JPH11233895A - 外部共振器型レーザ - Google Patents

外部共振器型レーザ

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JPH11233895A
JPH11233895A JP3617898A JP3617898A JPH11233895A JP H11233895 A JPH11233895 A JP H11233895A JP 3617898 A JP3617898 A JP 3617898A JP 3617898 A JP3617898 A JP 3617898A JP H11233895 A JPH11233895 A JP H11233895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FBGのブラッグ波長とレーザの発振波長を
一致させる。 【解決手段】 光結合部30とレーザ発光素子10側の
グレーティング24までのFBG20に外部から応力を
加えて、そのFBGの長さ及びレーザ発光素子10の高
反射端面13とグレーティング24間で共振される光の
伝搬定数を変更させて調整することにより、共振される
光の位相を調整して、FBGを介して発振されるレーザ
光の発振波長をブラッグ波長に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバーブラッ
ググレーティング(以下、「FBG」という)を用いて
所望波長のレーザ光を出力する外部共振器型レーザに関
する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、この種のFBGを用いた外
部共振器型レーザには、例えば特開平9−153659
号公報や特開平9−162491号公報に開示されたレ
ーザモジュールがあり、これらレーザモジュールでは、
レーザ発光素子とファイバとの光結合部に、ファイバ端
面をレンズ加工した、いわゆるレンズドファイバを用い
ていた。この結果、レーザ共振器の長さは短くなり、光
子寿命を短くでき、通信用レーザに必要な高い緩和振動
周波数を実現していた。
【0003】また、特開平9−162489号公報に開
示されたごとく、レーザ発光素子の光射出面と光ファイ
バの端部を直接接続する、いわゆるバットジョインとす
る構成によっても、共振器長を短くすることができる。
これらレーザは、単一縦モードで発振しており、その発
振モードは、共振器構造で決まる縦モードの中で、FB
Gのブラッグ波長に最も近い単一のモードとなる。これ
らレーザにおける光源の波長選別は、FBGのブラッグ
波長を規定することで決まっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、光源の選別
は、FBGのブラッグ波長を規定することで決まるが、
発振モードは、上述したごとく、共振器構造で決まるの
で、必ずしもブラッグ波長で発振するものではなかっ
た。ここで、一般的な外部共振器型レーザの構成図を図
10に示す。図において、外部共振器型レーザは、光源
であるレーザダイオードからなるレーザ発光素子10
と、導光路で、かつブラッグ波長に反射のピークを有す
る狭帯域反射型の光ファイバであるFBG20とを備え
て構成される。レーザ発光素子10は、活性層11と、
活性層11を挟んで形成される無反射端面12及び高反
射端面13とを、またFBG20は、クラッド21の端
面22が球面状にレンズ加工されたレンズドファイバ
(先球レンズ部)と、ファイバコア23内に形成された
グレーティング24とをそれぞれ有し、注入される電流
によって活性層11に光が生じ、その光が高反射端面1
3とグレーティング24間で形成される共振器によって
反射増幅され、レーザ光として出力している。
【0005】このような構成のレーザ共振器における各
パラメータは、以下のように定義される。n0は、空気
の屈折率、β0は、空気の伝搬定数、α0は、空気の伝搬
損失、Coutは、上記レンズドファイバの結合係数、z
は、上記無反射端面とレンズドファイバ(端面22)間
の距離、n1は、上記活性層の実効屈折率、β1は、上記
活性層内の伝搬定数、rhは、上記高反射端面の電界反
射率、raは、上記無反射端面の電界反射率、Гは、上
記活性層横方向光閉じ込め係数、α1は、上記活性層内
の伝搬損失、L1は、上記活性層の長さ、gthは、しき
い利得、n2は、上記ファイバコアの実効屈折率、β
2は、上記ファイバコア内の伝搬定数、α2は、上記ファ
