JPH11237731A - ポジ型電着フオトレジスト組成物及びパターンの製造方法 - Google Patents
ポジ型電着フオトレジスト組成物及びパターンの製造方法Info
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- JPH11237731A JPH11237731A JP33506198A JP33506198A JPH11237731A JP H11237731 A JPH11237731 A JP H11237731A JP 33506198 A JP33506198 A JP 33506198A JP 33506198 A JP33506198 A JP 33506198A JP H11237731 A JPH11237731 A JP H11237731A
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Abstract
たポジ型フォトレジスト、印刷材料等に有用な熱安定性
に優れたポジ型電着レジスト組成物及びこれを用いたパ
ターンの形成方法を提供する。 【解決手段】 (A)重合体1kgあたりカルボキシル
基を0.5〜10当量含有し且つ場合により、さらにヒ
ドロキシフェニル基を1当量以上含有していてもよい重
合体、又は(A′)重合体1kgあたりカルボキシル基
を0.5〜10当量含有する重合体と(A″)重合体1
kgあたりヒドロキシフェニル基を1当量以上含有する
重合体;(B)1分子中に少なくとも2個以上のビニル
エーテル基を含有する化合物;(C)可視光線照射によ
り酸を発生する化合物;及び(D)増感色素を含む組成
物を塩基性化合物で中和し、水性媒体中に溶解又は分散
してなることを特徴とするポジ型電着フォトレジスト組
成物及びそれを用いたパターンの形成方法。
Description
ジスト組成物及びそれを用いた電子デバイスの回路形
成、印刷用材料等に有用なパターンの製造方法に関す
る。
形成にはポジ型フオトレジストが広く使用されている。
これらの用途に使用されるポジ型水性レジスト組成物と
しては、多くの場合、中和することにより水に溶解又は
分散する樹脂にキノンジアジド化合物を化学的に結合し
た樹脂を水に溶解又は分散したものが使用されている。
この組成物は紫外線の照射によりキノンジアジド基が光
分解しケテンを経由してインデンカルボン酸を形成する
反応を利用してレジスト膜を形成するものである。
成物は、可視光反応性が弱く、非常に細密なパターンを
形成する必要がある場合、解像度が不足するなどの問題
がある。また、キノンジアジド基は水系中では安定性が
悪く、従ってキノンジアジド基を含む組成物は、電着塗
装法のように浴中に入れられた組成物の長期安定性が要
求される用途には問題がある。
ォトレジスト組成物として、カルボキシル基を含み且つ
場合により、フェノール性水酸基を含んでいてもよい重
合体、多官能ビニルエーテル化合物、及び活性エネルギ
ー線照射により分解して酸を発生する化合物からなる可
視光にも感光する組成物を先に提案した(米国特許第
5,527,656号;特開平6−313134号公報、
特開平6−313135号公報、特開平6−31313
6号公報)。この組成物は、それから形成された塗膜を
加熱すると、カルボキシル基とビニルエーテル基との付
加反応により架橋して、溶剤やアルカリ水溶液に対して
不溶性となり、さらに、活性エネルギー線を照射し且つ
照射後加熱すると、発生した酸の触媒作用で架橋構造が
切断されて照射部分が溶剤やアルカリ水溶液に対して再
び可溶性になるというメカニズムで機能する感光性電着
組成物である。
基とするレジストのように吸光係数の高い官能基を多量
に使用する必要がないので、活性エネルギー線に対する
透明性を高くすることができ、また、照射部に発生する
酸は加熱時に触媒として作用し、架橋構造を連鎖的に切
断するために、ポジ型に作用する感光性組成物としての
感度を高くすることができる等の利点を有する。
着組成物を基板に塗布して加熱架橋させる際、生産性の
面から、加熱時間の短縮が求められている。そのため1
00℃以上の高温加熱による時間短縮を試みると、該感
光性電着組成物中に存在する光酸発生化合物が可視光線
を照射する前に酸を発生してしまい、現像するときに形
成した膜全体が溶解するという問題がある。このため当
該技術分野では該感光性電着組成物の熱安定性の改良が
強く望まれている。
光性電着組成物が有する問題を解決する方法について鋭
意検討を重ねた結果、今回、可視光線の照射により分解
して酸を発生する化合物として、ナフタルイミジルスル
ホネートを用い、これを増感色素と組合せて用いること
により解決できることを見い出し本発明を完成するに至
った。
(A)重合体1kgあたりカルボキシル基を0.5〜1
0当量含有し且つ場合により、さらにヒドロキシフエニ
ル基を1当量以上含有していてもよい重合体、(B)1
分子中に少なくとも2個以上のビニルエーテル基を含有
する化合物、(C)可視光線照射により酸を発生する一
般式
独立に水素原子もしくはフッ素原子を表わす)、
増感色素を含む組成物を塩基性化合物で中和し、水性媒
体中に溶解又は分散してなることを特徴とするポジ型電
着フォトレジスト組成物及びそれを用いたパターンの製
造方法が提供される。
(A′)重合体1kgあたりカルボキシル基を0.5〜
10当量含有する重合体、(A″)重合体1kgあたり
ヒドロキシフェニル基を1当量以上含有する重合体、
(B)1分子中に少なくとも2個以上のビニルエーテル
基を含有する化合物、(C)可視光線照射により酸を発
生する上記一般式(I)で示される化合物、及び(D)
増感色素を含む組成物を塩基性化合物で中和し、水性媒
体中に溶解又は分散してなることを特徴とするポジ型電
着フォトレジスト組成物及びそれを用いたパターンの形
成方法が提供される。
8nm又は514.5nmの可視領域に安定な発振線を
もつArレーザーに対して高感度であり、しかも、パタ
ーンの製造工程においても熱安定性が良好であるため、
現像時の膜溶解の問題がなく、形成されるパターンのコ
ントラストが大きく、ポジ型フオトレジスト、印刷材料
等の用途に有用である。
る。
によりヒドロキシフェニル基を含有していてもよい重合
体 本発明の第1の態様のポジ型電着フォトレジスト組成物
において使用される本重合体(A)は、1分子中に少な
くとも1つのカルボキシル基を含み且つ場合により、さ
らにヒドロキシフェニル基を含んでいてもよい被膜形成
