JPH11236302A - 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法 - Google Patents

繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法

Info

Publication number
JPH11236302A
JPH11236302A JP10094284A JP9428498A JPH11236302A JP H11236302 A JPH11236302 A JP H11236302A JP 10094284 A JP10094284 A JP 10094284A JP 9428498 A JP9428498 A JP 9428498A JP H11236302 A JPH11236302 A JP H11236302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atom
ring
compound
fiber
hatching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10094284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3209962B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Funabashi
一良 船橋
Haruo Shibatani
治雄 柴谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ST Chemical Co Ltd
Original Assignee
ST Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ST Chemical Co Ltd filed Critical ST Chemical Co Ltd
Priority to JP09428498A priority Critical patent/JP3209962B2/ja
Publication of JPH11236302A publication Critical patent/JPH11236302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3209962B2 publication Critical patent/JP3209962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の防虫剤の使用濃度より低い濃度で繊維
害虫による繊維製品の食害を防止しうる新しいタイプの
防虫剤を提供する。 【解決手段】 少なくとも1個の環と、該環の外に少な
くとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から選
ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化合
物を有効成分として含有する繊維害虫卵孵化抑制剤およ
びこれと有香成分および/またはピレスロイド系化合物
を組み合わせた繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれ
らを用いる防虫方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維害虫の卵に作
用し、その孵化を阻害する繊維害虫卵孵化抑制剤および
繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫
方法に関し、さらに詳細には、例えば、イガ、コイガ、
ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシ等の繊維
害虫の卵の孵化を阻害ないしは抑制することにより、ま
た必要により有香成分やピレスロイド系化合物を組み合
わせることにより繊維製品の食害を防ぐ繊維害虫卵孵化
抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれら
を用いる防虫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衣料等の繊維製品は、繊維害虫の
幼虫により食害を受けることが多く、これを防ぐため
に、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのう、
ピレスロイド系化合物等が防虫剤として使用されてい
る。これらの防虫剤は、繊維害虫の幼虫に対して作用
し、摂食阻害、忌避、殺虫等の効果を有するとされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】防虫剤としてのパラジ
クロルベンゼンやナフタリンは、特有の強い香りを有し
ており、その香りを抑制されることが求められている。
また、防虫作用を有しながら、今までに防虫剤として
知られていなかった物質の提供も求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】ところで、本発明者らは
繊維害虫用防虫剤の作用機序を明らかにすべく、繊維害
虫の幼虫の他、卵および成虫についての作用を詳細に検
討していたところ、繊維害虫防虫剤として利用される代
表的な化合物には、防虫剤として使用されるより低い使
用濃度において卵孵化抑制という全く新しい作用を有す
ることを見出した。そして、このような繊維害虫の卵孵
化抑制作用を利用すれば、卵から幼虫への孵化を防ぐこ
とができるので、従来の防虫剤の使用濃度より低い濃度
で繊維製品の食害を防止しうる新しい防虫剤となし得る
可能性があることに気付いた。そこで、更に、種々の種
類の化合物について広く検索を行った結果、繊維害虫の
孵化抑制作用を有する多くの物質を見出し、本発明を完
成した。また、これらの物質は、有香成分やピレスロイ
ド系化合物等と組み合わせることにより、よりすぐれた
組成物が得られることを知り、本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明の目的は、少なくとも1個
の環と、該環の外に少なくとも1個の酸素原子、窒素原
子または硫黄原子から選ばれた原子をもち、かつ、炭素
数が15以下である化合物を有効成分として含有する繊
維害虫卵孵化抑制剤である。
【0006】また本発明の別の目的は、上記の化合物
に、該化合物と同様の揮散性を有する1種または2種以
上の有香成分および/またはピレスロイド系化合物を含
有する繊維害虫卵孵化抑制剤組成物を提供することであ
る。
【0007】更に本発明の他の別の目的は、繊維製品
に、繊維害虫の卵孵化抑制に必要な量の上記繊維害虫卵
孵化抑制剤または繊維害虫卵孵化抑制剤組成物を適用す
る防虫方法を提供することである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、卵孵化抑制作用
とは、卵および/または孵化した直後の若齢幼虫を死滅
させることにより、食害を与えるような幼虫に成長する
ことを阻害ないしは抑制する作用をいう。
【0009】本発明において、繊維害虫卵孵化抑制の有
効成分として使用される化合物の第1の要件は、少なく
とも1個の環を持つことである。その環は、単環であっ
ても縮合環であってもよい。また、芳香環、脂環または
複素環のいずれであってもよい。単環の例としては、ベ
ンゼン、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロペン
