JP2003060296A - 外部共振器半導体レーザを製造する方法、外部共振器半導体レーザ、および波長多重伝送システム - Google Patents

外部共振器半導体レーザを製造する方法、外部共振器半導体レーザ、および波長多重伝送システム

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JP2003060296A
JP2003060296A JP2001242323A JP2001242323A JP2003060296A JP 2003060296 A JP2003060296 A JP 2003060296A JP 2001242323 A JP2001242323 A JP 2001242323A JP 2001242323 A JP2001242323 A JP 2001242323A JP 2003060296 A JP2003060296 A JP 2003060296A
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semiconductor
semiconductor laser
optical waveguide
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Takashi Kato
隆志 加藤
Junichi Hashimoto
順一 橋本
Naoyuki Yamabayashi
直之 山林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キンクの発生が低減可能な外部共振器半導体レ
ーザを製造する方法、外部共振器半導体レーザ、および
波長多重伝送システムを提供する。 【解決手段】外部共振器半導体レーザ1は、ファイバグ
レーティング16と、半導体光増幅素子20とを備え
る。ファイバグレーティング16は、ブラッグ回折格子
16aおよび光導波路を有する。ブラッグ回折格子16
aは、最大反射率を示す周波数fFGを持つ。光導波路1
6cは、ブラッグ回折格子16aが光学的に結合されて
いる。外部共振器半導体レーザ1においては、グレーテ
ィングファイバ16は、発振周波数fLDが0<fFG−f
LD<20GHzを満たすように決定されている。外部共
振器半導体レーザ1の構成によれば、この周波数の範囲
において、モードホッピングの発生が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部共振器半導体
レーザを製造する方法、外部共振器半導体レーザ、およ
び波長多重伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、所望の波長波長を含む
光を発生する。このような半導体レーザは、光通信用の
光源として利用されている。光通信においては、複数の
波長成分の光信号を生成する複数の半導体レーザを用い
て、WDM通信を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザの一つ
に、外部共振器半導体レーザがあり、この外部共振器半
導体レーザはグレーティングファイバと半導体光増幅素
子とを備える。外部共振器半導体レーザでは、安定した
光出力を得るために、温度制御用の熱電子素子およびこ
の素子を制御するための制御回路が必要である。
【0004】外部共振器半導体レーザが半導体光増幅素
子の温度を制御するためのペルチェ素子を含まないと
き、環境温度の変動または注入電流の変動により光路
長、つまり共振器長が変化する。この変化により縦モー
ドが不連続に変化する現象、つまりモードホッピングが
生じる。その結果、I−L特性(電流−光出力)におい
て、いわゆるキンクが現れる。キンクでは半導体レーザ
の光出力が不連続に変化するので、このような半導体レ
ーザを光伝送に用いることは伝送品質を低下させる。
【0005】そこで、本発明の目的は、キンクの発生が
低減可能な外部共振器半導体レーザを製造する方法、外
部共振器半導体レーザ、および波長多重伝送システムを
提供することとした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、外部
共振器半導体レーザを製造する方法である。この外部共
振器半導体レーザは、光導波路デバイスと、半導体光増
幅素子とを備える。光導波路デバイスは、周波数fFG
おいて最大反射率を持つブラッグ回折格子および光導波
路を有する。外部共振器半導体レーザを製造する方法
は、半導体光増幅素子と光導波路デバイスとからなる光
学系からの光の強度および周波数fLDをモニタしなが
ら、前記光導波路と前記半導体光増幅素子とのアライメ
ントを行う工程とを備える。
【0007】この方法によれば、外部共振器半導体レー
ザにおいてfLDとfFGとが所定の関係を満たすように、
光導波路と半導体光増幅素子とのアライメントを行うこ
とが可能になる。
【0008】この方法では、アライメントは、発振周波
数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz (1) を満たすように行われることができる。この周波数の範
囲において、モードホッピング現象の発生が低減され
る。この周波数の範囲は、発明者が行った実験において
発見された。
【0009】この方法では、光導波路デバイスと半導体
光増幅素子とを所定の軸の方向に沿って配置する工程を
更に備えるようにしてもよい。アライメントを行う工程
は、発振周波数fLDが式(1)の関係を満たすように、光
導波路デバイスと半導体光増幅素子との間の所定の軸に
沿った距離を調整する工程を含むことができる。光導波
路デバイスと半導体光増幅素子との間の距離を変更する
ことにより、発振周波数fLDを変更できる。この方法に
よれば、式(1)を満たすように、光導波路と半導体光増
幅素子とのアライメントを行うことが可能になる。ま
た、この方法では、アライメントを行う工程は、発振周
波数fLDが0<fFG−fLD<20GHzを満たすよう
に、光導波路デバイスと半導体光増幅素子との配置を固
定する工程を含むようにしてもよい。
【0010】また、本発明の別の側面は、グレーティン
グファイバと、半導体光増幅素子とを備える外部共振器
半導体レーザを製造する方法である。この方法は、(a)
ステムに搭載された半導体光増幅素子と、周波数fFG
おいて最大反射率を有するグレーティングファイバとを
準備する工程と、(b)ステムを介して半導体光増幅素子
に通電して、半導体光増幅素子とグレーティングファイ
