JPH11232997A - 電子放出装置及びその製造方法 - Google Patents

電子放出装置及びその製造方法

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JPH11232997A
JPH11232997A JP3485798A JP3485798A JPH11232997A JP H11232997 A JPH11232997 A JP H11232997A JP 3485798 A JP3485798 A JP 3485798A JP 3485798 A JP3485798 A JP 3485798A JP H11232997 A JPH11232997 A JP H11232997A
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electrode
gate electrode
opening
electron
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Jiro Yamada
二郎 山田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J3/00Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J3/02Electron guns
    • H01J3/021Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
    • H01J3/022Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source with microengineered cathode, e.g. Spindt-type

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放出された電子を所定の方向に偏向させるこ
とができるとともに、小さな駆動電圧でも良好に電子を
放出することのできる電子放出装置及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 本発明に係る電子放出装置は、基板上
に、補助電極と、第1の絶縁層と、第1のゲート電極
と、第2の絶縁層と、エミッタ電極と、第3の絶縁層
と、第2のゲート電極とがこの順で積層されてなる。そ
して、この電子放出装置は、上記第1の絶縁層、上記第
1のゲート電極、上記第2の絶縁層、上記エミッタ電
極、上記第3の絶縁層及び上記第2のゲート電極を貫通
するとともに底面に上記補助電極が露出する開口孔が穿
設され、上記第1のゲート電極が上記エミッタ電極より
上記開口孔の内方に突出するように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界電子放出を行
う電子放出部を有する電子放出装置及びその製造方法に
関し、特に、4層の電極が絶縁層を介して積層されてな
る電子放出装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスプレイ装置に関する研究開
発は、ディスプレイを薄型化する方向に推し進められて
いる。このような状況において、特に注目を浴びている
ディスプレイ装置としては、いわゆる電子放出装置が配
設された電界放出型ディスプレイ装置(以下、FED
(Field Emission Display)と略称する。)を挙げるこ
とができる。
【0003】このFEDは、一画素に対応した部分に、
電界放出装置とこの電界放出装置と対向するように配設
されたアノード電極及び蛍光体とを有し、この一画素が
マトリクス状に形成されることによりディスプレイを構
成している。このFEDでは、電子放出装置から放出さ
れた電子が電子放出装置とアノード電極との間の電界に
より加速されて蛍光体に衝突する。これにより、FED
では、蛍光体が励起されて発光し、画像を表示する。
【0004】この電子放出装置には、一般に、スピント
型のものと平面型のものとがある。このスピント型の電
子放出装置は、略円錐型のエミッタ電極を有し、このエ
ミッタ電極に所定の電界をかけることにより電子を放出
させている。また、このスピント型の電子放出装置を製
造する際には、直径1μm程度の孔を穿設し、この孔の
内部に略円錐型のエミッタ電極を蒸着法等により形成し
ている。
【0005】しかしながら、このようなスピント型の電
子放出装置は、上述した略円錐型のエミッタ電極を所望
