JPH11233477A - 洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理装置

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JPH11233477A
JPH11233477A JP5154398A JP5154398A JPH11233477A JP H11233477 A JPH11233477 A JP H11233477A JP 5154398 A JP5154398 A JP 5154398A JP 5154398 A JP5154398 A JP 5154398A JP H11233477 A JPH11233477 A JP H11233477A
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裕司 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液中に混入するパーティクル等の汚染微
粒子を正確に測定して、歩留まりの向上及び洗浄性能の
向上を図れるようにすること。 【解決手段】 半導体ウエハWを浸漬処理する洗浄液L
を貯留する洗浄槽20内の洗浄液Lをオーバーフローさ
せると共に、循環供給させ、かつ循環供給の際に濾過し
て、ウエハWを洗浄する洗浄処理装置において、洗浄槽
20と電動式ベローズポンプ30とを吸入管路51を介
して接続すると共に、この吸入管路51における電動式
ベローズポンプ30の吸引側に、洗浄液L中に混入する
パーティクルを検出するパーティクルカウンタ50を配
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体の洗浄処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体
(以下にウエハという)を薬液やリンス液等の洗浄液が
貯留された洗浄槽に順次搬送して洗浄等の処理を行う洗
浄処理装置が広く採用されている。
【0003】従来のこの種の洗浄処理装置として、図7
に示すような洗浄処理装置が知られている。この洗浄処
理装置は、ウエハWを浸漬処理する洗浄液Lを貯留する
内槽aと、この内槽aの上端部を包囲する外槽bとから
なる洗浄槽cを具備してなり、内槽aの下部に配設され
る洗浄液供給ノズルdと外槽bの底部に設けられた排出
口eとを接続する循環管路fに、例えばエアーベローズ
式の循環ポンプg、ダンパh及びフィルタiが介設され
ている。この洗浄処理装置によれば、内槽aに貯留され
た洗浄液L中に、ウエハボートjによって保持されたウ
エハWを浸漬すると共に、図示しない洗浄供給源から内
槽a内に供給される洗浄液Lを外槽bにオーバーフロー
させ、かつ循環濾過させつつウエハWを洗浄することが
できる。
【0004】ところで、繰り返し洗浄を行うと、洗浄さ
れるウエハWに付着するパーティクル等の汚染微粒子が
洗浄液中に混入する。洗浄液中に所定量以上のパーティ
クル等が混入すると、次に洗浄処理されるウエハが汚染
されて歩留まりの低下をきたすと共に、洗浄性能が低下
するという問題がある。
【0005】そこで、従来では図7に示すように、循環
管路fにおける循環ポンプgの吐出側に検査用の分岐管
路kを分岐させ、この分岐管路kに検出手段例えばパー
ティクルカウンタmを接続すると共に、パーティクルカ
ウンタmの吐出側を外槽bに接続している。このように
して、内槽a内の洗浄液Lの一部を循環管路f及び分岐
管路kを介して取り出し、取り出された洗浄液中のパー
ティクルの数を検出して、所定量の洗浄液L中のパーテ
ィクル数を監視している。なお、図7において、符号n
は循環管路fに介設された開閉弁、pは内槽aの底部に
設けられた排出口qに接続するドレン管、rはドレン管
qに介設されるドレン弁である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、循環ポ
ンプgはエアーベローズ式であるため、脈動が生じて検
出される洗浄液の流量が不安定となる。そのため、パー
ティクルの正確な測定ができないという問題があった。
また、パーティクルカウンタmへの洗浄液の供給は、循
環ポンプgと共用しているため、パーティクルカウンタ
mの能力以上の流量が流れてしまうという問題があっ
た。更には、循環ポンプgの背圧を利用した測定である
ため、循環ポンプgで発生したパーティクルがパーティ
クルカウンタmで加算されて検出されてしまい、洗浄液
中の正確なパーティクル数が測定できないという問題も
あった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、洗浄液中に混入するパーティクル等の汚染微粒子を
正確に測定して、歩留まりの向上及び洗浄性能の向上を
図れるようにした洗浄処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成する。