バとを含む光学系からの光の強度および周波数fLDをモ
ニタしながら、半導体光増幅素子とグレーティングファ
イバとのアライメントを行う工程とを備える。
【0011】この方法によれば、ステムに配置された半
導体光増幅素子を備える温度無制御型の外部共振器半導
体レーザを製造することができる。
【0012】本発明の別の側面は、外部共振器半導体レ
ーザである。外部共振器半導体レーザは、光導波路デバ
イスと、半導体光増幅素子とを備える。光導波路デバイ
スは、ブラッグ回折格子および光導波路を有する。ブラ
ッグ回折格子は、最大反射率を示す周波数fFGを持つ。
光導波路は、ブラッグ回折格子が光学的に結合されてい
る。
【0013】外部共振器半導体レーザにおいては、光導
波路デバイスと半導体光増幅素子との相対的な配置は、
発振周波数fLDが式(1)を満たすように決定されてい
る。または、外部共振器半導体レーザの光共振器は光導
波路デバイスと半導体光増幅素子とから構成され、この
光共振器の共振器長は、発振周波数fLDが0<fFG−f
LD<20GHzを満たすように決定されている。
【0014】これらの外部共振器半導体レーザの構成に
よれば、式(1)により規定される周波数の範囲におい
て、モードホッピング現象の発生が低減される。
【0015】本発明の別の側面は、発振周波数fLDを有
する光を発生可能な、温度無制御型外部共振器半導体レ
ーザに関する。外部共振器半導体レーザは、光導波路デ
バイスと、半導体光増幅素子とを備える。光導波路デバ
イスは、周波数fFGにおいて最大反射率の反射スペクト
ルを持つブラッグ回折格子およびブラッグ回折格子が光
学的に結合された光導波路を有する。半導体光増幅素子
は、発振周波数fLDが式(1)を満たすように、光導波路
デバイスに光学的に結合されている。本発明に係わる外
部共振器半導体レーザは、温度無制御型の外部共振器半
導体レーザを得るために好適な構造を有しており、外部
共振器半導体レーザはモードホッピング現象の発生を低
減することを可能とする。
【0016】一形態においては、外部共振器半導体レー
ザは、半導体基板と、半導体光増幅素子と、光導波路
と、ブラッグ回折格子とを備える。半導体光増幅素子
は、半導体基板に設けられている。光導波路は、半導体
基板に設けられており、また半導体光増幅素子に光学的
に結合されている。ブラッグ回折格子は、半導体基板に
設けられており、また光導波路に光学的に結合されてい
る。ブラッグ回折格子は周波数fFGにおいて最大反射率
を示すスペクトルを有する。
【0017】外部共振器半導体レーザは、基板と、半導
体光増幅素子と、光導波路と、ブラッグ回折格子とを備
える。基板は、LiNbO3またはLiTaO3を含んで
いる。
【0018】また、外部共振器半導体レーザは、グレー
ティングファイバと、半導体光増幅素子とを備える。グ
レーティングファイバは、石英製であり、また周波数f
FGの最大反射率の反射スペクトルを持つブラッグ回折格
子を有する。半導体光増幅素子は、石英製グレーティン
グファイバと光学的に結合され1.25μm以上1.6
5μm以下の波長範囲の波長の光を発生可能である。
【0019】半導体光増幅素子とブラッグ回折格子との
配置は、発振周波数fLDが式(1)を満たすように決定さ
れている。
【0020】さらに、別の実施の形態においては、外部
共振器半導体レーザは、半導体光増幅素子と、ステム
と、グレーティングファイバと、スペーサ部材とを備え
る。ステムは、半導体光増幅素子を搭載している。グレ
ーティングファイバは、石英製であり、また周波数fFG
の最大反射率の反射スペクトルを持つブラッグ回折格子
を有する。スペーサー部材は、石英製グレーティングフ
ァイバを半導体光増幅素子から離間しており、また発振
周波数fLDが式(1)を満たすように半導体光増幅素子と
石英製グレーティングファイバとの距離を規定してい
る。
【0021】本発明の別の側面は、波長多重伝送システ
ムである。波長多重伝送システムは、第1の外部共振器
半導体レーザと、第2の外部共振器半導体レーザと、光
伝送路とを備える。第1および第2の外部共振器半導体
レーザとして、既に説明された外部共振器半導体レーザ
または、これから説明される外部共振器半導体レーザを
使用できる。波長多重伝送システムにおいては、第1の
外部共振器半導体レーザにおける発振周波数fLD1は、
第2の外部共振器半導体レーザにおける発振周波数f
LD2と異なる。
【0022】波長多重伝送システムにおいては、第1お
よび第2の外部共振器半導体レーザの回折波長間隔は
1.6nm以上25.6nm以下であるようにしてもよ
い。
【0023】波長多重伝送システムにおいては、第1お
よび第2の外部共振器半導体レーザにそれぞれ電気的に
結合された駆動回路を更に備えるようにしてもよい。駆
動回路は、第1および第2の外部共振器半導体レーザを
それぞれ変調周期T1、T2の信号で変調するものであ
る。変調周期の半周期は、第1および第2の外部共振器
半導体レーザの各々の光共振器を光が往復する時間より
短くできる。
【0024】本発明の上記の目的および他の目的、特
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述からより容易
に明らかになる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、例示として示さ
れた添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮するこ
とによって容易に理解することができる。引き続いて、
添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態の光回路
を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符
号を付する。
【0026】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形態
に係わる外部共振器半導体レーザの部品を示す図面であ
る。外部共振器半導体レーザ1は、搭載部材2と、覆い
部材4と、隔置部材6と、キャピラリ12と、フランジ
14と、光ファイバ16といった光導波路デバイスと、
キャップ18とを備える。搭載部材2は、搭載面2a
と、搭載面2aに対向している端子面2bとを有する。
搭載部材2の搭載面2a上には、覆い部材4が、半導体
光増幅素子20および半導体受光素子22を覆うように
配置されている。覆い部材4は、所定の軸方向に沿って
伸びる側壁部4aと、側壁部4aの一端に設けられた天
