JP2002118325A - 半導体レーザモジュール、それを用いた励起光源装置 - Google Patents

半導体レーザモジュール、それを用いた励起光源装置

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JP2002118325A JP2001026642A JP2001026642A JP2002118325A JP 2002118325 A JP2002118325 A JP 2002118325A JP 2001026642 A JP2001026642 A JP 2001026642A JP 2001026642 A JP2001026642 A JP 2001026642A JP 2002118325 A JP2002118325 A JP 2002118325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高光出力であり、電流−光出力特性における
キンク発生が抑制され、かつスペクトル幅が狭いレーザ
光を出力する半導体レーザモジュールと、そのレーザ光
を波長多重化することにより高光出力である励起光源装
置が提供される。 【解決手段】 共振器長1800μm以上であるファブ
リ・ペロー型半導体レーザ素子3と、その半導体レーザ
素子に光結合するファイバグレーティング7aとを有す
る半導体レーザモジュールAであって、ファイバグレー
ティング7aの反射帯域幅は、3nm以下であり、かつ、
半導体レーザ素子3からの発振レーザ光における縦モー
ドの波長間隔よりも大きい値になっている半導体レーザ
モジュール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザ素子と
それを用いた励起光源装置に関し、更に詳しくは、高光
出力であり、波長合成して光ファイバ増幅器用の励起光
源装置を組み立てるときに用いて有効なファブリ・ペロ
ー型半導体レーザ素子と、それを用いた高光出力の励起
光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DWDM (Dense-Wavelength Division
Multiplexing) の進展により、光ファイバ増幅器の高光
出力化の要求が強まっているが、このことに伴い、光フ
ァイバ増幅器用の励起光源装置に対しても高光出力化へ
の要求が強まっている。とくに、最近では、ごく普通の
シングルモード光ファイバを用いて極めて広い帯域で利
得が得られるラマン増幅に関する研究開発が盛んに行わ
れているが、このラマン増幅に使用される励起光源装置
としては、信号波長に対してラマンシフトだけ短い種々
の波長のレーザ光を発振する多数の半導体レーザモジュ
ールの光出力を合成した高出力の励起光源装置が必要と
される。
【0003】励起光源装置の高出力化に関しては、米国
特許第5,936,763号には次のような励起光源装置
が開示されている。この装置は、互いに異なる発振波長
でレーザ光を発振する複数個の半導体レーザモジュール
からの当該各発振波長のレーザ光を波長多重カプラで多
重化して高光出力化する装置である。その具体例として
は、図6で示したように、光出力が100mWであり、か
つ1450〜1485nmの波長帯域において5nm間隔の
各波長で発振する8個の半導体レーザモジュールMから
の各発振波長のレーザ光を波長多重カプラCで多重化し
て680mWの光出力を得る励起光源装置が開示されてい
る。
【0004】上記した先行技術のように、各モジュール
の光出力を波長多重化する場合、各モジュールに組み込
まれているファブリ・ペロー型半導体レーザ素子からの
発振レーザ光の発振波長は、当該半導体レーザ素子の駆
動電流や環境温度と無関係に、一定の波長に固定されて
いることが好ましい。このようなモジュールに組み込ま
れるファブリ・ペロー型半導体レーザ素子からの発振レ
ーザ光の波長を固定する方法としては、従来から、当該
レーザ素子に光結合させる光ファイバにファイバグレー
ティングを形成する方法が知られている。
【0005】ここで、ファイバグレーティングとは、光
ファイバのコアの長手方向における屈折率分布を所定の
周期で繰返し変化させたものであって、図7で示したよ
うに、特定波長、つまり中心波長(図では1480nm)
を中心とした波長帯域にのみ反射率を有する反射スペク
トルを示すという特性を備えている。そして、反射率が
ピーク反射率(R)の1/2になるときの反射率のスペ
