JPH11233800A - 太陽電池用基板、その製造方法及び半導体素子 - Google Patents

太陽電池用基板、その製造方法及び半導体素子

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JPH11233800A
JPH11233800A JP10029730A JP2973098A JPH11233800A JP H11233800 A JPH11233800 A JP H11233800A JP 10029730 A JP10029730 A JP 10029730A JP 2973098 A JP2973098 A JP 2973098A JP H11233800 A JPH11233800 A JP H11233800A
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solar cell
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Takeshi Nakanishi
健 中西
Katsushi Kishimoto
克史 岸本
Takashi Ouchida
敬 大内田
Shinsuke Tachibana
伸介 立花
Hitoshi Sannomiya
仁 三宮
Hiroshi Taniguchi
浩 谷口
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光拡散効果により高い変換効率を有する太陽
電池用基板を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板上に、表面に酸又はアルカリ溶液で
のエッチングによる凹凸を有する透明導電膜を備えてな
る太陽電池用基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池用基板、そ
の製造方法及び半導体素子に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
太陽電池の効率を上げるため、光拡散にて短絡光電流密
度を高める検討がなされている。これに使用される材料
として、主に、SnO2テクスチャー付ガラス基板が用
いられており、このようなガラス基板は、通常、ガラス
基板上に常圧CVD法によりSnO2膜を形成すること
により得られる。
【0003】しかし、この方法ではプロセス的には簡便
な方法であるが、膜厚分布による斑が発生しやすいとい
う問題がある。また、製造コストが高く、量産性に欠け
るため、太陽電池用の基板として使用して太陽電池を量
産するのには適していない。本発明は上記課題に鑑みな
されたものであり、低コストで汎用性に富む太陽電池用
の基板として好適に使用することができる材料を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基板上
に、表面に酸又はアルカリ溶液でのエッチングによる凹
凸を有する酸化亜鉛からなる透明導電膜を備えてなる太
陽電池用基板が提供される。また、基板上に酸化亜鉛か
らなる透明導電膜を形成し、該透明導電膜を酸又はアル
カリ溶液でエッチングすることにより表面に凹凸を形成
する上記太陽電池用基板の製造方法が提供される。
【0005】さらに、本発明によれば、上記太陽電池用
基板上にアモルファスシリコン又はアモルファスシリコ
ン合金のp層、i層及びn層が形成され、さらに該n層
上に導電層が積層されてなる半導体素子が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の太陽電池用基板に使用さ
れる基板としては、通常、基板として使用されるもので
あれば特に限定されるものではなく、ガラス基板、ステ
ンレスあるいはアルミニウム等の金属基板、ポリイミ
ド、ポリビニル等の200℃程度の温度に耐えられるも
のからなる樹脂基板は、金属基板に200℃以上の温度
に耐えられる樹脂が塗布された基板、樹脂基板に金属層
が形成された基板等、種々のものが挙げられる。なお、
この基板は、基板の利用態様に応じて、さらに絶縁膜、
金属や半導体等による他の導電膜あるいは配線層、バッ
ファ層等又はこれらが組み合わされて形成された基板で
あってもよい。基板の厚さは特に限定されるものではな
いが、適当な強度や重量を有するように、例えば0.1
〜30mm程度であることが好ましい。
【0007】基板上に備えられる酸化亜鉛からなる透明
導電膜は、通常電極として使用される透明な導電膜であ
