JP3232546B2 - Otdr装置 - Google Patents
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Description
に沿った任意の位置での損失など、光ファイバの特性を
測定するOTDR( Optical Time-Domain Reflectomet
ry)装置に関するものである。
損失測定等に広く用いられている。OTDR装置は、光
源から出射するパルス検査光を光カプラ等を介して被測
定ファイバの一端から入射させ、光ファイバ各点でのレ
ーリ散乱により被測定ファイバから出射する後方散乱光
を検出し、得られる電気信号データを各時間ごとに収集
することによって、被測定ファイバの損失特性等を測定
するものである。
光光源としては、縦モードが多モードの半導体レーザ光
源が使用されている。しかし、縦多モードの半導体レー
ザ光源は発振波長幅が20nm以上と広いため、従来の
OTDR装置を用いて特定波長における光ファイバの特
性を測定するには限界があった。
の特性を測定するのに好適なOTDR装置としては、特
開平6−13688号公報に開示のものが知られてい
る。これは、光ファイバレーザを検査光光源として用
い、数nm以下の狭い波長幅の検査光を用いて特定波長
における光ファイバの特性を良好に測定しようとするも
のである。
イバレーザの検査光光源は、エルビウムドープファイバ
(EDF)や光アイソレータ、偏波変調器、偏光フィル
タなど、多数の光学部品からOTDR装置構成されるも
のである。このため、光ファイバレーザを検査光光源と
して用いるOTDR装置は、光学系の設計や光学部品の
配置が煩雑で製造が容易でなく、また、装置の小型化を
達成することも困難である。さらに、製造コストの低減
を図ることも困難であり、製造の困難さと相まって量産
に向かないという問題点がある。
ので、特定波長における光ファイバの特性を測定するの
に好適なOTDR装置であって、部品点数が少なく簡易
な構成のOTDR装置を提供することを目的とする。
ために、本発明のOTDR装置は、光出射面及びこの光
出射面と対向する光反射面を有する電流励起型の半導体
発光素子と、コアに回折格子が形成された光導波路とを
有する検査光光源であって、半導体発光素子からの出射
光が回折格子及び光反射面で反射されることによりレー
ザ発振を行うものを備えることを特徴としている。
ち回折格子を含む部分にその光軸方向に沿って応力を加
える応力付加手段をさらに有していても良い。
路のうち回折格子を含む部分の周囲の温度を変化させる
温度調節手段をさらに有していても良い。
導体発光素子に動作電流を流すと自然放出光および誘導
放出光が発生し、光出射面から比較的広い波長幅を持っ
た光が出射される。この出射光が光導波路に入射し、そ
のコアに形成された回折格子に到達すると、この回折格
子の反射波長(ブラッグ波長)を中心として半導体発光
素子の出力波長幅よりも狭い波長幅の光のみが十分な反
射率で反射される。反射光は、光出射面から半導体発光
素子に入射して誘導放出を引き起こしながら光反射面に
到達し、ここで反射されて逆方向に進行する。この反射
光は誘導放出を引き起こしながら発光素子内を進行し、
光出射面から出射する。この出射光は、回折格子で再び
反射される。以上の現象が繰り返されることにより光が
増幅され、最終的にレーザ発振が行われる。従って半導
体発光素子では、往復する光の波長のみ増幅されるため
他の波長の光の発光レベルは非常に小さくなり、狭い波
長幅でのみレーザ発振する。こうして得られたレーザ光
は、光導波路から出射する。このレーザ光が、検査光光
源が出力する検査光である。
光光源は、光導波路のコアに形成された回折格子と半導
体発光素子の光反射面を反射器として用いることにより
レーザ発振を行うものなので、回折格子の反射スペクト
ル幅に応じた十分に狭い波長幅のレーザ光を出力する。
本発明のOTDR装置によれば、この狭い波長幅のレー
ザ光が検査光として用いられる結果、特定波長における
光ファイバの特性が良好に測定される。
導波路から構成されるものであり、光ファイバレーザを
光源とする従来のOTDR装置に比べて部品点数が格段
に少なくてすむ。従って、本発明のOTDR装置は、光
学系の設計や光学部品の配置が容易で製造しやすく、小
型化も容易である。
応力付加手段を有するものでは、光導波路のうち回折格
子を含む部分に応力が加えられることで回折格子の周期
等が変化し、これに応じて回折格子の反射波長も変化す
る。応力付加手段が加える応力を調節することで回折格
子の反射波長が調節される。回折格子の反射波長に応じ
て検査光光源の出力波長も変化するので、応力付加手段
