JPH11232470A - Dram,ロジック混載lsiを使ったキャッシュメモリ及びそれを用いたグラフィックスシステム - Google Patents
Dram,ロジック混載lsiを使ったキャッシュメモリ及びそれを用いたグラフィックスシステムInfo
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- JPH11232470A JPH11232470A JP10029493A JP2949398A JPH11232470A JP H11232470 A JPH11232470 A JP H11232470A JP 10029493 A JP10029493 A JP 10029493A JP 2949398 A JP2949398 A JP 2949398A JP H11232470 A JPH11232470 A JP H11232470A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】テクスチャマッピングにおいて高速で処理を行
うグラフィックスシステムを提供すること。 【解決手段】ジオメトリプロセッサ3000から送られ
てくるコマンドに基づいて各描画プロセッサ4000−
1〜4000−4は、それぞれ接続するテクスチャキャ
ッシュ5000−1〜5000−4に格納されているテ
クスチャに基づいてテクスチャマッピングを行う。テク
スチャメモリ7000は、テクスチャを記憶しており、
テクスチャメモリマネージャ6000は、いずれかのテ
クスチャキャッシュ5000−1〜5000−4から転
送要求を受けると、対応するテクスチャを全てのテクス
チャキャッシュに転送する。これにより、データの転送
効率を向上させ、高速に処理を行う。
うグラフィックスシステムを提供すること。 【解決手段】ジオメトリプロセッサ3000から送られ
てくるコマンドに基づいて各描画プロセッサ4000−
1〜4000−4は、それぞれ接続するテクスチャキャ
ッシュ5000−1〜5000−4に格納されているテ
クスチャに基づいてテクスチャマッピングを行う。テク
スチャメモリ7000は、テクスチャを記憶しており、
テクスチャメモリマネージャ6000は、いずれかのテ
クスチャキャッシュ5000−1〜5000−4から転
送要求を受けると、対応するテクスチャを全てのテクス
チャキャッシュに転送する。これにより、データの転送
効率を向上させ、高速に処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速処理可能なグ
ラフィックスシステム及び、キャッシュメモリを提供す
ることにある。
ラフィックスシステム及び、キャッシュメモリを提供す
ることにある。
【0002】
【従来の技術】実時間のコンピュータ・グラフィックス
では、物体の表面についている模様などを表現する際に
テクスチャマッピングを行うのが一般的になっている。
テクスチャマッピングとは物体に張り付けるべき様々な
模様のイメージデータ(テクスチャ)を予めメモリに格
納しておき、物体を構成している多角形を表示空間(デ
スティネイション)へ画素展開する際に画素の位置に応
じたテクスチャの画素を参照し表示色を作る処理であ
る。このテクスチャマッピングについては、例えば特開
平6−309471 号公報に開示されている。この公報には、
複数のメモリに同一のテクスチャパターンを格納して複
数の描画処理ユニットで並列処理するモードと、異なる
テクスチャパターンを複数のメモリに格納し、いずれか
一つのパターンを選択して複数の描画処理ユニットで時
分割により処理するモードに切り替えて使用することが
開示されている。
では、物体の表面についている模様などを表現する際に
テクスチャマッピングを行うのが一般的になっている。
テクスチャマッピングとは物体に張り付けるべき様々な
模様のイメージデータ(テクスチャ)を予めメモリに格
納しておき、物体を構成している多角形を表示空間(デ
スティネイション)へ画素展開する際に画素の位置に応
じたテクスチャの画素を参照し表示色を作る処理であ
る。このテクスチャマッピングについては、例えば特開
平6−309471 号公報に開示されている。この公報には、
複数のメモリに同一のテクスチャパターンを格納して複
数の描画処理ユニットで並列処理するモードと、異なる
テクスチャパターンを複数のメモリに格納し、いずれか
一つのパターンを選択して複数の描画処理ユニットで時
分割により処理するモードに切り替えて使用することが
開示されている。
【0003】また、データ転送を高速化する手段とし
て、データの圧縮技術が知られている。
て、データの圧縮技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、描画プ
ロセッサを並列化して処理を高速化する場合、それぞれ
のプロセッサが固有のメモリ素子を持ち独立に処理を行
うと複数のメモリ素子が同一の内容を格納することにな
りメモリを有効に活用できない。
ロセッサを並列化して処理を高速化する場合、それぞれ
のプロセッサが固有のメモリ素子を持ち独立に処理を行
うと複数のメモリ素子が同一の内容を格納することにな
りメモリを有効に活用できない。
【0005】また、一般の汎用プロセッサの並列化と異
なり、グラフィックスの場合は図13に示すように各プ
ロセッサが隣り合ったデスティネーション画素を処理す
るためそれぞれのプロセッサが必要とするテクスチャの
画素も近いところにある。更にテクスチャマッピングに
おいては一般にフィルタが用いられるため、マッピング
の際参照されるテクスチャの画素は一般に1画素ではな
くその周辺領域(フィルタ領域)に含まれる全ての画素
が参照されるため、それぞれのプロセッサが必要とする
テクスチャの画素は重なり合っている。
なり、グラフィックスの場合は図13に示すように各プ
ロセッサが隣り合ったデスティネーション画素を処理す
るためそれぞれのプロセッサが必要とするテクスチャの
画素も近いところにある。更にテクスチャマッピングに
おいては一般にフィルタが用いられるため、マッピング
の際参照されるテクスチャの画素は一般に1画素ではな
くその周辺領域(フィルタ領域)に含まれる全ての画素
が参照されるため、それぞれのプロセッサが必要とする
テクスチャの画素は重なり合っている。
【0006】このようにテクスチャマッピングのように
全てのプロセッサがほぼ同じデータを必要とするような
特殊なローカリティを有する処理においては、汎用プロ
セッサの場合のような方式では有効なメモリ,キャッシ
ュ間の転送が行われない。
全てのプロセッサがほぼ同じデータを必要とするような
特殊なローカリティを有する処理においては、汎用プロ
セッサの場合のような方式では有効なメモリ,キャッシ
ュ間の転送が行われない。
【0007】また、テクスチャマッピングにおいてフィ
ルタ処理を施すには複数のテクスチャ画素を参照する必
要があるが、これらの画素がキャッシュ上に存在しない
場合にはメモリからこれらの画素値を転送しなければな
らない。テクスチャを圧縮して格納している場合、参照
画素が複数の圧縮単位ブロックにまたがる場合があるた
め、各キャッシュがメモリに要求するブロックが同時に
複数になる可能性が生じる。
ルタ処理を施すには複数のテクスチャ画素を参照する必
要があるが、これらの画素がキャッシュ上に存在しない
場合にはメモリからこれらの画素値を転送しなければな
らない。テクスチャを圧縮して格納している場合、参照
画素が複数の圧縮単位ブロックにまたがる場合があるた
め、各キャッシュがメモリに要求するブロックが同時に
複数になる可能性が生じる。
【0008】本発明の第一の目的は、メモリを有効に活
用するとともに、高速処理可能なグラフィックスシステ
ムを提供することにある。
用するとともに、高速処理可能なグラフィックスシステ
ムを提供することにある。
【0009】また、描画プロセッサ円滑に処理を行うた
めのキャッシュメモリを提供することにある。
めのキャッシュメモリを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、CPUと、複数種類のテクスチャ画像を
記憶するメモリと、CPUから送られてくるコマンドに
基づいて生成した図形にテクスチャ画像をマッピングす
るための複数の描画プロセッサと、各描画プロセッサと
接続され、描画プロセッサで処理されるテクスチャ画像
を記憶する複数のキャッシュメモリと、メモリ及び複数
のキャッシュメモリと接続され、キャッシュメモリから
の要求に応じて、メモリからキャッシュメモリへテクス
チャ画像を転送する転送装置とを有するグラフィック処
理システムにおいて、転送装置は、複数のキャッシュメ
モリからの要求のうち1つの要求を選択し、この要求に
対応するテクスチャ画像をメモリから全てのキャッシュ
メモリに転送することを特徴とする。
に本発明では、CPUと、複数種類のテクスチャ画像を
記憶するメモリと、CPUから送られてくるコマンドに
基づいて生成した図形にテクスチャ画像をマッピングす
るための複数の描画プロセッサと、各描画プロセッサと
接続され、描画プロセッサで処理されるテクスチャ画像
を記憶する複数のキャッシュメモリと、メモリ及び複数
のキャッシュメモリと接続され、キャッシュメモリから
の要求に応じて、メモリからキャッシュメモリへテクス
チャ画像を転送する転送装置とを有するグラフィック処
理システムにおいて、転送装置は、複数のキャッシュメ
モリからの要求のうち1つの要求を選択し、この要求に
対応するテクスチャ画像をメモリから全てのキャッシュ
メモリに転送することを特徴とする。
【0011】複数の描画プロセッサで処理を行う場合、
描画プロセッサでは近隣の画素を処理するため、現在描
画プロセッサからの要求がなくても近い将来に要求が発
生する可能性がある。そこで、要求のないキャッシュメ
モリにもテクスチャを転送しておけば、近い将来描画プ
ロセッサが要求を出したときに対応することができると
ともに、メモリからキャッシュメモリへのデータの転送
効率を向上させることができる。
描画プロセッサでは近隣の画素を処理するため、現在描
画プロセッサからの要求がなくても近い将来に要求が発
生する可能性がある。そこで、要求のないキャッシュメ
モリにもテクスチャを転送しておけば、近い将来描画プ
ロセッサが要求を出したときに対応することができると
ともに、メモリからキャッシュメモリへのデータの転送
効率を向上させることができる。
【0012】また上記目的を達成するために本発明で
は、データを記憶するメモリ及びこのメモリに記憶され
たデータに基づいて処理を行うプロセッサと接続され、
プロセッサからの要求に応じてメモリから読み出したデ
ータを記憶する記憶部を有するキャッシュメモリにおい
て、記憶部は、プロセッサから要求がなく、かつメモリ
から転送されるデータを記憶し、記憶したデータが上記
プロセッサから要求されたデータと一致するときにデー
タをプロセッサに転送することを特徴とする。
は、データを記憶するメモリ及びこのメモリに記憶され
たデータに基づいて処理を行うプロセッサと接続され、
プロセッサからの要求に応じてメモリから読み出したデ
ータを記憶する記憶部を有するキャッシュメモリにおい
て、記憶部は、プロセッサから要求がなく、かつメモリ
から転送されるデータを記憶し、記憶したデータが上記
プロセッサから要求されたデータと一致するときにデー
タをプロセッサに転送することを特徴とする。
【0013】つまり、メモリキャッシュでプロセッサが
要求したデータと一致するかを比較することにより、描
画プロセッサから要求のないデータをも記憶することが
でき、近い将来必要となるデータを記憶することができ
る。
要求したデータと一致するかを比較することにより、描
画プロセッサから要求のないデータをも記憶することが
でき、近い将来必要となるデータを記憶することができ
る。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明で
は、データを記憶するメモリ及びこのメモリに記憶され
たデータに基づいて処理を行うプロセッサと接続され、
プロセッサからの要求に応じてメモリから読み出したデ
ータを記憶する記憶部を有するキャッシュメモリにおい
て、記憶部に記憶されたデータを読み出すための情報
が、メモリからデータを読み出すための情報より少ない
ことを特徴とする。これにより、読み出すための情報を
記憶するためのメモリを有効に使うことができる。
は、データを記憶するメモリ及びこのメモリに記憶され
たデータに基づいて処理を行うプロセッサと接続され、
プロセッサからの要求に応じてメモリから読み出したデ
ータを記憶する記憶部を有するキャッシュメモリにおい
て、記憶部に記憶されたデータを読み出すための情報
が、メモリからデータを読み出すための情報より少ない
ことを特徴とする。これにより、読み出すための情報を
記憶するためのメモリを有効に使うことができる。
【0015】また、上記目的を達成するために本発明で
は、プロセッサ及び圧縮されたテクスチャデータを記憶
するメモリと接続され、メモリから転送される圧縮され
たテクスチャデータを伸張する伸張部と、伸張されたテ
クスチャデータを記憶する記憶部と、テクスチャデータ
のフィルタリング処理を行うフィルタ演算部とを有する
ことを特徴とする。これにより、高機能なテクスチャメ
モリを実現することができる。
は、プロセッサ及び圧縮されたテクスチャデータを記憶
するメモリと接続され、メモリから転送される圧縮され
たテクスチャデータを伸張する伸張部と、伸張されたテ
クスチャデータを記憶する記憶部と、テクスチャデータ
のフィルタリング処理を行うフィルタ演算部とを有する
ことを特徴とする。これにより、高機能なテクスチャメ
