封じ込められた汚染
物8および汚染水が外部に漏洩してしまう事態も完全に
は否定できないことから、より万全を期すために、施工
完了時においては品質確認を十分に行い、さらに、施設
の供用開始後においては、施設の健全性を確認するため
の監視を常時行う必要があるといわれている。
いた汚染物の地中封じ込め施設1の施工品質を確認する
場合には、遮水シート2の継ぎ目部分が気密性を有して
いるか否かを検査することによって、遮蔽槽7が止水性
をもって施工されたか否かの判断をおこなってきた。
の確認を行うための監視を行うにあたっては、施設の周
辺に観測井を設けておいて、そこから地下水をサンプリ
ングしその水質を調査することが行われてきた。このよ
うな採水分析により、施設に封じ込められた汚染物8に
含まれる成分が、施設周辺の地盤中から所定の基準値を
超えて検出された場合には、施設から汚染物8が漏洩し
ている可能性があると考えられ、これにより施設の健全
性が判断されることとなる。
たような施工品質の検査は、汚染物の封じ込め施設1の
規模や形状によっては、多大の費用および手間がかかる
こととなる。
7から漏洩した汚染物質が観測井に達するまでに、数ヶ
月以上を要し、さらに、採水分析自体が数ヶ月程度の間
隔をおいて定期的に行われるのが通常であることから、
遮蔽槽7が破損し周辺の地盤に汚染物が漏洩したとして
も、破損の発生からその検知までには、相当の期間を要
してしまうと考えられる。
みちと称される地盤中の地下水の流路に依存して行われ
るため、上述の汚染物の地中封じ込め施設1において、
何らかの原因により汚染物8の一部が周辺地盤に漏洩し
たとしても、観測井が水みちに沿って配置されていなけ
れば、観測井からは汚染物8が検出されないことも考え
られる。
簡便に確認することができるとともに、遮蔽槽の破損を
確実かつ迅速に検知することができるような技術の開発
が望まれていた。
われたもので、上述したような従来の施設の品質確認方
法および監視方法に比較して、より容易に遮蔽槽の健全
性を確認することが可能であるとともに、遮蔽槽に万一
破損が生じた場合にも、これを確実に検知して、迅速な
対応をとることができるような、汚染物の地中封じ込め
施設の漏洩管理方法を提供することを目的とする。
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方
法は、地中に設けた遮蔽槽内に汚染物を封じ込めておく
施設に適用されて、該遮蔽槽において破損が生じた場合
に、該破損を早期に検知して、前記汚染物および遮蔽槽
内部に滞留する汚染水が外部に漏洩することを防止する
ための汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法であっ
て、前記遮蔽槽内部の水位および前記地中封じ込め施設
外部の地下水位をそれぞれ監視しておき、前記遮蔽槽に
おいて破損が生じた際には、これらの水位の変動を観測
することにより、前記破損の存在を検知することを特徴
とする。
方法においては、遮蔽槽において破損が生じた際に、遮
蔽槽内部の水位および施設外部の地下水位が、それぞれ
同じ値に近づくように変動するため、この変動を観測す
ることにより、遮蔽槽の破損の存在を検知することがで
きる。
の漏洩管理方法は、請求項1記載の汚染物の地中封じ込
め施設の漏洩管理方法であって、前記遮蔽槽内部の水位
に影響を与えることが想定される物性量を観測して、こ
れら物性量と前記遮蔽槽内部の水位との関係をあらかじ
め調べておき、前記破損の存在を検知するにあたって
は、前記遮水槽内部の水位変動のうち前記物性量による
寄与を差し引いた値を使用することを特徴とする。
方法によれば、遮蔽槽内部の水位が遮蔽槽の破損以外の
影響により変動している場合においても、その影響分を
除外することにより、遮蔽槽の破損に伴う遮蔽槽内部の
水位変動を確実に検知することが可能である。
の漏洩管理方法は、請求項1記載の汚染物の地中封じ込
め施設の漏洩管理方法であって、前記遮蔽槽内部の水位
に影響を与えることが想定される物性量を観測して、こ
れら物性量と前記遮蔽槽内部の水位との関係をあらかじ
め調べておくとともに、前記物性量の変動の過去の観測
実績から、前記遮蔽槽内部において発生が想定される前
記物性量の変動に基づく水位変動幅の最大値を設定して
おき、前記遮蔽槽内部の水位が前記水位変動幅の最大値
を超えて変動することにより、前記破損の存在を検知す
