JPH1123219A - 共焦点光学系による変位計測装置 - Google Patents

共焦点光学系による変位計測装置

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JPH1123219A
JPH1123219A JP17598197A JP17598197A JPH1123219A JP H1123219 A JPH1123219 A JP H1123219A JP 17598197 A JP17598197 A JP 17598197A JP 17598197 A JP17598197 A JP 17598197A JP H1123219 A JPH1123219 A JP H1123219A
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lens
housing
measured
displacement
light
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JP17598197A
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Toshihiko Fukuhara
敏彦 福原
Yozo Nishi
洋三 西
Mitsuo Takahashi
満雄 高橋
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Komatsu Engineering Corp
Original Assignee
Komatsu Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変位を計測する際の計測範囲を広げる。変位計
測精度を向上させる。 【解決手段】共焦点光学系1の光源2とレンズ6との間
に、光出射口5aの光軸方向Cにおける位置が調整自在
の光ファイバ5を設け、この光ファイバ5によって、光
源2からの光Lを案内し、該光Lを光出射口5aからレ
ンズ6に導く。また、レンズ6の焦点が、少なくとも2
つの計測対象物体表面11b、12aにおいてそれぞれ
位置決めされる、筐体1aの移動区間(23a〜23
b)が設定され、この移動区間(23a〜23b)を筐
体1aが一方向に移動するように、筐体駆動手段17、
18が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触によって物
体表面の変位を計測する装置に関し、特に、共焦点光学
系を利用して、透明体の厚さや、透明体と他の物体表面
との間の距離を計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】非接
触によって、ICリードの反り、モータ部品の高さ、基
板上のコーティング膜厚など、物体表面の変位を計測す
る技術として、共焦点光学系を利用した計測装置が既に
実用化されている。
【0003】共焦点光学系による変位計測装置とは、一
般に、レンズを光軸方向に沿って移動させることにより
該レンズの焦点を計測対象物体表面に位置決めし、この
計測対象物体表面からの反射光を光検出器で検出するよ
うにした共焦点光学系と、光検出器の検出信号とレンズ
の移動位置を示すレンズ移動位置信号とに基づいて計測
対象物体の光軸方向における変位を計測するという変位
計測装置とを具えた計測装置のことである。
【0004】たとえば、株式会社キーエンスが製造して
おり、すでに特許出願がなされているレーザフォーカス
変位計と呼ばれる装置では、つぎのようにして、計測対
象物体表面までの距離を測定している。
【0005】1)光源から出射されたレーザ光を、対物
レンズに入射させる。
【0006】2)この対物レンズを音叉によって上下動
させることにより、この対物レンズの焦点を計測対象物
表面上に位置決めする。
【0007】3)共焦点原理により、計測対象物表面の
焦点位置で反射されたレーザ光は、ハーフミラー、ピン
ホールを介して受光素子に到達する。
【0008】4)受光素子で、計測対象物表面の焦点位
置で反射されたレーザ光が受光されたとき(光量が最大
になったとき)の音叉の上下動位置を、音叉位置検出セ
ンサで検出することにより、対物レンズの上下動位置を
検出し、この検出結果から計測対象物体表面までの距離
(物体表面高さ)を測定する。
【0009】ところで、こうした共焦点光学系による変
位計測装置を用いて、ガラス下面と、シャドウマスク上
面の位置(高さ)をそれぞれ測定し、これらガラス下面
と、シャドウマスク上面との距離である、いわゆるブラ
ウン管Q値を計測したいとの要求がある。
【0010】上記Q値の計測範囲は、4〜20mmの範
囲であり、またガラスの厚さは10〜15mmの範囲で
ある。
【0011】しかし、上記レーザフォーカス変位計を用
いて、Q値を計測しようとすると、対物レンズから計測
対象物体表面までの距離(以下、基準距離という)が2
8mm固定であり、対物レンズとしては、この基準距離
が得られる位置を中心として上下に±1mmしか動くこ
とができない。
【0012】しかも、対物レンズ自体を上下動させるに
は、計測精度上、限度があり、ある一定距離以上は動か
すことができない。
【0013】したがって、上述するように計測範囲が幅
広いQ値を、このレーザフォーカス変位計を用いて計測
することは不可能であった。したがって、上記基準距離
を幅広く変化させることができ、計測範囲が幅広いQ値
を計測することができる装置が開発が望まれている。
【0014】また、株式会社タムロンが製造している顕
微鏡オートフォーカス装置と呼ばれる計測装置では、専
用のAFパターンを計測対象物体表面に投光し、対物レ
ンズの焦点が合ったとき、つまりAFパターンのコント
ラストが最大になったときの対物レンズの位置に基づ
き、計測対象物体表面の位置(高さ)を測定するように
している。
【0015】また、特開昭63−167315号公報
(発明の名称「レンズ変位量検出装置」)では、レンズ
の変位量を、共焦点原理によって検出する技術を開示し
ている。
【0016】以上のように、いずれの技術も、レンズ自
体を変位させることによって計測を行うという点で、上
記レーザフォーカス変位計と同種の技術である。
【0017】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、レンズ自体を変位させることなく、基準距
離を幅広く変化させることによって、計測範囲が幅広い
Q値を計測できるようにすることを第1の目的とするも
のである。
【0018】ところで、Q値を計測しようとする場合、
その前提としてシャドウマスク上面の位置を測定する必
要がある。
【0019】しかし、シャドウマスク表面(上面)には
穴が開いており、一般的に、このシャドウマスク上面の
焦点位置における集光スポット径の大きさ(直径7μ
m)が、シャドウマスク上面における穴の大きさよりも
小さくなっている。このため、対物レンズを通ったレー
ザ光がシャドウマスク表面で反射されることなく、シャ
ドウマスク上面における穴をそのまま突き抜けてしま