【0009】(1)請求項1記載の発明は、被処理体を
浸漬処理する洗浄液を貯留する洗浄槽内の洗浄液をオー
バーフローさせると共に、循環供給させ、かつ循環供給
の際に濾過して、上記被処理体を洗浄する洗浄処理装置
において、上記循環供給系とは別に、上記洗浄槽と定量
圧送手段とを管路を介して接続すると共に、この管路に
おける上記定量圧送手段の吸引側に、上記洗浄液中に混
入する汚染微粒子を検出する検出手段を配設してなる、
ことを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、洗浄槽内
の洗浄液を定量取り出すことができ、検出手段によって
洗浄液中に混入するパーティクル等の汚染微粒子を正確
に測定することができる。
【0011】(2)請求項2記載の発明は、被処理体を
浸漬処理する洗浄液を貯留する洗浄槽内の洗浄液をオー
バーフローさせると共に、循環供給させ、かつ循環供給
の際に濾過して、上記被処理体を洗浄する洗浄処理装置
において、上記循環供給系とは別に、上記洗浄槽と定量
圧送手段とを管路を介して接続すると共に、この管路に
おける上記定量圧送手段の吸引側に、上記洗浄液中に混
入する汚染微粒子を検出する検出手段を配設し、かつ、
上記定量圧送手段と検出手段とを同期動作させる制御手
段を具備してなる、ことを特徴とする。この場合、上記
定量圧送手段の吸引動作に伴って検出手段の検出動作を
行うようにする方が好ましい(請求項3)。
【0012】このように構成することにより、上記請求
項1記載の発明と同様に、洗浄槽内の洗浄液を定量取り
出すことができると共に、検出手段によって洗浄液中に
混入するパーティクル等の汚染微粒子を正確に測定する
ことができ、かつ定量圧送手段と検出手段とを同期動作
させて、測定精度の向上を図ることができる。
【0013】(3)請求項4記載の発明は、 請求項1
又は2記載の洗浄処理装置において、上記定量圧送手段
の吐出側を、洗浄槽に接続してなる、ことを特徴とす
る。
【0014】このように構成することにより、測定に供
された洗浄液を再度洗浄槽内に循環供給することがで
き、洗浄液の有効利用を図ることができる。
【0015】(4)請求項5記載の発明は、請求項1又
は2記載の洗浄処理装置において、上記洗浄槽を、被処
理体を浸漬処理する内槽と、この内槽より外側にオーバ
ーフローした洗浄液を受け止める外槽とで構成し、上記
内槽と定量圧送手段の吸引側とを接続してなる、ことを
特徴とする。
【0016】このように構成することにより、被処理体
を浸漬処理する内槽内の洗浄液を定量取り出すことがで
きると共に、検出手段によって洗浄液中に混入するパー
ティクル等の汚染微粒子を正確に測定することができ
る。
【0017】(5)請求項6記載の発明は、請求項1又
は2記載の洗浄処理装置において、上記洗浄槽を、被処
理体を浸漬処理する内槽と、この内槽より外側にオーバ
ーフローした洗浄液を受け止める外槽とで構成し、上記
定量圧送手段の吐出側を、外槽に接続してなる、ことを
特徴とする。
【0018】このように構成することにより、測定に供
された洗浄液を直接浸漬処理する内槽とは別の外槽内へ
吐出することができる。したがって、洗浄能力を低下さ
せることなく、洗浄液を循環供給することができ、洗浄
液の有効利用を図ることができる。
【0019】(6)請求項7記載の発明は、請求項1な
いし6のいずれかに記載の洗浄処理装置において、上記
定量圧送手段を、耐食性及び耐薬品性を有するベローズ
と、このベローズを駆動するボールねじ機構とを具備す
る電動式ベローズポンプにて形成してなる、ことを特徴
とする。
【0020】このように構成することにより、定量圧送
手段として、定量性、耐薬品性及び耐久性に富む電動式
ベローズポンプを使用することができ、装置の寿命の増
大が図れると共に、測定精度の向上及び装置の信頼性の
向上を図ることができる。
【0021】(7)請求項8記載の発明は、請求項7記
載の洗浄処理装置において、複数の電動式ベローズポン
プを互いに並列状態に連通すると共に、各ベローズポン
プの駆動に位相差をもたせるようにした、ことを特徴と
する。
【0022】このように構成することにより、上記請求
項7記載の発明と同様に、定量圧送手段として、定量
性、耐薬品性及び耐久性に富む電動式ベローズポンプを
使用することができ、装置の寿命の増大が図れると共
に、測定精度の向上及び装置の信頼性の向上を図ること
ができ、更に、連続的に多量の洗浄液中のパーティクル
等の汚染微粒子を正確に測定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0024】図1はこの発明の洗浄処理装置を適用した
洗浄処理システムの一例を示す概略平面である。
【0025】上記洗浄処理システムは、被処理用の基板