タジエン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロヘ
キサジエン、シクロヘプタトリエン、フラン、ジヒドロ
フラン、テトラヒドロフラン、ピラン、ジヒドロピラ
ン、テトラヒドロピラン、ピロール、ジヒドロピロー
ル、テトラヒドロピロール、ピリジン、ピラジン、チオ
フェン、テトラヒドロチオフェン、チアゾール等を挙げ
ることができる。また、縮合環の例としては、ナフタリ
ン、テトラヒドロナフタリン、オクタヒドロナフタリ
ン、デカヒドロナフタリン、インデン、ピナン、ボルナ
ン、ノルピナン、ノルボルナン等を挙げることができ
る。
【0010】本発明に使用される化合物の第2の要件
は、上記環の外に少なくとも1個の酸素原子、窒素原子
または硫黄原子から選ばれた原子をもつことである。な
お、このような酸素原子、窒素原子または硫黄原子の二
種以上を持っていてもよい。
【0011】酸素原子の形としては、例えばヒドロキシ
ル基、カルボニル基、カルボキシル基、エーテル結合、
スルフィニル基、スルフォニル基等に含まれる酸素原子
を挙げることができる。2個以上の酸素原子をもつ場合
は、同じ形であっても、異なる形であってもよい。ま
た、酸素原子は直接環に結合していても、1個以上の他
の原子を介して結合していてもよい。さらに、酸素原子
が別の環を形成していてもよい。環に直接結合している
化合物の例としては、脂環式アルコール、脂環式ケト
ン、フェノール、フェニルエーテル、フェニルエステ
ル、ラクトン、イミド、環式エステル、スルフォキシ
ド、スルフォン等を挙げることができる。他の原子を介
して結合している例としては、芳香族、脂環式または複
素環式のアルコール、アルデヒド、ケトン、カルボン
酸、エーテル、エステル、アミド等を挙げることができ
る。また、酸素原子が環を形成している例としては、環
状アセタール、環状ケタール、複素環式化合物等を挙げ
ることができる。
【0012】窒素原子の形としては、アミノ基、イミノ
基、ニトリロ基などに含まれる窒素原子を、硫黄原子の
形としては、チオール結合、スルフィド結合等に含まれ
る硫黄原子を挙げることができる。このような窒素原子
または硫黄原子を含む化合物の例としては、芳香族、脂
環式または複素環式のアミン、ニトリル、チオール、ス
ルフィドおよび複素環化合物等を挙げることができる。
【0013】本発明に使用される化合物の第3の要件と
して、化合物の炭素数が15以下であることが必要であ
る。本発明の化合物は、蒸発して卵に到達し作用するの
であるから、化合物の炭素数が15を超えると蒸気圧が
低くなり、十分な卵孵化抑制効果を示さないため防虫剤
としての使用に適さない。
【0014】本発明の繊維害虫卵孵化抑制剤の有効成分
として用いられる上記化合物の具体的な例として、以下
の化合物を挙げることができる。アルコールとしては、
ベンジルアルコール、クミンアルコール、フェニルエタ
ノール、フェニルプロパノール、メチルフェニルエタノ
ール、メトキシフェニルエタノール、シンナミックアル
コール、アニスアルコール、ジメチルベンジルカルビノ
ール、メチルフェニルカルビノール、ジメチルフェニル
カルビノール、フェニルエチルジメチルカルビノール、
フェノキシエタノール、エチレングリコールベンジルエ
ーテル、エチレングリコールトリルエーテル等の芳香族
アルコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサ
ノール、プロピルシクロヘキサノール、ブチルシクロヘ
キサノール、メントール、テルピネオール、ジヒドロテ
ルピネオール、カルベオール、ペリラアルコール、デカ
ヒドロナフトール等の脂環式アルコール、フルフリルア
ルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール等の複素
環式アルコール等を例示することができる。
【0015】フェノールとしては、フェノール、クレゾ
ール、エチルフェノール、チモール、カルバクロール、
ヒノキチオール、グアヤコール、オイゲノール、フェニ
ルフェノール、ナフトール、ニトロフェノール等を例示
することができる。
【0016】アルデヒドとしては、ベンズアルデヒド、
トリルアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、フェニ
ルプロピオンアルデヒド、クミンアルデヒド、シンナミ
ックアルデヒド、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、
サリチルアルデヒド等の芳香族アルデヒド、ヘキサヒド
ロベンズアルデヒド、ジメチルテトラヒドロベンズアル
デヒド、ペリラアルデヒド等の脂環式アルデヒド、フル
フラール等の複素環式アルデヒド等を例示することがで
きる。
【0017】ケトンとしては、アセトフェノン、プロピ
オフェノン、メチルアセトフェノン、メトキシアセトフ
ェノン、ベンジリデンアセトン、ベンゾフェノン、ジベ
ンジルケトン、アセチルピリジン等の芳香族ケトン、シ
クロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、カルボン、
メントン、プレゴン、ピペリトン、しょうのう、ヨノ
ン、メチルヨノン、シスジャスモン、クマリン、ダマス
コン、ダマセノン、ブルテノン、マルトール等の脂環式
ケトン等を例示することができる。
【0018】エステルとしては、蟻酸ベンジル、蟻酸フ
ェニルエチル、蟻酸オイゲニル、酢酸フェニル、酢酸ク
レジル、酢酸ベンジル、酢酸フェニルエチル、酢酸フェ
ノキシエチル、酢酸シンナミル、プロピオン酸ベンジ
ル、プロピオン酸フェニルエチル、酪酸ベンジル、酪酸
フェニルエチル、吉草酸ベンジル、安息香酸メチル、安
息香酸エチル、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸メチ
ル、フェニル酢酸エチル、ケイ皮酸メチル、ケイ皮酸エ
チル、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、サリチル
酸アミル、アントラニル酸メチル、アントラニル酸エチ
ル、N−メチルアントラニル酸メチル等の芳香族エステ
ル、酢酸シクロヘキシル、酢酸メンチル、酢酸テルペニ
ル、プロピオン酸メンチル、プロピオン酸テルペニル、
酪酸メンチル、酪酸テルペニル等の脂環式エステル、酢
酸フルフリル等の複素環式エステル等を例示することが
できる。
【0019】ラクトンとしては、ブチロラクトン、バレ
ロラクトン、ヘキサラクトン、アンゲリララクトン、ク
マリン等を例示することができる。
【0020】ラクタムとしては、ピロリドン、メチルピ
ロリドン、カプロラクタム等を例示することができる。
【0021】アミドとしては、ベンズアミド、トルアミ
ド、ジメチルトルアミド、ジエチルトルアミド、アセト
アニリド等を例示することができ、イミドとしては、マ
レインイミド、スクシンイミド等を例示することができ
る。
【0022】カルボン酸としては、安息香酸、フェニル
酢酸等を例示することができる。
【0023】エーテルとしては、アニソール、クレジル
メチルエーテル、フェネトール、アネトール、エストラ
ゴール、ベラトロール、メチルベンジルエーテル、エチ
ルベンジルエーテル、メチルフェニルエチルエーテル、
アリルフェニルエチルエーテル、プロピルジメトキシベ
ンゼン、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノー
ル、サフロール、イソサフロール、ジメチルハイドロキ