ることを特徴とする。
染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法においては、遮
蔽槽内部に生じる水位変動が、遮蔽槽の破損によるもの
であるか否かを容易に判断することが可能である。
の漏洩管理方法は、請求項2または3記載の汚染物の地
中封じ込め施設の漏洩管理方法であって、前記物性量と
して、少なくとも以下のないしのいずれか一つまた
はそれ以上が選択されることを特徴とする。 施設外
地下水位、 施設内空気圧、 大気圧、 施設内
温度、地盤沈下量。
方法は、上記のような構成とされるために、施設がどの
ような形態のものであっても、遮蔽槽内部の水位の変動
に大きく寄与する物性量のうち、遮蔽槽の破損によるも
の以外のものを把握することができる。
の漏洩管理方法は、請求項3または4記載の汚染物の地
中封じ込め施設の漏洩管理方法であって、前記遮蔽槽内
部の水位と前記水位変動幅の最大値とに基づいて、前記
物性量の変動によって前記遮蔽槽内部の水位が変動する
場合の上限水位および下限水位を設定しておき、前記遮
蔽槽内部の水位が、これら上限水位および下限水位の間
に含まれるか否かをもって、前記破損の存否を判断する
ことを特徴とする。
方法は、遮蔽槽内部の水位が上限水位および下限水位の
間に含まれるか否かをもって前記破損の存否が判断され
るために、施設を簡易な構成で運用することが可能とな
る。
の漏洩管理方法は、請求項5記載の汚染物の地中封じ込
め施設の漏洩管理方法であって、前記上限水位および下
限水位を時間的に変化させることを特徴とする。
方法によれば、上限水位および下限水位を物性量の季節
や年月日ごとの変化に対応させて設定することができ
る。
を、図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発
明の実施の形態の一例を模式的に示す図であり、符号1
1は汚染物の地中封じ込め施設を示す。汚染物の地中封
じ込め施設11は、地盤G中に建設されるとともに、ゴ
ム製の遮水シート12を主体として構成された遮蔽槽1
3を備えてなるものである。
されるとともに、汚染物14の浸出水である汚染水15
が滞留して、水面15aを形成している。さらに、遮蔽
槽13には、汚染水15の水位(以下、施設内水位H1
と呼ぶ。)を観測するための施設内水位観測井17が形
成されている。施設内水位観測井17内における汚染水
15の水面15aの上側および下側には、レベルセンサ
19,19がそれぞれ配置されており、これらレベルセ
ンサ19,19は、遮水槽13の外部に設置された図示
しない制御装置に対して接続されるとともに、この制御
装置を介して図示しない警報機と接続されている。一
方、地盤G中には、地盤G中に滞留する地下水21の水
位(以下、施設外水位H2と呼ぶ。)を観測するための
施設外水位観測井22が設けられている。
主要な構成であるが、次に、本実施の形態における施設
の漏洩管理方法について説明する。汚染物の地中封じ込
め施設11を安全に運用するためには、施工完了時の品
質検査および施設の供用開始後の監視を十分に行うこと
が欠かせないが、本実施の形態においては、これらを以
下のようにして行うこととする。
ーチャートに示すように、まず、施設内水位H1の計測
を行うとともに、施設内水位H1の変動に影響を与える
ことが想定される各種影響要因の物性量の計測を行う
(ステップSa1)。この際、計測が行われる各種影響
要因の項目としては、具体的には、施設外水位H2、
施設内空気圧、大気圧、施設内温度、地盤沈下
量、その他が選択される。
各項目との相関関係を調べ(ステップSa2)、相関性
がないと判断される項目については計測を中止し(ステ
ップSa3)、また、相関性があると判断される項目に
ついては、その項目の物性量の変化が、施設内水位H1
の水位の変化に与える影響を定量的に評価することとす
る(ステップSa4)。なお、この評価においては、例
えば、施設内水位H1が施設外水位H2に影響を受けてい
る場合には、施設外水位H2の1cmの変動に対応し
て、施設内水位H1がxcm変動する、といったよう
に、個々の影響要因による具体的な影響量が算出され
る。
る要因の調査およびその影響量の定量的な把握が行われ
たならば、これら影響要因の物性量の計測を施設内水位
H1の観測に平行して継続することとし、観測された施
設内水位H1から、影響要因の物性量の変動による寄与