り、化学式ZnOx (0.8≦x<1)で表される。透
明な導電膜としては、他にSnO2 、ITO等が挙げら
れるが、広く一般に行われているプラズマCVD法によ
る半導体素子層の形成では、還元性の水素プラズマ気体
にさらされるために、導電膜が耐プラズマ性を持つこと
が重要である。よって、耐プラズマ性という観点から、
特にZnOx が好ましい。この導電膜は、公知の方法、
例えばスパッタリング法、CVD法、電子ビーム蒸着法
等により形成することができるが、なかでもスパッタリ
ング法が好ましい。膜厚は特に限定されるものではない
が、例えば、0.1〜2μm程度が挙げられる。
【0008】この透明導電膜の表面には、凹凸が形成さ
れている。凹凸は、可視光領域の光の波長程度、0.1
〜1.2μm程度の高さを有していることが好ましく、
より好ましくは、0.1〜1.0μm程度、さらに好ま
しくは、可視光領域の光の波長の半分程度、0.1〜
0.6μm程度の高さを有している。また、凹凸は、
0.1〜10μmのピッチを有することが好ましい。
【0009】また、透明導電膜は、Ga又はAlを不純
物として含有していることが好ましい。これら不純物
は、イオン注入、不純物拡散法等により含有させること
ができる。また、スパッタリング法に用いるターゲット
にはじめから含有させてもよい。この際、形成された透
明導電膜には不純物が、例えば、5×1020〜5×10
21cm-3程度の濃度で含有されていることが好ましい。
【0010】さらに、この透明導電膜は、1層で形成さ
れていてもよいし、2層以上の積層膜で形成されていて
もよい。2層以上の積層膜で形成されている場合には、
各層の結晶状態が異なることが好ましい。具体的には、
基板に遠い層から近い層にかけてC軸配向性が連続的に
又は段階的に高くなるように形成されることが好まし
い。ここで、C軸配向性が高いとは、X線回折法で得ら
れる結晶による回折ピークでZnO膜のC軸配向を示す
(001)方位のピークの積分強度の割合が70%以上
の場合を意味する。
【0011】本発明における太陽電池用基板の製造方法
を以下に説明する。まず、上述したように基板上に透明
導電膜を形成する。次いで、この透明導電膜を酸又はア
ルカリ溶液でエッチングすることにより表面に凹凸を形
成する。この際に使用することができる酸溶液として
は、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸、酢酸、蟻酸等
の1種又は2種以上の混合物が挙げられる。なかでも塩
酸、酢酸が好ましい。また、アルカリ溶液としては、水
酸化ナトリウム、アンモニア、水酸化カリウム、水酸化
カルシウム等の1種又は2種以上の混合物が挙げられ
る。なかでも水酸化ナトリウムが好ましい。これら酸溶
液は、例えば0.05重量%〜5重量%程度の濃度で使
用することができ、特にこれらのうち比較的弱い酸の場
合には、0.1重量%〜5重量%程度の濃度であること
が好ましい。アルカリ溶液は、1重量%〜10重量%程
度の濃度であることが好ましい。
【0012】なお、本発明の方法においては、透明導電
膜を形成した後、エッチングする前に、アニールしても
よい。アニールは、炉アニール、コンベアアニール等の
方法により行うことができる。また、アニールは大気
中、窒素ガス等の不活性雰囲気中、酸素雰囲気中のいず
れの雰囲気中で行ってもよく、圧力は特に限定されない
が、例えば、0.01〜100mTorrの圧力範囲が
挙げられる。また、真空中でアニールを行ってもよい。
アニール温度は、例えば、180〜700℃程度の温度
範囲で、10〜180分間程度行うことが好ましい。
【0013】また、本発明における半導体素子は、主と
して上記で太陽電池用基板として挙げられている表面に
透明導電層を備えた基板上に、アモルファスシリコン又
はアモルファスシリコン合金のp層、i層及びn層、導
電層が積層されてなる。なお、基板上に形成された透明
導電層とアモルファスシリコン合金の積層層との間に、
金属による電極層やその他の導電層等を形成してもよ
い。また、アモルファスシリコン合金の積層層を構成す
る各層の間にはシリコンによるバッファ層や中間層等を
形成してもよい。さらに、アモルファスシリコン合金と
導電層との間にも透明電極層やその他の導電層を形成し
てもよい。
【0014】上述のアモルファスシリコン又はアモルフ
ァスシリコン合金の積層層を構成する各層は、公知の方
法、例えばCVD法等の方法により通常の膜厚、通常の