モリを実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って説明する。
【0017】図1に本発明に基づくグラフィックスシス
テムの一実施例の構成を示す。本システムは、グラフィ
ックス処理を行う処理部とこの処理結果を表示するCR
Tディスプレイ等の表示装置から構成される。また処理
部は、システムバスに接続されたCPU1000,CPU1000が処
理するプログラム及びデータを格納する主メモリMM2000
及び座標変換等を行うジオメトリプロセッサ3000,
ジオメトリプロセッサ3000から送られたデータから
表示するための画素データを生成する複数の描画プロセ
ッサ4000−1〜4000−4,各描画プロセッサ4
000−1〜4000−4が生成した画素データをそれ
ぞれ記憶する複数のフレームメモリFM8000−1〜8000−
4,フレームメモリFM8000−1〜8000−4に格納された
画素データを合成して表示データに変換するDAC9000 、
テクスチャであるイメージデータを圧縮して格納するテ
クスチャメモリ7000,圧縮されたイメージデータを
伸張する伸張機能とフィルタ演算機能を有し、各描画プ
ロセッサごとに接続された複数のテクスチャキャッシュ
5000−1〜5000−4、及び各テクスチャキャッ
シュ5000−1〜5000−4にテクスチャメモリ7
000に格納された圧縮されたイメージデータを転送す
るテクスチャメモリマネージャ6000から構成されて
いる。
テムの一実施例の構成を示す。本システムは、グラフィ
ックス処理を行う処理部とこの処理結果を表示するCR
Tディスプレイ等の表示装置から構成される。また処理
部は、システムバスに接続されたCPU1000,CPU1000が処
理するプログラム及びデータを格納する主メモリMM2000
及び座標変換等を行うジオメトリプロセッサ3000,
ジオメトリプロセッサ3000から送られたデータから
表示するための画素データを生成する複数の描画プロセ
ッサ4000−1〜4000−4,各描画プロセッサ4
000−1〜4000−4が生成した画素データをそれ
ぞれ記憶する複数のフレームメモリFM8000−1〜8000−
4,フレームメモリFM8000−1〜8000−4に格納された
画素データを合成して表示データに変換するDAC9000 、
テクスチャであるイメージデータを圧縮して格納するテ
クスチャメモリ7000,圧縮されたイメージデータを
伸張する伸張機能とフィルタ演算機能を有し、各描画プ
ロセッサごとに接続された複数のテクスチャキャッシュ
5000−1〜5000−4、及び各テクスチャキャッ
シュ5000−1〜5000−4にテクスチャメモリ7
000に格納された圧縮されたイメージデータを転送す
るテクスチャメモリマネージャ6000から構成されて
いる。
【0018】CPU1000 は、主メモリMM200に格納さ
れたアプリケーションソフトを実行し、グラフィックス
処理を行うためのグラフィックスコマンドをジオメトリ
プロセッサ3000に送る。ジオメトリプロセッサ30
00は、送られたグラフィックコマンドに基づいて座標
変換など図形毎の幾何学計算を実行して、図形内部の画
素を生成するのに必要な情報を生成し、それぞれの描画
プロセッサ4000−1〜4000−4に送る。各描画
プロセッサ4000−1〜4000−4は、ジオメトリ
プロセッサ3000から送られてきた図形の情報と、そ
の図形に張り付けられるイメージデータの情報を基に表
示するための画素データを生成する。各描画プロセッサ
4000−1〜4000−4が生成した画素データはそ
れぞれに接続されたフレームメモリFM8000−1〜8000−
4に記憶される。これらのフレームメモリFM8000−1〜
8000−4に記憶された画素データは表示周期に同期して
DAC9000 に読み出されCRTディスプレイ等の表示装置
0000に表示される。テクスチャメモリ7000は、
複数のテクスチャ画像であるイメージデータを圧縮して
格納している。各テクスチャ画像であるイメージデータ
は、アプリケーションソフトが予めジオメトリプロセッ
サ3000とテクスチャメモリマネージャ6000を介
して圧縮される。各テクスチャキャッシュ5000−1
〜5000−4には、同じイメージデータが格納されるが、
このイメージデータはテクスチャメモリ7000に格納
された1つのテクスチャ画像であるイメージデータの一
部分の複製である。ここで、「複製」とはテクスチャメ
モリ7000に格納されたイメージデータと、テクスチ
ャキャッシュ5000−1〜5000−4に格納された
イメージデータが同一であることをいう。各描画プロセ
ッサ4000−1〜4000−2はそれぞれ接続された
テクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4からイメ
ージデータを読み出すが、もし要求したイメージデータ
がテクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4上
に存在しなければ、テクスチャキャッシュ5000−1
〜5000−4はテクスチャメモリマネージャ6000
に対して画像プロセッサから要求されたイメージデータ
をテクスチャメモリ7000から転送するよう要求を出
す。テクスチャメモリマネージャ6000は、各テクス
チャキャッシュ5000−1〜5000−4から出され
た要求を選択して、この選択した要求に対するイメージ
データをテクスチャメモリ7000から読み出し、全て
のテクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4へ
転送(ブロードキャスト)する。各テクスチャキャッシ
ュ5000−1〜5000−4はテクスチャメモリマネ
ージャ6000から送られた圧縮されたイメージデータ
を伸張した後に記憶し、描画プロセッサ4000−1〜
4000−4からの要求に応じてイメージデータにフィ
ルタをかけて各描画プロセッサ4000−1〜4000
−4へ送る。
れたアプリケーションソフトを実行し、グラフィックス
処理を行うためのグラフィックスコマンドをジオメトリ
プロセッサ3000に送る。ジオメトリプロセッサ30
00は、送られたグラフィックコマンドに基づいて座標
変換など図形毎の幾何学計算を実行して、図形内部の画
素を生成するのに必要な情報を生成し、それぞれの描画
プロセッサ4000−1〜4000−4に送る。各描画
プロセッサ4000−1〜4000−4は、ジオメトリ
プロセッサ3000から送られてきた図形の情報と、そ
の図形に張り付けられるイメージデータの情報を基に表
示するための画素データを生成する。各描画プロセッサ
4000−1〜4000−4が生成した画素データはそ
れぞれに接続されたフレームメモリFM8000−1〜8000−
4に記憶される。これらのフレームメモリFM8000−1〜
8000−4に記憶された画素データは表示周期に同期して
DAC9000 に読み出されCRTディスプレイ等の表示装置
0000に表示される。テクスチャメモリ7000は、
複数のテクスチャ画像であるイメージデータを圧縮して
格納している。各テクスチャ画像であるイメージデータ
は、アプリケーションソフトが予めジオメトリプロセッ
サ3000とテクスチャメモリマネージャ6000を介
して圧縮される。各テクスチャキャッシュ5000−1
〜5000−4には、同じイメージデータが格納されるが、
このイメージデータはテクスチャメモリ7000に格納
された1つのテクスチャ画像であるイメージデータの一
部分の複製である。ここで、「複製」とはテクスチャメ
モリ7000に格納されたイメージデータと、テクスチ
ャキャッシュ5000−1〜5000−4に格納された
イメージデータが同一であることをいう。各描画プロセ
ッサ4000−1〜4000−2はそれぞれ接続された
テクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4からイメ
ージデータを読み出すが、もし要求したイメージデータ
がテクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4上
に存在しなければ、テクスチャキャッシュ5000−1
〜5000−4はテクスチャメモリマネージャ6000
に対して画像プロセッサから要求されたイメージデータ
をテクスチャメモリ7000から転送するよう要求を出
す。テクスチャメモリマネージャ6000は、各テクス
チャキャッシュ5000−1〜5000−4から出され
た要求を選択して、この選択した要求に対するイメージ
データをテクスチャメモリ7000から読み出し、全て
のテクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4へ
転送(ブロードキャスト)する。各テクスチャキャッシ
ュ5000−1〜5000−4はテクスチャメモリマネ
ージャ6000から送られた圧縮されたイメージデータ
を伸張した後に記憶し、描画プロセッサ4000−1〜
4000−4からの要求に応じてイメージデータにフィ
ルタをかけて各描画プロセッサ4000−1〜4000
−4へ送る。
【0019】このように本システムでは、複数の描画プ
ロセッサでテクスチャマッピングするものであり、この
場合各描画プロセッサは図13に示すように互いに近く
のテクスチャであるイメージデータを参照する傾向が強
くなる。つまり、ある描画プロセッサが参照したイメー
ジデータは、その他の描画プロセッサでも近い内に参照
される可能性が高い。従って、あるテクスチャキャッシ
ュが要求したイメージデータをテクスチャメモリマネー
ジャが全てのテクスチャキャッシュにブロードキャスト
することで、転送効率を改善することができる。
ロセッサでテクスチャマッピングするものであり、この
場合各描画プロセッサは図13に示すように互いに近く
のテクスチャであるイメージデータを参照する傾向が強
くなる。つまり、ある描画プロセッサが参照したイメー
ジデータは、その他の描画プロセッサでも近い内に参照
される可能性が高い。従って、あるテクスチャキャッシ
ュが要求したイメージデータをテクスチャメモリマネー
ジャが全てのテクスチャキャッシュにブロードキャスト
することで、転送効率を改善することができる。
【0020】次に図2を用いてテクスチャ画像であるイ
メージデータを扱う際の単位(ブロック)について説明
する。尚、テクスチャ画像を構成する最小単位は画素で
ある。
メージデータを扱う際の単位(ブロック)について説明
する。尚、テクスチャ画像を構成する最小単位は画素で
ある。
【0021】本実施例では、圧縮及び伸張を行うための
圧縮単位ブロックを4×4画素から構成し、テクスチャ
画像を圧縮する際の基本単位としている。従って、テク
スチャメモリ7000からテクスチャキャッシュ500
0−1〜5000−4にデータを転送する際も(圧縮さ
れた)圧縮単位ブロックが単位となり、同一の圧縮単位
ブロックを構成するイメージデータは一度に連続してテ
クスチャキャッシュ5000−1〜5000−4に転送
されることになる。
圧縮単位ブロックを4×4画素から構成し、テクスチャ
画像を圧縮する際の基本単位としている。従って、テク
スチャメモリ7000からテクスチャキャッシュ500
0−1〜5000−4にデータを転送する際も(圧縮さ
れた)圧縮単位ブロックが単位となり、同一の圧縮単位
ブロックを構成するイメージデータは一度に連続してテ
クスチャキャッシュ5000−1〜5000−4に転送
されることになる。
【0022】また、テクスチャキャッシュ5000−1
〜5000−4に格納されたイメージデータがテクスチ
ャメモリ7000のどのテクスチャ画像のどの部分の複
製かを管理する単位を管理ブロックとし、8×8圧縮単
位ブロック、即ち32×32画素から構成する。即ち、
テクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4はテ
クスチャキャッシュ5000−1〜5000−4に格納
されたデータがテクスチャメモリ7000のどのアドレ
スのイメージデータであるかの情報を管理ブロック毎に
保持している。
〜5000−4に格納されたイメージデータがテクスチ
ャメモリ7000のどのテクスチャ画像のどの部分の複
製かを管理する単位を管理ブロックとし、8×8圧縮単
位ブロック、即ち32×32画素から構成する。即ち、
テクスチャキャッシュ5000−1〜5000−4はテ
クスチャキャッシュ5000−1〜5000−4に格納
されたデータがテクスチャメモリ7000のどのアドレ
スのイメージデータであるかの情報を管理ブロック毎に
保持している。
【0023】次に本実施例で使用するテクスチャ画像の
圧縮方式について図3を用いて説明する。圧縮前のテク
スチャ画像における1画素はRed(赤),Green(緑),
Blue(青),Alpha(画素の透明度)のデータから構成さ
れている。尚、以下ではこの4色をR,G,B,Aと記
す。
圧縮方式について図3を用いて説明する。圧縮前のテク
スチャ画像における1画素はRed(赤),Green(緑),
Blue(青),Alpha(画素の透明度)のデータから構成さ
れている。尚、以下ではこの4色をR,G,B,Aと記
す。
【0024】既に述べたように本実施例では、4×4画
素を圧縮単位としている。この圧縮方式は、各R,G,
B,Aごとに圧縮単位である4×4画素の色を代表する
2画素(例えば、最も色の濃い画素を第1色目,色の淡
い画素を第2色目とする。)を決定し、この2画素で4
×4画素の色を近似する。従って、圧縮情報はR,G,
B,Aの代表の2画素の色(8bit×4(R,G,B,A)
×2)と、4×4画素が代表2色のうちどちらに近いか
を表す各画素それぞれ1bit の選択信号(4(画素)×
