JPH1123346A - 電極式液面計 - Google Patents
電極式液面計Info
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- JPH1123346A JPH1123346A JP17788397A JP17788397A JPH1123346A JP H1123346 A JPH1123346 A JP H1123346A JP 17788397 A JP17788397 A JP 17788397A JP 17788397 A JP17788397 A JP 17788397A JP H1123346 A JPH1123346 A JP H1123346A
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- Japan
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- resin
- rods
- liquid level
- holder
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極棒が液面に接触していない状態での電極
棒間の電気的導通による誤検知が起こらず、液やミスト
による部品や電極配線等の腐食を防止でき、長期間安定
して使用できる電極式液面計を提供する。 【解決手段】 両端部を残して表面を絶縁チューブ6で
被覆された複数の長さの異なる電極棒1と、挿通孔22
を有するフランジ部21を備えた樹脂製の電極ホルダー
20と、挿通孔22に挿通した電極棒1をフランジ部2
1の上側で電極ホルダー20に固定する樹脂製の接続固
定具27とを備えている。フランジ部21の下面に液や
ミストが付着しても電極棒1の間で電気的導通が生じ
ず、誤検知がおこらない。
棒間の電気的導通による誤検知が起こらず、液やミスト
による部品や電極配線等の腐食を防止でき、長期間安定
して使用できる電極式液面計を提供する。 【解決手段】 両端部を残して表面を絶縁チューブ6で
被覆された複数の長さの異なる電極棒1と、挿通孔22
を有するフランジ部21を備えた樹脂製の電極ホルダー
20と、挿通孔22に挿通した電極棒1をフランジ部2
1の上側で電極ホルダー20に固定する樹脂製の接続固
定具27とを備えている。フランジ部21の下面に液や
ミストが付着しても電極棒1の間で電気的導通が生じ
ず、誤検知がおこらない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液面の高さを複数
の電極棒間の液絡による電気的導通によって検知する電
極式液面計に関する。
の電極棒間の液絡による電気的導通によって検知する電
極式液面計に関する。
【0002】
【従来の技術】電極式液面計は、電極ホルダーに複数の
長さの異なる電極棒を取り付け、液面の上昇又は下降に
より長さの異なる電極棒の下端が液面に接し又は離れる
ことを利用して、液面に接した各電極棒の間の液絡によ
る電気的導通によって液面の位置を検知するものであ
る。
長さの異なる電極棒を取り付け、液面の上昇又は下降に
より長さの異なる電極棒の下端が液面に接し又は離れる
ことを利用して、液面に接した各電極棒の間の液絡によ
る電気的導通によって液面の位置を検知するものであ
る。
【0003】従来の代表的な電極式液面計は、例えば図
1に示すように、長さの異なる金属棒からなる複数の電
極棒1を電極ホルダー10に取り付けたものである。即
ち、各電極棒1は樹脂やセラミックス等の絶縁物からな
る電極保持具3に接続金具2を用いてそれぞれ固定さ
れ、この電極保持具3を電極ホルダー10のフランジ部
11に設けた各挿通孔12に挿通し、取付ビス4で固定
している。電極保持具3の内部には導体(図示せず)が
埋設され、この導体の下端部が電極棒1と接続されると
共に、導体の電極保持具3から突出した上端部には電気
信号取出用の電極配線5を接続するようになっている。
1に示すように、長さの異なる金属棒からなる複数の電
極棒1を電極ホルダー10に取り付けたものである。即
ち、各電極棒1は樹脂やセラミックス等の絶縁物からな
る電極保持具3に接続金具2を用いてそれぞれ固定さ
れ、この電極保持具3を電極ホルダー10のフランジ部