不純物種、不純物濃度で形成することができる。上記半
導体素子の具体的な構成としては、例えば、ガラス基板
上に透明電極層が形成された本発明の太陽電池用基板の
上に、アモルファスシリコン又はアモルファスシリコン
合金のp層、i層及びn層をこの順で形成し、さらにこ
の上に透明導電層及び金属膜からなる電極層を形成した
もの、金属基板、樹脂基板上に金属膜が形成されて構成
された基板上に透明電極層が形成された本発明の太陽電
池用基板の上に、アモルファスシリコン又はアモルファ
スシリコン合金のn層、i層及びp層をこの順に形成
し、さらにこの上に透明電極層からなる電極層を形成し
たもの等が挙げられる。ここで、アモルファスシリコン
又はアモルファスシリコン合金上に形成する透明導電層
としては、ZnOのほか、SnO2 、ITO等を使用す
ることができる。また、金属膜としては、通常電極とし
て使用できる導電膜、例えば、金、白金、銀、銅、アル
ミニウム等を使用することができる。これらの膜厚は、
半導体素子の使用態様に応じて適宜選択することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】実施例1 図1に示したように、透光性絶縁性基板として厚さ1〜
4mm程度のガラス基板1を使用し、このガラス基板1
上に、不純物としてGa原子を2×1021cm -3程度ド
ープしたZnO膜2(透明導電膜)をマグネトロンスパ
ッタリング法により、膜厚800nm程度で成膜した。
この際、基板1の温度を150℃に保持し、アルゴン圧
力6mTorr、投入パワー密度2.5W/cm2 とし
た。成膜されたZnO膜2のシート抵抗は6Ωで、可視
光領域での透光性は80%以上であった。
【0016】次いで、25℃に液温を保持した1重量%
の酢酸水溶液に得られた基板1を浸した後、水溶液を2
10秒間静置した。その後、基板1を流水に浸し、エッ
チング反応を停止させた。このエッチングにより、80
0nmであったZnO膜2の膜厚がエッチングによって
平均膜厚400nmに減少し、シート抵抗が12Ωとな
った。このZnO膜2の膜表面を走査電子顕微鏡で詳細
に観察すると、表面に直径200nm〜800nmの円
形の穴が無数に存在し、凹凸形状2aが形成されている
ことが確認された。また、このZnO膜2における波長
600nmの光に対するヘイズ率を測定すると、18%
であった。
【0017】このようにして得られた基板1上に、プラ
ズマCVD法により、水素化非晶質シリコン膜3を成膜
した。この水素化非晶質シリコン膜3は、膜厚12nm
のp型非晶質シリコンカーボン膜、膜厚15nmの非晶
質シリコンカーボン膜のバッファ層、膜厚450nmの
i型非晶質シリコン膜及び膜厚30nmのn型非晶質シ
リコン膜3を積層することにより形成した。各膜の成膜
条件を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】続いて、得られた水素化非晶質シリコン膜
3上に、スパッタリング法により、裏面電極4として酸
化インジウム錫/銀膜を膜厚60nm/500nmで形
成し、薄膜太陽電池を作製した。また、上記と同様のガ
ラス基板1を用い、ZnO膜を酢酸で処理しなかった場
合の薄膜太陽電池を比較例1として作製した。
【0020】得られた薄膜太陽電池を、それぞれ、AM
1.5(標準太陽光スペクトル)の下で電流ー電圧特性
を測定して、太陽電池としての特性を評価した。その結
果を表2に示す。なお、上記と同様のガラス基板に透明
導電膜として酸化錫を熱CVD法により形成して薄膜太
陽電池を作製したものを従来例として示す。
【0021】
【表2】
【0022】実施例1の薄膜太陽電池では、短絡電流が
12.1mA/cm2 から16.7mA/cm2 に上昇
しており、40%程度改善していることがわかる。ま
た、変換効率が7.3%から10.0%になり、透明電
極の酸エッチングによる基板凹凸によって、確実に薄膜
太陽電池の特性が向上することが確認された。特に、短
絡電流が増加することによる改善が大きいことがわか
る。さらに、従来例と比較した場合にも、特性において
それを上回る結果が得られた。短絡電流の増加分が、曲
線因子の低下分を補い、全体として従来例の薄膜太陽電
池に比較して良好な特性を有することがわかる。
【0023】実施例2 実施例1と同様のガラス基板上に不純物としてGa原子
を2×1021cm-3程度ドープしたZnO膜をマグネト
ロンスパッタリング法で、膜厚500nm程度で成膜し
た。この際、基板の温度を300℃に保持し、アルゴン
