JP2004177354A - 水質検査システムおよび水質検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】濁度以外の水質を検査する水質検査装置が高濁度水により水質検査性能が低下する問題が解決された水質検査システムおよび水質検査方法を提供することを課題とするものである。
【解決手段】油臭センサなどの水質検査装置21と濁度計22とが被検査水本管1にバイパス状態で設置されて水質検査と濁度とが測定され、濁度値は水路開閉装置23に入力される。この濁度値が水質検査装置21の濁度許容上限値を超えると、水路開閉装置23からの指示により、被検査水本管1と水質検査装置21とを接続する管路部分254は閉じられて、水質検査装置21は濁り成分から保護される。
【選択図】 図1
【解決手段】油臭センサなどの水質検査装置21と濁度計22とが被検査水本管1にバイパス状態で設置されて水質検査と濁度とが測定され、濁度値は水路開閉装置23に入力される。この濁度値が水質検査装置21の濁度許容上限値を超えると、水路開閉装置23からの指示により、被検査水本管1と水質検査装置21とを接続する管路部分254は閉じられて、水質検査装置21は濁り成分から保護される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水質検査システムおよび水質検査方法に関し、詳しくはこの水質検査システムに含まれる水質検査装置の水質検査性能の安定化に特徴のある水質検査システムおよび水質検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
濁度以外の水質を検査する水質検査装置は、その内部に被検査水が流れる検査管路を内蔵している。この検査管路は、一般的にかなり細いものであるので被検査水が多量の濁り成分を含有している場合、即ち被検査水の濁度が高い場合には、上記検査管路が濁り成分によって詰まり、正確な水質検査ができなくなる問題がある。従来、被検査水が高濁度である場合には、当該被検査水を濾過して濁度を低下してから水質検査を行ってきたが、水質検査項目の中には、例えば油臭検査のように上記の濾過により検査対象の成分までも除去されて、正しい水質検査ができない問題があった。
【0003】
従来から、被検査水の濁度と濁度以外の水質を検査する種々の水質検査システムが公知である。例えば、上水道中の残留塩素量、pH値、濁度、色度などの計測を行って、水質監視を行う場合に、必要に応じて節水できるように、配管に残留塩素計やpH計などの電気化学系水質計と濁度などの光学系水質計とを設けた水質監視装置において、前記配管を2本に分岐させ、その一方の分岐管に前記電気化学系水質計を設けると共に、他方の分岐管に前記光学系水質計と開閉弁とを設け、通常モードにより前記開閉弁を開放すると共に、節水モードにより測定時以外は前記開閉弁を閉鎖するようにした制御装置は後記特許文献1から公知である。
【0004】
また、汚濁水が給水先や給水ポンプ、受水槽に送られるのを未然に防止して常に安全できれいな水を供給でき、且つ多くの無駄を省くことを可能にするために、給水先の上流側に位置する給水先上流側配管で給水を制御する給水制御ユニットにおいて、上記給水先上流側配管に設けた給水状態検出手段と、上記給水先上流側配管に接続したドレン管と、上記ドレン管に設けた常時は閉鎖状態にある開閉弁と、上記給水状態検出手段が検出した検出信号に基づいて給水状態が断水に関連した断水状態であるか否かを判別し、断水状態であると判別したとき上記開閉弁開放し、給水復帰後の水を所定時間にわたってドレン管から排水し、その後上記開閉弁を閉鎖状態と戻す給水制御装置とを有するものが後記特許文献2から公知である。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−136525号公報(請求項1、段落番号1)
【特許文献2】
特開2000−328611号公報(請求項1、段落番号6)
【0006】
しかし特許文献1および特許文献2に開示された従来技術では、被検査水の濁度が高い場合における上記検査管路が濁り成分によって詰まる問題は等閑に付されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の現況に鑑み、濁度以外の水質を検査する水質検査装置が高濁度水により水質検査性能が低下する問題が解決された水質検査システムおよび水質検査方法を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の水質検査システムは、被検査水の濁度を測定する濁度測定装置、上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