井部4bとを有する。天井部4bには、レンズ26とい
った光学部品を収容するための開口部4cが設けられて
いる。搭載部材2および覆い部材4は、例えばTO型キ
ャンケースを構成する。この外部共振器半導体レーザ1
においては、半導体光増幅素子20は、発振周波数fLD
が 0<fFG−fLD<20GHz (2) を満たすように、光導波路デバイスに光学的に結合され
ている。これにより、外部共振器半導体レーザ1では、
モードホッピングの発生が低減可能になる。上記の結合
により、モードホッピングの発生が低減するためにペル
チェ素子といった熱電子冷却素子が必要ない。故に、外
部共振器半導体レーザ1は、図1に示されるような温度
無制御型の外部共振器半導体レーザを得るために好適な
構造を有している。
【0027】図1では、外部共振器半導体レーザ1にお
いて、キャピラリ12は、所定に軸方向に沿って伸びる
柱状の部材であり、光ファイバ16を収容するための収
容部12aを有している。収容部12aは、キャピラリ
12の一端面12bから他端面12cまで所定の方向に
沿って伸びており、例えば貫通孔である。
【0028】フランジ14は、所定の方向に沿って伸び
る側壁14cと、側壁14cの両端に開口部14a、1
4bとを有する。フランジ14は、側壁14cの内面1
4dがキャピラリ12の側面12eに対面するように、
キャピラリ12を収容する。
【0029】光ファイバ16は、一端16aおよび他端
16bを有しており、光ファイバ16のコア部にはブラ
ッグ回折格子16cが設けられている。キャピラリ12
は、ブラッグ回折格子16cの部分を覆うように、光フ
ァイバ16の一端部を収容している。光ファイバ16の
一端16aは、キャピラリ12は他端面12cに現れて
いる。光ファイバ16の残りの部分は、キャピラリ12
の一端面12bから伸び出している。
【0030】キャップ18は、光ファイバ16が通過す
る導入孔18aと、第2の部材10、キャピラリ12お
よびフランジ14を収容するための収容部18bとを有
する。導入孔18aは、キャップ18の一端から収容部
18bまで伸びている。収容部18bは、第2の部材1
0の外側面に填め合わされるように形作られた内壁面を
有する。
【0031】搭載部材2の搭載面2a上には覆い部材4
が配置されており、覆い部材4を囲むように、隔置部材
6が搭載面2a上に配置されている。隔置部材6は、第
1の部材8と第2の部材10とから構成されている。第
1の部材8は、所定の方向に沿って伸びる壁部8aを有
している。壁部8aの一端部8bは、搭載部材2の搭載
面2aの外周部に配置される。壁部8aの一端部8b
は、第2の部材10を配置するための配置面8eを備え
ている。壁部8の内壁面8dは、覆い部材4を配置する
ための領域を規定している。第2の部材10は、所定の
方向に沿って伸びる壁部10aを有している。壁部10
aの一端部10bは、スライド面10cを有している。
壁部10aは、スライド面10cが配置面8eと対面す
るように、第1の部材8上に配置される。壁部10の内
壁面10dは、キャピラリ12およびフランジ14を収
容するための領域(孔10e)を規定している。
【0032】隔置部材6は、搭載部材2上に配置される
と共に、フランジ12およびキャピラリ14を収容す
る。これによって、隔置部材6は、搭載部材2上に搭載
された半導体光増幅素子20と、キャピラリ14の保持
されたグレーティングファイバ16との距離を所望の値
にする規定するために利用される。換言すれば、隔置部
材6は、スペーサ部材として機能している。
【0033】搭載部材2は、所定の方向に沿って配置さ
れた複数の導電性端子(リード端子)2cを備える。各端
子2cは、端子面2bから搭載面2aに搭載部材2を貫
通する。搭載面2aは、半導体受光素子22を収容する
ための凹部2dと、半導体光増幅素子20を搭載するた
めの柱部2eとを備えている。半導体光増幅素子20
は、柱部2eの側面上にサブマウント24を介して配置
されている。半導体光増幅素子20および半導体受光素
子22は、例えばボンディングワイヤ(図示せず)を介し
て、端子2cの各々に電気的に接続される。半導体光増
幅素子20および半導体受光素子22は、半導体受光素
子22が半導体光増幅素子20と光学的に結合可能なよ
うに搭載部材2上に配置されている。また、半導体光増
幅素子20は、第2の部材10によって位置決めされた
グレーティングファイバ16の一端16aと光学的に結
合される。
【0034】このような外部共振器半導体レーザ1にお
いては、光導波路デバイスと半導体光増幅素子20との
相対的な配置は、式(2)を満たすように決定されてい
る。
【0035】図2は、図1に示された部品が組み上げら
れ形成された外部共振器半導体レーザの一形態を示す。
図2を参照すると、軸30に沿って、ブラック回折格子
16c、レンズ26、半導体光増幅素子20、および半
導体受光素子22が配列されている。特に、軸30は、
半導体光増幅素子20の活性層20aおよび半導体受光
素子22の光電変換領域22aを通過している。
【0036】半導体光増幅素子20は一対の端面20
b、20cを有しており、これらの端面は光反射面20
bおよび光放出面20cと呼ばれる。光ファイバの一端
は、半導体光増幅素子の光放出面20cに光学的に結合
されている。
【0037】半導体光増幅素子20の活性層20aは、
光反射面20bから光放出面20cまで伸びている。光
反射面20bの光反射率は、光放出面20cの光反射率
より大きく。光放出面20cの光反射率は、該端面の光
反射率は。好ましくは0.4%以下であり、光反射面2
0bの光反射率は、好ましくは30%以上である。図2
に示された例では、キャピラリ12の端面12bは、軸
30に対して傾斜するように形成されており、これによ
って、端面12bにおける反射光が半導体光増幅素子2
0に戻ることを低減している。発明者の知見によれば、
本実施の形態では、半導体光増幅素子が利得ピークを示
す波長λPと、ブラック回折格子が反射ピークを示す波
長λFGとの差の絶対値が30nm以下である。
【0038】半導体光増幅素子20において発生された
光の伝搬を説明する。光反射面20bは、半導体受光素
子22に対面しており、光反射面20bからの光Aは、
光電変換領域22aに到達する。これによって、半導体
受光素子22は、半導体光増幅素子20からの光量のモ
ニタが可能になる。光放出面20cは、レンズ26と対
面しており、光放出面20cからの光Bは、レンズ26
を介して光ファイバ16の一端16aに到達して、光フ