分を差し引いた値を随時算出し、この算出された値が変
動しているか否かの判断を行う(ステップSa5)。
施設内水位H1の変動のうち、遮蔽槽13の破損以外の
原因による寄与を除いたものを表していると考えられ
る。したがって、この値が変動していなければ、施設に
おいて漏洩が生じていることは考えられず、これによ
り、施設の品質確認が完了される(ステップSa6)。
値が変動している場合には、遮蔽槽13に何らかの異常
が発生していることが考えられる。この場合、特に、施
設内水位H1が施設外水位H2に近づくように変動してい
れば、遮蔽槽13の一部が破損し、これにより汚染水1
5の施設外部への漏洩、または地下水21の遮蔽槽13
内部への流入が発生していると考えられ、したがって、
汚染物14の成分が地盤Gに対して漏洩する可能性があ
ると判断される(ステップSa7)。また、このよう
に、汚染物14の成分の漏洩の可能性があるとの判断が
なされた場合には、遮蔽槽13に対して対策工を実施す
ることとする(ステップSa8)。
設内水位H1とないしの影響要因との相関性の判断
は、これらの観測結果を比較することにより行われるも
のであるが、一般的には、これらの相関性は、以下のよ
うに説明することができる。
って構成されている場合には、遮蔽槽は、遮蔽槽外部か
らの地下水圧の影響を受けて、その形状が変化するた
め、遮蔽槽内部の水位(施設内水位)も地下水位(施設
外水位)の影響を受けて変化することとなる。また、遮
蔽槽が完全に密閉されるか、または、それに近い状態と
されているならば、外気温変化や遮蔽槽内部の汚染物か
ら発生するガスや汚染物による酸素の消費によって施設
内空気圧が変化し、これにより汚染水水面下の水圧が変
化して、あたかも施設内水位が変化したような測定結果
が得られる可能性がある。
態とされている場合には、施設内空気圧が大気圧に追随
して変化するために、これにより汚染水水面に作用する
気圧が変化し、汚染水の水位(施設内水位)の変動が観
測される可能性がある。さらに、施設内温度の変化によ
って、汚染水に体積膨張または収縮が発生し、これによ
り施設内水位が変動する可能性がある。また、もちろ
ん、施設周辺に生じる地盤沈下によって、観測井と施設
との相対位置が変化し、これにより、施設内水位が変動
したかのような観測結果が得られることも考えられる。
の相関関係は、施設の形状および形態に依存することと
なるが、本実施の形態の汚染物の地中封じ込め施設11
においては、遮蔽槽13を構成する遮水シート12がゴ
ム製の可撓性をもった材料により形成されること、およ
び、遮蔽槽13に対して施設内水位観測井17が設けら
れ遮蔽槽13内部が外気と連通状態とされることから、
主に、施設外水位H2および大気圧の影響が支配的
であると想定される。
中封じ込め施設11の施工完了時の品質確認の手順であ
るが、次に、汚染物の地中封じ込め施設11の供用が開
始された後に、施設の監視を行う際の手順を図3のフロ
ーチャートを参照して説明する。
b1からステップSb4までの手順は、図2に示した施
設の品質確認の手順におけるステップSa1からSa4
までと全く同様である。すなわち、施設内水位H1の計
測を行うと同時に、施設内水位H1の変動に影響を与え
ることが想定される各種影響要因(施設外水位H2、
施設内空気圧、大気圧、施設内温度、地盤沈下
量、その他)の物性量の計測を行い(ステップSb
1)、次に、施設内水位H1と上記ないしの各項目
との相関関係を調べ(ステップSb2)、相関性がない
と判断される項目については計測を中止し(ステップS
b3)、また、相関性があると判断される項目について
は、その項目の物性量の変化が施設内水位H1の水位の
変化に与える影響を定量的に評価する(ステップSb
4)。なお、図2に示したような手順で施設の施工品質
の確認を行った際には、ステップSb1からSb4まで
の手順を省略して、図2におけるステップSa1からS
a4までの手順によって得られた結果をそのまま利用す
るようにしても構わない。
与える要因の調査およびその影響量の定量的な把握が行
われたならば、次に、これら影響要因の過去の観測実績
を参照して、施設内水位H1において、これら影響要因
に基づく水位変動が生じた場合に予想される変動幅の最
大値(管理幅ΔH)を算定する。本実施の形態の汚染物
の地中封じ込め施設11においては、施設内水位H1
が、主に、施設外水位H2および大気圧から影響を受け