する水質検査装置、上記濁度測定装置が測定した上記濁度に応じて上記被検査水の供給源と上記水質検査装置とを繋ぐ被検査水供給水路を開閉する水路開閉装置を備えたことを特徴とするものであり、本発明の水質検査方法は、上記の水質検査システムを用い、上記濁度測定装置により上記被検査水の濁度を測定すると共に測定された濁度値を上記水路開閉装置に入力する第一工程、上記水質検査装置により上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する第二工程、上記第一工程において測定された濁度値が上記水質検査装置の濁度許容範囲の上限値を超えると、上記被検査水が上記水質検査装置内に流入しないように上記被検査水供給水路を閉ざす第三工程を含むことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下において、同じ部位に就いては同じ符号を付して、符号の説明を省略することがある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態1の概略フロー図である。図1において実施の形態1の水質検査システム2は、水質検査装置21、前記濁度測定装置の一例としての濁度計22、水路開閉装置23、電磁二方バルブ24、管路25、および信号伝達線路26を含む。被検査水本管1は、例えば水道水、河川水、湖水、工場排水などの被検査水を所定の個所、例えば水道水であれば各家庭に、河川水であれば浄水設備に送るための、前記供給源の一例である。管路25は、管路部分251〜管路部分255を含み、被検査水本管1と電磁二方バルブ24とは、管路部分251により接続されている。さらに、管路部分251と濁度計22とは電磁二方バルブ24の上手において管路部分251から分岐した管路部分252により、濁度計22と被検査水本管1とは管路部分253により、電磁二方バルブ24と水質検査装置21とは管路部分254により、それぞれ接続されている。管路部分255は、水質検査装置21のドレン管として機能する。実施の形態1においては、管路部分251と管路部分254とが、被検査水本管1と水質検査装置21とを繋ぐ前記被検査水供給水路に該当する。なお図1における実線上の矢印は、被検査水の流れ方向を示す。後続の図においても同じである。
【0011】
水質検査装置21としては、斯界において従来から公知あるいは周知のもの、例えば油臭センサ、残留塩素量測定計、pHメータ、色度計、あるいはその他のものが被検査水の水質や検査目的にしたがって採用される。
【0012】
図1に示す通り、被検査水本管1内を流れる被検査水の一部は、管路部分251〜管路部分253を通じてバイパス的に濁度計22内を流れており、その濁度は濁度計22により常に測定、監視されている。濁度計22により測定された濁度値は、信号伝達線路26の線路部分261を通じて水路開閉装置23に入力され、さらに電磁二方バルブ24の開閉は、当該濁度値に基づく水路開閉装置23からの線路部分262を通じての指示にしたがって自動制御される。被検査水の濁度値が低い状態では、電磁二方バルブ24は管路部分254に対し開状態とされていて、被検査水は水質検査装置21に供給され、水質が常時測定、監視される。
【0013】
水路開閉装置23は、濁度計22から入力された濁度値が水質検査装置21において許容される濁度範囲内であるか否かを判定し、当該濁度範囲の許容上限値を超えると、直ちに電磁二方バルブ24を操作して管路部分254を閉じて被検査水が水質検査装置21内に流れないようにする。なお上記許容上限値は、水質検査装置21の種類や構造によってまちまちであるので、個々の水質検査装置毎に事前に試行錯誤的に決定して水路開閉装置23に入力しておけばよい。かくして水質検査装置21は、高濁度の被検査水にて汚染されることから免れる。その一方で、被検査水本管1内の被検査水の濁度は、引き続き濁度計22により測定され続けられ、当該濁度値は水路開閉装置23に入力される。水路開閉装置23は、この濁度値が上記濁度範囲内であるか否かを判定し、当該濁度範囲内であると、電磁二方バルブ24を操作して管路部分254を開いて被検査水が水質検査装置21に流れるようにする。
【0014】
このように実施の形態1によれば、被検査水本管1内の被検査水の濁度値に対応して即座に且つ自動的に水質検査装置21への通水が停止されるので、水質検査装置21内への高濁度水の流入が未然に防止される。この結果、水質検査装置21内の配管の濁り成分による詰まりの問題が回避されて、水質検査装置21の水質検査性能は常に安定に維持され、また水質検査装置21の保守管理に要する手間や費用の削減が可能となる効果がある。
【0015】
実施の形態2.