ァイバ16のコア部を伝搬する。この伝搬光の大部分
は、ブラッグ回折格子16cによって反射され、その方
向を変える。光ファイバ16の一端16aは、レンズ2
6と対面しており、この反射光は、光ファイバ16の一
端部16aを介してレンズ26に向かう光Cとなる。光
Cは、レンズを通過して半導体光増幅素子20の光反射
面20cに到達する。伝搬光の残りは、ブラッグ回折格
子16cを透過して、当該光モジュールから取り出され
る光Dとなる。この説明により、外部共振器半導体レー
ザでは、光共振器は半導体光増幅素子20の光反射面2
0bとブラッグ回折格子16cとから構成されることが
理解される。つまり、このため、外部共振器半導体レー
ザの光共振器は光導波路デバイスのブラッグ回折格子1
6cと半導体光増幅素子20とから構成される。このた
め、この光共振器の共振器長は、発振周波数fLDが先ほ
どの式(2)を満たすように決定されている。
【0039】図3は、外部共振器半導体レーザの別形態
を示す。この実施の形態では、外部共振器半導体レーザ
32は、レンズ26の代わりにハーメチックガラス28
を備えており、光ファイバ16の端部16aに代えてレ
ンズ化端部16dを有する。
【0040】(第2の実施の形態)図4は、外部共振器半
導体レーザの光学的な調整を行うための調芯装置を示
す。調芯装置40は、ステージ42と、光パワー測定部
44と、光波長測定部46と、電源装置48と、光電流
検出部50と、第1の駆動ユニット52と、第2の駆動
ユニット54とを備える。ステージ42は、外部共振器
半導体レーザ1の搭載部材2を支持する支持面42a
と、搭載部材2に設けられたリード端子2cを受け入れ
るための孔42bとを有する。光パワー測定部44は、
外部共振器半導体レーザ1の光ファイバ16が光学的に
結合されており、外部共振器半導体レーザ1からの光の
強度を測定する。光波長測定部46は、外部共振器半導
体レーザ1の光ファイバ16が光学的に結合されてお
り、外部共振器半導体レーザ1からの光の波長を測定す
る。電源装置48は、外部共振器半導体レーザ1のリー
ド端子2cを介して半導体光増幅素子20に電気的に接
続されており、半導体光増幅素子20に駆動電力を提供
する。光電流検出部50は、外部共振器半導体レーザ1
のリード端子2cを介して半導体受光素子22に電気的
に接続されており、半導体受光素子22からの光電流を
受ける。第1および第2の駆動ユニット52、54は、
図4に示される座標系のX軸、Y軸、Z軸の各方向に被
支持部品を移動するように動作可能である。第1の駆動
ユニット52は、第1の部材10を支持するために支持
腕52aを有しており、信号線56a、56bを介して
光パワー測定部44および光波長測定部46に接続され
光パワー測定部44および光波長測定部46からの位置
調整信号を受ける。第2の駆動ユニット54は、キャピ
ラリ12およびフランジ14を支持するための支持腕5
4aを有しており、信号線58a、58bを介して光パ
ワー測定部44および光波長測定部46に接続され光パ
ワー測定部44および光波長測定部46からの位置調整
信号を受ける。
【0041】外部共振器半導体レーザを、この装置40
を用いて製造する方法を説明する。 ・外部共振器半導体レーザの中間生産物の組み立て 搭載部材2上に半導体光増幅素子20および半導体受光
素子22を配置する。半導体光増幅素子20および半導
体受光素子22をリード端子2cに、例えばボンディン
グワイヤを介して、電気的に接続する。覆い部材4を、
半導体光増幅素子20および半導体受光素子22を覆う
ように搭載部材2上に配置する。覆い部材4には、レン
ズ26が配置されている。第1の部材8を、搭載部材2
に配置する。これにより、外部共振器半導体レーザの中
間生産物の組み立てが完了する。 ・中間生成物の配置 調芯装置40のステージ42の支持面42a上に、中間
生産物を配置する。
【0042】光ファイバ16を光パワー測定部44およ
び光波長測定部46に光学的に結合する。半導体光増幅
素子20にパワーを提供するために、配線60を介して
電源装置48をリード端子2cに電気的に接続する。半
導体光増幅素子20のパワーを監視するために、配線6
2を介して光電流検出部50をリード端子2cに電気的
に接続する。 ・第2の部材の位置決め 第2の部材10を第1の部材8上に位置決めする。この
ために、第2の部材10を、そのスライド面10cが配
置面8eと対面するように、第1の部材8上に配置す
る。第2の部材10の孔10e内には、キャピラリ12
およびフランジ14が配置されている。
【0043】半導体光増幅素子20に通電して、半導体
光増幅素子20を発光させる。第1および/または第2
の駆動ユニット52、54を利用して配置面8e上にお
いて第2の部材10をX方向またはY方向に移動させな
がら、半導体光増幅素子20からに光のパワーを光パワ
ー測定部44によって測定する。光パワーの結果に基づ
いて第2の部材10の配置位置を決定する。位置決めの
後に第2の部材10を第1の部材8に固定する。この固
定は、例えば溶接により所定の部位(図2の溶接部13
a、13b)で行うことができる。 ・フランジおよびキャピラリの位置決め フランジ14およびキャピラリ12を第2の部材10に
対して位置決めする。フランジ12の内壁面10dがフ
ランジ12の側面に対面するように、第1の部材8上に
配置する。このために、フランジ14およびキャピラリ
12を、第2の部材10の孔10e内にキャピラリ12
およびフランジ14が配置されている。
【0044】半導体光増幅素子20に通電して、半導体
光増幅素子20を発光させる。第1および第2の駆動ユ
ニット52、54を利用してキャピラリ12およびフラ
ンジ14をZ軸方向に移動させながら、半導体光増幅素
子20からに光の波長を光波長測定部46によって測定
する。また、半導体光増幅素子20からに光のパワーを
光パワー測定部44によって測定する。
【0045】この工程において、半導体光増幅素子20
は、外部共振器半導体レーザ1の発振周波数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz (3) を満たすように、光ファイバに光学的に結合されていて
もよい。ブラッグ回折格子16cと半導体光増幅素子2
0との相対的な配置は、外部共振器半導体レーザの発振
周波数fLDが上記の関係を満たすように決定されていて
もよい。外部共振器半導体レーザの光共振器はブラッグ
回折格子16cと半導体光増幅素子20とから構成され
ており、この光共振器の共振器長は、発振周波数fLD
上記の関係を満たすように決定されていてもよい。これ