るので、過去の施設外水位H2の最高観測水位および最
低観測水位から、施設外水位H2の変動幅の最大値を算
出するとともに、過去の最低大気圧および最高大気圧か
ら、予想される大気圧の変動幅の最大値を算出し、これ
ら施設外水位H2および大気圧の変動幅の最大値から、
施設内水位H1が平常時に比較して最大でどれだけ変動
するかを算出することとする。さらに、このようにして
算出された施設内水位H1の変動幅の最大値(管理幅Δ
H)と施設内水位H1の平常時の値(基準値)とから、
上記影響要因に基づいて施設内水位H1に変動が生じた
場合の上限水位Ha1および下限水位Ha2を設定して、こ
れらを施設の管理を行う上での管理値として設定する
(ステップSb5)。
管理値(上限水位Ha1および下限水位Ha2)を設定した
ら、施設内水位観測井17の内部に設けられたレベルセ
ンサ19,19の位置をこれら上限水位Ha1および下限
水位Ha2の位置にそれぞれ合わせておく。これにより、
レベルセンサ19,19間の高低差は、管理幅ΔHと同
一になる(図1参照)。
じ込め施設11の運用を行う。運用期間中は、施設内水
位観測井17において、施設内水位H1の観測を定期的
または連続的に行う(ステップSb6)。
いる間に、施設内水位観測井17において、先のステッ
プSb5において設定された変動幅の最大値(管理幅Δ
H)を超えて施設内水位H1の変動が生じた場合には、
レベルセンサ19によって、これが検知され、図示しな
い警報機から警報が発せられることとなる。また、逆
に、レベルセンサ19,19によって、施設内水位H1
の変動が何ら検知されていない場合には、施設内水位H
1は、レベルセンサ19,19間に位置していると考え
られ、この場合には、施設内水位H1はステップSb5
において設定された変動幅の最大値の範囲内(管理幅Δ
H内)で変動していると考えられる。
(上限水位Ha1および下限水位Ha2)を超えて変動して
いるか否かを判断し(ステップSb7)、施設内水位H
1の変動が管理値を超えていれば、遮蔽槽13に破損が
発生し、これにより汚染水15が外部に漏洩する可能性
があるとの判断が行われ(ステップSb8)、遮蔽槽1
3の破損に対する対策工が実施される(ステップSb
9)。一方、施設内水位H1の変動が管理値を越えなけ
れば、施設の運用および施設内水位H1の定期的な観測
を継続する。
管理方法の具体的な手順である。このように本実施の形
態の施設の漏洩管理方法においては、施設内水位H1お
よび施設外水位H2をそれぞれ監視しておき、遮蔽槽1
3において破損が生じた際には、これらの水位変動を観
測することにより、破損の存在を検知する構成が採用さ
れている。また、この際の遮蔽槽13における破損の存
否は、施設外水位H2と施設内水位H1とが互いに近づく
ように変動するか否かによって容易に判断が可能であ
る。
れば、特別な装置等を必要とすることなく簡便に施設の
品質確認を行うことが可能であるとともに、従来行われ
てきた採水分析による施設の管理方法に比べ、より迅速
かつ確実に施設の監視を行うことができる。
本実施の形態の施設の品質確認方法は、遮蔽槽13内部
の水位に影響を与えることが想定される影響要因の物性
量を観測して、これら物性量と施設内水位H1との関係
をあらかじめ調べておくとともに、遮蔽槽13に生じる
破損の存在を検知するにあたっては、施設内水位H1に
生じる変動のうちこれら物性量による寄与を差し引いた
値を使用する構成とされている。
より変動している場合においても、これらによる影響分
を除外して、遮蔽槽13の破損に伴う施設内水位H1の
変動のみを抽出することができ、これにより、遮蔽槽1
3の破損を確実に検知することができる。
した本実施の形態の施設の監視方法においては、遮蔽槽
13内部の水位に影響を与えることが想定される物性量
を観測して、これら物性量と施設内水位H1との関係を
あらかじめ調べておくとともに、各影響要因の物性量の
変動の過去の観測実績から、これら物性量の変動に基づ
く施設内水位H1の変動幅を設定しておき、施設内水位
H1がこの変動幅を超えて変動することにより、破損の
存在を検知する構成が採用されている。
変動が、遮蔽槽13の破損によるものであるか否かの判
断を自動的に行うことができ、遮蔽槽13における破損
の存否を判断を行う上で、施設内水位H1やそれに対し
て影響を与える各種影響要因の観測結果を詳細に検討す
る必要がない。