である半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状
態に収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するた
めの搬入・搬出部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液
処理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部
2と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置
調整及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主
に構成されている。
【0026】上記搬入・搬出部2は、洗浄処理システム
の一側端部にはキャリア搬入部5aとキャリア搬出部5
bが併設されると共に、ウエハの受渡し部6が設けられ
ている。この場合、キャリア搬入部5aとウエハ受渡し
部6との間には図示しない搬送機構が配設されており、
この搬送機構によってキャリア1がキャリア搬入部5a
からウエハ受渡し部6へ搬送されるように構成されてい
る。
【0027】また、キャリア搬出部5bとウエハ受渡し
部6には、それぞれキャリアリフタ(図示せず)が配設
され、このキャリアリフタによって空のキャリア1を搬
入・搬出部2上方に設けられたキャリア待機部(図示せ
ず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを
行うことができるように構成されている。この場合、キ
ャリア待機部には、水平方向(X,Y方向)及び垂直方
向(Z方向)に移動可能なキャリア搬送ロボット(図示
せず)が配設されており、このキャリア搬送ロボットに
よってウエハ受渡し部6から搬送された空のキャリア1
を整列すると共に、キャリア搬出部5bへ搬出し得るよ
うになっている。また、キャリア待機部には、空キャリ
アだけでなく、ウエハWが収納された状態のキャリア1
を待機させておくことも可能である。
【0028】上記ウエハ受渡し部6は、上記インターフ
ェース部4に開口しており、その開口部には蓋開閉装置
8が配設されている。この蓋開閉装置8によってキャリ
ア1の蓋体(図示せず)が開放あるいは閉塞されるよう
になっている。したがって、ウエハ受渡し部6に搬送さ
れた未処理のウエハWを収納するキャリア1の蓋体を蓋
開閉装置8によって取り外してキャリア1内のウエハW
を搬出可能にし、全てのウエハWが搬出された後、再び
蓋開閉装置8によって蓋体を閉塞することができる。ま
た、キャリア待機部からウエハ受渡し部6に搬送された
空のキャリア1の蓋体を蓋開閉装置8によって取り外し
てキャリア1内へのウエハWを搬入可能にし、全てのウ
エハWが搬入された後、再び蓋開閉装置8によって蓋体
1を閉塞することができる。なお、ウエハ受渡し部6の
開口部近傍には、キャリア1内に収納されたウエハWの
枚数を検出するマッピングセンサ9が配設されている。
【0029】上記インターフェース部4には、複数枚例
えば25枚のウエハWを水平状態に保持すると共に、ウ
エハ受渡し部6のキャリア1との間でウエハWを受け渡
す水平搬送手段例えばウエハ搬送アーム10と、複数枚
例えば50枚のウエハWを所定間隔をおいて垂直状態に
保持する図示しないピッチチェンジャと、ウエハ搬送ア
ーム10とピッチチェンジャとの間に位置して、複数枚
例えば25枚のウエハWを水平状態と垂直状態とに変換
する姿勢変換手段例えば姿勢変換装置11と、垂直状態
に姿勢変換されたウエハWに設けられたノッチ(図示せ
ず)を検出する位置検出手段例えばノッチアライナ(図
示せず)が配設されている。また、インターフェース部
4には、処理部3と連なる搬送路12が設けられてお
り、この搬送路1にウエハ搬送手段例えばウエハ搬送チ
ャック13が移動自在に配設されている。
【0030】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユ
ニット14と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する
第2の処理ユニット15と、ウエハWに付着する化学酸
化膜を除去すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理ユニ
ット16及びチャック洗浄ユニット17が直線状に配列
されており、第1、第2の処理ユニット14,15及び
洗浄・乾燥処理ユニット17にこの発明の洗浄処理装置
が用いられている。なお、各ユニット14〜17と対向
する位置に設けられた搬送路12に、X,Y方向(水平
方向)、Z方向(垂直方向)及び回転(θ)可能な上記
ウエハ搬送チャック13が配設されている。
【0031】次に、この発明に係る洗浄処理装置につい
て詳細に説明する。上記洗浄処理装置は、図2に示すよ