ノン、ジフェニルエーテル、ジベンジルエーテル、メチ
ルナフチルエーテル、エチルナフチルエーテル、ブチル
ナフチルエーテル、スチレンオキサイド、ニトロアニソ
ール、アニシジン等を例示することができる。
【0024】アセタールとしては、ベンズアルデヒドジ
メチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチル
アセタール、ヘリオトロピンジメチルアセタール、アセ
トアルデヒドフェニルエチルプロピルアセタール等を例
示することができる。
【0025】ケタールとしては、シクロヘキサノンジメ
チルケタール、アセト酢酸エチルエチレングリコールケ
タール、アセト酢酸エチルプロピレングリコールケター
ル等を例示することができる。
【0026】環式エステルとしては、炭酸エチレン、炭
酸プロピレン等を例示することができる。
【0027】スルフォキシドとしては、テトラメチレン
スルフォキシド等を例示することができる。
【0028】スルフォンとしては、テトラメチレンスル
フォン等を例示することができる。
【0029】アミンとしては、アニリン、トルイジン、
キシリジン、アニシジン、インドール、ジフェニルアミ
ン、ナフチルアミン等を例示することができる。
【0030】ニトリルとしては、ベンゾニトリル、クミ
ニルニトリル、シンナモニトリル等を例示することがで
きる。
【0031】チオールとしては、チオフェノール、チオ
クレゾール、フルフリルメルカプタン等を例示すること
ができる。
【0032】スルフィドとしては、メチルフェニルスル
フィド、エチルフェニルスルフィド、ジフェニルスルフ
ィド等を例示することができる。
【0033】複素環化合物としては、ベンゾフラン、ベ
ンゾピラン、クロマン、インドール、インドリン、キノ
リン、ベンゾチオフェン等を例示することができる。
【0034】本発明においては、有効成分である上記化
合物(以下、「本発明化合物」という)の二種以上を組
み合わせて用いることもできる。 これらの化合物の多
くは、天然物に含まれている成分であり、香料としても
用いられている。また、一般的に穏やかな香りや快い香
りをもち、ピレスロイド系化合物に比して安価である。
【0035】上記の本発明化合物のうち、ベンジルアル
コール、フェニルエタノール、メントールなどは、繊維
害虫の幼虫に対して有効であることが知られている化合
物である(例えば、特開昭50−24436号、特開昭
55−64501号)。 しかし、これらについても、
幼虫に対して防虫効果を奏するために必要な量よりも、
有意に少ない量で卵の孵化を抑制しうるのである。
【0036】本発明化合物のうち、特に好ましいものの
ひとつは、2−フェノキシエタノールである。 この化
合物は、香りが特に穏やかであり、相対的に安価であ
り、比較的少量で卵孵化抑制効果を十分発揮することが
できる。2−フェノキシエタノールおよびそのアルキル
置換体やエステル誘導体は、一般に昆虫の卵期または幼
虫期に処理することによって殺卵作用、殺幼虫作用を示
すことが知られている(特開昭50−82234号)。
しかし、繊維害虫の防虫剤として使用するためには、
卵や幼虫に直接接触させた時に効果を有するものでな
く、蒸発して卵や幼虫に到達し、有効に作用するもので
なければならない。この目的に使用する場合、2−フェ
ノキシエタノールは幼虫に対する効果が弱いにもかかわ
らず、卵に対しては特異的に効果が高いことが見出され
たのである。 2−フェノキシエタノールのアルキル置
換体やエステルも同様に有効であるが、香り、価格、効
果を勘案すれば、2−フェノキシエタノールが特に好ま
しい。
【0037】本発明化合物の第一の利用法は、いうまで
もなく単独での使用である。 この方法によって、例え
ば、2−フェノキシエタノールのように香りの穏やかな
化合物を選択すれば、ほとんど無臭に近い穏やかな香り
の防虫剤を得ることができる。
【0038】第二の利用法は、本発明化合物と少量の有
香成分を併用して、快い香りを感知できる微香の防虫剤
とすることである。 上記方法によりほとんど無臭の防
虫剤を得ることはできるが、消費者の中には、無臭の防
虫剤は効果を実感できないという不安感をもつ人もい
る。 この利用法によれば、そのような消費者の不安を
解消することができる。 ただし、香りで正しく効果を
実感するためには、香りの有無が本発明化合物の存否と
対応しなければならない。 また、全使用期間を通して
香りに変化がないことが望ましい。 そのためには、有
香成分として当該化合物と同様の揮散性をもつものを選
ぶ必要がある。 例えば、有効成分として2−フェノキ
シエタノールを選択する場合には、2−フェノキシエタ
ノールの常圧における沸点は約245℃であるから、こ
れと組み合わせ得る有香成分としては、常圧における沸
点が、約230℃ないし約300℃のものを選択するこ
とが望ましい。
【0039】第二の利用法において採用しうる有香成分
の例としては、炭化水素、アルコール、フェノールおよ
びその誘導体、アルデヒド、アセタール、ケトン、エー
テル、有機酸、ラクトン、エステル等や窒素、硫黄を含
有する化合物が挙げられる。
【0040】例えば、2−フェノキシエタノールと組み
合わせるのに適する有香成分としては、次の化合物が挙
げられる。
【0041】具体的に炭化水素としては、ファルネセ
ン、ビサボレン、セドレン、β−カリオフィレン、バレ
ンセン、ツヨプセン、グアイエン、ロンギホレン、カジ
ネン、ジフェニル、ジフェニルメタン等が挙げられ、ま
た、アルコールの具体例としては、1−デカノール、1
−ウンデカノール、2−ウンデカノール、1−ドデカノ
ール、9−デセノール、1−ウンデセノール、バクダノ
ール、サンダノール、ゲラニオール、ヒドロキシシトロ
ネロール、ノポール、ジメチルビシクロヘプチルシクロ
ヘキサノール、トリメチルビシクロヘプチルシクロヘキ
サノール、ファルネソール、ネロリドール、α−ビサボ
ロール、β−カオリフィレンアルコール、サンタロー
ル、ベチベロール、セドロール、セドレノール、パチュ
リアルコール、アニスアルコール、クミンアルコール、
2−メトキシフェニルエチルアルコール、α−プロピル
フェニルエチルアルコール、イソブチルベンジルカルビ
ノール、3−フェニルプロピルアルコール、ジメチルフ
ェニルエチルカルビノール、3−メチル−1−フェニル
−3−ペンタノール、シンナミックアルコール等が挙げ
られる。
【0042】フェノールおよびその誘導体の具体例とし
ては、チャビコール、アネトール、チモール、カルバク
ロール、ヒノキチオール、β−ナフト−ルメチルエーテ
ル、β−ナフト−ルエチルエーテル、2,6−ジメトキ
シフェノール、4−エチルグアヤコール、オイゲノー
ル、イソオイゲノール、ジヒドロオイゲノール、メチル
オイゲノール、メチルイソオイゲノール、ジフェニルオ
キサイド、エチルイソオイゲノール、サフロール、イソ
サフロール、ベンジルイソオイゲノール等が挙げられ
る。
【0043】アルデヒドの具体例としては、ドデカナー
ル、2−メチルウンデカナール、トリデカナール、テト
ラデカナール、10−ウンデセナール、2−ドデセナー
ル、シトラール、ヒドロキシシトロネラール、ペリラア
ルデヒド、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、ゲラ
ニルオキシアセトアルデヒド、リラール、クミンアルデ
ヒド、p−イソプロピルフェニルアセトアルデヒド、シ
クラメンアルデヒド、スザラール、リリアール、3−メ
チル−5−フェニルバレルアルデヒド、シンナミックア
ルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、アニス