い、当のシャドウマスク上面の位置を測定することがで
きないことがあった。
【0020】そこで、従来は、シャドウマスク裏面か
ら、シャドウマスクに開いている穴に対して針金を差し
込み、この穴を塞ぐという前処理を施した上で、シャド
ウマスク上面の位置を測定するようにしている。
【0021】しかし、シャドウマスクに対して針金を接
触させることは、非接触による計測という本来の目的を
損なうことになってしまうとともに、針金を差し込むと
いう繁雑な前処理によって計測作業の効率が著しく損な
われることになっていた。
【0022】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、Q値を計測する際に、シャドウマスクに対
して針金を接触させるという前処理を施すことなく、非
接触で、計測を行えるようにすることを第2の目的とす
るものである。
【0023】ところで、上記顕微鏡オートフォーカス装
置では、対物レンズの移動量(移動位置)を、この対物
レンズを駆動するステッピングモータに対するモータ駆
動信号(あるいはモータ駆動位置を示すフィードバック
信号)およびこのステッピングモータにより動かされる
送りネジのピッチを示すピッチ検出信号に基づき求める
ようにしている。
【0024】このようなモータ駆動信号および送りネジ
ピッチ検出信号には、対物レンズの駆動系のバックラッ
シュによる影響分は含まれていない。
【0025】したがって、これらモータ駆動信号および
送りネジピッチ検出信号に基づき対物レンズの移動位置
を求めたとしても、この求めた対物レンズ検出移動位置
の中には、対物レンズの駆動系のバックラッシュ分だけ
の誤差が含まれていることになる。
【0026】また、上記レーザフォーカス変位計では、
対物レンズの位置を直接検出するのではなくて、この対
物レンズを上下動させる音叉の位置を検出することによ
って間接的に対物レンズの位置を検出しているために、
対物レンズの移動速度によっては対物レンズの位置検出
精度に悪影響を与えることがある。
【0027】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、共焦点光学系の対物レンズの移動位置を、
駆動系のバックラッシュの影響による誤差を生じること
なく、また対物レンズの移動速度の影響による誤差を生
じることなく、精度よく検出できるようにして、共焦点
光学系による変位計測装置の計測精度を向上させること
を第3の目的とするものである。
【0028】ところで、上記顕微鏡オートフォーカス装
置では、2つの計測対象物体表面の位置をそれぞれ測定
するとき、対物レンズを初期位置から一方向に移動さ
せ、一方の計測対象物体表面を測定する位置(焦点が合
った位置)に到達した時点で対物レンズを一旦停止さ
せ、その後、対物レンズを、上記移動方向とは反対の他
の方向に移動させ、他の計測対象物体表面を測定する位
置(焦点が合った位置)に到達した時点で対物レンズを
再度停止させるようにしている。
【0029】このように、2つの計測対象物体表面の位
置を測定するためには、対物レンズの駆動を停止させて
から逆転する必要があるので、測定に時間を要すること
になっていた。さらに、対物レンズの駆動方向を逆転さ
せることによって、対物レンズの検出位置には、対物レ
ンズの駆動系のバックラッシュの影響による誤差が多く
含まれるようになり、計測精度が悪化することになって
いた。
【0030】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、2つの計測対象物体表面の位置を測定する
場合(たとえば、Q値を計測するためにガラス下面とシ
ャドウマスク上面の位置をそれぞれ測定する場合)であ
ったとしても、対物レンズを一旦停止させてから逆転さ
せることなく測定できるようにして、測定作業を短時間
で済ませるようにするとともに、対物レンズの駆動系の
バックラッシュの影響による誤差を対物レンズの検出位
置から取り除くようにすることを、第4の目的とするも
のである。
【0031】
【課題を解決するための手段および効果】そこで、本発
明の第1発明では、上記第1の目的を達成するために、
レンズを光軸方向に沿って移動させることにより該レン
ズの焦点を計測対象物体表面に位置決めし、この計測対
象物体表面からの反射光を光検出器で検出するようにし
た共焦点光学系と、前記光検出器の検出信号と前記レン
ズの移動位置を示すレンズ移動位置信号とに基づいて前
記計測対象物体の前記光軸方向における変位を計測する
変位計測装置とを具えた共焦点光学系による変位計測装
置において、前記共焦点光学系の光源と前記レンズとの
間に、前記光源からの光を案内し、該光を光出射口から
前記レンズに導くとともに、前記光出射口の光軸方向に
おける位置が調整自在の光ファイバ、を設けようにして
いる。
【0032】すなわち、かかる構成によれば、図1に示
すように、共焦点光学系1の光源2とレンズ6との間
に、光出射口5aの光軸方向Cにおける位置が調整自在
の光ファイバ5を設け、この光ファイバ5によって、光
源2からの光Lを案内し、該光Lを光出射口5aからレ
ンズ6に導く。光ファイバ5の位置が調整されることに
よって、光出射口5aの位置とレンズ6の焦点距離fが
幅広く変化され、基準距離Bが幅広く変化される。
【0033】この結果、レンズ6の焦点を光軸方向に幅
広く移動させることが可能となり、計測範囲が幅広いQ
値を計測することが可能となる。
【0034】また、第1発明の別の発明では、同様の共
焦点光学系による変位計測装置において、前記レンズを
内部に固定した筐体を設け、この筐体を前記光軸方向に
沿って移動させることにより前記レンズの焦点を前記計
測対象物体に位置決めするようにしている。
【0035】かかる構成によれば、図3に示すように、
レンズ6を内部に固定した筐体1aが設けられ、この筐
体1aが光軸方向Cに沿って移動されることによりレン
ズ6の焦点が計測対象物体12aに位置決めされる。
【0036】このように、対物レンズ自体を上下動させ
るには計測精度上、限度があり、ある一定距離以上を動
かすことができないが、(対物)レンズ6を内部に固定
した筐体1aを移動させることによって、レンズ6を幅
広く移動させるようにしている。
【0037】この結果、レンズ6の焦点を光軸方向に幅
広く移動させることが可能となり、計測範囲が幅広いQ
値を計測することが可能となる。また、本発明の第2発
明では、上記第2の目的を達成するために、レンズを光
軸方向に沿って移動させることにより該レンズの焦点
を、その表面に所定の大きさの穴が開いている計測対象
物体表面に位置決めし、この計測対象物体表面からの反
射光を光検出器で検出するようにした共焦点光学系と、
前記光検出器の検出信号と前記レンズの移動位置を示す
レンズ移動位置信号とに基づいて前記計測対象物体の変
位を計測する変位計測装置とを具えた共焦点光学系によ
る変位計測装置において、前記共焦点光学系の光源と前
記レンズとの間に、前記光源からの光を案内し、該光を
光出射口から前記レンズに導く光ファイバ、を設け、さ
らに、前記計測対象物体表面の焦点位置における集光ス