性の重合体であり、カルボキシル基のみを含有する重合
体としては、例えば、カルボキシル基を含有する重合性
不飽和単量体の単独重合体;該カルボキシル基含有単量
体と他の共重合可能な単量体との共重合体;分子鎖中又
は分子末端にカルボキシル基を有するポリエステル系、
ポリウレタン系、ポリアミド系などの樹脂等が挙げられ
る。また、カルボキシル基とヒドロキシフェニル基の両
者を含有する重合体としては、例えば、p−ヒドロキシ
スチレンのようなヒドロキシスチレンと、カルボキシル
基を含有する重合性不飽和単量体との共重合体;ヒドロ
キシスチレン及び該カルボキシル基含有単量体と他の共
重合可能な単量体との共重合体等が挙げられる。
和単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸等が挙げられ、また、これ
らカルボキシル基含有不飽和単量体及び/又はヒドロキ
シスチレンと共重合可能な他の単量体としては、例え
ば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アク
リル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デ
シル等の(メタ)アクリル酸のC1〜C12アルキルエス
テル;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)
アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル
酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロ
キシブチル等の(メタ)アクリル酸のC2〜C6ヒドロキ
シアルキルエステル;スチレン、α−メチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン等のビニル芳香族化合
物;酢酸ビニル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)
アクリルアミド、ビニルピロリドン等が挙げられ、これ
ら単量体はそれぞれ単独で用いてもよく又は2種以上組
合わせて使用することができる。
息香酸、没食子酸、レゾルシン酸などのフェノールカル
ボン酸類、又はこれらとフェノール、炭素数1〜18の
モノ−もしくはジ−アルキルフェノールもしくはナフト
ール類、レゾルシン、カテコール等から選ばれるフェノ
ール類の1種もしくは2種以上との混合物をホルムアル
デヒドと縮合させることにより得られる重合体を使用す
ることもできる。
0,000、特に約1,000〜約50,000、さらに
特に約1,500〜約30,000の範囲内の数平均分子
量を有していることが好ましい。一方、カルボキシル基
の含有量は、重合体1kgあたり、一般に0.5〜10
当量、特に0.5〜8当量、さらに特に0.5〜5当量の
範囲内にあり、また、ヒドロキシフェニル基は、存在す
る場合、重合体1kgあたり、少なくとも1当量、一般
に1〜10当量、特に2〜8当量、さらに特に3〜6当
量の範囲内にあることが望ましい。カルボキシル基の含
有量が0.5当量/kgより少ないと、可視光線照射前
の加熱により形成される膜の架橋度が十分でなく、ま
た、アルカリ性現像液に対する露光部の溶解性が低く現
像性が低下する傾向があり、また、10当量/kgを越
えると、組成物の貯蔵安定性が低下する傾向がある。他
方、ヒドロキシフェニル基の含有量が1当量/kgより
少ないと架橋時の架橋度が十分でないことがある。
温度(Tg)が0℃以上、特に5〜70℃の範囲内にあ
ることが好適である。Tgが0℃未満であると、塗膜が
粘着性を示し、ゴミやホコリなどがつきやすくなり、取
り扱い難くなる傾向がある。
体 本発明の第2の態様のポジ型電着フォトレジスト組成物
において使用される本重合体(A′)は、1分子中に少
なくとも1つのカルボキシル基を含む被膜形成性の重合
体であり、例えば、カルボキシル基を含有する重合性不
飽和単量体の単独重合体;該カルボキシル基含有単量体
と他の共重合可能な単量体との共重合体;分子鎖中又は
分子末端にカルボキシル基を有するポリエステル系、ポ
リウレタン系、ポリアミド系などの樹脂等が挙げられ
る。
和単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸等が挙げられ、また、これ
らカルボキシル基含有単量体と共重合可能な他の単量体
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸
2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メ
タ)アクリル酸デシル等の(メタ)アクリル酸のC1〜
C12アルキルエステル;(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシブチル等の(メタ)アクリル酸の
C2〜C6ヒドロキシアルキルエステル;スチレン、α−
メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン等のビ
ニル芳香族化合物;酢酸ビニル、(メタ)アクリロニト
リル、(メタ)アクリルアミド、ビニルピロリドン等が
挙げられ、これら単量体はそれぞれ単独で用いてもよく
又は2種以上組合わせて使用することができる。殊に、
該他の単量体としてスチレン、α−メチルスチレン、C
1〜C6アルキル置換されたスチレン(例えばp−ter
t−ブチルスチレン)などのビニル芳香族化合物を使用
することが、形成される画像パターンの精度、耐エッチ
ング性等の点で好適である。
般に約3,000〜約100,000、特に約4,000
〜約65,000、さらに特に約5000〜約3000
0の範囲内の数平均分子量を有していることが好まし
く、また、カルボキシル基の含有量は、重合体1kgあ
たり、一般に0.5〜10当量、特に0.5〜8当量、さ
らに特に0.5〜5当量の範囲内にあることが望まし
い。カルボキシル基の含有量が0.5当量/kgより少
ないと、可視光線照射前の加熱により形成される膜の架
橋度が十分でなく、また、アルカリ性現像液に対する露
光部の溶解性が低く現像性が低下する傾向があり、他
方、10当量/kgを越えると、組成物の貯蔵安定性が
低下する傾向がある。
温度(Tg)が0℃以上、特に5〜70℃の範囲内にあ