が加える応力を調節することで検査光の波長が調節され
る。
温度調節手段を有するものでは、光導波路のうち回折格
子を含む部分の周囲の温度を変化させることで、その部
分が膨脹あるいは収縮する。この結果、回折格子の周期
等が変化し、これに応じて回折格子の反射波長も変化す
る。温度調節手段を制御し、回折格子を含む部分の周囲
の温度を調節することで、回折格子の反射波長が調節さ
れる。回折格子の反射波長に応じて検査光光源の出力波
長も変化するので、温度調節手段を制御することにより
検査光の波長が調節される。
例を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の
要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
また、図面の寸法比率は説明のものと必ずしも一致して
いない。
式図である。このOTDR装置100は、検査光光源1
10、光カプラ40及び測定部50から構成されてい
る。
光をパルス発振するものであり、ファブリペロー型半導
体レーザ10、レンズ20及び光ファイバ30から構成
されている。これは、従来からOTDR装置の検査光光
源として使用されてきたファブリペロー型半導体レーザ
10に、光ファイバ30をレンズ20を介して光学的に
接続したものである。なお、この検査光光源110は、
D.M.Birdらの論文( Electron.Lett.,Vol,No.1
3,pp1115-1116,1994)に記載されているものと同様であ
る。
nGaAsP/InPのヘテロ構造体から構成される半
導体発光素子であり、動作電流が流されることにより励
起され、1550nm帯のパルス光を出力する。ヘテロ
構造体の両端には光反射面11と光出射面12が設けら
れている。これらの面は互いに対向しており、ファブリ
ペロー型のレーザ共振器を構成している。光反射面11
は、高反射率(本実施例では、約80%)を有してお
り、光出射面12は、低反射率(本実施例では、約5
%)を有している。ファブリペロー型の多くがそうであ
るように、半導体レーザ10は縦多モードレーザであ
り、各モードの波長に対応して出力が大きくなるような
発振スペクトルを示す。
射光を収束させて光ファイバ30に入射させ、半導体レ
ーザ10から光ファイバ30への光パワーの結合を行う
ものである。レンズ20としては、光通信で用いられて
いるような通常の光結合用レンズを用いることができ
る。
体レーザ10と光ファイバ30との間に介在させる代わ
りに、先端を溶融や切削により加工してレンズ作用を持
たせた光ファイバ30を用いることもできる。
光ファイバにおいてコアの一部に回折格子35が形成さ
れたものである。この回折格子35は、コアの一領域で
あって、その屈折率が光軸に沿った位置に応じて最小屈
折率と最大屈折率の間で周期的に変化するものである。
この屈折率変動の周期が、回折格子の周期である。
紫外光の干渉縞を生成し、コアにGeO2 が添加された
光ファイバにこの干渉縞を照射することで形成すること
ができることが一般に知られている。なお、この形成方
法は、特許出願公表昭62−500052に記載されて
いる。この方法によれば、干渉縞の光強度分布に応じて
コアの実効屈折率が上昇する結果、コアのもとの実効屈
折率と上昇した実効屈折率との間で屈折率が変動する領
域が形成される。これが、回折格子35である。
を中心とした狭い波長幅にわたって光を反射する。この
反射波長λR は、 λR =2・n・Λ …(1) n:回折格子35の最小屈折率 Λ:回折格子35の周期 のように表される。
の一種であり、第1〜第3の端子41〜43及び無反射
終端44を備えている。第1端子41は光ファイバ30
に接続されており、検査光光源100からの検査光が光
カプラ40に入射されるようになっている。第2端子4
2には、被測定光ファイバ60が接続される。
岐される。一方の分岐光は、被測定光ファイバ60に入
射する。入射した検査光のうち光ファイバ各点でのレー
リ散乱により逆方向に進行するようになった後方散乱光
は、光カプラ40に入射して2分岐される。一方の分岐
光は、測定部50に入射する。
ラ40以外に光サーキュレータ等の光方向性結合器を用
いることが可能である。
方散乱光を測定するものであり、光カプラ40の第3端
子43に接続されている。この測定部50は、通常のO
TDR装置に用いられるものと同様のもので、後方散乱
光を検出して電気信号に変換する光検出器、光検出器の
出力電気信号を増幅するアンプ、アンプの出力信号をA
/D変換し、さらに平均化処理等を施す信号処理部、信
号処理部に接続されたCRT装置等を備えている。CR