圧力を3mTorr、投入パワー密度2.5W/cm2
にて成膜した。得られたZnO膜のシート抵抗は5.5
Ωで、可視光領域での透光性は80%以上であった。
【0024】次いで、25℃に液温を保持した0.5重
量%の塩酸に得られた基板を浸した後、60秒間水溶液
を静置した。60秒後、基板を流水に浸し、エッチング
反応を停止させる。このエッチングにより、500nm
であったZnO膜の膜厚がエッチングによって平均膜厚
200nmに減少し、シート抵抗が14Ωとなった。こ
の際のZnO膜の膜表面を走査電子顕微鏡で詳細に観察
すると、表面に直径300nm〜400nmの円形の穴
が無数に存在し、凹凸形状が形成されていることが確認
された。また、このZnO膜における波長600nmの
光に対するヘイズ率を測定すると、18%であった。
【0025】このようにして得られた基板上に、実施例
1と同様の方法で同様の水素化非晶質シリコン膜を成膜
した。続いて、得られた基板上に、実施例1と同様の方
法で、同様の裏面電極を形成し、薄膜太陽電池を作製し
た。また、上記と同様のガラス基板を用い、ZnO膜を
塩酸で処理しなかった場合の薄膜太陽電池を比較例2と
して作製した。
【0026】得られた薄膜太陽電池をAM1.5(標準
太陽光スペクトル)の下で電流ー電圧特性を測定して、
太陽電池としての特性を評価した。その結果を表3に示
す。
【0027】
【表3】
【0028】実施例2の薄膜太陽電池では、短絡電流が
12.0mA/cm2 から16.8mA/cm2 に上昇
しており、40%程度改善していることがわかる。ま
た、変換効率が7.4%から10.4%になり、透明電
極の酸エッチングによる基板凹凸によって、確実に薄膜
太陽電池の特性が向上することが確認された。特に、短
絡電流が増加することによる改善が大きいことがわか
る。さらに、従来例と比較した場合にも、特性において
それを上回る結果が得られた。短絡電流の増加分が、曲
線因子の低下分を補い、全体としては従来例による薄膜
太陽電池に比較して良好な特性を有することがわかる。
【0029】実施例3〜7 実施例1と同様のガラス基板を使用し、このガラス基板
上に透光性絶縁性基板として厚さ1〜4mm程度のガラ
ス基板を使用し、このガラス基板上に不純物としてGa
原子を2×1021cm-3程度ドープしたZnO膜をマグ
ネトロンスパッタリング法で、膜厚800nm程度で成
膜した。この際、基板の温度を150℃に保持し、アル
ゴン圧力を6mTorr、投入パワー密度2.5W/c
2 として成膜した。得られたZnO膜のシート抵抗は
6Ωで、可視光領域での透光性は80%以上であった。
【0030】次いで、25℃に液温を保持した1重量%
の酢酸水溶液に得られた基板を浸した後、静置した。こ
の際、酢酸水溶液に浸す時間を30から240秒間の範
囲とした。その後、基板を流水に浸し、エッチング反応
を停止させる。このエッチングにより、得られた基板の
シート抵抗、波長600nmの光に対するヘイズ率を測
定した。その結果を表4に示す。なお、酢酸水溶液に浸
す時間が210秒間の場合は実施例1と同様である。
【0031】
【表4】
【0032】得られたZnO膜の表面を走査電子顕微鏡
で詳細に観察すると、表面に直径200nm〜800n
mの円形の穴が無数に存在して、凹凸形状が形成されて
いることが確認された。このようにして得られた基板上
に、実施例1と同様の方法で、同様の水素化非晶質シリ
コン膜を成膜した。
【0033】続いて、実施例1と同様の方法で、同様の
裏面電極を形成し、薄膜太陽電池を作製した。得られた
薄膜太陽電池をAM1.5(標準太陽光スペクトル)の
下で電流ー電圧特性を測定して、太陽電池としての特性
を評価した。その結果を表4に示す。
【0034】エッチング時間を長くすることで、ヘイズ
率は最大19%まで、短絡電流は16.8mA/cm2
まで増加することがわかった。また、ヘイズ率が18%
になっとところで、変換効率が10.0%で最大値をと
り、その後、若干ではあるが低下し始めた。これは短絡
電流以外の開放電圧、曲線因子が低下したためで、プラ
ズマCVD法による水素化非晶質シリコン膜の成膜条件
を最適化することによりさらなる特性向上を期待するこ
とができる。さらに、従来例と比較した場合にも、広い
範囲のエッチング条件で良好な特性を有することがわか
る。
【0035】実施例8〜9 実施例1と同様のガラス基板を使用し、このガラス基板
上に不純物としてGa原子を2×1021cm-3程度ドー
プしたZnO膜2をマグネトロンスパッタリング法で条