クトル幅は反射帯域幅と呼ばれ、この反射帯域幅はピー
ク反射率とともにファイバグレーティングを特徴づける
パラメータの1つになっている。
【0006】このファイバグレーティングを半導体レー
ザ素子に光結合した状態で当該半導体レーザ素子を駆動
すると、当該半導体レーザ素子から発振した各種波長の
うち、前記特定波長を中心とする反射帯域幅内の波長の
みが半導体レーザ素子に帰還するので、その半導体レー
ザ素子の発振レーザ光の波長が固定され、またその特定
波長を中心とする狭い波長領域ではレーザ発振に必要な
光出力利得を得ることができる。
【0007】しかしながら、半導体レーザ素子の駆動電
流や周囲の温度が変化すると、当該半導体レーザ素子か
らの発振レーザ光における縦モードがシフトし、そのこ
とにより、電流−光出力特性には図8で示したようなキ
ンクが発生する。そして、半導体レーザモジュールは、
そこから出力する励起用レーザ光の強度をモニターしな
がらこれが一定値となるように制御して使用されるた
め、そのレーザモジュールに組み込まれている半導体レ
ーザ素子の発振レーザ光に上記したようなキンクが発生
して電流−光出力特性に負の微分係数が存在すると、そ
の半導体レーザ素子が組み込まれているモジュールから
の光出力を、自動光出力制御(APC:Automatic Powe
r Control)することが困難になるという問題が生ず
る。
【0008】このような問題を解決するために、米国特
許第5,845,030号には次のような半導体レーザモ
ジュールが開示されている。このモジュールは、ファイ
バグレーティング付きのモジュールであって、ファイバ
グレーティングの反射帯域幅を、組み込まれている半導
体レーザ素子の共振器長で定まる、発振レーザ光におけ
る縦モードの波長間隔よりも大きい値に設定するもので
ある。具体的には、半導体レーザ素子として、共振器長
が900μmで1480nmの波長帯域で発振する半導体
レーザ素子を用い、ファイバグレーティングの反射帯域
幅は2nm以上であるモジュールが例示されている。
【0009】ところで、半導体レーザ素子の発振レーザ
光における縦モードの波長間隔(Δλ)は、次式: Δλ=λ2/2n・L ……(1) (ただし、λはレーザ光の発振波長、nは活性層の実効
屈折率、Lは共振器長を表す。)で与えられる。
【0010】上記米国特許第5,845,030号で例示
されているファブリ・ペロー型半導体レーザ素子の場
合、λ=1480nm、n=3.5、L=900μmであ
るから、その縦モードの波長間隔(Δλ)は(1)式か
ら約0.35nmになる。ところで、このモジュールで
は、ファイバグレーティングの反射帯域幅は、発振レー
ザ光における縦モードの波長間隔よりも大きくなるよう
に設計されている。そのため、ファイバグレーティング
の反射帯域幅(2nm以上)の中には、図9で示したよう
に、半導体レーザ素子の縦モードが約5.8個含まれて
いることになる。
【0011】このような場合には、半導体レーザ素子の
駆動電流や周囲の温度が変化して発振レーザ光の縦モー
ドがシフトし、当該縦モードが反射帯域幅から出たり入
ったりしても、反射帯域幅内には常に複数個の縦モード
が存在しているので光出力に与える影響は小さくなり、
その結果、電流−光出力特性におけるキンク発生は低減
することになる。
【0012】ところで、上記したようなファイバグレー
ティング付きの半導体レーザモジュールからの発振レー
ザ光を波長多重化して高光出力の励起光源装置を組み立
てる場合には、透過帯域が狭い波長多重カプラにおける
損失を低減させるために、モジュールの光ファイバから
出力されるレーザ光のスペクトル幅を狭くすることが必
要になる。そのためには、ファイバグレーティングの反
射帯域幅をできるだけ狭くすることが必要になる。
【0013】しかしながら、ファイバグレーティングの
反射帯域幅を狭くすると、図9から明らかなように、こ
の反射帯域幅内に、常時、含まれている縦モードの個数
は減少することになる。その結果、電流−光出力特性に
キンクが発生しやすくなり、モジュールからの光出力の
APC制御は困難になるという問題が生じてくる。この
ようなことから、従来の励起光源装置においては、モジ
ュールからの光出力の電流−光出力特性におけるキンク
発生を抑制しつつ、しかもファイバグレーティングの反
射帯域幅を狭くすることができないので、波長多重カプ
ラにおける損失を抑制しながら同時に波長多重化度を高