ポット径の大きさが、前記計測対象物体表面における穴
の大きさよりも大きくなるように、前記光ファイバの光
出射口の大きさを設定するようにしている。
【0038】かかる構成によれば、図1に示すように、
共焦点光学系1の光源2とレンズ6との間に、光ファイ
バ5を設け、この光ファイバ5によって、光源2からの
光Lを案内し、該光Lを光出射口5aからレンズ6に導
く。この場合、計測対象物体表面12aの焦点位置にお
ける集光スポット径の大きさが、計測対象物体表面12
aにおける穴の大きさd2よりも大きくなるように、光
ファイバ5の光出射口5aの大きさd1が設定されてい
る。
【0039】このように、シャドウマスク上面12aの
焦点位置における集光スポット径の大きさが、シャドウ
マスク上面12aにおける穴の大きさd2よりも大きく
なっているので、レンズ6を通った光Lが、シャドウマ
スク上面12aにおける穴をそのまま突き抜けてしまう
ことなくシャドウマスク表面12aで確実に反射され、
当のシャドウマスク上面12aの位置を確実に測定する
ことができる。この結果、Q値を計測する際に、シャド
ウマスク12に対して針金を接触させるという前処理を
施すことなく、非接触で、計測を行えるようになる。
【0040】また、第2発明の別の発明では、同様の共
焦点光学系による変位計測装置において、前記レンズ
を、前記計測対象物体表面の焦点位置における線状の光
の長さが、前記計測対象物体表面における穴の径よりも
大きいシリンドリカルレンズとしている。
【0041】かかる構成によれば、図2に示すように、
上記レンズ6の代わりに、シリンドリカルレンズ6´を
使用し、このシリンドリカルレンズ6´の計測対象物体
表面12aの焦点位置における線状の光13の長さを、
計測対象物体表面12aにおける穴の径d2よりも大き
くしている。
【0042】このように、シャドウマスク上面12aの
焦点位置における線状の光13の長さが、シャドウマス
ク上面12aにおける穴の径d2よりも大きくなってい
るので、シリンドリカルレンズ6´を通った光Lが、シ
ャドウマスク上面12aにおける穴をそのまま突き抜け
てしまうことなくシャドウマスク表面12aで確実に反
射され、当のシャドウマスク上面12aの位置を確実に
測定することができる。この結果、Q値を計測する際
に、シャドウマスク12に対して針金を接触させるとい
う前処理を施すことなく、非接触で、計測を行えるよう
になる。
【0043】また、本発明の第3発明では、上記第3の
目的を達成するために、レンズを光軸方向に沿って移動
させることにより該レンズの焦点を計測対象物体表面に
位置決めし、この計測対象物体表面からの反射光を光検
出器で検出するようにした共焦点光学系と、前記光検出
器の検出信号と前記レンズの移動位置を示すレンズ移動
位置信号とに基づいて前記計測対象物体の変位を計測す
る変位計測装置とを具えた共焦点光学系による変位計測
装置において、前記レンズを内部に固定した筐体を設
け、この筐体を前記光軸方向に沿って移動させることに
より前記レンズの焦点を前記計測対象物体に位置決めす
るようにし、さらに、前記レンズの移動位置を検出する
センサとして、前記筐体の前記光軸方向における移動位
置を検出する筐体移動位置検出センサ、を設けるように
している。
【0044】かかる構成によれば、かかる構成によれ
ば、図3に示すように、レンズ6を内部に固定した筐体
1aが設けられ、この筐体1aが光軸方向Cに沿って移
動されることによりレンズ6の焦点が計測対象物体12
aに位置決めされる。ここで、筐体1aに付設された筐
体移動位置検出センサ22によって、筐体1aの光軸方
向Cにおける移動位置が検出されることによってレンズ
6の移動位置が検出される。
【0045】このように、レンズ6の移動位置を、レン
ズ6とともに移動する筐体1aの移動位置として直接検
出するようにしたので、レンズ6(筐体1a)の駆動系
のバックラッシュの影響による誤差を生じることなく、
またレンズ6の移動速度の影響による誤差を生じること
なく、精度よく検出することが可能となり、共焦点光学
系による変位計測装置の計測精度を飛躍的に向上させる
ことができる。
【0046】また、本発明の第4発明では、上記第4の
目的を達成するために、レンズを光軸方向に沿って移動
させることにより該レンズの焦点を、少なくとも2つの
計測対象物体表面にそれぞれ、位置決めし、これら計測
対象物体表面からの反射光を光検出器で検出するように
した共焦点光学系と、前記光検出器の検出信号と前記レ
ンズの移動位置を示すレンズ移動位置信号とに基づいて
前記計測対象物体の変位を計測する変位計測装置とを具
えた共焦点光学系による変位計測装置において、前記レ
ンズを内部に固定した筐体と、前記筐体を前記光軸方向
に沿って移動させることにより前記レンズの焦点を前記
計測対象物体に位置決めする筐体駆動手段と、前記筐体
の前記光軸方向における移動位置を検出することによっ
て、前記レンズの移動位置を検出する筐体移動位置検出
センサと、前記レンズの焦点が、少なくとも2つの計測
対象物体表面においてそれぞれ位置決めされる、前記筐
体の移動区間を設定し、この移動区間を前記筐体が一方
向に移動するように、前記筐体駆動手段を制御する駆動
制御手段とを具えるようにしている。
【0047】かかる構成によれば、図5、図6に示すよ
うに、レンズ6の焦点が、少なくとも2つの計測対象物
体表面11b、12aにおいてそれぞれ位置決めされ
る、筐体1aの移動区間(23a〜23b)が設定さ
れ、この移動区間(23a〜23b)を筐体1aが一方
向に移動するように、筐体駆動手段17、18が制御さ
れる。
【0048】このように、2つの計測対象物体表面の位
置を測定する場合(たとえば、Q値を計測するためにガ
ラス下面11bとシャドウマスク上面12aの位置をそ
れぞれ測定する場合)に、レンズ6を移動区間内におい
て一方向に移動させることによって、それら位置を測定
することができ、従来のようにレンズを一旦停止させて
から逆転させる必要はなくなる。このため、測定作業が
短時間で済むとともに、レンズ6の駆動系のバックラッ
シュの影響による誤差をレンズ6の検出位置から取り除
くことができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る共焦点光学系による変位計測装置の実施の形態につい
て説明する。
【0050】・第1の実施形態 図1は、本実施形態の変位計測装置の構成を示してい
る。
【0051】なお、本実施形態では、計測対象のワーク
として、ガラス11、シャドウマスク12を想定し、こ
れらガラス11の上面11a、下面11b、シャドウマ
スク12の上面12aの位置をそれぞれ測定することに
よって、ガラス下面11bとシャドウマスク上面12a
との距離であるQ値を計測する場合を想定している。
【0052】本実施形態装置は、大きくは、対物レンズ
6を光ファイバ5に対して光軸方向Cに沿って相対的に
移動させることにより該対物レンズ6の焦点を計測対象
物体表面11a、11b、12aに位置決めし、この計
測対象物体表面11a、11b、12aからの反射レー