4(画素))となる。以降この選択信号をSと表す。こ
の圧縮方式により圧縮前1圧縮単位当り4×4×32bi
t=512bitだった情報が圧縮後に2×32bit+16b
it=80bitになる。尚、この圧縮を行うのはCPU1000,
ジオメトリプロセッサ3000等のいずれで行ってよ
い。
素を圧縮単位としている。この圧縮方式は、各R,G,
B,Aごとに圧縮単位である4×4画素の色を代表する
2画素(例えば、最も色の濃い画素を第1色目,色の淡
い画素を第2色目とする。)を決定し、この2画素で4
×4画素の色を近似する。従って、圧縮情報はR,G,
B,Aの代表の2画素の色(8bit×4(R,G,B,A)
×2)と、4×4画素が代表2色のうちどちらに近いか
を表す各画素それぞれ1bit の選択信号(4(画素)×
4(画素))となる。以降この選択信号をSと表す。こ
の圧縮方式により圧縮前1圧縮単位当り4×4×32bi
t=512bitだった情報が圧縮後に2×32bit+16b
it=80bitになる。尚、この圧縮を行うのはCPU1000,
ジオメトリプロセッサ3000等のいずれで行ってよ
い。
【0025】次に図4を用いてテクスチャメモリ(70
00)の構成と圧縮されたテクスチャ画像の格納方法に
ついて説明する。
00)の構成と圧縮されたテクスチャ画像の格納方法に
ついて説明する。
【0026】本実施例では、テクスチャメモリ7000
は5つのSDRAMチップから構成し、それぞれのチッ
プは512column×2048raw(columnアドレス9bi
t,rawアドレス11bit)の4bank(bankアドレス2bi
t)構成とする。各bankは直前にアクティブにした1raw
分の情報がセンスアンプに保持されており、センスア
ンプ上の1column(8bit)の情報にアクセスする際は1
サイクル、それ以外はセンスアンプの入れ替えが生じる
ため6サイクルを要する。既に説明した圧縮情報はテク
スチャメモリ7000に格納される際、第1色目のR,
G,B,A各8bitと選択信号S(16bit)のうちの前
半の8bitがテクスチャメモリ7000を構成する5つ
のSDRAMチップの同一アドレスに格納し、残りは連
続したcolumn アドレスとして格納する。つまり、第1
チップは代表の第1色目のR8bitと第2色目のR8bit
を連続したアドレスに格納する。第2チップから第4チ
ップも同様にG,B,Aを格納する。第5チップはSの
前半8bitと後半8bitを連続したアドレスに格納する。
このように同一の圧縮単位はR,G,B,A,Sの5つ
に別れ5つのチップの同一アドレスに格納される。尚、
このSDRAMチップは同時に同一rawの1column分8bi
t の情報を読み書きできるものとしている。テクスチャ
の32×32画素を管理ブロックとして、上述のように
その中の4×4画素を圧縮した情報(80bit、各チップ
毎には16it)を連続したアドレスで格納する。また、
図4に示すように矢印の方向にアドレスが連続してい
る。次に図5を用いてテクスチャキャッシュ5000−
1〜5000−4内のメモリモジュールの構成と伸張済
みのテクスチャ画像の格納方法について説明する。それ
ぞれのテクスチャキャッシュ5000は8つのメモリモ
ジュールから構成し、その内4つのメモリモジュールご
とにそれぞれ独立に伸張済みのテクスチャを格納する。
それぞれのメモリモジュールは8colomn×256raw(co
lumnアドレス3bit,rawアドレス8bit)の8bank(ban
kアドレス3bit)構成とする。また、これらのメモリモ
ジュールは同時に同一rawの1column分(16B,128b
it)の情報を読み書きできるものとして以下説明する。
は5つのSDRAMチップから構成し、それぞれのチッ
プは512column×2048raw(columnアドレス9bi
t,rawアドレス11bit)の4bank(bankアドレス2bi
t)構成とする。各bankは直前にアクティブにした1raw
分の情報がセンスアンプに保持されており、センスア
ンプ上の1column(8bit)の情報にアクセスする際は1
サイクル、それ以外はセンスアンプの入れ替えが生じる
ため6サイクルを要する。既に説明した圧縮情報はテク
スチャメモリ7000に格納される際、第1色目のR,
G,B,A各8bitと選択信号S(16bit)のうちの前
半の8bitがテクスチャメモリ7000を構成する5つ
のSDRAMチップの同一アドレスに格納し、残りは連
続したcolumn アドレスとして格納する。つまり、第1
チップは代表の第1色目のR8bitと第2色目のR8bit
を連続したアドレスに格納する。第2チップから第4チ
ップも同様にG,B,Aを格納する。第5チップはSの
前半8bitと後半8bitを連続したアドレスに格納する。
このように同一の圧縮単位はR,G,B,A,Sの5つ
に別れ5つのチップの同一アドレスに格納される。尚、
このSDRAMチップは同時に同一rawの1column分8bi
t の情報を読み書きできるものとしている。テクスチャ
の32×32画素を管理ブロックとして、上述のように
その中の4×4画素を圧縮した情報(80bit、各チップ
毎には16it)を連続したアドレスで格納する。また、
図4に示すように矢印の方向にアドレスが連続してい
る。次に図5を用いてテクスチャキャッシュ5000−
1〜5000−4内のメモリモジュールの構成と伸張済
みのテクスチャ画像の格納方法について説明する。それ
ぞれのテクスチャキャッシュ5000は8つのメモリモ
ジュールから構成し、その内4つのメモリモジュールご
とにそれぞれ独立に伸張済みのテクスチャを格納する。
それぞれのメモリモジュールは8colomn×256raw(co
lumnアドレス3bit,rawアドレス8bit)の8bank(ban
kアドレス3bit)構成とする。また、これらのメモリモ
ジュールは同時に同一rawの1column分(16B,128b
it)の情報を読み書きできるものとして以下説明する。
【0027】テクスチャの32×32画素を管理ブロッ
クとしてその中の4×4画素(圧縮単位ブロック)を4
分割し左下の2×2画素を第1及び第5モジュール(以
下aモジュールという)に、右下の2×2画素を第2及
び第6モジュール(以下bモジュールという)に、左上
の2×2画素を第3及び第7モジュール(以下cモジュ
ールという)に、右上の2×2画素を第4及び第8モジ
ュール(以下dモジュールという)に格納する。また、
管理ブロック内の圧縮単位横一列は下から順に第1bank
から第8bankまでの同一raw アドレスに保持されてお
り、左から右に向かってcolumnアドレスが連続するよう
になっている。
クとしてその中の4×4画素(圧縮単位ブロック)を4
分割し左下の2×2画素を第1及び第5モジュール(以
下aモジュールという)に、右下の2×2画素を第2及
び第6モジュール(以下bモジュールという)に、左上
の2×2画素を第3及び第7モジュール(以下cモジュ
ールという)に、右上の2×2画素を第4及び第8モジ
ュール(以下dモジュールという)に格納する。また、
管理ブロック内の圧縮単位横一列は下から順に第1bank
から第8bankまでの同一raw アドレスに保持されてお
り、左から右に向かってcolumnアドレスが連続するよう
になっている。
【0028】テクスチャキャッシュ5000の各メモリ
モジュールもテクスチャメモリ7000と同様に、各b
ankは直前にアクティブにした1raw 分の情報がセン
スアンプに保持されており、センスアンプ上の1column
(128bit)の情報にアクセスする際は1サイクル、そ
れ以外はセンスアンプの入れ替えが生じるため6サイク
ルを要するものとする。
モジュールもテクスチャメモリ7000と同様に、各b
ankは直前にアクティブにした1raw 分の情報がセン
スアンプに保持されており、センスアンプ上の1column
(128bit)の情報にアクセスする際は1サイクル、そ
れ以外はセンスアンプの入れ替えが生じるため6サイク
ルを要するものとする。
【0029】次に図6を用いてテクスチャメモリ700
0とテクスチャキャッシュ5000のメモリモジュール
の(バイト)アドレスの意味づけと対応について説明す
る。まず、テクスチャメモリ7000では、下位3bit
がDRAMチップの選択信号、次の9bitがcolumn アド
レス、次の2bitがbank選択信号、最上位の11bitがra
wアドレスである。ここでチップ選択信号が3bitである
のはチップ数が5つあるためである。
0とテクスチャキャッシュ5000のメモリモジュール
の(バイト)アドレスの意味づけと対応について説明す
る。まず、テクスチャメモリ7000では、下位3bit
がDRAMチップの選択信号、次の9bitがcolumn アド
レス、次の2bitがbank選択信号、最上位の11bitがra
wアドレスである。ここでチップ選択信号が3bitである
のはチップ数が5つあるためである。
【0030】また、意味合いとしては、下位の4bit が
圧縮単位ブロック内のアドレス、次の6bitが管理ブロ
ック内の圧縮単位ブロックのアドレス、上位の15bit
がテクスチャメモリ7000全体における管理ブロック
のアドレスを意味している。圧縮単位ブロック内アドレ
スがcolumnアドレスに1bit 掛かっているのは1圧縮単
位ブロックを2サイクルかけて読むことに対応してい
る。
圧縮単位ブロック内のアドレス、次の6bitが管理ブロ
ック内の圧縮単位ブロックのアドレス、上位の15bit
がテクスチャメモリ7000全体における管理ブロック
のアドレスを意味している。圧縮単位ブロック内アドレ
スがcolumnアドレスに1bit 掛かっているのは1圧縮単
位ブロックを2サイクルかけて読むことに対応してい
る。
【0031】テクスチャキャッシュ5000のメモリモ
ジュールでは、下位4bit がcolumn内アドレス、次の2
bitがモジュール選択信号、次の3bitがcolumnアドレ
ス、次の3bitがbank 選択信号、上位の9bitがrawアド
レスである。意味合いとしては、下位の2bitが画素内
アドレス、次の2bitが2×2画素内の画素アドレス、
次の2bitが圧縮単位ブロック(4×4画素)内の2×
2画素アドレス、次の6bitが管理ブロック内の圧縮単
位ブロックアドレス、上位の9bit がテクスチャキャッ
シュ(5000)全体における管理ブロックのアドレス
である。ここで、画素内アドレス,2×2画素内の画素
アドレス,圧縮単位内の2×2画素アドレスを合わせて
column内アドレスとモジュール選択信号内に収まってい
ることは1圧縮単位を1サイクルで読み出せることを意
味する。
ジュールでは、下位4bit がcolumn内アドレス、次の2
bitがモジュール選択信号、次の3bitがcolumnアドレ
ス、次の3bitがbank 選択信号、上位の9bitがrawアド
レスである。意味合いとしては、下位の2bitが画素内
アドレス、次の2bitが2×2画素内の画素アドレス、
次の2bitが圧縮単位ブロック(4×4画素)内の2×
2画素アドレス、次の6bitが管理ブロック内の圧縮単
位ブロックアドレス、上位の9bit がテクスチャキャッ
シュ(5000)全体における管理ブロックのアドレス
である。ここで、画素内アドレス,2×2画素内の画素
アドレス,圧縮単位内の2×2画素アドレスを合わせて
column内アドレスとモジュール選択信号内に収まってい
ることは1圧縮単位を1サイクルで読み出せることを意
味する。
【0032】テクスチャメモリ7000からテクスチャ
キャッシュ5000へのテクスチャデータの転送は圧縮
単位ブロックを単位として行われる。従って、テクスチ
ャキャッシュ5000のメモリモジュールとテクスチャ
メモリ7000の情報の対応関係を容易にするためには
テクスチャキャッシュ5000のメモリモジュールにお
ける管理ブロック内の圧縮単位ブロックアドレス以上を
テクスチャメモリ7000における管理ブロック内の圧縮単
位ブロックアドレス以上と一致させるのが望ましいがテ
クスチャメモリ7000のメモリ空間の方が大きいため
6bit が対応付けられなくなる。
キャッシュ5000へのテクスチャデータの転送は圧縮
単位ブロックを単位として行われる。従って、テクスチ
ャキャッシュ5000のメモリモジュールとテクスチャ
メモリ7000の情報の対応関係を容易にするためには
テクスチャキャッシュ5000のメモリモジュールにお
ける管理ブロック内の圧縮単位ブロックアドレス以上を
テクスチャメモリ7000における管理ブロック内の圧縮単
位ブロックアドレス以上と一致させるのが望ましいがテ
クスチャメモリ7000のメモリ空間の方が大きいため
6bit が対応付けられなくなる。
【0033】このためテクスチャメモリ7000のアド
レス情報をテクスチャキャッシュ5000に保持する際
に、上位の6bit が喪失してしまいテクスチャキャッシ
ュ5000内の情報がテクスチャメモリ7000のどの
部分の複製なのか分からなくなってしまう。従って、こ
の情報を別に保存しておく必要があり、後述するテクス
チャキャッシュ5000内のタグテーブルに格納する。
レス情報をテクスチャキャッシュ5000に保持する際
に、上位の6bit が喪失してしまいテクスチャキャッシ
ュ5000内の情報がテクスチャメモリ7000のどの
部分の複製なのか分からなくなってしまう。従って、こ
の情報を別に保存しておく必要があり、後述するテクス
チャキャッシュ5000内のタグテーブルに格納する。
【0034】図14は、テクスチャキャッシュにおける
データ管理の概要を示したものである。この図に示すよ
うに記憶転送の単位である圧縮単位ブロックごとに有効
ビットを付加して、複数の圧縮単位ブロックで構成され