うに、洗浄液L{例えば、フッ化水素酸(HF)の希釈
液(DHF)やリンス液(純水)等}を貯留する内槽2
1と、この内槽21の上部開口部を包囲し、内槽21か
らオーバーフローした洗浄液Lを受け止める外槽22と
からなる洗浄槽20と、内槽21の下部に配設される洗
浄液供給ノズル23と、この洗浄液供給ノズル23と外
槽22の底部に設けられた排出口22aとを接続する循
環管路24に、排出口側から順に介設される開閉弁2
5,エアーベローズ式の循環ポンプ26,ダンパ27及
びフィルタ28とを具備してなる。なお、洗浄槽20の
内槽21内には複数枚例えば50枚のウエハWを保持す
るウエハボート29が配設されている。また、内槽21
の底部に設けられた排出口21aには、ドレン弁21b
を介設したドレン管21cが接続されている。
【0032】また、上記循環管路24に介設される循環
ポンプ26とは別に、定量圧送手段例えば電動式ベロー
ズポンプ30(以下に定量ポンプという)が配設されて
おり、この定量ポンプ30の吸入ポート31と内槽21
が吸入管路51を介して接続され、定量ポンプ30の吐
出ポート32と外槽22が吐出管路52を介して接続さ
れている。また、吸入管路51には、定量ポンプ30に
よって内槽21内から吸引された洗浄液L中に混入する
パーティクル等の汚染微粒子を検出する検出手段例えば
パーティクルカウンタ50が介設されている。このパー
ティクルカウンタ50は、定量ポンプ30と同期動作す
べく制御手段例えば中央演算処理装置60(CPU)に
よって定量ポンプ30の吸引駆動時に作動し得るように
構成されている。すなわち、CPU60によって定量ポ
ンプ30の吸引駆動を検知し、その検知信号に基づいて
駆動信号をパーティクルカウンタ50に伝達して、内槽
21うちの洗浄液Lの一部を吸引する過程において洗浄
液Lに混入されるパーティクルの量(個/ミリリット
ル)を検出可能に構成されている。なお、パーティクル
カウンタ50で所定以上のパーティクル数が検出された
場合には、アラーム表示されるようになっている。
【0033】この場合、上記定量ポンプ30は、図3に
示すように、吸入ポート31と吐出ポート32とを有す
る固定端部材33と、この固定端部材33に対峙する可
動端部材34との間に耐食性及び耐薬品性を有する合成
ゴム製のベローズ35を具備すると共に、可動端部材3
4を固定端部材33に対して進退移動するボールねじ機
構36を具備してなる。すなわち、正逆回転可能なモー
タ例えばステッピングモータ37によて回転されるねじ
軸38に図示しない多数の鋼球を介してナット39を螺
合し、このナット39と可動端部材34とを連結部材4
0を介して連結することによって、ステッピングモータ
37の駆動に伴ってベローズ35が伸縮して、内槽21
内の洗浄液Lを定量例えば0〜40ミリリットル吸引
し、その吸引した洗浄液Lを外槽22に吐出し得るよう
に構成されている。なお、吸入管路51の吸入ポート側
と吐出管路52の吐出ポート側には、それぞれ逆止弁4
1,42が介設されている。
【0034】上記パーティクルカウンタ50は、図3に
示すように、吸入管路51の途中に接続される全体ある
いは一部が透明性の検出管53と、この検出管53の側
方に配設されるレーザー発光体54と、検出管53に関
してレーザー発光体54と反対側に配設される受光体5
5とで構成されている。
【0035】上記のように構成される定量ポンプ30を
駆動して、内槽21内の洗浄液Lの一部を吸引すると同
時に、パーティクルカウンタ50を動作、すなわちレー
ザー発光体54から検出管53内を流れる洗浄液Lに向
かってレーザー光を照射させると、検出管53内を定量
例えば40ミリリットル(最大)で流れる洗浄液Lにレ
ーザー光が照射され、洗浄液L中に混入するパーティク
ル等の汚染微粒子でレーザー光が屈曲あるいは遮断され
るのを受光体55で検出することによって、所定量中の
パーティクル数(個/ミリリットル)を検出することが
できる。この場合、ステッピングモータ37の正逆方向
に同速度で回転すると、図4(a)に示すように、吸引
ストロークと吐出ストロークが同一となり、吐出時にパ
ーティクルカウンタ50の作動が停止するが、吸引スト
ロークと吐出ストロークは数秒程度であるので、パーテ
ィクル数の検出への影響は少ない。なお、パーティクル
カウンタ50の作動時間を長くし、停止時間を短くする
には、図4(b)に示すように、ステッピングモータ3
7の吸引時の回転速度を遅くし、吐出時の回転速度を速
くすればよい。
【0036】また、図5に示すように、複数例えば2つ
の定量ポンプ30A,30Bを互いに並列状態に連通す
ると共に、各定量ポンプ30A,30Bに位相差をもた
せるようにすることにより、パーティクルカウンタ50
を連続して作動させることができる。すなわち、上記の
ように構成される2つの定量ポンプ30A,30Bを吸
入管路51と吐出管路52に並列状態に連通し、一方の