の形状で形成することが困難であり、安定した電子放出
特性を示さないといった問題点がある。特に、大画面の
FEDを製造する場合には、大きな基板上にエミッタ電
極を均一に形成する必要がある。言い換えると、エミッ
タ電極を均一に形成できない場合には、画面の位置によ
り電界電子放出特性が均一でなくなり、画像を良好に表
示することができない。
【0006】これに対して、平面型の電子放出装置は、
略平板状に形成されたエミッタ電極が絶縁層を介して一
対のゲート電極により挟み込まれるような構成とされ
る。そして、一対のゲート電極とエミッタ電極との間に
発生する電界により、エミッタ電極から電子が放出され
る。
【0007】この平面型の電子放出装置では、電子を放
出するエミッタ電極を略平板状に形成することができ
る。このため、上述したスピント型の電子放出装置と比
較して容易に製造することができる。
【0008】このように構成された平面型の電子放出装
置では、エミッタ電極から発生した電子が、スピント型
の電子放出装置と同様に、加速されて蛍光体と衝突す
る。これにより、平面型の電子放出装置を用いたFED
では、蛍光体が励起して発光し、画像を表示することが
できる。
【0009】ところで、上述したような平面型の電子放
出装置としては、米国特許番号5,308,439、米
国特許番号5,604,399、米国特許番号5,19
2,240、特開平2−133397号公報若しくは特
開平7−254354号公報等に記載されるものが具体
的に挙げられる。これらの電子放出装置では、エミッタ
電極から放出される電子を所望の方向に偏向させること
が困難であり、実用的にFEDに用いることが困難であ
った。
【0010】一方、このような問題を解決するために、
平面型の電子放出装置としては、米国特許番号5,12
4,347に記載されるような4層型の電子放出装置が
提案されている。この4層型の電子放出装置は、絶縁層
を介してエミッタ電極を挟み込む一対のゲート電極に積
層方向に貫通する開口部を形成し、この開口部の底面に
補助電極を配してなるような構成とされる。
【0011】このように構成された4層型の電子放出装
置は、補助電極から発生する電界により、エミッタ電極
から放出された電子をアノード電極方向へ偏向させる。
これにより、4層型の電子放出装置は、エミッタ電極か
ら放出された電子を効率よくアノード電極上の蛍光体に
衝突させ、比較的良好な画像を表示する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな4層型の電子放出装置では、補助電極から発生する
電界により電子が偏向されるとともに、エミッタ電極が
補助電極から発生する電界を受けてしまうことがある。
すなわち、この電子放出装置では、補助電極から発生す
る電界がエミッタ電極の先端部付近に影響することとな
る。
【0013】また、エミッタ電極には、一対のゲート電
極から電子を放出させるための電界がかけられる。しか
しながら、従来の4層型の電子放出装置では、上述した
ように、補助電極から発生する電界がエミッタ電極にか
かるため、一対のゲート電極からエミッタ電極にかけれ
る電界が相対的に小さくなってしまう。
【0014】このため、4層型の電子放出装置では、エ
ミッタ電極から放出される電子量が減少してしまうとい
った不都合が生じていた。そして、このような電子放出
量の減少を補うためには、一対のゲート電極に印加され
る駆動電圧を大きくする必要がある。この場合、電子放
出装置では、駆動回路の耐圧を向上させなければなら
ず、コストが大幅に増加してしまうといった問題点があ
った。
【0015】そこで、本発明は、上述した従来の電子放
出装置及びその製造方法の問題点を解決し、放出された
電子を所定の方向に偏向させることができるとともに、
小さな駆動電圧でも良好に電子を放出することのできる
電子放出装置及びその製造方法を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決し
た本発明に係る電子放出装置は、基板上に積層された補
助電極と、この補助電極上に第1の絶縁層を介して積層
された第1のゲート電極と、この第1のゲート電極上に
第2の絶縁層を介して積層されて電界が印加されること
により電子を放出するエミッタ電極と、このエミッタ電
極上に第3の絶縁層を介して積層された第2のゲート電
極とを備える。そして、この電子放出装置は、上記第1
の絶縁層、上記第1のゲート電極、上記第2の絶縁層、
上記エミッタ電極、上記第3の絶縁層及び上記第2のゲ