る管理ブロック単位にアドレスで管理することにより、
このアドレスを保持するための記憶領域を節約すること
ができる。
データ管理の概要を示したものである。この図に示すよ
うに記憶転送の単位である圧縮単位ブロックごとに有効
ビットを付加して、複数の圧縮単位ブロックで構成され
る管理ブロック単位にアドレスで管理することにより、
このアドレスを保持するための記憶領域を節約すること
ができる。
【0035】次に図7を用いてテクスチャキャッシュ5
000の構成と動作について説明する。但し、各メモリ
制御部は全く同じ形をしているため信号線名はメモリ制
御部_1 5200_1に関するもののみ付けている。
000の構成と動作について説明する。但し、各メモリ
制御部は全く同じ形をしているため信号線名はメモリ制
御部_1 5200_1に関するもののみ付けている。
【0036】アドレス変換部5300は、内部レジスタ
を有し現在使用されているテクスチャの原点のテクスチ
ャメモリ7000におけるアドレスとテクスチャの幅の
情報をミップマップのレベル毎に保持している。アドレ
ス変換部5300は、描画プロセッサ4000から信号
線rp_tc_adr を介して少数部付きのアドレスと信号線rp
_tc_lev を介してミップマップレベルを受け取ると、内
部レジスタの値に基づいてテクスチャメモリ7000に
おけるアドレスに変換する。
を有し現在使用されているテクスチャの原点のテクスチ
ャメモリ7000におけるアドレスとテクスチャの幅の
情報をミップマップのレベル毎に保持している。アドレ
ス変換部5300は、描画プロセッサ4000から信号
線rp_tc_adr を介して少数部付きのアドレスと信号線rp
_tc_lev を介してミップマップレベルを受け取ると、内
部レジスタの値に基づいてテクスチャメモリ7000に
おけるアドレスに変換する。
【0037】描画プロセッサ4000からテクスチャの
リクエスト信号rp_tc_req がアサートされると各メモリ
制御部5200_1〜5200_4が受付可能のときrp
_tc_ack をアサートしてリクエストを受け付けたことを
描画プロセッサ4000に知らせる。
リクエスト信号rp_tc_req がアサートされると各メモリ
制御部5200_1〜5200_4が受付可能のときrp
_tc_ack をアサートしてリクエストを受け付けたことを
描画プロセッサ4000に知らせる。
【0038】アドレス変換部5300で変換されたアド
レスは整数部と少数部に分けられ、整数部は信号線50
01等を通して各メモリ制御部5200_1〜5200
_4に、少数部はフィルタ演算部5900に送られる。
また、ミップマップレベルの少数部分もフィルタ演算部
5900に送られる。
レスは整数部と少数部に分けられ、整数部は信号線50
01等を通して各メモリ制御部5200_1〜5200
_4に、少数部はフィルタ演算部5900に送られる。
また、ミップマップレベルの少数部分もフィルタ演算部
5900に送られる。
【0039】メモリ制御部_1 5200_1はアドレ
ス変換部5300から受け取ったアドレスに対して、ま
ず、Buf 5400_1L及び5400_1Rに受け取っ
たアドレスに対応したデータが存在しないか確かめる。
Buf 5400_1L及び5400_1Rはミップマップを行
うときには共に必要となるものであり、常にどちらもが
必要とは限らない。必要な情報が揃っていれば信号線5
008をアサートしてフィルタ演算部5900に知らせ
る。
ス変換部5300から受け取ったアドレスに対して、ま
ず、Buf 5400_1L及び5400_1Rに受け取っ
たアドレスに対応したデータが存在しないか確かめる。
Buf 5400_1L及び5400_1Rはミップマップを行
うときには共に必要となるものであり、常にどちらもが
必要とは限らない。必要な情報が揃っていれば信号線5
008をアサートしてフィルタ演算部5900に知らせ
る。
【0040】もし、必要な情報がbuf 5400_1L及
び5400_1Rに存在しなかったら、メモリモジュー
ル1 5400_1L及びメモリモジュール2 540
0_1Rに受け取ったアドレスに対応したデータが存在
しないか確かめる。この場合、メモリ制御部_1 52
00_1は、タグテーブル5500を参照して、受け取
ったアドレスに対応したデータが存在するかどうかを調
べる。タグテーブル5500には管理ブロック毎にその
管理ブロックがテクスチャメモリ7000のどのアドレ
スのデータの複製であるかの情報(具体的にはテクスチ
ャメモリ7000におけるアドレスの上位6bit )と指定さ
れた圧縮ブロックが本当に該管理ブロックの一部である
かどうかを表す情報(有効ビット)が保持されている。
タグテーブル5500を参照する際には信号線5002
を通して圧縮単位ブロックのアドレス(具体的にはテク
スチャメモリ7000における管理ブロック内圧縮単位
ブロックアドレス以上の15bit )とリード要求信号を
送り、この圧縮単位ブロックがメモリモジュール1 5
100_1L及びメモリモジュール2 5100_1R
に存在するか否かの信号を受け取る。
び5400_1Rに存在しなかったら、メモリモジュー
ル1 5400_1L及びメモリモジュール2 540
0_1Rに受け取ったアドレスに対応したデータが存在
しないか確かめる。この場合、メモリ制御部_1 52
00_1は、タグテーブル5500を参照して、受け取
ったアドレスに対応したデータが存在するかどうかを調
べる。タグテーブル5500には管理ブロック毎にその
管理ブロックがテクスチャメモリ7000のどのアドレ
スのデータの複製であるかの情報(具体的にはテクスチ
ャメモリ7000におけるアドレスの上位6bit )と指定さ
れた圧縮ブロックが本当に該管理ブロックの一部である
かどうかを表す情報(有効ビット)が保持されている。
タグテーブル5500を参照する際には信号線5002
を通して圧縮単位ブロックのアドレス(具体的にはテク
スチャメモリ7000における管理ブロック内圧縮単位
ブロックアドレス以上の15bit )とリード要求信号を
送り、この圧縮単位ブロックがメモリモジュール1 5
100_1L及びメモリモジュール2 5100_1R
に存在するか否かの信号を受け取る。
【0041】もし、メモリモジュール1 5100_1
L及びメモリモジュール2 5100_1Tに受け取ったア
ドレスに対応したデータが存在する場合はメモリ制御部
_15200_1はメモリモジュール1 5100_1
L及びメモリモジュール25100_1Rにアクセスし
て所望のデータを読み出し信号線5009にデータを送
り信号線5009が有効になったことをBuf 5400_
1L及び5400_1Rに知らせるため信号線5006
をアサートする。但し、信号線5009のデータはBuf
5400_1L及び5400_1Rのどちらか一方に書
き込まれるため信号線5006は2bit ありどちらに書
き込むかを制御している。
L及びメモリモジュール2 5100_1Tに受け取ったア
ドレスに対応したデータが存在する場合はメモリ制御部
_15200_1はメモリモジュール1 5100_1
L及びメモリモジュール25100_1Rにアクセスし
て所望のデータを読み出し信号線5009にデータを送
り信号線5009が有効になったことをBuf 5400_
1L及び5400_1Rに知らせるため信号線5006
をアサートする。但し、信号線5009のデータはBuf
5400_1L及び5400_1Rのどちらか一方に書
き込まれるため信号線5006は2bit ありどちらに書
き込むかを制御している。
【0042】ミップマップの際は、Buf5400_1L
がハイレベル,Buf5400_1Rがローレベル等と決
めてしまってもよいが、レベルが整数値を股ぐときにBu
f 5400_1L,5400_1Rの内の一方が他方のデー
タに置き換えられる。この無駄を省くためにどちらか一
方が現在のレベルを引き継ぐようにすることもできる。
このためには、フィルタ演算部5900にどちらがハイ
レベルでどちらがローレベルなのかを知らせる信号線が
必要になる。
がハイレベル,Buf5400_1Rがローレベル等と決
めてしまってもよいが、レベルが整数値を股ぐときにBu
f 5400_1L,5400_1Rの内の一方が他方のデー
タに置き換えられる。この無駄を省くためにどちらか一
方が現在のレベルを引き継ぐようにすることもできる。
このためには、フィルタ演算部5900にどちらがハイ
レベルでどちらがローレベルなのかを知らせる信号線が
必要になる。
【0043】もし、必要な情報がメモリモジュール1L
5100_1L及びメモリモジュール1R 5100
_1Rに存在しなかった場合はテクスチャメモリマネー
ジャ6000を介してテクスチャメモリから情報を転送
してもらうことになる。その際の動作について以下説明
する。
5100_1L及びメモリモジュール1R 5100
_1Rに存在しなかった場合はテクスチャメモリマネー
ジャ6000を介してテクスチャメモリから情報を転送
してもらうことになる。その際の動作について以下説明
する。
【0044】まず、メモリ制御部_1 5200_1は
信号線5003に要求するデータのアドレスを送り、要
求信号線5004をアサートし要求を出していることを
伝える。全てのメモリ制御部から集められた要求信号は
ORを取りtmm_c_req としてテクスチャメモリマネージ
ャ6000に送られる。つまり、どれかひとつのメモリ
制御部が要求を出していればtmm_c_req はアサートされ
る。アドレス選択部5600には要求を出している全て
のメモリ制御部から集められたアドレスを要求信号に基
づき、要求されているアドレスの中で最も数の多いアド
レスを選択してtc_mm_adr からテクスチャメモリマネー
ジャ6000に送る。最も数の多いアドレスが唯一でな
い場合は最も数の多いアドレスの中のどれを選択しても
よい。この場合、予め各メモリ制御部5200_1〜5
200_4に優先順位を付けておけばよい。
信号線5003に要求するデータのアドレスを送り、要
求信号線5004をアサートし要求を出していることを
伝える。全てのメモリ制御部から集められた要求信号は
ORを取りtmm_c_req としてテクスチャメモリマネージ
ャ6000に送られる。つまり、どれかひとつのメモリ
制御部が要求を出していればtmm_c_req はアサートされ
る。アドレス選択部5600には要求を出している全て
のメモリ制御部から集められたアドレスを要求信号に基
づき、要求されているアドレスの中で最も数の多いアド
レスを選択してtc_mm_adr からテクスチャメモリマネー
ジャ6000に送る。最も数の多いアドレスが唯一でな
い場合は最も数の多いアドレスの中のどれを選択しても
よい。この場合、予め各メモリ制御部5200_1〜5
200_4に優先順位を付けておけばよい。
【0045】テクスチャメモリマネージャ6000は要
求を受け付けたら要求のデータをテクスチャメモリ70
00から読み出して、全てのテクスチャキャッシュ50
00_1〜5000_4に対してtmm_c_dataからデータ
をtmm_c_adr からアドレスを送り、tmm_c_ackをアサー
トする。テクスチャ伸張部5800はtmm_c_data から
80bitのデータを40bitずつ2回に分けて受け取り、
圧縮されたテクスチャデータを伸張する。メモリ制御部
5200_1〜5200_4はtmm_c_ack がアサートさ
れるとtmm_c_adr からアドレスを信号線5007からテ
クスチャ伸張部5800が伸張したテクスチャデータの
中の自メモリ制御部が担当する1/4の部分(例えば、
メモリ制御部5200_1の場合は圧縮単位16×16
画素中の左下の4画素分、メモリ制御部5200_4の
場合は右上の4画素分)を読み込む。但し、テクスチャ
メモリマネージャ6000が返してきたデータとそのア
ドレスが要求したデータとそのアドレスであるとは限ら
ない。つまり他のテクスチャキャッシュの要求に応じた
データとそのアドレスである場合もある。更に、1つの
テクスチャキャッシュの中でも4つのメモリ制御部間で
要求が異なっている場合もある。メモリ制御部5200
_1の次の動作は要求したアドレスと返ってきたアドレ
スが同一であるか否かによって異なる。
求を受け付けたら要求のデータをテクスチャメモリ70
00から読み出して、全てのテクスチャキャッシュ50
00_1〜5000_4に対してtmm_c_dataからデータ
をtmm_c_adr からアドレスを送り、tmm_c_ackをアサー
トする。テクスチャ伸張部5800はtmm_c_data から
80bitのデータを40bitずつ2回に分けて受け取り、
圧縮されたテクスチャデータを伸張する。メモリ制御部
5200_1〜5200_4はtmm_c_ack がアサートさ
れるとtmm_c_adr からアドレスを信号線5007からテ
クスチャ伸張部5800が伸張したテクスチャデータの
中の自メモリ制御部が担当する1/4の部分(例えば、
メモリ制御部5200_1の場合は圧縮単位16×16
画素中の左下の4画素分、メモリ制御部5200_4の
場合は右上の4画素分)を読み込む。但し、テクスチャ
メモリマネージャ6000が返してきたデータとそのア
ドレスが要求したデータとそのアドレスであるとは限ら
ない。つまり他のテクスチャキャッシュの要求に応じた
データとそのアドレスである場合もある。更に、1つの
テクスチャキャッシュの中でも4つのメモリ制御部間で
要求が異なっている場合もある。メモリ制御部5200
_1の次の動作は要求したアドレスと返ってきたアドレ
スが同一であるか否かによって異なる。
【0046】もし、要求したアドレスと返ってきたアド
レスが同一である場合はテクスチャメモリマネージャ6
000から受け取ったデータを信号線5009からBuf