の形態によって、外部共振器半導体レーザ1では、モー
ドホッピング現象の発生が低減可能になる。
【0046】配置位置が決定されると、フランジ14が
第2の部材10に固定される。この固定は、例えば溶接
により所定の部位(図2の溶接部13c、13d)に行う
ことができる。この配置によれば、石英製グレーティン
グファイバといった光ファイバ16が第1および第2の
部材8、10によって半導体光増幅素子20から離間さ
れている。第1および第2の部材8、10はスペーサと
して機能している。
【0047】この後、調芯装置40から取り外す。第1
および第2の部材8、10を覆うようにゴム製キャップ
28をかぶせる。以上の工程によって、外部共振器半導
体レーザが完成された。
【0048】図5(a)は、図1に示された外部共振器半
導体レーザのグレーティングファイバに含まれるブラッ
グ回折格子の反射スペクトルを例示的に示す。図5(b)
は、本実施の形態に係わる発振周波数とピーク周波数と
の関係を示す図面を示す。
【0049】図5(a) および図5(b)では、反射スペ
クトルは、矢印Aで示される波長λF G(周波数fFG)にお
いて最大反射率を示す。この波長の両側には、図5(a)
に示されるようにサイドロープ(矢印B、Cで示される)
が現れる。発明者に実験によれば、ブラック回折格子の
反射スペクトルにおいては、サイドロープの反射率は、
最大反射率の反射率の10%以下であることが好まし
い。サイドローブの反射波長で発振しないようにするた
めである。
【0050】図5(b)においては、当該外部共振器半導
体レーザの横軸に沿って記入されている矢印は、縦モー
ドを示している。縦モードの周波数間隔に比べて、ブラ
ック回折格子の反射スペクトルの半値全幅は大きい。こ
れらの縦モードのうち、矢印Dで示されるモードにおい
て反射率が、他の縦モードにおける反射率と比べて最も
大きい値になる。故に、外部共振器半導体レーザは、モ
ードDにおいてレーザ発振する。このモード(矢印D)に
対応する発振周波数fLD(波長λLD)は0< f FG−fLD
<20GHzを満たしている。本実施の形態によれば、
外部共振器半導体レーザにおいては、fLDとfFGとの関
係を満たすように、半導体光増幅素子とブラッグ回折格
子との配置が決定される。
【0051】図6は、図2に示されるような外部共振器
半導体レーザの実験データを示す特性図である。縦軸
は、外部共振器半導体レーザのモードホップ率(%)を示
しており、横軸は、λLD−λFGをnm単位で示してい
る。図6によれば、λLD−λFG=0.00、0.04、
0.08、0.12nmにおけるモードホップ率は、λ
LD−λFG=−0.08、−0.04、0.16、1.2
0nmにおけるモードホップ率に比べて低い。また、λ
LD−λFG=0.04、0.08、0.12nmにおける
モードホップ率は、λLD−λFG=0.00におけるモー
ドホップ率に比べて低い。つまり、外部共振器半導体レ
ーザは、0nm<λLD−λFG<0.16nm(0<fFG
−fLD<20GHz)の範囲で優れたモードホップ率を
示すことが明らかにされた。さらにまた、λLD−λFG
0.08、0.12nmにおけるモードホップ率は、λ
LD−λFG=0.04nmにおけるモードホップ率に比べ
て低い。加えて、λLD−λFG=0.12nmにおけるモ
ードホップ率は、λLD−λFG=0.08nmにおけるモ
ードホップ率に比べて低い。
【0052】図7は、図2に示されるようなモードホッ
プ率が小さい外部共振器半導体レーザの電流(mA)−光
強度(mW)の特性を示す特性図である。図8は、モード
ホップを生じる外部共振器半導体レーザの電流(mA)−
光強度(mW)の特性を示す特性図である。図7に示され
た電流−光強度特性は、滑らかな曲線で表されている。
しかしながら、図8に示された電流−光強度特性は、矢
印で示される位置でキンクが生しており、これらの位置
においてモードホップが生じている。
【0053】図9は、外部共振器半導体レーザの実験デ
ータを示す特性図である。図9においては、横軸は、ブ
ラッグ回折格子(FBG)の半値全幅(nm)を示してお
り、縦軸はモードホップ率(%)を示している。図9の実
験データによれば、ブラック回折格子の反射スペクトル
の半値全幅が0.8nm程度になると、モードホップ率
が小さくなる傾向が現れており、半値全幅0.6nm
(周波数75GHz)において明らかに小さいモードホッ
プ率が得られている。故に、半値全幅は、0.6nm以
下であることが好ましい。
【0054】図10は、外部共振器半導体レーザの実験
データを示す特性図である。図10においては、横軸
は、ブラッグ回折格子(FBG)の半値全幅(nm)を示し
ており、縦軸はモードホップ率(%)を示している。図1
0では、シンボル「○」は、最大反射率が10%である
ブラック回折格子を有する外部共振器半導体レーザのモ
ードホップ率(%)を示しており、シンボル「●」は、最
大反射率が20%であるブラック回折格子を有する外部
共振器半導体レーザのモードホップ率(%)を示してい
る。図10における結果によれば、最大反射率10%に
おけるモードホップ率(%)が、最大反射率が20%のモ
ードホップ率(%)に比べて優れている。故に、ブラック
回折格子は、10%より大きい最大反射率を有すること
が好ましい。
【0055】(第3の実施の形態)図11は、別の実施の
形態に係わる外部共振器半導体レーザの部品を示す。図
12は、この実施の形態に係わる外部共振器半導体レー
ザを示す。
【0056】本実施の形態における外部共振器半導体レ
ーザの主要部70は、基板72と、半導体光増幅素子7
4と、光導波路76と、ブラッグ回折格子78とを備え
る。基板の材料は、例えば、GaAs、InP、Ga
N、およびGaInAsといったIII−V系化合物半導
体並びにSi半導体である。主要部70は、モニタ用半
導体受光素子80をさらに備えるようにしてもよい。
【0057】基板72は、光導波路面72aとデバイス
面72bと有する。光導波路面72aとデバイス面72
bとの境界には、端面72cが形成される。デバイス面
72bには、半導体光増幅素子74を搭載するための搭
載領域72eと、モニタ用半導体受光素子80を搭載す
るための搭載領域72fと、半導体光増幅素子74のた
めの電極72gと、半導体受光素子80のための電極7
2eとが設けられている。光導波路76は、半導体基板
72の光導波路面72aに設けられている。ブラッグ回
折格子78は、光導波路76に光学的に結合されるよう
に半導体基板72の光導波路面72aに設けられてい
