JPH11234786A - デジタル音声再生装置 - Google Patents

デジタル音声再生装置

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JPH11234786A
JPH11234786A JP3312098A JP3312098A JPH11234786A JP H11234786 A JPH11234786 A JP H11234786A JP 3312098 A JP3312098 A JP 3312098A JP 3312098 A JP3312098 A JP 3312098A JP H11234786 A JPH11234786 A JP H11234786A
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JP
Japan
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bit
low
digital audio
serial
audio signal
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Pending
Application number
JP3312098A
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English (en)
Inventor
Takahiro Muraguchi
高弘 村口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル音声信号によって電磁結合型スピー
カを駆動して音声を再生する場合に、低域の再生が可能
となって、音声帯域全体に渡ってほぼ平坦な周波数特性
の再生音声出力を得ることができるようにする。 【解決手段】 駆動部20にはnビットのシリアルデジ
タル音声信号が供給される。スピーカ10には一次コイ
ル1として(n+α)個のコイルを設け、それぞれに対
してスイッチ回路24および定電流源25を直列に接続
する。低域補正回路21で、シリアルデジタル音声信号
の低域成分を増強するとともに、そのビット数を(n+
α)ビットに拡大する。シリアルパラレル変換回路22
で、低域補正回路21からの低域増強後の(n+α)ビ
ットのシリアルデジタル音声信号を(n+α)ビットの
パラレルデジタル音声信号に変換する。シリアルパラレ
ル変換回路22からの(n+α)ビットのパラレルデジ
タル音声信号の対応するビットによって(n+α)個の
スイッチ回路24の対応するものをオンオフ制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル音声信
号によって電磁結合型スピーカなどの電磁結合型電気音
響変換器を駆動して音声を再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁結合型スピーカは、信号電流が流れ
る一次コイルが、鉄などの磁性材料からなるセンターポ
ール部またはプレートなどに固定されるため、放熱性に
優れ、大入力にも耐えられる利点がある。
【0003】この電磁結合型スピーカの一次コイルとし
て複数のコイルを設け、CDプレーヤやDAT(デジタ
ルオーディオテープレコーダ)などのデジタル音声出力
装置から出力された所定ビット数のシリアルデジタル音
声信号を、シリアルパラレル変換回路によってパラレル
デジタル音声信号に変換し、そのパラレルデジタル音声
信号によって電磁結合型スピーカの一次コイルを駆動し
て、音声を再生することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁結
合型スピーカは、磁気回路の電磁結合型隙の長さを大き
くすると、スピーカ感度が低下するため、一次コイルお
よび二次コイルのターン数を多くし、インダクタンスを
大きくすることができない。そのため、一次コイルと二
次コイルとの間の電磁結合力が低域で低下し、低域の再
生が困難となる。例えば、代表的な電磁結合型スピーカ
の周波数特性は、図4に示すようになり、ほぼ1kHz
以下の周波数域において出力が+20dB/octの傾
斜で減衰する。そのため、電磁結合型スピーカは、従
来、主として高域再生用スピーカとして用いられてい
る。
【0005】そこで、この発明は、第1に、デジタル音
声信号によって電磁結合型スピーカなどの電磁結合型電
気音響変換器を駆動して音声を再生する場合に、低域の
再生が可能となって、音声帯域全体に渡ってほぼ平坦な
周波数特性の再生音声出力を得ることができ、フルレン
ジのデジタル音声再生装置を実現することができるよう
にしたものである。
【0006】この発明は、第2に、第1のように低域の
再生を可能にする場合に、ダイナミックレンジの不足を
来すことなく、低域を確実かつ十分に再生することがで
きるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のデジタ
ル音声再生装置は、nビット(nは2以上の整数)のシ
リアルデジタル音声信号の低域成分を増強する低域補正
回路と、この低域補正回路からの低域増強後のnビット
のシリアルデジタル音声信号をnビットのパラレルデジ
タル音声信号に変換するシリアルパラレル変換回路と、
このシリアルパラレル変換回路からのnビットのパラレ