5400_1L及び5400_1Rへ転送して、信号線50
06によって信号線5009が有効になったことと、ど
ちらのBuf に書き込まれるべきデータであるかを伝え、
信号線5008からBuf 5400_1L及び5400_
1Rの内容が更新されたことをフィルタ演算部5900
に伝える。
レスが同一である場合はテクスチャメモリマネージャ6
000から受け取ったデータを信号線5009からBuf
5400_1L及び5400_1Rへ転送して、信号線50
06によって信号線5009が有効になったことと、ど
ちらのBuf に書き込まれるべきデータであるかを伝え、
信号線5008からBuf 5400_1L及び5400_
1Rの内容が更新されたことをフィルタ演算部5900
に伝える。
【0047】また同時に、このデータをメモリモジュー
ル1L 5100_1Lもしくはメモリモジュール1R
5100_1Rに書き込み、タグテーブル5500を
書き替える。しかし、タグテーブル5500は4つのメ
モリ制御部で共通に使用するため4つのメモリ制御部間
で同一の圧縮単位ブロックの情報が左右どちらのメモリ
モジュールに書き込まれるかは統一しておく必要があ
る。基本的には片方のメモリ制御部が読み出し中であれ
ばもう片方のメモリ制御部に書き込みにいくのが効率的
であるが、4つのメモリ制御部が全て同じ側のメモリモ
ジュールから読み出しを行っているとは限らないため、
ここではメモリ制御部_1 5200_1がその調停を
行う。
ル1L 5100_1Lもしくはメモリモジュール1R
5100_1Rに書き込み、タグテーブル5500を
書き替える。しかし、タグテーブル5500は4つのメ
モリ制御部で共通に使用するため4つのメモリ制御部間
で同一の圧縮単位ブロックの情報が左右どちらのメモリ
モジュールに書き込まれるかは統一しておく必要があ
る。基本的には片方のメモリ制御部が読み出し中であれ
ばもう片方のメモリ制御部に書き込みにいくのが効率的
であるが、4つのメモリ制御部が全て同じ側のメモリモ
ジュールから読み出しを行っているとは限らないため、
ここではメモリ制御部_1 5200_1がその調停を
行う。
【0048】もし、要求したアドレスと返ってきたアド
レスが同一でない場合もテクスチャメモリマネージャ6
000から受け取ったデータを上述のようにメモリモジ
ュール1L 5100_1Lもしくはメモリモジュール
1R 5100_1Rに書き込むがBuf 5400_1L
及び5400_1Rへの転送は行わない。
レスが同一でない場合もテクスチャメモリマネージャ6
000から受け取ったデータを上述のようにメモリモジ
ュール1L 5100_1Lもしくはメモリモジュール
1R 5100_1Rに書き込むがBuf 5400_1L
及び5400_1Rへの転送は行わない。
【0049】各メモリ制御部毎に、要求されているアド
レスのデータが、Buf 5400_1L及び5400_1
R内にあるか、メモリモジュール5100_1L及び51
00_1R内にあるか、あるいはテクスチャメモリから読
み出す必要があるかによって要求されているアドレスの
データを準備するのに必要な時間は異なる。このため、
それぞれのBuf は少なくとも2×2画素分の画素値を保
持する必要があるが、上記の各メモリ制御部毎の要求さ
れているアドレスのデータを準備するのに必要な時間を
緩衝するために2×2画素の画素値を複数ペア持つ(F
IFOにする)ことが性能向上の観点から望ましい。
レスのデータが、Buf 5400_1L及び5400_1
R内にあるか、メモリモジュール5100_1L及び51
00_1R内にあるか、あるいはテクスチャメモリから読
み出す必要があるかによって要求されているアドレスの
データを準備するのに必要な時間は異なる。このため、
それぞれのBuf は少なくとも2×2画素分の画素値を保
持する必要があるが、上記の各メモリ制御部毎の要求さ
れているアドレスのデータを準備するのに必要な時間を
緩衝するために2×2画素の画素値を複数ペア持つ(F
IFOにする)ことが性能向上の観点から望ましい。
【0050】最後に、フィルタ演算部は各メモリ制御部
から送られてくるbuf 内容の更新信号5008をトリガ
ーとして各buf の内容をもとにトリリニア等のフィルタ
処理を行い生成した画素値をrp_tc_dataから、またrp_t
c_dataが有効であるという信号をrp_tc_ablから描画プ
ロセッサ4000に送る。
から送られてくるbuf 内容の更新信号5008をトリガ
ーとして各buf の内容をもとにトリリニア等のフィルタ
処理を行い生成した画素値をrp_tc_dataから、またrp_t
c_dataが有効であるという信号をrp_tc_ablから描画プ
ロセッサ4000に送る。
【0051】次にアドレス変換部5300のアドレス変
換動作について図8を用いて説明する。
換動作について図8を用いて説明する。
【0052】アドレス変換部は内部のレジスタに現在使
用中のテクスチャの原点のアドレスと幅(ミップマップ
使用時は各レベル毎に)を保持している。尚、原点のア
ドレスとはテクスチャメモリ全体における管理ブロック
のアドレスであり、テクスチャメモリにおけるアドレス
の10bit目〜24bit目で原点のテクスチャメモリにお
けるアドレスの下位10bit は全て0にセットされる。
描画プロセッサ4000からrp_tc_adr で送られてきた
テクスチャの座標(この座標は(x,y)の形をしてい
る)とrp_tc_lev で送られてきたミップマップのレベル
により、各メモリ制御部にアドレスとそのアドレスがミ
ップマップのハイレベルかローレベルかを示す信号とリ
クエスト信号を、フィルタ演算部5900にミップマッ
プのレベルの小数部分と各メモリ制御部からbuf を通し
て送られる画素値がどのような位置関係にあるのかを示
す信号を出す。ここで、取りリニアフィルタを施す場合
について説明すると、トリリニアフィルタを施す場合、
例えばレベルが2.3 の場合は1/4に縮小されたレベ
ル2のミップマップにおいてバイリニアフィルタ処理を
施して求めた画素値と1/8に縮小されたレベル3のミ
ップマップにおいてバイリニアフィルタ処理を施して求
めた画素値を少数部の0.3 に基づいて合成することに
なる。つまり、レベルの整数部分はミップマップの選択
に使われ、小数部分はミップマップ間の合成の比率を決
定するのに使われる。
用中のテクスチャの原点のアドレスと幅(ミップマップ
使用時は各レベル毎に)を保持している。尚、原点のア
ドレスとはテクスチャメモリ全体における管理ブロック
のアドレスであり、テクスチャメモリにおけるアドレス
の10bit目〜24bit目で原点のテクスチャメモリにお
けるアドレスの下位10bit は全て0にセットされる。
描画プロセッサ4000からrp_tc_adr で送られてきた
テクスチャの座標(この座標は(x,y)の形をしてい
る)とrp_tc_lev で送られてきたミップマップのレベル
により、各メモリ制御部にアドレスとそのアドレスがミ
ップマップのハイレベルかローレベルかを示す信号とリ
クエスト信号を、フィルタ演算部5900にミップマッ
プのレベルの小数部分と各メモリ制御部からbuf を通し
て送られる画素値がどのような位置関係にあるのかを示
す信号を出す。ここで、取りリニアフィルタを施す場合
について説明すると、トリリニアフィルタを施す場合、
例えばレベルが2.3 の場合は1/4に縮小されたレベ
ル2のミップマップにおいてバイリニアフィルタ処理を
施して求めた画素値と1/8に縮小されたレベル3のミ
ップマップにおいてバイリニアフィルタ処理を施して求
めた画素値を少数部の0.3 に基づいて合成することに
なる。つまり、レベルの整数部分はミップマップの選択
に使われ、小数部分はミップマップ間の合成の比率を決
定するのに使われる。
【0053】図8(a)は1圧縮単位ブロックを表した
ものである。左から順に4つのメモリ制御部がそれぞれ
担当する2×2画素をa,b,c,dとする。いま、周
辺4画素に対してリニアに補間するバイリニアフィルタ
処理を考えると、要求されたテクスチャ座標が圧縮単位
ブロックの中央付近にある場合は1圧縮単位ブロックの
情報のみで1画素を生成することができるが、周辺部付
近では1画素を生成するのに2ブロック乃至4ブロック
の情報が必要であることが分かる。また、図8(a)の
ハッチングの掛かっていない領域は一つのメモリ制御部
が担当する2×2画素の情報で1画素を生成できるが、
それ以外の領域では1画素を生成するのに2つ乃至4つ
のメモリ制御部が担当する2×2領域の情報が必要とな
る。このように1画素を生成するまでの処理形態のこと
なるケースを列挙すると図8(a)でハッチングにより区
別した16のケースが存在する。但し、座標の整数格子
点は画素の中心に位置するため、圧縮単位ブロックの原
点も図示の位置となり、最下の1/2画素幅の領域は一
つ下に位置する圧縮単位ブロックの上に繋がったものと
して、最も左の1/2画素幅の領域は一つ左の圧縮単位
ブロックの右に繋がったものとして考える。
ものである。左から順に4つのメモリ制御部がそれぞれ
担当する2×2画素をa,b,c,dとする。いま、周
辺4画素に対してリニアに補間するバイリニアフィルタ
処理を考えると、要求されたテクスチャ座標が圧縮単位
ブロックの中央付近にある場合は1圧縮単位ブロックの
情報のみで1画素を生成することができるが、周辺部付
近では1画素を生成するのに2ブロック乃至4ブロック
の情報が必要であることが分かる。また、図8(a)の
ハッチングの掛かっていない領域は一つのメモリ制御部
が担当する2×2画素の情報で1画素を生成できるが、
それ以外の領域では1画素を生成するのに2つ乃至4つ
のメモリ制御部が担当する2×2領域の情報が必要とな
る。このように1画素を生成するまでの処理形態のこと
なるケースを列挙すると図8(a)でハッチングにより区
別した16のケースが存在する。但し、座標の整数格子
点は画素の中心に位置するため、圧縮単位ブロックの原
点も図示の位置となり、最下の1/2画素幅の領域は一
つ下に位置する圧縮単位ブロックの上に繋がったものと
して、最も左の1/2画素幅の領域は一つ左の圧縮単位
ブロックの右に繋がったものとして考える。
【0054】図8(b)は、これを模式的に表したもの
が図8(b)である。図8(b)では各メモリ制御部が
担当する2×2画素の領域を太線で囲い画素の境界は細
線で示している。左下の4×4画素が要求されたテクス
チャ座標の存在する圧縮単位ブロックで、それ以外の上
部、右部の領域は隣接する圧縮単位ブロックの一部であ
る。2×2画素毎に付しているアルファベットはその2
×2の領域を担当するメモリ制御部を示している。
が図8(b)である。図8(b)では各メモリ制御部が
担当する2×2画素の領域を太線で囲い画素の境界は細
線で示している。左下の4×4画素が要求されたテクス
チャ座標の存在する圧縮単位ブロックで、それ以外の上
部、右部の領域は隣接する圧縮単位ブロックの一部であ
る。2×2画素毎に付しているアルファベットはその2
×2の領域を担当するメモリ制御部を示している。
【0055】Dx=0となっている領域は要求されたテ
クスチャ座標を含む圧縮単位ブロックと原点が同じx座
標を持つ圧縮単位ブロックに属することを意味する。同
様にDx=1はx座標が1つ大きい圧縮単位ブロック、
Dy=0は同じy座標を持つ圧縮単位ブロック、Dy=
1はy座標が1つ大きい圧縮単位ブロックに属すること
を意味する。また、(1)(2)等の正方形のマークはそ
の周りの4画素がバイリニアフィルタ処理されることを
意味する。但し、1つのメモリ制御部が担当する2×2
画素がフィルタの対象である場合は(3)のように左上
に記すようにしている。
クスチャ座標を含む圧縮単位ブロックと原点が同じx座
標を持つ圧縮単位ブロックに属することを意味する。同
様にDx=1はx座標が1つ大きい圧縮単位ブロック、
Dy=0は同じy座標を持つ圧縮単位ブロック、Dy=
1はy座標が1つ大きい圧縮単位ブロックに属すること
を意味する。また、(1)(2)等の正方形のマークはそ
の周りの4画素がバイリニアフィルタ処理されることを
意味する。但し、1つのメモリ制御部が担当する2×2
画素がフィルタの対象である場合は(3)のように左上
に記すようにしている。
【0056】テクスチャ座標をアドレスに変換する式を
次に示す。
次に示す。
【0057】 A=O+{(W+31)/32×y/32+x/32}×64+{8×(y%32 +Dy)/4+(x%32+Dx)/4} …(数1) ここで、Aは変換されたアドレス、Oはテクスチャの原
点のアドレス、Wはテクスチャの幅、Dx及びDyは上
述の記号と同一のものであり、例えば要求されるテクス
チャ座標がDx=0の領域にある場合はDxは0に置き
替わる。また、32は管理ブロックの幅及び高さであ
り、4は圧縮単位ブロックの幅及び高さ、64は1つの
管理部ブロックの中にある圧縮単位ブロックの数であ
る。但し、(y%32+Dy)若しくは(x%32+D
x)が32となるときは管理ブロックの境界を越えたこ
とを意味し、このときは(y%32+Dy)若しくは
(x%32+Dx)を0に置き換えてy/32若しくは
x/32に1を加えることとする。
点のアドレス、Wはテクスチャの幅、Dx及びDyは上
述の記号と同一のものであり、例えば要求されるテクス
チャ座標がDx=0の領域にある場合はDxは0に置き
替わる。また、32は管理ブロックの幅及び高さであ
り、4は圧縮単位ブロックの幅及び高さ、64は1つの
管理部ブロックの中にある圧縮単位ブロックの数であ
る。但し、(y%32+Dy)若しくは(x%32+D
x)が32となるときは管理ブロックの境界を越えたこ
とを意味し、このときは(y%32+Dy)若しくは