ることが好適である。Tgが0℃未満であると、塗膜が
粘着性を示し、ゴミやホコリなどがつきやすくなり、取
り扱い難くなる傾向がある。
重合体 本発明の第2の態様のポジ型電着フォトレジスト組成物
において上記重合体(A′)と組合せて使用される本重
合体(A″)は、1分子中に少なくとも1つのヒドロキ
シフェニル基を含む重合体であり、例えば、1官能性又
は多官能性フェノール化合物、アルキルフェノール化合
物又はそれらの混合物と、フォルムアルデヒド、アセト
ンなどのカルボニル化合物との縮合物;p−ヒドロキシ
スチレンのようなヒドロキシ基含有ビニル芳香族化合物
の単独重合体;該ヒドロキシル基含有ビニル芳香族化合
物と他の共重合可能な単量体との共重合体等が挙げられ
る。
物としては、例えば、フェノール、o−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレゾール、3,5−キシレノー
ル、2,6−キシレノール、2,4−キシレノール、カテ
コール、レゾルシン、ピロガロール、ビスフェノールA
などのベンゼン環上に1〜3個のヒドロキシル基を有す
る化合物が挙げられ、また、アルキルフェノール化合物
としては、例えば、p−イソプロピルフェノール、p−
tert−ブチルフェノール、p−tert−アミルフ
ェノール、p−tert−オクチルフェノールなどのア
ルキル部分の炭素数が1〜10、好ましくは1〜4のア
ルキルフェノール化合物が挙げられる。
セトンなどのカルボニル化合物との縮合反応はそれ自体
既知の方法で行なうことができ、一般にアルカリ触媒で
縮合させると、縮合が進むにつれて不溶不融となるレゾ
ール型が得られ、酸触媒で縮合させると可溶可融のノボ
ラック型が得られる。本発明では通常後者のノボラック
型フェノール樹脂を使用することができる。ノボラック
型フェノール樹脂は縮合が進むにつれて分子量が増大す
るが、一般には、反応時間1〜3時間で縮合させること
により得られる分子量が500〜2,000、特に70
0〜1,500の範囲内のものが好適である。
物と共重合可能な他の単量体としては、前記重合体
(A′)における共重合体について例示したと同様の共
重合可能な他の単量体を用いることができる。
(A″)は、一般に約500〜約100,000、特に
約750〜約65,000、さらに特に約1,000〜約
30,000の範囲内の数平均分子量を有していること
が好ましい。
ル基の含有量は、重合体1kgあたり1当量以上、一般
に1〜10当量、特に2〜8当量、さらに特に3〜6当
量の範囲内にあるのが好都合である。ヒドロキシフェニ
ル基の含有量が1当量/kgより少ないと、可視光線照
射前の加熱により形成される膜の架橋度が十分でなくな
る傾向がある。
(A′)と同様に、そのガラス転移温度(Tg)が0℃
以上、特に5〜70℃の範囲内にあることが好適であ
る。Tgが0℃未満であると、塗膜が粘着性を示し、ゴ
ミやホコリなどがつきやすくなり、取り扱い難くなる傾
向がある。
テル基を含む化合物 本化合物(B)は、1分子中に、式 −R′−O−CH
=CH2[ここで、R′はエチレン、プロピレン、ブチ
レンなどの炭素数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状のア
ルキレン基を表わす]で示されるビニルエーテル基を少
なくとも2個、好ましくは2〜4個含有する低分子量又
は高分子量の化合物であり、例えば、ビスフエノール
A、ビスフエノールF、ビスフエノールS、フエノール
樹脂などのポリフエノール化合物や、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチロールプロパン、
トリメチロールエタン、ペンタエリスリトールなどのポ
リオール類とクロロエチルビニルエーテルなどのハロゲ
ン化アルキルビニルエーテルとの縮合物;トリレンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート
などのポリイソシアネート化合物とヒドロキシエチルビ
ニルエーテルのようなヒドロキシアルキルビニルエーテ
ルとの反応物等が挙げられる。特に、上記ポリフエノー
ル化合物とハロゲン化アルキルビニルエーテルとの縮合
物及び芳香環をもつポリイソシアネート化合物とヒドロ
キシアルキルビニルエーテルとの反応物が、エツチング
耐性、形成されるパターンの精度等の観点から好適であ
る。
その融点もしくは軟化点が150℃以下、特に130℃
以下であるものが、可視光線照射前の加熱時に、重合体
(A)或いは重合体(A′)及び/又は(A″)中に移
行しやすく、重合体(A)或いは重合体(A′)及び/
又は(A″)中のカルボキシル基及び/又はフェノール
性水酸基と化合物(B)のビニルエーテル基との付加反
応が起りやすく好ましい。
化合物 本化合物(C)は、後述する可視光線の照射により分解
して、前記重合体(A)或いは重合体(A′)及び/又
は(A″)と化合物(B)との間で形成される架橋構造
を切断するのに十分な強度の酸を発生する化合物(以
下、「光酸発生化合物」ということがある)であり、下
記一般式(I)で示されるものが包含される。
独立に水素原子もしくはフッ素原子を表わす)、
しては、例えば、
られる増感色素(D)は、400〜700nmの波長領
域の光(可視光)を吸収することにより励起され、前記
した重合体(A)又は重合体(A′)、(A″)、化合
物(B)及び/又は光酸発生化合物(C)と相互作用性
を有する化合物であり、下記の一般式(II)及び(I
II)で示される化合物、シアニン系色素、メロシアニ
ン系色素及びクマリン系色素を挙げることができる。こ
れらの中でも特に一般式(II)及び(III)で示さ
れる化合物が好適である。ここでいう「相互作用」には
励起された増感色素から他の成分へのエネルギー移動や
電子移動などが包含される。
独立にメチル基、エチル基、プロピル基またはイソプロ
ピル基を表わし、好適にはメチル基であり、そしてR8
およびR9はそれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜4
のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数2
〜5のアルコキシカルボニル基、各アルキル部分の炭素
数が1〜4のジアルキルアミノ基、Cl、Br、CN、
NO2またはSO2CH3を表わし、好適には水素又はメ
チル基である。
立にメチル基、エチル基、プロピル基またはイソプロピ