11に設けた各挿通孔12に挿通し、取付ビス4で固定
している。電極保持具3の内部には導体(図示せず)が
埋設され、この導体の下端部が電極棒1と接続されると
共に、導体の電極保持具3から突出した上端部には電気
信号取出用の電極配線5を接続するようになっている。
【0004】また、電極ホルダー10は、フランジ部1
1の上面に一体的に設けた円筒部13と、円筒部13に
かぶせてその上端開口を覆う蓋部14と、円筒部13の
側壁に設けた電極配線取出ソケット15とを備えてい
る。この電極ホルダー10の閉鎖された円筒部13によ
り、全ての電極保持具3及びその上端の各電極配線5の
接続部分が外部から隔てられると共に、電極配線5は電
極配線取出ソケット15を通って外部に導出され、所定
の計測機器に接続されるようになっている。
1の上面に一体的に設けた円筒部13と、円筒部13に
かぶせてその上端開口を覆う蓋部14と、円筒部13の
側壁に設けた電極配線取出ソケット15とを備えてい
る。この電極ホルダー10の閉鎖された円筒部13によ
り、全ての電極保持具3及びその上端の各電極配線5の
接続部分が外部から隔てられると共に、電極配線5は電
極配線取出ソケット15を通って外部に導出され、所定
の計測機器に接続されるようになっている。
【0005】かかる電極式液面計によれば、例えば液面
が最も長い電極棒と次に長い電極棒とに接触している場
合、これら2つの電極棒は液絡により電気的に導通して
所定の電流が流れるので、この電流を検出することによ
って液面の位置を検知することができる。
が最も長い電極棒と次に長い電極棒とに接触している場
合、これら2つの電極棒は液絡により電気的に導通して
所定の電流が流れるので、この電流を検出することによ
って液面の位置を検知することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電極式
液面計においては、電極棒が液面に接触していない状態
であるにも拘らず、その電極棒の間で電気的導通が生じ
やすく、誤検知が起こりやすいという大きな欠点があっ
た。
液面計においては、電極棒が液面に接触していない状態
であるにも拘らず、その電極棒の間で電気的導通が生じ
やすく、誤検知が起こりやすいという大きな欠点があっ
た。
【0007】即ち、図1に示すように、電極ホルダー1
0のフランジ部11の下面に近接して金属製の電極棒1
及び接続金具2が配置されているので、使用中に液やミ
スト等が下方から電極棒1や接続金具2及びフランジ部
10の下面に付着する。この付着物が多くなると、絶縁
物の電極保持具3により各電極棒1の間の電気的導通は
遮断されているにも拘らず、付着物を通して2以上の電
極棒1の間に電気的導通が生じ、誤検知が起こるのであ
る。
0のフランジ部11の下面に近接して金属製の電極棒1
及び接続金具2が配置されているので、使用中に液やミ
スト等が下方から電極棒1や接続金具2及びフランジ部
10の下面に付着する。この付着物が多くなると、絶縁
物の電極保持具3により各電極棒1の間の電気的導通は
遮断されているにも拘らず、付着物を通して2以上の電
極棒1の間に電気的導通が生じ、誤検知が起こるのであ
る。
【0008】また、従来の電極式液面計では、絶縁物か
らなる電極保持具3と電極棒1を接続金具2で接続固定
しているため、水流や振動で接続金具2が弛んだり、付
着した液やミストによって接続金具2が腐食され、最悪
の場合は接続金具2が外れて電極棒1が脱落する危険が
ある。このため、接続金具2や電極棒1をしばしば点検
したり、接続金具2を交換したりする必要であった。
らなる電極保持具3と電極棒1を接続金具2で接続固定
しているため、水流や振動で接続金具2が弛んだり、付
着した液やミストによって接続金具2が腐食され、最悪
の場合は接続金具2が外れて電極棒1が脱落する危険が
ある。このため、接続金具2や電極棒1をしばしば点検
したり、接続金具2を交換したりする必要であった。
【0009】更に、電極保持具3をフランジ部11に固
定している取付ビス4をはじめ、電極ホルダー10の部
品には金属を使用したものがあるため、これらが腐食に
よって外れたり破損したりしやすかった。これらの部品
が外れたり破損したりすると、液やミストが電極ホルダ
ー10の閉鎖された円筒部13内に侵入して、電極配線