図2は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態2の概略フロー図である。図2において、実施の形態2の水質検査システムでは、前記電磁二方バルブ24に代えて電磁三方バルブ27が用いられ、電磁三方バルブ27と水路開閉装置23とは信号伝達線路26の線路部分263にて接続され、且つ洗浄装置3が備えられている。しかして実施の形態2は、電磁三方バルブ27、線路部分263および洗浄装置3を備えている点において前記実施の形態1と異なり、その他の構成は同じである。洗浄装置3は、洗浄水を貯えた洗浄水槽31と水洗管32を含み、水洗管32は洗浄水槽31と電磁三方バルブ27とを接続している。
【0016】
前記実施の形態1において説明したように、濁度計22から入力された濁度値が水質検査装置21において許容される濁度範囲の許容上限値を超えると、被検査水は水質検査装置21内に流れないようにされるが、それまでに既に水質検査装置21内の被検査水が流れる管路内には濁り成分による詰まりが進行していることがある。かかる場合には、水質検査装置21が被検査水本管1から遮断されている間に、水路開閉装置23は、水洗管32と管路部分254とが通じるよう電磁三方バルブ27に指示を出し、洗浄水槽31から洗浄水を水洗管32および管路部分254を介して水質検査装置21に供給して洗浄する。水質検査装置21は、必要に応じてかく水洗されることにより、その水質検査性能を一層安定的に維持することができる。
【0017】
実施の形態3.
図3は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態3の概略フロー図である。図3において、実施の形態3の水質検査システムでは、管路部分252は被検査水本管1に直結されて被検査水を濁度計22に供給しており、管路部分254と水質検査装置21との間には電磁二方バルブ24と管路部分256とが挿設されており、さらに信号伝達線路26は、水路開閉装置23と電磁三方バルブ27とを繋ぐ線路部分263と、水路開閉装置23と電磁二方バルブ24とを繋ぐ線路部分262を含んでいる。実施の形態3は、前記実施の形態2とはかかる点において異なり、その他の構成は同じである。なお、実施の形態3においては、管路部分251と管路部分254と管路部分256とが被検査水本管1と水質検査装置21とを繋ぐ前記被検査水供給水路に該当する。
【0018】
濁度計22から入力された濁度値が水質検査装置21において許容される濁度範囲の許容上限値を超えると、水路開閉装置23からの線路部分262を通じての指示により電磁二方バルブ24が閉じられて、被検査水が水質検査装置21に流れないようにされる。ついで水路開閉装置23からの線路部分263を通じての指示により、水洗管32と管路部分251とが連通するように電磁三方バルブ27が自動操作され、洗浄水槽31から洗浄水を水洗管32から管路部分251内に被検査水本管1に向かって流されて、管路部分251内が逆洗される。また必要に応じて、上記逆洗と同時あるいは前後に、管路部分254および管路部分256にも上記洗浄水を流して洗浄することも好ましい。
【0019】
前記実施の形態1,2では、管路部分251内には常に被検査水本管1からの被検査水が流れているので、その管路内に濁り成分が堆積している場合があって、それが水質検査装置21内に入り込んでくる可能性がある。しかし実施の形態3では、洗浄水槽31からの洗浄水により定期的あるいは必要により管路部分251内を逆洗可能であるので、水質検査装置21の水質検査性能を一層安定に維持することができる。
【0020】
実施の形態4.
図4は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態4の概略フロー図である。図4において、実施の形態4の水質検査システムでは、水質検査装置21、濁度計22、および水路開閉装置23が一箇所に纏めて設置されており、その点において前記実施の形態2と異なり、その他の構成は同じである。上記三部位を一箇所に纏めて設置することにより、水質検査システム2の全体の操作を一箇所で行うことが可能になるので、水質検査システム2全体の保守管理が容易且つ能率的となり、しかも上記三部位の設置スペースが小さくなるので、工場内の狭隘な場所にでも設置できる利点がある。なお上記三部位を一箇所に纏めて設置する具体的な方法は任意であって、例えば水質検査装置21内に濁度計22と水路開閉装置23とを収容する、一つの筐体内に上記三部位を収容する、あるいは上記三部位を互いに隣接設置する、などの態様が例示される。
【0021】
実施の形態5.