る。
【0058】図12を参照すると、半導体光増幅素子7
4は、半導体基板72の搭載領域72e上に配置されて
おり、これにより、端面72cに現れている光導波路7
6と光学的に結合される。半導体光増幅素子74は、限
定されるものではないが、第1の実施の形態における半
導体受光素子20と同様な特性を有している。搭載領域
72e上の半導体光増幅素子72は、ボンディングワイ
ヤといった配線82を介して電極72gと電気的に接続
されている。半導体受光素子80は、搭載領域72f上
に配置されており、これにより、半導体光増幅素子74
と光学的に結合される。搭載領域72f上の半導体受光
素子80は、ボンディングワイヤといった配線84を介
して電極72hと電気的に接続されている。
【0059】図13は、外部共振器半導体レーザの主要
部70の平面図を示す。光導波路76は、基板72の側
面72dから端面72cまで伸びており、端面72cに
は光導波路76の一端76aが現れており、側面72d
には光導波路76の他端76bが現れている。半導体光
増幅素子74は、光導波路76の一端76aに光学的に
結合されている。光導波路76の他端76bは、外部の
光ファイバ88に光学的に結合されている。外部共振器
半導体レーザ70からの出力光は、外部の光ファイバ8
8を介して取り出される。光共振器は、ブラック回折格
子78と半導体光増幅素子74の光反射面74aとから
構成される。光反射面74aは半導体受光素子s80と
対面している。光放出面74bは、光導波路76の一端
と光学的に結合している。
【0060】この主要部70では、半導体光増幅素子7
4とブラッグ回折格子76との配置は、発振周波数fLD
が 0<fFG−fLD<20GHz (4) を満たすように決定されている。この配置により、光共
振器長Xが決定される。これまでの説明は半導体基板に
関して行われてきたが、基板は、半導体基板に限定され
るものではなく、LiNbO3又はLiTaO3を含む基
板も使用できる。
【0061】本実施の形態では、半導体基板上に半導体
光増幅素子が配置されている外部共振器半導体レーザを
例示的に説明しているけれども、III−V系化合物半導
体を基板上に備える場合には、半導体光増幅素子および
光導波路は該基板上に集積されていてもよい。
【0062】図14は、別の外部共振器半導体レーザを
示す平面図である。外部共振器半導体レーザ90は、図
13の外部共振器半導体レーザの主要部に類似した主要
部を含む。外部共振器半導体レーザ90は、ハウジング
92と、支持台94と、主要部96と、レンズ部98
と、光ファイバ100と、フェルール102と、半導体
受光素子104とを備える。支持台94は、ハウジング
92の底面上に配置されている。支持台94上には、主
要部96、レンズ部98および半導体受光素子104が
配置されている。光ファイバ100は、フェルール10
2により保持されている。主要部96は、光導波路10
6と、半導体光増幅素子108とを含む。光導波路10
6は、一対の端部106a、106bを有する。光導波
路106には、回折格子110が光学的に結合されてい
る。半導体光増幅素子108の一端面108aは、光導
波路106の一端106aに光学的に結合されており、
他端面108bは、レンズ部98を介して光ファイバ1
00に光学的に結合されている。外部共振器半導体レー
ザ90からの出力光は、光ファイバ100を介して取り
出される。この主要部96においても、式(4)を満たす
ように、半導体光増幅素子108とブラッグ回折格子1
10との配置が決定されている。光共振器長は、矢印Y
で示されている。
【0063】(第4の実施の形態)図15は、別の実施の
形態に係わる波長多重通信システムを示す。波長多重通
信システム142は、光信号送信装置116と、光信号
受信装置118と、伝送路120とを備える。伝送路1
20は、光信号送信装置116と光信号受信装置118
との間を結合して、光信号送信装置116から光信号受
信装置118まで光信号を伝送する。
【0064】光信号送信装置116は、入力124と、
光信号発生器122と、光合波器126と、出力130
とを備える。光信号発生器122は、一または複数の外
部共振器半導体レーザ122a、122b、122cを
含む。外部共振器半導体レーザ122a、122b、1
22cは、それぞれの入力124a、124b、124
cからの電気信号を受けて、それぞれの光信号を生成す
る。光合波器126は、生成された光信号128を合波
して、波長多重光信号を出力139に提供する。
【0065】光信号送信装置116内の外部共振器半導
体レーザ122a、122b、122cにおいて、外部
共振器半導体レーザの発振波長は互いに異なる。外部共
振器半導体レーザ122a、122b、122cはブラ
ック回折格子を含み、ブラック回折格子の回折波長間隔
は1.6nm以上25.6nm以下であることが好まし
い。
【0066】外部共振器半導体レーザ122a、122
b、122cは駆動回路に接続されている。この駆動回
路は、外部共振器半導体レーザ122a、122b、1
22cをそれぞれ変調周期T1、T2、T3の信号で変調
する。外部共振器半導体レーザ122a、122b、1
22cの少なくともいずれかにおいて、その変調周期の
半周期は、光共振器を光が往復する時間より短い。
【0067】光信号受信装置118は、光受信器132
と、光分波器136とを含む。光分波器136は、伝送
路120からの波長多重光信号を入力140に受ける。
受けた波長多重光信号を分波し、分波された光信号13
8を光受信器132の各ユニット132a、312b、
132cに提供する。各ユニットは、光電変換素子を用
いて光信号を電気信号に変換して、変換された電気信号
を出力134a〜134cに提供する。伝送路120
は、光信号送信装置116からの波長多重光信号を、光
ファイバ120a、120bおよび光増幅器120cを
介して、光信号受信装置118まで伝送する。
【0068】好適な実施の形態において本発明の原理を
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更できるこ
とは、当業者によって認識される。例えば、光導波路
は、石英製光ファイバ、石英製平面光導波路、ポリマー
光ファイバ、ポリマー平面光導波路のいずれかであるこ
とができる。したがって、特許請求の範囲およびその精
神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求す