視方法においては、施設内水位H1に影響を与える物性
量として、施設外水位H2(地下水位)、施設内空
気圧、大気圧、施設内温度、地盤沈下量、その
他が選択され、これらからのそれぞれと施設内水位
H1との相関性が検討される構成とされている。
形状のものであっても、施設内水位H1に影響を与える
項目全てを網羅することができ、特に、これらの項目中
に上記ないしの項目が含まれるため、遮蔽槽13の
破損による原因以外の施設内水位H1の変動の原因とし
て重要と思われるものを確実に把握することができる。
おいては、施設内水位H1の平常時の基準値と、上記の
ように設定された変動幅の最大値(管理幅ΔH)とに基
づいて、各影響要因の物性量の変動に基づいて施設内水
位H1が変動する場合の上限水位Ha1および下限水位Ha
2を決定し、これら上限水位Ha1および下限水位Ha2を
管理値として設定するとともに、施設内水位H1がこの
管理値を超えて変動するか否かをもって、遮蔽槽13に
おける破損の存否を判断するという構成が採用されてい
る。
の地中封じ込め施設11を運用するにあたっては、図1
に示すように、施設内水位観測井17に対して設置され
たレベルセンサ19,19の位置を、上記のようにして
設定された上限水位Ha1および下限水位Ha2に合わせて
おき、汚染水15の水面がレベルセンサ19,19の位
置に達した場合に、警報を発するようにしておけばよ
く、こうすることによって遮蔽槽13において生じた破
損を、迅速かつ確実に検知することが可能となる。ま
た、施設を監視するにあたって用いるべき装置構成を簡
便なものとすることができる。
したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものでは
なく、上記実施の形態において、汚染物の地中封じ込め
施設11の各部の構造や、施設の監視方法等の詳細等の
構成を変化させるようにしても構わない。
た施設内水位H1の管理値(上限水位Ha1および下限水
位Ha2)を、各影響要因の時間的な変動に対応させて、
時間的に変化させるようにしても構わない。
以下に説明する。上記実施の形態において、施設内水位
H1に影響を与えるとされた各影響要因のうち、特に、
の施設外水位H2は、雨期には平均的に上昇し、乾期
には平均的に低下する傾向をもっている。このため、施
設外水位H2の季節的な変動に伴い、施設内水位H1も雨
期と乾期とで季節的に上下動することが予想される。こ
のことを模式的に示したのが図4のグラフであり、図中
縦軸は、施設内水位H1を、横軸は時間を、それぞれ示
している。
施設内水位H1の変動幅の最大値(管理幅ΔH)は、こ
のような施設内水位H1の季節的な変動を含んだ形で設
定されている。しかしながら、遮蔽槽13の破損による
施設内水位H1の変動が、比較的短時間のうちに起こる
ことを考えれば、変動幅の最大値(管理幅ΔH)も、本
来ならば、短期的な降雨による施設外水位H2の変動や
大気圧による変動などの比較的短周期での変動に起因す
るもののみに基づいて設定すべきであると考えられる。
に基づく施設内水位H1の変動を、長周期的な変動によ
る寄与と短周期的な変動による寄与とに分離して、短周
期的な変動による寄与のみから変動幅の最大値を決定
し、これを大気圧の変動に基づく変動幅の最大値に加え
ることによって、管理幅ΔHを算出することとする。
を、施設内水位H1の平常時の値(基準値)に加えるこ
とによって、管理値(上限水位Ha1および下限水位Ha
2)を決定するわけであるが、このとき、使用する施設
内水位H1の基準値を、図4に示すような施設内水位H1
の季節的な変動傾向に対応させる。このように管理値を
設定した場合、管理値自体も季節的な変動傾向をもつこ
ととなり、図4に示すように、雨期には、上限水位Ha1
および下限水位Ha2は比較的高い位置に設定され、乾期
には、上限水位Ha1および下限水位Ha2は、雨期に比較
して低い位置に設定されることとなる。
去の変動量から単純に上限水位Ha1および下限水位Ha2
を設定した場合に比べて、施設外水位H2の季節的な変
動による影響を除外して、上限水位Ha1と下限水位Ha2
の水位差(管理幅ΔH)を小さくすることができ、これ
により、遮蔽槽13に破損が生じた際には、より迅速に
これを検知することができる。
時間的に適切に変動させて、施設内水位H1の変動幅の
最大値をより小さく設定することが可能であり、これに
より、遮蔽槽13の破損の検知の精度を向上させて、施