5の電極保持具3との接続部分が腐食されるという問題
もあった。
定している取付ビス4をはじめ、電極ホルダー10の部
品には金属を使用したものがあるため、これらが腐食に
よって外れたり破損したりしやすかった。これらの部品
が外れたり破損したりすると、液やミストが電極ホルダ
ー10の閉鎖された円筒部13内に侵入して、電極配線
5の電極保持具3との接続部分が腐食されるという問題
もあった。
【0010】本発明は、このような従来の事情に鑑み、
電極棒が液面に接触していない状態での電極棒間の電気
的導通による誤検知が起こらず、液やミストによる部品
や電極配線等の腐食を防止でき、長期間にわたり安定し
て使用できる電極式液面計を提供することを目的とす
る。
電極棒が液面に接触していない状態での電極棒間の電気
的導通による誤検知が起こらず、液やミストによる部品
や電極配線等の腐食を防止でき、長期間にわたり安定し
て使用できる電極式液面計を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供する電極式液面計は、両端部を残して
表面を絶縁チューブで被覆した長さの異なる複数の電極
棒と、各電極棒の挿通孔を有するフランジ部を備えた樹
脂製の電極ホルダーと、挿通孔に挿通された電極棒をフ
ランジ部の上面側で電極ホルダーに固定する接続固定具
とを備えることを特徴とするものである。
め、本発明が提供する電極式液面計は、両端部を残して
表面を絶縁チューブで被覆した長さの異なる複数の電極
棒と、各電極棒の挿通孔を有するフランジ部を備えた樹
脂製の電極ホルダーと、挿通孔に挿通された電極棒をフ
ランジ部の上面側で電極ホルダーに固定する接続固定具
とを備えることを特徴とするものである。
【0012】この電極式液面計における接続固定具は、
好ましくは、中心孔に電極棒が挿通保持され且つ下端部
がフランジ部の挿通孔に螺合される樹脂製のスリーブ
と、スリーブの上端部に螺合される樹脂製の袋ナット
と、スリーブと袋ナットと電極棒の間に嵌挿される電極
用パッキンとからなる。
好ましくは、中心孔に電極棒が挿通保持され且つ下端部
がフランジ部の挿通孔に螺合される樹脂製のスリーブ
と、スリーブの上端部に螺合される樹脂製の袋ナット
と、スリーブと袋ナットと電極棒の間に嵌挿される電極
用パッキンとからなる。
【0013】また、この電極式液面計の電極ホルダー
は、好ましくは、全ての接続固定具を取り囲むようにフ
ランジ部の上面に一体的に設けた樹脂製の円筒部と、円
筒部の上端部に螺合される樹脂製の蓋部と、円筒部の側
壁に設けた樹脂製の電極配線取出ソケットと、円筒部と
蓋部の間及び電極配線と電極配線取出ソケットの間にそ
れぞれ嵌挿されるパッキンとからなっている。
は、好ましくは、全ての接続固定具を取り囲むようにフ
ランジ部の上面に一体的に設けた樹脂製の円筒部と、円
筒部の上端部に螺合される樹脂製の蓋部と、円筒部の側
壁に設けた樹脂製の電極配線取出ソケットと、円筒部と
蓋部の間及び電極配線と電極配線取出ソケットの間にそ
れぞれ嵌挿されるパッキンとからなっている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の電極式液面計では、両端
部を残して電極棒の表面を絶縁チューブで被覆し、この
電極棒を樹脂製の電極ホルダーのフランジ部に挿通し
て、樹脂製の接続固定具を用いてフランジ部の上面側で
電極ホルダーに固定している。従って、フランジ部の下
面及びその近傍には、電極棒等の金属部分が全く露出し
ていないので、使用中に液やミスト等が絶縁チューブで
被覆された電極棒やフランジ部の下面に付着しても、各
電極棒の間で電気的導通及びそれによる誤検知が起こる
ことがない。
部を残して電極棒の表面を絶縁チューブで被覆し、この
電極棒を樹脂製の電極ホルダーのフランジ部に挿通し
て、樹脂製の接続固定具を用いてフランジ部の上面側で
電極ホルダーに固定している。従って、フランジ部の下
面及びその近傍には、電極棒等の金属部分が全く露出し
ていないので、使用中に液やミスト等が絶縁チューブで
被覆された電極棒やフランジ部の下面に付着しても、各
電極棒の間で電気的導通及びそれによる誤検知が起こる
ことがない。
【0015】また、絶縁チューブで被覆した電極棒を電
極ホルダーに固定する場合、樹脂製のスリーブの中心孔