ート電極を貫通するとともに底面に上記補助電極が露出
する開口孔が穿設され、上記第1のゲート電極が上記エ
ミッタ電極より上記開口孔の内方に突出するように形成
されたことを特徴とするものである。
【0017】以上のように構成された本発明に係る電子
放出装置は、第1のゲート電極及び第2のゲート電極に
所定の電圧を印加することにより、エミッタ電極に対し
て所定の電界がかかる。これにより、エミッタ電極から
電子が放出される。
【0018】また、この電子放出装置では、補助電極に
対して所定の電圧が印加されることにより、この補助電
極から所定の電界が発生する。そして、この電子放出装
置では、補助電極から発生する電界により、エミッタ電
極から放出された電子を偏向させることができる。
【0019】さらに、この電子放出装置では、第1のゲ
ート電極がエミッタ電極よりも開口孔の内方に突出する
ように形成されている。このため、この電子放出装置に
おいては、補助電極から発生した電界が第1のゲート電
極により遮蔽され、エミッタ電極に与える影響が低減さ
れている。これにより、この電子放出装置では、第1の
ゲート電極及び第2のゲート電極から発生する電界がエ
ミッタ電極に効率よくかかることとなる。
【0020】一方、上述した従来の問題点を解決した本
発明に係る電子放出装置の製造方法は、基板上に補助電
極、第1の絶縁層、第1のゲート電極、第2の絶縁層、
エミッタ電極、第3の絶縁層、第2のゲート電極をこの
順で積層して積層体を形成する工程と、上記積層体を異
方性エッチングすることにより、上記第1のゲート電極
を露出させる第1の開口部を穿設する工程と、上記積層
体の表面及び上記第1の開口部の内壁を覆うとともに、
露出した上記第1のゲート電極の外周側の所定の領域を
覆うように形成された犠牲層を形成する工程と、外方へ
露出する上記第1のゲート電極及び第1の絶縁層をエッ
チングすることにより、第2の開口部を穿設する工程と
を備え、上記第1の開口部と比べて開口寸法が小となる
ように上記第2の開口部を形成することを特徴とするも
のである。
【0021】以上のように構成された本発明に係る電子
放出装置の製造方法は、第1の開口部を形成した後に犠
牲層を形成している。この犠牲層は、第1の開口部の内
壁を覆うように形成されることにより、第1の開口部の
底面に露出していた第1のゲート電極の外周側を被覆す
ることとなる。そして、この状態で、露出した第1のゲ
ート電極をエッチングすることにより、第1の開口部よ
りも開口寸法の小さな第2の開口部を形成することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子放出装置
及びその製造方法の具体的な実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。
【0023】本実施の形態に示す電子放出装置は、図1
に模式的に示すように、いわゆるFED(Field Emissi
on Display)に適用される。このFEDは、電界電子放
出を行う電子放出装置1が形成されたバックプレート2
と、このバックプレート2と対向して配設され、アノー
ド電極3がストライプ状に形成されたフェイスプレート
4とを備える。また、このFEDでは、バックプレート
2とフェイスプレート4との間が高度な真空状態とされ
る。
【0024】このFEDにおいて、フェイスプレート4
には、所定のアノード電極3上に赤色を発光する赤色蛍
光体5Rが形成され、隣合うアノード電極3上に緑色を
発光する緑色蛍光体5Gが形成され、さらに隣合うアノ
ード電極3上に青色を発光する青色蛍光体5Bが形成さ
れる。すなわち、このフェイスプレート4は、複数の赤
色蛍光体5Rと複数の緑色蛍光体5Gと複数の青色蛍光
体5B(以下、総称する場合には単に「蛍光体5」と称
する。)とが交互にストライプ状に形成されている。
【0025】また、このFEDにおいて、電子放出装置
1は、図1及び図2に示すように、絶縁性基板6上に形
成されてマトリックス状に配設される。これら電子放出
装置1は、詳細を後述するように、所定の層構造を有し
てなるとともに、積層方向に穿設された開口孔7を有
し、この開口孔7から電子を放出する。そして、このF
EDでは、赤色蛍光体5R、緑色蛍光体5G及び青色蛍
光体5Bに対向する位置に電子放出装置1の開口孔7が
それぞれ配設される。
【0026】そして、このFEDでは、これら電子放出
装置1と対向した赤色蛍光体5R、緑色蛍光体5G及び
青色蛍光体5Bの所定の領域で一画素が構成されてい