ザ光Lを光検出器である受光素子8で検出するようにし
た光ファイバ共焦点光学系1(以下、単に「共焦点光学
系1」という)と、上記光ファイバ5を光軸方向Cに移
動させるための駆動信号S5を出力することによって、
対物レンズ6を当該光ファイバ5に対して相対的に移動
させるとともに、上記受光素子8の検出信号(受光信
号)S1と対物レンズ6の相対移動位置を示すレンズ移
動位置信号(変位信号)S2とに基づいて計測対象物体
11、12の光軸方向Cにおける変位を計測する変位計
測装置80とから構成されている。
【0053】かかる構成において共焦点光学系1の光源
2から出射された光Lは、レンズ3、ハーフミラー4を
透過して光ファイバ5に入射される。すなわち、共焦点
光学系1の光源2と焦点を合わせるための対物レンズ6
との間には、駆動信号S5によって光出射口5aが光軸
方向Cに調整自在の光ファイバ5が設けられている。こ
の光ファイバ5によって、光源2からの光Lが案内さ
れ、該光Lが光出射口5aから一定の角度をもって出射
され対物レンズ6に導かれる。
【0054】対物レンズ6を透過した光Lは、対物レン
ズ6の焦点位置で最も集光される。本図1では、対物レ
ンズ6の焦点が、ガラス11の下面11bに合っている
場合を示している。
【0055】こうしてガラス11の下面11bに投光さ
れ、該ガラス下面11bを焦点位置として反射された光
Lは、同じ光路を逆に戻り、対物レンズ6、光ファイバ
5を介して、ハーフミラー4に入射される。ハーフミラ
ー4では、ガラス下面11bによる反射光Lは、90度
だけ異なる方向に反射されてレンズ7を透過して受光素
子8に入射される。
【0056】受光素子8では、入射光の光量を検出する
ことによって、計測対象物体表面で反射した光を検出す
る。
【0057】すなわち、本図1に示すように、ガラス下
面11aが焦点位置である場合には、他のガラス上面1
1a、シャドウマスク上面12aによる反射光L(これ
を破線にて示す)は、投光光路(これを実線にて示す)
と同じ光路を通らないため、受光素子8には、殆ど入射
されることはなく、これらを受光信号として検出するこ
とはない。つまり、ガラス下面11bで反射され投光光
路と同じ光路を戻る反射光のみが、受光素子8に入射さ
れ、これを受光信号S1として検出する。よって、この
受光信号S1が得られるときの対物レンズ6の相対移動
位置に基づき、ガラス下面11bの位置(高さ)を測定
することができる。対物レンズ6の相対移動位置は、光
ファイバ5の移動位置を示す変位信号S2に基づき求め
ることができる。
【0058】変位計測装置5から出力される駆動信号S
5によって、光ファイバ5を光軸方向Cに沿って移動さ
せ、光ファイバ5の光出射口5aと対物レンズ6との距
離Aを変化させることによって、対物レンズ6とその焦
点位置(計測対象物体表面)との距離である基準距離B
を変化させることができる。距離Aを短くすることによ
って、基準距離Bを長く設定することができる。
【0059】このようにして、駆動信号S5に応じて光
ファイバ5の光軸方向Cにおける位置が調整されること
によって、光出射口5aの位置と対物レンズ6の焦点距
離fが幅広く変化され、基準距離Bが幅広く変化され
る。
【0060】この結果、対物レンズ6の焦点を光軸方向
Cに幅広く移動させることが可能となり、ガラス下面1
1bの位置のみならず、それよりも10〜15mm程度
(ガラス11の厚さを意味する)上に位置するガラス上
面11aの位置に対物レンズ6の焦点を合わせることが
できるとともに、ガラス下面11bよりも、4〜20m
m程度(Q値を意味する)だけ下に位置するシャドウマ
スク上面12aの位置に対物レンズ6の焦点を合わせる
ことができる。
【0061】このように、本実施形態によれば、対物レ
ンズ6の相対移動範囲を幅広くすることができ、これに
よって、計測対象物体表面の変位を幅広く測定すること
ができる。この結果、4〜20mmと計測範囲が幅広い
Q値を計測することが可能となる。
【0062】また、本実施形態では、対物レンズ6の焦
点がシャドウマスク上面12aに合ったとき(シャドウ
マスク上面12aの位置を測定するとき)、このシャド
ウマスク上面12aの焦点位置における光Lの集光スポ
ット径の大きさが、シャドウマスク上面12aにおける
穴の大きさd2よりも大きくなるように、光ファイバ5
の光出射口5aの大きさd1を設定している。具体的に
は、光ファイバ5の光出射口5aの面積を、シャドウマ
スク12の穴の面積よりも十分大きくとることによっ
て、これを達成している。
【0063】このように、シャドウマスク上面12aの
焦点位置における光Lの集光スポット径の大きさを、シ
ャドウマスク上面12aにおける穴の径の大きさd2よ
りも大きくすることによって、対物レンズ6を通った光
Lが、シャドウマスク上面12aにおける穴をそのまま
突き抜けてしまうことなくシャドウマスク表面12aで
確実に反射されることになる。この結果、当のシャドウ
マスク上面12aに焦点が合ったときの反射光を受光素
子8にて確実に検出でき、これによりシャドウマスク上
面12aの位置を確実に測定することができる。
【0064】図2は、図1における対物レンズ6に、シ
リンドリカルレンズ6´を用いた実施形態を示してい
る。
【0065】シリンドリカルレンズ6´による計測対象
物12aへの投光パターンは、同図2に示すように、線
状のパターン13となる。本実施形態では、単に対物レ
ンズとしてシリンドリカルレンズを用いるだけではな
く、このシリンドリカルレンズ6´のシャドウマスク上
面12aの焦点位置における線状の光13の長さが、シ
ャドウマスク上面12aにおける穴の径d2よりも大き
くなるようなシリンドリカルレンズ6´を用いている。
【0066】このように、シャドウマスク上面12aの
焦点位置における線状の光13の長さが、シャドウマス
ク上面12aにおける穴の径d2よりも大きくなってい
るので、シリンドリカルレンズ6´を通った光Lが、シ
ャドウマスク上面12aにおける穴をそのまま突き抜け
てしまうことなくシャドウマスク表面12aで確実に反
射されることになる。この結果、図1の実施形態と同様
に、当のシャドウマスク上面12aに焦点が合ったとき
の反射光を受光素子8にて確実に検出でき、これにより
シャドウマスク上面12aの位置を確実に測定すること
ができる。
【0067】なお、本実施形態において、光源2として
は、白色ランプ、半導体レーザを用いることができる。
また、受光素子8としては、感度の高いものが望まし
く、例えば小型のフォトマルチプライヤ(PMT)など
を用いることができる。また、光ファイバ5としては、
径の太いものが望ましく、径の太いプラスチックファイ
バ、束状にしたガラスファイバを用いることができる。
【0068】また、光ファイバ5の位置の調整は、手動
によって行うようにしてもよい。
【0069】・第2の実施形態 本実施形態は、図3に示されるように、図1における共
焦点光学系1を上下に移動できるように構成した実施形
態である。なお、上述した第1の実施形態と同じ符号は
同じ構成要素であるとして、適宜その説明を省略する。