に電極棒を挿通保持して、スリーブの下端部をフランジ
部の挿通孔に螺合し、このスリーブの上端部に樹脂製の
袋ナットを螺合して電極棒を取り付け、更にスリーブと
袋ナットと電極棒の間に電極用パッキンを嵌挿すること
が好ましい。これにより、フランジ部の下面側を全て樹
脂で構成できるうえ、挿通孔を通って液やミストが閉鎖
された円筒部23内に侵入することを防止できる。
極ホルダーに固定する場合、樹脂製のスリーブの中心孔
に電極棒を挿通保持して、スリーブの下端部をフランジ
部の挿通孔に螺合し、このスリーブの上端部に樹脂製の
袋ナットを螺合して電極棒を取り付け、更にスリーブと
袋ナットと電極棒の間に電極用パッキンを嵌挿すること
が好ましい。これにより、フランジ部の下面側を全て樹
脂で構成できるうえ、挿通孔を通って液やミストが閉鎖
された円筒部23内に侵入することを防止できる。
【0016】更に、電極ホルダーの円筒部に樹脂製の蓋
部を螺合して、円筒部と蓋部の間に蓋用パッキンを嵌挿
し、また円筒部の側壁に設けた樹脂製の電極配線取出ソ
ケットと電極配線との間に配線用パッキンを嵌挿するこ
とによって、これらの隙間を通して液やミストが閉鎖さ
れた円筒部内に侵入するのを防止できる。
部を螺合して、円筒部と蓋部の間に蓋用パッキンを嵌挿
し、また円筒部の側壁に設けた樹脂製の電極配線取出ソ
ケットと電極配線との間に配線用パッキンを嵌挿するこ
とによって、これらの隙間を通して液やミストが閉鎖さ
れた円筒部内に侵入するのを防止できる。
【0017】従って、本発明の電極式液面計では、電極
棒が両端部を除いて絶縁されていると共に主な部品は樹
脂製であるから、液やミストが付着しても誤検知が起こ
ったり腐食されることがなく、しかも電極ホルダーのフ
ランジ部の上側にあって蓋部で覆われた円筒部内に液や
ミストが侵入するのを防止できるので、電極配線の接続
部分を腐食から守ることができ、長期間にわたり安定し
て使用することができる。
棒が両端部を除いて絶縁されていると共に主な部品は樹
脂製であるから、液やミストが付着しても誤検知が起こ
ったり腐食されることがなく、しかも電極ホルダーのフ
ランジ部の上側にあって蓋部で覆われた円筒部内に液や
ミストが侵入するのを防止できるので、電極配線の接続
部分を腐食から守ることができ、長期間にわたり安定し
て使用することができる。
【0018】
【実施例】本発明による電極式液面計の一具体例を、図
2に基づいて具体的に説明する。まず、本発明において
は、金属製の電極棒1には、両端部を除いてテフロン製
の絶縁チューブ6を被着してある。電極棒1の下端部1
aは液との電気的導通が可能な長さだけ絶縁チューブ6
から露出させ、また上端部1bも所定の長さだけ露出さ
せると共に、その露出した部分に雄ネジが切ってある。
2に基づいて具体的に説明する。まず、本発明において
は、金属製の電極棒1には、両端部を除いてテフロン製
の絶縁チューブ6を被着してある。電極棒1の下端部1
aは液との電気的導通が可能な長さだけ絶縁チューブ6
から露出させ、また上端部1bも所定の長さだけ露出さ
せると共に、その露出した部分に雄ネジが切ってある。
【0019】一方、電極ホルダー20は、電極棒1を挿
通するための複数の挿通孔22を設けた塩化ビニル製の
フランジ部21と、フランジ部21の上面に一体的に設
けた塩化ビニル製の円筒部23と、円筒部23の上端部
に螺合される塩化ビニル製の蓋部24と、円筒部23の
側壁に設けた塩化ビニル製の電極配線取出ソケット25
とを備えている。円筒部23と蓋部24の間には、蓋用
パッキン26を嵌挿してシールする。
通するための複数の挿通孔22を設けた塩化ビニル製の
フランジ部21と、フランジ部21の上面に一体的に設
けた塩化ビニル製の円筒部23と、円筒部23の上端部
に螺合される塩化ビニル製の蓋部24と、円筒部23の
側壁に設けた塩化ビニル製の電極配線取出ソケット25
とを備えている。円筒部23と蓋部24の間には、蓋用
パッキン26を嵌挿してシールする。
【0020】尚、電極ホルダー20のフランジ部21と
円筒部23は、切削加工等により作製した一体物でも良
いし、別々に作製して塩ビ溶接や接着剤等により一体化
したものであっても良い。また、フランジ部21の外周
部には、電極式液面計をタンクや液槽等にネジ等で取り