設の監視方法の安全性を高めることができる。
方法を、図5のフローチャートに示すような手順で行う
ようにしても構わない。図5に示した手順において、ス
テップSc1からステップSc4は、先に、図3のフロ
ーチャートを参照して説明した施設の監視方法における
ステップSb1からSb4までの手順と全く同一であ
る。図5に示す手順が、図3に示した手順と異なる点
は、ステップSc4において施設内水位H1に影響を与
える要因の調査およびその影響量の定量的な把握が行わ
れたならば、これら影響要因における物性量の計測を施
設内水位H1の観測と平行して継続するとともに、観測
された施設内水位H1を、各影響要因の物性量の変動に
よる寄与分を差し引くことによって補正し(ステップS
c5)、この補正された施設内水位H1が変動している
か否かをもって、遮蔽槽13から汚染水15の漏洩が生
じているか否かの判断を行う(ステップSc6)という
点である。 また、ステップSc6において、遮蔽槽1
3から汚染水15の漏洩が発生している可能性があると
判断された場合(ステップSc7)には、遮蔽槽13に
対して対策工を実施することとし(ステップSc8)、
また、遮蔽槽13に何ら異常が認められないと判断され
た場合には、施設内水位H1および各影響要因の観測を
引き続き行うこととする。
遮蔽槽13に異常が発生した際に、これを即座に検出す
ることができ、施設内水位H1に管理値を設定し、管理
値の範囲内に施設内水位H1があるか否かをもって遮蔽
槽13の健全性を判断する場合に比較して、より早期に
遮蔽槽13に対して対策工を実施することができる。
上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図
6に示すように、遮蔽槽13を鉄筋コンクリートによっ
て形成するようにしても構わない。また、図6の汚染物
の地中封じ込め施設11のように、施設内水位観測井1
7および施設外水位観測井22に対して、水位センサ2
4および25を設けておき、施設内水位H1および施設
外水位H2を連続的に計測するようにしても構わない。
また、この際、図示しない制御装置に水位センサ24お
よび25を接続するとともに、この制御装置に対して施
設内空気圧、大気圧、施設内温度、地盤沈下量等の連続
計測を行った結果を随時入力するようにすれば、図5の
ステップSc1からSc8に示したような手順による施
設の監視を良好に行うことができる。
染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法は、汚染物が封
じ込められる遮蔽槽内部の水位と施設外部の地下水位と
をそれぞれ監視しておき、遮蔽槽において破損が生じた
際には、これらの水位の変動を観測することにより、破
損の存在を検知する構成とされている。したがって、こ
の漏洩管理方法を用いることによって、特別な装置等を
必要とすることなく簡便に施設の品質確認行うことがで
きると同時に、従来行われてきた採水分析による施設の
管理方法に比べ、より迅速かつ確実に施設の監視を行う
ことができる。
の漏洩管理方法は、遮蔽槽内部の水位に影響を与えるこ
とが想定される影響要因の物性量を観測して、これら物
性量と施設内水位との関係をあらかじめ調べておくとと
もに、遮蔽槽に生じる破損の存在を検知するにあたって
は、遮蔽槽内部の水位変動のうち、これらの物性量によ
る寄与を差し引いた値を使用する構成とされている。し
たがって、施設内水位が各種要因により変動している場
合においても、これらによる影響分を除外して、遮蔽槽
の破損に伴う施設内水位の変動のみを抽出することがで
き、これにより、遮蔽槽の破損を確実に検知することが
できる。
の漏洩管理方法は、遮蔽槽内部の水位に影響を与えるこ
とが想定される物性量を観測して、これら物性量と遮蔽
槽内部の水位との関係をあらかじめ調べておくととも
に、各影響要因の物性量の変動の過去の観測実績から、
これら物性量の変動に基づく遮蔽槽内部の水位の変動幅
を設定しておき、遮蔽槽内部の水位が、この変動幅を超
えて変動することにより、破損の存在を検知する構成と
されている。これにより、遮蔽槽内部に生じる水位変動
が、遮蔽槽の破損によるものであるか否かの判断を自動
的に行うことができ、施設内水位やそれに対して影響を
与える各種影響要因の観測結果を詳細に検討するといっ
た必要がない。さらに、施設の漏洩管理を自動計測によ