ル基を表わし、好適にはR10およびR11はメチル基であ
り、そしてR12はエチル基であり、そしてR13およびR
14はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜5のアル
コキシカルボニル基、各アルキル部分の炭素数が1〜4
のジアルキルアミノ基、Cl、Br、CN、NO2また
はSO2CH3を表わし、好適には水素又はメチル基であ
る。
合物以外のシアニン系色素、メロシアニン系色素、クマ
リン系色素としては、それ自体既知の化合物を使用する
ことができ、例えば、シアニン系色素及びメロシアニン
系色素としては特開昭61−213838号公報に記載
されているもの、クマリン系色素としては特開昭61−
97650号公報、特開平3−223759号公報に記
載されているものを例示することができる。
は、以上に述べたカルボキシル基を含有し且つ場合によ
り、さらにヒドロキシフエニル基を含有していてもよい
重合体(A)、ビニルエーテル基含有化合物(B)、光
酸発生化合物(C)及び増感色素(D)の4成分を必須
成分として含有し、そして該重合体(A)中のカルボキ
シル基を塩基性化合物で中和し、水性媒体中に溶解又は
分散したものであり、該組成物中のこれら成分の配合割
合は、該組成物の用途等に応じて広い範囲にわたつて変
えることができるが、ビニルエーテル基含有化合物
(B)は、重合体(A)100重量部に対して一般に
0.1〜150重量部、特に10〜100重量部、さら
に特に3〜80重量部の範囲内で使用することが好し
く、また、光酸発生化合物(C)は、重合体(A)とビ
ニルエーテル基含有化合物(B)の合計量100重量部
に対して一般に0.1〜40重量部、特に0.2〜20重
量部、さらに特に0.5〜15重量部の範囲内で用いる
のが適当である。さらに、増感色素(D)は、重合体
(A)とビニルエーテル基含有化合物(B)の合計量1
00重量部に対して一般に0.1〜10重量部、好まし
くは0.5〜5重量部、より好ましくは0.5〜3重量部
の範囲内で使用することができる。
ォトレジスト組成物は、以上に述べたカルボキシル基含
有重合体(A′)、ヒドロキシフェニル基含有重合体
(A″)、ビニルエーテル基含有化合物(B)、光酸発
生化合物(C)及び増感色素(D)の5成分を必須成分
として含有し、そして該重合体(A′)中のカルボキシ
ル基を塩基性化合物で中和し、水性媒体中に溶解又は分
散したものであり、該組成物中のこれらの成分の配合割
合は、該組成物の用途等に応じて広い範囲にわたって変
えることができるが、カルボキシル基含有重合体
(A′)とヒドロキシフェニル基含有重合体(A″)と
は、(A′)/(A″)の重合比で一般に90/10〜
10/90、特に70/30〜30/70、さらに特に
60/40〜40/60の範囲内で使用することがで
き、また、ビニルエーテル基含有化合物(B)は、カル
ボキシル基含有重合体(A′)とヒドロキシフェニル基
含有重合体(A″)との合計量100重量部に対して一
般に5〜150重量部、特に10〜100重量部、さら
に特に10〜80重量部の範囲内で使用することが好ま
しく、また、光酸発生化合物(C)は、カルボキシル基
含有重合体(A′)、ヒドロキシフェニル基含有重合体
(A″)及びビニルエーテル基含有化合物(B)の合計
量100重量部に対して一般に0.1〜40重量部、特
に0.2〜20重量部、さらに特に0.5〜15重量部の
範囲内で用いるのが適当である。
基含有重合体(A′)、ヒドロキシフエニル基含有重合
体(A″)及びビニルエーテル基含有化合物(B)の合
計量100重量部に対して一般に0.1〜10重量部、
好ましくは0.5〜5重量部、より好ましくは0.5〜3
重量部の範囲内で用いることができる。
を露光する際に発生する酸によって酸加水分解反応が露
光部分で生じるが、この酸加水分解反応をスムースに進
行させるには水分が存在することが望ましい。このため
本発明の組成物中に、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等の親水性樹脂を含有させておくことによって、形
成される塗膜中に上記反応に必要な水分を容易に取り込
ませるようにすることができる。かかる親水性樹脂の添
加量は、通常、(A)、(B)、(C)及び(D)成分
の合計量100重量部に対してまたは(A′)、
(A″)、(B)、(C)及び(D)成分の合計量10
0重量部に対して、一般に20重量部以下、好ましくは
0.1〜10重量部、より好ましくは0.1〜5重量部の
範囲内とすることができる。
膜に適当な可撓性、非粘着性等を付与するために、本発
明の組成物には、フタル酸エステル等の可塑剤、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂等を添加することができる。
それらの添加量は、通常、(A)、(B)、(C)及び
(D)成分の合計量100重量部に対してまたは
(A′)、(A″)、(B)、(C)及び(D)成分の
合計量100重量部に対して50重量部以下、特に0.
1〜30重量部であることが好ましい。
て、流動性調節剤、染料、顔料等の着色剤等を添加して
もよい。
は、以上に述べた各成分をそのまま又は必要に応じて溶
剤中で混合し、ついで塩基性化合物で中和し、水性媒体
中に溶解又は分散することにより調製することができ
る。その際に使用しうる溶剤は、該組成物の各成分を溶
解することができ、常温で水に10重量%以上溶解する
ものが好ましく、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類;メタノール、エタノール、プロパノー
ル等の炭素数1〜10の脂肪族アルコール類;エチレン
グリコール、プロピレングリコール等のグリコール類;
これらのグリコール類とメタノール、エタノール、ブタ
ノール等のモノもしくはジエーテル又は当該モノエーテ
ルのエステル類等のグリコールエーテル類;ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等の環状エーテル類等を挙げる
ことができる。これらの溶剤は必要に応じて単独又は2
種類以上を混合して用いることができる。
有し且つ場合によりヒドロキシフェニル基を含有する重
合体(A)、ビニルエーテル基含有化合物(B)、光酸
発生化合物(C)及び増感色素(D)の合計量100重
量部に対して又は重合体(A′)、重合(A″)、化合