図5は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態5の概略フロー図である。図5において、実施の形態5の水質検査システムでは、水質検査装置211、水質検査装置212、および水質検査装置213の三基は、管路部分254に、それぞれ電磁二方バルブ241、電磁二方バルブ242および電磁二方バルブ242を介して互いに並列に接続されており、且つ水路開閉装置23と電磁二方バルブ241とは線路部分2621にて、水路開閉装置23と電磁二方バルブ242とは線路部分2622にて、水路開閉装置23と電磁二方バルブ243とは線路部分2623にて、それぞれ接続されている。
【0022】
被検査水は、通常、複数の検査項目について検査されることが多く、このために、例えば水質検査装置211としては残留塩素量測定計が、水質検査装置212としては油臭センサが、水質検査装置213としてはpHメータが、それぞれ用いられる。上記の各水質検査装置は、一般的に濁度の許容上限値が異なるので、各許容上限値は水路開閉装置23に予め入力されている。従って今、被検査水の濁度値が水質検査装置212の油臭センサの許容上限値を越えると、線路部分2622を通じての水路開閉装置23からの指示により、電磁二方バルブ242が閉じられて油臭センサは被検査水の濁度から保護される。また濁度が許容上限値未満に低下すると、電磁二方バルブ242が開かれて油臭センサが稼動状態におかれる。他の水質検査装置211、水質検査装置213についても、それぞれの濁度許容上限値に基づいて水質検査装置212の場合と同様に被検査水の濁度から保護される。
【0023】
水質検査装置211〜水質検査装置213は、定期的にあるいは必要に応じて個別にあるいは三基一括して洗浄装置3により各内部が水洗される。かくして実施の形態5により、被検査水は複数の水質検査装置により検査され、しかも複数の水質検査装置のそれぞれは被検査水の濁度から保護されるので、それらの保守管理に要する手間や費用の削減が可能となる効果がある。なお水質検査装置は、三基以外に複数基であってもよい。
【0024】
本発明は、前記実施の形態1〜実施の形態5に限定されるものではなく、本発明が解決しようとする課題、並びにその解決手段の精神に沿った種々の変形形態を包含するものである。
【0025】
【発明の効果】
本発明の水質検査システムは、以上説明した通り、本発明の水質検査システムは、被検査水の濁度を測定する濁度測定装置、上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する水質検査装置、上記濁度測定装置が測定した上記濁度に応じて上記被検査水の供給源と上記水質検査装置とを繋ぐ被検査水供給水路を開閉する水路開閉装置を備えたものであり、本発明の水質検査方法は、上記の水質検査システムを用い、上記濁度測定装置により上記被検査水の濁度を測定すると共に測定された濁度値を上記水路開閉装置に入力する第一工程、上記水質検査装置により上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する第二工程、上記第一工程において測定された濁度値が上記水質検査装置の濁度許容範囲の上限値を超えると、上記被検査水が上記水質検査装置内に流入しないように上記被検査水供給水路を閉ざす第三工程を含むものであって、水質検査装置内の配管の濁り成分による詰まりの問題が回避されて、水質検査装置の水質検査性能は常に安定に維持され、また水質検査装置21の保守管理に要する手間や費用の削減が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水質検査システムでの実施の形態1の概略フロー図。
【図2】本発明の水質検査システムでの実施の形態2の概略フロー図。
【図3】本発明の水質検査システムでの実施の形態3の概略フロー図。
【図4】本発明の水質検査システムでの実施の形態4の概略フロー図。
【図5】本発明の水質検査システムでの実施の形態5の概略フロー図。
【符号の説明】
1 被検査水本管、2 水質検査システム、21 水質検査装置、
22 濁度計、23 水路開閉装置、24 電磁二方バルブ、25 管路、
251〜257 管路部分、27 電磁三方バルブ、26 信号伝達線路、
261〜263 線路部分、3 洗浄装置、31 洗浄水槽、
32 水洗管。
【発明の属する技術分野】
本発明は、水質検査システムおよび水質検査方法に関し、詳しくはこの水質検査システムに含まれる水質検査装置の水質検査性能の安定化に特徴のある水質検査システムおよび水質検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