(x%32+Dx)を0に置き換えてy/32若しくは
x/32に1を加えることとする。
【0058】例えば、正方形のマークが(1)の位置に
ある場合周辺4画素は共にDx=0,Dy=0の領域に
あるので、メモリ制御部c及びdにアドレスは次のよう
になる。
ある場合周辺4画素は共にDx=0,Dy=0の領域に
あるので、メモリ制御部c及びdにアドレスは次のよう
になる。
【0059】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
0)/4} また、正方形のマークが(2)の位置にある場合、周辺
4画素はDx=0,Dy=0の領域とDx=0,Dy=
1の領域に分かれるため、メモリ制御部c及びdのアド
レスは次のようになる。
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
0)/4} また、正方形のマークが(2)の位置にある場合、周辺
4画素はDx=0,Dy=0の領域とDx=0,Dy=
1の領域に分かれるため、メモリ制御部c及びdのアド
レスは次のようになる。
【0060】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
0)/4} この時のメモリ制御部a及びbのアドレスは次のように
なる。
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
0)/4} この時のメモリ制御部a及びbのアドレスは次のように
なる。
【0061】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+1)/4+(x%32+
0)/4} この模式図を用いて要求されたテクスチャ座標の位置と
それに対して行われる処理を纏めたものが図8(c)で
ある。この図では画素境界線を省いてある。また、アル
ファベットの記号も必要なものだけを記入してある。図
8(c)から例えば要求されるテクスチャ座標のx座標
を4で割った余りが3.0以上4.0未満で、y座標を4
で割った余りが3.0以上4.0未満の場合はaのアドレ
スは、次のようになる。
32}×64+{8×(y%32+1)/4+(x%32+
0)/4} この模式図を用いて要求されたテクスチャ座標の位置と
それに対して行われる処理を纏めたものが図8(c)で
ある。この図では画素境界線を省いてある。また、アル
ファベットの記号も必要なものだけを記入してある。図
8(c)から例えば要求されるテクスチャ座標のx座標
を4で割った余りが3.0以上4.0未満で、y座標を4
で割った余りが3.0以上4.0未満の場合はaのアドレ
スは、次のようになる。
【0062】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+1)/4+(x%32+
1)/4} また、bのアドレスは次のようになる。
32}×64+{8×(y%32+1)/4+(x%32+
1)/4} また、bのアドレスは次のようになる。
【0063】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+1)/4+(x%32+
0)/4} Cのアドレスは次のようになる。
32}×64+{8×(y%32+1)/4+(x%32+
0)/4} Cのアドレスは次のようになる。
【0064】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
1)/4} dのアドレスは次のようになる。
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
1)/4} dのアドレスは次のようになる。
【0065】O+{(W+31)/32×y/32+x/
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
0)/4} また、フィルタ演算部にはこの16通りのケースのうち
の何れであるかを示す4bit の信号がアドレス変換部3
500から送られ、それに応じて適切な4画素のフィル
タ処理が行われる。上記の場合には、メモリ制御部aか
ら送られてくる2×2画素のうち左下の画素を右上とし
て、メモリ制御部bから送られてくる2×2画素のうち
右下の画素を左上として、メモリ制御部cから送られて
くる2×2画素のうち左上の画素を右下として、メモリ
制御部dから送られてくる2×2画素のうち右上の画素
を左下としてフィルタ処理が行われる。
32}×64+{8×(y%32+0)/4+(x%32+
0)/4} また、フィルタ演算部にはこの16通りのケースのうち
の何れであるかを示す4bit の信号がアドレス変換部3
500から送られ、それに応じて適切な4画素のフィル
タ処理が行われる。上記の場合には、メモリ制御部aか
ら送られてくる2×2画素のうち左下の画素を右上とし
て、メモリ制御部bから送られてくる2×2画素のうち
右下の画素を左上として、メモリ制御部cから送られて
くる2×2画素のうち左上の画素を右下として、メモリ
制御部dから送られてくる2×2画素のうち右上の画素
を左下としてフィルタ処理が行われる。
【0066】次に、図9を用いてメモリ制御部の構成と
動作について説明する。
動作について説明する。
【0067】メモリ制御部は制御部5210,二つのBu
f 5400に存在するデータのアドレスを保持している
BufAd_1 5240、BufAd_2 5250、メモリモジュ
ールとのインタフェースをとるメモリI/F5220,
5230、及び二つのメモリモジュール及びテクスチャ
メモリマネージャ6000から取り寄せたデータを選択
してBuf5400に送るsel5260から構成され、アド
レス変換部5300から要求のあったアドレスのデータ
を、対になった2個のメモリモジュールを参照し、もし
それらに存在しなければテクスチャメモリから取り寄せ
てBuf 5400にセットする。
f 5400に存在するデータのアドレスを保持している
BufAd_1 5240、BufAd_2 5250、メモリモジュ
ールとのインタフェースをとるメモリI/F5220,
5230、及び二つのメモリモジュール及びテクスチャ
メモリマネージャ6000から取り寄せたデータを選択
してBuf5400に送るsel5260から構成され、アド
レス変換部5300から要求のあったアドレスのデータ
を、対になった2個のメモリモジュールを参照し、もし
それらに存在しなければテクスチャメモリから取り寄せ
てBuf 5400にセットする。
【0068】制御部5210はアドレス変換部5200
からの要求を受付可能のとき、信号線5001を通して
アドレス変換部に受付可能信号を送る。また、受付可能
のとき制御部5210は信号線5001を通してアドレ
ス変換部5200から送られてきた要求信号と要求アド
レスに対して要求されたデータを準備してBuf5400 に送
る。
からの要求を受付可能のとき、信号線5001を通して
アドレス変換部に受付可能信号を送る。また、受付可能
のとき制御部5210は信号線5001を通してアドレ
ス変換部5200から送られてきた要求信号と要求アド
レスに対して要求されたデータを準備してBuf5400 に送
る。
【0069】図12は、12は制御部5210の処理を
示したものであり、以下詳細に説明する。
示したものであり、以下詳細に説明する。
【0070】まず、制御部5210は既にBuf5400
に要求データが存在していないかどうかをBufAd_1 5
240,BufAd_2 5250を参照して調べる。もし、
存在する場合にはbuf のデータが有効であることを信号
線5008を通してフィルタ演算部に知らせる。
に要求データが存在していないかどうかをBufAd_1 5
240,BufAd_2 5250を参照して調べる。もし、
存在する場合にはbuf のデータが有効であることを信号
線5008を通してフィルタ演算部に知らせる。
【0071】もし、存在しない場合には次にメモリモジ
ュールに要求データが格納されているかを調べる必要が
ある。メモリモジュールにどのアドレスのデータが格納
されているかという情報はタグテーブル5500に保持
されており、制御部5210は信号線5002を通して
タグテーブル5500にメモリモジュールに要求データ
があるかどうかを問い合わせる。
ュールに要求データが格納されているかを調べる必要が
ある。メモリモジュールにどのアドレスのデータが格納
されているかという情報はタグテーブル5500に保持
されており、制御部5210は信号線5002を通して
タグテーブル5500にメモリモジュールに要求データ
があるかどうかを問い合わせる。
【0072】もし、メモリモジュールのどちらか(例え
ばメモリモジュール1R 5100_1Rに要求データ
がある場合、メモリI/F5230が要求を受け付け可
能な場合には制御部5210は信号線rreq5201を通
してメモリI/F5230に対し読み出し要求信号を送
る。受け付け可能でなければ制御部5210は受け付け
可能になるまで待つ。受付可能であるかどうかは信号線
5202を通してメモリI/F5230から制御部52
10に知らされる。
ばメモリモジュール1R 5100_1Rに要求データ
がある場合、メモリI/F5230が要求を受け付け可
能な場合には制御部5210は信号線rreq5201を通
してメモリI/F5230に対し読み出し要求信号を送
る。受け付け可能でなければ制御部5210は受け付け
可能になるまで待つ。受付可能であるかどうかは信号線
5202を通してメモリI/F5230から制御部52
10に知らされる。
【0073】メモリI/F5230は読み出し要求信号
を受け取ると信号線5001から受け取ったアドレスに
従い、メモリモジュール1R 5100_1Lから要求
データを読み出す。要求データの読み出しが完了すると
メモリI/F5230は信号線5203に要求データを
ロードして、信号線TC_dtenbl5204 を通して制御部
5210に対しデータ有効信号を送る。データ有効信号
を受け取った制御部5210は信号線5206からsel
5260に対してメモリI/F5230からのデータを選
択する信号を送り、sel5260はそれに応じてメモリI
/F5230からのデータを信号線5009を通してBuf
5400 に出力する。制御部5210は同時に信号線
5006から1対のBuf5400に対してBufの指定と内
容更新要求を出し、指定されたほうのBufはsel5260
から送られたデータに内容を更新する。bufの内容が更
新されると制御部5210はBuf5400のデータが有
効であることを信号線5008を通してフィルタ演算部
に知らせる。
を受け取ると信号線5001から受け取ったアドレスに
従い、メモリモジュール1R 5100_1Lから要求
データを読み出す。要求データの読み出しが完了すると
メモリI/F5230は信号線5203に要求データを
ロードして、信号線TC_dtenbl5204 を通して制御部
5210に対しデータ有効信号を送る。データ有効信号
を受け取った制御部5210は信号線5206からsel
5260に対してメモリI/F5230からのデータを選
択する信号を送り、sel5260はそれに応じてメモリI
/F5230からのデータを信号線5009を通してBuf
5400 に出力する。制御部5210は同時に信号線
5006から1対のBuf5400に対してBufの指定と内
容更新要求を出し、指定されたほうのBufはsel5260
から送られたデータに内容を更新する。bufの内容が更
新されると制御部5210はBuf5400のデータが有
効であることを信号線5008を通してフィルタ演算部
に知らせる。
【0074】もし、メモリモジュールのどちらにも要求
データが存在しない場合にはメモリ制御部_1 520
0_1は信号線5003に要求するデータのアドレスを
送り、要求信号線5004をアサートし要求を出してい
ることを伝え、tmm_c_ack がアサートされるとtmm_c_ad
r からアドレスを信号線5007からテクスチャ伸張部
5800が伸張したテクスチャデータの中の自メモリ制
御部が担当する1/4の部分をメモリモジュールに書き
込み、タグテーブル5500を書き替える。
データが存在しない場合にはメモリ制御部_1 520
0_1は信号線5003に要求するデータのアドレスを
送り、要求信号線5004をアサートし要求を出してい
ることを伝え、tmm_c_ack がアサートされるとtmm_c_ad
r からアドレスを信号線5007からテクスチャ伸張部
5800が伸張したテクスチャデータの中の自メモリ制
御部が担当する1/4の部分をメモリモジュールに書き
込み、タグテーブル5500を書き替える。
【0075】メモリモジュールへの書き込みに関して
は、メモリI/F5230が要求を受け付け可能な場合
には制御部5210は信号線wreq5208を通してメモ
リI/F5230に対し書き込み要求信号を送る。受け
付け可能でなければ制御部5210は受け付け可能になるま
で待つ。受け付け可能でない場合に書き込むべきデータ
を一時的に保持しておくため制御部5210は内部にバ
ッファを持っている。受付可能であるかどうかは信号線
5202を通してメモリI/F5230から制御部52
10に知らされる。
は、メモリI/F5230が要求を受け付け可能な場合
には制御部5210は信号線wreq5208を通してメモ
リI/F5230に対し書き込み要求信号を送る。受け
付け可能でなければ制御部5210は受け付け可能になるま
で待つ。受け付け可能でない場合に書き込むべきデータ
を一時的に保持しておくため制御部5210は内部にバ
ッファを持っている。受付可能であるかどうかは信号線
5202を通してメモリI/F5230から制御部52
10に知らされる。