物(B)、化合物(C)及び色素(D)の合計量100
重量部に対して60重量部以下、特に40重量部以下で
使用することが好ましい。
膜性の調整のために補助的に水に対する溶解度が常温で
10重量%以下の溶剤を使用してもよい。
ソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソフォロン等の
ケトン類;ノルマルブタノール、ヘキサノール、オクタ
ノール、ベンジルアルコール等のアルコール類;エチレ
ングリコール、プロピレングリコール等のグリコール
類;これらのグリコール類とヘキサノール、オクタノー
ル、フェノール等のモノエーテル又はブタノール、ヘキ
サノール、オクタノール、フェノール等のジエーテル等
のグリコールエーテル類;トルエン、キシレン、アルキ
ルベンゼン等の芳香族炭化水素類;沸点80℃以上の脂
肪族炭化水素類などを挙げることができる。これらの溶
剤は単独で又は2種以上混合して用いることができる。
は、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジ
エチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、メチルジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、2−アミノメチルプロパノール、ベンジルアミ
ン等のアミン類;苛性ソーダ、苛性カリ等の無機アルカ
リ類;アンモニア等を挙げることができる。これらの塩
基性化合物は単独で又は2種以上混合して用いることが
できる。通常、これらの塩基性化合物はカルボキシル基
に対して0.1〜1当量、特に0.2〜0.7当量の範囲
内で使用することが好ましい。
体(A′)と(A″)、ビニルエーテル基含有化合物
(B)、光酸発生化合物(C)、増感色素(D)、中和
に用いる塩基性化合物、また、必要ならば前述した溶剤
などの成分を混合した混合物を攪拌しつつ徐々に水性媒
体に加える等のそれ自体既知の方法によって製造するこ
とができる。かくして得られる組成物の固形分濃度は特
に制限はないが、通常0.5〜50重量%、特に5〜2
0重量%の範囲内であることが好ましい。
ターンの形成は、例えば、以下に述べるようにして行な
うことができる。
プリント配線用銅箔積層板等の基板上に、当該組成物を
電着法で乾燥膜厚が0.5〜15μm程度になるように
塗布する。電着法による塗布は、本発明の組成物からな
る電着浴に被塗物を陽極として浸漬し、対極との間に直
流電源を繋ぎ通電する。通電は一定電圧を印加する定電
圧法、一定電流密度を印加する定電流法又はそれらを組
み合わせた様式の通電方式で行なうことができる。ま
た、通電初期に徐々に電圧ないしは電流密度を上昇させ
て所定値にいたらしめる方法を組み合わせてもよい。
電圧を10秒から5分印加することにより、定電流法の
場合は、通常、5〜100mA/dm2の電流密度で5
秒から5分印加することにより所定の膜厚のレジスト膜
を形成せしめることができる。
は厳密に制限されるものではなく、形成されるパターン
の使用目的等に応じて変えることができるが、通常、乾
燥膜厚で約0.5〜約15μm、特に1〜10μmの範
囲内が適当である。
体(A)或いは重合体(A′)及び/又は(A″)とビ
ニルエーテル基含有化合物(B)との間で架橋反応が実
質的に起る温度及び時間条件下、例えば、約60〜約1
50℃、好ましくは約80〜約140℃の温度で約1〜
約30分間加熱して、塗膜を架橋硬化させる。
型フオトマスク、縮小投影露光機、直接描画機等を用い
て可視光線を画像選択的に照射する。ここで使用しうる
可視光線は、本発明の組成物に配合されている光酸発生
化合物(C)及び増感色素(D)の種類等に依存して選
択されるが、例えば、波長400〜600nmの可視領
域の単色光線又はそれらの混合光線や可視領域に発振線
をもつArレーザー等を使用することができる。
照射により発生した酸の存在下で前記硬化塗膜の架橋構
造の切断が生ずるような温度及び時間条件下、例えば、
約60〜約150℃、好ましくは約80〜約140℃の
温度で約1〜約30分間加熱し、照射部分の塗膜の架橋
構造を実質的に切断する。その際好適には、可視光線が
照射された基板を予め水と接触させる。水との接触によ
って酸が発生しやすくなり、次の架橋構造の切断反応が
容易になる。水との接触は基板を常温水又は温水中に浸
漬するか、水蒸気を吹付けることにより行うことができ
る。
触−加熱処理された基板を現像液で処理することによ
り、基板上にパターンを形成することができる。現像液
としては、重合体(A)または重合体(A′)及び
(A″)を溶解する能力のある液体、例えば、水溶性有
機塩基、例えば、アルカノールアミン、テトラエチルア
ンモニウムハイドロキサイドなどのヒドロキシアンモニ
ウム塩類;無機アルカリ、例えば、苛性ソーダ、炭酸ソ
ーダ、メタ珪酸ソーダ等の水溶液を用いることができ
る。
混合して用いてもよい。それらの物質の濃度は、通常、
0.05〜10重量%、特に0.1〜8重量%の範囲内で
あることが好ましい。また、必要に応じて、本発明のポ
ジ型電着フォトレジスト組成物の製造の際に使用可能な
溶剤として述べた溶剤を該現像液と混合可能な範囲内の
濃度で添加してもよい。
液を基板に吹き付けるなどのそれ自体既知の方法により
行うことができる。パターン形成後必要に応じて基板を
水洗し及び/又は加熱乾燥することができる。
は、露出している基板部分を適当なエツチング剤で除去
し、更に必要なら残存する被膜を適切な剥離剤で除去す
ることによりレリーフ画像を得ることができる。
常に細密なパターンであり、コントラストに優れている
ため、微細画像を要求される印刷版、レリーフ、デイス
プレイ等や、プリント回路板の製造に有利に使用するこ
とができる。
組成物は、加熱架橋の際の熱安定性に優れるため、10
0℃以上の高温で短時間加熱による架橋が可能であり、
また、レジスト膜の未露光部が架橋構造をとるため、従
来のポジ型フオトレジストにくらべて、未露光部が現像
液やエツチング液に対する耐性が良好で、形成されるパ
ターンの精度に優れており、そのため、微細パターンの
プリント回路板、LSI等の半導体精密加工、金属微細
加工等の分野において広範な応用が期待される。
説明する。なお、「部」及び「%」は重量基準である。
フェニル基含有重合体A−1の合成 o−ヒドロキシ安息香酸600部、o−クレゾール90
0部、30%フォルマリン1145部、脱イオン水13