定量ポンプ30Aを収縮動作すなわち吐出動作させる
際、他方の定量ポンプ30Bを伸長すなわち吸引動作さ
せることにより、連続してパーティクルカウンタ50を
作動させて、検出管53内を流れる定量の洗浄液中のパ
ーティクル数を検出することができる。
【0037】なお、図5において、吸入管路51と吐出
管路52には一方の定量ポンプ30Aが接続され、吸入
管路51及び吐出管路52にそれぞれ接続される吸入分
岐管路51A,吐出分岐管路52Aに他方の定量ポンプ
30Bが接続されている以外は、図3に示す場合と同じ
であるので、同一部分には、同一符号を付して説明は省
略する。
【0038】上記のように構成されるこの発明の洗浄処
理装置によれば、洗浄槽20の内槽21内に貯留された
洗浄液L中にウエハWを浸漬させ、図示しない洗浄液供
給源から洗浄液Lを供給すると共に、内槽21から外槽
22にオーバーフローされた洗浄液Lを濾過しつつ循環
して、ウエハWを洗浄処理することができる。そして、
洗浄処理中、あるいは、洗浄処理前に定量ポンプ30
(30A,30B)を駆動させると共に、パーティクル
カウンタ50を作動させて、循環供給系等とは別に内槽
21から定量の洗浄液Lを取り出して、洗浄液L中のパ
ーティクル数を検出することができる。パーティクルカ
ウンタ50を通過して定量ポンプ30の吐出ポート32
から吐出された洗浄液Lは、再び洗浄槽20の外槽22
に供給されて洗浄処理に供される。したがって、測定に
供された洗浄液を直接浸漬処理する内槽21とは別の外
槽22内へ吐出するので、洗浄能力が低下することな
く、洗浄液の有効利用を図ることができる。なお、検出
された洗浄液を外槽22に供給させずに排出してもよ
い。
【0039】このようにして、内槽21内の洗浄液L中
のパーティクル数を検出して監視することで、例えば洗
浄処理前に洗浄液L中のパーティクル数を検出して、図
6に示すように、パーティクル数が適正数例えば10個
/ミリリットル以下の時にウエハWを内槽21内に投入
して洗浄処理を施すことができ、ウエハWの洗浄を効率
よく行うことができる。また、パーティクル数が上限値
例えば20個/ミリリットル以上の時にはアラーム表示
により、オペレータに洗浄不適切状態を知らせることが
できる。
【0040】なお、上記実施形態では、洗浄液LがDH
Fである場合について説明したが、その他の洗浄液例え
ばアンモニア/過酸化水素混合液(APM)、あるいは
硫酸/過酸化水素混合液(SPM)等であっても同様に
洗浄液中に混入するパーティクル等の汚染微粒子を検出
し、監視することができる。
【0041】また、上記実施形態では、この発明の洗浄
処理装置を半導体ウエハの洗浄処理システムに適用した
場合について説明したが、半導体ウエハ以外のLCD用
ガラス基板等にも適用できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の洗浄
処理装置によれば、上記のように構成されているので、
以下のような優れた効果が得られる。
【0043】(1)請求項1記載の発明によれば、洗浄
槽内の洗浄液を定量取り出すことができ、検出手段によ
って洗浄液中に混入するパーティクル等の汚染微粒子を
正確に測定することができるので、洗浄液の使用状態を
監視することができ、洗浄液を最適な状態で使用して、
歩留まりの向上及び洗浄性能の向上を図ることができ
る。
【0044】(2)請求項2、3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明と同様に、洗浄槽内の洗浄液を
定量取り出すことができると共に、検出手段によって洗
浄液中に混入するパーティクル等の汚染微粒子を正確に
測定することができ、かつ定量圧送手段と検出手段とを
同期動作させて、測定精度の向上を図ることができる。
【0045】(3)請求項4記載の発明によれば、 測
定に供された洗浄液を再度洗浄槽内に循環供給すること
ができるので、洗浄液の有効利用を図ることができる。
【0046】(4)請求項5記載の発明によれば、被処
理体を浸漬処理する内槽内の洗浄液を定量取り出すこと
ができると共に、検出手段によって洗浄液中に混入する
パーティクル等の汚染微粒子を正確に測定することがで
きる。
【0047】(5)請求項6記載の発明によれば、測定
に供された洗浄液を直接浸漬処理する内槽とは別の外槽
内へ吐出することができるので、洗浄能力を低下させる
ことなく、洗浄液を循環供給することができ、洗浄液の
有効利用を図ることができる。
【0048】(6)請求項7記載の発明によれば、定量
圧送手段として、定量性、耐薬品性及び耐久性に富む電
動式ベローズポンプを使用することができるので、装置
の寿命の増大が図れると共に、測定精度の向上及び装置
の信頼性の向上を図ることができる。
【0049】(7)請求項8記載の発明によれば、上記
請求項7記載の発明と同様に、定量圧送手段として、定