件を変えて成膜した。この際の成膜条件を表5に示す。
【0036】成膜された各膜の可視光領域での透光性は
80%以上であり、シート抵抗は表5のとおりであっ
た。
【0037】
【表5】
【0038】次いで、25℃に液温を保持した0.5重
量%の塩酸に得られた基板を浸した後、塩酸水溶液を静
置した。その後、基板を流水に浸し、エッチング反応を
停止させる。得られた基板のシート抵抗及び波長600
nmの光に対するヘイズ率を測定した。その結果を表6
に示す。
【0039】この際のZnO膜の表面を走査電子顕微鏡
で詳細に観察すると、実施例の膜表面には直径300n
m〜400nmの円形の穴が無数に存在し、凹凸形状が
形成されていることが確認された。このようにして得ら
れた基板上に、実施例1と同様の方法で、同様の水素化
非晶質シリコン膜を成膜した。
【0040】続いて、実施例1と同様の方法で、同様の
裏面電極を形成し、薄膜太陽電池を作製した。得られた
薄膜太陽電池をAM1.5(標準太陽光スペクトル)の
下で電流ー電圧特性を測定して、太陽電池としての特性
を評価した。その結果を表6に示す。
【0041】
【表6】
【0042】表6の結果からは、ZnO膜の広範な成膜
条件において、ZnO膜の酸によるエッチングによって
基板表面に凹凸が形成され、これに起因する光り閉じ込
め効果によって短絡電流を増大させ、薄膜太陽電池の特
性改善に効果があることを示している。
【0043】実施例10 実施例1と同様のガラス基板を使用し、このガラス基板
上に不純物としてGa原子を2×1021cm-3程度ドー
プしたZnO膜をマグネトロンスパッタリング法で、膜
厚800nm程度で成膜した。この際、基板の温度を1
50℃に保持し、アルゴン圧力を6mTorr、投入パ
ワー密度2.5W/cm2 として成膜した。成膜された
ZnO膜のシート抵抗は6Ωで、可視光領域での透光性
は80%以上であった。
【0044】次いで、25℃に液温を保持したアルカリ
性の水溶液に得られた基板を480秒間浸した後、静置
した。その後、基板を流水に浸し、エッチング反応を停
止させる。なお、ここで使用したアルカリ性の溶液は、
NH3 :H2 2 :H2 O=1:1:20の組成比を有
する溶液を使用した。このエッチングにより、800n
mであった膜厚をエッチングによって平均膜厚500n
mに減少し、シート抵抗が10Ωとなった。この際のZ
nO膜表面を走査電子顕微鏡で詳細に観察すると、表面
には直径200nm〜800nmの円形の穴が無数に存
在し、凹凸形状が形成されていることが確認された。ま
た、ZnO膜における波長600nmの光に対するヘイ
ズ率を測定すると、14%であった。
【0045】このようにして得られた基板上に、実施例
1と同様の方法で、同様の水素化非晶質シリコン膜を成
膜した。続いて、実施例1と同様の方法で、同様の裏面
電極を形成し、薄膜太陽電池を作製した。得られた薄膜
太陽電池をAM1.5(標準太陽光スペクトル)の下で
電流ー電圧特性を測定して、太陽電池としての特性を評
価した。その結果を表7に示す。
【0046】
【表7】
【0047】実施例の薄膜太陽電池では、短絡電流が1
2.1mA/cm2 から16.0mA/cm2 に上昇し
ており、30%程度改善していることがわかる。また、
変換効率が7.3%から9.5%になり、透明電極のア
ルカリエッチングによる基板凹凸によって、確実に薄膜
太陽電池の特性が向上することが確認された。特に、短
絡電流が増加することによる改善が大きいことがわか
る。
【0048】実施例11 実施例1と同様のガラス基板上に、スパッタリング法に
より、Gaを2×10 21cm-3程度の濃度で含有するZ
nO膜を二層積層形成した。ガラス基板に近い第一層Z
nO膜12aは基板温度150℃、Ar圧6mtor
r、パワー7.25kWで膜厚3000Å成膜した。第
二層ZnO膜12bは基板温度300℃、Ar圧20m
torr、パワー7.25kW条件で3000Å成膜し
た。
【0049】成膜後、第一層ZnO膜12b、第二層Z
nO膜12aのX線回折測定を行った。その結果を図2
及び図3に示す。図2及び図3に示したように第一層Z
nO膜12bは(002)ピークのみでC軸配向性が強
いが、第二層ZnO膜12aは(101)ピークが現れ
ており、C軸配向性が乱れていることがわかる。これを
モデルにすると図4の断面図のように表すことができ
る。
【0050】このようにして得られたZnO膜を1重量
%の酢酸で210秒間エッチングし、乾燥後、シート抵