T装置は、信号処理部の出力信号に基づいて、被測定光
ファイバ60の散乱光パワーを被測定光ファイバ60に
おける所定の基準点から測定点までの距離に対して表示
する。表示された波形を観測することにより、光ファイ
バの任意の2点間の損失を求めることができる。
10の出力波長幅よりも狭い波長幅のレーザパルス光を
出力する。以下、この原理を説明する。
電流を流すと自然放出光が生成される。これが光反射面
11と光出射面12との間で誘導放出を引き起こしなが
ら繰り返し反射されることにより光が増幅され、最終的
にレーザ発振が生じる、このように、光出射面12で反
射される光は半導体レーザ10のレーザ発振に寄与す
る。
いため、半導体レーザ10で生成された自然放出光およ
び誘導放出光の大部分は光出射面12を透過する。図2
は、光出射面12から出射する光の波長スペクトルを示
す図である。出射光は約1540nm〜約1560nm
の波長域を有するものであり、その波長幅は約20nm
である。
ンズ20を透過した後、光ファイバ30に入射し、回折
格子35に到達する。図3は、回折格子35の反射スペ
クトルを示す図である。この図に示されるように、回折
格子35の反射波長λR は約1553.3nmであり、
この波長を中心として狭い波長幅にわたって比較的高い
反射率を示す。なお、反射波長に対する反射率は約47
%である。
0を介して光出射面12から半導体レーザ10に入射
し、誘導放出を引き起こしながら光反射面11に到達す
る。光反射面11で反射された光は誘導放出を引き起こ
しながら進行し、光出射面12から出射して、再び光フ
ァイバ30に入射する。この入射光は、回折格子35に
到達して再び反射される。こうして、回折格子35と光
反射面11との間で反射が繰り返されることにより光は
増幅され、最終的にレーザ発振が生ずる。これにより、
光ファイバ30の光カプラ40側の端面からレーザ光が
出射する。これが、検査光光源110から出力される検
査レーザ光である。
ザ共振を起こす光は、回折格子35により比較的高い反
射率で反射される波長の光に限られる。図2のように、
光出射面12を透過して光ファイバ30に入射する光は
約1540nm〜約1560nmの波長域にわたるもの
であるが、回折格子35は、図3のように約1553.
3nmを中心とした約0.3nmの波長幅にわたる光し
か十分な反射率で反射しないため、半導体レーザ10の
みの場合よりも狭い波長幅の光がレーザ共振を起こすこ
とになる。回折格子35の反射波長に対する反射率は光
反射面11の反射率よりも十分に大きいので、回折格子
35と光反射面11との間のレーザ共振によるレーザ光
の出力は、半導体レーザ10で生成されるレーザ光の出
力よりも十分に大きくなる。この結果、検査光光源11
0から出力されるレーザ光は、半導体レーザ10の出力
レーザ光よりも狭い波長幅を有することになる。
ルを示す図である。この図に示されるように、検査光光
源110は、縦単一モードのレーザ発振を行う。発振条
件を満たすのは回折格子35で反射される光のなかでも
比較的反射率の高いものに限られるため、発振スペクト
ルの線幅(半値幅)は0.1nm程度であり、回折格子
35の反射スペクトルの線幅よりもさらに狭くなってい
る。
nm以下であれば十分に好適な特定波長における光ファ
イバの特性を十分好適に測定できる。検査光光源110
の出力波長幅は、回折格子35反射スペクトルの線幅を
適切に設定することで調節することができる。
検査光光源として用いられている半導体レーザをそのま
ま利用し、これにレンズ20と光ファイバ30を付加し
たものであり、従って、回折格子35と光反射面11と
の間でレーザ共振が生ずるとともに、半導体レーザ10
においても光反射面11と光出射面との間でもレーザ共
振が生じている。しかし、回折格子35と光反射面11
との間でレーザ共振が生じていれば波長幅の狭いレーザ
光が得られるから、実際は、半導体レーザ10における
レーザ共振は必ずしも必要ない。従って、光反射面11
の反射率を変えずに光出射面12の反射率を実施例より
低くすることも可能である。こうすることで光出射面1
2から出射する光のパワーが強まるから、回折格子35
の反射率は実施例より低くても良いことになる。
検査光光源110を備えており、十分に狭い波長幅のレ
ーザ光を検査光として用いるので、被測定光ファイバ6
0の特定波長における特性を好適に測定することができ
る。
10および光ファイバ30、並びに両者の光結合のため
のレンズ20から構成される簡易なものであり、光ファ
イバレーザを光源とする従来のOTDR装置に比べて、
部品点数が格段に少ない。したがって、本実施例のOT
DR装置100は、光学系の設計や光学部品の設置が容