イバコア内の伝搬損失、Rは、上記レンズ半径、L
2は、先球レンズ部の中心からレーザダイオード側のグ
レーティング24端までの距離である。
【0006】このレーザ構成において、レーザ発光素子
の前面(無反射端面)反射率及びレンズドファイバの端
面反射率が無視できる程に十分小さいとすると、レーザ
発振のしきい条件は、以下のように与えられる。 Cout 2haexp=[(Гgth−α1)L1−2(α0z+α2R+α22)−j{2 (β0×z+β11+β2R+β22)+φ}]=1…(1) ここで、φは、グレーティングによって光波が反射する
ことによる位相遅れを表す。また、上記(1)式におけ
る伝搬定数β0,β1,β2は、波長λと屈折率n0
1,n2を用いて、 β0=2πn0/λ,β1=2πn1/λ,β2=2πn2/λ …(2) と表されるから、次に位相条件の式を上記(2)式の波
長と屈折率を用いて表現すると、 2(2πn0z/λ+2πn11/λ+2πn2R/λ+2πn22/λ)+φ =2qπ (ただし、q=1,2,3,…) …(3) となる。この位相条件が満たされる波長にのみ縦モード
が存在する。また、ブラッグ波長において、φは、π/
2となる。この位相条件において、ブラッグ波長に最も
近い単一縦モードが発振モードとなる。
【0007】上記(3)式において、安定した結合効率
を得るためには、zを一定にする必要がある(zがずれ
ると、結合効率が低下する)。レーザモジュールパッケ
ージでは、通常、不活性ガスが気密されている。例え
ば、窒素気密が為されており、屈折率n0は一定とな
る。また、所望の温度、所望の電流を流した場合のレー
ザダイオードの実効屈折率n1は一定となる。
【0008】図11は、ブラッグ波長のグレーティング
反射スペクトラムと位相条件で決まる縦モードの関係を
示す図である。なお、位相条件は、共振器の長さと伝搬
定数で、伝搬定数は、波長と実効屈折率でそれぞれ決ま
る。それゆえ、位相条件は、共振器の長さと波長の関数
となり、レーザ発光素子に注入する電流で変化する。つ
まり、レーザ発光素子の注入電流に応じて、レーザ発光
素子の実効屈折率が変化し、伝搬定数が変化するからで
ある。従って、ある任意の注入電流の場合、図11に示
されるように、ブラッグ波長において縦モードが存在し
ない場合がある。このような場合、図12に示される発
振スペクトラムでは、発振波長λがブラッグ波長λB
ら離れたものとなる。
【0009】このような場合に、従来では、所定の注入
電流でFBGのブラッグ波長と発振波長を一致させるこ
とは難しいという問題点があった。また、このようなレ
ーザを波長多重伝送等の光通信に使用する場合、発振波
長は、ITU(国際電気通信連合)の勧告で制定されて
いる。従って、レーザの発振波長とFBGのブラッグ波
長が一致しない場合には、この制定された発振波長から
ずれてしまって、勧告に合わないものとなるという問題
点があった。さらに、レーザの発振波長がFBGのブラ
ッグ波長と一致しない場合には、伝送特性が悪くなると
いう問題点もあった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、上記(3)式のカッコ内の第4項におけるファイバ
コアの実効屈折率n2と距離L2を調整することで縦モー
ドを調整して、FBGのブラッグ波長とレーザの発振波
長を一致させる外部共振器型レーザを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、グレーティングを有し、該グレーティ
ングによる反射光のブラッグ波長が所定波長に設定され
るFBGからなる光ファイバと、前記光ファイバと光の
入出力が可能なように光結合される光結合部と、生じた
光を反射する反射面を有して該反射面と前記グレーティ
ングとの間で前記光を共振させて所定発振波長のレーザ
光を発振するレーザダイオードからなるレーザ発光素子
とを光結合させてなる外部共振器型レーザにおいて、前
記レーザ発光素子との光結合部と該レーザ発光素子側の
前記グレーティング端間の前記光ファイバに応力を加え
て、光ファイバの長さ及びファイバコアの実効屈折率を
調整する調整手段を備えた外部共振器型レーザが提供さ
れる。
【0012】すなわち、前記光ファイバに応力を加え
て、その長さ及びファイバコアの伝搬定数を変更させて
調整することにより、共振される光の位相を調整して、
発振されるレーザ光の発振波長を所望の波長に変更す
る。また、前記調整手段は、前記レーザ発光素子との光
結合部と該レーザ発光素子側の前記グレーティング端間