アルデヒド、o−メトキシベンズアルデヒド、バニリ
ン、メチルバニリン、エチルバニリン、ヘリオトロピ
ン、5−ヒドロキシメチル−2−フルフラール等が挙げ
られる。
【0044】アセタールの具体例としては、アセトアル
デヒドエチルフェニルエチルアセタール、デカナールジ
エチルアセタール、2−メチルウンデカナールジメチル
アセタール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセタ
ール、ヒドロキシシトロネラールジエチルアセタール、
ベンズアルデヒドグリセリンアセタール、フェニルアセ
トアルデヒドジイソブチルアセタール、フェニルアセト
アルデヒド−2,4−ジヒドロキシ−2−メチルペンタ
ンアセタール、3−フェニルプロピオンアルデヒドジメ
チルアセタール、ヒドラトロパアルデヒドジメチルアセ
タール、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタ
ール、ヘリオトロピンジメチルアセタール、ヘリオトロ
ピンジエチルアセタール等が挙げられる。
【0045】ケトンの具体例としては、2−ウンデカノ
ン、2−トリデカノン、ゲラニルアセトン、ファルネシ
ルアセトン、シスジャスモン、ジヒドロジャスモン、イ
ソジャスモン、3−メチル−5−プロピル−2−シクロ
ヘキセノン、ヨノン、プソイドヨノン、メチルヨノン、
イロン、アリルヨノン、カシュメラン、カルボン、ピペ
リトン、ピペリテノン、ジオスフェノール、オキソセド
ラン、p−メトキシアセトフェノン、ベンジリデンアセ
トン、p−メトキシフェニルアセトン、アニシルアセト
ン、ジンゲロン、メチルナフチルケトン、トナリド等が
挙げられる。
【0046】エーテルとしてはセドロールメチルエーテ
ル、イソアミルベンジルエーテル、ジベンジルエーテル
が挙げられ、有機酸としてはオクタン酸、ノナン酸、デ
カン酸、ゲラン酸、ウンデシレン酸、レブリン酸、安息
香酸、フェニル酢酸、ケイ皮酸、3−フェニルプロピオ
ン酸、バリン等が挙げられる。
【0047】ラクトンとしてはγ−オクタラクトン、γ
−ノナラクトン、γ−デカラクトン、γ−ウンデカラク
トン、γ−ドデカラクトン、n−ブチルフタリド、プロ
ピリデンフタリド、ブチリデンフタリド、クマリン、ジ
ヒドロクマリン、シクロヘキシルラクトン、シクロペン
タデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデカノ
リド等が挙げられる。
【0048】エステルの具体例としては、ギ酸シトロネ
リル、ギ酸シンナミル、ギ酸オイゲニル、ギ酸デカヒド
ロ−β−ナフチル、酢酸デシル、酢酸ドデシル、ジアセ
チン、トリアセチン、酢酸ジメチルオクタニル、酢酸シ
トロネリル、酢酸ロジニル、酢酸ゲラニル、酢酸ネリ
ル、酢酸ネロリドール、酢酸ジヒドロカルビル、酢酸イ
ソプレゴール、酢酸ノピル、酢酸ペチベリル、酢酸グア
ヤック、酢酸p−tert−ブチルシクロヘキシル、酢
酸フェニルエチル、酢酸アニシル、ローズフェノン、酢
酸シンナミル、酢酸クミニル、酢酸ジメチルベンジルカ
ルビニル、アセチルオイゲノール、フェニルグリコール
ジアセテート、酢酸ジメチルフェニルエチルカルビニ
ル、酢酸フェニルエチルメチルエチルカルビニル、ベン
ジルアセト酢酸エチル、プロピオン酸シトロネリル、プ
ロピオン酸ロジニル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオ
ン酸ネリル、プロピオン酸カルビル、プロピオン酸テル
ピネル、プロピオン酸イソボルニル、プロピオン酸アニ
シル、プロピオン酸フェニルエチル、プロピオン酸シン
ナミル、プロピオン酸フェニルプロピル、プロピオン酸
フェノキシエチル、酪酸オクチル、酪酸リナリル、酪酸
シトロネリル、酪酸ロジニル、酪酸ゲラニル、酪酸ネリ
ル、酪酸テルピネル、酪酸ベンジル、酪酸シンナミル、
酪酸フェニルエチル、イソ酪酸オクチル、イソ酪酸リナ
リル、イソ酪酸シトロネリル、イソ酪酸ロジニル、イソ
酪酸ゲラニル、イソ酪酸ネリル、イソ酪酸テルピネル、
イソ酪酸p−クレジル、イソ酪酸シンナミル、イソ酪酸
フェニルエチル、イソ酪酸フェニルプロピル、イソ酪酸
ジメチルフェニルエチルカルビニル、イソ酪酸フェノキ
シエチル、2−メチル酪酸ベンジル、吉草酸フェニルエ
チル、イソ吉草酸オクチル、イソ吉草酸シトロネリル、
イソ吉草酸ゲラニル、イソ吉草酸メンチル、イソ吉草酸
テルピネル、イソ吉草酸ベンジル、イソ吉草酸フェニル
エチル、イソ吉草酸フェニルプロピル、ヘキサン酸ヘキ
シル、ヘキサン酸ヘプチル、ヘキサン酸リナリル、ヘキ
サン酸シトロネリル、ヘキサン酸ゲラニル、ヘキサン酸
ベンジル、ヘプタン酸オクチル、オクタン酸ブチル、オ
クタン酸ヘキシル、オクタン酸ヘプチル、オクタン酸リ
ナリル、オクタン酸フェニルエチル、オクタン酸p−ク
レジル、ノナン酸フェニルエチル、デカン酸エチル、デ
カン酸イソプロピル、デカン酸ブチル、デカン酸イソア
ミル、ウンデシレン酸メチル、ウンデシレン酸ブチル、
ドデカン酸メチル、ドデカン酸エチル、ミリスチン酸エ
チル、安息香酸アリル、安息香酸イソブチル、安息香酸
イソアミル、安息香酸ヘキシル、安息香酸cis−3−
ヘキセニル、安息香酸リナリル、アニス酸メチル、アニ
ス酸エチル、o−メトキシ安息香酸エチル、o−メトキ
シ安息香酸メチル、フェニル酢酸エチル、フェニル酢酸
プロピル、フェニル酢酸イソプロピル、フェニル酢酸ブ
チル、フェニル酢酸イソブチル、フェニル酢酸イソアミ
ル、フェニル酢酸ヘキシル、フェニル酢酸cis−3−
ヘキセニル、フェニル酢酸メンチル、ケイ皮酸メチル、
ケイ皮酸エチル、ケイ皮酸プロピル、ケイ皮酸アリル、
ケイ皮酸イソブチル、サリチル酸エチル、サリチル酸ブ
チル、サリチル酸イソブチル、サリチル酸イソアミル、
サリチル酸ヘキシル、サリチル酸cis−3−ヘキセニ
ル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ベンジル、フェノ
キシ酢酸アリル、フェニルプロピオン酸エチル、フタル
酸ジメチル、フタル酸ジエチル、チグリン酸シトロネリ
ル、チグリン酸ゲラニル、チグリン酸フェニルエチル、
レブリン酸ブチル、レブリン酸イソアミル、フランアク
リル酸プロピル、ヘプチンカルボン酸イソアミル、デシ
ンカルボン酸メチル、フェニルグリシド酸メチル、3−
メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、酒石酸ジエチ
ル、アジピン酸ジエチル、クエン酸トリエチル等が挙げ
られる。
【0049】窒素、硫黄を含有する化合物の具体例とし
てはアントラニル酸メチル、アントラニル酸エチル、N
−メチルアントラニル酸メチル、ドデカンニトリル、シ
トロネリルニトリル、シアン化ベンジル、キノリン、イ
ソキノリン、p−メチルキノリン、m−メチルキノリ
ン、テトラヒドロ−p−メチルキノリン、6−イソプロ
ピルキノリン、イソブチルキノリン、2−イソブチルキ
ノリン、6−sec−ブチルキノリン、インドール、ス
カトール、スルフロール、5−アセチル−2,4−ジメ
チルチアゾール、ベンゾチアゾール、イソチオシアン酸
ベンジル、2−ナフチルメルカプタン等を挙げることが
できる。
【0050】以上の有香成分の他、あえて使用期間の初
期のみ、異なる香りとしたり強い忌避効果を得るため、
沸点がこれより低い有香成分をさらに加えることも可能
である。 また、有香成分自体も防虫効果を有すること
が望ましいのは、もちろんである。
【0051】さらに、上記の有香成分を含む天然精油を
用いることもできる。 例えば、2−フェノキシエタノ
ールと組み合わせるのに適する天然精油の具体的な例と