る。なお、このFEDにおいて、一画素を構成する蛍光
体5には、複数個の電子放出装置1が対向配置されても
よい。
【0027】さらに、このFEDは、バックプレート2
とフェイスプレート4との間に配設された複数のピラー
9を有する。このピラー9は、高度に真空状態とされた
バックプレート2とフェイスプレート4との間を所定の
間隔に維持する。
【0028】この電子放出装置1は、図2に示すよう
に、ガラス等の絶縁性基板6と、この絶縁性基板6上に
形成された補助電極11と、この補助電極11上に第1
の絶縁層12を介して積層された第1のゲート電極13
と、この第1のゲート電極13上に第2の絶縁層14を
介して積層されたエミッタ電極15と、このエミッタ電
極15上に第3の絶縁層16を介して積層された第2の
ゲート電極17とを有する。
【0029】また、この電子放出装置1において、開口
孔7は、第1の絶縁層12、第1のゲート電極13、第
2の絶縁層14、エミッタ電極15、第3の絶縁層16
及び第2のゲート電極17を貫通するとともに底面に補
助電極11が露出するように穿設されることにより形成
される。さらに、この電子放出装置1では、第1のゲー
ト電極13がエミッタ電極15の開口縁より内方へ突出
するように形成されている。この電子放出装置1におい
て、開口孔7は、略矩形状に形成されている。しかしな
がら、開口孔7の形状は、これに限定されず、鋭角とな
る部分を含まなければ、円、楕円、多角形等のいずれの
形状であってもよい。
【0030】さらに、この電子放出装置1では、図2に
示すように、エミッタ電極15にアース電位を印加し、
第1のゲート電極13及び第2のゲート電極17にはパ
ルス発振器18を介して0〜100V程度の信号電位を
印加し、補助電極11には−50〜50Vの一定電位を
印加している。
【0031】この電子放出装置1において、補助電極1
1、第1のゲート電極13、エミッタ電極15及び第2
のゲート電極17は、導電性材料、例えば、Ti,C
r,Mo,W等で形成されており、約0.1μm程度の
膜厚で形成される。また、第1の絶縁層12、第2の絶
縁層14及び第3の絶縁層16は、絶縁性材料、例え
ば、SiO2等で形成される。
【0032】そして、この電子放出装置1では、第1の
絶縁層12、第2の絶縁層14及び第3の絶縁層16
が、第1のゲート電極13、エミッタ電極15及び第2
のゲート電極17よりも開口孔7の外方に位置するよう
に形成されている。すなわち、この電子放出装置1にお
いて、第1のゲート電極13、エミッタ電極15及び第
2のゲート電極17は、第1の絶縁層12、第2の絶縁
層14及び第3の絶縁層16から突出するように形成さ
れている。
【0033】また、この電子放出装置1では、図2に示
すように、第2の絶縁層14の膜厚をL1として、エミ
ッタ電極15に対する第1のゲート電極13の突出量を
L2としたときに、下記式のような関係を満たすことが
好ましい。
【0034】 0.5≦L2/L1≦2.0・・・(式) 以上のように構成された電子放出装置1は、開口孔7が
マトリックス状に複数配設され、これら開口孔7が順次
駆動されることにより順次電子を放出する。これによ
り、電子放出装置1は、蛍光体5を順次発光させてフェ
イスプレート4上に画像を表示させる。
【0035】このとき、電子放出装置1では、画像信号
に応じたパルス信号に従って第1のゲート電極11及び
第2のゲート電極17に所定の電圧を印加する。これに
より、マトリックス状に配設された複数個の開口孔7の
うち、所定の開口孔7が駆動されることとなる。
【0036】また、第1のゲート電極11及び第2のゲ
ート電極17に所定の電圧を印加することにより、第1
のゲート電極11及び第2のゲート電極17とエミッタ
電極15との間に電界を発生させる。そして、この電界
がエミッタ電極15にかかることにより、エミッタ電極
15の先端部からは、いわゆる電界電子放出により、電
子が放出されることとなる。
【0037】このとき、この電子放出装置1では、補助
電極11に対して所定の負電圧を印加しているため、補
助電極11から所定の電界が発生する。この電界は、補
助電極11の面内と略々垂直方向、すなわち、アノード
電極5方向に発生する。
【0038】このため、この電子放出装置1では、上述
したように、エミッタ電極15から放出された電子がア
ノード電極3方向、すなわち、絶縁性基板6に対して略
々垂直な方向に偏向される。特に、この電子放出装置1
では、エミッタ電極15から絶縁性基板6と平行に近い
角度で放出された電子でさえも絶縁性基板6に対して略