の前記光ファイバに光を照射し、ファイバコアの実効屈
折率を調整して、その伝搬定数を変更させて調整するこ
とによって、発振するレーザ光の位相を調整することも
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る外部共振器型レーザ
を図1乃至図9の図面に基づいて説明する。図1は、本
発明に係る外部共振器型レーザの概略構成を示す構成図
である。なお、図1以下の図面において、図10と同様
の構成部分については説明の都合上、同一符号を付記す
る。
【0014】図において、レーザダイオードからなるレ
ーザ発光素子10は、活性層11を挟んで形成される無
反射端面12及び高反射端面13とを有し、無反射端面
12とFBG20の端面22間に形成される光結合部3
0で、FBG20と光の入出力が可能なように光結合さ
れている。上記構成の外部共振器型レーザは、レーザ発
光素子10の高反射端面13とFBG20のグレーティ
ング24間で共振器を形成しており、注入される電流に
よって活性層11に光が生じ、その光が高反射端面13
とグレーティング24との間で反射共振されて、グレー
ティング24を介してレーザ光として出力している。
【0015】ここで、本発明では、光結合部30とレー
ザ発光素子10側のグレーティング24端の間に応力を
加えて、ファイバコア23の屈折率を局所的に変化さ
せ、ファイバコア23の実効屈折率n2を変化させるこ
とによって、(2)式に示したファイバコア23内の伝
搬定数β2を調整する。これにより、上記伝搬定数β2
含まれる(3)式の光の位相条件を調整することができ
る。
【0016】また、上記応力を光結合部30とレーザ発
光素子10側のグレーティング24端までのFBG20
の距離L2を変化させるように加えれば、上記距離L2
含まれる(3)式の位相条件を調整することができる。
従って、図2の位相条件調整後の縦モードとFBGの反
射スペクトラムの関係に示すように、この応力に基づく
位相条件の調整で、ブラッグ波長λBに縦モードが存在
することとなり、図3の発振スペクトラムに示すよう
に、ブラッグ波長λBにおいて発振モードが得られるの
で、発振波長λとブラッグ波長λBが等しくなり、レー
ザ光の発振波長λをFBG20によるブラッグ波長λB
に設定することが可能になる。
【0017】図4乃至図8は、上記伝搬定数β2又は距
離L2を調整する具体的な実施例を示す図である。図4
の第1実施例では、光結合部30とレーザ発光素子10
側のグレーティング24端までのFBG20を曲げるこ
とによって、FBG20に応力を加えてファイバコアの
実効屈折率n2を変えるとともに、光結合部30とレー
ザ発光素子10側のグレーティング24端までの距離L
2を変える。なお、上記距離L2を変えるということは、
高反射端面13とグレーティング24間で形成される共
振器の長さが変わるということである。
【0018】従って、本実施例では、(2)及び(3)
式の伝搬定数β2及び距離L2を調整できるので、位相条
件が調整でき、これによりレーザ光の発振波長をFBG
によるブラッグ波長に設定することができる。図5の第
2実施例では、光結合部とレーザ発光素子側のグレーテ
ィング24端までのFBG20に、本発明の支持部材を
構成する支持棒40を取り付け、支持棒40をFBG2
0に押し当てて応力を加えてファイバコアの実効屈折率
2を変えるとともに、距離L2を変える。
【0019】従って、本実施例では、伝搬定数β2及び
距離L2を調整できるので、(3)式の位相条件が調整
でき、これによってもレーザ光の発振波長をFBGによ
るブラッグ波長に設定することができる。図6の第3実
施例では、所定の状態、例えば乾いた状態で収縮又は膨
張する材質(樹脂又は金属)の部材41を、例えば樹脂
塗布したり、半田付けして光結合部とレーザ発光素子側
のグレーティング24端までのFBG20に取り付け、
部材41を乾かして収縮又は膨張させることによって、
FBG20に応力を加えてファイバコアの実効屈折率n
2を変えるとともに、距離L2を変える。
【0020】従って、本実施例でも、伝搬定数β2及び
距離L2を調整できるので、(3)式の位相条件が調整
でき、これによりレーザ光の発振波長をFBGによるブ
ラッグ波長に設定することができる。図7(a)の第4
実施例では、光結合部とレーザ発光素子側のグレーティ
ング24端までのFBG20の外周面に円筒状の圧電素
子42を取り付け、圧電素子42に直流電圧源43から
電圧を印加して動作させ、FBG20の長手方向に応力
