JP2014063933A - レーザ装置及びレーザ装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】SLDと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成し、波長が狭帯域化、安定化され、且つ、SLDの駆動電流に対するレーザ光の出力特性が安定なレーザ装置及びレーザ装置の製造方法を提供する。
【解決手段】SLDと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成するレーザ装置を準備するステップ、レーザ装置から出射されるレーザ光を狭帯域化、安定化するように、レーザ光の波長をモニタしながら透過型グレーティング素子の位置を調整するステップ、SLDを駆動する駆動電流の値に対してレーザ装置から出射されるレーザ光の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように、駆動電流とレーザ光の出力との関係をモニタしながら透過型グレーティング素子の位置を調整するステップを含み、レーザ光が狭帯域化、安定化され、且つ、安定な出力特性が得られるまで、透過型グレーティング素子の位置を調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、スーパールミネッセントダイオードと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成するレーザ装置及びレーザ装置の製造方法に関する。
レーザ装置の波長安定化手法として、反射型回折格子、例えばボリュームブラッググレーティング(Volume Bragg Grating:VBG)やボリュームホログラフィックグレーティング(Volume Holographic Grating:VHG)などの透過型(体積型)グレーティング格子を用いて半導体レーザと共に外部共振器を構成して波長を安定化する手法や、光ファイバに回折格子を形成したフィバーブラッググレーティング(Fiber Bragg Grating:FBG)を使用する手法が用いられている(例えば特許文献1参照。)。
特開2009−182158号公報
スーパールミネッセントダイオード(以下において「SLD」という。)、SLDから出射されるレーザ光を整形するレンズ、及び透過型グレーティング素子を用いて外部共振器を構成し、波長を狭帯域化、安定化したレーザ装置において、SLDを駆動する駆動電流に対するレーザ光の出力の特性が不安定になることがある。例えば、駆動電流値を増減させたときに、レーザ光の出力特性にヒステリシス領域が生じたり、単調増加や単調減少にならない領域が存在したりする場合がある。
本発明は、SLDと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成し、波長が狭帯域化、安定化され、且つ、SLDの駆動電流に対するレーザ光の出力特性が安定なレーザ装置及びレーザ装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、(イ)レーザ光を出射するSLD、レーザ光を整形する整形レンズ、及び整形レンズを透過したレーザ光が入射される透過型グレーティング素子を備え、SLDと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成するレーザ装置を準備するステップと、(ロ)レーザ装置から出射されるレーザ光を狭帯域化、安定化するように、レーザ光の波長をモニタしながら透過型グレーティング素子の位置を調整するステップと、(ハ)SLDを駆動する駆動電流の値に対してレーザ装置から出射されるレーザ光の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように、駆動電流とレーザ光の出力との関係をモニタしながら透過型グレーティング素子の位置を調整するステップとを含み、(ニ)レーザ光が狭帯域化、安定化され、且つ、安定な出力特性が得られるまで、透過型グレーティング素子の位置を調整するレーザ装置の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、レーザ光を出射するSLD、レーザ光を整形する整形レンズ、及び整形レンズを透過したレーザ光が入射される透過型グレーティング素子を備え、SLDと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成するレーザ装置であって、(イ)レーザ装置から出射されるレーザ光を狭帯域化、安定化するように、レーザ光の波長をモニタしながら透過型グレーティング素子の位置が調整され、(ロ)SLDを駆動する駆動電流の値に対してレーザ装置から出射されるレーザ光の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように、駆動電流とレーザ光の出力との関係をモニタしながら透過型グレーティング素子の位置が調整され、(ハ)レーザ光が狭帯域化、安定化され、且つ、安定な出力特性が得られるまで、透過型グレーティング素子の位置が調整されたレーザ装置が提供される。
本発明によれば、SLDと透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成し、波長が狭帯域化、安定化され、且つ、SLDの駆動電流に対するレーザ光の出力特性が安定なレーザ装置及びレーザ装置の製造方法を提供できる。