【0070】本実施形態の装置は、大きくは、ハウジン
グ14に対して、共焦点光学系1を内蔵した筐体1aを
相対的に上下動させることによって、対物レンズ6の焦
点位置を光軸方向Cに沿って変化させ、これにより計測
対象物であるワーク10(ガラス11、シャドウマスク
12)の変位を検出する組込型検出ヘッド50と、この
組込型検出ヘッド50をそのアーム先端に回動自在に装
着してなるロボットアーム15とから構成されている。
【0071】このようにロボットアーム15の先端に、
ワーク10の変位を検出する組込型検出ヘッド50を回
動自在に装着しているので、アーム15の位置、姿勢を
変化させるとともに、アーム15に対する組込型検出ヘ
ッド50の回動位置、姿勢を変化させることによって、
ワーク10表面に対して共焦点光学系1の光軸Cが直角
となるように位置決めすることができるとともに、ワー
ク10のガラス上面11aから対物レンズ6先端までの
距離を、計測可能な距離まで位置決めすることができ
る。
【0072】共焦点光学系1が組み込まれた組込型検出
ヘッド50は、共焦点光学系1を内蔵した筐体1aと、
この筐体1aが内挿され、この筐体1aを長手方向(共
焦点光学系1の光軸方向C)に移動自在に支持するハウ
ジング14と、このハウジング14の外側に装着され、
後述するドライバ16から出力される駆動信号S4によ
って駆動されるモータ17と、このモータ17によって
回動されるとともに、上記筐体1aに螺合されている送
りネジ20(ボールネジ)と、ボールネジ機構による筐
体1aの移動に抗した反力を当該筐体1aに付与するよ
うにハウジング14内側壁と筐体1a外側壁との間に介
在されてなるスプリング24と、ハウジング14に対す
る筐体1aの相対移動距離を示す変位パルス信号S2を
出力する光学式変位計22と、ハウジング14の長手方
向に沿って2箇所に配設され、筐体1aが移動され得る
移動区間の各端点の位置を検出し、これら各端点位置を
示す位置信号S3を出力する位置検出センサ23(23
a、23b)とから構成されている。
【0073】なお、本実施形態では、筐体1aを移動さ
せるアクチュエータとしてモータ17を使用している
が、エア源19からのエアによって作動するエアシリン
ダ18を筐体1aを移動させるアクチュエータとして使
用する実施も可能である。すなわち、エアシリンダ18
のロッドを筐体1aに接続することによって筐体1aを
移動させることができる。
【0074】本実施形態の変位計測装置80では、位置
信号S3に基づいて、筐体1aを上記移動区間23a〜
23bの間で一方向(図3において筐体1aを下降させ
る方向)に移動させるよう制御する。変位計測装置80
の詳細については、図5にて後述する。
【0075】すなわち、ドライバ16から駆動信号S4
がモータ17に対して加えられることによって、送りネ
ジ20が回転され、これによって筐体1aがハウジング
14に対して相対的に移動され、筐体1aが下降され
る。すると、この筐体1aの内部には、対物レンズ6が
固定配設されているので、筐体1aの下降移動に伴い、
対物レンズ6の焦点が光軸方向Cに沿って下降移動さ
れ、対物レンズ6の焦点が、ガラス上面11a、ガラス
下面11b、シャドウマスク上面12aに順次、位置決
めされる。
【0076】ハウジング14に対する筐体1aの相対移
動位置は、光学式変位計22により変位パルス信号S2
として検出される。つまり、筐体1aに付設された筐体
移動位置検出センサである光学式変位計22によって、
筐体1aの光軸方向Cにおける移動位置が検出されるこ
とによって対物レンズ6の移動位置(対物レンズ6の焦
点位置)が検出され、これによってワーク10の変位が
検出される。すなわち、変位計測装置80では、位置信
号S3と、変位パルス信号S2と、受光素子8の受光信号
S1とを突き合わせることによって、受光信号S1のピー
ク値がガラス上面11a、ガラス下面11b、シャドウ
マスク上面12aをいずれを示しているかを判定し、こ
れらピークの間に存在する変位パルス信号S2のパルス
数をカウントすることによって、ガラス上面11a、ガ
ラス下面11b間の変位(ガラス11の厚さ)、ガラス
下面11b、シャドウマスク上面12a間の変位(Q
値)を計測する(図6参照)。
【0077】このように、従来技術にあっては、対物レ
ンズ6自体を上下動させるには計測精度上、限度があ
り、ある一定距離以上を動かすことができなかったが、
本実施形態によれば、対物レンズ6を内部に固定した筐
体1aを移動させることによって、レンズ6を幅広く移
動させることが可能となる。
【0078】この結果、対物レンズ6の焦点を光軸方向
Cに幅広く移動させることが可能となり、計測範囲が幅
広いガラス11の厚さ(10〜15mm)、計測範囲が
幅広いQ値(4〜20mm)を計測することが可能とな
る。
【0079】また、光学式変位計22によって、対物レ
ンズ6の移動位置S2を、この対物レンズ6とともに移
動する筐体1aの移動位置として直接検出するようにし
たので、対物レンズ6(筐体1a)の駆動系のバックラ
ッシュの影響による誤差を生じることなく、また対物レ
ンズ6(筐体1a)の移動速度の影響による誤差を生じ
ることなく、精度よく検出することが可能となり、共焦
点光学系による変位計測装置の計測精度を飛躍的に向上
させることができる。
【0080】なお、上記スプリング24は、ボールネジ
機構による筐体1aの移動をスムーズに行うために設け
られている。
【0081】本実施形態において、光ファイバ5を、図
1に示す実施形態と同様に光軸方向Cに調整自在とする
実施も可能であり、また、対物レンズ6の移動は、専ら
筐体1aの移動により行うものとして光ファイバ5を固
定する実施も可能である。
【0082】・第3の実施形態 本実施形態の構成は、図4に示される。
【0083】本実施形態は、上記第2の実施形態のよう
に、組込型検出ヘッド50内に共焦点光学系1全体を組
み込むのではなくて、ポータブル型検出ヘッド60内
に、共焦点光学系1のうち、光ファイバ5´の端部と、
対物レンズ6を組み入れるようにするとともに、このポ
ータブル検出ヘッド60とは別体に、光ファイバ5´の
反対側の端部と、光源2と、レンズ3と、ハーフミラー
4と、レンズ7と、受光素子8とからなる投受光ユニッ
ト70を設け、これらポータブル型検出ヘッド60と投
受光ユニット70との間を、光ファイバ5´によって接
続するように構成した点を主な特徴としている。
【0084】この光ファイバ5´は、柔軟に撓るものを
用いることが望ましい。
【0085】本実施形態によれば、ポータブル型検出ヘ
ッド60を、投受光ユニット70と分離するようにし
て、第2の実施形態の組込型検出ヘッド50と比較して
少ない部品点数で重量を軽減でき、小型化することがで
きるので、上記光ファイバ5´の可撓性と相まって、ポ
ータブル型検出ヘッド60が携行自在となり手動にて容
易に操作することが可能となる。すなわち、このポータ
ブル型検出ヘッド60は、オペレータが携行して手動に
てワーク10の変位の計測を行う場合に適用して好適で
ある。
【0086】本実施形態装置は、筐体1aがハウジング