々垂直な方向に偏向させる。
【0039】したがって、この電子放出装置1は、エミ
ッタ電極15から放出された電子を効率よくアノード電
極3上に形成された蛍光体5に衝突させることができ
る。このように、この電子放出装置1は、蛍光体5を効
率よく発光させることができるため、FEDの輝度を大
幅に向上させることができる。
【0040】また、この電子放出装置1では、第1のゲ
ート電極11がエミッタ電極15のよりも突出するよう
に形成されているため、補助電極11から発生する電界
の一部が第1のゲート電極11により遮蔽される。この
ため、一対のゲート電極11,17から発生する電界を
エミッタ電極15に効率よくかけることができる。言い
換えると、この電子放出装置1では、エミッタ電極15
にかけられる電界が補助電極11から発生する電界によ
り弱められるようなことがない。このため、この電子放
出装置1では、所望の電子放出量を得るために補助電極
11から発生する電界による影響を考慮する必要がな
く、比較的に小さな駆動電圧を第1のゲート電極13及
び第2のゲート電極17にかけることにより所望の電子
放出量を達成することができる。
【0041】そして、この電子放出装置1では、上述し
たように、アノード電極3との間に所定の電界が形成さ
れているため、この電界により電子がアノード電極3方
向に加速される。このとき、この電子放出装置1では、
開口孔7の略中心付近に集中するように偏向された電子
が加速され、アノード電極3上に形成された蛍光体5に
衝突することとなる。したがって、この電子放出装置1
では、放出した電子を、蛍光体5上の狭い範囲に集中す
るように衝突させることができる。言い換えると、この
電子放出装置1では、所定の方向にフォーカスして電子
を衝突させることができるため、蛍光体5の幅を小とす
ることができる。このため、この電子放出装置1は、精
細な蛍光体5を有するFEDに好適に用いられる。
【0042】具体的に、この電子放出装置1は、図3に
示すように、少なくとも、略矩形に形成された開口孔7
の長手方向の第1のゲート電極13がエミッタ電極15
より突出するように形成されることが好ましい。
【0043】これにより、この電子放出装置1では、開
口孔7の長手方向に直交する方向にフォーカスすること
ができる。このため、この電子放出装置1では、対向す
る蛍光体5と隣合う蛍光体5に電子を衝突させるような
ことがなく、対向する蛍光体5のみに確実に電子を衝突
することができる。したがって、この電子放出装置1を
用いたFEDは、色ズレを防止することができ、正確な
色彩を表示することができる。
【0044】さらに、この電子放出装置1において、上
述した第2の絶縁層14の膜厚L1及び第1のゲート電
極13の突出量L2の比率と放出されるでエミッタ電極
15にかかる電界強度との関係を図4に示す。なお、こ
の図4において、縦軸は、エミッタ電極15にかかる電
界強度を示し、横軸は、L1とL2との比率、つまり、
L2/L1を示している。
【0045】この図4から分かるように、L2/L1の
値を正とすることにより、エミッタ電極15にかかる電
界強度は向上することとなる。このため、電子放出装置
1において、第1のゲート電極13を突出させることに
より、エミッタ電極15から放出される電子量を増大さ
せることができる。このとき、L2/L1の値を上記式
に示す範囲とすることにより、エミッタ電極15から放
出される電子量をより増大させることができる。ここ
で、L2/L1の値が0.5よりも小さい場合には、エ
ミッタ電極15にかかる電界強度を1.25倍以上とす
ることができない。また、L2/L1の値を2.0より
も大きくしたとしても、エミッタ電極15にかかる電界
強度は、L2/L1の値が2.0の場合と大きく変わら
ない。
【0046】ところで、本発明に係る電子放出装置の製
造方法は、上述したような電子放出装置1を製造する際
に適用される。
【0047】この手法では、先ず、図5に示すように、
ガラス等の絶縁性基板20上に、第1の導電層21、第
1の絶縁層22、第2の導電層23、第2の絶縁層2
4、第3の導電層25、第3の絶縁層26及び第4の導
電層27をこの順に成膜して積層体28を形成し、この
積層体28上に所定の形状にフォトレジスト29を形成
する。
【0048】具体的に、第1の絶縁層22、第2の絶縁
層24及び第3の絶縁層26は、SiO2等の絶縁材料
を、スパッタ蒸着またはSiH4及びN2Oをガス種とし
たプラズマCVDを用いて成膜することにより形成され
る。また、このとき、第1の絶縁層22の膜厚は約0.