本発明の実施形態に係るレーザ装置の製造方法を説明するための模式図である。 本発明の実施形態に係るレーザ装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 SLDを駆動する駆動電流に対するレーザ光の出力の特性を示すグラフである。 SLDを駆動する駆動電流に対するレーザ光の出力の他の特性を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るレーザ装置のSLDを駆動する駆動電流に対するレーザ光の出力の特性を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るレーザ装置の他の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るレーザ装置の更に他の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るレーザ装置が出力するレーザ光の例を示す模式図である。 本発明のその他の実施形態に係るレーザ装置の製造方法を説明するための模式図である。
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。又、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の構造、配置などを下記のものに特定するものでない。この発明の実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施形態に係るレーザ装置10の製造方法は、例えば図1に示す製造システムによって行われる。ここで、レーザ装置10は、レーザ光L0を出射するSLD11、レーザ光L0を整形する整形レンズ12、及び整形レンズ12を透過したレーザ光L0が入射される透過型グレーティング素子13を備える。更に、SLD11を駆動する駆動電流をSLD11に供給する駆動装置14を備える。
整形レンズ12によって、SLD11の出射するレーザ光L0の光径や出射方向などが調整される。例えば、整形レンズ12は、レーザ光L0のビームの楕円率を改善する。
透過型グレーティング素子13は、入射されるレーザ光L0の一部を反射してSLD11との間で外部共振器を構成する。これにより、レーザ装置10はレーザ光L0の波長を狭帯域化、安定化する。透過型グレーティング素子13は、例えばVBGやVHGなどである。
なお、レーザ装置10は、出力するレーザ光L0の中心波長が、例えば1040nm±30nmであるように構成されている。
本発明の実施形態に係るレーザ装置10の製造方法は、例えば図2に示すように行われる。以下に、図1及び図2を参照して、レーザ装置10の製造方法を説明する。
先ず、図2のステップS1において、SLD11、整形レンズ12及び透過型グレーティング素子13を備え、SLD11と透過型グレーティング素子13との間で外部共振器を構成するレーザ装置10を準備する。
次いで、ステップS2において、レーザ装置10から出射されるレーザ光L0の波長を狭帯域化、安定化するために、レーザ光L0の波長をモニタしながら透過型グレーティング素子13の位置を調整する。例えば、図1に示すように、レーザ光L0の一部であるレーザ光L1を解析装置20に入射させ、解析装置20によってレーザ光L0の波長を解析する。解析装置20には、スペクトルアナライザなどを採用可能である。作業者は、解析装置20に表示されるレーザ光L1のスペクトルをモニタしながら透過型グレーティング素子13の位置調整して、レーザ光L0の狭帯域化、安定化を行う。具体的には、レーザ光L0の光軸に対して透過型グレーティング素子13の角度を調整する。
図2のステップS3において、SLD11を駆動する駆動電流に対してレーザ装置10から出射されるレーザ光L0の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように、透過型グレーティング素子13の位置を調整する。例えば、図1に示すように、レーザ光L0の一部であるレーザ光L2を計測装置30に入射させ、且つ、駆動装置14から駆動電流の値Idを計測装置30に出力する。駆動電流の値Idを増減させながらレーザ光L2の出力を測定することにより、計測装置30は、駆動電流の値Idに対するレーザ光L2の出力特性を表示する。これにより、作業者は、駆動電流の値Idとレーザ光L0の出力との関係をモニタしながら、所望の安定な出力特性が得られるように、透過型グレーティング素子13の位置を調整できる。具体的には、レーザ光L0の光軸に対する透過型グレーティング素子13の角度を調整する。
計測装置30は、レーザ光L2の出力を測定するための受光装置、例えばパワーメータを内蔵する。なお、レーザ光L0を解析装置20に入射するレーザ光L1と計測装置30に入射するレーザ光L2とに分割するために、ビームスプリッタなどのビーム分岐装置40が使用される。
図2のステップS4において、レーザ光L0が狭帯域化、安定化され、更に、駆動電流に対してレーザ光L0の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られているかが判断される。そして、所望の波長又は安定な出力特性が得られていない場合には、ステップS1に戻り、新たにステップS1及びステップS2が繰り返されて、透過型グレーティング素子13の位置を調整する。
一方、ステップS4において、レーザ光L0の所望の波長及び安定な出力特性が得られていると判断された場合には、処理が終了する。その結果、レーザ光L0が狭帯域化、安定化され、且つ、駆動電流に対してレーザ光L0の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように透過型グレーティング素子13の位置が調整されたレーザ装置10が完成する。
レーザ装置において、レーザ光の波長を狭帯域化、安定化する波長でSLDと透過型グレーティング素子間に外部共振器を構成した際に、SLDの駆動電流に対するレーザ光の出力が不安定になることがある。例えば図3に示すように、駆動電流を増大させる場合と減少させる場合とで、同じ駆動電流でも光出力が異なるヒステリシス領域が生じる場合がある。図3において、菱形で示した特性Aが駆動電流を増大させる場合であり、四角で示した特性Bが駆動電流を減少させた場合である(以下において同様。)。更に、図4に示すように、駆動電流を増減させた場合に、単調増加や単調減少にならない領域が存在する不連続な光出力である場合がある。