14に対して相対的に移動することによって、対物レン
ズ6の焦点位置を検出するようにした点は、上述した第
2の実施形態装置と共通している。以下、第2の実施形
態装置と異なる点について説明する。
【0087】この実施形態では、ハウジング14内の部
品点数が少なくなって空間に余裕があるので、筐体1a
の移動位置(変位)S2を検出する光学式変位計22
を、ハウジング14内に配設するようにしている。
【0088】また、本実施形態の主な用途は、ポータブ
ル型検出ヘッド60を携行して手動にて変位計測を行う
場合であるので、筐体1aを移動させるアクチュエータ
を設けることなく、リリースレバー27の押動操作によ
り筐体1aを移動させる機構を採用している。
【0089】すなわち、筐体1aには、リリースレバー
27による支持力に対向する反力が付与されるように、
スプリング24がハウジング14内壁と筐体1a外壁と
の間に介在されている。
【0090】リリースレバー27による支持力を解除す
るように、リリースレバー27が押動操作されると、ス
プリング24による反力によって、筐体1aが動かさ
れ、本実施形態の場合、筐体1aは下降移動される。な
お、リリースレバー27を押動操作することによって、
筐体1aを上昇移動させるように構成することもでき
る。
【0091】ガイド25は、ワーク10のガラス上面1
1aから対物レンズ6先端までの距離を調整できるよう
伸縮自在にハウジング14に配設されている。このガイ
ド25の先端には、ガラス11の面の保護と検出時のヘ
ッド60のワーク12に対するずれを防止するために、
ガラス上面11aに当接され得るクッション26が装着
されている。
【0092】本実施形態の装置では、リリースレバー2
7が押動操作されることによって、筐体1aがハウジン
グ14に対して相対的に移動され、筐体1aが下降され
る。すると、この筐体1aの内部には、対物レンズ6が
固定配設されているので、筐体1aの下降移動に伴い、
対物レンズ6の焦点が光軸方向Cに沿って下降移動さ
れ、対物レンズ6の焦点が、ガラス上面11a、ガラス
下面11b、シャドウマスク上面12aに順次、位置決
めされる。
【0093】ハウジング14に対する筐体1aの相対移
動位置は、光学式変位計22により変位パルス信号S2
として検出される。つまり、筐体1aに付設された筐体
移動位置検出センサである光学式変位計22によって、
筐体1aの光軸方向Cにおける移動位置が検出されるこ
とによって対物レンズ6の移動位置(対物レンズ6の焦
点位置)が検出され、これによってワーク10の変位S
2が検出される。すなわち、変位計測装置80では、位
置信号S3と、変位パルス信号S2と、受光素子8の受光
信号S1とを突き合わせることによって、受光信号S1の
ピーク値がガラス上面11a、ガラス下面11b、シャ
ドウマスク上面12aをいずれを示しているかを判定
し、これらピークの間に存在する変位パルス信号S2の
パルス数をカウントすることによって、ガラス上面11
a、ガラス下面11b間の変位(ガラス11の厚さ)、
ガラス下面11b、シャドウマスク上面12a間の変位
(Q値)を計測する(図6参照)。
【0094】この結果、本実施形態によれば、第2の実
施形態と同様に、対物レンズ6の焦点を光軸方向Cに幅
広く移動させることが可能となり、計測範囲が幅広いガ
ラス11の厚さ(10〜15mm)、計測範囲が幅広い
Q値(4〜20mm)を計測することが可能となる。
【0095】また、本実施形態によれば、第2の実施形
態と同様に、光学式変位計22によって、対物レンズ6
の移動位置S2を、この対物レンズ6とともに移動する
筐体1aの移動位置として直接検出するようにしたの
で、対物レンズ6(筐体1a)の駆動系のバックラッシ
ュの影響による誤差を生じることなく、また対物レンズ
6(筐体1a)の移動速度の影響による誤差を生じるこ
となく、精度よく検出することが可能となり、共焦点光
学系による変位計測装置の計測精度を飛躍的に向上させ
ることができる。
【0096】本実施形態において、光ファイバ5´を、
図1に示す実施形態と同様に光軸方向Cに調整自在とす
る実施も可能であり、また、対物レンズ6の移動は、専
ら筐体1aの移動により行うものとして光ファイバ5´
を筐体1aに対して固定する実施も可能である。
【0097】・第4の実施形態 本実施形態の構成は、図5に示される。
【0098】本実施形態は、図3に示される組込型検出
ヘッド50、図4に示されるポータブル型検出ヘッド6
0のいずれかを状況に応じて選択できることを特徴とし
ている。組込型検出ヘッド50、ポータブル型検出ヘッ
ド60自体の構成については既に説明したので、変位計
測装置80で行われる処理を中心に説明する。
【0099】この変位計測装置80は、大きくは、受光
信号S1、位置信号S3を入力して信号処理を行う信号処
理部30と、この信号処理部30で信号処理された受光
信号S1、位置信号S3と、変位パルス信号S2とを入力
して、主としてワーク10のQ値を計測するとともに、
ドライバ16に駆動指令を送出するデータ処理部40と
から構成されている。
【0100】ワーク用機構コントローラ46は、検出ヘ
ッドとして組込型検出ヘッド50が選択された場合に、
ワーク10が載置されたテーブルを2次元平面内におい
て移動させるX−Y駆動機構(X−Yステージ)を駆動
制御するコントローラであり、これによってワーク10
の各ポイント毎にQ値を計測することができる。
【0101】なお、2種類の検出ヘッドを選択する場合
を想定しているが、検出ヘッドとして、組込型検出ヘッ
ド50のみ、ポータブル型検出ヘッド60のみを使用す
る実施も可能である。ポータブル型検出ヘッド60のみ
を使用する場合には、上記ワーク用機構コントローラ4
6の配設を省略することができる。
【0102】光源電源21は、光源2に所定の電圧を印
加して光源2を発光させるための電源である。
【0103】信号処理部30は、受光素子8から出力さ
れる受光信号S1を入力して、ノイズ除去、電圧レベル
合わせ等の処理を行うアンプ31と、位置検出センサ2
3(23a、23b)から出力される位置信号S3を入
力して、信号を整形処理する整形回路32と、アンプ3
1から出力される受光信号S1を入力するとともに、整
形回路32から出力される位置信号S3を入力して、ア
ナログ/ディジタル変換処理を行い、ピーク検出を行う
ピーク検出・A/D変換回路33とから構成されてい
る。
【0104】データ処理部40は、光学式変位計22か
ら出力される変位信号S2、整形回路32から出力され
る位置信号S3を入力して、後述する変位信号S2のパル
スを計数する処理を行うカウンタボード41と、ピーク
検出・A/D変換回路33から出力される受光信号S1、
位置信号S3のピーク値を入力して、これに基づきドラ
イバ16に対して制御指令を出力するPIO(並列入出
力コントローラ)42と、カウンタボード41の計数結
果と、PIO42を介して入力される受光信号S1、位
置信号S3のピーク値とに基づいて、ワーク10のQ値
等を計測するデータ処理コントローラ43と、このデー
タ処理コントローラ43のデータ処理結果を表示画面に