5μmとされ、第2の絶縁層24及び第3の絶縁層26
の膜厚がそれぞれ0.2μmとされる。さらに、第1の
導電層21、第2の導電層23、第3の導電層25及び
第4の導電層27は、Ti,Cr,Mo,W等の導電材
料をスパッタ蒸着またはEB(電子ビーム)蒸着を用い
て成膜することにより形成される。また、これら第1の
導電層21、第2の導電層23、第3の導電層25及び
第4の導電層27の膜厚は、約0.1μmとされる。
【0049】また、フォトレジスト29は、開口孔7に
対応した部分にマトリックス状に形成された開口部30
を有するような形状とされる。このフォトレジスト29
は、レジスト材料が第4の導電層27上に塗布され、フ
ォトリソグラフィ及びエッチング等の手法により、上述
したような形状にパターニングされる。
【0050】次に、図6に示すように、フォトレジスト
が形成された面に対して第2の導電層23を露出させる
まで異方性エッチングを行う。これにより、フォトレジ
スト29の開口部30から露出した部分が略々垂直にエ
ッチングされ、第1の開口部31が形成される。また、
この異方性エッチングとしては、例えば、第4の導電層
27及び第3の導電層25に対してはSF6等を用いた
反応性イオンエッチングを挙げることができ、第3の絶
縁層26及び第2の絶縁層24に対してはCHF3等の
ガスを用いた反応性イオンエッチングを挙げることがで
きる。
【0051】次に、図7に示すように、フォトレジスト
29を除去した後、第2の導電層23が露出する面に犠
牲層32を形成する。この犠牲層32は、例えば、プラ
ズマCVDによりアモルファスシリコンやSiO2を成
膜することにより形成される。このとき、犠牲層32
は、第4の導電層27上に形成されるとともに、上述し
た工程で形成された第1の開口部31の側壁及びこの第
1の開口部31の底面に露出する第2の導電層23上に
形成される。なお、第2の導電層23上に形成された犠
牲層32は、第4の導電層27上に形成された犠牲層3
2よりも薄膜に形成されることとなる。
【0052】次に、図8に示すように、第2の導電層2
3上に形成された犠牲層32の一部を除去するためのエ
ッチングを行う。このとき、エッチングとしては、犠牲
層32がアモルファスシリコンからなる場合には、SF
6等のガスを用いた反応性イオンエッチング等の異方性
エッチングが挙げられる。このように、この工程では、
異方性エッチングを行うことで、第4の導電層27及び
第1の第1の開口部31の側壁に形成された犠牲層32
を残存させた状態で、第2の導電層23上に形成された
犠牲層32の一部を除去することができる。これによ
り、第1の開口部31の底面の略中心部には第2の導電
層23が露出するとともに、第1の開口部31の底面の
側壁側には犠牲層31が覆われたままとなる。
【0053】次に、図9に示すように、犠牲層32をマ
スクとして、露出した第2の導電層23を除去するため
の異方性エッチングが行われる。この異方性エッチング
では、上述した反応性イオンエッチングが行われ、第1
の開口部31の底面に露出した第2の導電層23をエッ
チングして、第2の開口部33が形成される。これによ
り、第1の開口部31底面を構成する第2の導電層23
のうち、第1の開口部23の側壁に形成された犠牲層3
2により覆われた部分は残存し、外方に露出した部分は
除去されることとなる。
【0054】次に、図10に示すように、KOH水溶液
等を用いたウェットエッチング等により犠牲層32を除
去する。これにより、第2の絶縁層24、第3の導電層
25、第3の絶縁層26及び第4の導電層27を穿設し
てなる第1の開口部31が露出されるとともに、第2の
導電層23を穿設してなる第2の開口部33が露出され
る。そして、この手法によれば、第1の開口部31と比
較して開口寸法が小となるように第2の開口部33を穿
設することができる。
【0055】次に、図11に示すように、第1の導電層
21が露出するまで等方性エッチングを行う。この等方
性エッチングとしては、例えば、バッファード弗酸を用
いたウェットエッチングを挙げることができる。この等
方性エッチングでは、第1の絶縁層22が等方的にエッ
チングされるとともに、第2の絶縁層24及び第3の絶
縁層24も等方的にエッチングされることとなる。ま