付けるためのネジ穴21aが複数設けてある。
円筒部23は、切削加工等により作製した一体物でも良
いし、別々に作製して塩ビ溶接や接着剤等により一体化
したものであっても良い。また、フランジ部21の外周
部には、電極式液面計をタンクや液槽等にネジ等で取り
付けるためのネジ穴21aが複数設けてある。
【0021】上記のごとく両端部を残して表面を絶縁チ
ューブ6で被覆された複数の長さの異なる電極棒1は、
スリーブ28と袋ナット29とからなる接続固定具27
により、上記電極ホルダー20に取り付けられる。即
ち、スリーブ28の中心孔に電極棒1を挿通保持した
後、このスリーブ28の下端部に設けた雄ネジをフラン
ジ部21の挿通孔22に設けた雌ネジと螺合し、更にス
リーブ28の上端部に設けた雄ネジに袋ナット29の雌
ネジを螺合して電極棒1を固定する。スリーブ28と袋
ナット29と電極棒1の間には、電極用パッキン30を
嵌挿することによりシールする。
ューブ6で被覆された複数の長さの異なる電極棒1は、
スリーブ28と袋ナット29とからなる接続固定具27
により、上記電極ホルダー20に取り付けられる。即
ち、スリーブ28の中心孔に電極棒1を挿通保持した
後、このスリーブ28の下端部に設けた雄ネジをフラン
ジ部21の挿通孔22に設けた雌ネジと螺合し、更にス
リーブ28の上端部に設けた雄ネジに袋ナット29の雌
ネジを螺合して電極棒1を固定する。スリーブ28と袋
ナット29と電極棒1の間には、電極用パッキン30を
嵌挿することによりシールする。
【0022】接続固定具27でフランジ部21に取り付
けられた電極棒1は、その露出した(絶縁チューブ6で
覆われていない)上端部1bが接続固定具27から突き
出している。この突出した電極棒1の上端部1bの雄ネ
ジに二重ナット31を螺合することにより袋ナット29
の抜け止めを行い、更にこの上端部1bに電極配線5の
一端を接続して別のナット32で固定する。
けられた電極棒1は、その露出した(絶縁チューブ6で
覆われていない)上端部1bが接続固定具27から突き
出している。この突出した電極棒1の上端部1bの雄ネ
ジに二重ナット31を螺合することにより袋ナット29
の抜け止めを行い、更にこの上端部1bに電極配線5の
一端を接続して別のナット32で固定する。
【0023】電極配線5の他端側は、円筒部23の側壁
に設けた電極配線取出ソケット25を通して電極ホルダ
ー20の外部に導出される。この具体例における電極配
線取出ソケット25は、円筒部23の側壁に塩ビ溶接や
接着剤等により一体的に取り付けた塩化ビニル製の筒体
33と、筒体33の外側端に螺合して取り付けられ且つ
中央に電極配線5の取出口を有する塩化ビニル製のキャ
ップ34とからなり、電極配線5と電極配線取出ソケッ
ト25の間には配線用パッキン35を嵌挿してシールす
る。尚、電極配線取出ソケットは、十分なシールがなさ
れていれば、従来から使用されている通常のソケットで
あっても良い。
に設けた電極配線取出ソケット25を通して電極ホルダ
ー20の外部に導出される。この具体例における電極配
線取出ソケット25は、円筒部23の側壁に塩ビ溶接や
接着剤等により一体的に取り付けた塩化ビニル製の筒体
33と、筒体33の外側端に螺合して取り付けられ且つ
中央に電極配線5の取出口を有する塩化ビニル製のキャ
ップ34とからなり、電極配線5と電極配線取出ソケッ
ト25の間には配線用パッキン35を嵌挿してシールす
る。尚、電極配線取出ソケットは、十分なシールがなさ
れていれば、従来から使用されている通常のソケットで
あっても良い。
【0024】かかる構造を有する本発明の電極式液面計
は、液面に対向するフランジ部21の下面及びその近傍
に電極棒1の露出部分や接続金具が存在せず、且つフラ
ンジ部21の上側の蓋部24で閉鎖された円筒部23内
は液やミストが侵入しないようにシールされているた
め、実際に腐食性の液を貯蔵したタンク等に取り付けて
長期間使用しても、全く誤検知を起こすことがなく、し
かも電極配線5や部品の腐食等もなく、安定して使用す
ることができた。
は、液面に対向するフランジ部21の下面及びその近傍
に電極棒1の露出部分や接続金具が存在せず、且つフラ
ンジ部21の上側の蓋部24で閉鎖された円筒部23内
は液やミストが侵入しないようにシールされているた