表示する表示器44と、データ処理コントローラ43の
データ処理結果をプリントアウトするプリンタ45とか
ら構成されている。
【0105】以下、この変位計測装置80で行われる処
理について説明する。
【0106】・検出ヘッドとして組込型検出ヘッド50
が選択された場合 データ処理部40のPIO42では、入力された位置信
号S3に基づいて、筐体1aが位置検出センサ23a、
23b間の区間である移動区間を連続して往復するよう
に、ドライバ16に駆動指令を出力する。
【0107】この結果、ドライバ16から駆動信号S4
がモータ17に対して加えられ、これにより送りネジ2
0が回転され、これによって筐体1aがハウジング14
に対して相対的に移動され、筐体1aが下降または上昇
される。あるいは、ドライバ16から駆動信号S´4が
エア圧回路のバルブ28に対して加えられることによっ
て、エア源19からのエアがバルブ28を介してエアシ
リンダ18に供給され、エアシリンダ18のロッドが伸
張ないしは縮退することによって筐体1aが下降または
上昇される。
【0108】このようにして、筐体1aは、PIO42
から出力される駆動指令に基づき、移動区間23a〜2
3bを自動的に下降または上昇される。
【0109】・検出ヘッドとしてポータブル型検出ヘッ
ド60が選択された場合 この場合は、オペレータがポータブル型検出ヘッド60
のリリースレバー27を手動操作することによって、筐
体1aを移動区間23a〜23bの間で往復させる。筐
体1aが移動区間23a〜23bの端点23a、23b
に達したことは、表示器44で視認することができる。
【0110】つぎに、データ処理コントローラ43で行
われる計測処理の内容について図6に示すタイミングチ
ャートを参照して説明する。
【0111】筐体1aが移動区間上端23aから下端2
3bに向けて下降移動すると、対物レンズ6の焦点が、
ガラス上面11a、ガラス下面11b、シャドウマスク
上面12aに順次、位置決めされていくので、これらガ
ラス上面11a、ガラス下面11b、シャドウマスク上
面12aを示す受光信号S1のピークが順次、入力され
る。同様に、筐体1aが移動区間下端23bから上端2
3aに向けて上昇移動すると、対物レンズ6の焦点が、
シャドウマスク上面12a、ガラス下面11b、ガラス
上面11aに順次、位置決めされていくので、これらシ
ャドウマスク上面12a、ガラス下面11b、ガラス上
面11aを示す受光信号S1のピークが順次、入力され
る。
【0112】こうして、位置信号S3と、変位パルス信
号S2と、受光信号S1とを突き合わせることによって、
順次入力される受光信号S1の各ピークがガラス上面1
1a、ガラス下面11b、シャドウマスク上面12aを
いずれを示しているかを判定することができる。
【0113】ここで、筐体1aが移動区間上端23aか
ら下端23bに向けて下降移動する場合に、これら移動
区間を測定範囲としてQ値を計測する場合を想定する
と、ガラス下面11b、シャドウマスク上面12aを示
す受光信号S1の各ピークの間に存在する変位信号S2の
パルス数をカウントすることによって、ガラス下面11
b、シャドウマスク上面12a間の変位であるQ値が計
測される。また、ガラス上面11a、ガラス下面11b
を示す受光信号S1の各ピークの間に存在する変位信号
S2のパルス数をカウントすることによって、ガラス上
面11a、ガラス下面11b間の変位であるガラス11
の厚さが計測される。
【0114】また、位置検出センサ23aの初期設定位
置は予めわかっているので、この位置検出センサ23a
(移動区間上端点)を示す位置信号S3のピークと、ガ
ラス上面11aを示す受光信号S1のピークとの間に存
在する変位信号S2のパルス数をカウントすることによ
って、ガラス上面11aの位置(高さ)が計測される。
同様にして、位置検出センサ23a(移動区間上端点)
を示す位置信号S3のピークと、ガラス下面11bを示
す受光信号S1のピークとの間に存在する変位信号S2の
パルス数をカウントすることによって、ガラス下面11
bの位置(高さ)が計測される。同様にして、位置検出
センサ23a(移動区間上端点)を示す位置信号S3の
ピークと、シャドウマスク上面12aを示す受光信号S
1のピークとの間に存在する変位信号S2のパルス数をカ
ウントすることによって、シャドウマスク上面12aの
位置(高さ)が計測される。
【0115】以上のように、本実施形態によれば、2つ
の計測対象物体表面の位置を測定する場合(たとえば、
Q値を計測するためにガラス下面11bとシャドウマス
ク上面12aの位置をそれぞれ測定する場合)に、対物
レンズ6を移動区間内において一方向(たとえば対物レ
ンズ6(筐体1a)を下降させる方向)に移動させるこ
とによって、それら位置を測定することができ、従来の
ようにレンズを一旦停止させてから逆転させる必要はな
くなる。このため、測定作業が短時間で済むとともに、
対物レンズ6(筐体1a)の駆動系のバックラッシュの
影響による誤差を対物レンズ6の検出位置から取り除く
ことができる。
【0116】なお、本実施形態では、計測対象物体であ
るワークとしてガラスおよびシャドウマスクを想定して
いるが、これに限定されることなく本発明の計測対象物
体としては任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る共焦点光学系による変位計
測装置の第1の実施形態の構成を示す図である。
【図2】図2は本発明に係る共焦点光学系による変位計
測装置の第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図3】図3は本発明に係る共焦点光学系による変位計
測装置の第2の実施形態の構成を示す図である。
【図4】図4は本発明に係る共焦点光学系による変位計
測装置の第3の実施形態の構成を示す図である。
【図5】図5は本発明に係る共焦点光学系による変位計
測装置の第4の実施形態の構成を示す図である。
【図6】図6は図5に示す実施形態における計測処理を
説明するために用いたタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 光ファイバ共焦点光学系 1a 筐体 5 光ファイバ 6 対物レンズ 11 ガラス 12 シャドウマスク 14 ハウジング 17 モータ 18 エアシリンダ 27 リリースレバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを光軸方向に沿って移動させ
    ることにより該レンズの焦点を計測対象物体表面に位置
    決めし、この計測対象物体表面からの反射光を光検出器
    で検出するようにした共焦点光学系と、前記光検出器の
    検出信号と前記レンズの移動位置を示すレンズ移動位置
    信号とに基づいて前記計測対象物体の前記光軸方向にお
    ける変位を計測する変位計測装置とを具えた共焦点光学
    系による変位計測装置において、 前記共焦点光学系の光源と前記レンズとの間に、前記光
    源からの光を案内し、該光を光出射口から前記レンズに