る。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる外部共振器半導体レーザものである。この外部共振
器半導体レーザによれば、fLDとfFGとが所定の関係を
満たすように光導波路と半導体光増幅素子とのアライメ
ントを行うことが可能になる。したがって、キンクの発
生が低減可能な外部共振器半導体レーザを製造する方
法、外部共振器半導体レーザ、および波長多重伝送シス
テムが提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施形態に係わる外部共振器半導体
レーザの部品を示す図面である。
【図2】図2は、本実施の形態に係わる外部共振器半導
体レーザを示す断面図である。
【図3】図3は、本実施の形態に係わる別の外部共振器
半導体レーザの別形態を示す断面図である。
【図4】図4は、外部共振器半導体レーザを光学的に調
芯するための調芯装置を示す模式図である。
【図5】図5(a)は、図1に示されたグレーティングフ
ァイバに含まれるブラッグ回折格子の反射スペクトルを
示す図面である。図5(b)は、本実施の形態に係わる発
振周波数とピーク周波数との関係を示すための図面であ
る。
【図6】図6は、図2に示されるような外部共振器半導
体レーザの実験データを示す特性図である。
【図7】図7は、図2に示されるようなモードホップ率
が小さい外部共振器半導体レーザの電流−光強度の特性
を示す特性図である。
【図8】図8は、モードホップを生じる外部共振器半導
体レーザの電流−光強度の特性を示す特性図である。
【図9】図9は、外部共振器半導体レーザの実験データ
を示す特性図である。
【図10】図10は、外部共振器半導体レーザの実験デ
ータを示す特性図である。
【図11】図11は、別の実施の形態に係わる外部共振
器半導体レーザの部品を示す図面である。
【図12】図12は、この実施の形態に係わる外部共振
器半導体レーザを示す図面である。
【図13】図13は、外部共振器半導体レーザの主要部
の平面図を示す。
【図14】図14は、別の外部共振器半導体レーザを示
す平面図である。
【図15】図15は、別の実施の形態に係わる波長多重
通信システムを示す図面である。
【符号の説明】
1…外部共振器半導体レーザ、2…搭載部材、4…覆い
部材、6…隔置部材、8…第1の部材、10…第2の部
材、12…キャピラリ、14…フランジ、16…光ファ
イバ、16c…ブラッグ回折格子、18…キャップ、2
0…半導体光増幅素子、22…半導体受光素子、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山林 直之 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 CA10 DA03 DA04 DA05 DA06 DA15 DA16 5F073 AB25 AB28 AB29 BA01 EA03 EA27 FA02 FA07 GA12 GA13

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数fFGにおいて最大反射率を持つブ
    ラッグ回折格子および光導波路を有する光導波路デバイ
    スと、半導体光増幅素子とを備える外部共振器半導体レ
    ーザを製造する方法であって、 半導体光増幅素子と光導波路デバイスとからなる光学系
    からの光の強度および周波数fLDをモニタしながら、前
    記光導波路と前記半導体光増幅素子とのアライメントを
    行う工程を備える方法。
  2. 【請求項2】 前記光導波路デバイスと前記半導体光増
    幅素子とを所定の軸の方向に沿って配置する工程を更に
    備え、 前記アライメントを行う工程は、発振周波数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように、前記光導波路デバイスと前記半導体光
    増幅素子との間の前記所定の軸に沿った距離を調整する
    工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 グレーティングファイバと、半導体光増
    幅素子とを備える外部共振器半導体レーザを製造する方
    法であって、 ステムに搭載された半導体光増幅素子と、周波数fFG
    おいて最大反射率を有するグレーティングファイバとを
    準備する工程と、 前記ステムを介して前記半導体光増幅素子に通電して、
    前記半導体光増幅素子と前記グレーティングファイバと
    を含む光学系からの光の強度および周波数fLDをモニタ
    しながら、前記半導体光増幅素子と前記グレーティング
    ファイバとのアライメントを行う工程とを備える方法。
  4. 【請求項4】 前記アライメントは、発振周波数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように行われる、請求項1または請求項3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 最大反射率を示す周波数fFGを持つブラ
    ッグ回折格子および前記ブラッグ回折格子が光学的に結
    合された光導波路を有する光導波路デバイスと、前記光
    導波路デバイスに光学的に結合された半導体光増幅素子
    とを備える外部共振器半導体レーザであって、 前記光導波路デバイスと前記半導体光増幅素子との相対
    的な配置は、発振周波数fLDが、 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように決定されている、外部共振器半導体レー
    ザ。
  6. 【請求項6】 周波数fFGにおいて最大反射率を示す反
    射スペクトルを持つブラッグ回折格子および前記ブラッ
    グ回折格子が光学的に結合された光導波路を有する光導
    波路デバイスと、前記光導波路に光学的に結合された半
    導体光増幅素子とを備える外部共振器半導体レーザであ
    って、 当該外部共振器半導体レーザの光共振器は、前記光導波
    路デバイスと前記半導体光増幅素子とから構成され、 この光共振器の共振器長は、発振周波数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように決定されている、外部共振器半導体レー
    ザ。
  7. 【請求項7】 発振周波数fLDを有する光を発生可能
    な、温度無制御型外部共振器半導体レーザであって、 周波数fFGにおいて最大反射率の反射スペクトルを持つ