易で製造しやすく、小型化も容易という利点を有してい
る。部品点数が少なく製造が容易なことは、製造コスト
の削減につながるものであり、従って、本実施例のOT
DR装置は量産化にも適している。
0の構成に加えて光ファイバ30に応力を加える応力付
加装置70をさらに有する検査光光源を備えることが実
施例1と異なる。
である。この応力付加装置70は、光ファイバ30のう
ち回折格子35を挟む二点において光ファイバ30を把
持するアーム71及び72と、このアーム71及び72
が取り付けられているピエゾ素子73とを備えている。
ピエゾ素子73には図示しない可変電圧源が接続されて
おり、この可変電圧源から駆動電圧が印加されることに
より伸縮する。伸縮の方向は、光ファイバ30の光軸方
向と略平行である。
71及び72を介して光ファイバ30に光軸方向の応力
(張力または圧力)が加わる。これにより、回折格子3
5の周期やコアの実効屈折率が変化する。上記(1)式
に示されるように、回折格子35の反射波長は、回折格
子35の周期やコアの実効屈折率に依存するので、これ
らの変化に応じて回折格子35の反射波長も変化する。
反射波長が変化すると、検査光光源の出力波長も変化す
るから、ピエゾ素子73の駆動電圧の大きさや正負を調
節してピエゾ素子73の伸縮を制御すれば、検査光光源
の出力波長を任意に切り替えることができる。なお、本
実施例では、10nm/kgの出力波長変化を実現する
ことができた。
波長可変の検査光光源を備えているので、所定の波長可
変領域から波長を選択し、この波長における被測定光フ
ァイバの特性を測定することができる。この検査光光源
は、実施例1の検査光光源100における光ファイバ3
0に応力付加装置70を取り付けたものであるが、新た
な光学部品を付加した構成ではない。したがって、本実
施例のOTDR装置も、実施例1と同様に光学系の設計
や光学部品の設置が容易で製造しやすいという利点を有
している。また、応力付加装置70を加えても依然とし
て部品点数は少なく、さらに応力付加装置70はピエゾ
素子を利用した小型の装置であるから、OTDR装置全
体の小型化も十分に達成することができる。
1の検査光光源100と異なっている。すなわち、本実
施例のOTDR装置の検査光光源は、実施例1の検査光
光源100の構成要素に加えて、光ファイバ30の回折
格子35を含む部分を収納した温度調節槽をさらに有し
ている。この温度調節槽は、槽内の温度を所定の温度範
囲において任意に変化させるものである。
光ファイバ30は固定板90のV溝91に埋設されてお
り、回折格子35を含む部分には金属板(アルミ板)8
0が取り付けられている。このアルミ板80は、回折格
子35を挟む2箇所において接着剤81により光ファイ
バ30に接着されている。
ミ板80と光ファイバ30の熱膨張係数の差に応じて光
ファイバ30に応力が付加される。これにより、回折格
子35を含む部分が光軸方向に沿って伸張または収縮す
ることから、回折格子35の周期が変化して反射波長が
変化する。したがって、温度調節槽内の温度を調節すれ
ば、検査光光源の出力波長を任意に切り替えることがで
きる。本実施例では、0.05nm/℃の出力波長変化
を実現することができる。
光ファイバ30自体が伸張あるいは収縮するのでアルミ
板80がなくても回折格子35の反射波長は変化する
が、アルミ板80を取り付けることにより温度変化に対
する反射波長の変化が大きくなるので、検査光光源の出
力波長をより広い波長範囲で切り替えることができるよ
うになり好適である。また、アルミ板80を取り付けた
場合のほうが、出力波長の制御性も良い。
TDR装置と同様に波長可変の検査光光源を備えている
ので、所定の波長可変領域から波長を選択し、この波長
における被測定光ファイバの特性を測定することができ
る。また、この検査光光源も、実施例1の検査光光源の
構成に新たな光学部品を付加するものではなく、従っ
て、光学系の設計や光学部品の設置が容易で製造しやす
いという利点を有している。
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様
々な変形が可能である。例えば、実施例では光ファイバ
のコアに回折格子を形成したものを用いて検査光光源を
構成したが、薄膜導波路など、他の光導波路のコアに回
折格子を形成したものを用いることもでき、実施例と同
様の作用効果を得ることができる。
TDR装置は、半導体発光素子およびコアに回折格子が
形成された光ファイバから構成され、狭い波長幅の検査
光を出力する検査光光源を備えているので、特定波長に
おける光ファイバの特性を良好に測定できるとともに、