しては、レモングラス油、ジンジャーグラス油、パルマ
ローザ油、ベチバー油、白檀油、タイム油、紫蘇油、パ
チュリー油、アジョワン油、シンナモン油、カシア油、
ベイ油、クローブ油、シダーウッド油、ヒバ油、チュー
ベローズ油、オリス油、ピメント油等をあげることがで
きる。
【0052】有香成分としては、1種類だけを用いるこ
とも2種以上を用いることもできる。有香成分の量は、
本化合物に対して、0.5%ないし20%、好ましくは
1%ないし10%である。
【0053】第三の利用法は、本発明化合物とピレスロ
イド系化合物を併用するものである。 ピレスロイド系
化合物は、一般にほとんど無臭であり、揮散性が小さ
い。 一方、本発明化合物は相対的に揮散性が大きい。
したがって、これらを併用し、ピレスロイド系化合物の
種類および両化合物の比率を適当に選べば、両化合物の
作用時期を調節し、特定の時期の防虫効果を増強するこ
とができる。 本発明化合物として、例えば2−フェノ
キシエタノールを用いれば、ほとんど無臭で、しかも特
定の時期の防虫効果を増強した防虫剤を得ることができ
る。
【0054】すなわち、ピレスロイド系化合物として、
エムペントリン、ノックスリン等の比較的揮散性の大き
いものを用い、両化合物の揮散性の違いを相殺するよう
に両者の比率を選べば、全使用期間を通して両化合物を
作用させることができる。
【0055】本発明化合物の比率をこれより大きくすれ
ば、本発明化合物を主として作用させ、使用期間の前半
をピレスロイド系化合物で増強することができる。 反
対に、ピレスロイド系化合物の比率をこれより大きくす
れば、ピレスロイド系化合物を主剤とし、使用期間の前
半を本発明化合物で増強することができる。ピレスロイ
ド系化合物として、アレスリン、フェノトリン等の揮散
性の小さいものを用いて、これと同様の効果を得ること
もできる。
【0056】第四の利用法は、第二の利用法と同様に本
発明化合物と、該化合物と同様の揮散性を有する有香成
分を併用するのに加え、さらにピレスロイド系化合物を
併用する方法である。 例えば、本発明化合物として前
記の2−フェノキシエタノールを採用すれば、第二の利
用法と同様に防虫効果を快い香りで実感することができ
るとともに、第三の利用法と同様に特定の時期の防虫効
果を増強することができる。
【0057】本発明の繊維害虫卵孵化抑制剤は、有効成
分である上記の本発明化合物に、必要に応じて酸化防止
剤等の任意成分を加え、製剤化することにより調製され
る。
【0058】本発明の繊維害虫卵孵化抑制剤の剤形とし
ては、例えば、多孔質担体や昇華性固体等に含浸担持さ
せた固形製剤、不織布等に含浸させたシート状製剤、成
分をそのままあるいは適当な溶剤に溶解もしくは可溶化
させた液体製剤、この液体製剤をゲル化させたゲル状
剤、スプレー状製剤等が挙げられる。 また、上記液体
製剤は、液芯型揮散剤としてもよい。
【0059】なお、本発明の繊維害虫卵孵化抑制剤や繊
維害虫卵孵化抑制剤組成物には、上記以外の公知の防虫
成分、例えばパラジクロルベンゼン、ナフタリン等を併
用することもできる。
【0060】本発明の繊維害虫卵孵化抑制剤の具体的な
使用方法としては、タンス、衣装函等の密閉容器内で用
いるほか、例えば、繊維製品のそばに置く方法、クロー
ゼット等の入口に置く方法、有効成分を含浸したカーテ
ンやカバーでクローゼットの入口や繊維製品を被う方
法、繊維製品や収納容器の表面に液状またはスプレー状
の製剤を散布する方法等が挙げられる。
【0061】なお、上記の本発明化合物のうち、比較的
蒸気圧の大きいものは、蒸発しやすいため、防虫剤の置
かれた位置から離れたところまで作用を及ぼすことがで
きる。 しかし、無駄に使われるおそれもあるため、例
えばタンス用防虫剤のような密閉性の高い場所での使用
に適している。 これに対して、本発明化合物のうち、
比較的蒸気圧の小さいものは、蒸発しにくいので、防虫
剤の近傍にしか作用が及ばないが、無駄に使われるおそ
れは小さい。 従って、例えば防虫シートのように、密
閉性の低い場所で、繊維製品に近接して使う用途に適し
ている。 このように使用目的に会わせて、適当な蒸気
圧の化合物を用いることが望ましい。
【0062】
【作用】従来、繊維害虫の防虫・防除が、繊維害虫の幼
虫に対する摂食阻害作用、忌避作用、殺虫作用を中心に
考えられてきたのに対して、本発明は、卵の孵化抑制と
いう新しい視点からその防除を図るものである。本発明
化合物は、直接卵に接触させなくても蒸発して卵に到達
し、その孵化を抑制することによって食害を与えるよう
な幼虫に成長することを阻害ないし抑制するものであ
る。
【0063】本発明の有効成分の中には、繊維害虫の幼
虫に対して有効とされるものも含まれているが、これら
については、幼虫に対して必要な量より少ない量で、卵
の孵化を抑制しうることが確認されており、従来の幼虫
に作用する防虫剤とは区別される。
【0064】
【発明の効果】本発明の繊維害虫卵孵化抑制剤は、従来
の防虫剤のように繊維害虫の幼虫に対する薬理効果が出
るまで使用する必要がないので、より広範な化合物を有
効に使用することができ、しかもより少ない量で効果を
発揮することができる。そのため、天然物に含まれてい
る成分、臭いの穏やかな成分、快い香りの成分を使用す
ることが可能になる。
【0065】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるもの
ではない。
【0066】実 施 例 1〜82 卵 孵 化 基 礎 試 験 :直径4cmの金属製のかごの
中に、所定量の試験物質を含浸させた濾紙を入れ、これ
を内容積0.5リットルのガラス製ふた付き容器のほぼ
中央に置き、その底部に産卵後1日のイガの卵20個を
のせた1辺2.5cmの正方形のサージを置いた。温度
25℃、相対湿度60%RHの条件下に12日間保持し
た後容器のふたを開け、孵化した卵の数を数えて、孵化
率を算出した。孵化していた場合には、孵化直後の若齢
幼虫の生死を判別し、これより卵の通算の生存率を算出
した。その試験結果を表1に示す。
【0067】
【表1】 ─────────────────────────────────── 実施例 試験物質 供試量 孵化率 生存率 番 号 (mg) (%) (%) ─────────────────────────────────── 1 ベンジルアルコール 1.8 0 0 2 2−フェニルエタノール 2.4 0 0 3 3−フェニルプロパノール 1.8 0 0 4 シンナミックアルコール 4.4 0 0 5 アニスアルコール 5.0 45 30 6 ジメチルベンジルカルビノール 2.9 0 0 7 2−フェノキシエタノール 2.1 0 0 8 エチレングリコール モノ− 6.0 0 0 p−トリルエーテル 9 シクロヘキサノール 6.9 0 0 10 L−メントール 2.0 5 0 11 テルピネオール 2.0 0 0 12 デカヒドロ−2−ナフトール 4.5 0 0 13 フルフリルアルコール 2.8 0 0 14 フェノール 5.5 0 0 15 o−クレゾール 1.0 0 0 16 カルバクロール 3.3 0 0 17 グアヤコール 2.1 0 0 18 オイゲノール 2.1 0 0 19 o−フェニルフェノール 1.1 0 0 20 ベンズアルデヒド 4.1 0 0 21 p−トリルアルデヒド 2.7 0 0 22 3−フェニルプロピオンアルデヒド 1.4 0 0 23 クミンアルデヒド 5.8 35 20 24 シンナミックアルデヒド 0.9 10 0 25 アニスアルデヒド 0.1 0 0 26 ヘリオトロピン 