ルデジタル音声信号によって電磁結合型電気音響変換器
の一次コイルを駆動する駆動回路と、を備えるものとす
る。
【0008】請求項2の発明のデジタル音声再生装置
は、nビット(nは2以上の整数)のシリアルデジタル
音声信号の低域成分を増強するとともに、ビット数を
(n+α)ビット(αは1以上の整数)に拡大する低域
補正回路と、この低域補正回路からの低域増強後の(n
+α)ビットのシリアルデジタル音声信号を(n+α)
ビットのパラレルデジタル音声信号に変換するシリアル
パラレル変換回路と、このシリアルパラレル変換回路か
らの(n+α)ビットのパラレルデジタル音声信号によ
って電磁結合型電気音響変換器の一次コイルを駆動する
駆動回路と、を備えるものとする。
【0009】上記のように構成した請求項1の発明のデ
ジタル音声再生装置においては、電磁結合型電気音響変
換器の一次コイルと二次コイルとの間で生じる低域の損
失が補正されるように、低域補正回路においてシリアル
デジタル音声信号の低域成分が増強されることによっ
て、低域の再生が可能となって、音声帯域全体に渡って
ほぼ平坦な周波数特性の再生音声出力を得ることがで
き、フルレンジのデジタル音声再生装置を実現すること
ができる。
【0010】ただし、この場合、入力シリアルデジタル
音声信号の低域成分が大きいとき、または低域成分を大
きく増強するときには、ビット数の制約によるダイナミ
ックレンジの不足によって、低域を確実かつ十分に再生
することができなくなる。
【0011】これに対して、請求項2の発明のデジタル
音声再生装置においては、低域補正回路において、シリ
アルデジタル音声信号の低域成分が増強されると同時
に、シリアルデジタル音声信号のビット数が拡大される
ので、ビット数の制約によるダイナミックレンジの不足
を来すことなく、低域を確実かつ十分に再生することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1は、請求
項1の発明のデジタル音声再生装置の一実施形態を示
す。
【0013】この実施形態のデジタル音声再生装置は、
全体として、電磁結合型のスピーカ10と、その駆動部
20とからなるもので、スピーカ10は、一次コイル1
としてn個のコイルを備えるとともに、これらn個の一
次コイル1と電磁結合する二次コイル2を備えるもので
ある。駆動部20には、CDプレーヤやDATなどのデ
ジタル音声出力装置から出力されたnビットのシリアル
デジタル音声信号が供給される。
【0014】駆動部20は、後述するように、そのnビ
ットのシリアルデジタル音声信号の低域成分を増強する
低域補正回路21と、この低域補正回路21からの低域
増強後のnビットのシリアルデジタル音声信号をnビッ
トのパラレルデジタル音声信号に変換するシリアルパラ
レル変換回路22と、このシリアルパラレル変換回路2
2からのnビットのパラレルデジタル音声信号によって
スピーカ10のn個の一次コイル1を駆動する駆動回路
23とからなるものとする。
【0015】駆動回路23は、n個の一次コイル1のそ
れぞれに対してスイッチ回路24および定電流源25を
直列に接続し、シリアルパラレル変換回路22からのn
ビットのパラレルデジタル音声信号の対応するビットに
よってn個のスイッチ回路24の対応するものがオンオ
フ制御される構成とする。
【0016】この場合、nビットのデジタル音声信号の
各ビットの重みに対応して、n個の一次コイル1のター
ン数を変え、またはn個の定電流源25の電流値を変え
る。すなわち、電磁結合型スピーカにおいては、振動系
の駆動力は、二次コイルに誘起される二次電流に比例
し、二次コイルに誘起される二次電流は、一次コイルに
流れる信号電流と一次コイルのターン数(インピーダン
ス)との積に比例するので、一次コイル1のターン数を
変える場合には、あるビットに対応する一次コイルのタ
ーン数は、一つ下位のビットに対応する一次コイルのタ
ーン数の2倍とし、定電流源25の電流値を変える場合
には、あるビットに対応する定電流源の電流値は、一つ
下位のビットに対応する定電流源の電流値の2倍とす
る。
【0017】スピーカ10では、例えば、図4に示した
ように、ほぼ1kHz以下の周波数域において出力が+
20dB/octの傾斜で減衰する。そこで、低域補正
回路21は、例えば、図3に示すように、1kHz以下
の周波数域において出力を−20dB/octの傾斜で
増強させる周波数特性とする。
【0018】したがって、この実施形態においては、ス
ピーカ10の一次コイル1と二次コイル2との間で生じ
る低域の損失が補正されて、低域の再生が可能となり、
音声帯域全体に渡ってほぼ平坦な周波数特性の再生音声
出力を得ることができ、フルレンジのデジタル音声再生
装置を実現することができる。
【0019】〔第2の実施形態〕図2は、請求項2の発
明のデジタル音声再生装置の一実施形態を示す。
【0020】図1の実施形態では、低域補正回路21の
入力のシリアルデジタル音声信号と出力の低域増強後の
シリアルデジタル音声信号とのビット数が同一であるの
で、ダイナミックレンジの不足によって、低域を確実か
つ十分に再生することができない場合がある。これに対
して、図2の実施形態は、ビット数の制約によるダイナ
ミックレンジの不足を来すことなく、低域を確実かつ十
分に再生することができるようにしたものである。
【0021】この実施形態では、駆動部20に供給され