濁度以外の水質を検査する水質検査装置は、その内部に被検査水が流れる検査管路を内蔵している。この検査管路は、一般的にかなり細いものであるので被検査水が多量の濁り成分を含有している場合、即ち被検査水の濁度が高い場合には、上記検査管路が濁り成分によって詰まり、正確な水質検査ができなくなる問題がある。従来、被検査水が高濁度である場合には、当該被検査水を濾過して濁度を低下してから水質検査を行ってきたが、水質検査項目の中には、例えば油臭検査のように上記の濾過により検査対象の成分までも除去されて、正しい水質検査ができない問題があった。
【0003】
従来から、被検査水の濁度と濁度以外の水質を検査する種々の水質検査システムが公知である。例えば、上水道中の残留塩素量、pH値、濁度、色度などの計測を行って、水質監視を行う場合に、必要に応じて節水できるように、配管に残留塩素計やpH計などの電気化学系水質計と濁度などの光学系水質計とを設けた水質監視装置において、前記配管を2本に分岐させ、その一方の分岐管に前記電気化学系水質計を設けると共に、他方の分岐管に前記光学系水質計と開閉弁とを設け、通常モードにより前記開閉弁を開放すると共に、節水モードにより測定時以外は前記開閉弁を閉鎖するようにした制御装置は後記特許文献1から公知である。
【0004】
また、汚濁水が給水先や給水ポンプ、受水槽に送られるのを未然に防止して常に安全できれいな水を供給でき、且つ多くの無駄を省くことを可能にするために、給水先の上流側に位置する給水先上流側配管で給水を制御する給水制御ユニットにおいて、上記給水先上流側配管に設けた給水状態検出手段と、上記給水先上流側配管に接続したドレン管と、上記ドレン管に設けた常時は閉鎖状態にある開閉弁と、上記給水状態検出手段が検出した検出信号に基づいて給水状態が断水に関連した断水状態であるか否かを判別し、断水状態であると判別したとき上記開閉弁開放し、給水復帰後の水を所定時間にわたってドレン管から排水し、その後上記開閉弁を閉鎖状態と戻す給水制御装置とを有するものが後記特許文献2から公知である。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−136525号公報(請求項1、段落番号1)
【特許文献2】
特開2000−328611号公報(請求項1、段落番号6)
【0006】
しかし特許文献1および特許文献2に開示された従来技術では、被検査水の濁度が高い場合における上記検査管路が濁り成分によって詰まる問題は等閑に付されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の現況に鑑み、濁度以外の水質を検査する水質検査装置が高濁度水により水質検査性能が低下する問題が解決された水質検査システムおよび水質検査方法を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の水質検査システムは、被検査水の濁度を測定する濁度測定装置、上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する水質検査装置、上記濁度測定装置が測定した上記濁度に応じて上記被検査水の供給源と上記水質検査装置とを繋ぐ被検査水供給水路を開閉する水路開閉装置を備えたことを特徴とするものであり、本発明の水質検査方法は、上記の水質検査システムを用い、上記濁度測定装置により上記被検査水の濁度を測定すると共に測定された濁度値を上記水路開閉装置に入力する第一工程、上記水質検査装置により上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する第二工程、上記第一工程において測定された濁度値が上記水質検査装置の濁度許容範囲の上限値を超えると、上記被検査水が上記水質検査装置内に流入しないように上記被検査水供給水路を閉ざす第三工程を含むことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下において、同じ部位に就いては同じ符号を付して、符号の説明を省略することがある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態1の概略フロー図である。図1において実施の形態1の水質検査システム2は、水質検査装置21、前記濁度測定装置の一例としての濁度計22、水路開閉装置23、電磁二方バルブ24、管路25、および信号伝達線路26を含む。被検査水本管1は、例えば水道水、河川水、湖水、工場排水などの被検査水を所定の個所、例えば水道水であれば各家庭に、河川水であれば浄水設備に送るための、前記供給源の一例である。