量性、耐薬品性及び耐久性に富む電動式ベローズポンプ
を使用することができるので、装置の寿命の増大が図れ
ると共に、測定精度の向上及び装置の信頼性の向上を図
ることができ、更に、連続的に多量の洗浄液中のパーテ
ィクル等の汚染微粒子を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄処理装置を適用した洗浄処理シ
ステムの一例を示す概略平面図である。
【図2】この発明に係る洗浄処理装置の一例を示す概略
断面図である。
【図3】この発明における定量ポンプとパーティクルカ
ウンタを示す概略断面図である。
【図4】上記定量ポンプの吸入ストロークと吐出ストロ
ークの別の形態を示す説明図である。
【図5】この発明における定量ポンプの別の実施形態を
示す概略断面図である。
【図6】パーティクル数と時間の関係を示すグラフであ
る。
【図7】従来の洗浄処理装置を示す概略断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) L 洗浄液 20 洗浄槽 21 内槽 22 外槽 23 洗浄液供給ノズル 24 循環管路 26 循環ポンプ 28 フィルタ 30 定量ポンプ(電動式ベローズポンプ;定量圧送手
段) 31 吸入ポート 32 吐出ポート 35 ベローズ 36 ボールねじ機構 50 パーティクルカウンタ(検出手段) 51 吸入管路 51A 吸入分岐管路 52 吐出管路 52A 吐出分岐管路 53 検出管 54 レーザー発光体 55 受光体 60 CPU(制御手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を浸漬処理する洗浄液を貯留す
    る洗浄槽内の洗浄液をオーバーフローさせると共に、循
    環供給させ、かつ循環供給の際に濾過して、上記被処理
    体を洗浄する洗浄処理装置において、 上記循環供給系とは別に、上記洗浄槽と定量圧送手段と
    を管路を介して接続すると共に、この管路における上記
    定量圧送手段の吸引側に、上記洗浄液中に混入する汚染
    微粒子を検出する検出手段を配設してなる、ことを特徴
    とする洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理体を浸漬処理する洗浄液を貯留す
    る洗浄槽内の洗浄液をオーバーフローさせると共に、循
    環供給させ、かつ循環供給の際に濾過して、上記被処理
    体を洗浄する洗浄処理装置において、 上記循環供給系とは別に、上記洗浄槽と定量圧送手段と
    を管路を介して接続すると共に、この管路における上記
    定量圧送手段の吸引側に、上記洗浄液中に混入する汚染
    微粒子を検出する検出手段を配設し、かつ、上記定量圧
    送手段と検出手段とを同期動作させる制御手段を具備し
    てなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の洗浄処理装置において、 上記定量圧送手段の吸引動作に伴って検出手段の検出動
    作を行うようにした、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記定量圧送手段の吐出側を、洗浄槽に接続してなる、
    ことを特徴とする洗浄処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記洗浄槽を、被処理体を浸漬処理する内槽と、この内
    槽より外側にオーバーフローした洗浄液を受け止める外
    槽とで構成し、上記内槽と定量圧送手段の吸引側とを接
    続してなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の洗浄処理装置にお
    いて、 上記洗浄槽を、被処理体を浸漬処理する内槽と、この内
    槽より外側にオーバーフローした洗浄液を受け止める外
    槽とで構成し、上記定量圧送手段の吐出側を、外槽に接
    続してなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の洗
    浄処理装置において、 上記定量圧送手段を、耐食性及び耐薬品性を有するベロ
    ーズと、このベローズを駆動するボールねじ機構とを具
    備する電動式ベローズポンプにて形成してなる、ことを
    特徴とする洗浄処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の洗浄処理装置において、 複数の電動式ベローズポンプを互いに並列状態に連通す
    ると共に、各ベローズポンプの駆動に位相差をもたせる
    ようにした、ことを特徴とする洗浄処理装置。
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