るシリアルデジタル音声信号のビット数をnビットとす
ると、スピーカ10は、一次コイル1として(n+α)
個のコイルを備えるものとし、低域補正回路21は、図
3に示したような周波数特性に従って、これに供給され
たシリアルデジタル音声信号の低域成分を増強するとと
もに、上位にαビット加える形式で、そのシリアルデジ
タル音声信号のビット数を(n+α)ビットに拡大する
ものとする。
【0022】シリアルパラレル変換回路22は、低域補
正回路21からの低域増強後の(n+α)ビットのシリ
アルデジタル音声信号を(n+α)ビットのパラレルデ
ジタル音声信号に変換するものとし、駆動回路23は、
(n+α)個の一次コイル1のそれぞれに対してスイッ
チ回路24および定電流源25を直列に接続し、シリア
ルパラレル変換回路22からの(n+α)ビットのパラ
レルデジタル音声信号の対応するビットによって(n+
α)個のスイッチ回路24の対応するものがオンオフ制
御される構成とする。
【0023】この場合、低域補正回路21ないしシリア
ルパラレル変換回路22からの(n+α)ビットのデジ
タル音声信号の各ビットの重みに対応して、(n+α)
個の一次コイル1のターン数を変え、または(n+α)
個の定電流源25の電流値を変える。
【0024】付加分のビット数αは、例えば、低域補正
回路21でシリアルデジタル音声信号の低域成分を最大
40dB増強する場合には、7ビット以上とする。これ
によって、ビット数の制約によるダイナミックレンジの
不足を来すことなく、低域を確実かつ十分に再生するこ
とができる。
【0025】〔他の実施形態〕上述した各実施形態は、
一次コイル1として複数のコイルを設ける場合である
が、低域補正回路21ないしシリアルパラレル変換回路
22からのnビットまたは(n+α)ビットのデジタル
音声信号の各ビットに共通の一つの一次コイルを設ける
ようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】上述したように、請求項1の発明によれ
ば、デジタル音声信号によって電磁結合型スピーカなど
の電磁結合型電気音響変換器を駆動して音声を再生する
場合に、低域の再生が可能となって、音声帯域全体に渡
ってほぼ平坦な周波数特性の再生音声出力を得ることが
でき、フルレンジのデジタル音声再生装置を実現するこ
とができる。
【0027】さらに、請求項2の発明によれば、ダイナ
ミックレンジの不足を来すことなく、低域を確実かつ十
分に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデジタル音声再生装置の第1の実施
形態を示す図である。
【図2】この発明のデジタル音声再生装置の第2の実施
形態を示す図である。
【図3】低域補正回路の周波数特性の一例を示す図であ
る。
【図4】代表的な電磁結合型スピーカの周波数特性を示
す図である。
【符号の説明】
1…一次コイル、2…二次コイル、10…スピーカ、2
0…駆動部、21…低域補正回路、22…シリアルパラ
レル変換回路、23…駆動回路、24…スイッチ回路、
25…定電流源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nビット(nは2以上の整数)のシリアル
    デジタル音声信号の低域成分を増強する低域補正回路
    と、 この低域補正回路からの低域増強後のnビットのシリア
    ルデジタル音声信号をnビットのパラレルデジタル音声
    信号に変換するシリアルパラレル変換回路と、 このシリアルパラレル変換回路からのnビットのパラレ
    ルデジタル音声信号によって電磁結合型電気音響変換器
    の一次コイルを駆動する駆動回路と、 を備えるデジタル音声再生装置。
  2. 【請求項2】nビット(nは2以上の整数)のシリアル
    デジタル音声信号の低域成分を増強するとともに、ビッ
    ト数を(n+α)ビット(αは1以上の整数)に拡大す
    る低域補正回路と、 この低域補正回路からの低域増強後の(n+α)ビット
    のシリアルデジタル音声信号を(n+α)ビットのパラ
    レルデジタル音声信号に変換するシリアルパラレル変換
    回路と、 このシリアルパラレル変換回路からの(n+α)ビット
    のパラレルデジタル音声信号によって電磁結合型電気音
    響変換器の一次コイルを駆動する駆動回路と、 を備えるデジタル音声再生装置。
JP3312098A 1998-02-16 1998-02-16 デジタル音声再生装置 Pending JPH11234786A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100887125B1 (ko) 2007-11-20 2009-03-04 삼성전기주식회사 전류모드 직렬/병렬 변환기 및 병렬/직렬 변환기
JP6296669B1 (ja) * 2016-10-18 2018-03-20 株式会社オーディオテクニカ デジタル駆動型ヘッドホン

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100887125B1 (ko) 2007-11-20 2009-03-04 삼성전기주식회사 전류모드 직렬/병렬 변환기 및 병렬/직렬 변환기
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