3.2 0 0 27 サリチルアルデヒド 2.7 0 0 28 アセトフェノン 1.9 0 0 29 メトキシアセトフェノン 2.6 0 0 30 ベンジリデンアセトン 3.0 0 0 31 ベンゾフェノン 12.7 0 0 32 シクロヘキサノン 6.3 0 0 33 L−カルボン 1.2 0 0 34 プレゴン 8.5 0 0 35 しょうのう 5.9 0 0 36 β−ヨノン 1.4 65 0 37 メチルヨノン 3.7 55 0 38 シスジャスモン 3.6 0 0 39 ダマスコン 1.3 0 0 40 ダマセノン 0.7 0 0 41 ブルテノン 0.1 0 0 42 酢酸フェニル 3.8 0 0 43 酢酸クレジル 0.8 0 0 44 酢酸 2−フェノキシエチル 6.2 0 0 45 酢酸シンナミル 1.4 5 5 46 プロピオン酸ベンジル 1.4 0 0 47 酪酸フェニルエチル 2.6 0 0 48 サリチル酸アミル 1.2 0 0 49 アントラニル酸メチル 2.4 0 0 50 アントラニル酸エチル 1.3 10 5 51 N−メチルアントラニル酸メチル 2.5 0 0 52 酢酸シクロヘキシル 22.2 0 0 53 酢酸メンチル 2.2 0 0 54 酢酸テルペニル 7.1 0 0 55 酢酸フルフリル 6.5 0 0 56 γ−ブチロラクトン 5.3 0 0 57 γ−バレロラクトン 5.8 0 0 58 N−メチル−2−ピロリドン 9.9 0 0 59 クマリン 17.1 0 0 60 N,N−ジエチル−m−トルアミド 0.1 0 0 61 マレインイミド 23.5 40 30 62 アニソール 3.1 20 20 63 クレジルメチルエーテル 1.5 30 30 64 フェネトール 6.7 0 0 65 アネトール 1.2 0 0 66 メチルベンジルエーテル 2.5 0 0 67 メチルオイゲノール 3.4 0 0 68 イソサフロール 3.6 0 0 69 ジフェニルエーテル 1.1 0 0 70 ジベンジルエーテル 6.2 0 0 71 メチルナフチルエーテル 2.1 0 0 72 スチレンオキサイド 3.4 0 0 73 アセトアルデヒド フェニルエチルプロピルアセタール 1.6 0 0 74 炭酸エチレン 22.1 25 0 75 炭酸プロピレン 16.8 5 0 76 テトラメチレンスルフォン 44.8 20 0 77 アニリン 6.6 0 0 78 ジフェニルアミン 8.2 0 0 79 ベンゾニトリル 7.9 0 0 80 チオフェノール 7.8 0 0 81 メチルフェニルスルフィド 6.0 0 0 82 ベンゾフラン 7.5 0 0 ───────────────────────────────────
【0068】実 施 例 83、84 卵 孵 化 抑 制 実 用 試 験 :所定量の試験物質を含
浸させた濾紙を片面ポリエチレン片面ポリエステルのフ
ィルムに包み、防虫剤とした。市販のプラスチック製引
き出しタイプの衣裳ケースの中に、約80%の容量の羊
毛製の衣類を入れ、その上に1辺4cmの正方形の試験
用サージと防虫剤を置いた。衣裳ケースの外寸は、巾4
3cm、奥行き64cm、高さ23cmであり、正面引
き出し上部と外枠の間に5mmの隙間がある。衣裳ケー
スを25℃、60%RHの恒温恒湿室に入れて、7日間
保った後、産卵後1日のイガの卵50個を衣裳ケース内
のサージの上に置いた。さらに12日間同温湿度に保持
した後、衣裳ケースを開け、孵化した卵の数を数えて、
孵化率を算出した。孵化していた場合には、孵化直後の
若齢幼虫の生死を判別し、これより卵の通算の生存率を
算出した。その試験結果を表2に示す。
【0069】
【表2】 ─────────────────────────────────── 実施例 試験物質 供試量 孵化率 生存率 番 号 (g) (%) (%) ─────────────────────────────────── 83 2−フェノキシエタノール 2.0 0 0 84 L−カルボン 2.0 0 0 ───────────────────────────────────
【0070】実 施 例 85 卵 孵 化 抑 制 実 用 試 験 :実施例83の試験にお
いて、イガの卵に替えて産卵後1ないし7日のヒメマル
カツオブシムシの卵10個を用いた。 衣装ケース内の
サージの上に置いた後の保持日数を14日とし、他は同
様にして試験した。 その試験結果を表3に示す。
【0071】
【表3】 ─────────────────────────────────── 実施例 試験物質 供試量 孵化率 生存率 番 号 (g) (%) (%) ─────────────────────────────────── 85 2−フェノキシエタノール 2.0 0 0 ───────────────────────────────────
【0072】実 施 例 86 繊維害虫卵孵化抑制剤組成物(1):次の組成で繊維害
虫卵孵化抑制剤組成物(防虫剤)を調製した。 ( 組 成 ) 2−フェノキシエタノール 97重量部 酢酸デシル 1重量部 L−カルボン 1重量部 リリアール 1重量部
【0073】本組成物 2.0gを含浸させた濾紙を、片
面ポリエチレン片面ポリエステルのフィルムに包み、防
虫剤とした。実施例83と同様にして卵孵化実験用試験
を行った結果、孵化率、生存率はともに0%であった。
【0074】実 施 例 87 繊維害虫卵孵化抑制剤組成物(2):次の組成で繊維害
虫卵孵化抑制剤組成物(防虫剤)を調製した。 ( 組 成 ) 2−フェノキシエタノール 93重量部 エムペントリン 7重量部
【0075】本組成物 1.0gを含浸させた濾紙をポリ
エステルシートの上に置き、中央に開口部をもつポリエ
ステル不織布で蓋をして、防虫剤とした。この防虫剤2
個を使い、実施例83と同様にして卵孵化実用試験を行
った結果、孵化率、生存率はともに0%であった。
【0076】実 施 例 88 繊維害虫卵孵化抑制剤組成物(3):次の組成で繊維害
虫卵孵化抑制剤組成物(防虫剤)を調製した。 ( 組 成 ) 2−フェノキシエタノール 90重量部 エムペントリン 7重量部 酢酸デシル 1重量部 L−カルボン 1重量部 リリアール 1重量部
【0077】本組成物 1.0gを含浸させた濾紙をポリ
エステルシートの上に置き、中央に開口部をもつポリエ
ステル不織布で蓋をして、防虫剤とした。実施例87と
同様にして卵孵化実用試験を行った結果、孵化率、生存
率はともに0%であった。
【0078】参 考 例 1〜4 幼 虫 食 害 基 礎 試 験 :実施例1、2、7および1
0と同様の試験において、イガの卵をのせたサージに替
えて、試験物質を含浸した濾紙をガラス製容器の底部に
置き、中央に置いた金属製かごの中に羊毛と一緒にイガ
の幼虫10頭を入れて、同様の条件に7日間保持した。
また、同条件で試験物質を含浸した濾紙を除いた試験
区(対照区)を設けた。試験は、実験区、対照区とも5
連で行い、実験区での羊毛の食害量の平均を対照区での
食害量の平均で除した値を食害率とし、実験区でのイガ
幼虫の生死を判別し、生存率を求めた。 その試験結果
を表4に示す。
【0079】