    導くとともに、前記光出射口の光軸方向における位置が
    調整自在の光ファイバ、 を設けたことを特徴とする共焦点光学系による変位計測
    装置。
  2. 【請求項2】 レンズを光軸方向に沿って移動させ
    ることにより該レンズの焦点を計測対象物体表面に位置
    決めし、この計測対象物体表面からの反射光を光検出器
    で検出するようにした共焦点光学系と、前記光検出器の
    検出信号と前記レンズの移動位置を示すレンズ移動位置
    信号とに基づいて前記計測対象物体の変位を計測する変
    位計測装置とを具えた共焦点光学系による変位計測装置
    において、 前記レンズを内部に固定した筐体を設け、この筐体を前
    記光軸方向に沿って移動させることにより前記レンズの
    焦点を前記計測対象物体に位置決めするようにした、 共焦点光学系による変位計測装置。
  3. 【請求項3】 レンズを光軸方向に沿って移動させ
    ることにより該レンズの焦点を計測対象物体表面に位置
    決めし、この計測対象物体表面からの反射光を光検出器
    で検出するようにした共焦点光学系と、前記光検出器の
    検出信号と前記レンズの移動位置を示すレンズ移動位置
    信号とに基づいて前記計測対象物体の前記光軸方向にお
    ける変位を計測する変位計測装置とを具えた共焦点光学
    系による変位計測装置において、 前記共焦点光学系の光源と前記レンズとの間に、前記光
    源からの光を案内し、該光を光出射口から前記レンズに
    導くとともに、前記光出射口の光軸方向における位置が
    調整自在の光ファイバ、 を設け、さらに、 前記レンズを内部に固定した筐体を設け、この筐体を前
    記光軸方向に沿って移動させることにより前記レンズの
    焦点を前記計測対象物体に位置決めするようにした、 共焦点光学系による変位計測装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体とは別体に、前記光源と前
    記光検出器を内部に配設した投受光ユニットを設け、こ
    れら筐体と投受光ユニットとの間を、前記光ファイバに
    よって接続した請求項3記載の共焦点光学系による変位
    計測装置。
  5. 【請求項5】 レンズを光軸方向に沿って移動させ
    ることにより該レンズの焦点を、その表面に所定の大き
    さの穴が開いている計測対象物体表面に位置決めし、こ
    の計測対象物体表面からの反射光を光検出器で検出する
    ようにした共焦点光学系と、前記光検出器の検出信号と
    前記レンズの移動位置を示すレンズ移動位置信号とに基
    づいて前記計測対象物体の変位を計測する変位計測装置
    とを具えた共焦点光学系による変位計測装置において、 前記共焦点光学系の光源と前記レンズとの間に、前記光
    源からの光を案内し、該光を光出射口から前記レンズに
    導く光ファイバ、 を設け、さらに、 前記計測対象物体表面の焦点位置における集光スポット
    径の大きさが、前記計測対象物体表面における穴の大き
    さよりも大きくなるように、前記光ファイバの光出射口
    の大きさを設定するようにした、 共焦点光学系による変位計測装置。
  6. 【請求項6】 レンズを光軸方向に沿って移動させる
    ことにより該レンズの焦点を、その表面に所定の大きさ
    の穴が開いている計測対象物体表面に位置決めし、この
    計測対象物体表面からの反射光を光検出器で検出するよ
    うにした共焦点光学系と、前記光検出器の検出信号と前
    記レンズの移動位置を示すレンズ移動位置信号とに基づ
    いて前記計測対象物体の変位を計測する変位計測装置と
    を具えた共焦点光学系による変位計測装置において、 前記レンズを、 前記計測対象物体表面の焦点位置における線状の光の長
    さが、前記計測対象物体表面における穴の径よりも大き
    いシリンドリカルレンズとしたことを特徴とする共焦点
    光学系による変位計測装置。
  7. 【請求項7】 レンズを光軸方向に沿って移動させ
    ることにより該レンズの焦点を計測対象物体表面に位置
    決めし、この計測対象物体表面からの反射光を光検出器
    で検出するようにした共焦点光学系と、前記光検出器の
    検出信号と前記レンズの移動位置を示すレンズ移動位置
    信号とに基づいて前記計測対象物体の変位を計測する変
    位計測装置とを具えた共焦点光学系による変位計測装置
    において、 前記レンズを内部に固定した筐体を設け、この筐体を前
    記光軸方向に沿って移動させることにより前記レンズの
    焦点を前記計測対象物体に位置決めするようにし、さら
    に、 前記レンズの移動位置を検出するセンサとして、前記筐
    体の前記光軸方向における移動位置を検出する筐体移動
    位置検出センサ、 を設けるようにした共焦点光学系による変位計測装置。
  8. 【請求項8】 レンズを光軸方向に沿って移動させ
    ることにより該レンズの焦点を、少なくとも2つの計測
    対象物体表面にそれぞれ、位置決めし、これら計測対象
    物体表面からの反射光を光検出器で検出するようにした
    共焦点光学系と、前記光検出器の検出信号と前記レンズ
    の移動位置を示すレンズ移動位置信号とに基づいて前記
    計測対象物体の変位を計測する変位計測装置とを具えた
    共焦点光学系による変位計測装置において、 前記レンズを内部に固定した筐体と、 前記筐体を前記光軸方向に沿って移動させることにより
    前記レンズの焦点を前記計測対象物体に位置決めする筐
    体駆動手段と、 前記筐体の前記光軸方向における移動位置を検出するこ
    とによって、前記レンズの移動位置を検出する筐体移動
    位置検出センサと、 前記レンズの焦点が、少なくとも2つの計測対象物体表
    面においてそれぞれ位置決めされる、前記筐体の移動区
    間を設定し、この移動区間を前記筐体が一方向に移動す
    るように、前記筐体駆動手段を制御する駆動制御手段と
    を具えた共焦点光学系による変位計測装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動制御手段は、前記移動区間
    を前記筐体が連続して往復するように制御するものであ
    る請求項8記載の共焦点光学系による変位計測装置。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも2つの計測対象物体
    表面は、ガラス下面とシャドウマスク表面のことであ
    り、前記共焦点光学系による変位計測装置は、これらガ
    ラス下面とシャドウマスク表面の前記光軸方向における
    位置を計測することによってQ値を計測する装置である
    請求項8記載の共焦点光学系による変位計測装置。
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