り行うことも可能である。
の漏洩管理方法は、遮蔽槽内部の水位に影響を与える物
性量として、少なくとも、施設外水位(地下水位)、
施設内空気圧、大気圧、施設内温度、および、
地盤沈下量のうちのいずれか一つまたはそれ以上が選択
され、これらと遮蔽槽内部の水位との相関性が検討され
る構成とされている。これにより、施設がどのような形
態および形状のものであっても、遮蔽槽内部の水位に大
きな影響を与えると想定される項目のうち、遮蔽槽の破
損による以外のものを確実に把握することができる。し
たがって、遮蔽槽内部に水位変動が発生した場合に、こ
れが、遮蔽槽の破損に起因するものか否かの特定を容易
に行うことができる。
の漏洩管理方法は、遮蔽槽内部の水位と、設定された変
動幅とに基づいて、各影響要因の物性量の変動に基づい
て遮蔽槽内の水位が変動する場合の上限水位および下限
水位を決定するとともに、遮蔽槽内の水位が、これら上
限水位および下限水位の範囲内に存在するか否かをもっ
て、遮蔽槽における破損の存否を判断するため、破損の
存在を容易に検知することが可能となる。また、この漏
洩管理方法は、レベルセンサなどを用いた比較的簡便な
装置構成により、容易に実行することが可能である。
の漏洩管理方法によれば、上限水位および下限水位を時
間的に変化させることにより、遮蔽槽内部の水位に影響
を与える各影響要因の物性量の季節や年月日ごとの変化
に対応して、より高精度に遮蔽槽の破損を検出すること
ができる。
地中封じ込め施設の一例を示す立断面図である。
理方法を、施設の施工品質確認に適用した場合の手順を
示すフローチャートである。
理方法を、施設の監視に適用した場合の手順を示すフロ
ーチャートである。
理方法において、遮蔽槽内部の水位(施設内水位)と、
設定すべき上限水位および下限水位と関係の時間的推移
を模式的に示すグラフである。
理方法を、施設の監視に適用した場合の手順を示すフロ
ーチャートであって、図3に示した例とは別の例を示す
図である。
地中封じ込め施設の一例を示す図であって、図1に示し
たものとは別の実施の形態を示す立断面図である。
例を示す立断面図である。
例を示す立断面図であって、図7とは別の例を示す図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 地中に設けた遮蔽槽内に汚染物を封じ込
めておく施設に適用されて、該遮蔽槽において破損が生
じた場合に、該破損を早期に検知して、前記汚染物およ
び遮蔽槽内部に滞留する汚染水が外部に漏洩することを
防止するための汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方
法であって、 前記遮蔽槽内部の水位および前記地中封じ込め施設外部
の地下水位をそれぞれ監視しておき、前記遮蔽槽におい
て破損が生じた際には、これらの水位の変動を観測する
ことにより、前記破損の存在を検知することを特徴とす
る汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の汚染物の地中封じ込め施
設の漏洩管理方法であって、 前記遮蔽槽内部の水位に影響を与えることが想定される
物性量を観測して、これら物性量と前記遮蔽槽内部の水
位との関係をあらかじめ調べておき、 前記破損の存在を検知するにあたっては、前記遮水槽内
部の水位変動のうち前記物性量による寄与を差し引いた
値を使用することを特徴とする汚染物の地中封じ込め施
設の漏洩管理方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の汚染物の地中封じ込め施
設の漏洩管理方法であって、 前記遮蔽槽内部の水位に影響を与えることが想定される
物性量を観測して、これら物性量と前記遮蔽槽内部の水
位との関係をあらかじめ調べておくとともに、前記物性
量の変動の過去の観測実績から、前記遮蔽槽内部におい
て発生が想定される前記物性量の変動に基づく水位変動
幅の最大値を設定しておき、 前記遮蔽槽内部の水位が前記水位変動幅の最大値を超え
て変動することにより、前記破損の存在を検知すること
を特徴とする汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方
法。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の汚染物の地中封