【表4】 ─────────────────────────────────── 参考例 試験物質 供試量 食害率 生存率 番 号 (mg) (%) (%) ─────────────────────────────────── 1 ベンジルアルコール 2.3 86 100 2 2−フェニルエタノール 3.4 83 100 3 2−フェノキシエタノール 3.7 94 100 4 L−メントール 2.0 65 30 ─────────────────────────────────── 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 31/14 A01N 31/14 31/16 31/16 33/06 33/06 35/02 35/02 35/04 35/04 35/06 35/06 37/02 37/02 37/18 37/18 Z 37/34 103 37/34 103 37/40 37/40 37/44 37/44 41/10 41/10 43/08 43/08 C H 43/10 43/10 G 43/12 43/12 Z 43/16 43/16 C 43/20 43/20 43/30 43/30 43/36 43/36 C 43/42 43/42 53/00 53/00 A 53/02 502A

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の環と、該環の外に少な
    くとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から選
    ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化合
    物を有効成分として含有する繊維害虫卵孵化抑制剤。
  2. 【請求項2】 環が、芳香環、脂環、複素環またはそれ
    らの縮合環から選ばれたものである請求項第1項記載の
    繊維害虫卵孵化抑制剤。
  3. 【請求項3】 酸素原子が、ヒドロキシル基、カルボニ
    ル基、エーテル結合、スルフィニル基またはスルフォニ
    ル基を形成する酸素原子から選ばれたものである請求項
    第1項または第2項記載の繊維害虫卵孵化抑制剤。
  4. 【請求項4】 窒素原子が、アミノ基、イミノ基または
    ニトリロ基を形成する窒素原子から選ばれたものである
    請求項第1項または第2項記載の繊維害虫卵孵化抑制
    剤。
  5. 【請求項5】 硫黄原子が、チオール結合またはスルフ
    ィド結合を形成する硫黄原子から選ばれたものである請
    求項1または2記載の繊維害虫卵孵化抑制剤。
  6. 【請求項6】 少なくとも1個の環と、該環の外に少な
    くとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から選
    ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化合
    物が、アルコール、フェノール、アルデヒド、ケトン、
    エステル、ラクトン、ラクタム、アミド、イミド、カル
    ボン酸、エーテル、アセタール、ケタール、環式エステ
    ル、スルフォキシド、スルフォン、アミン、ニトリル、
    チオール、スルフィドまたは複素環化合物から選ばれた
    ものである請求項1記載の繊維害虫卵孵化抑制剤。
  7. 【請求項7】 少なくとも1個の環と、該環の外に少な
    くとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から選
    ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化合
    物が2−フェノキシエタノールである請求項第1項記載
    の繊維害虫卵孵化抑制剤。
  8. 【請求項8】 少なくとも1個の環と、該環の外に少な
    くとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から選
    ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化合
    物と該化合物と同様の揮散性を有する1種または2種以
    上の有香成分を含有する繊維害虫卵孵化抑制剤組成物。
  9. 【請求項9】 少なくとも1個の環と、該環の外に少な
    くとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から選
    ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化合
    物が2−フェノキシエタノールであり、有香成分の沸点
    が約230℃ないし約300℃である請求項第8項記載
    の繊維害虫卵孵化抑制剤組成物。
  10. 【請求項10】 少なくとも1個の環と、該環の外に少
    なくとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から
    選ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化
    合物とピレスロイド系化合物を含有する繊維害虫卵孵化
    抑制剤組成物。
  11. 【請求項11】 少なくとも1個の環と、該環の外に少
    なくとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から
    選ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化
    合物が2−フェノキシエタノールである請求項第10項
    記載の繊維害虫卵孵化抑制剤組成物。
  12. 【請求項12】 少なくとも1個の環と、該環の外に少
    なくとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から
    選ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化
    合物、該化合物と同様の揮散性を有する1種または2種
    以上の有香成分およびピレスロイド系化合物を含有する
    繊維害虫卵孵化抑制剤組成物。
  13. 【請求項13】 少なくとも1個の環と、該環の外に少
    なくとも1個の酸素原子、窒素原子または硫黄原子から
    選ばれた原子をもち、かつ、炭素数が15以下である化
    合物が2−フェノキシエタノールであり、有香成分の沸
    点が約230℃ないし約300℃である請求項第12項
    記載の繊維害虫卵孵化抑制剤組成物。
  14. 【請求項14】 繊維製品に、繊維害虫の卵孵化抑制に
    必要な量の請求項第1項ないし第7項の何れかの項記載
    の繊維害虫卵孵化抑制剤、または請求項第8項ないし第
    13項の何れかの項記載の繊維害虫卵孵化抑制剤組成物
    を適用することを特徴とする防虫方法。
JP09428498A 1997-04-17 1998-04-07 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法 Expired - Lifetime JP3209962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09428498A JP3209962B2 (ja) 1997-04-17 1998-04-07 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-115332 1997-04-17
JP11533297 1997-04-17
JP9-363717 1997-04-17
JP36371797 1997-12-17