管路25は、管路部分251〜管路部分255を含み、被検査水本管1と電磁二方バルブ24とは、管路部分251により接続されている。さらに、管路部分251と濁度計22とは電磁二方バルブ24の上手において管路部分251から分岐した管路部分252により、濁度計22と被検査水本管1とは管路部分253により、電磁二方バルブ24と水質検査装置21とは管路部分254により、それぞれ接続されている。管路部分255は、水質検査装置21のドレン管として機能する。実施の形態1においては、管路部分251と管路部分254とが、被検査水本管1と水質検査装置21とを繋ぐ前記被検査水供給水路に該当する。なお図1における実線上の矢印は、被検査水の流れ方向を示す。後続の図においても同じである。
【0011】
水質検査装置21としては、斯界において従来から公知あるいは周知のもの、例えば油臭センサ、残留塩素量測定計、pHメータ、色度計、あるいはその他のものが被検査水の水質や検査目的にしたがって採用される。
【0012】
図1に示す通り、被検査水本管1内を流れる被検査水の一部は、管路部分251〜管路部分253を通じてバイパス的に濁度計22内を流れており、その濁度は濁度計22により常に測定、監視されている。濁度計22により測定された濁度値は、信号伝達線路26の線路部分261を通じて水路開閉装置23に入力され、さらに電磁二方バルブ24の開閉は、当該濁度値に基づく水路開閉装置23からの線路部分262を通じての指示にしたがって自動制御される。被検査水の濁度値が低い状態では、電磁二方バルブ24は管路部分254に対し開状態とされていて、被検査水は水質検査装置21に供給され、水質が常時測定、監視される。
【0013】
水路開閉装置23は、濁度計22から入力された濁度値が水質検査装置21において許容される濁度範囲内であるか否かを判定し、当該濁度範囲の許容上限値を超えると、直ちに電磁二方バルブ24を操作して管路部分254を閉じて被検査水が水質検査装置21内に流れないようにする。なお上記許容上限値は、水質検査装置21の種類や構造によってまちまちであるので、個々の水質検査装置毎に事前に試行錯誤的に決定して水路開閉装置23に入力しておけばよい。かくして水質検査装置21は、高濁度の被検査水にて汚染されることから免れる。その一方で、被検査水本管1内の被検査水の濁度は、引き続き濁度計22により測定され続けられ、当該濁度値は水路開閉装置23に入力される。水路開閉装置23は、この濁度値が上記濁度範囲内であるか否かを判定し、当該濁度範囲内であると、電磁二方バルブ24を操作して管路部分254を開いて被検査水が水質検査装置21に流れるようにする。
【0014】
このように実施の形態1によれば、被検査水本管1内の被検査水の濁度値に対応して即座に且つ自動的に水質検査装置21への通水が停止されるので、水質検査装置21内への高濁度水の流入が未然に防止される。この結果、水質検査装置21内の配管の濁り成分による詰まりの問題が回避されて、水質検査装置21の水質検査性能は常に安定に維持され、また水質検査装置21の保守管理に要する手間や費用の削減が可能となる効果がある。
【0015】
実施の形態2.
図2は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態2の概略フロー図である。図2において、実施の形態2の水質検査システムでは、前記電磁二方バルブ24に代えて電磁三方バルブ27が用いられ、電磁三方バルブ27と水路開閉装置23とは信号伝達線路26の線路部分263にて接続され、且つ洗浄装置3が備えられている。しかして実施の形態2は、電磁三方バルブ27、線路部分263および洗浄装置3を備えている点において前記実施の形態1と異なり、その他の構成は同じである。洗浄装置3は、洗浄水を貯えた洗浄水槽31と水洗管32を含み、水洗管32は洗浄水槽31と電磁三方バルブ27とを接続している。
【0016】
前記実施の形態1において説明したように、濁度計22から入力された濁度値が水質検査装置21において許容される濁度範囲の許容上限値を超えると、被検査水は水質検査装置21内に流れないようにされるが、それまでに既に水質検査装置21内の被検査水が流れる管路内には濁り成分による詰まりが進行していることがある。かかる場合には、水質検査装置21が被検査水本管1から遮断されている間に、水路開閉装置23は、水洗管32と管路部分254とが通じるよう電磁三方バルブ27に指示を出し、洗浄水槽31から洗浄水を水洗管32および管路部分254を介して水質検査装置21に供給して洗浄する。水質検査装置21は、必要に応じてかく水洗されることにより、その水質検査性能を一層安定的に維持することができる。
【0017】
実施の形態3.