めることができず、高光出力化が制限を受けるという問
題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のファ
イバグレーティング付きの半導体レーザモジュールにお
ける上記した問題を解決し、高光出力であり、キンク発
生が抑制されていて、しかも波長多重化度を高めること
ができるレーザ光を出力する半導体レーザモジュールの
提供を目的とする。
【0015】また、本発明は、複数の上記したレーザモ
ジュールからのレーザ光を波長多重化することにより、
非常に高光出力の励起用レーザ光を出力することがで
き、光ファイバ増幅器用として有効な励起光源装置の提
供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、ファブリ・ペロー型半導体
レーザ素子とファイバグレーティングが光結合されてい
る半導体レーザモジュールにおいて、前記ファブリ・ペ
ロー型半導体レーザ素子の共振器長は1800μm以上
であり、前記ファイバグレーティングの反射帯域幅は3
nm以下、好ましくは2nm以下であり、しかも、前記ファ
ブリ・ペロー型半導体素子からの発振レーザ光の縦モー
ドの波長間隔よりも大きい値になっていることを特徴と
する半導体レーザモジュール、または、前記ファブリ・
ペロー型半導体素子の共振器長は1800μm以上であ
り、前記ファイバグレーティングの反射帯域幅内には、
前記ファブリ・ペロー型半導体レーザ素子からの発振レ
ーザ光の縦モードが2〜20個含まれていることを特徴
とする半導体レーザモジュールが提供される。
【0017】好ましくは、前記半導体レーザ素子の発振
レーザ光の波長が1000〜1700nm、好ましくは1
200〜1550μmであり、前記半導体レーザ素子の
活性層が歪量子井戸構造から成り、かつ前記量子井戸構
造が歪量が0.5%以上の圧縮歪量子井戸構造であり、
前記活性層における量子井戸の個数が10個以下であ
り、前記半導体レーザ素子は、共振器長が1800〜3
500μmであり、一方の端面(前端面)の反射率が2
%以下、他方の端面(後端面)の反射率は90%以上で
あるファブリ・ペロー型半導体レーザ素子と、そのレー
ザ素子とファイバグレーティングとを組み合わせた半導
体レーザモジュールが提供される。
【0018】更に、本発明においては、互いに異なる波
長のレーザ光を出力する、上記半導体レーザモジュール
の複数と、各半導体レーザモジュールから出力する複数
のレーザ光を波長多重化する手段とを備えている励起光
源装置が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のモジュールの1
例Aを示す。図1において、パッケージ1の中には、ペ
ルチェモジュール2が配置され、そのペルチェモジュー
ル2の上には、更に、後述する半導体レーザ素子3とサ
ーミスタ4とレンズ5aを固定した基板6が固定配置さ
れている。そして、パッケージ1の側壁1aに形成され
ている貫通孔1bには、レンズ5bと、後述するファイ
バグレーティング7aを有する光ファイバ7が固定され
ている。
【0020】図1のモジュールAにおいて、半導体レー
ザ素子3の前端面S1からの発振レーザ光はレンズ5
a,5bで集光されて光ファイバ7の端面に入射し、光
ファイバのコア内を導波していく。そして、導波するレ
ーザ光のうち、特定波長のレーザ光のみがファイバグレ
ーティング7aで反射して半導体レーザ素子に帰還す
る。
【0021】このとき、レーザ素子3の駆動過程で、駆
動電流によりレーザ素子3が発熱して素子温度が上昇
し、そのことにより、レーザ素子3からの発振レーザ光
の波長と光出力が変動する。そのため、レーザ素子3の
近傍に配置されたサーミスタ4で素子温度を測定し、そ
の測定値を用いて外部の制御回路(図示しない)を作動
してペルチェモジュール2の動作電流を調整することに
より、レーザ素子3の温度が一定となるように制御され
る。
【0022】このモジュールAに組み込まれている半導
体レーザ素子はファブリ・ペロー型のものであって、そ
の1例を図2と図2のIII−III線に沿う断面図である図
3に示す。このレーザ素子3は、例えば有機金属気相成
長法、液相法、分子線エピタキシャル成長法、ガスソー
ス分子線エピタキシャル成長法、化学線エピタキシャル
成長法などの公知のエピタキシャル成長法により、所定
の半導体から成る基板11の上に所定の半導体のエピタ
キシャル結晶成長を行って後述する積層構造を形成した