JP09428498A JP3209962B2 (ja) 1997-04-17 1998-04-07 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001026660A Division JP4332301B2 (ja) 1997-04-17 2001-02-02 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11236302A true JPH11236302A (ja) 1999-08-31
JP3209962B2 JP3209962B2 (ja) 2001-09-17

Family

ID=27307509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09428498A Expired - Lifetime JP3209962B2 (ja) 1997-04-17 1998-04-07 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3209962B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012421A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Sumitomo Chem Co Ltd 衣料用防虫剤
JP2006335724A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 S T Chem Co Ltd 防虫剤及び防虫方法
JP2011236136A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料害虫の食害防止剤
JP2011246364A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料害虫の卵孵化抑制剤及びこれを用いた防虫方法
JP2013014574A (ja) * 2011-06-07 2013-01-24 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料用防虫剤
JP2013014524A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Dainippon Jochugiku Co Ltd 芳香性防虫剤
JP2013177342A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Kao Corp 昆虫防除剤
JP2014136685A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料用防虫剤
JP2014185087A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料害虫の侵入阻害剤および摂食阻害剤

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012421A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Sumitomo Chem Co Ltd 衣料用防虫剤
JP2006335724A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 S T Chem Co Ltd 防虫剤及び防虫方法
JP2011236136A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料害虫の食害防止剤
JP2011246364A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料害虫の卵孵化抑制剤及びこれを用いた防虫方法
JP2013014574A (ja) * 2011-06-07 2013-01-24 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料用防虫剤
JP2013014524A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Dainippon Jochugiku Co Ltd 芳香性防虫剤
JP2013177342A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Kao Corp 昆虫防除剤
JP2014136685A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料用防虫剤
JP2014185087A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Dainippon Jochugiku Co Ltd 衣料害虫の侵入阻害剤および摂食阻害剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP3209962B2 (ja) 2001-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5341269B2 (ja) 害虫防除方法
RU2585849C9 (ru) Бумага, пропитанная инсектицидными действующими веществами
FR2558730A1 (fr) Produits thermo-vaporisables et dispositif pour sa vaporisation
JP3209962B2 (ja) 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法
JP5665359B2 (ja) 衣料害虫の食害防止剤
WO2020261084A1 (en) A natural mosquito repellent composition and process of preparing the same
JP5288199B2 (ja) 匍匐害虫忌避成分の匂い移りを防止する方法
JP4332301B2 (ja) 繊維害虫卵孵化抑制剤および繊維害虫卵孵化抑制剤組成物並びにこれらを用いる防虫方法
TWI627904B (zh) 藥劑組成物、害蟲防除用香及加熱蒸散用製劑
JP5858663B2 (ja) 芳香性防虫剤
JP4338272B2 (ja) 腹足類駆除剤
JP2533332B2 (ja) 加熱蒸散用殺虫マット
JP3120393B2 (ja) 衣類用防虫剤
JPH1087407A (ja) 繊維害虫用防虫剤および防虫方法
JP6041720B2 (ja) 衣料害虫の侵入阻害剤および摂食阻害剤
FR2556935A1 (fr) Composition pesticide a base de composes de type pyrethroide
JP2011246364A (ja) 衣料害虫の卵孵化抑制剤及びこれを用いた防虫方法
JP4316182B2 (ja) 殺虫剤組成物
CN102308785A (zh) 液体蟑香
JP2010155809A (ja) 孵化阻害材
JP5980131B2 (ja) 衣料用防虫剤
JPH08231321A (ja) 害虫の刺咬行動抑制剤および害虫の刺咬行動を抑制する方法
JP6656753B2 (ja) 衣料用防虫およびダニ忌避剤
JPH11269008A (ja) 殺虫線香及び殺虫成分の移行及び散逸防止方法
JP2020040991A (ja) 衣料用防虫およびダニ忌避剤

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350