0部及び蓚酸6.5部をフラスコ入れ60分加熱還流さ
せた。しかる後15%塩酸を13.5部を加え40分加
熱還流させた。次いで400部の約15℃の脱イオン水
を加え、内容物を約50℃に保ち樹脂を沈殿させた。更
に400部の脱イオン水を加え50℃で樹脂を洗浄した
後、水層を除去し、更に同様な洗浄操作を3度繰り返し
た後、減圧下に約120℃で乾燥してノボラックフェノ
ール樹脂(重合体A−1)を得た。分子量約650、カ
ルボキシル基含有量2.8当量/kg重合体、ヒドロキ
シフェニル基含有量5.4当量/kg重合体。
フェニル基含有重合体A−2の合成 テトラヒドロフラン200部、p−ヒドロキシスチレン
65部、n−ブチルアクリレート28部、アクリル酸1
1部及びアゾビスイソブチロニトリル3部をフラスコに
入れ、容器内を窒素置換後撹拌しつつ100℃で2時間
加熱した。生成物を1500mlのトルエン中に注ぎ込
み、生成した沈殿を分離し、300mlのアセトンに溶
解した後、再び1500mlもトルエン中に注ぎ込ん
だ。沈殿を60℃で減圧乾燥して重合体A−2を得た。
分子量約5200、アクリル酸/n−ブチルアクリレー
ト/p−ヒドロキシスチレン=17/37/50(重量
比)、カルボキシル基含有量1.8当量/kg重合体、
ヒドロキシフェニル基含有量4.6当量/kg重合体。
フェニル基含有重合体A−3の合成 テトラヒドロフラン200部、p−ヒドロキシスチレン
93.5部、アクリル酸6.5部及びアゾビスイソブチロ
ニトリル3部をフラスコに入れ、容器内を窒素置換後撹
拌しつつ100℃で2時間加熱した。生成物を1500
mlのトエン中に注ぎ込み、生成した沈殿を分離し、3
00mlのアセトンに溶解した後、再び1500mlも
トルエン中に注ぎ込んだ。沈殿を60℃で減圧乾燥して
重合体A−3を得た。分子量約2300、カルボキシル
基含有量1.0当量/kg重合体、ヒドロキシフェニル
基含有量7.0当量/kg重合体。
ルイソブチルケトン600部中に2時間を要して滴下し
た後、その温度に更に2時間保つた重合体A−4を得
た。固形分約62.5%、カルボキシル基3当量/kg
重合体、芳香族環含有量34.6重量部/100重量部
重合体。
−ブトキシエタノール1000部中に2時間を要して滴
下した後、その温度に更に2時間保つて重合体A−5を
得た。固形分約50%、カルボキシル基4当量/kg重
合体、芳香族環含有量20.7重量部/100重量部重
合体。
重合体A−6を得た。固形分約62.5%、カルボキシ
ル基含有量1当量/kg重合体、芳香族環含有量45重
量部/100重量部重合体。
体A−7の合成 o−クレゾール1490部、30%フォルマリン114
5部、脱イオン水130部及び蓚酸6.5部をフラスコ
に入れ60分加熱還流させた。次いで15%塩酸を1
3.5部を加え40分加熱還流させた後、400部の約
15℃の脱イオン水を加え内容物を約75℃に保ち樹脂
を沈殿させた。ついで35%水酸化ナトリウム溶液を加
え中和後水層を除去し、400部の脱イオン水を加え7
5℃で樹脂を洗浄した後水層を除去し、更に同様な洗浄
操作を2度繰り返した後、減圧下に約120℃で乾燥し
てノボラックフェノール樹脂(重合体A−7)を得た。
分子量600、ヒドロキシフェニル基9.4当量/kg
重合体。
体A−8の合成 テトラヒドロフラン60部、p−ヒドロキシスチレン2
1部、n−ブチルアクリレート9部及びアゾビスイソブ
チロニトリル3部をフラスコに入れ容器内を窒素置換
後、撹拌しつつ100℃で2時間加熱した。生成物を7
00mlのトルエン中に注ぎ込み生成した沈殿を分離
し、100mlのアセトンに溶解した後、再び700m
lもトルエン中に注ぎ込んだ。沈殿を60℃で減圧乾燥
して重合体A−8を得た。分子量約14000、n−ブ
チルアクリレート/p−ヒドロキシスチレン=35/6
5(重合比)、ヒドロキシフェニル基5.3当量/kg
重合体。
合成 ビスフエノールA45.6g、2−クロロエチルビニル
エーテル80ml及びトルエン100mlを250ml
のフラスコに入れ、窒素置換後20gの水酸化ナトリウ
ムを投入し、80℃30分加熱した。その後4.56g
のテトラブチルアンモニウムブロマイドを20mlの2
−クロロエチルビニルエーテルに溶解した溶液を投入
し、95℃で5時間加熱反応させた。反応物を3回脱イ
オン水で洗浄した後、油層を分離した。油層を蒸留して
未反応2−クロロエチルビニルエーテル及びトルエンを
除去してビニルエーテル化合物B−1を得た。この化合
物は1分子中にビニルエーテル基を2個含んでいた。
の合成 o−クレゾール1490部、30%フオルマリン114
5部、脱イオン水130部及び蓚酸6.5部をフラスコ
に入れ60分加熱還流させた。次いで15%塩酸を1
3.5部を加え40分加熱還流させた。次いで400部
の約15℃の脱イオン水を加え、内容物を約75℃に保
ち樹脂を沈殿させた。次いで35%水酸化ナトリウム溶
液を加え中和後水層を除去し、更に、400部の脱イオ
ン水を加え75℃で樹脂を洗浄した後水層を除去、更に
同様な洗浄操作を2度繰り返した後、減圧下に約120
℃で乾燥してノボラツクフエノール樹脂を得た。分子量
約600であつた。
該樹脂を15部を使用する以外は製造例9と全く同様の
方法でビニルエーテル化合物B−2を得た。この化合物
は1分子中にビニルエーテル基約3.5個を含んでい
た。
の合成 トリメチロールプロパン1モルとトリレンジイソシアネ
ート3モルとを反応させたポリイソシアネートの75%
エチレングリコールジメチルエーテル溶液875部と2
−ヒドロキシエチルビニルエーテル264部とをジブチ
ル錫ジアセテート1部の存在下に35℃で3時間反応し
てビニルエーテル化合物B−3を得た。この化合物は1
分子中にビニルエーテル基を3個含んでいた。固形分約
81%。 実施例1 重合体A−1 100部 ビニルエーテル化合物B−1 60部 ポリエチレングリコール(平均分子量400) 2部 光酸発生化合物C−1(注1) 10部 増感色素−1 (注2) 0.5部 トリエチルアミン 6部 の混合物をジエチレングリコールジメチルエーテル14
0部に溶解した溶液を、攪拌している脱イオン水1,4
60部に徐々に加えて固形分約10%の水分散液を得
た。
ドフィルムに厚さ18μmの銅箔を積層した基板を入
れ、これを陽極として対極との間に電流密度50mA/
dm2の直流を1分間印加した後基板を浴から引き出し
水洗し、次いで120℃で8分間乾燥した。膜厚は3.