のち、劈開を行って所定の共振器長(L)とし、更に一
方の劈開面に後述する低反射膜を成膜して前端面S1
形成し、他方の劈開面に高反射膜を成膜して後端面S2
を形成し、更に基板11の裏面に下部電極19、積層構
造の上面に上部電極18を形成した構造になっている。
【0023】図3で示した積層構造は埋込み型BH構造
になっていて、例えばn−InPから成る基板11の上
に、例えばn−InPから成る下部クラッド層12、例
えばノンドープGaInAsPから成る下部GRIN−
SCH層13、例えばGaInAsPから成る格子不整
合系の多重量子井戸構造の活性層14、例えばノンドー
プGaInAsPから成る上部GRIN−SCH層15
が順次積層されており、更に、上部GRIN−SCH層
15の上に、例えばp−InPから成る上部クラッド層
16、例えばp−GaInAsPから成るキャップ層1
7が積層されている。そして、このキャップ層17の上
に上部電極18が形成され、また基板11の裏面には下
部電極19が形成されている。
【0024】また、上記した下部クラッド層12、下部
GRIN−SCH層13、活性層14、および上部GR
IN−SCH層15の側面に例えばp−InP層21と
n−InP層22をこの順序で積層することにより、活
性層14への電流注入用の狭窄部が形成されている。こ
の積層構造において、活性層14は歪み多重量子井戸構
造で構成されている。具体的には、基板11に対して格
子不整合率が0.5%以上となるような圧縮歪み多重量
子井戸構造になっている。
【0025】なお、ここでは、歪み量子井戸構造を採用
したが、本発明は格子整合系の量子井戸構造を採用して
実現することもできる。しかしながら、格子不整合系、
すなわち歪み量子井戸構造を採用した方が、レーザ共振
器内の内部吸収が小さくなるためレーザ素子の高出力化
にとって好適であり、そして、この効果を得るには、格
子不整合率が0.5%以上であることが好適である。
【0026】また、歪み量子井戸構造として、その障壁
層を井戸層の歪みと反対の引張り歪みを導入して成る歪
み補償構造にすれば、等価的に格子整合条件を満たすこ
とができるため、井戸層の格子不整合率に対してはとく
に上限を設けることは必要ではない。しかしながら、歪
み補償構造を使用しない場合は、活性層に蓄積される歪
みエネルギーに起因する結晶性の劣化が問題となる。と
くに、井戸数が多くなればなるほど、また井戸層が厚く
なればなるほど、この歪みエネルギーは大きくなるの
で、結晶劣化は一層重要な問題となり、レーザ素子の高
光出力化、高信頼性動作を妨げる原因になる。
【0027】したがって、歪み補償構造を使用しない場
合には、レーザ素子の動作特性および長期信頼性実現の
観点から、圧縮歪み量子井戸層の格子不整合率は2%以
下、好ましくは1.5%以下にするのがよい。また、本
発明においては、井戸数は活性層の体積を大きく変えな
い範囲で適宜選択することができるが、実質的にその値
は10個以下にする。これは、活性層の体積が大きくな
りすぎると、活性層において材料固有の内部損失の影響
が大きくなり、高出力化の妨げとなるからである。
【0028】本発明による半導体レーザ素子において
は、後述するように共振器長(L)は1800μm以上
と大きな値に設定されている。そのため、内部損失の影
響が、共振器長が短いものよりも比較的大きい。しか
し、とくに井戸層の厚みを17nm以下にした場合、井
戸数を5個以下とすることにより、より確実に前記内部
損失の影響を無視できるようになる。したがって、井戸
数は10個以下であることが好適であり、1〜5個であ
ることがより好適である。
【0029】このレーザ素子3において、共振器長
(L)は1800nm以上に設定される。一般に共振器長
(L)を長くすればするほど、素子の直列抵抗が小さく
なり、放熱面積が大きくなる。そのため、素子の発熱に
基づく光出力の飽和、すなわち熱飽和を抑制することが
できる。そして、そのことにより、駆動電流を大きくす
ることができ、レーザ素子の高光出力化が可能となる。
【0030】また、共振器長(L)を長くすると、
(1)式で与えられる縦モードの波長間隔(Δλ)が狭
くなり、そのことによって、波長多重化して励起光源装
置を組み立てるときに、合波して得られる励起用レーザ
光の高光出力化が可能になるという効果が得られる。す
なわち、レーザ素子3からの発振レーザ光における縦モ
ードの波長間隔(Δλ)が狭くなっているので、後述す
る光ファイバに形成したファイバグレーティングの反射