【0076】メモリ制御部5200_1の次の動作は要
求したアドレスと返ってきたアドレスが同一であるか否
かによって異なる。
求したアドレスと返ってきたアドレスが同一であるか否
かによって異なる。
【0077】もし、要求したアドレスと返ってきたアド
レスが同一である場合、制御部5210は信号線5206か
らsel5260 に対してテクスチャメモリマネージャ60
00からのデータを選択する信号を送り、sel5260 は
それに応じてテクスチャメモリマネージャ6000から
のデータを信号線5009を通してBuf5400_1L及
び5400_1Lへ転送して、信号線5006によって
信号線5009が有効になったことと、どちらのBuf に
書き込まれるべきデータであるかを伝え、信号線500
8からBuf5400_1L 及び5400_1Rの内容が
更新されたことをフィルタ演算部5900に伝える。
レスが同一である場合、制御部5210は信号線5206か
らsel5260 に対してテクスチャメモリマネージャ60
00からのデータを選択する信号を送り、sel5260 は
それに応じてテクスチャメモリマネージャ6000から
のデータを信号線5009を通してBuf5400_1L及
び5400_1Lへ転送して、信号線5006によって
信号線5009が有効になったことと、どちらのBuf に
書き込まれるべきデータであるかを伝え、信号線500
8からBuf5400_1L 及び5400_1Rの内容が
更新されたことをフィルタ演算部5900に伝える。
【0078】もし、要求したアドレスと返ってきたアド
レスが同一でない場合もテクスチャメモリマネージャ6
000から受け取ったデータを上述のようにメモリモジ
ュール1 5100_1Lもしくはメモリモジュール5
100_1Rに書き込むがBuf5400_1L及び54
00_1Rへの転送は行わない。
レスが同一でない場合もテクスチャメモリマネージャ6
000から受け取ったデータを上述のようにメモリモジ
ュール1 5100_1Lもしくはメモリモジュール5
100_1Rに書き込むがBuf5400_1L及び54
00_1Rへの転送は行わない。
【0079】次に、図10を用いてタグテーブル550
0の構成と動作について説明する。タグテーブル550
0は管理ブロック毎にその管理ブロックがテクスチャメ
モリ7000のどのアドレスのデータの複製であるかの
情報(具体的にはテクスチャメモリ7000におけるア
ドレスの上位6bit )を保持するフレームアドレステー
ブル5520と指定された圧縮ブロックが本当に該管理
ブロックの一部であるかどうかを表す情報(有効ビッ
ト)を保持する有効ビットテーブル5530及びこれら
のテーブルに対する読み書きを制御するタグテーブル制
御部5510からなる。
0の構成と動作について説明する。タグテーブル550
0は管理ブロック毎にその管理ブロックがテクスチャメ
モリ7000のどのアドレスのデータの複製であるかの
情報(具体的にはテクスチャメモリ7000におけるア
ドレスの上位6bit )を保持するフレームアドレステー
ブル5520と指定された圧縮ブロックが本当に該管理
ブロックの一部であるかどうかを表す情報(有効ビッ
ト)を保持する有効ビットテーブル5530及びこれら
のテーブルに対する読み書きを制御するタグテーブル制
御部5510からなる。
【0080】ここでは対となるメモリモジュール毎にフ
レームアドレステーブル5520と有効ビットテーブル
5530を二つずつ設けている。
レームアドレステーブル5520と有効ビットテーブル
5530を二つずつ設けている。
【0081】メモリ制御部5200がタグテーブル55
00を参照する際の動作について説明する。
00を参照する際の動作について説明する。
【0082】メモリ制御部5200がタグテーブル55
00を参照する際、信号線5002を通してテクスチャ
メモリ7000における圧縮単位ブロックのアドレス
(具体的にはテクスチャメモリ7000における管理ブ
ロック内圧縮単位ブロックアドレス以上の15bit )と
リード要求信号を送る。タグテーブル制御部5510は
該アドレスの下位9bit (テクスチャキャッシュ内管理
ブロックアドレス)を用いてフレームアドレステーブル
5520を参照し、該アドレスの上位6bit とフレーム
アドレステーブル5520に保持されている、テクスチ
ャメモリ7000におけるアドレスの上位6bit を比較
する。
00を参照する際、信号線5002を通してテクスチャ
メモリ7000における圧縮単位ブロックのアドレス
(具体的にはテクスチャメモリ7000における管理ブ
ロック内圧縮単位ブロックアドレス以上の15bit )と
リード要求信号を送る。タグテーブル制御部5510は
該アドレスの下位9bit (テクスチャキャッシュ内管理
ブロックアドレス)を用いてフレームアドレステーブル
5520を参照し、該アドレスの上位6bit とフレーム
アドレステーブル5520に保持されている、テクスチ
ャメモリ7000におけるアドレスの上位6bit を比較
する。
【0083】比較結果が一致したときK=1と表記し一
致しなかったときK=0と表記することにする。
致しなかったときK=0と表記することにする。
【0084】これと同時にタグテーブル制御部5510
は信号線5502を通して送られてきたテクスチャメモ
リ7000における圧縮単位ブロックのアドレスを用い
有効ビットテーブル5530を参照し保持されている1
bit の情報(以下Vと表す)を得る。
は信号線5502を通して送られてきたテクスチャメモ
リ7000における圧縮単位ブロックのアドレスを用い
有効ビットテーブル5530を参照し保持されている1
bit の情報(以下Vと表す)を得る。
【0085】Vは指定された圧縮単位ブロックがフレー
ムアドレステーブル5520が示す管理ブロックの一部
であるかどうかを表す情報(有効ビット)である。即
ち、V=1のときは該圧縮単位ブロックが該管理ブロッ
クの一部であり、D=0のときは該管理ブロックの一部
ではないことを表している。
ムアドレステーブル5520が示す管理ブロックの一部
であるかどうかを表す情報(有効ビット)である。即
ち、V=1のときは該圧縮単位ブロックが該管理ブロッ
クの一部であり、D=0のときは該管理ブロックの一部
ではないことを表している。
【0086】K=1でかつV=0のときにのみ該圧縮単
位ブロックはメモリモジュールに保持されていることに
なり、このときタグテーブル制御部5510は信号線50
02を通してメモリ制御部5200に該圧縮単位ブロック
がメモリモジュールに保持されていること通知し、それ
以外の場合は保持されていないことを通知する。
位ブロックはメモリモジュールに保持されていることに
なり、このときタグテーブル制御部5510は信号線50
02を通してメモリ制御部5200に該圧縮単位ブロック
がメモリモジュールに保持されていること通知し、それ
以外の場合は保持されていないことを通知する。
【0087】次にメモリ制御部5200がタグテーブル
5500を書き換える際の動作について説明する。
5500を書き換える際の動作について説明する。
【0088】メモリ制御部5200がタグテーブル55
00を書き換える際、信号線5002を通してテクスチャメ
モリ7000における圧縮単位ブロックのアドレス(具
体的にはテクスチャメモリ7000における管理ブロッ
ク内圧縮単位ブロックアドレス以上の15bit )とライ
ト要求信号を送る。
00を書き換える際、信号線5002を通してテクスチャメ
モリ7000における圧縮単位ブロックのアドレス(具
体的にはテクスチャメモリ7000における管理ブロッ
ク内圧縮単位ブロックアドレス以上の15bit )とライ
ト要求信号を送る。
【0089】タグテーブル制御部5510は該アドレス
の下位9bit (テクスチャキャッシュ内管理ブロックア
ドレス)を用いてフレームアドレステーブル(552
0)を参照し、該アドレスの上位6bit とフレームアド
レステーブル5520に保持されている、テクスチャメ
モリ7000におけるアドレスの上位6bit を比較す
る。
の下位9bit (テクスチャキャッシュ内管理ブロックア
ドレス)を用いてフレームアドレステーブル(552
0)を参照し、該アドレスの上位6bit とフレームアド
レステーブル5520に保持されている、テクスチャメ
モリ7000におけるアドレスの上位6bit を比較す
る。
【0090】比較結果が一致しないときはフレームアド
レステーブル5520に保持されている、テクスチャメ
モリ7000におけるアドレスの上位6bit をテクスチ
ャメモリ7000における新たにメモリモジュールに格
納される圧縮単位ブロックのアドレスの上位6bit に書
き換え、フレームアドレステーブル5520を参照する
際に用いたアドレスをテクスチャキャッシュ内管理ブロ
ックアドレスとして持つ全ての圧縮単位ブロック(今回
新たにメモリモジュールに格納された圧縮単位ブロック
のみを除く)に対応する有効ビットをすべてV=0に書
き換える。(今回新たにメモリモジュールに格納された
圧縮単位ブロックに対応する有効ビットはV=1とす
る。)比較結果が一致したときはフレームアドレステー
ブル5520は書き換えず、今回新たにメモリモジュー
ルに格納された圧縮単位ブロックに対応する有効ビット
をV=1に書き換える。
レステーブル5520に保持されている、テクスチャメ
モリ7000におけるアドレスの上位6bit をテクスチ
ャメモリ7000における新たにメモリモジュールに格
納される圧縮単位ブロックのアドレスの上位6bit に書
き換え、フレームアドレステーブル5520を参照する
際に用いたアドレスをテクスチャキャッシュ内管理ブロ
ックアドレスとして持つ全ての圧縮単位ブロック(今回
新たにメモリモジュールに格納された圧縮単位ブロック
のみを除く)に対応する有効ビットをすべてV=0に書
き換える。(今回新たにメモリモジュールに格納された
圧縮単位ブロックに対応する有効ビットはV=1とす
る。)比較結果が一致したときはフレームアドレステー
ブル5520は書き換えず、今回新たにメモリモジュー
ルに格納された圧縮単位ブロックに対応する有効ビット
をV=1に書き換える。
【0091】このように転送単位である圧縮単位ブロッ
ク毎に全てテクスチャメモリ7000(上位のメモリ)にお
けるアドレスを保持するのではなく、圧縮単位ブロック
を8×8個等のように纏めた管理ブロック毎に保持し、
転送単位である圧縮単位ブロック毎には有効ビットを持
つことでタグテーブルの容量を削減することができる。
ク毎に全てテクスチャメモリ7000(上位のメモリ)にお
けるアドレスを保持するのではなく、圧縮単位ブロック
を8×8個等のように纏めた管理ブロック毎に保持し、
転送単位である圧縮単位ブロック毎には有効ビットを持
つことでタグテーブルの容量を削減することができる。
【0092】次に、図11を用いてテクスチャメモリマ
ネージャ6000の構成と動作について説明する。テク
スチャメモリマネージャ6000はテクスチャキャッシ
ュ5000−1〜5000−4から転送要求のあった圧
縮単位ブロックのアドレスを受けてどの要求に応えるか
を選択するブロック選択部6200、テクスチャメモリ
7000を構成する5つのチップを制御するTM制御部
6300−1〜6300−5及びこれらを制御するTMM制
御部6100から構成される。
ネージャ6000の構成と動作について説明する。テク
スチャメモリマネージャ6000はテクスチャキャッシ
ュ5000−1〜5000−4から転送要求のあった圧
縮単位ブロックのアドレスを受けてどの要求に応えるか
を選択するブロック選択部6200、テクスチャメモリ
7000を構成する5つのチップを制御するTM制御部
6300−1〜6300−5及びこれらを制御するTMM制
御部6100から構成される。
【0093】テクスチャキャッシュ5000−1〜50
00−4は信号線tc_mm_adr を通してブロック選択部6
200に要求する圧縮単位ブロックのアドレスを送ると
同時に、信号線tc_mm_req を通して要求信号を送る。
00−4は信号線tc_mm_adr を通してブロック選択部6
200に要求する圧縮単位ブロックのアドレスを送ると
同時に、信号線tc_mm_req を通して要求信号を送る。
【0094】ブロック選択部6200はこれらの要求の
うち何れか1つをTMM制御部6100に送る。何れか1つ
の選び方としては、例えば最も要求の多かったものを選
び、同数のものがあれば予め決められた優先順位に基づ
いて選ぶ等がある。
うち何れか1つをTMM制御部6100に送る。何れか1つ
の選び方としては、例えば最も要求の多かったものを選
び、同数のものがあれば予め決められた優先順位に基づ
いて選ぶ等がある。
【0095】TMM制御部6100はテクスチャキャッ
シュ5000−1〜5000−4の内1つでも要求を出
しているものがあればブロック選択部6200から送ら
れたアドレスを読み込むようにTM制御部6300−1
〜6300−5に信号線tm_adrを通してアドレスを信号
線tm_reqを通して要求信号を送る。また、テクスチャキ
ャッシュ5000−1〜5000−4に対しては信号線
tmm_c_adr を通して選択されたアドレスを、信号線tmm_
c_ack を通して要求を受け付けたことを知らせる。
シュ5000−1〜5000−4の内1つでも要求を出
しているものがあればブロック選択部6200から送ら
れたアドレスを読み込むようにTM制御部6300−1
〜6300−5に信号線tm_adrを通してアドレスを信号
線tm_reqを通して要求信号を送る。また、テクスチャキ
ャッシュ5000−1〜5000−4に対しては信号線
tmm_c_adr を通して選択されたアドレスを、信号線tmm_