部品点数が少なく簡易な構成を有しており、光学系の設
計や光学部品の配置が容易で製造しやすく、容易に小型
化を実現することも可能である。
応力付加手段を有するものは、応力付加手段が加える応
力を調節することで検査光の波長が調節できることか
ら、複数の波長における光ファイバの特性を測定でき
る。従って、このOTDR装置は、光学系の設計や光学
部品の配置が容易で製造しやすいうえ、一層好適な測定
を行うことができる。
温度調節手段を有するものも同様で、温度調節手段を制
御することにより検査光の波長を調節でき、複数の波長
における光ファイバの特性を測定できるので、このOT
DR装置も、光学系の設計や光学部品の配置が容易で製
造しやすいうえ、一層好適な測定を行うことができる。
ある。
示す図である。
る。
ある。
を示す図である。
面、12…光出射面、20…レンズ、30…光ファイ
バ、35…回折格子、40…光カプラ、50…測定部、
60…被測定光ファイバ、100…OTDR装置、11
0…検査光光源。
Claims (4)
- 【請求項1】 光出射面及びこの光出射面と対向する光
反射面を有する電流励起型の半導体発光素子と、前記半
導体発光素子の外部に配置され、コアに回折格子が形成
された光導波路と、を有する検査光光源を備えたOTD
R装置であって、 前記検査光光源は、前記光出射面を透過した前記半導体
発光素子からの出射光が前記光導波路に入射して前記回
折格子に到達し、前記回折格子で反射された光が前記光
出射面から前記半導体発光素子に入射して前記光反射面
に到達するようになっており、前記半導体発光素子で生
成された光が前記回折格子及び前記光反射面で繰り返し
反射されることによりレーザ発振を行うことを特徴とす
るOTDR装置。 - 【請求項2】 前記検査光光源は、前記光導波路のうち
前記回折格子を含む部分にその光軸方向に沿って応力を
付加する応力付加手段をさらに有することを特徴とする
請求項1記載のOTDR装置。 - 【請求項3】 前記検査光光源は、前記光導波路のうち
前記回折格子を含む部分の周囲の温度を変化させる温度
調節手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載
のOTDR装置。 - 【請求項4】 前記光導波路は、光ファイバであり、こ
の光ファイバのうち前記回折格子を含む部分には金属板
が取り付けられており、前記温度調節手段は、前記回折
格子を含む部分の周囲の温度を変化させることにより、
前記金属板および前記光ファイバの熱膨張係数の差に応
じて前記光ファイバに応力を付加し、前記回折格子を含
む部分が伸張または収縮することを特徴とする請求項3
記載のOTDR装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06839095A JP3232546B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | Otdr装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06839095A JP3232546B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | Otdr装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08261877A JPH08261877A (ja) | 1996-10-11 |
JP3232546B2 true JP3232546B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=13372347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06839095A Expired - Lifetime JP3232546B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | Otdr装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3232546B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP06839095A patent/JP3232546B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH08261877A (ja) | 1996-10-11 |
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