図3は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態3の概略フロー図である。図3において、実施の形態3の水質検査システムでは、管路部分252は被検査水本管1に直結されて被検査水を濁度計22に供給しており、管路部分254と水質検査装置21との間には電磁二方バルブ24と管路部分256とが挿設されており、さらに信号伝達線路26は、水路開閉装置23と電磁三方バルブ27とを繋ぐ線路部分263と、水路開閉装置23と電磁二方バルブ24とを繋ぐ線路部分262を含んでいる。実施の形態3は、前記実施の形態2とはかかる点において異なり、その他の構成は同じである。なお、実施の形態3においては、管路部分251と管路部分254と管路部分256とが被検査水本管1と水質検査装置21とを繋ぐ前記被検査水供給水路に該当する。
【0018】
濁度計22から入力された濁度値が水質検査装置21において許容される濁度範囲の許容上限値を超えると、水路開閉装置23からの線路部分262を通じての指示により電磁二方バルブ24が閉じられて、被検査水が水質検査装置21に流れないようにされる。ついで水路開閉装置23からの線路部分263を通じての指示により、水洗管32と管路部分251とが連通するように電磁三方バルブ27が自動操作され、洗浄水槽31から洗浄水を水洗管32から管路部分251内に被検査水本管1に向かって流されて、管路部分251内が逆洗される。また必要に応じて、上記逆洗と同時あるいは前後に、管路部分254および管路部分256にも上記洗浄水を流して洗浄することも好ましい。
【0019】
前記実施の形態1,2では、管路部分251内には常に被検査水本管1からの被検査水が流れているので、その管路内に濁り成分が堆積している場合があって、それが水質検査装置21内に入り込んでくる可能性がある。しかし実施の形態3では、洗浄水槽31からの洗浄水により定期的あるいは必要により管路部分251内を逆洗可能であるので、水質検査装置21の水質検査性能を一層安定に維持することができる。
【0020】
実施の形態4.
図4は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態4の概略フロー図である。図4において、実施の形態4の水質検査システムでは、水質検査装置21、濁度計22、および水路開閉装置23が一箇所に纏めて設置されており、その点において前記実施の形態2と異なり、その他の構成は同じである。上記三部位を一箇所に纏めて設置することにより、水質検査システム2の全体の操作を一箇所で行うことが可能になるので、水質検査システム2全体の保守管理が容易且つ能率的となり、しかも上記三部位の設置スペースが小さくなるので、工場内の狭隘な場所にでも設置できる利点がある。なお上記三部位を一箇所に纏めて設置する具体的な方法は任意であって、例えば水質検査装置21内に濁度計22と水路開閉装置23とを収容する、一つの筐体内に上記三部位を収容する、あるいは上記三部位を互いに隣接設置する、などの態様が例示される。
【0021】
実施の形態5.
図5は、本発明の水質検査システムにおける実施の形態5の概略フロー図である。図5において、実施の形態5の水質検査システムでは、水質検査装置211、水質検査装置212、および水質検査装置213の三基は、管路部分254に、それぞれ電磁二方バルブ241、電磁二方バルブ242および電磁二方バルブ242を介して互いに並列に接続されており、且つ水路開閉装置23と電磁二方バルブ241とは線路部分2621にて、水路開閉装置23と電磁二方バルブ242とは線路部分2622にて、水路開閉装置23と電磁二方バルブ243とは線路部分2623にて、それぞれ接続されている。
【0022】
被検査水は、通常、複数の検査項目について検査されることが多く、このために、例えば水質検査装置211としては残留塩素量測定計が、水質検査装置212としては油臭センサが、水質検査装置213としてはpHメータが、それぞれ用いられる。上記の各水質検査装置は、一般的に濁度の許容上限値が異なるので、各許容上限値は水路開閉装置23に予め入力されている。従って今、被検査水の濁度値が水質検査装置212の油臭センサの許容上限値を越えると、線路部分2622を通じての水路開閉装置23からの指示により、電磁二方バルブ242が閉じられて油臭センサは被検査水の濁度から保護される。また濁度が許容上限値未満に低下すると、電磁二方バルブ242が開かれて油臭センサが稼動状態におかれる。他の水質検査装置211、水質検査装置213についても、それぞれの濁度許容上限値に基づいて水質検査装置212の場合と同様に被検査水の濁度から保護される。
【0023】