め、実際に腐食性の液を貯蔵したタンク等に取り付けて
長期間使用しても、全く誤検知を起こすことがなく、し
かも電極配線5や部品の腐食等もなく、安定して使用す
ることができた。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、電極棒が液面に接触し
ていない状態での電極棒間の電気的導通による誤検知が
起こらず、液やミストによる部品や電極配線等の腐食を
防止でき、長期間の安定使用が可能な電極式液面計を提
供することができる。
ていない状態での電極棒間の電気的導通による誤検知が
起こらず、液やミストによる部品や電極配線等の腐食を
防止でき、長期間の安定使用が可能な電極式液面計を提
供することができる。
【図1】従来の電極式液面計を示す概略の一部切欠側面
図である。
図である。
【図2】本発明の電極式液面計の一具体例を示す概略の
一部切欠側面図である。
一部切欠側面図である。
1 電極棒 2 接続金具 3 電極保持具 5 電極配線 6 絶縁チューブ 10 電極ホルダー 11 フランジ部 12 挿通孔 13 円筒部 14 蓋部 15 電極配線取出ソケット 20 電極ホルダー 21 フランジ部 22 挿通孔 23 円筒部 24 蓋部 25 電極配線取出ソケット 26 蓋用パッキン 27 接続固定具 28 ソケット 29 袋ナット 30 電極用パッキン 35 配線用パッキン
フロントページの続き (72)発明者 大西 光治 愛媛県新居浜市西原町3−5−3 住友金 属鉱山株式会社別子事業所内 (72)発明者 仲村 仁 愛媛県新居浜市西原町3−5−3 住友金 属鉱山株式会社別子事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 両端部を残して表面を絶縁チューブで被
覆した長さの異なる複数の電極棒と、各電極棒の挿通孔
を有するフランジ部を備えた樹脂製の電極ホルダーと、
挿通孔に挿通された電極棒をフランジ部の上面側で電極
ホルダーに固定する接続固定具とを備えることを特徴と
する電極式液面計。 - 【請求項2】 上記接続固定具は、中心孔に電極棒が挿
通保持され且つ下端部がフランジ部の挿通孔に螺合され
る樹脂製のスリーブと、スリーブの上端部に螺合される
樹脂製の袋ナットと、スリーブと袋ナットと電極棒の間
に嵌挿される電極用パッキンとからなることを特徴とす
る、請求項1に記載の電極式液面計。 - 【請求項3】 上記電極ホルダーは、全ての接続固定具
を取り囲むようにフランジ部の上面に一体的に設けた樹
脂製の円筒部と、円筒部の上端部に螺合される樹脂製の
蓋部と、円筒部の側壁に設けた樹脂製の電極配線取出ソ
ケットと、円筒部と蓋部の間及び電極配線と電極配線取
出ソケットの間にそれぞれ嵌挿されるパッキンとからな
ることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電極式液
面計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17788397A JPH1123346A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 電極式液面計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17788397A JPH1123346A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | 電極式液面計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1123346A true JPH1123346A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16038732
Family Applications (1)
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- 1997-07-03 JP JP17788397A patent/JPH1123346A/ja active Pending
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