4μmであった。
てその照射量を段階的に変化させて照射し130℃で1
0分加熱した後、2.38%のテトラメチルアンモニウ
ムヒドロオキサイド水溶液を用いて現像した。
率曲線から求めたγ値(注3)は11.0であり、未露
光部分の膜の減少、膨潤は全く見られなかった。
クを用いて488nmの可視光線を露光量7mj/cm
2で照射した後、常温水に1分間浸漬した。ついで上記
したのと全く同様に処理してライン/スペース=1/1
μmの画像を形成した。画像パターンの断面形状を基板
表面と画像パターン壁面とのなす角度で評価した。角度
は88度であり極めて優れたパターン形状であった。画
像形成最低露光量は5mj/cm2であった。
で示されるみどり化学社製のNAI−100を用いた。
る日本感光色素研究所製NKX−1595を用いた。
であり、値が大きいほどコントラストは高いことを意味
する。測定は「フォトポリマー懇話会編、フォトポリマ
ーハンドブック、101〜103頁、(1989)工業
調査会」記載の方法によった。
ルアルコール25部の混合物に溶解し、実施例1と同様
にして547部の脱イオン水に加え、固形分約15%の
水分散液を得た。次いでインジューム錫酸化物をガラス
板上に蒸着した透明電極基板を使用し、電流密度を20
mA/dm2とする以外は実施例1と全く同様にして電
流塗装した後、100℃で7分間乾燥した。膜厚は1.
5μmであった。
値を求めた。γ値は10.5であり、未露光部分の膜の
減少、膨潤は全く認められなかった。
を用い、露光量を3mj/cm2とする以外は実施例1
と全く同様にして画像パターンの形状を評価した。角度
は88度であり極めて優れたパターン形状であった。画
像形成最低露光量は2mj/cm2であった。
で示されるみどり化学社製のNAI−105を用いた。
る日本感光色素研究所製のものを用いた。
びベンジルアルコール50部の混合物に溶解し、実施例
1と同様にして525部の脱イオン水中に分散して固形
分約15%の水分散液を得た。
300μmの銅箔を入れ陽極とし、対極との間に65V
の直流を1分間印加した後基板を取り出し、水粗後11
0℃で10分間乾燥した。膜厚は4.5μmであった。
を求めた。γ値は10.0であった。
ト膜上に488nmの波長のアルゴンイオンレーザー光
線を用いた直接描画機により2mj/cm2のエネルギ
ー密度でライン/スペース=30/30μmのパターン
を描画した。ついで130℃で10分加熱後、3%炭酸
ソーダ水溶液で現像を行った。その後、塩化銅を用いて
露出した銅をエッチングし、3%苛性ソーダ水溶液で基
板上の被膜を除去することにより優れたエッチングパタ
ーンが基板上に形成された。
で示されるみどり化学社製NAI−101用いた。
る三井東圧社製LS−5を用いた。
0部に溶解した溶液を、攪拌している脱イオン水695
部に徐々に加えて固形分約10%の水分散液を得た。
いて実施例1と同様にして電着塗装し基板を得た。
てその照射量を段階的に変化させて照射し130℃で1
0分加熱した後、2.38%のテトラメチルアンモニウ
ムヒドロオキサイド水溶液を用いて現像した。
率曲線から求めたγ値は10.0であり、未露光部分の
膜の減少、膨潤は全く見られなかった。
488nmの可視光線を露光量8mj/cm2で照射し
た後、常温水に1分間浸漬した。ついで上記したのと全
く同様に処理してライン/スペース=2/2μmの画像
を形成した。画像パターンの断面形状を基板表面と画像
パターン壁面とのなす角度で評価した。角度は87度で
あり極めて優れたパターン形状であった。画像形成最低
露光量は6mj/cm2であった。
水分散液を調製し、これからなる電着浴を用いて実施例
1と同様にして電着塗装し、レジスト膜厚3.5μmの
基板を得た。
てγ値を求めた。γ値は11.0であり、未露光部分の
膜の減少、膨潤は全く認められなかった。
照射光線として488nmの可視光を用い、露光量を2
mj/cm2とする以外は実施例1と全く同様にして画
像パターンの形状を評価した。角度は88度であり極め
て優れたパターン形状であった。画像形成最低露光量は
1.5mj/cm2であった。
4μmの基板を得た。
てγ値を求めた。γ値は10.0であった。
ト膜上に488nmの波長のアルゴンイオンレーザー光
線を用いた直接描画機により2mj/cm2のエネルギ
ー密度でライン/スペース=30/30μmのパターン
を描画した。ついで130℃で10分加熱した後、3%
炭酸ソーダ水溶液で現像を行った。その後、塩化銅を用
いて露出した銅をエッチングし、3%苛性ソーダ水溶液
で基板上の被膜を除去しすることにより優れたエッチン
グパターンが基板上に形成された。
日本感光色素研究所製のものを用いた。
Claims (27)
- 【請求項1】 (A)重合体1kgあたりカルボキシル
基を0.5〜10当量含有し且つ場合により、さらにヒ
ドロキシフエニル基を1当量以上含有していてもよい重
合体、(B)1分子中に少なくとも2個以上のビニルエ
ーテル基を含有する化合物、(C)可視光線照射により
酸を発生する一般式 【化1】 式中、Rは 【化2】 基(ここで、R1、R2及びR3はそれぞれ独立に水素原
子もしくはフッ素原子を表わす)、 【化3】 を表わす、で示される化合物、及び(D)増感色素を含
む組成物を塩基性化合物で中和し、水性媒体中に溶解又
は分散してなることを特徴とするポジ型電着フォトレジ
スト組成物。 - 【請求項2】 (A′)重合体1kgあたりカルボキシ
ル基を0.5〜10当量含有する重合体、(A″)重合
体1kgあたりヒドロキシフェニル基を1当量以上含有
する重合体、(B)1分子中に少なくとも2個以上のビ
ニルエーテル基を含有する化合物、(C)可視光線照射
により酸を発生する一般式 【化4】 式中、Rは 【化5】 基(ここでR1、R2及びR3はそれぞれ独立に水素原子
もしくはフッ素原子を表わす)、 【化6】 を表わす、で示される化合物、及び(D)増感色素を含
む組成物を塩基性化合物で中和し、水性媒体中に溶解又
は分散してなることを特徴とするポジ型電着フォトレジ
スト組成物。 - 【請求項3】 重合体(A)が約500〜約100,0
00の数平均分子量を有するものである請求項1の組成
物。 - 【請求項4】 重合体(A)がカルボキシル基を重合体
1kgあたり0.5〜8当量含有するものである請求項
1の組成物。 - 【請求項5】 重合体(A)がヒドロキシフエニル基を
重合体1kgあたり1〜10当量含有するものである請
求項1の組成物。 - 【請求項6】 重合体(A)が0℃以上のガラス転移温
度(Tg)を有するものである請求項1の組成物。 - 【請求項7】 重合体(A′)が約3,000〜約10
0,000の数平均分子量を有するものである請求項2
の組成物。 - 【請求項8】 重合体(A′)がカルボキシル基を重合
体1kgあたり0.5〜8当量含有するものである請求
項2の組成物。 - 【請求項9】 重合体(A″)が約500〜約100,
000の数平均分子量を有するものである請求項2の組
成物。 - 【請求項10】 重合体(A″)がヒドロキシフエニル
基を重合体1kgあたり1〜10当量含有するものであ
る請求項2の組成物。 - 【請求項11】 重合体(A′)および(A″)がそれ
ぞれ0℃以上のガラス転移温度(Tg)を有するもので