水質検査装置211〜水質検査装置213は、定期的にあるいは必要に応じて個別にあるいは三基一括して洗浄装置3により各内部が水洗される。かくして実施の形態5により、被検査水は複数の水質検査装置により検査され、しかも複数の水質検査装置のそれぞれは被検査水の濁度から保護されるので、それらの保守管理に要する手間や費用の削減が可能となる効果がある。なお水質検査装置は、三基以外に複数基であってもよい。
【0024】
本発明は、前記実施の形態1〜実施の形態5に限定されるものではなく、本発明が解決しようとする課題、並びにその解決手段の精神に沿った種々の変形形態を包含するものである。
【0025】
【発明の効果】
本発明の水質検査システムは、以上説明した通り、本発明の水質検査システムは、被検査水の濁度を測定する濁度測定装置、上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する水質検査装置、上記濁度測定装置が測定した上記濁度に応じて上記被検査水の供給源と上記水質検査装置とを繋ぐ被検査水供給水路を開閉する水路開閉装置を備えたものであり、本発明の水質検査方法は、上記の水質検査システムを用い、上記濁度測定装置により上記被検査水の濁度を測定すると共に測定された濁度値を上記水路開閉装置に入力する第一工程、上記水質検査装置により上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する第二工程、上記第一工程において測定された濁度値が上記水質検査装置の濁度許容範囲の上限値を超えると、上記被検査水が上記水質検査装置内に流入しないように上記被検査水供給水路を閉ざす第三工程を含むものであって、水質検査装置内の配管の濁り成分による詰まりの問題が回避されて、水質検査装置の水質検査性能は常に安定に維持され、また水質検査装置21の保守管理に要する手間や費用の削減が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水質検査システムでの実施の形態1の概略フロー図。
【図2】本発明の水質検査システムでの実施の形態2の概略フロー図。
【図3】本発明の水質検査システムでの実施の形態3の概略フロー図。
【図4】本発明の水質検査システムでの実施の形態4の概略フロー図。
【図5】本発明の水質検査システムでの実施の形態5の概略フロー図。
【符号の説明】
1 被検査水本管、2 水質検査システム、21 水質検査装置、
22 濁度計、23 水路開閉装置、24 電磁二方バルブ、25 管路、
251〜257 管路部分、27 電磁三方バルブ、26 信号伝達線路、
261〜263 線路部分、3 洗浄装置、31 洗浄水槽、
32 水洗管。
Claims (6)
- 被検査水の濁度を測定する濁度測定装置、上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する水質検査装置、上記濁度測定装置が測定した上記濁度に応じて上記被検査水の供給源と上記水質検査装置とを繋ぐ被検査水供給水路を開閉する水路開閉装置を備えたことを特徴とする水質検査システム。
- 上記水質検査装置と上記濁度測定装置と上記水路開閉装置とは、一箇所に纏めて設置されていることを特徴とする請求項1記載の水質検査システム。
- 上記水質検査装置内の上記被検査水が流れる管路内および/または上記被検査水供給水路内を洗浄する洗浄装置を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の水質検査システム。
- 複数の上記水質検査装置を備え、上記水路開閉装置は、上記各水質検査装置毎に異なる濁度値に応じて個別に上記被検査水供給水路を開閉する機能を有することを特徴とする請求項1または請求項3記載の水質検査システム。
- 請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の水質検査システムを用い、上記濁度測定装置により上記被検査水の濁度を測定すると共に測定された濁度値を上記水路開閉装置に入力する第一工程、上記水質検査装置により上記被検査水の上記濁度以外の水質を検査する第二工程、上記第一工程において測定された濁度値が上記水質検査装置の濁度許容範囲の上限値を超えると、上記被検査水が上記水質検査装置内に流入しないように上記被検査水供給水路を閉ざす第三工程を含むことを特徴とする水質検査方法。
- 上記被検査水供給水路が閉ざされた状態において、上記水質検査装置内の上記被検査水が流れる管路内および/または上記被検査水供給水路内を洗浄する第四工程を含むことを特徴とする請求項5記載の水質検査方法。
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-
2002
- 2002-11-28 JP JP2002346352A patent/JP2004177354A/ja active Pending
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