    ブラッグ回折格子および前記ブラッグ回折格子が光学的
    に結合された光導波路を有する光導波路デバイスと、 発振周波数fLDが、 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように前記光導波路デバイスに光学的に結合さ
    れた半導体光増幅素子とを備える外部共振器半導体レー
    ザ。
  8. 【請求項8】 発振周波数fLDを有する光を発生可能な
    外部共振器半導体レーザであって、 半導体基板と、 前記半導体基板に設けられた半導体光増幅素子と、 前記半導体基板に設けられ前記半導体光増幅素子に光学
    的に結合された光導波路と、 前記半導体基板に設けられ前記光導波路に光学的に結合
    されたブラッグ回折格子とを備え、 前記ブラッグ回折格子は周波数fFGにおいて最大反射率
    を示すスペクトルを有し、 前記半導体光増幅素子と前記ブラッグ回折格子との配置
    は、発振周波数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように決定されている、外部共振器半導体レー
    ザ。
  9. 【請求項9】 発振周波数fLDを有する光を発生可能な
    外部共振器半導体レーザであって、 LiNbO3またはLiTaO3を含む基板と、 前記基板に設けられた光導波路と、 前記基板に設けられ前記光導波路に光学的に結合された
    ブラッグ回折格子と、 前記光導波路に光学的に結合された半導体光増幅素子
    と、を備え、 前記ブラッグ回折格子は周波数fFGにおいて最大反射率
    を示す反射スペクトルを有し、 前記半導体光増幅素子と前記ブラッグ回折格子との配置
    は、発振周波数fLDが 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように決定されている、外部共振器半導体レー
    ザ。
  10. 【請求項10】 周波数fFGの最大反射率の反射スペク
    トルを持つブラッグ回折格子を有する石英製グレーティ
    ングファイバと、 石英製グレーティングファイバと光学的に結合され1.
    25μm以上1.65μm以下の波長範囲の波長の光を
    発生可能な半導体光増幅素子とを備え、 前記半導体光増幅素子と前記ブラッグ回折格子との配置
    は、 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように決定されている、外部共振器半導体レー
    ザ。
  11. 【請求項11】 半導体光増幅素子と、 前記半導体光増幅素子を搭載するステムと、 周波数fFGの最大反射率の反射スペクトルを持つブラッ
    グ回折格子を有する石英製グレーティングファイバと、 石英製グレーティングファイバを前記半導体光増幅素子
    から離間するためのスペーサ部材とを備え、 前記スペーサ部材は、 0<fFG−fLD<20GHz を満たすように前記半導体光増幅素子と前記石英製グレ
    ーティングファイバとの距離を規定している、外部共振
    器半導体レーザ。
  12. 【請求項12】 前記半導体光増幅素子と前記光導波路
    デバイスとの間に配置された光学レンズを有する、請求
    項5〜7のいずれかに記載の外部共振器半導体レーザ。
  13. 【請求項13】 前記光導波路は、石英製光ファイバ、
    石英製平面光導波路、ポリマー光ファイバ、ポリマー平
    面光導波路のいずれかを含む、請求項5〜7のいずれか
    に記載の外部共振器半導体レーザ。
  14. 【請求項14】 前記半導体光増幅素子は一対の端面を
    有し、 前記光導波路は、前記半導体光増幅素子の一対の端面の
    一方に光学的に結合されており、 該端面の光反射率は0.4%以下である、請求項5〜1
    1のいずれかに記載の外部共振器半導体レーザ。
  15. 【請求項15】 前記ブラック回折格子の反射スペクト
    ルの半値全幅は、75GHzより小さい、請求項5〜1
    1のいずれかに記載の外部共振器半導体レーザ。
  16. 【請求項16】 前記ブラック回折格子の反射スペクト
    ルの半値全幅は、当該外部共振器半導体レーザの縦モー
    ドの周波数間隔より大きい、請求項5〜11のいずれか
    に記載の外部共振器半導体レーザ。
  17. 【請求項17】 前記ブラック回折格子は、10%より
    大きい最大反射率を有する、請求項5〜11のいずれか
    に記載の外部共振器半導体レーザ。
  18. 【請求項18】 前記ブラック回折格子は、サイドロー
    ブの反射率が最大反射率の反射率の10%以下である反
    射スペクトルを有する、請求項5〜11のいずれかに記
    載の外部共振器半導体レーザ。
  19. 【請求項19】 前記半導体光増幅素子が利得ピークを
    示す波長λPと、ブラック回折格子が反射ピークを示す
    波長λFGとの差の絶対値が30nm以下である、請求項
    5〜11のいずれかに記載の外部共振器半導体レーザ。
  20. 【請求項20】 請求項5〜請求項18のいずれかに記
    載された第1の外部共振器半導体レーザと、 請求項5〜請求項18のいずれかに記載された第2の外
    部共振器半導体レーザと、 前記第1および第2の外部共振器半導体レーザに光学的
    に結合される一端を有する光伝送路とを備え、 前記第1の外部共振器半導体レーザにおける発振周波数
    LD1は、前記第2の外部共振器半導体レーザにおける
    発振周波数fLD2と異なる、波長多重伝送システム。
  21. 【請求項21】 前記第1および第2の外部共振器半導
    体レーザの回折格子の回折波長間隔は1.6nm以上2
    5.6nm以下である、請求項20に記載の波長多重伝
    送システム。
  22. 【請求項22】 前記第1および第2の外部共振器半導
    体レーザにそれぞれ電気的に結合された駆動回路を更に
    備え、 前記駆動回路は、前記第1および第2の外部共振器半導
    体レーザをそれぞれ変調周期T1、T2の信号で変調する
    ものであり、 前記変調周期の半周期は、前記第1および第2の外部共
    振器半導体レーザの各々の光共振器を光が往復する時間
    より短い、請求項20または請求項21に記載の波長多
    重伝送システム。
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