レーザ光の出力が不安定であると、波長安定化モジュールとして、例えば波長変換用の基本波に使用した場合に、高調波の出力も同様の不安定な特性となり、APC(Auto Power Control)機能も不安定になるおそれがある。
本発明者らが調査した結果、透過型グレーティング素子の位置の調整により、波長の狭帯域、安定状態が同一であって、SLDの駆動電流に対するレーザ光の出力特性が安定な状態と上記の不安定な状態とをそれぞれ実現できることが確認された。そして、図1、図2を参照して説明した製造方法によれば、波長の状態とSLD11の駆動電流に対するレーザ光L0の出力特性とを確認しながら透過型グレーティング素子13の位置を調整することにより、所望の波長で狭帯域化、安定化しつつ、ヒステリシスや不連続なレーザ光出力の無い、安定した出力特性を有するレーザ装置10を実現できる。
図5に、本発明の実施形態に係るレーザ装置10の製造方法によって得られたSLD11の駆動電流に対するレーザ光L0の出力特性の例を示す。図5に示した出力特性では、ヒステリシスや不連続なレーザ光出力が見られない。
なお、図6に示すように、SLD11のレーザ光L0を出射する出射面上に反射防止膜としてARコーティング110を施してもよい。これにより、SLD11と透過型グレーティング素子13との間で構成される外部共振器において、SLD11での反射のほとんどが、例えば99%以上、抑制され、外部共振器の特性を向上できる。
また、レーザ装置10では、出力されるレーザ光L0の波長は安定である。このため、図7に示すように、透過型グレーティング素子13から出射されるレーザ光L0が入射されるシングルモードファイバ15を、透過型グレーティング素子13の光出射面に結合してもよい。シングルモードファイバ15は、例えば偏波保持ファイバである。
なお、レーザ光L0が入射する透過型グレーティング素子13の受光面の有効径を、整形レンズ12を透過後のレーザ光L0の光径の2.5倍以上とすることが好ましい。ここでのレーザ光L0の光径は、ピーク強度値から1/e2に低下したときの幅である。上記のように透過型グレーティング素子13の受光面の有効径を設定するのは、ビームの光軸ずれに対して十分な値であるためである。一般的にガウシアンビームは、1/e2で規定されるビーム径に対して約2倍の幅の光路を考慮しておけば、ガウシアンビーム全体を周囲にぶつかることなく伝送することができる。このため、整形レンズ12透過後に光軸ずれが生じても、レーザ光L0を透過型グレーティング素子13に入射させることができる。
したがって、整形レンズ12透過後に光軸ずれが生じても、想定される光軸ずれ分以上の余裕を透過型グレーティング素子13の受光面サイズに持たせることにより、透過型グレーティング素子13の光軸に垂直な方向の直線的な移動が不要である。つまり、光軸に対して透過型グレーティング素子13の角度を調整することにより、光学調整を行うことができる。
ところで、レーザ光L0の波長及び出力特性が共に安定な外部共振器を実現した場合に、図8に示すように、安定化後に出力されるレーザ光L0と共に、レーザ光L0とは出射方向が異なるレーザ光Lsが出射される現象が見られる。レーザ光Lsの出力はレーザ光L0の10%程度である。したがって、レーザ光L0について所望の波長及び安定な出力特性を得るために透過型グレーティング素子13の調整を行った後に、レーザ装置10から互いに異なる方向に出射される2つのレーザ光L0、Lsを観測することを、波長が狭帯域化、安定化され、且つ、出力特性が安定化されたことの目視可能な確認ステップとして用いることができる。
以上に説明したように、本発明の実施形態に係るレーザ装置10の製造方法によれば、SLD11を駆動する駆動電流に対してレーザ光L0の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性を有するレーザ装置10が得られる。つまり、レーザ光L0の波長が狭帯域化、安定化されると共に、SLD11の駆動電流に対するレーザ光の出力特性が安定なレーザ装置を提供できる。
なお、SLDや半導体レーザなどを光源に用いたレーザ装置では、出射されるレーザ光の波長が一般的には不安定である。このため、このレーザ装置を用いて構成された波長変換機能などを有するレーザモジュールには、レーザモジュールから出力されるレーザ光の波長を一定にするために、光源や波長変換素子の温度を所定値に制御するための温度調整機構が必要である。
しかしながら、本発明の実施形態に係るレーザ装置10では、VHGやVBGといった透過型グレーティング素子13が特定の波長のレーザ光のみをSLD11の活性層に一部フィードバックし、そして、誘導放出により出力されるレーザ光がその特定の波長に遷移するため、レーザ光L0の波長が安定である。このため、レーザ装置10を使用したレーザモジュールでは、サーモモジュール、ヒータ、サーミスタ、熱電対などの温度調整機構を必要としない。したがって、小型で取り扱い性のよいレーザモジュールを実現できる。レーザ装置10は、例えば固体レーザ装置、波長変換型レーザ装置、加工用レーザ装置などに使用される。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記では、レーザ光の波長をモニタするのと、駆動電流とレーザ光の出力との関係をモニタするのとを同時に行いながら、透過型グレーティング素子13の位置を調整する方法を説明した。しかし、レーザ光の波長をモニタしながら透過型グレーティング素子13の位置を調整する工程と、駆動電流とレーザ光の出力との関係をモニタしながら透過型グレーティング素子13の位置を調整する工程とを、交互に行ってもよい。この場合、例えば図9に示すように、レーザ装置10から出力されるレーザ光L0を解析装置20と計測装置30とに交互に入射させればよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…レーザ装置