を加えて実効屈折率n2を変えるとともに、距離L2を変
える。また、図7(b)に示すように、板状の圧電素子
42を取り付けてFBG20を曲げるように構成しても
良い。
【0021】従って、本実施例では、直流電圧源からの
印加電圧を可変にすることで、FBG20に加わる応力
が変化し、伝搬定数β2及び距離L2を調整できるので、
(3)式の位相条件が調整でき、これによってもレーザ
光の発振波長をFBGによるブラッグ波長に設定するこ
とができる。なお、図8の第5実施例は、図7の第4実
施例に示した圧電素子の結晶方向を90度変化させたも
のである。本実施例でも、圧電素子42に直流電圧源4
3から電圧を印加して動作させており、これによりFB
G20の長手方向と垂直の方向に応力を加えて実効屈折
率n2を変えるとともに、距離L2を変える。
【0022】従って、本実施例でも、第4実施例と同様
に、FBGに加わる応力が変化し、伝搬定数β2及び距
離L2を調整できるので、(3)式の位相条件が調整で
き、これによりレーザ光の発振波長をFBGによるブラ
ッグ波長に設定することができる。また、図9の第6実
施例は、応力の代わりに光を使用した場合の一例であ
る。第6実施例では、光結合部とレーザ発光素子側のグ
レーティング24端までのFBG20に外部の光源(図
示せず)から光を照射することによって、既知の非線形
効果(いわゆるカー効果)を起こさせて、ファイバコア
23の実効屈折率n2を変える。すなわち、カー効果で
は、電界強度の2乗に比例した屈折率変化を生じる。つ
まり、光強度は、電界強度の2乗に比例するから、入射
した光のパワーに比例して、屈折率が変化する。ここ
で、例えばシリカを用いた場合、ファイバコアの屈折率
をncoreとし、カー効果による屈折率変化分をnkerr
表すと、実効屈折率n2とは次の関係がある。
【0023】 n2=ncore+nkerrI …(4) なお、Iは光強度(インテンシティ又は光パワー密度)
である。ファイバコアにおけるnkerrの値は、一般的
に、2×10-20〜3×10-20(m2/W)からなる値
が知られている。上記(4)式を入射パワーと結びつけ
るには、光ファイバの実効断面積Aeffを用いて、 n2=ncore+nkerrP/Aeff …(5) と表される。ここで、Aeff≒πr2である。また、r
は、モードフィールド半径であり、通常シングルモード
ファイバであれば、4〜6μm程度となる。
【0024】従って、本実施例では、FBGに照射され
る光の強度を変えることで、実効屈折率n2が(5)式
のように変化して、(2)式の伝搬定数β2を調整でき
るので、(3)式の位相条件が調整でき、これによって
もレーザ光の発振波長をFBGによるブラッグ波長に設
定することができる。なお、これら実施例において、レ
ーザ光の発振波長をFBGによるブラッグ波長に一致さ
れる場合には、例えばFBG20のレーザ光出力側に光
カプラ(図示せず)を取り付け、出力されるレーザ光を
分離し、その波長をモニタしてフィードバックし、応力
又は光の強度を調整すれば、上記レーザ光の発振波長を
上記ブラッグ波長に対応させることができ、実際にファ
イバグレーティングのブラッグ波長を選別することで、
発振波長が精度良く選別することができる。
【0025】また、第4及び第5実施例においては、予
め印加電圧と発振波長の関係が解っている場合には、印
加する電圧を可変にして、上記電圧をフィードバックす
れば、位相条件が調整され、上記レーザ光の発振波長を
上記ブラッグ波長に対応させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、グレ
ーティングによる反射光のブラッグ波長が所定波長に設
定される光ファイバと、前記光ファイバと光の入出力が
可能なように光結合される光結合部と、生じた光を反射
する反射面を有して該反射面と前記グレーティングとの
間で前記光を共振させて所定発振波長のレーザ光を発振
するレーザ発光素子とを備えた外部共振器型レーザにお
いて、前記レーザ発光素子との光結合部と前記グレーテ
ィング間の前記光ファイバに、応力を加えて又は光を照
射して、前記光ファイバの長さ又は前記共振される光の
伝搬定数又はこれら双方を調整する調整手段を備えたの
で、前記共振される光の位相を調整してFBGのブラッ
グ波長とレーザの発振波長を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部共振器型レーザの概略構成を
示す構成図である。
【図2】図1に示した本発明に係る外部共振器型レーザ