帯域幅を狭くしたとしても、その反射帯域幅内に多数個
の縦モードを常時含ませることが可能になる。そのた
め、光ファイバから出力する励起用レーザ光のスペクト
ル幅は狭くなり、狭い反射帯域幅のファイバグレーティ
ングを使用しても電流−光出力特性におけるキンク発生
を抑制することができる。
【0031】一方、半導体レーザ素子の共振器長(L)
を単純に長くしただけでは、ミラー損失が低減し、共振
器の内部損失の影響が大きくなる。このため、外部微分
量子効率が低下し、半導体レーザ素子の光出力は低くな
る。このようなことから、この素子にファイバグレーテ
ィングを組み合わせてモジュールを構成したとしても、
そのモジュールの高光出力動作は困難となる。
【0032】このようなことから、本発明のファイバグ
レーティング付き半導体レーザモジュールの場合、従来
のレーザ素子における低反射膜の反射率が共振器長
(L)の長さとは関係なくほぼ一定の値(例えば4%程
度)であったことと異なり、素子3の低反射膜の反射率
を、共振器長(L)が1800μm以上の領域において
従来の場合よりも低くし、更に共振器長(L)が長くな
るにつれてより低くすることにより、上記したような問
題を解決している。
【0033】すなわち、本発明のファイバグレーティン
グ付き半導体レーザモジュールに使用される半導体レー
ザ素子3は、その共振器長(L)が1800μm以上で
あり、かつ、前端面S1の反射率が2%以下、後端面S2
の反射率が90%以上となるように構成されている。こ
のような構成を採ることにより、共振器長(L)を18
00μm以上とした場合であっても、半導体レーザ素子
3の前端面S1から500mW以上の光出力を得ることが
できる。これは、共振器長1000μm程度の半導体レ
ーザ素子の光出力が300mW程度であることに比べれ
ば、1.7倍程度の高出力化を達成したことになる。
【0034】更に、本発明においては、長共振器長化に
伴ない、放熱面積が大きくなるので、優れた低消費電力
のレーザ素子を実現することができる。しかしながら、
共振器長(L)を長くしすぎると、高光出力化にとって
の上記した不都合な問題が生ずるとともに、素子3の製
造時においてチップ化するときに、共振器の途中で割れ
や折損などが起こりはじめて製造歩留まりの低下を招く
ようになる。また、1枚のウエハから製造されるレーザ
素子の個数も、共振器長(L)が長くなればなるほど減
少する。このようなことを考慮して、本発明では共振器
長(L)の上限を3500μmに設定することが好まし
い。
【0035】したがって、このレーザ素子3をファイバ
グレーティング付き半導体レーザモジュールに組み込ん
だ場合、高光出力動作が可能なモジュールを製作できる
とともに、反射帯域幅の狭いファイバグレーティングを
使用しても、電流−光出力特性におけるキンク発生が抑
制されるため、出力するレーザ光の発振スペクトル幅を
狭くすることができる。すなわち、透過帯域の狭い波長
多重カプラに接続した場合であっても、当該カプラにお
ける損失は抑制されるので、波長多重化度が高まり、高
光出力の励起光源装置の組み立てが可能となる。
【0036】次に、図1で示したモジュールAの場合、
半導体レーザ素子3の前端面S1からの発振レーザ光は
レンズ5a,5bで集光されて光ファイバ7の端面に入
射し、光ファイバのコア内を導波していく。そして、導
波するレーザ光のうち、特定波長のレーザ光のみがファ
イバグレーティング7aで反射してレーザ素子に帰還す
る。
【0037】本発明のモジュールAにおいては、上記し
たファイバグレーティング7aは、そのピーク反射率が
例えば2〜10%になっていて、反射帯域幅が3nm以
下、好ましくは2nm以下、更に好ましくは1.5nm以
下、更により好ましくは1nm以下で、かつ、前記したレ
ーザ素子3からの発振レーザ光における縦モードの波長
間隔(Δλ)よりも大きい値に設定されている。
【0038】とくに、このモジュールAをラマン増幅器
用として使用する場合には、使用温度条件、使用駆動条
件の全てにおいて、励起用レーザ光のスペクトル幅2nm
の領域に光出力の大部分(例えば90%)を含ませると
いうことが必要になってくるが、この必要性を満たすた
めにも、ファイバグレーティングの反射帯域幅を2nm以
下にすることが好適である。
【0039】ここで、例えば、レーザ素子の共振器長
(L)が、1800μm、2500μm、3200μ
m、3500μmである各場合につき、組合せるファイ