じ込め施設の漏洩管理方法であって、 前記物性量として、少なくとも以下のないしのいず
れか一つまたはそれ以上が選択されることを特徴とする
汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法。 施設外地下水位、 施設内空気圧、 大気圧、
施設内温度、地盤沈下量。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の汚染物の地中封
じ込め施設の漏洩管理方法であって、 前記遮蔽槽内部の水位と前記水位変動幅の最大値とに基
づいて、前記物性量の変動によって前記遮蔽槽内部の水
位が変動する場合の上限水位および下限水位を設定して
おき、前記遮蔽槽内部の水位が、これら上限水位および
下限水位の間に含まれるか否かをもって、前記破損の存
否を判断することを特徴とする汚染物の地中封じ込め施
設の漏洩管理方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の汚染物の地中封じ込め施
設の漏洩管理方法であって、前記上限水位および下限水
位を時間的に変化させることを特徴とする汚染物の地中
封じ込め施設の漏洩管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16291097A JP3629671B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16291097A JP3629671B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1110106A true JPH1110106A (ja) | 1999-01-19 |
JP3629671B2 JP3629671B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=15763559
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JP16291097A Expired - Fee Related JP3629671B2 (ja) | 1997-06-19 | 1997-06-19 | 汚染物の地中封じ込め施設の漏洩管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3629671B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008062206A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Murao Giken:Kk | 地下水制御管理システム |
JP4570747B2 (ja) * | 2000-08-23 | 2010-10-27 | 太陽工業株式会社 | 廃棄物処分場及びその構築方法、並びにその構築方法に用いる遮水シート |
CN114183126A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-03-15 | 上海长凯岩土工程有限公司 | 一种降水井异位观测水位的实施方法 |
-
1997
- 1997-06-19 JP JP16291097A patent/JP3629671B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4570747B2 (ja) * | 2000-08-23 | 2010-10-27 | 太陽工業株式会社 | 廃棄物処分場及びその構築方法、並びにその構築方法に用いる遮水シート |
JP2008062206A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Murao Giken:Kk | 地下水制御管理システム |
CN114183126A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-03-15 | 上海长凯岩土工程有限公司 | 一种降水井异位观测水位的实施方法 |
CN114183126B (zh) * | 2021-12-16 | 2023-09-19 | 上海长凯岩土工程有限公司 | 一种降水井异位观测水位的实施方法 |
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