抗及びヘイズ率を測定した。得られた結果を表8に示
す。
【0051】
【表8】
【0052】このようにして得られた基板上に、実施例
1と同様の方法で、同様の水素化非晶質シリコン膜を成
膜した。続いて、実施例1と同様の方法により、同様の
裏面電極を形成し、薄膜太陽電池を作製した。得られた
薄膜太陽電池に、ソーラーシミュレータによりAM1.
5(標準太陽光スペクトル)、100mW/cm2の疑
似太陽光を照射し、短絡電流密度Jsc、開放電圧Voc
曲線因子FF、変換効率ηの測定を行った。得られた結
果を表8に示す。
【0053】実施例12 エッチング液として0.5重量%塩酸を使用した。それ
以外は実施例11と同様の方法で薄膜太陽電池を作製
し、同様に評価した。得られた結果を表8に示す。
【0054】実施例13 エッチング液として3重量%NaOHを使用した。それ
以外は実施例11と同様の方法で薄膜太陽電池を作製
し、同様に評価した。得られた結果を表8に示す。
【0055】比較例3 基板上にZnOを形成後、エッチングを行わなかった。
それ以外は実施例1と同様の方法で薄膜太陽電池を作製
し、同様に評価した。得られた結果を表8に示す。
【0056】比較例4 SnO2テクスチャー付ガラスを基板として使用し、こ
の上に実施例1と同様の方法で薄膜太陽電池を作製し、
同様に評価した。得られた結果を表8に示す。
【0057】実施例14 実施例1と同様のガラス基板を使用し、このガラス基板
上に、スパッタリング法により、Gaを2×1021cm
-3程度の濃度で含むZnO膜を膜厚8000Å形成し
た。この際、基板温度を150℃、Ar圧を6mtor
r、パワーを7.25kWで成膜した。得られた基板を
200℃で0.5時間、大気中でアニールした。
【0058】アニール後、得られた膜のX線回折測定を
行った。その結果を図5に示す。図5からZnO膜の
(002)ピークが増加していることがわかる。このよ
うにして得られたZnO膜を1重量%の酢酸で240秒
間エッチングし、乾燥後、シート抵抗及びヘイズ率を測
定した。得られた結果を表9に示す。
【0059】
【表9】
【0060】このようにして得られた基板上に、実施例
11と同様の方法で、同様のp層、i層及びn層からな
る水素化非晶質シリコン膜を成膜した。続いて、実施例
1と同様の方法で、同様の裏面電極を形成し、薄膜太陽
電池を作製した。得られた薄膜太陽電池に、ソーラーシ
ミュレータによりAM1.5(標準太陽光スペクト
ル)、100mW/cm2の疑似太陽光を照射し、短絡
電流密度Jsc、開放電圧Voc、曲線因子FF、変換効率
ηの測定を行った。得られた結果を表9に示す。
【0061】実施例15 エッチング液として0.5重量%塩酸を使用し、エッチ
ング時間を60秒間とした。それ以外は実施例14と同
様の方法で薄膜太陽電池を作製し、同様に評価した。得
られた結果を表9に示す。
【0062】実施例16 エッチング液として0.1重量%硫酸を使用し、エッチ
ング時間を50秒間とした。それ以外は実施例14と同
様の方法で薄膜太陽電池を作製し、同様に評価した。得
られた結果を表9に示す。
【0063】比較例5 基板上にZnOを形成後、アニールを行わなかった。そ
れ以外は実施例14と同様の方法で薄膜太陽電池を作製
し、同様に評価した。得られた結果を表9に示す。ま
た、得られた膜のX線回折測定を行った。その結果を図
5に示す。
【0064】比較例6 SnO2テクスチャー付ガラスを基板を使用し、この上
に実施例14と同様の方法で薄膜太陽電池を作製し、同
様に評価した。得られた結果を表9に示す。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、基板表面に、表面に凹
凸を有する透明導電層を備えるため、光拡散効果による
短絡電流密度を飛躍的に向上させることができ、ひいて
は、太陽電池の変換効率を向上させることができる。特
に、表面の凹凸が、0.1〜1.2μmの高さを有し、
0.1〜10μmのピッチを有する場合、透明導電膜
が、Ga又はAlを不純物として含有するZnO膜であ
る場合、なかでもこの透明導電膜が、結晶状態の異なる
2層以上の積層膜でる場合、この透明導電膜が、基板に
遠い層から近い層にかけてC軸配向性が高くなる場合に
は、さらに太陽電池の変換効率を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0066】また、本発明の半導体素子によれば、上記
本発明の太陽電池用基板上にアモルファスシリコン又は