バグレーティングの反射帯域幅が1nm、1.5nm、2n
m、3nmであると想定すると、レーザ素子からの発振レ
ーザ光の縦モードの波長間隔(Δλ)、およびファイバ
グレーティングの反射帯域幅内に存在する縦モードの数
は表1で示したようになる。なお、表1の数値は、前記
式(1)において、λ=1480nm、n=3.5とした
ときの値である。
【0040】
【表1】
【0041】例えば、共振器長(L)が1800μmの
レーザ素子と、反射帯域幅が3nm以下のファイバグレー
ティングを組み合わせて使用した場合には、ファイバグ
レーティングの反射帯域幅の中に最大で17.3個の縦
モードを含ませることができる。したがって、このモジ
ュールの場合、レーザ素子3の駆動電流や周囲の温度が
変化して縦モードが変動しても、上記反射帯域幅内には
常に複数個の縦モードが存在しているので、電流−光出
力特性におけるキンク発生の抑制が可能となる。
【0042】また、光ファイバからの発振レーザ光のス
ペクトル幅を狭くするために、ファイバグレーティング
の反射帯域幅を2nm,1.5nm、更には1nmと狭く設定
した場合であっても、ファイバグレーティングの反射帯
域幅内には、少なくとも前記した米国特許第5,845,
030号の場合と同じように、約5.8個の縦モードが
含まれていることになり、電流−光出力特性におけるキ
ンク発生が抑制されることになる。
【0043】更に、共振器長(L)を1800μmより
も長くすると、表1のようにファイバグレーティングの
反射帯域幅内に含まれる縦モードの数を更に多くするこ
とができるため、電流−光出力特性におけるキンク発生
の防止効果を更に確実に得ることができる。なお、上記
した表1において説明した各例において、電流−光出力
特性におけるキンクの発生を防止するという効果が発揮
されるためには、ファイバグレーティングの反射帯域幅
の大きさはレーザ素子の縦モード間隔よりも大きいこ
と、またはファイバグレーティングの反射帯域幅内に縦
モードが2個以上存在することが必要であることは言う
までもない。
【0044】このように、本発明では、モジュールAに
組み込むレーザ素子3の共振器長(L)に基づいて反射
帯域幅を適切に設計することにより、当該反射帯域幅内
に複数個の縦モードを存在させて、電流−光出力特性に
おけるキンク発生の抑制が可能となる。逆にいえば、共
振器長(L)を適宜設計することにより、ファイバグレ
ーティングの反射帯域幅を狭くしても、そこに複数個の
縦モードを存在させることが可能になる。
【0045】なお、反射帯域幅内に存在する縦モードの
個数が多いほど、電流−光出力特性におけるキンク発生
は有効に抑制されることになるが、本発明においては、
上記個数が2〜20個となるように、共振器長(L)と
反射帯域幅の大きさを設計することが好ましい。例え
ば、半導体レーザ素子の共振器長(L)が1800μm
である場合、縦モードの波長間隔(Δλ)は0.17nm
になる。したがって、ファイバグレーティング7aの反
射帯域幅を1.0nmとなるように形成すれば、その反射
帯域幅内には、前記した米国特許第5,845,030号
の場合と同じように、約5.8個の縦モードが含まれて
いることになり、電流−光出力特性におけるキンク発生
が抑制されることになる。
【0046】また、共振器長(L)を例えば3200μ
mにすると、共振器長(L)が長くなることによってそ
の半導体レーザ素子3の前端面S1からの発振レーザ光
は高光出力化し、同時に、その縦モードの波長間隔(Δ
λ)は0.98nmになる。したがって、ファイバグレー
ティング7aの反射帯域幅を例えば1nmにすると、その
反射帯域幅内には約10個の縦モードが存在することに
なり、光ファイバ7から出力するレーザ光は高光出力化
していると同時に、電流−光出力特性におけるキンク発
生が抑制される。
【0047】また、ファイバグレーティング7aの反射
帯域幅を狭くすると、その光ファイバ7から出力するレ
ーザ光のスペクトル幅は狭くなる。例えば、上記したよ
うに、反射帯域幅が1nmである場合には、光ファイバ7
から出力するレーザ光(波長1480nm)のスペクトル
幅は約1nmと狭くなる。したがって、このレーザ光を波
長多重カプラで波長多重化した場合には、その損失が抑
制されることになり、波長多重化度を高めることが可能
となる。すなわち、このモジュールを用いることによ
り、波長多重化による高光出力の励起光源装置の組み立
てが可能になる。
【0048】なお、上記したスペクトル幅とは、レーザ