c_ack を通して要求を受け付けたことを知らせる。
【0096】TM制御部6300−1〜6300−5は
TMM制御部6100から送られたアドレスに基づきそ
れぞれが担当するテクスチャメモリ7000のチップか
ら連続したアドレスの8bit のデータを2回続けて読み
出す。このときtmm_m_adr を通してアドレス(但しチッ
プ選択信号は除く)を送りtmm_m_cntを通して制御を行
う。
TMM制御部6100から送られたアドレスに基づきそ
れぞれが担当するテクスチャメモリ7000のチップか
ら連続したアドレスの8bit のデータを2回続けて読み
出す。このときtmm_m_adr を通してアドレス(但しチッ
プ選択信号は除く)を送りtmm_m_cntを通して制御を行
う。
【0097】TM制御部6300−1〜6300−5は
テクスチャメモリ7000から受け取ったデータを信号
線tmm_c_dataを通してテクスチャキャッシュ5000−
1〜5000−4に送る。
テクスチャメモリ7000から受け取ったデータを信号
線tmm_c_dataを通してテクスチャキャッシュ5000−
1〜5000−4に送る。
【0098】ジオメトリプロセッサからテクスチャメモ
リ7000への書き込み要求があったときにはTMM制
御部6100が受けて、あとは同様にしてTMM制御部
6100がTM制御部6300−1〜6300−5へ書き込
み要求を出しTM制御部6300−1〜6300−5がテク
スチャメモリ7000への書き込みを行う。
リ7000への書き込み要求があったときにはTMM制
御部6100が受けて、あとは同様にしてTMM制御部
6100がTM制御部6300−1〜6300−5へ書き込
み要求を出しTM制御部6300−1〜6300−5がテク
スチャメモリ7000への書き込みを行う。
【0099】尚、複数のテクスチャキャッシュ5000
−1〜5000−4は同一のイメージデータを要求する
とは限らない。この時テクスチャメモリマネージャ60
00のブロック選択部6200が複数の異なる圧縮ブロ
ックの要求に対して、待たされた期間の最も永いテクス
チャキャッシュに対して要求に応じる制御を行うことで
各描画プロセッサの処理速度のばらつきを均等化するこ
とができる。
−1〜5000−4は同一のイメージデータを要求する
とは限らない。この時テクスチャメモリマネージャ60
00のブロック選択部6200が複数の異なる圧縮ブロ
ックの要求に対して、待たされた期間の最も永いテクス
チャキャッシュに対して要求に応じる制御を行うことで
各描画プロセッサの処理速度のばらつきを均等化するこ
とができる。
【0100】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、メモリに使用効率を向上させるとともに、高速
処理可能なグラフィックスシステムを実現することがで
きる。
よれば、メモリに使用効率を向上させるとともに、高速
処理可能なグラフィックスシステムを実現することがで
きる。
【図1】グラフィックスシステムの構成を示した図であ
る。
る。
【図2】テクスチャ画像のブロック構成を説明するため
の図である。
の図である。
【図3】テクスチャ画像の圧縮方式を説明するための図
である。
である。
【図4】テクスチャメモリの構成を示した図である。
【図5】テクスチャキャッシュの構成を示した図であ
る。
る。
【図6】テクスチャメモリ及びテクスチャキャッシュメ
モリのアドレッシングを示した図である。
モリのアドレッシングを示した図である。
【図7】テクスチャキャッシュの構成を示した図であ
る。
る。
【図8】アドレスの変換方法を説明するための図であ
る。
る。
【図9】メモリ制御部の構成を示した図である。
【図10】タグテーブルの構成を示した図である。
【図11】テクスチャメモリマネージャの構成を示した
図である。
図である。
【図12】メモリ制御部の動作を示した図である。
【図13】プロセッサ間のローカリティを示した図であ
る。
る。
【図14】キャッシュメモリの格納データ構成を示した
図である。
図である。
0000…表示装置、1000…CPU、2000…主
メモリMM、3000…ジオメトリプロセッサ、400
0−1〜4000−4…描画プロセッサ、5000−1〜5
000−4…テクスチャキャッシュ、6000…テクス
チャメモリマネージャ、7000…テクスチャメモリ、
8000−1〜8000−4…フレームメモリFM。
メモリMM、3000…ジオメトリプロセッサ、400
0−1〜4000−4…描画プロセッサ、5000−1〜5
000−4…テクスチャキャッシュ、6000…テクス
チャメモリマネージャ、7000…テクスチャメモリ、
8000−1〜8000−4…フレームメモリFM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高見 和久 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 鬼木 一徳 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内
Claims (7)
- 【請求項1】CPUと、 複数種類のテクスチャ画像を記憶するメモリと、 CPUから送られてくるコマンドに基づいて生成した図
形にテクスチャ画像をマッピングするための複数の描画
プロセッサと、 上記各描画プロセッサと接続され、上記描画プロセッサ
で処理されるテクスチャ画像を記憶する複数のキャッシ
ュメモリと、 上記メモリ及び複数の上記キャッシュメモリと接続さ
れ、上記キャッシュメモリからの要求に応じて、上記メ
モリから上記キャッシュメモリへテクスチャ画像を転送
する転送装置とを有するグラフィック処理システムにお
いて、 上記転送装置は、複数の上記キャッシュメモリからの要
求のうち1つの要求を選択し、この要求に対応するテク
スチャ画像を上記メモリから全ての上記キャッシュメモ
リに転送することを特徴とするグラフィックスシステ
ム。 - 【請求項2】請求項1において上記転送装置は、複数の
上記キャッシュメモリからの要求のうち最も要求の多い
テクスチャ画像を上記メモリから全てのキャッシュメモ
リに転送することを特徴とするグラフィックスシステ
ム。 - 【請求項3】請求項1において、 上記メモリに格納されているテクスチャ画像は、圧縮さ
れたテクスチャ画像であって、上記各キャッシュメモリ
は、上記メモリから転送されてきたテクスチャ画像を伸
張するための伸張部を有し、伸張したテクスチャ画像を
記憶することを特徴とするグラフィックスシステム。 - 【請求項4】請求項3においてテクスチャキャッシュは
テクスチャのフィルタリングを行うフィルタ演算部を有
することを特徴とする図形表示装置。 - 【請求項5】データを記憶するメモリ及びこのメモリに
記憶されたデータに基づいて処理を行うプロセッサと接
続され、上記プロセッサからの要求に応じて上記メモリ
から読み出したデータを記憶する記憶部を有するキャッ
シュメモリにおいて、 上記記憶部は、上記プロセッサから要求がなく、かつ上
記メモリから転送されるデータを記憶し、上記記憶した
データが上記プロセッサから要求されたデータと一致す
るときに上記データをプロセッサに転送することを特徴
とするキャッシュメモリ。 - 【請求項6】データを記憶するメモリ及びこのメモリに
記憶されたデータに基づいて処理を行うプロセッサと接
続され、上記プロセッサからの要求に応じて上記メモリ
から読み出したデータを記憶する記憶部を有するキャッ
シュメモリにおいて、 上記記憶部に記憶されたデータを読み出すための情報
が、上記メモリからデータを読み出すための情報より少
ないことを特徴とするキャッシュメモリ。 - 【請求項7】プロセッサ及び圧縮されたテクスチャデー
タを記憶するメモリと接続され、 上記メモリから転送される圧縮されたテクスチャデータ
を伸張する伸張部と、 上記伸張されたテクスチャデータを記憶する記憶部と、 上記テクスチャデータのフィルタリング処理を行うフィ
ルタ演算部とを有することを特徴とするキャッシュメモ
リ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02949398A JP3365293B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | Dram,ロジック混載lsiを使ったキャッシュメモリ及びそれを用いたグラフィックスシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02949398A JP3365293B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | Dram,ロジック混載lsiを使ったキャッシュメモリ及びそれを用いたグラフィックスシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11232470A true JPH11232470A (ja) | 1999-08-27 |
JP3365293B2 JP3365293B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=12277604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02949398A Expired - Fee Related JP3365293B2 (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | Dram,ロジック混載lsiを使ったキャッシュメモリ及びそれを用いたグラフィックスシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3365293B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007528062A (ja) * | 2004-02-27 | 2007-10-04 | エヌヴィディア コーポレイション | Pciエクスプレスを用いたグラフィックデバイスのクラスタリング |
JP2008502064A (ja) * | 2004-06-08 | 2008-01-24 | スリー−ビィ・インターナショナル・リミテッド | 画像テクスチャの表示 |
JP2008507028A (ja) * | 2004-07-14 | 2008-03-06 | シリコン オプティックス インコーポレイテッド | キャッシュメモリーを管理するシステムと方法 |
JP2009176244A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Sammy Corp | 画像作成装置及びプログラム |
KR20200035446A (ko) * | 2017-08-25 | 2020-04-03 | 어드밴스드 마이크로 디바이시즈, 인코포레이티드 | 압축 메타데이터를 사용하는 텍스처 상주 체크 |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP02949398A patent/JP3365293B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7633507B2 (en) | 2002-06-07 | 2009-12-15 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Graphics texture processing methods, apparatus and computer program products using block overlapping and/or texture filtering |
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JP4755172B2 (ja) * | 2004-02-27 | 2011-08-24 | エヌヴィディア コーポレイション | Pciエクスプレスを用いたグラフィックデバイスのクラスタリング |
JP2008502064A (ja) * | 2004-06-08 | 2008-01-24 | スリー−ビィ・インターナショナル・リミテッド | 画像テクスチャの表示 |
JP2008507028A (ja) * | 2004-07-14 | 2008-03-06 | シリコン オプティックス インコーポレイテッド | キャッシュメモリーを管理するシステムと方法 |
JP2009176244A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Sammy Corp | 画像作成装置及びプログラム |
KR20200035446A (ko) * | 2017-08-25 | 2020-04-03 | 어드밴스드 마이크로 디바이시즈, 인코포레이티드 | 압축 메타데이터를 사용하는 텍스처 상주 체크 |
JP2020531994A (ja) * | 2017-08-25 | 2020-11-05 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッドAdvanced Micro Devices Incorporated | 圧縮メタデータを用いたテクスチャ常駐チェック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3365293B2 (ja) | 2003-01-08 |
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