アモルファスシリコン合金のp層、i層及びn層が形成
され、さらに該n層上に導電層が積層されてなるため、
ことに太陽電池の変換効率が向上した、良好な特性を有
するとともに、信頼性の高い素子を、簡便な製造方法、
ひいては低い製造コストで実現できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池用基板を使用して作製された
太陽電池の構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明の太陽電池用基板における第一層目の透
明導電膜のX線回折パターンを示した図である。
【図3】本発明の太陽電池用基板における第二層目の透
明導電膜のX線回折パターンを示した図である。
【図4】本発明における2層構造の透明導電膜を備える
太陽電池用基板の摸式断面図である。
【図5】本発明の太陽電池用基板をアニールした場合と
しない場合における透明導電膜のX線回折パターンを示
した図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ZnO膜(透明導電膜) 2a 凹凸形状 3 アモルファスシリコン層 4 裏面電極 12a 第二層ZnO膜 12b 第一層ZnO膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内田 敬 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 立花 伸介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 三宮 仁 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 谷口 浩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 野元 克彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、表面に酸又はアルカリ溶液で
    のエッチングによる凹凸を有する酸化亜鉛からなる透明
    導電膜を備えてなることを特徴とする太陽電池用基板。
  2. 【請求項2】 凹凸が、0.1〜1.2μmの高さを有
    し、0.1〜10μmのピッチを有する請求項1記載の
    太陽電池用基板。
  3. 【請求項3】 導電膜が、Ga又はAlを不純物として
    含有するZnO膜である請求項1又は2記載の太陽電池
    用基板。
  4. 【請求項4】 導電膜が、結晶状態の異なる2層以上の
    積層膜である請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽
    電池用基板。
  5. 【請求項5】 導電膜が、基板に遠い層から近い層にか
    けてC軸配向性が高くなる請求項4記載の太陽電池用基
    板。
  6. 【請求項6】 基板上に酸化亜鉛からなる透明導電膜を
    形成し、該透明導電膜を酸又はアルカリ溶液でエッチン
    グすることにより表面に凹凸を形成することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池用基板
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 酸溶液が、塩酸、硫酸、硝酸、フッ酸、
    酢酸、蟻酸の1種又は2種以上の混合物である請求項6
    記載の太陽電池用基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 アルカリ溶液が水酸化ナトリウム、アン
    モニア、水酸化カリウム、水酸化カルシウム1種又は2
    種以上の混合物である請求項6記載の太陽電池用基板の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上に透明導電膜を形成した後、かつ
    エッチングする前にアニールする請求項6記載の太陽電
    池用基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに記載の太陽
    電池用基板上にアモルファスシリコン又はアモルファス
    シリコン合金のp層、i層及びn層が形成され、さらに
    該n層上に導電層が積層されてなる半導体素子。
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