た、このとき、第1の絶縁層22は、その開口縁が第2
の導電層23の開口縁よりも後退した位置になるように
エッチングされ、第2の絶縁層24及び第3の絶縁層2
6は、それぞれの開口縁が第3の導電層25及び第4の
導電層27の開口縁よりも後退した位置にエッチングさ
れる。
【0056】このように、本手法では、第1の導電層2
1が補助電極11となり、第2の導電層23及び第4の
導電層27がそれぞれ第1のゲート電極13及び第2の
ゲート電極17となり、第3の導電層25がエミッタ電
極15となる。そして、この手法によれば、第2のゲー
ト電極17をエミッタ電極15よりも開口孔7の内方に
突出するように形成することができる。
【0057】また、この手法では、第1の開口部31底
面を構成する第2の導電層23のうちで、第1の開口部
31の側壁に形成された犠牲層32によって覆われる部
分が第1のゲート電極13の突出量となる。このため、
この手法において、第1の開口部31の側壁に形成され
る犠牲層32の膜厚を調節することによって、第1のゲ
ート電極13のエミッタ電極15に対する突出量を制御
することができる。したがって、この手法によれば、第
1のゲート電極13の突出量を容易に制御することがで
きる。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る電子放出装置は、第1のゲート電極がエミッタ電極
よりも開口孔の内方に突出するように構成されている。
このため、補助電極から発生する電界は、第1のゲート
電極により遮蔽されてエミッタ電極にかかるようなこと
が防止される。これにより、この電子放出装置では、第
1のゲート電極及び第2のゲート電極から発生する電界
が、エミッタ電極に効率よくかかることとなる。したが
って、この電子放出装置は、補助電極から発生する電界
により電子を所望の方向に偏向させることができるとと
もに、第1のゲート電極及び第2のゲート電極に大きな
電圧を印加することなく、エミッタ電極に大きな電界を
かけることができ、電子放出特性を向上させることがで
きる。
【0059】また、本発明に係る電子放出装置の製造方
法によれば、犠牲層を形成することにより、第1の開口
部と比較して第2の開口部の開口寸法を小とすることが
できる。このため、本手法では、補助電極から発生する
電界により電子を所望の方向に偏向させることができる
とともに、第1のゲート電極及び第2のゲート電極に大
きな電圧を印加することなく、エミッタ電極に大きな電
界をかけることができ、電子放出特性を向上させること
ができる電子放出装置を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子放出装置を用いたFEDの構
成を概略的に示す概略斜視図である。
【図2】電子放出装置の構成及び駆動回路を説明するた
めの概略断面図である。
【図3】電子放出装置の開口孔の要部平面図である。
【図4】L2/L1の値とエミッタ電極の先端部にかか
る電界強度との関係を示す特性図である。
【図5】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す図
であり、絶縁性基板上に積層体及びフォトレジストを形
成した状態を示す要部断面図である。
【図6】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す図
であり、第1の開口部を穿設した状態を示す要部断面図
である。
【図7】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す図
であり、犠牲層を形成した状態を示す要部断面図であ
る。
【図8】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す図
であり、犠牲層の一部を除去した状態を示す要部断面図
である。
【図9】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す図
であり、第2の開口部を穿設した状態を示す要部断面図
である。
【図10】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す
図であり、犠牲層を除去した状態を示す要部断面図であ