光のスペクトル曲線においてピーク強度から強度が10
dB低下する波長幅のことをいう。次に、本発明の励起光
源装置について説明する。図4は、本発明の励起光源装
置の1例B1を示す概略図である。この装置B1は、既に
説明した本発明の半導体レーザモジュールAの複数個
と、それらモジュールから出力するレーザ光の波長を波
長多重化する手段(波長多重カプラ)C1で構成されて
いる。
【0049】ここで、これらモジュールAは、組込まれ
ている各ファイバグレーティングの中心波長が互いに
2.5nm間隔で異なるように設計されていて、それぞれ
が異なった波長のレーザ光を出力する。そして、各モジ
ュールにおけるレーザ素子は、その共振器長(L)が1
800μm以上であり、ファイバグレーティングの反射
帯域幅は3nm以下、好ましくは2nm以下、更に好ま
しくは1.5nm以下、更により好ましくは1nm以下
の値になっていて、反射帯域幅内には、電流−光出力特
性におけるキンク発生を抑制するに充分な個数の縦モー
ドが存在するように設計されている。
【0050】したがって、この装置B1の場合、各モジ
ュールAの光ファイバから出力されるレーザ光のスペク
トル幅は狭くなるため、波長多重化手段C1における損
失が抑制される。そのため、この装置B1の場合、波長
多重手段C1に接続可能なモジュールAの台数を多くす
ることができるので、非常に高光出力の励起光源装置と
して機能することができる。
【0051】図5は本発明の別の励起光源装置の例B2
を示す概略図である。この装置B2は、同一波長で発振
し、かつ互いに直交する偏光方向を有するレーザ光を出
力する2個のモジュールA1,A2と、これらモジュール
から出力するレーザ光を合波する偏波多重化手段(PB
S:Polarization Beam Splitter)C 2と、その合波さ
れたレーザ光を互いに波長をずらして複数組準備し、そ
れらを波長多重化する前記した波長多重手段C1とで構
成されている。
【0052】この装置B2の場合も、装置B1の場合と同
じように、非常に高光出力の励起光源装置として機能す
る。なお、前記した米国特許第5,936,763号で例
示されている波長多重化励起光源装置の場合は、148
0nm帯域で発振し、共振器長が900μmで、光出力が
100mWのDFBレーザ素子を組み込んだモジュールが
用いられている。
【0053】一方、本発明のモジュールの場合は、上記
したDFBレーザ素子に比べれば格段に安価に製造する
ことができ、しかも共振器長(L)が1800μm以上
であって、500mW程度の光出力を発振するファブリ・
ペロー型半導体レーザ素子が組み込まれている。そのた
め、このレーザ素子と光ファイバとの結合効率が約85
%であり、またファイバグレーティングによる挿入損失
が約8%であると見込んだ場合でも、本発明のモジュー
ルの光ファイバからは約390mWの光出力を得ることが
できる。
【0054】このように、本発明によれば、前記した先
行技術のモジュールやそれを用いた励起光源装置に比べ
て、格段に安価で、かつ格段に高光出力のモジュールと
励起光源装置を組み立てることができる。逆にいえば、
本発明の励起光源装置では、所定の光出力を得ようとす
る場合、組み込むモジュールと波長多重化手段の数を従
来に比べて少なくすることができ、そのことにより、装
置の低コスト化や小型化を実現することができる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
半導体レーザモジュールは、組み込まれている半導体レ
ーザ素子の共振器長(L)を1800μm以上とし、か
つファイバグレーティングの反射帯域幅を3nm以下に設
定しているので、反射帯域幅内には多数の縦モードを存
在させながら、出力するレーザ光のスペクトル幅を狭く
することができる。
【0056】そのため、このモジュールは、電流−光出
力特性におけるキンク発生が抑制されていて、同時に波
長多重化に好適なレーザ光を出力する。また、本発明の
励起光源装置は、上記したモジュールが組み込まれてい
るので、非常に高光出力であり、光ファイバ増幅器用の
励起光源装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザモジュールの1例Aを示
す概略図である。
【図2】本発明のモジュールAに組み込まれる半導体レ
ーザ素子を示す側面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本発明の励起光源装置の1例B1を示す概略図