を用いた時の位相条件調整後の縦モードとFBGの反射
スペクトラムの関係を示す関係図である。
【図3】同じく本発明による発振スペクトラムを示す図
である。
【図4】図1に示した外部共振器型レーザの第1実施例
の構成を示す構成図である。
【図5】同じく第2実施例の構成を示す構成図である。
【図6】同じく第3実施例の構成を示す構成図である。
【図7】同じく第4実施例の構成を示す構成図である。
【図8】同じく第5実施例の構成を示す構成図である。
【図9】同じく第6実施例の構成を示す構成図である。
【図10】従来の外部共振器型レーザの概略構成を示す
構成図である。
【図11】図10に示した外部共振器型レーザを用いた
時の縦モードとFBGの反射スペクトラムの関係を示す
関係図である。
【図12】同じく従来による発振スペクトラムを示す図
である。
【符号の説明】
10 レーザ発光素子 11 活性層 12 無反射端面 13 高反射端面 20 光ファイバ(FBG) 21 クラッド 22 クラッド端面 23 ファイバコア 24 グレーティング 30 光結合部 40 支持棒 41 部材 42 圧電素子 43 直流電圧源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレーティングを有し、該グレーティン
    グによる反射光のブラッグ波長が所定波長に設定される
    光ファイバと、前記光ファイバと光の入出力が可能なよ
    うに光結合される光結合部と、生じた光を反射する反射
    面を有して該反射面と前記グレーティングとの間で前記
    光を共振させて所定発振波長のレーザ光を発振するレー
    ザ発光素子とを備えた外部共振器型レーザにおいて、 前記光ファイバの長さ又は前記共振される光の伝搬定数
    又はそれら双方を調整する調整手段を備えたことを特徴
    とする外部共振器型レーザ。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記レーザ発光素子と
    の光結合部と前記グレーティング間の前記光ファイバに
    応力を加えて前記長さ及び前記伝搬定数を調整すること
    を特徴とする請求項1に記載の外部共振器型レーザ。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記光結合部と前記グ
    レーティング間の前記光ファイバを屈曲させることによ
    って、該光ファイバに前記応力を加えることを特徴とす
    る請求項2に記載の外部共振器型レーザ。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、前記光結合部と前記グ
    レーティング間の前記光ファイバに所定状態で収縮又は
    膨張する材質の部材を取り付け、該部材を収縮又は膨張
    させることによって、該光ファイバに前記応力を加える
    ことを特徴とする請求項2に記載の外部共振器型レー
    ザ。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、前記光結合部と前記グ
    レーティング間の前記光ファイバに支持部材を取り付
    け、該光ファイバに該支持部材から前記応力を加えるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の外部共振器型レーザ。
  6. 【請求項6】 前記調整手段は、前記光結合部と前記グ
    レーティング間の前記光ファイバに圧電素子を取り付
    け、該圧電素子に電圧を印加して動作させことによっ
    て、前記光ファイバに前記応力を加えることを特徴とす
    る請求項2に記載の外部共振器型レーザ。
  7. 【請求項7】 前記調整手段は、前記光結合部と前記グ
    レーティング間の前記光ファイバに光を照射して、前記
    伝搬定数を調整することを特徴とする請求項1に記載の
    外部共振器型レーザ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003060296A (ja) * 2001-08-09 2003-02-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 外部共振器半導体レーザを製造する方法、外部共振器半導体レーザ、および波長多重伝送システム
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