る。
【図11】本発明に係る電子放出装置の製造方法を示す
図であり、等方性エッチングを行った状態を示す要部断
面図である。
【符号の説明】
1 電子放出装置、2 バックプレート、3 アノード
電極、4 フェイスプレート、5 蛍光体、6 絶縁性
基板、9 ピラー、11 補助電極、12 第1の絶縁
層、13 第1のゲート電極、14 第2の絶縁層、1
5 エミッタ電極、16 第3の絶縁層、17 第2の
ゲート電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】さらに、この電子放出装置1において、上
述した第2の絶縁層14の膜厚L1及び第1のゲート電
極13の突出量L2の比率とエミッタ電極15にかかる
電界強度との関係を図4に示す。なお、この図4におい
て、縦軸は、エミッタ電極15にかかる電界強度を示
し、横軸は、L1とL2との比率、つまり、L2/L1
を示している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に積層された補助電極と、 この補助電極上に第1の絶縁層を介して積層された第1
    のゲート電極と、 この第1のゲート電極上に第2の絶縁層を介して積層さ
    れ、電界が印加されることにより電子を放出するエミッ
    タ電極と、 このエミッタ電極上に第3の絶縁層を介して積層された
    第2のゲート電極とを備え、 上記第1の絶縁層、上記第1のゲート電極、上記第2の
    絶縁層、上記エミッタ電極、上記第3の絶縁層及び上記
    第2のゲート電極を貫通するとともに底面に上記補助電
    極が露出する開口孔が穿設され、 上記第1のゲート電極は、上記エミッタ電極より上記開
    口孔の内方に突出するように形成されたことを特徴とす
    る電子放出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の絶縁層の開口縁は、上記第1
    のゲート電極の開口縁よりも後退しており、 上記第2の絶縁層の開口縁及び上記第3の絶縁層の開口
    縁は、上記エミッタ電極の開口縁及び上記第2のゲート
    電極の開口縁よりも後退していることを特徴とする請求
    項1記載の電子放出装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の絶縁層の膜厚をL1とし、上
    記エミッタ電極に対する上記第1のゲート電極の突出量
    をL2としたときに、L1及びL2は、 0.5≦L2/L1≦2.0 なる関係を有することを特徴とする請求項1記載の電子
    放出装置。
  4. 【請求項4】 基板上に補助電極、第1の絶縁層、第1
    のゲート電極、第2の絶縁層、エミッタ電極、第3の絶
    縁層、第2のゲート電極をこの順で積層して積層体を形
    成する工程と、 上記積層体を異方性エッチングすることにより、上記第
    1のゲート電極を露出させる第1の開口部を穿設する工
    程と、 上記積層体の表面及び上記第1の開口部の内壁を覆うと
    ともに、露出した上記第1のゲート電極の外周側の所定
    の領域を覆うように形成された犠牲層を形成する工程
    と、 外方へ露出する上記第1のゲート電極及び第1の絶縁層
    をエッチングすることにより、第2の開口部を穿設する
    工程とを備え、 上記第1の開口部と比べて開口寸法が小となるように上
    記第2の開口部を形成することを特徴とする電子放出装
    置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第2の開口部を穿設した後、上記第
    1の絶縁層、上記第2の絶縁層及び上記第3の絶縁層を
    等方性エッチングすることにより、上記第1のゲート電
    極よりも上記第1の絶縁層を外方へ後退させるととも
    に、上記エミッタ電極及び上記第2のゲート電極よりも
    上記第2の絶縁層及び上記第3の絶縁層を外方へ後退さ
    せることを特徴とする請求項4記載の電子放出装置の製
    造方法。
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