である。
【図5】本発明の励起光源装置の別の例B2を示す概略
図である。
【図6】米国特許第5,936,763号に例示されてい
る波長多重化による励起光源装置を示す概略図である。
【図7】ファイバグレーティングの反射スペクトル例を
示すグラフである。
【図8】レーザモジュールから出力したレーザ光の電流
−光出力特性図である。
【図9】ファイバグレーティングの反射帯域幅と、半導
体レーザ素子の発振レーザ光の縦モードとの関係を説明
するためのグラフである。
【符号の説明】
1 パッケージ 1a パッケージ1の側壁 1b パッケージ1の貫通孔 2 ペルチェモジュール 3 半導体レーザ素子 4 サーミスタ 5a,5b レンズ 6 基板 7 光ファイバ 7a ファイバグレーティング S1 前端面 S2 後端面 11 基板 12 下部クラッド層 13 下部Grin−SCH層 14 活性層 15 上部Grin−SCH層 16 上部クラッド層 17 キャップ層 18 上部電極 19 下部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 築地 直樹 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 小柳 諭 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 5F073 AA22 AA46 AA65 AA67 AA74 AB05 AB06 AB21 AB27 AB28 BA09 CA12 FA06 FA25 GA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファブリ・ペロー型半導体レーザ素子と
    ファイバグレーティングが光結合されている半導体レー
    ザモジュールにおいて、 前記ファブリ・ペロー型半導体レーザ素子の共振器長は
    1800μm以上であり、前記ファイバグレーティング
    の反射帯域幅は、3nm以下であり、しかも、前記ファブ
    リ・ペロー型半導体素子からの発振レーザ光の縦モード
    の波長間隔よりも大きい値になっていることを特徴とす
    る半導体レーザモジュール。
  2. 【請求項2】 前記ファイバグレーティングの反射帯域
    幅が2nm以下である請求項1の半導体レーザモジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 ファブリ・ペロー型半導体素子とファイ
    バグレーティングが光結合されている半導体レーザモジ
    ュールにおいて、 前記ファブリ・ペロー型半導体素子の共振器長は180
    0μm以上であり、前記ファイバグレーティングの反射
    帯域幅内には、前記ファブリ・ペロー型半導体レーザ素
    子からの発振レーザ光の縦モードが2〜20個含まれて
    いることを特徴とする半導体レーザモジュール。
  4. 【請求項4】 前記ファブリ・ペロー型半導体レーザ素
    子からの発振レーザ光の波長は1200〜1550μm
    である請求項1〜3のいずれかの半導体レーザモジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記ファブリ・ペロー型半導体レーザ素
    子の活性層は量子井戸構造から成り、かつ、その量子井
    戸構造は、歪量が0.5%以上である圧縮歪量子井戸構
    造である請求項1〜3のいずれかの半導体レーザモジュ
    ール。
  6. 【請求項6】 前記活性層に含まれる量子井戸の個数は
    10個以下である請求項5の半導体レーザモジュール。
  7. 【請求項7】 前記ファブリ・ペロー型半導体レーザ素
    子の共振器長は1800〜3500μmであり、前端面
    の反射率は2%以下、そして後端面の反射率は90%以
    上である請求項1〜6のいずれかの半導体レーザモジュ
    ール。
  8. 【請求項8】 互いに異なる波長のレーザ光を出力す
    る、請求項1〜7のいずれかの半導体レーザモジュール
    の複数と、各半導体レーザモジュールから出力する複数
    のレーザ光を波長多重化する手段とを備えていることを
    特徴とする励起光源装置。
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