ある請求項2の組成物。 - 【請求項12】 ビニルエーテル基含有化合物(B)が、
1分子中に、−R′−O−CH=CH2[ここで、R′
は炭素数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン
基を表わす]で示されるビニルエーテル基を2〜4個含
有する低分子量または高分子量の化合物である請求項1
または2の組成物。 - 【請求項13】 ビニルエーテル基含有化合物(B)
が、ポリフェノール化合物とハロゲン化アルキルビニル
エーテルとの縮合物または芳香環をもつポリイソシアネ
ート化合物とヒドロキシアルキルビニルエーテルとの反
応物である請求項1または2の組成物。 - 【請求項14】 光酸発生化合物(C)が 【化7】 よりなる群から選ばれる請求項1または2の組成物。
- 【請求項15】 増感色素(D)が一般式 【化8】 式中、R4、R5、R6およびR7はそれぞれ独立にメチル
基、エチル基、プロピル基またはイソプロピル基を表わ
し、そしてR8およびR9はそれぞれ独立に水素原子、炭
素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基、各アルキ
ル部分の炭素数が1〜4のジアルキルアミノ基、Cl、
Br、CN、NO2またはSO2CH3を表わす、 【化9】 式中、R10、R11およびR12はそれぞれ独立にメチル
基、エチル基、プロピル基またはイソプロピル基を表わ
し、そしてR13およびR14はそれぞれ独立に水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数2〜5のアルキルカルボニル基、各アルキル
部分の炭素数が1〜4のジアルキルアミノ基、Cl、B
r、CN、NO2またはSO2CH3を表わす、で示され
る化合物、シアニン系色素、メロシアニン系色素及びク
マリン系色素よりなる群から選ばれる請求項1または2
の組成物。 - 【請求項16】 ビニルエーテル基含有化合物(B)を
重合体(A)100重量部に対して5〜150重量部含
有する請求項1の組成物。 - 【請求項17】 光酸発生化合物(C)を重合体(A)
とビニルエーテル基含有化合物(B)の合計量100重
量部に対して0.1〜40重量部含有する請求項1の組
成物。 - 【請求項18】 増感色素(D)を重合体(A)とビニ
ルエーテル基含有化合物(B)の合計量100重量部に
対して0.1〜10重量部含有する請求項1の組成物。 - 【請求項19】 重合体(A′)対重合体(A″)の重
量比が90/10〜10/90である請求項2の組成
物。 - 【請求項20】 ビニルエーテル基含有化合物(B)を
重合体(A′)と重合体(A″)の合計量100重量部
に対して5〜150重量部含有する請求項2の組成物。 - 【請求項21】 光酸発生化合物(C)を重合体
(A′)、重合体(A″)及びビニルエーテル基含有化
合物(B)の合計量100重量部に対して0.1〜40
重量部含有する請求項2の組成物。 - 【請求項22】 増感色素(D)を重合体(A′)、重
合体(A″)及びビニルエーテル基含有化合物(B)の
合計量100重量部に対して0.1〜10重量部含有す
る請求項2の組成物。 - 【請求項23】 親水性樹脂をさらに含有する請求項1
または2の組成物。 - 【請求項24】 塩基性化合物をカルボキシ基に対して
0.1〜1当量の範囲内で用いる請求項1または2の組
成物。 - 【請求項25】 請求項1又は2記載のポジ型電着フォ
トレジスト組成物を導電性表面を有する基板に電着法に
より塗布する工程;該基板を加熱する工程;可視光線を
画像選択的に照射する工程;照射後に基板を加熱する工
程;および塩基性現像液で現像する工程を順次行うこと
を特徴とするパターンの製造方法。 - 【請求項26】 可視光線を画像選択的に照射する工程
の後に、基板を水と接触させる工程をさらに含む請求項
25のパターンの製造方法。 - 【請求項27】 請求項25または26記載の方法で形
成されたパターン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33506198A JPH11237731A (ja) | 1997-10-07 | 1998-10-01 | ポジ型電着フオトレジスト組成物及びパターンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28921897 | 1997-10-07 | ||
JP9-289218 | 1997-10-07 | ||
JP33506198A JPH11237731A (ja) | 1997-10-07 | 1998-10-01 | ポジ型電着フオトレジスト組成物及びパターンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11237731A true JPH11237731A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=26557515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33506198A Pending JPH11237731A (ja) | 1997-10-07 | 1998-10-01 | ポジ型電着フオトレジスト組成物及びパターンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11237731A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6670100B1 (en) | 1999-05-20 | 2003-12-30 | Kansai Paint Co., Ltd. | Positive type actinic ray-curable dry film and pattern-forming method by use of the same |
JP2007056131A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 粘着付与樹脂エマルジョン、その製造方法および水性粘接着剤組成物 |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP33506198A patent/JPH11237731A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6670100B1 (en) | 1999-05-20 | 2003-12-30 | Kansai Paint Co., Ltd. | Positive type actinic ray-curable dry film and pattern-forming method by use of the same |
JP2007056131A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 粘着付与樹脂エマルジョン、その製造方法および水性粘接着剤組成物 |
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