11…SLD
12…整形レンズ
13…透過型グレーティング素子
14…駆動装置
15…シングルモードファイバ
20…解析装置
30…計測装置
40…ビーム分岐装置
L0、L1、L2、Ls…レーザ光

Claims (15)

  1. レーザ光を出射するスーパールミネッセントダイオード、前記レーザ光を整形する整形レンズ、及び前記整形レンズを透過した前記レーザ光が入射される透過型グレーティング素子を備え、前記スーパールミネッセントダイオードと前記透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成するレーザ装置を準備するステップと、
    前記レーザ装置から出射される前記レーザ光を狭帯域化、安定化するように、前記レーザ光の波長をモニタしながら前記透過型グレーティング素子の位置を調整するステップと、
    前記スーパールミネッセントダイオードを駆動する駆動電流の値に対して前記レーザ装置から出射されるレーザ光の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように、前記駆動電流と前記レーザ光の出力との関係をモニタしながら前記透過型グレーティング素子の位置を調整するステップと
    を含み、前記レーザ光が狭帯域化、安定化され、且つ、前記出力特性が得られるまで、前記透過型グレーティング素子の位置を調整することを特徴とするレーザ装置の製造方法。
  2. 前記レーザ光の波長をモニタするのと、前記駆動電流と前記レーザ光の出力との関係をモニタするのを同時に行いながら、前記透過型グレーティング素子の位置を調整することを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置の製造方法。
  3. 前記レーザ光の波長をモニタしながら前記透過型グレーティング素子の位置を調整するステップと、前記駆動電流と前記レーザ光の出力との関係をモニタしながら前記透過型グレーティング素子の位置を調整するステップとを、交互に行うことを特徴とする請求項1に記載のレーザ装置の製造方法。
  4. 前記レーザ光が狭帯域化、安定化され、且つ、前記出力特性が得られた後に、前記レーザ装置から互いに異なる方向に出射される2つのレーザ光を観測するステップを更に含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザ装置の製造方法。
  5. 前記レーザ光を出射する出射面上にARコーティングが施された前記スーパールミネッセントダイオードを使用することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザ装置の製造方法。
  6. 出射される前記レーザ光の中心波長が1040nm±30nmであるように前記レーザ装置を構成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザ装置の製造方法。
  7. 前記透過型グレーティング素子から出射される前記レーザ光が入射されるシングルモードファイバを取り付けるステップを更に含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のレーザ装置の製造方法。
  8. 前記シングルモードファイバが偏波保持ファイバであることを特徴とする請求項7に記載のレーザ装置の製造方法。
  9. 前記スーパールミネッセントダイオードから出射される前記レーザ光のビームの楕円率を改善する前記整形レンズを使用することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のレーザ装置の製造方法。
  10. レーザ光を出射するスーパールミネッセントダイオード、前記レーザ光を整形する整形レンズ、及び前記整形レンズを透過した前記レーザ光が入射される透過型グレーティング素子を備え、前記スーパールミネッセントダイオードと前記透過型グレーティング素子との間で外部共振器を構成するレーザ装置であって、
    前記レーザ装置から出射される前記レーザ光を狭帯域化、安定化するように、前記レーザ光の波長をモニタしながら前記透過型グレーティング素子の位置が調整され、
    前記スーパールミネッセントダイオードを駆動する駆動電流の値に対して前記レーザ装置から出射されるレーザ光の出力が単調に変化し、且つ一義的に定まる安定な出力特性が得られるように、前記駆動電流と前記レーザ光の出力との関係をモニタしながら前記透過型グレーティング素子の位置が調整され、
    前記レーザ光が狭帯域化、安定化され、且つ、前記出力特性が得られるまで、前記透過型グレーティング素子の位置が調整されたことを特徴とするレーザ装置。
  11. 前記スーパールミネッセントダイオードの前記レーザ光を出射する出射面上にARコーティングが施されていることを特徴とする請求項10に記載のレーザ装置。
  12. 前記レーザ光の中心波長が1040nm±30nmであることを特徴とする請求項10又は11に記載のレーザ装置。
  13. 前記透過型グレーティング素子から出射される前記レーザ光が入射されるシングルモードファイバを更に備えることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のレーザ装置。
  14. 前記シングルモードファイバが偏波保持ファイバであることを特徴とする請求項13に記載のレーザ装置。
  15. 前記整形レンズが、前記スーパールミネッセントダイオードから出射される前記レーザ光のビームの楕円率を改善することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載のレーザ装置。
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